ロン2カップ2015springレポート 白鳥 翔

2015年5月16日。今年2回目となるロン2カップ、「ロン2カップ2015spring」が夏目坂にある連盟スタジオで開催されました。
今回のレポートを務めさせていただく白鳥翔です。よろしくお願いします!

まずロン2カップについて簡単に説明させていただきます。
ロン2カップとは、日本プロ麻雀連盟公認のインターネット麻雀サイト「ロン2」がプロデュースする、年に4回各シーズン毎に行われる麻雀対局番組です。
注目すべきはこのロン2カップ、対局するのはプロ雀士だけではないんです。
ロン2内で行われる予選を勝ち抜いたロン2ユーザーさんにもこの番組に出演し、プロ雀士とリアル対局をしていただくというドリームマッチなのです!

100

今回のロン2カップ、司会は女流桜花Aリーガーでもあり麻雀格闘倶楽部にも出演中の古谷知美プロ、そしてアシスタントには、毎日コーラ2?は欠かせない!でお馴染みの守備型プロ麻雀力士ことダンプ大橋プロという布陣で番組を楽しくお届けしていきました(守備型プロ麻雀力士って、もう麻雀プロじゃなくて力士ですよね、うん)。

そして今回のロン2カップ2015spring、システムも非常に興味深かったと個人的に思いました。
ユーザーの方3名とプロ雀士9名の計12名がそれぞれA卓、B卓、C卓に分かれそれぞれの卓のトップ者は無条件で決勝戦に進出。
2着の方は決勝進出をかけた選抜戦に進出し、そこでトップをとれば決勝卓に進むことができます。

ん、そーなると選抜戦の卓が1人足りないな・・・???と、思った方!鋭い!!
この選抜戦に進むのは各卓の3位の方で、ニコ生の視聴者アンケートを(ニコニコ生放送ではこういうアンケートをその場で取ることができるみたいです!)取り、最も得票数の多かった方にその権利が与えられるのです。
これは自団体の企画ながら本当に面白いなと思いました!
プロ側も内容が良くなければ選ばれなかったりとか、そういうプレッシャーもあるでしょうし、視聴者参加型的な感じがまた良いですよね。

それでは各卓の選手と対局結果を紹介していきましょう。

100

まずはA卓、「チームガラクタ」でお馴染みの前原雄大プロ佐々木寿人プロにユーザーの方、のりヤンさんとサムライさんでの対局。
のりヤンさんはこのロン2カップに出てみたい!という思いから3ヶ月程前に入会し、見事厳しい予選を勝ち抜いてこの大会の出場権を獲得されたみたいです!
この話を現場で聞いていて、なぜだかすごく嬉しい気持ちになりました。

100

前原 雄大プロ

100

佐々木 寿人プロ

100

のりヤンさん

100

サムライさん

対局は、東2局にサムライさんが

六万七万八万六索七索一筒二筒三筒赤五筒五筒  ポン白白白  ドラ白

このテンパイで赤五索を力強くツモって6,000オール。
しかしプロ側も負けていられないと、不調ながらも寿人プロが得意の棒攻め(失礼)で巻き返してオーラスで見事逆転トップで決勝進出。
2着にサムライさん、3着にのりヤンさんという結果に終わりました。

100

続いてB卓は女流プロ3名とユーザーの方1名という卓組。
「卓上の舞姫」二階堂亜樹プロ、「ICEDOLL」和泉由希子プロ、そして「通天閣のたこ焼きガール」(でしたよね黒木さん?)中川由佳梨プロにユーザーのかんころ餅さん。
かんころ餅さんはユーザー名が凄く特徴的だと思ったのですが、ユーザー名を考えていたら、実家から送られてきたかんころ餅が目に入ってこれだ!と思ったらしいです。
結果から書いてしまうと、かんころ餅さんは3着で終わってしまうのですが、温和そうな人柄と「かんころ餅」というチャーミングなネーミングから視聴者の方の反応も良く、これは視聴者アンケート期待できるかも!と応援しながら見ていました。

100

二階堂 亜樹プロ

100

和泉 由希子プロ

100

中川 由佳梨プロ

100

かんころ餅さん

この卓のトップは大爆発した中川プロ。素晴らしい攻撃力を発揮し、高打点をアガリまくる「たこ焼きラッシュ」(今勝手につけました中川さんすみません)に入ってましたね、ええ。
2着は二階堂亜樹プロ。オーラスに跳満ツモで2着という条件で見事跳満をツモって選抜戦に進出です。

100

そして最後はプロのみのC卓。
もうこの卓はどの選手も紹介不要でしょう。
荒正義プロともたけ雅晴プロ滝沢和典プロ、そして森山茂和プロという卓組。

結果は、東場でともたけプロが跳満をツモって先行するも、南場は森山プロ、荒プロが追いかける展開に。
オーラス、荒プロが親番で連荘に成功。見事ともたけプロを捲ってトップになりました。
3着にはじっと我慢していた滝沢プロ。

100

森山 茂和プロ

100

荒 正義プロ

100

ともたけ 雅晴プロ

100

滝沢 和典プロ

そうそう、この対局が行われている最中にも次回の「ロン2カップ2015summer」の第1回目の予選会が行われていました!
もう既に次の大会の準備が始まっている訳です。放送中にも、敗退してしまった前原プロや和泉プロが予選会場に参戦している所が放映され、前原プロはあわや大三元かという配牌で、ニコ生のコメントもざわついていましたね!

さあそして運命の視聴者アンケート。のりヤンさん、かんころ餅さん、滝沢プロ。

100

アンケート風景

選ばれたのは・・・・・・・滝沢プロ!!!!!!ぎりぎりーーーーwww!!!!

100

歓喜

やはりチャーミングな名前からか、かんころ餅さんが滝沢プロと得票数10%差くらいの僅差。
いやぁそれにしても超人気プロにアンケートで迫るユーザーの方、恐るべしです。

選抜戦は、滝沢プロ、二階堂亜樹プロ、ともたけプロというトッププロに囲まれながらも、サムライさんが終始しっかり打っていて、攻めるところは攻め、守るところは守るというメリハリのある攻守を見せてくれたのが印象的でしたが、ここはプロの意地とでもいうべきかギリギリの視聴者アンケートを潜り抜けた滝沢プロが、ギリギリのトップで見事決勝進出となりました。

残念ながらユーザーの方3名は全員敗退となってしまいましたが、3名が3名とも真剣に楽しそうに打っているのが伝わってきて、嬉しい気持ちになりました(もちろん企画をしているのは僕ではないんですけどね!)。

そして決勝戦!対戦カードは荒プロ、滝沢プロ、佐々木プロ、そして紅一点中川プロ。
中川プロがこの3名相手にどう立ち向かうかなぁとわくわくしながら観ていたのですが、中川プロはこの3人相手にも怯むことなく終始攻め続け「たこ焼きラッシュ」(ごめんなさい)発動!見事中川プロの優勝となりました!

中川プロはずっと関西でプロ活動をされていたのですが、最近東京に引っ越してきて今はこちらでプロ活動をされています。
そしてすぐのこの大会で優勝!これからのプロ活動の良い足掛かりになったのではないでしょうか。本当におめでとうございます!

100

さぁこのレポートを最後まで読んで下さった皆様、次の大会「ロン2カップsummer」の出場者はもしかすると・・・・・あなたかもしれませんよ?(ありきたり)
そう、先程も言った通り予選会は既に始まっているのです!ガンガン参加してみて下さいね!
それではこの辺りで失礼させていただきます!
次回の「ロン2カップsummer」もどうぞお楽しみに!

その他イベント/ロン2カップ2015springレポート 白鳥 翔

2015年5月16日。今年2回目となるロン2カップ、「ロン2カップ2015spring」が夏目坂にある連盟スタジオで開催されました。
今回のレポートを務めさせていただく白鳥翔です。よろしくお願いします!
まずロン2カップについて簡単に説明させていただきます。
ロン2カップとは、日本プロ麻雀連盟公認のインターネット麻雀サイト「ロン2」がプロデュースする、年に4回各シーズン毎に行われる麻雀対局番組です。
注目すべきはこのロン2カップ、対局するのはプロ雀士だけではないんです。
ロン2内で行われる予選を勝ち抜いたロン2ユーザーさんにもこの番組に出演し、プロ雀士とリアル対局をしていただくというドリームマッチなのです!

100

今回のロン2カップ、司会は女流桜花Aリーガーでもあり麻雀格闘倶楽部にも出演中の古谷知美プロ、そしてアシスタントには、毎日コーラ2?は欠かせない!でお馴染みの守備型プロ麻雀力士ことダンプ大橋プロという布陣で番組を楽しくお届けしていきました(守備型プロ麻雀力士って、もう麻雀プロじゃなくて力士ですよね、うん)。
そして今回のロン2カップ2015spring、システムも非常に興味深かったと個人的に思いました。
ユーザーの方3名とプロ雀士9名の計12名がそれぞれA卓、B卓、C卓に分かれそれぞれの卓のトップ者は無条件で決勝戦に進出。
2着の方は決勝進出をかけた選抜戦に進出し、そこでトップをとれば決勝卓に進むことができます。
ん、そーなると選抜戦の卓が1人足りないな・・・???と、思った方!鋭い!!
この選抜戦に進むのは各卓の3位の方で、ニコ生の視聴者アンケートを(ニコニコ生放送ではこういうアンケートをその場で取ることができるみたいです!)取り、最も得票数の多かった方にその権利が与えられるのです。
これは自団体の企画ながら本当に面白いなと思いました!
プロ側も内容が良くなければ選ばれなかったりとか、そういうプレッシャーもあるでしょうし、視聴者参加型的な感じがまた良いですよね。
それでは各卓の選手と対局結果を紹介していきましょう。

100

まずはA卓、「チームガラクタ」でお馴染みの前原雄大プロ佐々木寿人プロにユーザーの方、のりヤンさんとサムライさんでの対局。
のりヤンさんはこのロン2カップに出てみたい!という思いから3ヶ月程前に入会し、見事厳しい予選を勝ち抜いてこの大会の出場権を獲得されたみたいです!
この話を現場で聞いていて、なぜだかすごく嬉しい気持ちになりました。

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前原 雄大プロ

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佐々木 寿人プロ

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のりヤンさん

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サムライさん

対局は、東2局にサムライさんが
六万七万八万六索七索一筒二筒三筒赤五筒五筒  ポン白白白  ドラ白
このテンパイで赤五索を力強くツモって6,000オール。
しかしプロ側も負けていられないと、不調ながらも寿人プロが得意の棒攻め(失礼)で巻き返してオーラスで見事逆転トップで決勝進出。
2着にサムライさん、3着にのりヤンさんという結果に終わりました。

100

続いてB卓は女流プロ3名とユーザーの方1名という卓組。
「卓上の舞姫」二階堂亜樹プロ、「ICEDOLL」和泉由希子プロ、そして「通天閣のたこ焼きガール」(でしたよね黒木さん?)中川由佳梨プロにユーザーのかんころ餅さん。
かんころ餅さんはユーザー名が凄く特徴的だと思ったのですが、ユーザー名を考えていたら、実家から送られてきたかんころ餅が目に入ってこれだ!と思ったらしいです。
結果から書いてしまうと、かんころ餅さんは3着で終わってしまうのですが、温和そうな人柄と「かんころ餅」というチャーミングなネーミングから視聴者の方の反応も良く、これは視聴者アンケート期待できるかも!と応援しながら見ていました。

100

二階堂 亜樹プロ

100

和泉 由希子プロ

100

中川 由佳梨プロ

100

かんころ餅さん

この卓のトップは大爆発した中川プロ。素晴らしい攻撃力を発揮し、高打点をアガリまくる「たこ焼きラッシュ」(今勝手につけました中川さんすみません)に入ってましたね、ええ。
2着は二階堂亜樹プロ。オーラスに跳満ツモで2着という条件で見事跳満をツモって選抜戦に進出です。

100

そして最後はプロのみのC卓。
もうこの卓はどの選手も紹介不要でしょう。
荒正義プロともたけ雅晴プロ滝沢和典プロ、そして森山茂和プロという卓組。
結果は、東場でともたけプロが跳満をツモって先行するも、南場は森山プロ、荒プロが追いかける展開に。
オーラス、荒プロが親番で連荘に成功。見事ともたけプロを捲ってトップになりました。
3着にはじっと我慢していた滝沢プロ。

100

森山 茂和プロ

100

荒 正義プロ

100

ともたけ 雅晴プロ

100

滝沢 和典プロ

そうそう、この対局が行われている最中にも次回の「ロン2カップ2015summer」の第1回目の予選会が行われていました!
もう既に次の大会の準備が始まっている訳です。放送中にも、敗退してしまった前原プロや和泉プロが予選会場に参戦している所が放映され、前原プロはあわや大三元かという配牌で、ニコ生のコメントもざわついていましたね!
さあそして運命の視聴者アンケート。のりヤンさん、かんころ餅さん、滝沢プロ。

100

アンケート風景

選ばれたのは・・・・・・・滝沢プロ!!!!!!ぎりぎりーーーーwww!!!!

100

歓喜

やはりチャーミングな名前からか、かんころ餅さんが滝沢プロと得票数10%差くらいの僅差。
いやぁそれにしても超人気プロにアンケートで迫るユーザーの方、恐るべしです。
選抜戦は、滝沢プロ、二階堂亜樹プロ、ともたけプロというトッププロに囲まれながらも、サムライさんが終始しっかり打っていて、攻めるところは攻め、守るところは守るというメリハリのある攻守を見せてくれたのが印象的でしたが、ここはプロの意地とでもいうべきかギリギリの視聴者アンケートを潜り抜けた滝沢プロが、ギリギリのトップで見事決勝進出となりました。
残念ながらユーザーの方3名は全員敗退となってしまいましたが、3名が3名とも真剣に楽しそうに打っているのが伝わってきて、嬉しい気持ちになりました(もちろん企画をしているのは僕ではないんですけどね!)。
そして決勝戦!対戦カードは荒プロ、滝沢プロ、佐々木プロ、そして紅一点中川プロ。
中川プロがこの3名相手にどう立ち向かうかなぁとわくわくしながら観ていたのですが、中川プロはこの3人相手にも怯むことなく終始攻め続け「たこ焼きラッシュ」(ごめんなさい)発動!見事中川プロの優勝となりました!
中川プロはずっと関西でプロ活動をされていたのですが、最近東京に引っ越してきて今はこちらでプロ活動をされています。
そしてすぐのこの大会で優勝!これからのプロ活動の良い足掛かりになったのではないでしょうか。本当におめでとうございます!

100

さぁこのレポートを最後まで読んで下さった皆様、次の大会「ロン2カップsummer」の出場者はもしかすると・・・・・あなたかもしれませんよ?(ありきたり)
そう、先程も言った通り予選会は既に始まっているのです!ガンガン参加してみて下さいね!
それではこの辺りで失礼させていただきます!
次回の「ロン2カップsummer」もどうぞお楽しみに!

何を切る?fromロン2 2015年6月

このコーナーでは、オンライン麻雀「ロン2」の協力のもと、プロ雀士とロン2ユーザーの解答をグラフを使って比較していきたいと思います。
多くのプロより、丁寧な解説をいただきましたので、みなさんの雀力アップの参考にしていただければと思います。

問題提供:「ロン2」  作成:杉浦勘介

ロン2道場ルール (一発、裏ドラ、カンドラあり、赤なし)
東2局3本場北家 (色の濃くなっている牌はツモ切りです)

 

プロ

二索切り・・・18人
東切り・・・12人
三万切り・・・11人
四筒切り・・・7人
五筒切り・・・3人
三筒切り・・・2人

 

ロン2ユーザー

三万切り・・・24%
東切り・・・19.6%
二索切り・・・17.8%
五筒切り・・・15.6%
四筒切り・・・11.6%
三筒切り・・・7.1%
二万切り・・・4.4%

 

 

プロ解答(50音順)

二索切り

石渡正志
「状況的に、振り込んだら後々苦しくもなるし、形的にもかなり厳しいと思う。この局は流局がベストと考え、ここは引いてみる。」

内川幸太郎
「1シャンテンでしたが、リーチ一発目にドラと。残りの巡目も考えて、この手にアガリは無いと見ます。現物の二索切りでオリます。」

勝又健志
「打点のある手牌だけに攻めたいところではあるが、アガリにまでは結びつかないと考え、オリ。」

近藤久春
「ここでラス目のリーチに打ち込むのは最悪。切りたい牌は全て危険。とりあえず現物で。」

斎藤桂史
「終盤にリーチを受け、自分はまだテンパイではない。ここから向かっていくのは分が悪いと思います。」

沢崎誠
「他に切る牌がない!!現物を打牌して、後は好調な親にお任せです。」

白鳥翔
「この巡目から危険牌を2枚も打ってアガリに結びつくとは思えない。とりあえず現物の二索を切る。攻めるなら打五筒。」

武石絵里
「点棒の少ないところからのリーチで、点棒を持っている親なので、ツモられても良しとします。現物は二索しかないけれど、なるべく安全な牌を切ってオリます。」

刀川昌浩
三万五筒が切り辛いので、他家の動向も見ながらオリ。」

ともたけ雅晴
「西家のリーチがなければ、三万を切って打点も踏まえて進めたいところだが、全員に危険なドラをツモってきたというのは、今回は無理をするなという信号だと思って、受けて進める。」

中川由佳梨
「この巡目まで東が鳴けなかったし、テンパイしても勝負しなきゃいけない牌が怖いから攻めきれない。」

仲田加南
「この巡目でテンパイしてないので、頑張ってオリます。」

二階堂亜樹
「巡目と点数的に、リーチの一発目にはどの牌もきびしいので。」

福光聖雄
「リーチの現物が1枚しかないが、アガリに向かうと2牌勝負することになるのでオリる。親にも鳴かせたくないので、東は切れない。安全牌が増えない場合、三筒三索の順で切る予定。」

藤崎智
「何を切っても少し中途半端な感じがするので、一発目は現物を抜いておきたい。」

藤原隆弘
二万三万三筒四筒五筒の何種かを通してアガリまで求めるなんて無理!東2局でこの点棒状況も異常な展開。ラスにならないように耐えて風向きが変わるのを待つ。」

山井弘
「この巡目から自分のアガリがあるかを考えれば、おそらくないだろう。生牌の東は期待できないし、一万二万四万三筒六筒と、自分に必要な牌が山にある、または相手が使いにくい状況とは言い切れない。よってここはオリを選択する。リーチ者が調子の良い親を落としてくれたらラッキーと考える。」

 

 

東切り

伊藤優孝
「自分にアガリがあるとは思えない。東もロン牌の可能性はあるが、ここは仕方ない。」

上村慎太郎
「西家は南のトイツを落としてのリーチ。タンヤオに寄せている可能性が高い。トップ目が6万点超えの状況で、ラス目のリーチに一発で勝負するメリットはあまりない。東も放銃の可能性はあるが、二索を抜いても次が無いため、ここは東のトイツ落とし。」

清原継光
「リーチ者には打ちたくないけど、現物が二索しかないので、次善の東のトイツ落としをします。親や南家にも比較的切りやすいので。」

佐々木寿人
「マンズにしろ、ピンズにしろ、優劣が付けられない。西家のリーチがピンフ系ということもあり、勝負を先送りする。」

清水香織
「とくに勝負に行く必要性を感じないので、様子見。なぜなら出遅れ感がハンパないから。」

鈴木雄介
「リーチ者が南のトイツ落としでのリーチなので、形は良さそう。巡目が深いこともあり、安全そうな東のトイツ落としで組み直す。」

滝沢和典
「理由を付ければそれっぽくはなるが、無理なものは無理。親の中トイツ落とし、リーチ者の南トイツ落としを信用して。」

ダンプ大橋
「攻めるにしても、勝負する牌が多すぎるので。リーチ者は南のトイツを終盤まで抱えていただけに、シャンポン形は薄いか。」

藤島健二郎
「巡目も深く、アガリ自体が難しいと考える。西家のリーチは南のトイツ落としから東は安全そう。」

吉田直
「リーチ者はタンピン系の捨て牌なので、東を切って粘れたら粘る。」

四柳弘樹
「巡目も深く、テンパイするには二万三万を勝負しなくてはいけない。巡目からもそれに見合うだけの手牌ではないと思うので、東を切ります。」

和久津晶
「切れる牌と巡目が足りない。」

 

 

三万切り

井出康平
「ドラ固定でピンズの裏目を作らずに。全力!」

魚谷侑未
「上家のリーチの河の情報が強く、ほとんどの筋が通っていない状態なので、自分の手の都合で勝負します。すぐテンパイが入らないようなら、いつでもやめます。」

小車祥
「巡目が深く、自分のアガリはきびしそうとはいえ、この手牌からオリたくはない。ドラでの放銃だけは避けたいので打三万。三色は求めすぎな気がする。巡目が進めばオリの選択をする割合は増えていく。」

客野直
「ドラドラのチャンス手だし、オリる牌も二索の1枚しかないので、真っ直ぐに三万を切る。」

黒沢咲
「ピンズが入ってもシャンポンに受けるので、ドラドラ固定の打三万とする。」

柴田弘幸
「攻守のバランスの一打だと思う。」

羽山真生
「リーチの安全牌も少ないため、マックスの打点も狙える三万を放銃覚悟で切ります。この手組みをしてしまったのなら、中途半端なことをして放銃すると悔いが残りますので。」

古橋崇志
「ラス目のリーチなので、こことなら勝負になると思い、押す。三色は捨てるが、ドラだけは切り出さないため、打三万とする。」

三戸亮祐
「巡目的には二索を抜いてオリる手かもしれないが、6万点持ちのトップを追いかけることを考えると、チャンス手はアガリに向かいたい。ドラの出ない形で勝負する。」

安村浩司
「押すか引くかだけなので、ドラの出ない形にして押す。」

山田浩之
「相手がラス目なので、真っ直ぐ。ピンズは危険度が高いので、選択は後で。」

 

 

四筒切り

櫻井秀樹
「チャンス手なので少し攻めたい。リーチに中張牌は怖いが、ベタオリも安全牌が続かないので。」

瀬戸熊直樹
「難しい。二索切りとしたいが、劣勢のラス目のリーチなので、1枚勝負してツモに聞いてみる。」

浜上文吾
「リーチを受けて安全牌が少ないので、234の三色を見て打四筒東は仕掛けて打三万で勝負します。」

前田直哉
「東2局なのでまだオリない。全てを見つつ四筒切り。」

真鍋明広
「リーチが入っているが、こちらも勝負手なので。テンパイしたら全部リーチします。」

望月雅継
「手詰まり。ラス目のリーチよりも、中のトイツ落としを終えた親に対するケアも。攻めるなら四筒、受けるなら二索だが、完全安全牌がないので、四筒を切っての攻めを選択。リーチへの放銃はOKと考えるしかないが・・・。親へ絶対放銃したくないと考えた時は二索を選びたい。かなり微妙です。」

森下剛任
「メンゼンで勝負します。次の牌でテンパイならリーチ、無筋ならオリそうです。」

 

 

五筒切り

鮎川卓
三筒六筒待ちが一番良さそうに見えるので、そこを固定しました。」

荒正義
「ラス目のリーチは無視。自分の手牌で打つ。」

中村毅
「打五筒で様子見。東2局とはいえ、親が好調そう。状態の悪いところには打ちたくないが、二万東が暗刻になれば勝負。」

 

 

三筒切り

西川淳
「迷うがベタオリが続かない。テンパイするなら勝負。」

古川孝次
五筒のカベで三筒を切る。東二万三万も切れない。その後、一万四万東を持ってきたらリーチを打つ。ツモ東の場合はどちらに受けるか迷うが、ここはドラと四筒のシャンポン待ちか。」

何を切る?/何を切る?fromロン2 2015年6月

このコーナーでは、オンライン麻雀「ロン2」の協力のもと、プロ雀士とロン2ユーザーの解答をグラフを使って比較していきたいと思います。
多くのプロより、丁寧な解説をいただきましたので、みなさんの雀力アップの参考にしていただければと思います。
問題提供:「ロン2」  作成:杉浦勘介

ロン2道場ルール (一発、裏ドラ、カンドラあり、赤なし)
東2局3本場北家 (色の濃くなっている牌はツモ切りです)
 
プロ

二索切り・・・18人
東切り・・・12人
三万切り・・・11人
四筒切り・・・7人
五筒切り・・・3人
三筒切り・・・2人
 
ロン2ユーザー

三万切り・・・24%
東切り・・・19.6%
二索切り・・・17.8%
五筒切り・・・15.6%
四筒切り・・・11.6%
三筒切り・・・7.1%
二万切り・・・4.4%
 
 
プロ解答(50音順)
二索切り
石渡正志
「状況的に、振り込んだら後々苦しくもなるし、形的にもかなり厳しいと思う。この局は流局がベストと考え、ここは引いてみる。」
内川幸太郎
「1シャンテンでしたが、リーチ一発目にドラと。残りの巡目も考えて、この手にアガリは無いと見ます。現物の二索切りでオリます。」
勝又健志
「打点のある手牌だけに攻めたいところではあるが、アガリにまでは結びつかないと考え、オリ。」
近藤久春
「ここでラス目のリーチに打ち込むのは最悪。切りたい牌は全て危険。とりあえず現物で。」
斎藤桂史
「終盤にリーチを受け、自分はまだテンパイではない。ここから向かっていくのは分が悪いと思います。」
沢崎誠
「他に切る牌がない!!現物を打牌して、後は好調な親にお任せです。」
白鳥翔
「この巡目から危険牌を2枚も打ってアガリに結びつくとは思えない。とりあえず現物の二索を切る。攻めるなら打五筒。」
武石絵里
「点棒の少ないところからのリーチで、点棒を持っている親なので、ツモられても良しとします。現物は二索しかないけれど、なるべく安全な牌を切ってオリます。」
刀川昌浩
三万五筒が切り辛いので、他家の動向も見ながらオリ。」
ともたけ雅晴
「西家のリーチがなければ、三万を切って打点も踏まえて進めたいところだが、全員に危険なドラをツモってきたというのは、今回は無理をするなという信号だと思って、受けて進める。」
中川由佳梨
「この巡目まで東が鳴けなかったし、テンパイしても勝負しなきゃいけない牌が怖いから攻めきれない。」
仲田加南
「この巡目でテンパイしてないので、頑張ってオリます。」
二階堂亜樹
「巡目と点数的に、リーチの一発目にはどの牌もきびしいので。」
福光聖雄
「リーチの現物が1枚しかないが、アガリに向かうと2牌勝負することになるのでオリる。親にも鳴かせたくないので、東は切れない。安全牌が増えない場合、三筒三索の順で切る予定。」
藤崎智
「何を切っても少し中途半端な感じがするので、一発目は現物を抜いておきたい。」
藤原隆弘
二万三万三筒四筒五筒の何種かを通してアガリまで求めるなんて無理!東2局でこの点棒状況も異常な展開。ラスにならないように耐えて風向きが変わるのを待つ。」
山井弘
「この巡目から自分のアガリがあるかを考えれば、おそらくないだろう。生牌の東は期待できないし、一万二万四万三筒六筒と、自分に必要な牌が山にある、または相手が使いにくい状況とは言い切れない。よってここはオリを選択する。リーチ者が調子の良い親を落としてくれたらラッキーと考える。」
 
 
東切り
伊藤優孝
「自分にアガリがあるとは思えない。東もロン牌の可能性はあるが、ここは仕方ない。」
上村慎太郎
「西家は南のトイツを落としてのリーチ。タンヤオに寄せている可能性が高い。トップ目が6万点超えの状況で、ラス目のリーチに一発で勝負するメリットはあまりない。東も放銃の可能性はあるが、二索を抜いても次が無いため、ここは東のトイツ落とし。」
清原継光
「リーチ者には打ちたくないけど、現物が二索しかないので、次善の東のトイツ落としをします。親や南家にも比較的切りやすいので。」
佐々木寿人
「マンズにしろ、ピンズにしろ、優劣が付けられない。西家のリーチがピンフ系ということもあり、勝負を先送りする。」
清水香織
「とくに勝負に行く必要性を感じないので、様子見。なぜなら出遅れ感がハンパないから。」
鈴木雄介
「リーチ者が南のトイツ落としでのリーチなので、形は良さそう。巡目が深いこともあり、安全そうな東のトイツ落としで組み直す。」
滝沢和典
「理由を付ければそれっぽくはなるが、無理なものは無理。親の中トイツ落とし、リーチ者の南トイツ落としを信用して。」
ダンプ大橋
「攻めるにしても、勝負する牌が多すぎるので。リーチ者は南のトイツを終盤まで抱えていただけに、シャンポン形は薄いか。」
藤島健二郎
「巡目も深く、アガリ自体が難しいと考える。西家のリーチは南のトイツ落としから東は安全そう。」
吉田直
「リーチ者はタンピン系の捨て牌なので、東を切って粘れたら粘る。」
四柳弘樹
「巡目も深く、テンパイするには二万三万を勝負しなくてはいけない。巡目からもそれに見合うだけの手牌ではないと思うので、東を切ります。」
和久津晶
「切れる牌と巡目が足りない。」
 
 
三万切り
井出康平
「ドラ固定でピンズの裏目を作らずに。全力!」
魚谷侑未
「上家のリーチの河の情報が強く、ほとんどの筋が通っていない状態なので、自分の手の都合で勝負します。すぐテンパイが入らないようなら、いつでもやめます。」
小車祥
「巡目が深く、自分のアガリはきびしそうとはいえ、この手牌からオリたくはない。ドラでの放銃だけは避けたいので打三万。三色は求めすぎな気がする。巡目が進めばオリの選択をする割合は増えていく。」
客野直
「ドラドラのチャンス手だし、オリる牌も二索の1枚しかないので、真っ直ぐに三万を切る。」
黒沢咲
「ピンズが入ってもシャンポンに受けるので、ドラドラ固定の打三万とする。」
柴田弘幸
「攻守のバランスの一打だと思う。」
羽山真生
「リーチの安全牌も少ないため、マックスの打点も狙える三万を放銃覚悟で切ります。この手組みをしてしまったのなら、中途半端なことをして放銃すると悔いが残りますので。」
古橋崇志
「ラス目のリーチなので、こことなら勝負になると思い、押す。三色は捨てるが、ドラだけは切り出さないため、打三万とする。」
三戸亮祐
「巡目的には二索を抜いてオリる手かもしれないが、6万点持ちのトップを追いかけることを考えると、チャンス手はアガリに向かいたい。ドラの出ない形で勝負する。」
安村浩司
「押すか引くかだけなので、ドラの出ない形にして押す。」
山田浩之
「相手がラス目なので、真っ直ぐ。ピンズは危険度が高いので、選択は後で。」
 
 
四筒切り
櫻井秀樹
「チャンス手なので少し攻めたい。リーチに中張牌は怖いが、ベタオリも安全牌が続かないので。」
瀬戸熊直樹
「難しい。二索切りとしたいが、劣勢のラス目のリーチなので、1枚勝負してツモに聞いてみる。」
浜上文吾
「リーチを受けて安全牌が少ないので、234の三色を見て打四筒東は仕掛けて打三万で勝負します。」
前田直哉
「東2局なのでまだオリない。全てを見つつ四筒切り。」
真鍋明広
「リーチが入っているが、こちらも勝負手なので。テンパイしたら全部リーチします。」
望月雅継
「手詰まり。ラス目のリーチよりも、中のトイツ落としを終えた親に対するケアも。攻めるなら四筒、受けるなら二索だが、完全安全牌がないので、四筒を切っての攻めを選択。リーチへの放銃はOKと考えるしかないが・・・。親へ絶対放銃したくないと考えた時は二索を選びたい。かなり微妙です。」
森下剛任
「メンゼンで勝負します。次の牌でテンパイならリーチ、無筋ならオリそうです。」
 
 
五筒切り
鮎川卓
三筒六筒待ちが一番良さそうに見えるので、そこを固定しました。」
荒正義
「ラス目のリーチは無視。自分の手牌で打つ。」
中村毅
「打五筒で様子見。東2局とはいえ、親が好調そう。状態の悪いところには打ちたくないが、二万東が暗刻になれば勝負。」
 
 
三筒切り
西川淳
「迷うがベタオリが続かない。テンパイするなら勝負。」
古川孝次
五筒のカベで三筒を切る。東二万三万も切れない。その後、一万四万東を持ってきたらリーチを打つ。ツモ東の場合はどちらに受けるか迷うが、ここはドラと四筒のシャンポン待ちか。」

UHB北海道文化放送『麻雀女子会』美しすぎる女流雀士の素顔に密着!

関西テレビで放映された『麻雀女子会~美しすぎる女流雀士の素顔に密着』が
UHB北海道文化放送にて、7月7日(火)25:35~放送されました!

2013_fes

連盟インフォメーション/UHB北海道文化放送『麻雀女子会』美しすぎる女流雀士の素顔に密着!

関西テレビで放映された『麻雀女子会~美しすぎる女流雀士の素顔に密着』が
UHB北海道文化放送にて、7月7日(火)25:35~放送されました!
2013_fes

第32期A1リーグ第2節レポート ともたけ 雅晴

5月も半ばだというのに、夏のような暑い陽射しの中、夏目坂スタジオへ向かう。
夜は恒例の雨が降るというのだが…

前節は1人戦いの輪の中に入れず、蚊帳の外といった感じで、消化不良となる1節だった。
今節は”風薫る五月”と今では聞かなくなった言葉だが、気分爽快となる麻雀を打ちたいという気持ちで戦いの場へ。

対戦者は1回戦起家から勝又、古川、伊藤、ともたけ。

勝又の4,000オールスタートで迎えた東3局

南家 配牌
一万七万四索六索六索六索八索三筒五筒九筒九筒東北  ドラ九筒

ドラが2枚入ってるチャンス手なので、何とか物にしたく進めていると、8巡目に今節も好調気配の下家・勝又からリーチ。

手牌は
一万二万三万五万五万八万八万八万一筒二筒三筒東東  リーチ

で、この時自分は

三万四万四万四索五索六索六索六索三筒四筒五筒九筒九筒

この1シャンテン。当然真っ向勝負!
2巡後にドラをツモって追い付く。問題は待ちの取り方。
現物の三万を切るか四万を勝負するか?

普段ならリーチの有無に関わらず即決するのだが、前節の結果と自分のイケてなさから少考する。
出した答えは現物の三万切りリーチ。

「なんだ当然じゃん!」とか「らしくない」と思った方もいるとは思いますが、当の本人は途中三万四万とあるところに、二万五万より先に四万が重なったという点で、マンズにあまり良い感触を持っていなかったから、ソーズにもアガリのある形を選択した。
結果は伊藤から四万が出て8,000+1,000(リーチ棒)のアガリ。
そして迎えた東4局東家。

一万二万三万三索六索七索二筒三筒四筒六筒九筒九筒東東  ドラ一索

ドラは無いが配牌1シャンテンである。
アガリはともかく、テンパイはすぐにでもするだろうと思っていたら、5巡ツモ切りをした6巡目に上家の伊藤から気合いの入った声でリーチ。
それもそのはず、

五万五万六万六万七万一索一索一索六筒七筒八筒発発

手牌はドラが暗刻で高目をツモれば跳満である。
前局放銃した伊藤からのリーチなので、簡単にオリるつもりはないのだが、自分の手が進まないのでは話しにならない。
9巡目に当り牌の七をツモって手が止まる。

一万二万三万六索七索二筒三筒四筒八筒九筒九筒東東  ツモ七万

前巡、ツモ八筒で受け入れを広くして打九万とした後なのだが、何か嫌な感じがしたので打六索として一旦後退。
その後八、九筒をツモり七索八筒も安全ではないが押して、フリテンではあるが六万九万待ちでテンパイ。
次巡、八万をツモって待ち変えをして七で8,000の放銃。
前局貰った点数をそのままお返ししてしまう。

南2局
西家 配牌

一万三万九万一索二索四索五索七索二筒八筒南南西  ドラ七索

さほど良い配牌とはいえないが、第一ツモ三索でソーズの一通や下の三色等が狙える形に。
でも、本線は当然ソーズのホンイツで、5巡目に南が2枚連打されるがスルー。
基本的に同巡2鳴きはしないのと、急所の多い形では動かないので、ここはじっと我慢する。

一索二索二索三索四索四索五索七索八索南南西北

そしてここまで進んだところで上家から三索が切られるが、チーテン以外は鳴くつもりがなかったのでここもスルー。
すると九索をツモって1シャンテンになり、12巡目に出た三索をチーしてテンパイ。

二索三索四索四索五索七索八索九索南南  チー三索 左向き一索 上向き二索 上向き

15巡目に六索をツモって2,000・3,900のアガリ。
今節、唯一の「らしい」アガリになってしまうとは思ってもみなかったが…

そしてオーラス

東家 配牌
三万三万六万二索二索三索三筒三筒六筒六筒九筒南南発  ドラ九万

東場の親に続き、またしても配牌1シャンテン!
今度は七対子なので簡単ではないと思ったが、すぐ二索が暗刻になってトイトイ、さらに三筒が暗刻になって四暗刻もと夢が膨らむ。
しかしここでピタッと止まり、出たらポンテンを取ろうと思いつつも、伊藤がマンズの一色手模様なので、勝又.古川からは何も出ない。
結局そのまま終わって伊藤の1人テンパイ。27,000点持ちのラスで終わる。

対局が終わってから知った事だが、欲しかった牌は山に4枚残ってて、誰も手の届かない王牌で気持ち良く爆睡してた(泣)

2回戦は3人にことごとく弾き返され、野球に例えるならドーム球場の外野の天井を直撃する程の特大ホームランで、遥か彼方まで飛ばされ終わった時には点数がマイナス表示に…
3、4回戦は向かおうにも進まず、失点を最小限度に抑えることが精一杯で、終わってみればリーグ戦史上ワースト記録となる▲80.3P…

“風薫る”のはずが”風邪病む五月”となってしまった。

駅に向かう帰り道、降り始めた雨に「お清めの雨となって、悪い流れを洗い流してくれ」と願いながらの足取りはやけに重かった。
次節からは置いてきぼりを喰らわないよう頑張りたいと思いますので、懲りずに応援して下さいm(_ _)m

プロリーグ(鳳凰戦)レポート/第32期A1リーグ第2節レポート ともたけ 雅晴

5月も半ばだというのに、夏のような暑い陽射しの中、夏目坂スタジオへ向かう。
夜は恒例の雨が降るというのだが…
前節は1人戦いの輪の中に入れず、蚊帳の外といった感じで、消化不良となる1節だった。
今節は”風薫る五月”と今では聞かなくなった言葉だが、気分爽快となる麻雀を打ちたいという気持ちで戦いの場へ。
対戦者は1回戦起家から勝又、古川、伊藤、ともたけ。
勝又の4,000オールスタートで迎えた東3局
南家 配牌
一万七万四索六索六索六索八索三筒五筒九筒九筒東北  ドラ九筒
ドラが2枚入ってるチャンス手なので、何とか物にしたく進めていると、8巡目に今節も好調気配の下家・勝又からリーチ。
手牌は
一万二万三万五万五万八万八万八万一筒二筒三筒東東  リーチ
で、この時自分は
三万四万四万四索五索六索六索六索三筒四筒五筒九筒九筒
この1シャンテン。当然真っ向勝負!
2巡後にドラをツモって追い付く。問題は待ちの取り方。
現物の三万を切るか四万を勝負するか?
普段ならリーチの有無に関わらず即決するのだが、前節の結果と自分のイケてなさから少考する。
出した答えは現物の三万切りリーチ。
「なんだ当然じゃん!」とか「らしくない」と思った方もいるとは思いますが、当の本人は途中三万四万とあるところに、二万五万より先に四万が重なったという点で、マンズにあまり良い感触を持っていなかったから、ソーズにもアガリのある形を選択した。
結果は伊藤から四万が出て8,000+1,000(リーチ棒)のアガリ。
そして迎えた東4局東家。
一万二万三万三索六索七索二筒三筒四筒六筒九筒九筒東東  ドラ一索
ドラは無いが配牌1シャンテンである。
アガリはともかく、テンパイはすぐにでもするだろうと思っていたら、5巡ツモ切りをした6巡目に上家の伊藤から気合いの入った声でリーチ。
それもそのはず、
五万五万六万六万七万一索一索一索六筒七筒八筒発発
手牌はドラが暗刻で高目をツモれば跳満である。
前局放銃した伊藤からのリーチなので、簡単にオリるつもりはないのだが、自分の手が進まないのでは話しにならない。
9巡目に当り牌の七をツモって手が止まる。
一万二万三万六索七索二筒三筒四筒八筒九筒九筒東東  ツモ七万
前巡、ツモ八筒で受け入れを広くして打九万とした後なのだが、何か嫌な感じがしたので打六索として一旦後退。
その後八、九筒をツモり七索八筒も安全ではないが押して、フリテンではあるが六万九万待ちでテンパイ。
次巡、八万をツモって待ち変えをして七で8,000の放銃。
前局貰った点数をそのままお返ししてしまう。
南2局
西家 配牌
一万三万九万一索二索四索五索七索二筒八筒南南西  ドラ七索
さほど良い配牌とはいえないが、第一ツモ三索でソーズの一通や下の三色等が狙える形に。
でも、本線は当然ソーズのホンイツで、5巡目に南が2枚連打されるがスルー。
基本的に同巡2鳴きはしないのと、急所の多い形では動かないので、ここはじっと我慢する。
一索二索二索三索四索四索五索七索八索南南西北
そしてここまで進んだところで上家から三索が切られるが、チーテン以外は鳴くつもりがなかったのでここもスルー。
すると九索をツモって1シャンテンになり、12巡目に出た三索をチーしてテンパイ。
二索三索四索四索五索七索八索九索南南  チー三索 左向き一索 上向き二索 上向き
15巡目に六索をツモって2,000・3,900のアガリ。
今節、唯一の「らしい」アガリになってしまうとは思ってもみなかったが…
そしてオーラス
東家 配牌
三万三万六万二索二索三索三筒三筒六筒六筒九筒南南発  ドラ九万
東場の親に続き、またしても配牌1シャンテン!
今度は七対子なので簡単ではないと思ったが、すぐ二索が暗刻になってトイトイ、さらに三筒が暗刻になって四暗刻もと夢が膨らむ。
しかしここでピタッと止まり、出たらポンテンを取ろうと思いつつも、伊藤がマンズの一色手模様なので、勝又.古川からは何も出ない。
結局そのまま終わって伊藤の1人テンパイ。27,000点持ちのラスで終わる。
対局が終わってから知った事だが、欲しかった牌は山に4枚残ってて、誰も手の届かない王牌で気持ち良く爆睡してた(泣)
2回戦は3人にことごとく弾き返され、野球に例えるならドーム球場の外野の天井を直撃する程の特大ホームランで、遥か彼方まで飛ばされ終わった時には点数がマイナス表示に…
3、4回戦は向かおうにも進まず、失点を最小限度に抑えることが精一杯で、終わってみればリーグ戦史上ワースト記録となる▲80.3P…
“風薫る”のはずが”風邪病む五月”となってしまった。
駅に向かう帰り道、降り始めた雨に「お清めの雨となって、悪い流れを洗い流してくれ」と願いながらの足取りはやけに重かった。
次節からは置いてきぼりを喰らわないよう頑張りたいと思いますので、懲りずに応援して下さいm(_ _)m