リレーエッセィ/第108回リレーエッセイ:山田学武

ども!日本プロ麻雀連盟29期生の山田 学武です!
がくぶではないです、まなぶですよーー!
皆様、新年明けましておめでとうございます。
冬も真っ只中ですが、風邪などひいていないでしょうか?
まあ僕はバカなので風邪ひきませんが。。。
2016年も沢山麻雀して、常に上を目指して戦い続けたいと思っております。
今年も一年宜しくお願い致します。
*~自己紹介~*
簡単に自己紹介でも。
年齢は25才です。出身地はなんとアメリカっ!!!……でも英語はからっきしなのです笑
麻雀以外の趣味は、なんといってもスキーとスノボー!!
毎年10回くらいは通ってます( 行きすぎ)
今回、プロクイーンでは決勝まで残りながら、あと一歩のところで涙をのんだ大里プロよりリレーエッセィのバトンを受け取りました。
拙い文章ではありますが、宜しければ最後までお付き合い下さい。
*~プロローグ~*
(ここに座っているのは誰なんだ?)
王位戦決勝のタイムシフトを見ながら首を捻る。
そこに写し出されているのは、何かに怯え、逃げ腰で、弱々しく座った(もはや戦っていない)、紛れもなく私の姿である。
そう。私は今年、第41期王位戦の決勝の舞台に進んだ。
*~麻雀との出会い~*
私は小さな頃から好奇心旺盛だった。
多趣味な父の影響もあり、子供の頃から沢山の事をさせて貰った。
麻雀牌に初めて触れたのは、小学生のときである。
混ぜる時の心地の良い音、少しひんやりとした感触のある立方体が私の好奇心をくすぐる。
それから間もないうちに、麻雀を覚えた。
覚えてからというもの、中学、高校、大学と暇さえあれば夢中で麻雀をしていた私は、いつの間にか麻雀のプロを志すようになっていた。
そして2013年春、日本プロ麻雀連盟の一員となった。
*~麻雀最強戦全日本プロ代表決定戦~*
そしてプロになってから1年半、いきなり大チャンスを迎える。
それが麻雀最強戦全日本プロ代表決定戦の決勝戦。
ここで勝てれば本戦出場という所まで行きながら、あと一歩及ばなかった。
悔しさと、ここまで来れた事に対する感謝の混ざった複雑な気持ちを胸に帰路に着いた。
*~王位戦~*
最強戦が終わってから約1年、またしてもビッグチャンスを迎えた。
なんと王位戦決勝の舞台に残ったのである。
結果から先に書くと、完敗であった。内容だって見せられたものではない。
敗因を書き始めたらキリがないので、麻雀の内容に関しては猿川プロの観戦記を見て頂きたい。
王位戦決勝観戦記
私からは気持ちの部分に関して話したいと思う。
決勝戦の朝、届く応援のコメントを見て、電車の中で涙が溢れた。
(なぜ泣いてるんだ?始まってもいないのに。少し感情的になっているのか?)
気持ちの揺れに不安を覚える。そしてその予感は的中した。
会場に着いて闘牌が始まってからは、どこかよそ行きの麻雀を打っている自分に気付く。
変な放銃をしたくないという思いが常に邪魔をして、歪んだ打牌を作り上げる。
戦いに参加出来ていない。それでも風は、私に吹いていた。
2回戦3回戦と連勝し、トップ目になる。
しかし、4回戦でもまた、ポイントを守りにいくかのような腰の退けた麻雀をしてしまう。
自分の心にジリジリとヒビが入っていく。
そして5回戦、ついに崩れる。
超ド危険牌を、早く楽になりたい気持ちから焦り打って、12,000点の放銃。
オーラスにも、中途半端な打牌選択。もしこれで勝っていても、見ている人も納得しなかっただろう。
終始気持ちの抜けた、情けない麻雀を打ってしまった。もはや気持ちの面から完敗であった。
麻雀プロとして、これほど恥ずかしい事はない。
少なくとも優勝した石井一馬プロは、戦っていた。
卓上で出来ることをやって、優勝するために全力だったのだ。
見ている人の心をうつような麻雀とは程遠い、内容の薄い麻雀。気持ちの面でも完敗。そんな私に勝利の女神が微笑む筈もない。
トロフィーは私の手をすり抜けて行った…。
さて、こうして文章にしてみると、大会を通して後悔ばかりのようになってしまったが、決してそんな事はない。
決勝まで行けたことは本当に良い経験になったし、沢山の強い方達と真剣勝負出来てとても嬉しかった。
非常に実りの多い大会であったのだ。
ただし……同じ失敗は許されない。
もし次のチャンスがあったなら、見ている人の心をうつような「戦い」をお見せする。
それが、今回応援してくれた人への「恩返し」になると信じて止まない。
今回優勝した石井一馬プロ、本当におめでとうございます。必ずリベンジします。
*~エピローグ~*
「ロン!!」
「あーっ!こんな待ちあるのかよー泣」
「へへー!えーっとリーチ一発うんたらかんたら……」
卓を囲んだ4人からは、今日も笑い声が絶えない。
それは、麻雀というゲームが本当に面白いからだ。
「麻雀ってめちゃめちゃ楽しいね!」
「麻雀ってこんなに深いゲームなんだ!!」
と思ってくれる人が1人でも増えたらな、という思いを胸に、私はこれからも尽力していく。
そしていつの日か日本中を麻雀が埋め尽くして、笑顔に溢れる未来がくるのなら、麻雀プロとしてこれほどの幸せはない。
だって麻雀って、こんなに面白いんだもん
*~おわりに~*
長い文章最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
さて、次にバトンを渡すのは今期女流Aリーグに昇級を決めた藤井すみれプロ!
何度か藤井プロとお話する機会があったのですが、麻雀に対する想いが凄く熱くて、お話をする度に自分ももっと頑張らねばと思わされます。
これは女流Aリーグでの活躍に大注目ですね!
それでは藤井プロ、よろしくお願いします!!!

第32期A1リーグ最終節レポート 白鳥 翔

年末にA1リーグの最終節が日本プロ麻雀連盟チャンネルにて3日連続で行われた。
最終10節目は9節目までのトータルポイントによって、下位卓、中位卓、上位卓に振り分けられ、下位卓から対局が行われる。
まずは最終節の初日、下位卓の模様から振り返ってみたいと思う。

ほぼ降級が確定するといってもいいこの最終節下位卓、ポイント状況は

9位  沢崎   ▲72.6P
10位 ともたけ ▲159.1P
11位 仁平   ▲210.7P
12位 荒    ▲220.8P

最終節終了時のトータルポイント下位2名がA2リーグに降級となるため、現在の残留ボーダーはともたけの▲159.1P。
仁平と荒はともたけとはそれぞれ、51.6P、61.7Pの差。実質、この3人の中でトータルポイントが上になった1名だけが残留、残り2人が降級となるだろう。

しかし50~60Pの差というのは直接対決であってもかなり大きな差だと私は思っている。この日本プロ麻雀連盟のAルールは一発も裏もなく順位点も小さいからだ。
仁平、荒は1半荘でもともたけに浮き、沈みを決められてしまえばかなり苦しくなってしまう。

まずは1回戦、東1局、東2局とそれぞれともたけ、仁平がアガって少し加点すると、東3局、ともたけの好プレーが光る。
荒のホンイツ仕掛けを受けてこの手牌。

一万九万九万九万五索五索六索六索八索八索七筒八筒九筒  ツモ八索  ドラ九筒

一万を打つとツモリ三暗刻のテンパイが入るが堪えて打六索一万は荒の当たり牌。そしてともたけ、

一万九万九万九万四索五索六索八索八索八索七筒八筒九筒  ツモ一万

この700・1300をツモアガった。 

南1局には沢崎が4,000オール。1本場はともたけがドラドラのペン七筒テンパイを崩してのピンフに持っていき、ヤミテンで仁平から3,900は4,200のアガリ。
これもペン七筒で即リーチといってもおかしくないと思って見ていたので素晴らしいの一言である。このアガリで、荒、仁平が沈んでともたけが浮いているという、ともたけにとってはこれ以上ない展開に。

南2局、荒が親番で、

五万五万二索二索二索六索七索八索三筒四筒四筒五筒五筒  ドラ七索

このリーチを打つも、先にテンパイを入れていた沢崎が

一筒一筒二筒三筒四筒八筒八筒八筒南南南西西  ツモ西

この3000・6000のアガリ。
続く南3局も荒、仁平のリーチを受けるも掻い潜って、仁平からメンホン七対子のアガリと沢崎が止まらない。
沢崎も降級の可能性が0という訳ではないので、このアガリでようやくと思っていたかもしれない。
更には来期の期首順位や年度末に行われるグランプリMAXにも順位が影響する為、安全に少しでもポイントを伸ばしたいところだ。

南4局を迎えて、持ち点は

沢崎   62,000
ともたけ 31,200
荒 16,300
仁平 10,500

荒、仁平にとっては絶望的な数字だ。このまま終われば1回戦目で実質ゲームセットとなる位の差になってしまう。親はともたけ。
なんとかして沈めるくらいはしたいところだ。
荒はドラドラ、仁平はトイツ手を見て寄せていく。
そして仁平の最終手番。手元に二万を引き寄せた。

二万二万二索二索五索五索五索南南南発発発  ツモ二万

山に残り1枚の二万を引き寄せて、見事四暗刻のアガリ。
これで仁平、逆にともたけを沈めて、自身が浮くという最高の結果をこの1局で導きだした。

1回戦終了時、トータル(9節目までのポイントも加算した)は

沢崎   ▲40.6P
ともたけ ▲177.9P
仁平   ▲194.2P
荒    ▲250.5P

仁平はかなり現実的な数字になった。荒は厳しいか。
2回戦は荒がともたけをラスにして執念のトップ、仁平が2着につけた為、これで数ポイントだが何とともたけを上回ってしまった。
3回戦は南4局を迎えて、仁平がトップ目、ともたけが浮きの2着目でこのテンパイ。

七筒八筒九筒東東東南南南西西白白  ドラ八索

荒は4着目。ラス親で粘るが、沢崎の巧みな捌きで、ともたけの超大物手も実らずこのままの並びで終了。

3回戦終了時、トータルは

沢崎   ▲40.0P
仁平   ▲170.3P 
ともたけ ▲199.3P
荒    ▲253.4P

仁平、ともたけの差は29P。荒は2人をかわさないとならない為かなり大きなトップが必要となる。
東1局、南家の荒、強烈な意地のアガリが炸裂。

一索二索四索四索五索六索六索七索七索七索八索八索九索  ドラ七索

これをリーチを打っていた沢崎から捕えて16,000のアガリ。
東4局にともたけが連荘。ここでなんとか仁平に追いつきたいところではあったが、仁平が落ちついてタンヤオ七対子でともたけの親番を落とす。

しかし南1局、4巡目という段階でドラの六索が暗刻になった仁平が下家の1つ仕掛けているともたけに対して五索を打ちだすと、

一索一索一索三索四索五索六索七索西西  ポン白白白  ドラ六索

この8,000に捕まる。このアガリでまだ仁平が上だが約6ポイント差と全く分からない展開に。
実質決着がついたのが南3局1本場、仁平の親番。

仁平が三万から仕掛けて、

二万二万六万六万四索四筒四筒四筒南南  ポン三万 上向き三万 上向き三万 上向き  ドラ九筒

5巡目に南を引き入れてテンパイを入れると、ともたけも同巡

七万八万九万三索三索三索四索四索五索五索二筒三筒五筒  ツモ五索

これでテンパイをいれるもヤミテンに構え、次巡ツモ五索で打三索リーチとピンフイーペーコーにしてリーチと勝負にいった。
そして沢崎から一筒が打ち出された。しかしともたけロンの声はかけず。あくまでツモってオーラス自分の親を有利に迎えることに賭けた。

仁平が押してきているのを分かった上でのこの選択だったが、結果は仁平がともたけから7,700は8,000のアガリ。
これで仁平が逆転残留を決めた。

ともたけ、荒が降級となってしまった訳だがやはりこの2人は風格がある。
ともたけはA2に落ちてきたとき1期同じリーグで戦ったことがあるが圧勝して1年でA1に返り咲いた。

そして、荒。30年以上A1から落ちたことがない。その伝説に終止符が打たれた。

「A1から落ちたら引退するのかな?」とか
「落ちても続けてほしい」とか
「それは荒さんが決めること」とかたくさんのコメントを見ながら実況してきた。

対局後のインタビューで「色んな意見があるから正月にゆっくり考えようかな。でも僕は打ちたいからやる方だと思うけど。生涯現役でいきたいけどね。」と語ってくれた荒。
まだどうなるか決まった訳ではないが、来年すぐにA1に昇級するという荒正義、初の昇級が見られる日がくるかもしれない。

プロリーグ(鳳凰戦)レポート/第32期A1リーグ最終節レポート 白鳥 翔

年末にA1リーグの最終節が日本プロ麻雀連盟チャンネルにて3日連続で行われた。
最終10節目は9節目までのトータルポイントによって、下位卓、中位卓、上位卓に振り分けられ、下位卓から対局が行われる。
まずは最終節の初日、下位卓の模様から振り返ってみたいと思う。
ほぼ降級が確定するといってもいいこの最終節下位卓、ポイント状況は
9位  沢崎   ▲72.6P
10位 ともたけ ▲159.1P
11位 仁平   ▲210.7P
12位 荒    ▲220.8P
最終節終了時のトータルポイント下位2名がA2リーグに降級となるため、現在の残留ボーダーはともたけの▲159.1P。
仁平と荒はともたけとはそれぞれ、51.6P、61.7Pの差。実質、この3人の中でトータルポイントが上になった1名だけが残留、残り2人が降級となるだろう。
しかし50~60Pの差というのは直接対決であってもかなり大きな差だと私は思っている。この日本プロ麻雀連盟のAルールは一発も裏もなく順位点も小さいからだ。
仁平、荒は1半荘でもともたけに浮き、沈みを決められてしまえばかなり苦しくなってしまう。
まずは1回戦、東1局、東2局とそれぞれともたけ、仁平がアガって少し加点すると、東3局、ともたけの好プレーが光る。
荒のホンイツ仕掛けを受けてこの手牌。
一万九万九万九万五索五索六索六索八索八索七筒八筒九筒  ツモ八索  ドラ九筒
一万を打つとツモリ三暗刻のテンパイが入るが堪えて打六索一万は荒の当たり牌。そしてともたけ、
一万九万九万九万四索五索六索八索八索八索七筒八筒九筒  ツモ一万
この700・1300をツモアガった。 
南1局には沢崎が4,000オール。1本場はともたけがドラドラのペン七筒テンパイを崩してのピンフに持っていき、ヤミテンで仁平から3,900は4,200のアガリ。
これもペン七筒で即リーチといってもおかしくないと思って見ていたので素晴らしいの一言である。このアガリで、荒、仁平が沈んでともたけが浮いているという、ともたけにとってはこれ以上ない展開に。
南2局、荒が親番で、
五万五万二索二索二索六索七索八索三筒四筒四筒五筒五筒  ドラ七索
このリーチを打つも、先にテンパイを入れていた沢崎が
一筒一筒二筒三筒四筒八筒八筒八筒南南南西西  ツモ西
この3000・6000のアガリ。
続く南3局も荒、仁平のリーチを受けるも掻い潜って、仁平からメンホン七対子のアガリと沢崎が止まらない。
沢崎も降級の可能性が0という訳ではないので、このアガリでようやくと思っていたかもしれない。
更には来期の期首順位や年度末に行われるグランプリMAXにも順位が影響する為、安全に少しでもポイントを伸ばしたいところだ。
南4局を迎えて、持ち点は
沢崎   62,000
ともたけ 31,200
荒 16,300
仁平 10,500
荒、仁平にとっては絶望的な数字だ。このまま終われば1回戦目で実質ゲームセットとなる位の差になってしまう。親はともたけ。
なんとかして沈めるくらいはしたいところだ。
荒はドラドラ、仁平はトイツ手を見て寄せていく。
そして仁平の最終手番。手元に二万を引き寄せた。
二万二万二索二索五索五索五索南南南発発発  ツモ二万
山に残り1枚の二万を引き寄せて、見事四暗刻のアガリ。
これで仁平、逆にともたけを沈めて、自身が浮くという最高の結果をこの1局で導きだした。
1回戦終了時、トータル(9節目までのポイントも加算した)は
沢崎   ▲40.6P
ともたけ ▲177.9P
仁平   ▲194.2P
荒    ▲250.5P
仁平はかなり現実的な数字になった。荒は厳しいか。
2回戦は荒がともたけをラスにして執念のトップ、仁平が2着につけた為、これで数ポイントだが何とともたけを上回ってしまった。
3回戦は南4局を迎えて、仁平がトップ目、ともたけが浮きの2着目でこのテンパイ。
七筒八筒九筒東東東南南南西西白白  ドラ八索
荒は4着目。ラス親で粘るが、沢崎の巧みな捌きで、ともたけの超大物手も実らずこのままの並びで終了。
3回戦終了時、トータルは
沢崎   ▲40.0P
仁平   ▲170.3P 
ともたけ ▲199.3P
荒    ▲253.4P
仁平、ともたけの差は29P。荒は2人をかわさないとならない為かなり大きなトップが必要となる。
東1局、南家の荒、強烈な意地のアガリが炸裂。
一索二索四索四索五索六索六索七索七索七索八索八索九索  ドラ七索
これをリーチを打っていた沢崎から捕えて16,000のアガリ。
東4局にともたけが連荘。ここでなんとか仁平に追いつきたいところではあったが、仁平が落ちついてタンヤオ七対子でともたけの親番を落とす。
しかし南1局、4巡目という段階でドラの六索が暗刻になった仁平が下家の1つ仕掛けているともたけに対して五索を打ちだすと、
一索一索一索三索四索五索六索七索西西  ポン白白白  ドラ六索
この8,000に捕まる。このアガリでまだ仁平が上だが約6ポイント差と全く分からない展開に。
実質決着がついたのが南3局1本場、仁平の親番。
仁平が三万から仕掛けて、
二万二万六万六万四索四筒四筒四筒南南  ポン三万 上向き三万 上向き三万 上向き  ドラ九筒
5巡目に南を引き入れてテンパイを入れると、ともたけも同巡
七万八万九万三索三索三索四索四索五索五索二筒三筒五筒  ツモ五索
これでテンパイをいれるもヤミテンに構え、次巡ツモ五索で打三索リーチとピンフイーペーコーにしてリーチと勝負にいった。
そして沢崎から一筒が打ち出された。しかしともたけロンの声はかけず。あくまでツモってオーラス自分の親を有利に迎えることに賭けた。
仁平が押してきているのを分かった上でのこの選択だったが、結果は仁平がともたけから7,700は8,000のアガリ。
これで仁平が逆転残留を決めた。
ともたけ、荒が降級となってしまった訳だがやはりこの2人は風格がある。
ともたけはA2に落ちてきたとき1期同じリーグで戦ったことがあるが圧勝して1年でA1に返り咲いた。
そして、荒。30年以上A1から落ちたことがない。その伝説に終止符が打たれた。
「A1から落ちたら引退するのかな?」とか
「落ちても続けてほしい」とか
「それは荒さんが決めること」とかたくさんのコメントを見ながら実況してきた。
対局後のインタビューで「色んな意見があるから正月にゆっくり考えようかな。でも僕は打ちたいからやる方だと思うけど。生涯現役でいきたいけどね。」と語ってくれた荒。
まだどうなるか決まった訳ではないが、来年すぐにA1に昇級するという荒正義、初の昇級が見られる日がくるかもしれない。

プロリーグ(鳳凰戦)成績表/第32期 B1・B2リーグ 後期最終節成績表

A1 A2 C1・C2・C3 D1・D2・D3 E

B1

順位 名前 1節 2節 3節 4節 5節 合計
1 和久津 晶 ▲ 45.1 85.8 ▲ 8.0 9.7 64.9 107.3
2 杉浦 勘介 ▲ 36.8 114.7 59.9 ▲ 56.7 22.6 103.7
3 黒沢 咲 91.9 ▲ 35.8 ▲ 3.7 12.7 23.9 89.0
4 四柳 弘樹 32.1 ▲ 44.8 35.7 ▲ 39.7 73.4 56.7
5 鮎川 卓 44.3 51.5 ▲ 20.8 17.0 ▲ 44.1 47.9
6 客野 直 5.3 51.3 3.7 17.3 ▲ 41.4 36.2
7 寺尾 威一郎 31.0 ▲ 42.0 ▲ 15.4 7.9 52.2 33.7
8 安村 浩司 ▲ 10.5 5.2 ▲ 14.1 20.8 11.0 12.4
9 上村 慎太郎 ▲ 1.8 ▲ 49.0 47.6 50.9 ▲ 36.1 11.6
10 河井 保国 29.8 48.3 ▲ 51.4 ▲ 46.1 9.2 ▲ 10.2
11 藤島 健二郎 ▲ 43.0 ▲ 35.6 ▲ 0.5 28.7 10.3 ▲ 40.1
12 黒木 真生 ▲ 79.9 62.1 18.6 ▲ 11.2 ▲ 31.3 ▲ 41.7
13 安 秉参 ▲ 7.3 ▲ 11.3 ▲ 8.2 26.0 ▲ 47.6 ▲ 48.4
14 魚谷 侑未 ▲ 33.3 ▲ 67.6 0.5 5.9 40.8 ▲ 53.7
15 浜上 文吾 13.2 ▲ 67.2 ▲ 28.7 12.2 ▲ 74.4 ▲ 144.9
16 小川 尚哉 7.1 ▲ 65.6 ▲ 15.2 ▲ 55.4 ▲ 35.4 ▲ 164.5

昇級者 2名 (青字で表示)     降級者 6名 (赤字で表示)
※降級者は都合により(休場者や退会者が出たりなど)残留となる場合があります
昇降級ライン:順位枠内に表示

B2

順位 名前 1節 2節 3節 4節 5節 合計
1 藤本 哲也 33.7 21.5 91.4 ▲ 1.0 12.6 158.2
2 永井 卓也  35.3 ▲ 65.0 58.4 ▲ 34.9 98.8 92.6
3 森下 剛任 4.2 32.3 ▲ 27.6 15.4 60.9 85.2
4 古橋 崇志 ▲ 27.9 50.0 ▲ 46.1 55.4 36.1 67.5
5 齋藤 桂史 ▲ 8.7 4.8 34.8 11.6 5.1 47.6
6 山井 弘 ▲ 19.5 ▲ 6.6 45.5 10.6 ▲ 2.9 27.1
7 鈴木 雄介 ▲ 58.6 62.6 3.0 54.0 ▲ 40.0 21.0
8 東谷 達矢 29.6 ▲ 12.5 24.1 ▲ 35.2 8.8 14.8
9 神林 剛 19.8 ▲ 48.6 ▲ 45.2 39.3 21.5 ▲ 13.2
10 吾妻 さおり 44.4 2.8 ▲ 27.6 ▲ 72.3 28.2 ▲ 24.5
11 武田 裕希 1.8 6.9 ▲ 4.2 ▲ 6.7 ▲ 31.0 ▲ 33.2
12 太田 昌樹 33.2 ▲ 43.7 52.2 ▲ 58.6 ▲ 17.7 ▲ 34.6
13 須浦 正裕 ▲ 51.2 13.8 40.8 ▲ 28.4 ▲ 26.0 ▲ 51.0
14 老月 貴紀 ▲ 9.1 ▲ 5.1 ▲ 79.3 10.3 3.5 ▲ 79.7
15 三浦 大輔 ▲ 59.8 ▲ 41.3 ▲ 40.2 40.5 ▲ 53.2 ▲ 154.0
16 吉沢 康次 31.8 27.1 ▲ 81.0 ▲ 150.0 ▲ 104.7 ▲ 276.8

昇級者 4名 (青字で表示)     降級者 6名 (赤字で表示)
※降級者は都合により(休場者や退会者が出たりなど)残留となる場合があります
昇降級ライン:順位枠内に表示

プロリーグ(鳳凰戦)成績表/第32期 C1・C2・C3リーグ 後期最終節成績表

A1 A2 B1・B2 D1・D2・D3 E

C1

順位 名前 1節 2節 3節 4節 5節 合計
1 奈良 圭純 50.5 68.6 ▲ 59.8 ▲ 4.8 87.7 142.2
2 一井 慎也 ▲ 39.0 104.7 7.2 14.6 51.5 139.0
3 越野 智紀 ▲ 3.2 10.4 22.4 85.1 8.8 123.5
4 鈴木 基芳 19.0 13.3 24.9 41.2 8.4 106.8
5 平尾 昌邦 ▲ 14.1 58.3 23.0 66.0 ▲ 27.0 106.2
6 金子 貴行 28.0 11.6 45.6 ▲ 11.7 24.6 98.1
7 日吉 辰哉 68.4 8.8 22.9 ▲ 41.6 38.1 96.6
8 相沢 かおる ▲ 31.1 108.9 ▲ 21.5 ▲ 25.6 54.5 85.2
9 伊賀 則夫 ▲ 71.4 ▲ 59.8 47.6 52.2 106.7 75.3
10 明石 定家 16.6 24.3 26.2 6.7 0.9 74.7
11 和泉 由希子 ▲ 0.3 8.6 ▲ 12.0 98.5 ▲ 47.3 47.5
12 鈴木 秀幸 19.3 ▲ 2.5 ▲ 13.0 16.9 26.1 46.8
13 内田 美乃里 46.1 ▲ 22.5 42.3 ▲ 20.4 ▲ 5.2 40.3
14 戸井田 清光 40.2 ▲ 9.3 ▲ 19.2 16.1 ▲ 4.1 23.7
15 増田 隆一 ▲ 39.1 ▲ 17.0 34.8 16.4 22.6 17.7
16 本田 朋広 6.2 ▲ 13.4 32.1 ▲ 54.8 34.6 4.7
17 渡辺 勇人 9.4 35.1 ▲ 34.8 ▲ 15.6 4.7 ▲ 1.2
18 村中 崇 ▲ 50.0 58.4 38.3 ▲ 0.6 ▲ 59.5 ▲ 13.4
19 西島 一彦 5.9 ▲ 28.1 32.3 26.0 ▲ 60.7 ▲ 24.6
20 松崎 良文 6.5 32.4 ▲ 40.8 ▲ 38.4 4.3 ▲ 36.0
21 土井 悟 ▲ 11.1 ▲ 48.5 ▲ 29.9 54.0 ▲ 1.5 ▲ 37.0
22 中村 毅 ▲ 26.3 7.7 45.5 ▲ 17.9 ▲ 61.9 ▲ 52.9
23 長山 雅幸 ▲ 14.8 ▲ 89.8 73.3 ▲ 36.7 9.9 ▲ 58.1
24 岡田 茂 23.4 21.8 ▲ 30.3 ▲ 79.3 ▲ 13.5 ▲ 77.9
25 宮内 こずえ ▲ 15.9 ▲ 23.5 3.0 ▲ 29.8 ▲ 12.7 ▲ 78.9
26 福光 聖雄 32.7 ▲ 58.2 4.5 30.4 ▲ 98.8 ▲ 89.4
27 柚木 正仁 ▲ 2.2 ▲ 39.0 ▲ 48.1 ▲ 31.2 29.2 ▲ 91.3
28 小松 武蔵 ▲ 35.6 ▲ 28.0 ▲ 38.6 ▲ 36.4 24.8 ▲ 113.8
29 井出 康平 6.2 ▲ 59.0 ▲ 30.3 ▲ 30.3 ▲ 5.6 ▲ 119.0
30 石原 将樹 27.1 ▲ 22.9 ▲ 19.0 ▲ 32.4 ▲ 87.6 ▲ 134.8
31 井出 一寛 ▲ 41.6 ▲ 4.2 ▲ 47.3 ▲ 31.4 ▲ 15.5 ▲ 140.0
32 ケネス 徳田 ▲ 31.2 ▲ 70.8 ▲ 36.2 ▲ 1.8 ▲ 8.1 ▲ 148.1
33 小車 祥 ▲ 109.6 21.6 ▲ 47.1 13.6 ▲ 30.4 ▲ 151.9

昇級者 4名 (青字で表示)    降級者 8名 (赤字で表示)
※降級者は都合により(休場者や退会者が出たりなど)残留となる場合があります
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C2

順位 名前 1節 2節 3節 4節 5節 合計
1 藤井 すみれ ▲ 24.6 ▲ 20.1 106.7 57.8 47.9 167.7
2 森脇 翼 35.5 10.2 14.2 22.0 70.3 152.2
3 清原 継光 33.6 59.0 ▲ 5.1 50.3 4.2 142.0
4 中村 慎吾 40.6 13.0 37.7 63.3 ▲ 28.1 126.5
5 大川 哲哉 ▲ 2.8 ▲ 1.2 47.0 31.5 43.0 117.5
6 佐山 竜介 6.7 32.5 29.1 ▲ 13.7 38.0 92.6
7 北野 由実 ▲ 57.7 83.6 12.3 18.8 32.6 89.6
8 樋口 新 25.1 46.7 27.3 ▲ 13.0 ▲ 5.6 80.5
9 田中 史孝 25.6 38.2 ▲ 3.3 ▲ 31.5 29.6 58.6
10 仲田 加南 11.4 39.7 27.4 12.2 ▲ 33.6 57.1
11 伊藤 鉄也 49.4 ▲ 16.6 19.7 9.6 ▲ 12.0 50.1
12 福山 満幸 25.3 3.2 9.1 20.6 ▲ 11.2 47.0
13 岡田 直之 ▲ 12.2 41.2 8.9 21.7 ▲ 16.7 42.9
14 角屋 保人 44.6 ▲ 8.7 30.5 ▲ 64.3 40.8 42.9
15 石川 正明 2.3 ▲ 26.2 9.3 62.3 ▲ 20.8 26.9
16 大和田 篤史 ▲ 26.3 ▲ 7.5 4.1 28.9 26.8 26.0
17 岩井 健太 ▲ 6.4 20.3 ▲ 17.8 4.6 19.7 20.4
18 濱平 光朗 ▲ 15.5 21.0 38.9 ▲ 80.1 55.8 20.1
19 横井 玲巳 99.3 ▲ 12.8 ▲ 16.3 ▲ 26.8 ▲ 23.7 19.7
20 優木 美智 ▲ 33.8 7.7 ▲ 4.5 9.5 20.8 ▲ 0.3
21 北條 恵美 20.0 ▲ 5.1 ▲ 28.5 33.7 ▲ 23.2 ▲ 3.1
22 福島 祐治 15.9 ▲ 37.7 16.6 23.4 ▲ 23.7 ▲ 5.5
23 藤岡 良一 ▲ 1.5 ▲ 42.4 ▲ 4.8 32.7 8.9 ▲ 7.1
24 羽山 真生 6.2 14.3 ▲ 34.1 ▲ 14.2 17.3 ▲ 10.5
25 寺戸 孝志 ▲ 28.1 12.5 ▲ 30.8 24.7 10.9 ▲ 10.8
26 真鍋 明広 21.8 25.8 5.3 ▲ 13.6 ▲ 63.5 ▲ 24.2
27 安田 麻里菜 26.3 ▲ 36.2 22.8 ▲ 28.0 ▲ 13.1 ▲ 28.2
28 蒼井 ゆりか 4.0 12.9 ▲ 4.2 ▲ 41.4 ▲ 9.9 ▲ 38.6
29 中尾 多門 7.7 22.4 ▲ 50.8 ▲ 36.5 9.1 ▲ 48.1
30 王 政芳 ▲ 6.6 ▲ 105.2 ▲ 49.7 73.1 33.1 ▲ 55.3
31 末続 ヒロトシ 6.3 ▲ 9.2 ▲ 12.5 ▲ 27.5 ▲ 13.9 ▲ 56.8
32 吉田 幸雄 9.1 13.9 ▲ 64.7 ▲ 59.5 31.0 ▲ 70.2
33 水澤 明彦 ▲ 30.2 ▲ 28.8 18.9 18.0 ▲ 49.0 ▲ 71.1
34 南里 はるみ ▲ 41.0 ▲ 42.5 28.5 62.7 ▲ 89.6 ▲ 81.9
35 三戸 亮祐 ▲ 56.2 ▲ 29.8 23.5 9.3 ▲ 32.0 ▲ 85.2
36 三田 不二夫 ▲ 9.1 ▲ 8.9 ▲ 15.9 ▲ 42.2 ▲ 10.0 ▲ 86.1
37 室伏 理麻 ▲ 27.8 ▲ 2.4 ▲ 9.0 ▲ 125.3 71.8 ▲ 92.7
38 武石 絵里 1.0 ▲ 24.5 ▲ 66.9 18.8 ▲ 32.2 ▲ 103.8
39 野方 祐介 ▲ 97.8 ▲ 65.5 ▲ 21.2 ▲ 6.1 25.8 ▲ 164.8
40 菅野 直 ▲ 11.6 ▲ 41.0 ▲ 27.6 ▲ 45.1 ▲ 40.7 ▲ 166.0
41 伊藤 大輔 ▲ 51.5 54.2 ▲ 70.1 ▲ 40.7 ▲ 88.9 ▲ 197.0

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C3

順位 名前 1節 2節 3節 4節 5節 合計
1 高橋 良介 8.9 ▲ 1.4 73.8 79.6 ▲ 13.3 147.6
2 元木 伸明 ▲ 10.0 ▲ 39.9 63.7 82.3 35.7 131.8
3 川口 亮雅 ▲ 26.7 25.9 39.6 ▲ 14.0 106.7 131.5
4 童 瞳 ▲ 47.8 89.3 10.2 6.5 51.9 110.1
5 三浦 智博 37.8 70.5 52.5 ▲ 10.0 ▲ 63.0 87.8
6 月江 いくこ 48.2 ▲ 99.4 36.2 112.8 ▲ 11.2 86.6
7 東 幸一郎 0.4 ▲ 5.3 47.4 13.6 30.4 86.5
8 高橋 信夫 26.9 ▲ 11.8 113.3 ▲ 39.1 ▲ 21.8 67.5
9 赤司 美奈子 0.3 105.3 ▲ 9.8 ▲ 70.5 39.3 64.6
10 齋藤 豪 ▲ 17.0 31.5 ▲ 19.4 51.4 15.9 62.4
11 林 俊宏 ▲ 21.6 62.7 ▲ 10.3 50.9 ▲ 23.3 58.4
12 桜井 紘己 1.4 ▲ 33.7 35.6 ▲ 4.3 44.3 43.3
13 山口 大和 ▲ 60.9 44.9 15.5 23.6 15.8 38.9
14 太田 優介 48.6 ▲ 19.2 40.1 11.6 ▲ 68.2 12.9
15 樋口 洋輔 ▲ 5.8 ▲ 19.9 14.5 2.8 16.7 8.3
16 蛯原 朗 29.2 ▲ 5.3 3.5 ▲ 21.3 ▲ 0.2 5.9
17 中土 恵介 30.0 87.4 ▲ 75.6 28.3 ▲ 90.7 ▲ 20.6
18 関島 義基 21.4 26.2 ▲ 40.2 ▲ 25.4 ▲ 4.8 ▲ 22.8
19 長内 真実 ▲ 21.4 ▲ 56.8 43.9 ▲ 29.1 36.5 ▲ 26.9
20 大木 亮典 47.4 ▲ 77.6 ▲ 0.4 ▲ 39.4 33.9 ▲ 36.1
21 柴田 吉和 26.1 ▲ 24.8 ▲ 29.3 ▲ 8.0 ▲ 25.1 ▲ 61.1
22 後藤 隆 19.7 29.8 ▲ 30.5 ▲ 50.2 ▲ 34.0 ▲ 65.2
23 土佐 竜一 0.5 16.4 5.5 ▲ 41.0 ▲ 48.2 ▲ 66.8
24 鈴木 郁孝 ▲ 38.6 12.1 ▲ 37.6 ▲ 29.9 21.0 ▲ 73.0
25 石橋 和也 ▲ 40.3 ▲ 21.2 ▲ 50.3 ▲ 1.5 37.9 ▲ 75.4
26 須長 正和 ▲ 23.3 ▲ 55.7 47.2 ▲ 50.9 7.1 ▲ 75.6
27 安藤 友一 ▲ 45.8 ▲ 93.4 ▲ 20.6 56.4 13.6 ▲ 89.8
28 斉藤 等 21.3 33.8 ▲ 79.3 ▲ 27.6 ▲ 46.3 ▲ 98.1
29 小島 広宣 ▲ 55.6 ▲ 19.6 ▲ 70.5 ▲ 2.5 40.4 ▲ 107.8
30 高宮 まり ▲ 20.4 ▲ 14.4 ▲ 44.2 7.7 ▲ 41.7 ▲ 113.0
31 松本 遊助 ▲ 20.5 ▲ 38.7 ▲ 50.6 ▲ 83.7 ▲ 6.4 ▲ 199.9
32 河森 郷太郎 ▲ 16.0 ▲ 23.9 ▲ 106.9 17.9 ▲ 71.9 ▲ 200.8

昇級者 5名 (青字で表示)    降級者 7名 (赤字で表示)
1名休場者が出たため6名降級
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プロリーグ(鳳凰戦)成績表/第32期 D1・D2・D3リーグ後期最終節成績表

A1 A2 B1・B2 C1・C2・C3 E

 

D1

順位 名前 1節 2節 3節 4節 5節 合計
1 伊井 功雅 97.4 ▲ 4.9 ▲ 26.5 53.5 0.5 120.0
2 福島 清子 94.1 2.4 3.3 ▲ 11.5 30.7 119.0
3 今泉 誠一 38.1 44.5 30.9 ▲ 15.4 ▲ 2.5 95.6
4 石立 岳大 66.3 ▲ 13.7 33.2 ▲ 38.3 39.6 87.1
5 冨田 久志 ▲ 38.4 19.2 3.5 75.3 23.7 83.3
6 小町 拓也 34.2 ▲ 66.8 65.2 18.0 28.7 79.3
7 西山 あみ 36.6 ▲ 14.9 33.9 ▲ 25.0 47.0 77.6
8 犬見 武史 ▲ 18.0 70.5 16.0 ▲ 1.6 1.6 68.5
9 小田 悟志 54.7 8.9 27.1 ▲ 13.8 ▲ 27.4 49.5
10 石川 詩万 ▲ 18.7 18.0 46.8 13.7 ▲ 11.6 48.2
11 江隈 亨 ▲ 7.8 ▲ 20.4 41.9 57.1 ▲ 23.3 47.5
12 吉田 求 ▲ 19.6 72.1 ▲ 50.0 25.9 3.7 32.1
13 石原 康申 61.9 ▲ 19.1 7.0 ▲ 24.2 ▲ 8.9 16.7
14 手塚 紗掬 ▲ 33.3 ▲ 4.6 52.5 ▲ 17.2 17.6 15.0
15 内山 歩 21.4 ▲ 17.8 32.6 32.8 ▲ 62.4 6.6
16 桶本 篤史 10.4 ▲ 24.7 ▲ 50.6 22.3 46.7 4.1
17 久山 浩司 ▲ 54.4 ▲ 0.3 ▲ 22.2 44.4 27.9 ▲ 4.6
18 荒牧 冬樹 9.2 ▲ 43.5 ▲ 29.5 67.5 ▲ 12.6 ▲ 8.9
19 福島 佑一 7.9 ▲ 2.6 4.7 3.7 ▲ 27.8 ▲ 14.1
20 塚越 祐次郎 6.3 10.0 ▲ 34.7 ▲ 64.4 67.0 ▲ 15.8
21 末松 隆文 ▲ 24.9 83.9 ▲ 64.4 ▲ 15.7 ▲ 2.2 ▲ 23.3
22 平野 敬悟 ▲ 38.7 ▲ 15.8 ▲ 12.4 23.9 12.1 ▲ 30.9
23 久保 公男 ▲ 29.8 12.8 ▲ 7.1 ▲ 26.5 6.4 ▲ 44.2
24 岡本 真一 ▲ 27.8 ▲ 33.5 ▲ 24.3 47.3 ▲ 6.9 ▲ 45.2
25 谷岡 育夫 ▲ 43.5 41.8 ▲ 40.6 0.3 ▲ 13.3 ▲ 55.3
26 高柳 節子 ▲ 3.4 ▲ 2.9 ▲ 26.3 ▲ 27.4 ▲ 1.7 ▲ 61.7
27 楠木 一朗 0.0 54.4 ▲ 43.0 ▲ 57.7 ▲ 16.7 ▲ 63.0
28 鷲見 隼人 ▲ 26.3 ▲ 53.1 10.5 31.7 ▲ 26.5 ▲ 63.7
29 小川 淳 ▲ 58.0 ▲ 9.6 36.8 ▲ 2.3 ▲ 43.3 ▲ 76.4
30 山田 学武 ▲ 27.8 ▲ 27.4 ▲ 44.4 44.7 ▲ 21.8 ▲ 76.7
31 藤原 正允 ▲ 41.4 ▲ 18.1 ▲ 5.2 ▲ 96.2 64.6 ▲ 96.3
32 松岡 千晶 ▲ 23.3 2.7 ▲ 69.9 ▲ 52.1 ▲ 22.2 ▲ 164.8
33 泉 亮多 ▲ 3.4 ▲ 52.5 32.2 ▲ 73.8 ▲ 107.7 ▲ 205.2

昇級者 6名 (青字で表示)    降級者 6名 (赤字で表示)
※降級者は都合により(休場者や退会者が出たりなど)残留となる場合があります
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D2

順位 名前 1節 2節 3節 4節 5節 合計
1 蒼山 秀佑 ▲ 5.5 42.8 55.4 ▲ 12.3 87.6 168.0
2 樋口 徹 ▲ 41.3 80.6 81.6 35.4 9.4 165.7
3 山脇 千文美 76.9 ▲ 30.6 53.6 ▲ 0.2 28.6 128.3
4 坪井 哲也 37.3 ▲ 16.6 67.0 18.5 11.0 117.2
5 居藤 洸 ▲ 14.6 ▲ 9.4 53.2 38.1 26.8 94.1
6 山岸 成安 8.7 57.5 ▲ 10.1 21.5 15.7 93.3
7 ガース 85.2 ▲ 39.2 37.5 ▲ 50.0 53.4 86.9
8 森岡 貞臣 39.3 ▲ 6.1 54.9 ▲ 3.9 ▲ 14.5 69.7
9 山嵜 竜丸 ▲ 2.5 48.5 0.2 ▲ 50.1 60.1 56.2
10 古本 和宏 ▲ 31.0 46.0 ▲ 19.1 20.0 36.5 52.4
11 上野 友裕 12.6 ▲ 100.0 54.0 33.5 42.8 42.9
12 中山 奈々美 ▲ 1.9 78.2 ▲ 25.6 5.6 ▲ 13.8 42.5
13 高橋 侑希 76.4 ▲ 18.0 19.7 ▲ 67.0 28.2 39.3
14 船木 伸一 20.4 ▲ 15.9 17.1 33.2 ▲ 24.3 30.5
15 重原 聡 ▲ 23.7 38.0 ▲ 5.6 39.1 ▲ 29.4 18.4
16 前田 洋佑 ▲ 10.1 70.0 4.4 ▲ 23.9 ▲ 22.8 17.6
17 七瀬 真実 29.2 ▲ 4.6 ▲ 44.0 9.1 11.4 1.1
18 髙橋 勇 ▲ 7.9 ▲ 11.0 ▲ 34.0 ▲ 28.4 70.2 ▲ 11.1
19 清水 哲也 ▲ 5.1 ▲ 19.7 ▲ 19.7 11.2 19.8 ▲ 13.5
20 西嶋 ゆかり 34.5 24.9 15.0 ▲ 43.7 ▲ 45.0 ▲ 14.3
21 安達 紘文 ▲ 50.3 11.1 14.1 50.9 ▲ 41.9 ▲ 16.1
22 川原 舞子 6.0 ▲ 20.2 36.4 8.5 ▲ 48.8 ▲ 18.1
23 鳥越 真仁 ▲ 14.8 11.4 ▲ 34.2 3.5 2.8 ▲ 31.3
24 嶋村 泰之 ▲ 16.5 41.3 ▲ 11.1 15.3 ▲ 61.4 ▲ 32.4
25 天音 まこと 62.9 ▲ 29.4 2.9 ▲ 41.3 ▲ 30.4 ▲ 35.3
26 林 潤一郎 46.6 14.2 ▲ 54.7 ▲ 1.9 ▲ 40.1 ▲ 35.9
27 戸田 誠輝 ▲ 5.4 16.0 ▲ 71.6 11.2 2.0 ▲ 47.8
28 朝比奈 諒 ▲ 43.3 ▲ 13.7 ▲ 14.5 31.9 ▲ 13.4 ▲ 53.0
29 高田 麻衣子 59.3 ▲ 41.9 ▲ 54.2 ▲ 12.0 ▲ 11.2 ▲ 60.0
30 水谷 健志 ▲ 63.1 15.7 5.2 ▲ 41.0 21.4 ▲ 61.8
31 内山 えみ 19.9 ▲ 33.3 ▲ 32.2 24.1 ▲ 41.1 ▲ 62.6
32 戸部 弘次 17.2 2.5 ▲ 46.9 ▲ 27.1 ▲ 9.2 ▲ 63.5
33 五反地 清一郎 ▲ 83.5 42.4 ▲ 21.7 ▲ 50.5 45.8 ▲ 67.5
34 吉野 敦志 ▲ 31.1 ▲ 43.6 ▲ 22.9 44.3 ▲ 34.3 ▲ 87.6
35 新谷 翔平 ▲ 55.3 ▲ 63.0 3.8 30.6 ▲ 48.1 ▲ 132.0
36 西田 修 ▲ 20.3 ▲ 81.3 ▲ 73.9 27.1 11.6 ▲ 136.8
37 ジェン ▲ 43.1 ▲ 69.3 ▲ 6.1 ▲ 50.0 23.7 ▲ 144.8
38 古谷 知美 ▲ 4.7 ▲ 56.6 ▲ 14.4 ▲ 34.3 ▲ 37.4 ▲ 147.4
39 三田 晋也 ▲ 77.9 ▲ 8.2 39.5 ▲ 85.8 ▲ 43.7 ▲ 176.1

昇級者 8名 (青字で表示)    降級者 7名 (赤字で表示)
1名欠場者が出たため6名降級
※降級者は都合により(休場者や退会者が出たりなど)残留となる場合があります
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D3

順位 名前 1節 2節 3節 4節 5節 合計
1 宮崎 皓之介 83.8 ▲ 46.6 39.7 82.5 84.1 243.5
2 新井 駿一 52.7 47.0 49.6 7.5 29.5 186.3
3 東城  りお 31.3 20.9 13.4 56.5 42.2 164.3
4 岡本 和也 ▲ 6.2 65.8 93.8 ▲ 1.4 ▲ 2.6 149.4
5 西川 舞 100.1 43.3 9.1 ▲ 40.2 13.1 125.4
6 青山 めぐみ ▲ 27.5 ▲ 34.3 49.9 16.9 114.5 119.5
7 平野 良栄 36.3 41.0 1.0 32.1 8.7 119.1
8 谷 誠之 59.7 11.1 ▲ 1.1 13.3 23.0 106.0
9 中川 由佳梨 37.9 5.3 36.8 ▲ 14.7 29.4 94.7
10 金子 正明 39.6 ▲ 7.0 67.1 6.0 ▲ 21.5 84.2
11 瀬下 勝也 12.0 ▲ 48.3 91.1 7.4 14.6 76.8
12 小林 正和 ▲ 30.3 26.5 ▲ 16.1 54.4 33.8 68.3
13 弓削 雅人 52.3 ▲ 17.5 ▲ 44.8 107.7 ▲ 29.8 67.9
14 京平 遥 14.6 ▲ 34.3 62.1 16.0 ▲ 6.2 52.2
15 江端 隼 45.9 0.0 60.2 ▲ 32.9 ▲ 22.2 51.0
16 石田 亜沙己 28.3 4.4 2.5 37.7 ▲ 26.3 46.6
17 弘中 栄司 52.3 2.1 ▲ 32.2 40.6 ▲ 21.1 41.7
18 中 寿文 ▲ 10.1 29.2 ▲ 60.5 65.8 14.3 38.7
19 中岫 宏文 51.0 72.7 26.6 ▲ 53.3 ▲ 60.4 36.6
20 松本 裕也 ▲ 16.8 ▲ 6.7 61.3 10.9 ▲ 15.9 32.8
21 平田 隆史 7.3 ▲ 8.3 35.5 11.5 ▲ 14.4 31.6
22 加賀美 幸孝 ▲ 46.2 64.2 51.8 ▲ 65.5 25.6 29.9
23 中津 真吾 ▲ 20.1 9.8 31.3 23.3 ▲ 17.3 27.0
24 鹿嶌 文太 ▲ 0.9 0.1 ▲ 45.1 31.6 41.0 26.7
25 向井 譲 ▲ 24.0 17.5 4.3 ▲ 29.8 47.6 15.6
26 渋谷 菜瑠美 ▲ 14.5 64.8 ▲ 22.7 ▲ 5.2 ▲ 27.1 ▲ 4.7
27 時田 拓和 11.0 ▲ 10.7 16.2 ▲ 22.0 ▲ 0.8 ▲ 6.3
28 宮内 崇成 65.2 38.2 ▲ 80.1 ▲ 15.6 ▲ 24.3 ▲ 16.6
29 部谷 幸則 22.7 ▲ 51.8 15.7 ▲ 71.5 67.4 ▲ 17.5
30 斉藤 理絵 5.2 ▲ 3.8 ▲ 18.6 6.8 ▲ 7.2 ▲ 17.6
31 永井 勝晴 9.0 31.8 ▲ 67.0 ▲ 22.4 28.8 ▲ 19.8
32 澤村 明日華 ▲ 28.7 53.8 66.6 ▲ 52.6 ▲ 64.4 ▲ 25.3
33 渡辺 洋巳 ▲ 26.3 12.2 2.3 6.0 ▲ 20.6 ▲ 26.4
34 岡部 光輝 0.1 22.8 ▲ 53.2 ▲ 10.5 8.0 ▲ 32.8
35 櫛田 利太 ▲ 59.9 ▲ 8.8 ▲ 30.3 38.9 13.5 ▲ 46.6
36 小笠原 奈央 6.1 ▲ 41.6 ▲ 4.1 ▲ 14.1 2.9 ▲ 50.8
37 三咲 麻里 ▲ 29.9 ▲ 47.4 32.1 23.6 ▲ 29.7 ▲ 51.3
38 楠原 遊 ▲ 33.9 ▲ 34.9 7.5 ▲ 22.0 29.9 ▲ 53.4
39 阿部 謙一 ▲ 74.8 41.8 10.5 ▲ 8.3 ▲ 30.2 ▲ 61.0
40 高沢 雅 ▲ 100.9 57.2 ▲ 31.4 30.0 ▲ 25.4 ▲ 70.5
41 荒井 裕太 ▲ 5.9 ▲ 2.4 ▲ 30.5 ▲ 54.7 19.6 ▲ 73.9
42 小島 優 ▲ 81.2 ▲ 47.7 ▲ 17.5 73.0 ▲ 2.5 ▲ 75.9
43 相場 雄大 ▲ 55.6 ▲ 9.7 ▲ 22.5 13.2 ▲ 8.6 ▲ 83.2
44 大木 一慶 16.1 2.9 ▲ 35.4 ▲ 7.6 ▲ 62.0 ▲ 86.0
45 田代 航太郎 ▲ 24.5 ▲ 58.4 ▲ 11.9 24.6 ▲ 18.8 ▲ 89.0
46 梶谷 誠次 ▲ 24.5 ▲ 95.7 ▲ 32.5 3.7 56.7 ▲ 92.3
47 大庭 三四郎 35.5 ▲ 5.6 ▲ 78.7 2.0 ▲ 46.2 ▲ 93.0
48 白銀 紗希 7.7 ▲ 54.0 ▲ 20.3 ▲ 74.2 44.5 ▲ 96.3
49 齋藤 麻衣子 4.3 0.7 ▲ 47.2 ▲ 54.6 ▲ 4.1 ▲ 100.9
50 高木 翔太 ▲ 76.3 ▲ 42.5 5.4 ▲ 41.6 ▲ 0.9 ▲ 155.9
51 菅原 千瑛 ▲ 42.3 ▲ 24.6 ▲ 11.8 ▲ 35.5 ▲ 51.0 ▲ 165.2
52 大野 彩乃 ▲ 32.6 ▲ 29.6 17.8 ▲ 40.3 ▲ 82.9 ▲ 167.6
53 橘 由香 ▲ 24.9 ▲ 2.1 ▲ 106.3 ▲ 74.0 ▲ 50.3 ▲ 257.6

昇級者 9名 (青字で表示)    降級者 8名 (赤字で表示)
1名退会者が出たため7名降級
※降級者は都合により(休場者や退会者が出たりなど)残留となる場合があります
昇降級ライン:順位枠内に表示

プロリーグ(鳳凰戦)成績表/第32期 Eリーグ 後期最終節成績表

A1 A2 B1・B2 C1・C2・C3 D1・D2・D3

順位 名前 1節 2節 3節 4節 5節 合計
1 桜川 姫子 ▲ 34.6 33.8 50.3 ▲ 9.2 39.4 79.7
2 小谷 美和子 48.0 45.6 ▲ 76.8 57.3 0.8 74.9
3 杉浦 幸 87.9 ▲ 36.7 24.8 ▲ 14.6 ▲ 0.8 60.6
4 髙田 幸助 34.9 ▲ 29.4 ▲ 25.4 ▲ 9.7 78.8 49.2
5 優月 みか 15.2 ▲ 5.5 15.3 34.0 ▲ 11.1 47.9
6 松岡 昭彦 70.6 ▲ 12.7 ▲ 0.4 ▲ 7.2 ▲ 10.2 40.1
7 古川 彩乃 14.9 9.4 37.7 ▲ 11.5 ▲ 19.9 30.6
8 井上 絵美子 ▲ 14.4 48.3 7.3 ▲ 29.2 17.8 29.8
9 金丸 卓矢 ▲ 36.2 40.0 ▲ 12.1 1.8 22.0 15.5
10 宗像 惇 ▲ 18.7 9.9 2.4 19.3 2.4 15.3
11 中野 妙子 ▲ 54.5 ▲ 13.2 69.5 ▲ 2.3 13.2 12.7
12 佐藤 健一 ▲ 21.1 26.1 ▲ 21.0 11.8 8.6 4.4
13 今岡 英忠 9.3 16.8 ▲ 25.5 ▲ 49.3 40.9 ▲ 7.8
14 小針 貴司 ▲ 17.0 0.0 ▲ 29.7 18.1 0.9 ▲ 27.7
15 大房 和明 ▲ 6.5 1.6 23.8 5.4 ▲ 62.2 ▲ 37.9
16 中川 基輝 ▲ 26.9 2.7 27.1 ▲ 25.5 ▲ 25.4 ▲ 48.0
17 原 佑典 ▲ 23.3 ▲ 30.0 ▲ 30.4 17.3 ▲ 0.5 ▲ 66.9
18 森 恵里佳 1.1 ▲ 15.0 ▲ 41.9 10.7 ▲ 54.3 ▲ 99.4
19 大鹿糠 文也 ▲ 16.8 ▲ 13.3 ▲ 5.3 ▲ 37.2 ▲ 39.2 ▲ 111.8
20 大亀 あすか ▲ 50.0 ▲ 50.0 69.2 ▲ 50.0 ▲ 50.0 ▲ 130.8
21 東條 雄己 4.9 ▲ 79.4 ▲ 60.9 ▲ 50.0 ▲ 1.2 ▲ 186.6

第10期女流桜花決定戦 二日目観戦記 魚谷 侑未

100

 

二階堂亜樹
100
18歳の時に麻雀プロとしてデビューし、注目を集める。現在では人気、実力共に連盟トップを走り続けている。
彼女の麻雀は守備よりのバランス型で、とても繊細だ。卓上の些細な変化にとても敏感である。
それがいつもの彼女の強さであり、持ち味でもある。

しかし、少しポイントを離されてしまったこの決勝戦2日目において、「いつもの彼女らしい」守備よりの麻雀は果たして勝利へと繋がるのだろうか?
可能性が無いとは言わない。普段の自分を信じるのが正しいのかもしれない。
しかし、彼女はそれが正しいとは思わなかったのだ。

「いつもと異なる打ち方になってもいい、勝つための最善を尽くす」

この日の彼女はこう考えていた。そして、勝つことに対して、ただ一生懸命だった。

一万二万二万三万六万七万五索六索八索八索八索六筒七筒  ドラ八索

親番7巡目、上家から打たれた五筒を仕掛けるか?

手牌の損得で考えれば、仕掛ける事が有利であるとわかる。
シャンテン数が進み、更にはメンゼンで仕上げなければいけなかったはずの手が仕掛けも利くようになる。
しかし、プロの試合ではこの手を「仕掛ける事は損だ」と判断される事も多い。それは何故か?

それは、他家からの見られ方にある。
競技麻雀で7巡目の両面からのチーは、大抵の場合ドラ2枚以上、もしくはホンイツなどの手役が絡む高い手であると他家は考えるのだ。

つまりは、手が出来上がってない人間はそれを見て手じまいしかねない。手じまいまでは行かなくとも、警戒レベルがMAXまで跳ね上がる。
その周りに与える影響は、自分がアガリたい手であるのなら、損である事も多々ある。
だから、この手を鳴く事を損だと考え、鳴かない選択肢を取るプロも多いのではないだろうか。

(この手を鳴くのが得か、鳴かないのが得か、という話を私にさせたら日が暮れてしまうので、今は割愛させて頂く)

そして、最初の議題に戻る。

5回戦 東2局

一万二万二万三万六万七万五索六索八索八索八索六筒七筒  ドラ八索

上家から打たれた五筒を亜樹は仕掛けた。
仕掛ければ、11,600点の両面2つの1シャンテンになる。
他家に警戒されてもいい。特に上家の宮内が亜樹にいつも辛く打ってくることも重々承知していた。
1つ仕掛けて十分形であるなら、あとは自分で手牌を作り上げればいい。亜樹はそう考えていた。

〔勝つためのチャンスは待っていてもくるかどうかはわからない。それならば、自分で道を切り開く!〕

この手は結局、成就はしなかった。しかし、この後の亜樹の強気の攻撃へと繋がっていく大切な局となったのだ。

〔亜樹の勝利への想い〕

東2局1本場

100

亜樹は2シャンテンから放銃した。
親とはいえ、亜樹の手の形は相当苦しい。打ち出していく牌も通るかわからない牌が多い。
普段の亜樹ならば考えづらい放銃。でも、これが今日の亜樹の戦い方だった。
極限までテンパイを諦めない。リスクを背負っても攻めることは止めない。

この日のコメントを見ると、「亜樹らしくない」といったものが少なからずあった。

しかしそれらを眺めながら、私は思うのだ。

「自分らしい麻雀を追い求め続けるのが本当に正しいのか。そして、それは勝ちに繋がるのだろうか」と。

彼女は戦っている。勝利のために。
それが、勝負に対していつも真剣な「彼女らしさ」であるのではないか。そう感じた。

5回戦の成績
二階堂亜樹+12.5P 宮内こずえ+5.5P 和泉由希子▲5.6P 吾妻さおり▲12.4P

5回戦終了時
和泉由希子+34.1P 宮内こずえ+29.3P 二階堂亜樹▲14.2P 吾妻さおり▲49.2P

 

6回戦

〔満貫テンパイからのオリ選択ほど胆力が必要なものはない〕

100

2軒リーチを受けている。しかし、自分はリーチ者の現物の三索六索待ちでテンパイ。出アガリで高め満貫、安めでも5,200ある。実はこの五筒は吾妻のリーチの当たり牌である。

「あー、放銃したなぁ・・」

なんて見ていると、和泉の選択はオリ。

「えー!?これをオリられるの?凄い・・・」

素直に私は驚いた。そして感心した。
確かに、ドラ跨ぎの筋でどちらにも危険牌である。しかし、自分の手もツモれば満貫の良形テンパイだ。
満貫テンパイをオリるのは見た目以上に胆力が必要だ。
自分がオリた牌が当たり牌じゃなかったら?次の誰かのツモが自分の当たり牌だったら?
オリた時に自分がカッコ悪く映る材料はいくらでもある。

逆に、例え五筒が当たり牌だったとしても、自分も満貫テンパイであるという言い訳はつくのだ。
つまり、この五筒は押すのは簡単でオリるのはとても難しい牌だ。
それを止めた和泉の嗅覚は研ぎ澄まされているように見える。

この局の結果は流局。
地味な局として、人々の印象には残らなかったかもしれないが、記憶には残してほしいと思う良判断のある局だったので書き記した。

東3局

〔真似の出来ないオリジナルアガリ〕
100

吾妻の打ち筋は、なかなか理解できないものも多い。
彼女には独自の感性があり、理では説明出来ないような手順やアガリが時折見られる。

理に拘って打つことが正しいことだと私は考える。
しかし、理に拘りすぎると、創造性や感性の限界を早めてしまうのではないか。

吾妻の手作りは、創造性で溢れている。

100

吾妻は親の第一打の九万をポンした。
一色に行くにしても、手牌はまだかなり苦しい。しかも、中張牌から仕掛けるならまだしも、ヤオ中牌の九万からの仕掛け。
周りからもかなり警戒されてしまうであろう。普通は、ここまで思い切りの良い仕掛けはなかなか出来ない。

しかし、この後吾妻は無駄ヅモが一切なく、最速でマンズのチンイツテンパイを果たす。

一万二万三万四万四万五万五万六万六万八万  ポン九万 上向き九万 上向き九万 上向き  ドラ二万

まさかあの遠い仕掛けがチンイツの最速テンパイを果たすとは・・・
他の誰かがあの配牌を貰ってこの最終形まで持っていけただろうか。吾妻の創造性にはいつも驚かされる。
しかし、その直後に亜樹にも五万八万待ちのヤミテン満貫のテンパイが入る。

吾妻は八万単騎の仮のテンパイであるために危ないか・・・?と思われたが・・・

100

まさかの和泉が八万を掴んで12,000の放銃。
ダブロンの場合、競技ルールは放銃者から見て上家の人間のアガリだけが適用される。
つまり、アガリが発生したのは吾妻だった。

ヤミテン満貫テンパイなのでなかなか難しいとは思うが、亜樹がリーチを打っていたらどうなっていただろうか。
麻雀の世界にたらればは存在しないが、それでもその先を想像せずにはいられない。

〔亜樹の必死な仕掛け〕

東4局

100

亜樹は1枚目の発を仕掛けた。ドラ2枚であり、遠くにホンイツも視野にいれての仕掛けであったと思う。少し遠い仕掛けではあるが、一般的な仕掛けである。
しかし、2フーロ目の仕掛けには少し驚いた。吾妻から放たれた五索をチーして二索切り。
打点が3,900に固定されやすい上に、愚形が残る可能性がかなり高くなる1シャンテンへの仕掛け。普段の亜樹ならこの五索は見送ったのではないだろうか。

次に場に打たれた西も仕掛ける。

五万五万六索八索  ポン西西西  チー五索 左向き四索 上向き六索 上向き  ポン発発発

手牌を4枚にしてのこのテンパイは、とてもではないが綺麗な形とは言えない。
それでも勝つために、アガリ続けるために、亜樹は自分の可能性を信じ続けるのだ。
すぐに七索をツモりアガリ、必死の想いを込めた1,300・2,600ツモとなった。

南2局1本場

亜樹の必死の攻撃は続く。

100

この7巡目の二万を仕掛ける亜樹を見たことがあるだろうか?
メンゼンで仕上げれば678の三色などが見え、高くなりそうな手である。
ドラは中なので、タンヤオ風に仕掛けると他家からの反撃も受けやすい。

しかし亜樹は、7巡目で「この手はメンゼンではアガれない」と見切って、仕掛けて捌くという判断を下したのだ。

その後、吾妻からのリーチ、和泉のドラポンと反撃を受けるが、危険牌を押してアガリきった。
亜樹の仕掛けが得であるのかは、正直わからない。それでも、亜樹の勝利への想いは伝わってきた1局であった。

100

6回戦の成績
二階堂亜樹+22.6P 吾妻さおり+12.3P 宮内こずえ+2.4P 和泉由希子▲37.3P

6回戦終了時
宮内こずえ+31.7P 二階堂亜樹+8.4P 和泉由希子▲3.2P 吾妻さおり▲36.9P

 

7回戦

〔再び意地を見せる和泉、丁寧に打ちまわす宮内〕

2日目は亜樹の2連勝スタートで始まった。亜樹の強気の攻めが上手くハマっての結果だった。
逆に苦しいのは和泉だ。初日のポイントを全て吐き出し、トータルポイントはマイナスとなってしまった。

東2局2本場、和泉に久しぶりの大物手が入る。
100

二万四万四万五万六万七万八万九万南南南中中  ドラ八筒

8巡目にしてメンホンテンパイだ。更に、2巡後には一万を引き入れて、一気通貫もつく形となった。
捨て牌はいかにもホンイツのような捨て牌になっているが、亜樹は初牌の南中を吾妻は無筋の八万を押している。
つまりは、さほど和泉のテンパイは警戒されてはいない。

そして、宮内にもテンパイが入る。

100

自分の待ち牌は場に4枚切られているが、タンヤオドラ1の両面待ちのテンパイだ。
親に六万を勝負して、リーチを打つか?ヤミテンにするか?・・・と見ていたが、宮内の選択は二索のトイツ落としのテンパイ崩し。
冷静に和泉の手牌状況を捉えている。これには心の底から感心した。

100

そして、次巡に宮内が持ってきた牌は三万
宮内以外の誰かがそこに座っていたのなら、まず放銃となっていた牌であろう・・・。宮内の研ぎ澄まされた感性が12,000放銃を回避させた。

宮内が素晴らしい打ち回しを見せ、この局は流局濃厚だろうか?と思っていたが、和泉は最後の1枚である自分のアガリ牌の三万をツモりアガったのである。
止められてもツモるアガリ牌。渾身の6,000オールの声が響き渡った。

7回戦の成績
和泉由希子+22.8P 吾妻さおり+8.3P 宮内こずえ▲13.1P 二階堂亜樹▲18.9P

7回戦終了時
和泉由希子+19.6P 宮内こずえ+18.6P 二階堂亜樹▲10.5P 吾妻さおり▲28.6P

 

8回戦

総合トップが目まぐるしく変わる展開が続く。
視聴者にとっては、痺れる展開で楽しいだろうが、対局者は一瞬たりとも気を抜けない苦しい状況である。

〔最前線で戦い続けるために必要なものは、更に上にいくための向上心〕

南1局1本場

100

15巡目、亜樹にメンホンテンパイが入ったが、テンパイ打牌の発が宮内のヤミテンに放銃となった。
この発は和泉が2巡前に切っていた牌である。亜樹は一瞬切り遅れてしまったのだ。
しかし、発はメンホンをテンパイするためにも必要な牌である。手の内に残すのも仕方ない。そして、この放銃も必然としか言いようがない。

しかし亜樹は、対局終了後のインタビューでこの放銃を悔やんでいた。

「あの発放銃は良くなかったです。発を切らない形になるようにテンパイを壊せば良かった」と。

常に攻撃の姿勢で構えながらも、守備の意識も疎かにしない。確かに放銃となってしまったが、この放銃を悔いる事が出来る事。それは亜樹が最前線で戦い続けられる理由のように感じた。

宮内はこの8,000をアガるとその後も堅実にアガりを重ね、2日目の最終戦は宮内がトップで終了した。

8回戦の成績
宮内こずえ+17.8P 二階堂亜樹+12.5P和泉由希子▲6.3P 吾妻さおり▲24.0P 

8回戦終了時
宮内こずえ+36.4P 和泉由希子+13.3P 二階堂亜樹+2.0P 吾妻さおり▲52.6P

2日目が終わると宮内が総合トップに立った。
宮内は派手に吹き上がる展開にはならなかったが、着実なアガリを重ねてトップに立ち、女流桜花の栄光に少し近づいた。

2番手につけたのは和泉。和泉は初日のポイントは少し減らしてしまったが、最終日を迎えるには良い位置につけたと言える。

3番手は亜樹。亜樹は攻撃的な姿勢を繰り返し、点数を大きく伸ばしてきた。もう少しポイントを伸ばせそうでもあったが、最終日を迎えるには十分な位置だろう。

そして、苦しいポイント状況になってしまったのは、現女流桜花の吾妻。1人沈みで最終日を迎える事になった。

トップを走る宮内とのポイント差が91ポイント。苦しい事には間違いないが、現実的には優勝はまだまだ可能性はある。
残すはいよいよ最終日。プロ連盟の女流トップを決める熱きラストバトルをお楽しみに。

女流プロリーグ(女流桜花) 決勝観戦記/第10期女流桜花決定戦 二日目観戦記 魚谷 侑未

100
 
二階堂亜樹
100
18歳の時に麻雀プロとしてデビューし、注目を集める。現在では人気、実力共に連盟トップを走り続けている。
彼女の麻雀は守備よりのバランス型で、とても繊細だ。卓上の些細な変化にとても敏感である。
それがいつもの彼女の強さであり、持ち味でもある。
しかし、少しポイントを離されてしまったこの決勝戦2日目において、「いつもの彼女らしい」守備よりの麻雀は果たして勝利へと繋がるのだろうか?
可能性が無いとは言わない。普段の自分を信じるのが正しいのかもしれない。
しかし、彼女はそれが正しいとは思わなかったのだ。
「いつもと異なる打ち方になってもいい、勝つための最善を尽くす」
この日の彼女はこう考えていた。そして、勝つことに対して、ただ一生懸命だった。
一万二万二万三万六万七万五索六索八索八索八索六筒七筒  ドラ八索
親番7巡目、上家から打たれた五筒を仕掛けるか?
手牌の損得で考えれば、仕掛ける事が有利であるとわかる。
シャンテン数が進み、更にはメンゼンで仕上げなければいけなかったはずの手が仕掛けも利くようになる。
しかし、プロの試合ではこの手を「仕掛ける事は損だ」と判断される事も多い。それは何故か?
それは、他家からの見られ方にある。
競技麻雀で7巡目の両面からのチーは、大抵の場合ドラ2枚以上、もしくはホンイツなどの手役が絡む高い手であると他家は考えるのだ。
つまりは、手が出来上がってない人間はそれを見て手じまいしかねない。手じまいまでは行かなくとも、警戒レベルがMAXまで跳ね上がる。
その周りに与える影響は、自分がアガリたい手であるのなら、損である事も多々ある。
だから、この手を鳴く事を損だと考え、鳴かない選択肢を取るプロも多いのではないだろうか。
(この手を鳴くのが得か、鳴かないのが得か、という話を私にさせたら日が暮れてしまうので、今は割愛させて頂く)
そして、最初の議題に戻る。
5回戦 東2局
一万二万二万三万六万七万五索六索八索八索八索六筒七筒  ドラ八索
上家から打たれた五筒を亜樹は仕掛けた。
仕掛ければ、11,600点の両面2つの1シャンテンになる。
他家に警戒されてもいい。特に上家の宮内が亜樹にいつも辛く打ってくることも重々承知していた。
1つ仕掛けて十分形であるなら、あとは自分で手牌を作り上げればいい。亜樹はそう考えていた。
〔勝つためのチャンスは待っていてもくるかどうかはわからない。それならば、自分で道を切り開く!〕
この手は結局、成就はしなかった。しかし、この後の亜樹の強気の攻撃へと繋がっていく大切な局となったのだ。
〔亜樹の勝利への想い〕
東2局1本場
100
亜樹は2シャンテンから放銃した。
親とはいえ、亜樹の手の形は相当苦しい。打ち出していく牌も通るかわからない牌が多い。
普段の亜樹ならば考えづらい放銃。でも、これが今日の亜樹の戦い方だった。
極限までテンパイを諦めない。リスクを背負っても攻めることは止めない。
この日のコメントを見ると、「亜樹らしくない」といったものが少なからずあった。
しかしそれらを眺めながら、私は思うのだ。
「自分らしい麻雀を追い求め続けるのが本当に正しいのか。そして、それは勝ちに繋がるのだろうか」と。
彼女は戦っている。勝利のために。
それが、勝負に対していつも真剣な「彼女らしさ」であるのではないか。そう感じた。
5回戦の成績
二階堂亜樹+12.5P 宮内こずえ+5.5P 和泉由希子▲5.6P 吾妻さおり▲12.4P
5回戦終了時
和泉由希子+34.1P 宮内こずえ+29.3P 二階堂亜樹▲14.2P 吾妻さおり▲49.2P
 
6回戦
〔満貫テンパイからのオリ選択ほど胆力が必要なものはない〕
100
2軒リーチを受けている。しかし、自分はリーチ者の現物の三索六索待ちでテンパイ。出アガリで高め満貫、安めでも5,200ある。実はこの五筒は吾妻のリーチの当たり牌である。
「あー、放銃したなぁ・・」
なんて見ていると、和泉の選択はオリ。
「えー!?これをオリられるの?凄い・・・」
素直に私は驚いた。そして感心した。
確かに、ドラ跨ぎの筋でどちらにも危険牌である。しかし、自分の手もツモれば満貫の良形テンパイだ。
満貫テンパイをオリるのは見た目以上に胆力が必要だ。
自分がオリた牌が当たり牌じゃなかったら?次の誰かのツモが自分の当たり牌だったら?
オリた時に自分がカッコ悪く映る材料はいくらでもある。
逆に、例え五筒が当たり牌だったとしても、自分も満貫テンパイであるという言い訳はつくのだ。
つまり、この五筒は押すのは簡単でオリるのはとても難しい牌だ。
それを止めた和泉の嗅覚は研ぎ澄まされているように見える。
この局の結果は流局。
地味な局として、人々の印象には残らなかったかもしれないが、記憶には残してほしいと思う良判断のある局だったので書き記した。
東3局
〔真似の出来ないオリジナルアガリ〕
100
吾妻の打ち筋は、なかなか理解できないものも多い。
彼女には独自の感性があり、理では説明出来ないような手順やアガリが時折見られる。
理に拘って打つことが正しいことだと私は考える。
しかし、理に拘りすぎると、創造性や感性の限界を早めてしまうのではないか。
吾妻の手作りは、創造性で溢れている。
100
吾妻は親の第一打の九万をポンした。
一色に行くにしても、手牌はまだかなり苦しい。しかも、中張牌から仕掛けるならまだしも、ヤオ中牌の九万からの仕掛け。
周りからもかなり警戒されてしまうであろう。普通は、ここまで思い切りの良い仕掛けはなかなか出来ない。
しかし、この後吾妻は無駄ヅモが一切なく、最速でマンズのチンイツテンパイを果たす。
一万二万三万四万四万五万五万六万六万八万  ポン九万 上向き九万 上向き九万 上向き  ドラ二万
まさかあの遠い仕掛けがチンイツの最速テンパイを果たすとは・・・
他の誰かがあの配牌を貰ってこの最終形まで持っていけただろうか。吾妻の創造性にはいつも驚かされる。
しかし、その直後に亜樹にも五万八万待ちのヤミテン満貫のテンパイが入る。
吾妻は八万単騎の仮のテンパイであるために危ないか・・・?と思われたが・・・
100
まさかの和泉が八万を掴んで12,000の放銃。
ダブロンの場合、競技ルールは放銃者から見て上家の人間のアガリだけが適用される。
つまり、アガリが発生したのは吾妻だった。
ヤミテン満貫テンパイなのでなかなか難しいとは思うが、亜樹がリーチを打っていたらどうなっていただろうか。
麻雀の世界にたらればは存在しないが、それでもその先を想像せずにはいられない。
〔亜樹の必死な仕掛け〕
東4局
100
亜樹は1枚目の発を仕掛けた。ドラ2枚であり、遠くにホンイツも視野にいれての仕掛けであったと思う。少し遠い仕掛けではあるが、一般的な仕掛けである。
しかし、2フーロ目の仕掛けには少し驚いた。吾妻から放たれた五索をチーして二索切り。
打点が3,900に固定されやすい上に、愚形が残る可能性がかなり高くなる1シャンテンへの仕掛け。普段の亜樹ならこの五索は見送ったのではないだろうか。
次に場に打たれた西も仕掛ける。
五万五万六索八索  ポン西西西  チー五索 左向き四索 上向き六索 上向き  ポン発発発
手牌を4枚にしてのこのテンパイは、とてもではないが綺麗な形とは言えない。
それでも勝つために、アガリ続けるために、亜樹は自分の可能性を信じ続けるのだ。
すぐに七索をツモりアガリ、必死の想いを込めた1,300・2,600ツモとなった。
南2局1本場
亜樹の必死の攻撃は続く。
100
この7巡目の二万を仕掛ける亜樹を見たことがあるだろうか?
メンゼンで仕上げれば678の三色などが見え、高くなりそうな手である。
ドラは中なので、タンヤオ風に仕掛けると他家からの反撃も受けやすい。
しかし亜樹は、7巡目で「この手はメンゼンではアガれない」と見切って、仕掛けて捌くという判断を下したのだ。
その後、吾妻からのリーチ、和泉のドラポンと反撃を受けるが、危険牌を押してアガリきった。
亜樹の仕掛けが得であるのかは、正直わからない。それでも、亜樹の勝利への想いは伝わってきた1局であった。
100
6回戦の成績
二階堂亜樹+22.6P 吾妻さおり+12.3P 宮内こずえ+2.4P 和泉由希子▲37.3P
6回戦終了時
宮内こずえ+31.7P 二階堂亜樹+8.4P 和泉由希子▲3.2P 吾妻さおり▲36.9P
 
7回戦
〔再び意地を見せる和泉、丁寧に打ちまわす宮内〕
2日目は亜樹の2連勝スタートで始まった。亜樹の強気の攻めが上手くハマっての結果だった。
逆に苦しいのは和泉だ。初日のポイントを全て吐き出し、トータルポイントはマイナスとなってしまった。
東2局2本場、和泉に久しぶりの大物手が入る。
100
二万四万四万五万六万七万八万九万南南南中中  ドラ八筒
8巡目にしてメンホンテンパイだ。更に、2巡後には一万を引き入れて、一気通貫もつく形となった。
捨て牌はいかにもホンイツのような捨て牌になっているが、亜樹は初牌の南中を吾妻は無筋の八万を押している。
つまりは、さほど和泉のテンパイは警戒されてはいない。
そして、宮内にもテンパイが入る。
100
自分の待ち牌は場に4枚切られているが、タンヤオドラ1の両面待ちのテンパイだ。
親に六万を勝負して、リーチを打つか?ヤミテンにするか?・・・と見ていたが、宮内の選択は二索のトイツ落としのテンパイ崩し。
冷静に和泉の手牌状況を捉えている。これには心の底から感心した。
100
そして、次巡に宮内が持ってきた牌は三万
宮内以外の誰かがそこに座っていたのなら、まず放銃となっていた牌であろう・・・。宮内の研ぎ澄まされた感性が12,000放銃を回避させた。
宮内が素晴らしい打ち回しを見せ、この局は流局濃厚だろうか?と思っていたが、和泉は最後の1枚である自分のアガリ牌の三万をツモりアガったのである。
止められてもツモるアガリ牌。渾身の6,000オールの声が響き渡った。
7回戦の成績
和泉由希子+22.8P 吾妻さおり+8.3P 宮内こずえ▲13.1P 二階堂亜樹▲18.9P
7回戦終了時
和泉由希子+19.6P 宮内こずえ+18.6P 二階堂亜樹▲10.5P 吾妻さおり▲28.6P
 
8回戦
総合トップが目まぐるしく変わる展開が続く。
視聴者にとっては、痺れる展開で楽しいだろうが、対局者は一瞬たりとも気を抜けない苦しい状況である。
〔最前線で戦い続けるために必要なものは、更に上にいくための向上心〕
南1局1本場
100
15巡目、亜樹にメンホンテンパイが入ったが、テンパイ打牌の発が宮内のヤミテンに放銃となった。
この発は和泉が2巡前に切っていた牌である。亜樹は一瞬切り遅れてしまったのだ。
しかし、発はメンホンをテンパイするためにも必要な牌である。手の内に残すのも仕方ない。そして、この放銃も必然としか言いようがない。
しかし亜樹は、対局終了後のインタビューでこの放銃を悔やんでいた。
「あの発放銃は良くなかったです。発を切らない形になるようにテンパイを壊せば良かった」と。
常に攻撃の姿勢で構えながらも、守備の意識も疎かにしない。確かに放銃となってしまったが、この放銃を悔いる事が出来る事。それは亜樹が最前線で戦い続けられる理由のように感じた。
宮内はこの8,000をアガるとその後も堅実にアガりを重ね、2日目の最終戦は宮内がトップで終了した。
8回戦の成績
宮内こずえ+17.8P 二階堂亜樹+12.5P和泉由希子▲6.3P 吾妻さおり▲24.0P 
8回戦終了時
宮内こずえ+36.4P 和泉由希子+13.3P 二階堂亜樹+2.0P 吾妻さおり▲52.6P
2日目が終わると宮内が総合トップに立った。
宮内は派手に吹き上がる展開にはならなかったが、着実なアガリを重ねてトップに立ち、女流桜花の栄光に少し近づいた。
2番手につけたのは和泉。和泉は初日のポイントは少し減らしてしまったが、最終日を迎えるには良い位置につけたと言える。
3番手は亜樹。亜樹は攻撃的な姿勢を繰り返し、点数を大きく伸ばしてきた。もう少しポイントを伸ばせそうでもあったが、最終日を迎えるには十分な位置だろう。
そして、苦しいポイント状況になってしまったのは、現女流桜花の吾妻。1人沈みで最終日を迎える事になった。
トップを走る宮内とのポイント差が91ポイント。苦しい事には間違いないが、現実的には優勝はまだまだ可能性はある。
残すはいよいよ最終日。プロ連盟の女流トップを決める熱きラストバトルをお楽しみに。

第11期 静岡プロリーグ 最終節成績表

順位 名前 1節 2節 3節 4節 5節 6節 7節 8節 9節 合計
1 京平遥 7.2 54.1 33.9 8.5 ▲ 34.2 35.4 20.7 86.7 45.7 258.0
2 太田昌樹 32.7 85.1 17.2 2.7 7.9 12.9 17.2 22.8 33.4 231.9
3 土屋幸弘 10.3 11.7 40.7 ▲ 27.4 58.0 64.3 ▲ 5.8 82.6 ▲ 43.8 190.6
4 杉村泰治 ▲ 14.4 73.4 63.3 33.4 25.8 19.2 ▲ 5.9 ▲ 24.4 ▲ 11.9 158.5
5 鈴木秀幸 ▲ 31.6 84.9 65.1 25.0 38.8 21.3 50.7 ▲ 103.2 ▲ 17.4 133.6
6 山本拓哉 66.2 ▲ 37.0 79.2 32.8 ▲ 27.2 ▲ 96.9 26.2 33.0 42.4 118.7
7 平野敬悟 10.0 ▲ 7.8 ▲ 28.9 65.1 20.2 21.3 12.1 ▲ 14.6 ▲ 31.2 46.2
8 坪井哲也 ▲ 13.4 ▲ 42.9 47.7 ▲ 20.1 54.5 41.4 ▲ 41.0 6.9 2.3 35.4
9 徳永翔 39.3 57.8 25.7 ▲ 39.3 91.5 ▲ 34.8 ▲ 76.7 ▲ 46.3 10.0 27.2
10 越川清一 ▲ 10.8 ▲ 72.1 ▲ 80.3 3.2 ▲ 9.3 63.5 32.6 45.3 32.6 4.7
11 鈴木郁孝 ▲ 3.8 ▲ 8.7 30.4 ▲ 10.6 ▲ 4.2 10.3 45.0 ▲ 38.7 ▲ 31.5 ▲ 11.8
12 長内真実 ▲ 11.4 29.0 ▲ 47.8 11.1 ▲ 41.2 ▲ 74.8 4.1 51.3 27.0 ▲ 52.7
13 鷲見隼人 26.0 ▲ 32.0 ▲ 50.2 91.7 16.3 ▲ 11.6 ▲ 47.9 ▲ 19.8 ▲ 32.6 ▲ 60.1
14 平岡理恵 ▲ 54.3 ▲ 5.2 ▲ 27.4 ▲ 3.6 ▲ 65.1 ▲ 5.0 51.2 33.8 ▲ 21.5 ▲ 97.1
15 望月雅継 ▲ 4.4 ▲ 39.6 ▲ 95.3 ▲ 16.0 ▲ 24.1 13.4 ▲ 21.9 47.5 31.5 ▲ 108.9
16 渡辺洋巳 2.3 ▲ 66.9 ▲ 24.6 ▲ 74.8 16.1 ▲ 29.9 ▲ 23.5 9.4 77.5 ▲ 114.4
17 中寿文 12.1 ▲ 29.8 14.3 ▲ 47.2 ▲ 47.5 11.0 0.2 ▲ 59.5 ▲ 37.0 ▲ 183.4
18 鈴木雅人 41.6 ▲ 10.4 ▲ 27.6 ▲ 45.3 ▲ 23.4 6.7 ▲ 81.9 ▲ 31.3 ▲ 31.7 ▲ 203.3
19 石原将樹 ▲ 57.1 ▲ 15.0 ▲ 49.4 ▲ 26.3 ▲ 31.7 ▲ 37.6 26.6 ▲ 54.1 ▲ 6.0 ▲ 250.6
20 岡本和也 ▲ 67.5 ▲ 28.6 13.0 37.1 ▲ 22.2 ▲ 50.1 ▲ 23.0 ▲ 88.4 ▲ 39.8 ▲ 269.5

静岡プロリーグ 成績表/第11期 静岡プロリーグ 最終節成績表

順位 名前 1節 2節 3節 4節 5節 6節 7節 8節 9節 合計
1 京平遥 7.2 54.1 33.9 8.5 ▲ 34.2 35.4 20.7 86.7 45.7 258.0
2 太田昌樹 32.7 85.1 17.2 2.7 7.9 12.9 17.2 22.8 33.4 231.9
3 土屋幸弘 10.3 11.7 40.7 ▲ 27.4 58.0 64.3 ▲ 5.8 82.6 ▲ 43.8 190.6
4 杉村泰治 ▲ 14.4 73.4 63.3 33.4 25.8 19.2 ▲ 5.9 ▲ 24.4 ▲ 11.9 158.5
5 鈴木秀幸 ▲ 31.6 84.9 65.1 25.0 38.8 21.3 50.7 ▲ 103.2 ▲ 17.4 133.6
6 山本拓哉 66.2 ▲ 37.0 79.2 32.8 ▲ 27.2 ▲ 96.9 26.2 33.0 42.4 118.7
7 平野敬悟 10.0 ▲ 7.8 ▲ 28.9 65.1 20.2 21.3 12.1 ▲ 14.6 ▲ 31.2 46.2
8 坪井哲也 ▲ 13.4 ▲ 42.9 47.7 ▲ 20.1 54.5 41.4 ▲ 41.0 6.9 2.3 35.4
9 徳永翔 39.3 57.8 25.7 ▲ 39.3 91.5 ▲ 34.8 ▲ 76.7 ▲ 46.3 10.0 27.2
10 越川清一 ▲ 10.8 ▲ 72.1 ▲ 80.3 3.2 ▲ 9.3 63.5 32.6 45.3 32.6 4.7
11 鈴木郁孝 ▲ 3.8 ▲ 8.7 30.4 ▲ 10.6 ▲ 4.2 10.3 45.0 ▲ 38.7 ▲ 31.5 ▲ 11.8
12 長内真実 ▲ 11.4 29.0 ▲ 47.8 11.1 ▲ 41.2 ▲ 74.8 4.1 51.3 27.0 ▲ 52.7
13 鷲見隼人 26.0 ▲ 32.0 ▲ 50.2 91.7 16.3 ▲ 11.6 ▲ 47.9 ▲ 19.8 ▲ 32.6 ▲ 60.1
14 平岡理恵 ▲ 54.3 ▲ 5.2 ▲ 27.4 ▲ 3.6 ▲ 65.1 ▲ 5.0 51.2 33.8 ▲ 21.5 ▲ 97.1
15 望月雅継 ▲ 4.4 ▲ 39.6 ▲ 95.3 ▲ 16.0 ▲ 24.1 13.4 ▲ 21.9 47.5 31.5 ▲ 108.9
16 渡辺洋巳 2.3 ▲ 66.9 ▲ 24.6 ▲ 74.8 16.1 ▲ 29.9 ▲ 23.5 9.4 77.5 ▲ 114.4
17 中寿文 12.1 ▲ 29.8 14.3 ▲ 47.2 ▲ 47.5 11.0 0.2 ▲ 59.5 ▲ 37.0 ▲ 183.4
18 鈴木雅人 41.6 ▲ 10.4 ▲ 27.6 ▲ 45.3 ▲ 23.4 6.7 ▲ 81.9 ▲ 31.3 ▲ 31.7 ▲ 203.3
19 石原将樹 ▲ 57.1 ▲ 15.0 ▲ 49.4 ▲ 26.3 ▲ 31.7 ▲ 37.6 26.6 ▲ 54.1 ▲ 6.0 ▲ 250.6
20 岡本和也 ▲ 67.5 ▲ 28.6 13.0 37.1 ▲ 22.2 ▲ 50.1 ▲ 23.0 ▲ 88.4 ▲ 39.8 ▲ 269.5

第14期関西プロリーグ A・B・Cリーグ 第9節レポート

Aリーグ:仁科健一郎

1卓 (花岡・原田・山本・仁科)
2卓 (西原・藤川・勝間・米川)
3卓 (貫上・辻本・佐々木・上)

決定戦進出、残留争いを賭けての戦いも残すところ2節となりましたが、まだまだ決まらない混戦模様、そこから抜け出したい第9節の開幕です

1卓は花岡の強さが光る結果となった。
1回戦こそマイナスでのスタートとなるも、2回戦であっさりとトップをとり、続く3回戦、先手をとったのは山本、先攻リーチからの上がりを重ね、持ち点を45,000まで伸ばしたが、
南1局、親仁科

一万二万六索六索八索八索三筒三筒七筒七筒九筒九筒白白  ドラ八索

この配牌が仁科に降臨、二万を切ってのダブルリーチ。それに対して、花岡が二万のトイツ落とし、4巡目に原田も二万を切り僅か4巡で二万が4枚見えて、一万が絶好の待ちになり、山本が18,000放銃。
これで決まったかに思えた。が、ここでも花岡が黙ってない。
オーラスの親番で怒涛の連荘で一気に捲り連勝。

最終4回戦もトップこそ原田に譲るものの素点をしっかりと稼ぎ大幅なプラスとした。
この結果1位から4位まで入れ替わる結果となったがそれでも次節の直接対決でどう転ぶかわからない展開となった。

 

Bリーグ第2節:森下恭好

Bリーグの昇級枠は2人と激戦区です。今節の結果で卓組みが決定するため、少しでも順位をあげて可能性を残したい所です。

4回戦 (起家から、堀・吉田・筒井・山中)

南2局 2本場 山中

六万六万七万二索七索八索八索二筒三筒九筒南南西  ドラ二万

配牌こそ厳しいがツモがきいて、この形になった。

8巡目
一万二万七万八万七索八索八索三筒六筒七筒八筒南南  ツモ六万

特に場況なし、山中の選択は打一万、しかし、次のツモが裏目の三万
三筒 次のツモも微妙な九索、打二筒としフリテンの一万四万待ちにうけるが、ツモ筋に牌はなく吉田、山中の2人テンパイで流局。

続く3本場は堀が役牌を仕掛けて500・1,000は800・1,300のアガリとなりました。

南3局 不調の山中にここでようやくアガリがうまれました。

四万六万八万八万二索二索三索三索五索三筒七筒七筒九筒  ドラ発

配牌は七対子もしくはタンヤオが本線でしたがうまくまとめて

六万七万八万一索二索二索三索三索四索六筒七筒発発  ツモ五筒  ドラ発

2,000・3,900のアガリとなりました。
満貫をアガリ、感触よくオーラスを迎えますが、堀、筒井のリーチに挟まれじり貧のラスを引かされました。
残り1節となりましたが昇級枠をかけての熱い戦いが繰り広げられそうです。

 

C1リーグ第2節:辻井和也

今回は後期の第4節で、残すところあと2節となり昇格争いもほぼ上位のプラス5人に絞られた感はあるが、最後の最後まで何が起こるかわからない所が麻雀のおもしろさであり、少し油断するとそこから一気に下降してしまう所も麻雀の怖でもあります。
そんな中、C1リーグ後期第4節の組み合わせは以下のとおりとなりました。

1卓 (秋山・伊原・川上・辻井・中野)
2卓 (吉田(圭)・赤木(由)・木下(誠)・長尾・大橋)
3卓 (木下(恭)・山神・城・後藤)

今節も前節同様、首位争いを繰り広げている吉田(圭)と赤木(由)の同卓対決となりました。

4回戦・東1局
赤木(由)が発のみをツモアガリ。大橋の親をすんなり流した。

東2局・赤木(由)

六万六万六万八万三索三索四索七索九索四筒四筒五筒六筒  ドラ白

この配牌から6巡目

六万六万六万八万三索三索四索四筒四筒五筒五筒六筒六筒

ここから三索をツモリ四暗刻1シャンテンだが、ここは冷静に3面待ちのリーチとした。
そして、見事に二索をツモアガリ。これで赤木(由)のペースに思われたが、吉田(圭)も東場4局の親番でコツコツアガリを積み重ね、赤木(由)に追いつく。
その差6.4Pと迫られた赤木(由)

南場3局の親番

三万三万五万六万七万一索二索三索六索七索八索六筒八筒  ドラ九万

配牌でテンパイ。ダブルリーチと出ました。
しかし、次のツモで三色同順確定の八万を引いてくる。かげりか?
このリーチを掻い潜って、ピンフドラ2で追っかけリーチとした吉田(圭)に分があった。

その後、5回戦も1着フィニッシュして、終わってみれば吉田(圭)がポイントを加算し下位との差を離す結果となりました。
第4節を終えて昇級争いは吉田(圭)、城、赤木(由)、伊原、
辻井、大橋の6人で昇級枠2つの席を争う形になりそうです。

 

C2リーグ前期第2節:冨田淳一

紅葉の見頃も終わりを迎え、冬の寒さを感じる季節となりました。
リーグ戦も終盤に向けてのポジション争いが熾烈を極めております。

3卓(坂上・冨田・南田・大久保・吉田)
前節までのトータルポイントがプラスの冨田と大久保は、今節はマイナスで終える結果となりました。
坂上、吉田の親番での攻めの鋭さが印象的でした。

2卓(高橋(悟)・長野・三好・赤木)
トータルポイントで首位に立っていた三好が、今節は展開に恵まれずマイナスポイントで対局を終えております。
一方、中位グループにいた長野、赤木は、効果的にポイントを重ね、トータルポイントでも上位に上がる結果となりました。

1卓 (只野・辰巳・高橋(正)・丸山・前川)
上位陣がマイナスで対局を終えている今節、中位グループにいる辰巳は、ポイントを重ね上位に食い込みたいところです。
1回戦の親番でツモって三暗刻の先制リーチを放ちますが、結果は流局。
続く1本場では、西家の前川に大物手をツモられました。

九筒九筒白白  ポン西西西  ポン一筒 上向き一筒 上向き一筒 上向き  ポン発発発  ツモ九筒  ドラ八筒

辰巳にとって苦しい展開が続く中、終盤にチャンス手が訪れますが。
南3局2本場

五万六万七万三索三索六索七索二筒三筒四筒五筒六筒七筒  ドラ七万

この手をリーチするも、仕掛けを入れていた下家の丸山がリーチ直後にツモアガリ、チャンスをものにする事はできませんでした。
1回戦の結果が響いたのか、辰巳は、今節卓内最下位の結果となってしまいました。
一方、丸山は、1回戦のトップを皮切りにポイントを重ね、卓内トップの成績で本節を終えております。

今節は、前節までトータルポイントがプラスだった者が全員マイナスとなり、上位から下位までのポイント差が縮まってきました。
次節はいよいよ最終節です。今季、最も熱い闘いとなりそうです。

関西プロリーグ レポート/第14期関西プロリーグ A・B・Cリーグ 第9節レポート

Aリーグ:仁科健一郎
1卓 (花岡・原田・山本・仁科)
2卓 (西原・藤川・勝間・米川)
3卓 (貫上・辻本・佐々木・上)
決定戦進出、残留争いを賭けての戦いも残すところ2節となりましたが、まだまだ決まらない混戦模様、そこから抜け出したい第9節の開幕です
1卓は花岡の強さが光る結果となった。
1回戦こそマイナスでのスタートとなるも、2回戦であっさりとトップをとり、続く3回戦、先手をとったのは山本、先攻リーチからの上がりを重ね、持ち点を45,000まで伸ばしたが、
南1局、親仁科
一万二万六索六索八索八索三筒三筒七筒七筒九筒九筒白白  ドラ八索
この配牌が仁科に降臨、二万を切ってのダブルリーチ。それに対して、花岡が二万のトイツ落とし、4巡目に原田も二万を切り僅か4巡で二万が4枚見えて、一万が絶好の待ちになり、山本が18,000放銃。
これで決まったかに思えた。が、ここでも花岡が黙ってない。
オーラスの親番で怒涛の連荘で一気に捲り連勝。
最終4回戦もトップこそ原田に譲るものの素点をしっかりと稼ぎ大幅なプラスとした。
この結果1位から4位まで入れ替わる結果となったがそれでも次節の直接対決でどう転ぶかわからない展開となった。
 
Bリーグ第2節:森下恭好
Bリーグの昇級枠は2人と激戦区です。今節の結果で卓組みが決定するため、少しでも順位をあげて可能性を残したい所です。
4回戦 (起家から、堀・吉田・筒井・山中)
南2局 2本場 山中
六万六万七万二索七索八索八索二筒三筒九筒南南西  ドラ二万
配牌こそ厳しいがツモがきいて、この形になった。
8巡目
一万二万七万八万七索八索八索三筒六筒七筒八筒南南  ツモ六万
特に場況なし、山中の選択は打一万、しかし、次のツモが裏目の三万
三筒 次のツモも微妙な九索、打二筒としフリテンの一万四万待ちにうけるが、ツモ筋に牌はなく吉田、山中の2人テンパイで流局。
続く3本場は堀が役牌を仕掛けて500・1,000は800・1,300のアガリとなりました。
南3局 不調の山中にここでようやくアガリがうまれました。
四万六万八万八万二索二索三索三索五索三筒七筒七筒九筒  ドラ発
配牌は七対子もしくはタンヤオが本線でしたがうまくまとめて
六万七万八万一索二索二索三索三索四索六筒七筒発発  ツモ五筒  ドラ発
2,000・3,900のアガリとなりました。
満貫をアガリ、感触よくオーラスを迎えますが、堀、筒井のリーチに挟まれじり貧のラスを引かされました。
残り1節となりましたが昇級枠をかけての熱い戦いが繰り広げられそうです。
 
C1リーグ第2節:辻井和也
今回は後期の第4節で、残すところあと2節となり昇格争いもほぼ上位のプラス5人に絞られた感はあるが、最後の最後まで何が起こるかわからない所が麻雀のおもしろさであり、少し油断するとそこから一気に下降してしまう所も麻雀の怖でもあります。
そんな中、C1リーグ後期第4節の組み合わせは以下のとおりとなりました。
1卓 (秋山・伊原・川上・辻井・中野)
2卓 (吉田(圭)・赤木(由)・木下(誠)・長尾・大橋)
3卓 (木下(恭)・山神・城・後藤)
今節も前節同様、首位争いを繰り広げている吉田(圭)と赤木(由)の同卓対決となりました。
4回戦・東1局
赤木(由)が発のみをツモアガリ。大橋の親をすんなり流した。
東2局・赤木(由)
六万六万六万八万三索三索四索七索九索四筒四筒五筒六筒  ドラ白
この配牌から6巡目
六万六万六万八万三索三索四索四筒四筒五筒五筒六筒六筒
ここから三索をツモリ四暗刻1シャンテンだが、ここは冷静に3面待ちのリーチとした。
そして、見事に二索をツモアガリ。これで赤木(由)のペースに思われたが、吉田(圭)も東場4局の親番でコツコツアガリを積み重ね、赤木(由)に追いつく。
その差6.4Pと迫られた赤木(由)
南場3局の親番
三万三万五万六万七万一索二索三索六索七索八索六筒八筒  ドラ九万
配牌でテンパイ。ダブルリーチと出ました。
しかし、次のツモで三色同順確定の八万を引いてくる。かげりか?
このリーチを掻い潜って、ピンフドラ2で追っかけリーチとした吉田(圭)に分があった。
その後、5回戦も1着フィニッシュして、終わってみれば吉田(圭)がポイントを加算し下位との差を離す結果となりました。
第4節を終えて昇級争いは吉田(圭)、城、赤木(由)、伊原、
辻井、大橋の6人で昇級枠2つの席を争う形になりそうです。
 
C2リーグ前期第2節:冨田淳一
紅葉の見頃も終わりを迎え、冬の寒さを感じる季節となりました。
リーグ戦も終盤に向けてのポジション争いが熾烈を極めております。
3卓(坂上・冨田・南田・大久保・吉田)
前節までのトータルポイントがプラスの冨田と大久保は、今節はマイナスで終える結果となりました。
坂上、吉田の親番での攻めの鋭さが印象的でした。
2卓(高橋(悟)・長野・三好・赤木)
トータルポイントで首位に立っていた三好が、今節は展開に恵まれずマイナスポイントで対局を終えております。
一方、中位グループにいた長野、赤木は、効果的にポイントを重ね、トータルポイントでも上位に上がる結果となりました。
1卓 (只野・辰巳・高橋(正)・丸山・前川)
上位陣がマイナスで対局を終えている今節、中位グループにいる辰巳は、ポイントを重ね上位に食い込みたいところです。
1回戦の親番でツモって三暗刻の先制リーチを放ちますが、結果は流局。
続く1本場では、西家の前川に大物手をツモられました。
九筒九筒白白  ポン西西西  ポン一筒 上向き一筒 上向き一筒 上向き  ポン発発発  ツモ九筒  ドラ八筒
辰巳にとって苦しい展開が続く中、終盤にチャンス手が訪れますが。
南3局2本場
五万六万七万三索三索六索七索二筒三筒四筒五筒六筒七筒  ドラ七万
この手をリーチするも、仕掛けを入れていた下家の丸山がリーチ直後にツモアガリ、チャンスをものにする事はできませんでした。
1回戦の結果が響いたのか、辰巳は、今節卓内最下位の結果となってしまいました。
一方、丸山は、1回戦のトップを皮切りにポイントを重ね、卓内トップの成績で本節を終えております。
今節は、前節までトータルポイントがプラスだった者が全員マイナスとなり、上位から下位までのポイント差が縮まってきました。
次節はいよいよ最終節です。今季、最も熱い闘いとなりそうです。

第32期A2リーグ第9節レポート 櫻井 秀樹

全対局放送となった今期のA2もこの9節の最終卓と、最終10節を残すところとなった。
10節は9節終了時の成績で卓組みされる為、本日の結果が自らだけでなく、卓外の選手にも大きく影響する。

最終の卓組み、及び放送日程は前回の刀川プロのレポートでもあった通り。
各卓の状況を簡単に著すと ※仮にA~Dと分ける

A卓 (1~4位)昇級争い・・・2位以内を目指した条件戦、降級の心配は皆無
B卓 (5~8位)昇級、降級共にほぼなし・・・大きく浮いてもA卓は翌日に行う為、ポイントを合わせられてしまう。逆に余程大きく沈まなければ降級もない、また降級ポイントが分かった上で対局ができる。
C卓 (9,11,13,15位)残留争い・・・先にもう一方の残留争いの卓のポイントが分かってから対局できるのでやや有利。
D卓 (10,12,14,16位)残留争い・・・トータルで12位になれても、別卓が翌日にある為、やや不利。

以上の事をふまえて、現状10位の自分の本日の狙いを格付けして臨む

★★★★★  85P浮いて、A卓入り
★★★★ 35P浮いて、B卓入り
★★★ トータルで卓内1位
★★ ダンプか滝沢より上
★ ダンプ、滝沢より下
圏外 二階堂より下

自分の麻雀の質からして、★4や★5を狙うには1回戦の内容がかなり重要。
まずはいつもより前のめりに!!

と、意気込んで臨んだ初戦は、なんとノーホーラ!!
しかも、ポンチーの発声すら一度もないという空気ぶり。。。
あっさり最終節での残留を意識した方向へ

初戦飛び出たのはダンプ(課金)、6万オーバーのトップでやや遠くに。
逆に滝沢が不運な12,000に2度飛び込んだ為に大きなラスとなり、本日のターゲットも変更。

そんなダンプは2回戦に、3者の大物手のあたり牌をすべて吸収し、このドヤ顔!

100
100
100
100

私もこれがアガリになればかなり優位だっただけに痛恨!

しかし幸運にも3回戦の親番でプラスに転じる事ができ、不調の滝沢がマイナスした為になんとか★3で着地。
最終節に向け全く予断は許さないが、最低限のノルマはクリアした気分か。

このレポートがHPに上がる頃にはC卓とD卓の結果が出ている事だろう。
もしかしたら来期は映像対局から姿を消すかもしれない。それだけは避けたい!
情け無い麻雀を打ってしまうかも知れないが、1月6日はとにかく残留のみをみて最善の手段をとるつもりだ。

自分はA2を戦っているプロ達はみなライバルであり、同志であると思っている。
誰にも降級して欲しくは無い。が、自分が落ちて構わないという訳では当然無い!!

ある意味最高に面白い最終節。
目一杯胃を痛くして、必ず勝ち残ります!

1/5(火)17:00~

滝沢和典 vs 紺野真太郎 vs 佐々木寿人 vs 刀川昌浩     実況:古橋崇志  解説:藤崎智

1/6(水)17:00~

櫻井秀樹 vs ダンプ大橋 vs 白鳥翔 vs 二階堂亜樹     実況:古橋崇志  解説:瀬戸熊直樹

1/12(火)17:00~

猿川真寿 vs 吉田直 vs 藤原隆弘 vs 西岡慎秦     実況:古橋崇志  解説:藤崎智

1/13(水)17:00~

石渡正志 vs 内川幸太郎 vs 柴田弘幸 vs 山田浩之     実況:古橋崇志  解説:瀬戸熊直樹

 

順位 名前 1節 2節 3節 4節 5節 6節 7節 8節 9節 10節 対局消化数 合計
1 石渡 正志(神奈川) 97.5 19.0 14.1 ▲ 35.3 17.0 5.2 43.9 ▲ 22.2 55.0 36/40

194.2
2 内川 幸太郎(長野) ▲ 44.9 0.4 ▲ 26.4 12.7 8.6 75.0 9.9 48.2 28.9 36/40

112.4
3 柴田 弘幸(神奈川) 30.7 ▲ 2.5 ▲ 39.8 28.9 24.5 ▲ 31.2 40.1 84.3 ▲ 58.2 36/40

76.8
4 山田 浩之(兵庫) 44.4 35.5 ▲ 16.8 9.1 ▲ 1.7 26.9 20.2 1.4 ▲ 53.4 36/40

65.6
5 猿川 真寿(静岡) 44.0 ▲ 8.3 ▲ 0.6 30.5 3.9 ▲ 60.6 14.4 15.7 10.6 36/40

49.6
6 吉田 直(東京) ▲ 19.6 40.8 ▲ 14.5 ▲ 42.5 ▲ 4.8 43.3 ▲ 35.1 27.0 40.8 36/40

35.4
7 藤原 隆弘(福岡) 75.6 ▲ 15.8 40.2 ▲ 3.4 ▲ 25.9 ▲ 36.0 5.3 ▲ 9.6 ▲ 11.5 36/40

18.9
8 西岡 慎秦(岐阜) ▲ 67.4 ▲ 1.0 ▲ 8.1 9.4 33.8 21.0 ▲ 9.2 9.3 30.2 36/40

18.0
9 櫻井 秀樹(山口) ▲ 34.8 ▲ 6.6 9.1 21.0 ▲ 21.5 75.6 ▲ 40.1 ▲ 17.6 14.7 ▲ 0.9 40/40

▲ 1.1
10 紺野 真太郎(静岡) ▲ 29.9 11.8 19.0 15.4 6.2 ▲ 40.7 10.0 3.6 ▲ 53.3 44.7 40/40

▲ 13.2
11 ダンプ 大橋(神奈川) 12.8 ▲ 32.3 24.9 44.2 ▲ 37.6 ▲ 29.6 20.3 ▲ 35.3 9.4 8.1 40/40

▲ 15.1
12 白鳥 翔(東京) ▲ 11.2 6.3 ▲ 24.0 ▲ 50.7 ▲ 13.1 ▲ 49.6 29.7 6.9 11.6 48.0 40/40

▲ 46.1
13 滝沢 和典(新潟) ▲ 9.7 ▲ 14.3 60.0 57.4 35.1 32.4 ▲ 98.1 ▲ 38.5 ▲ 42.8 ▲ 33.5 40/40

▲ 52.0
14 佐々木 寿人(宮城) ▲ 0.8 ▲ 40.5 ▲ 35.1 ▲ 39.4 ▲ 26.9 ▲ 40.6 67.2 11.5 ▲ 9.6 53.0 40/40

▲ 61.2
15 二階堂 亜樹(神奈川) ▲ 69.8 ▲ 5.1 ▲ 19.9 ▲ 28.0 0.7 53.7 ▲ 24.2 ▲ 43.5 18.7 ▲ 55.2 40/40

▲ 172.6
16 刀川 昌浩(東京) ▲ 18.9 12.6 15.9 ▲ 30.3 1.7 ▲ 46.8 ▲ 55.3 ▲ 42.2 7.9 ▲ 64.2 40/40

▲ 219.6

プロリーグ(鳳凰戦)レポート/第32期A2リーグ第9節レポート 櫻井 秀樹

全対局放送となった今期のA2もこの9節の最終卓と、最終10節を残すところとなった。
10節は9節終了時の成績で卓組みされる為、本日の結果が自らだけでなく、卓外の選手にも大きく影響する。
最終の卓組み、及び放送日程は前回の刀川プロのレポートでもあった通り。
各卓の状況を簡単に著すと ※仮にA~Dと分ける
A卓 (1~4位)昇級争い・・・2位以内を目指した条件戦、降級の心配は皆無
B卓 (5~8位)昇級、降級共にほぼなし・・・大きく浮いてもA卓は翌日に行う為、ポイントを合わせられてしまう。逆に余程大きく沈まなければ降級もない、また降級ポイントが分かった上で対局ができる。
C卓 (9,11,13,15位)残留争い・・・先にもう一方の残留争いの卓のポイントが分かってから対局できるのでやや有利。
D卓 (10,12,14,16位)残留争い・・・トータルで12位になれても、別卓が翌日にある為、やや不利。
以上の事をふまえて、現状10位の自分の本日の狙いを格付けして臨む
★★★★★  85P浮いて、A卓入り
★★★★ 35P浮いて、B卓入り
★★★ トータルで卓内1位
★★ ダンプか滝沢より上
★ ダンプ、滝沢より下
圏外 二階堂より下
自分の麻雀の質からして、★4や★5を狙うには1回戦の内容がかなり重要。
まずはいつもより前のめりに!!
と、意気込んで臨んだ初戦は、なんとノーホーラ!!
しかも、ポンチーの発声すら一度もないという空気ぶり。。。
あっさり最終節での残留を意識した方向へ
初戦飛び出たのはダンプ(課金)、6万オーバーのトップでやや遠くに。
逆に滝沢が不運な12,000に2度飛び込んだ為に大きなラスとなり、本日のターゲットも変更。
そんなダンプは2回戦に、3者の大物手のあたり牌をすべて吸収し、このドヤ顔!

100
100
100
100

私もこれがアガリになればかなり優位だっただけに痛恨!
しかし幸運にも3回戦の親番でプラスに転じる事ができ、不調の滝沢がマイナスした為になんとか★3で着地。
最終節に向け全く予断は許さないが、最低限のノルマはクリアした気分か。
このレポートがHPに上がる頃にはC卓とD卓の結果が出ている事だろう。
もしかしたら来期は映像対局から姿を消すかもしれない。それだけは避けたい!
情け無い麻雀を打ってしまうかも知れないが、1月6日はとにかく残留のみをみて最善の手段をとるつもりだ。
自分はA2を戦っているプロ達はみなライバルであり、同志であると思っている。
誰にも降級して欲しくは無い。が、自分が落ちて構わないという訳では当然無い!!
ある意味最高に面白い最終節。
目一杯胃を痛くして、必ず勝ち残ります!
1/5(火)17:00~
滝沢和典 vs 紺野真太郎 vs 佐々木寿人 vs 刀川昌浩     実況:古橋崇志  解説:藤崎智
1/6(水)17:00~
櫻井秀樹 vs ダンプ大橋 vs 白鳥翔 vs 二階堂亜樹     実況:古橋崇志  解説:瀬戸熊直樹
1/12(火)17:00~
猿川真寿 vs 吉田直 vs 藤原隆弘 vs 西岡慎秦     実況:古橋崇志  解説:藤崎智
1/13(水)17:00~
石渡正志 vs 内川幸太郎 vs 柴田弘幸 vs 山田浩之     実況:古橋崇志  解説:瀬戸熊直樹
 

順位 名前 1節 2節 3節 4節 5節 6節 7節 8節 9節 10節 対局消化数 合計
1 石渡 正志(神奈川) 97.5 19.0 14.1 ▲ 35.3 17.0 5.2 43.9 ▲ 22.2 55.0 36/40 194.2
2 内川 幸太郎(長野) ▲ 44.9 0.4 ▲ 26.4 12.7 8.6 75.0 9.9 48.2 28.9 36/40 112.4
3 柴田 弘幸(神奈川) 30.7 ▲ 2.5 ▲ 39.8 28.9 24.5 ▲ 31.2 40.1 84.3 ▲ 58.2 36/40 76.8
4 山田 浩之(兵庫) 44.4 35.5 ▲ 16.8 9.1 ▲ 1.7 26.9 20.2 1.4 ▲ 53.4 36/40 65.6
5 猿川 真寿(静岡) 44.0 ▲ 8.3 ▲ 0.6 30.5 3.9 ▲ 60.6 14.4 15.7 10.6 36/40 49.6
6 吉田 直(東京) ▲ 19.6 40.8 ▲ 14.5 ▲ 42.5 ▲ 4.8 43.3 ▲ 35.1 27.0 40.8 36/40 35.4
7 藤原 隆弘(福岡) 75.6 ▲ 15.8 40.2 ▲ 3.4 ▲ 25.9 ▲ 36.0 5.3 ▲ 9.6 ▲ 11.5 36/40 18.9
8 西岡 慎秦(岐阜) ▲ 67.4 ▲ 1.0 ▲ 8.1 9.4 33.8 21.0 ▲ 9.2 9.3 30.2 36/40 18.0
9 櫻井 秀樹(山口) ▲ 34.8 ▲ 6.6 9.1 21.0 ▲ 21.5 75.6 ▲ 40.1 ▲ 17.6 14.7 ▲ 0.9 40/40 ▲ 1.1
10 紺野 真太郎(静岡) ▲ 29.9 11.8 19.0 15.4 6.2 ▲ 40.7 10.0 3.6 ▲ 53.3 44.7 40/40 ▲ 13.2
11 ダンプ 大橋(神奈川) 12.8 ▲ 32.3 24.9 44.2 ▲ 37.6 ▲ 29.6 20.3 ▲ 35.3 9.4 8.1 40/40 ▲ 15.1
12 白鳥 翔(東京) ▲ 11.2 6.3 ▲ 24.0 ▲ 50.7 ▲ 13.1 ▲ 49.6 29.7 6.9 11.6 48.0 40/40 ▲ 46.1
13 滝沢 和典(新潟) ▲ 9.7 ▲ 14.3 60.0 57.4 35.1 32.4 ▲ 98.1 ▲ 38.5 ▲ 42.8 ▲ 33.5 40/40 ▲ 52.0
14 佐々木 寿人(宮城) ▲ 0.8 ▲ 40.5 ▲ 35.1 ▲ 39.4 ▲ 26.9 ▲ 40.6 67.2 11.5 ▲ 9.6 53.0 40/40 ▲ 61.2
15 二階堂 亜樹(神奈川) ▲ 69.8 ▲ 5.1 ▲ 19.9 ▲ 28.0 0.7 53.7 ▲ 24.2 ▲ 43.5 18.7 ▲ 55.2 40/40 ▲ 172.6
16 刀川 昌浩(東京) ▲ 18.9 12.6 15.9 ▲ 30.3 1.7 ▲ 46.8 ▲ 55.3 ▲ 42.2 7.9 ▲ 64.2 40/40 ▲ 219.6

何を切る?fromロン2 2016年1月

このコーナーでは、オンライン麻雀「ロン2」の協力のもと、プロ雀士とロン2ユーザーの解答をグラフを使って比較していきたいと思います。
多くのプロより、丁寧な解説をいただきましたので、みなさんの雀力アップの参考にしていただければと思います。

問題提供:「ロン2」  作成:杉浦勘介

ロン2道場ルール (一発、裏ドラ、カンドラあり、赤なし)
東3局東家 (色の濃くなっている牌はツモ切りです)

プロ

四万切り・・・23人
三索切り・・・22人
四筒切り・・・3人
三万切り・・・1人

 

ロン2ユーザー

三索切り・・・48.7%
四万切り・・・29.8%
四筒切り・・・13.4%
三万切り・・・5.5%
二筒切り・・・2.1%
六筒切り・・・0.4%

 

プロ解答(50音順)

四万切り

蒼山秀佑
「234かソーズを伸ばしたタンピンイーペーコードラドラを見てツモ切り。」

鮎川卓
三筒四筒七筒が強そうなので、四万を先に切り二万五万待ちを少しでも良い待ちにしたいです。」

井出一寛
「下家は速く、上家はチャンタか七対子か?三色を見つつ二索四索五索を引けば打四筒でタンピンへ。二万五万を引けば打三索でリーチ。」

ケネス徳田
四筒のくっつきよりも三筒四筒七筒受けを考える。ドラ受けは保険として。」

紺野真太郎
「234の三色本線で、一手遅くなるがドラ引きにも対応できる打四万。」

櫻井秀樹
「タンヤオ三色が最高形。二索四索ツモはテンパイ逃しだが、受け入れの広い1シャンテンなので気にしない。」

佐々木寿人
「ピンズがこれだけ良い状況なので、ピンズは外さない。その後のツモ二索は打三索。好形リーチが理想だ。」

白鳥翔
「ピンズの三面形が良さそうに見えるのでそこは活かしたい。ツモ二索などでも、四筒は切らず、その後の状況次第では再度マンズに手をかけて絶一門にすることも考える。」

ダンプ大橋
「三色があるし、ピンズが良さそうなので四筒は残す。三索は下家に鳴かれると面倒なので四万から。」

手塚紗掬
「234の三色へ。」

戸田誠輝
「裏目のソーズを引いても完全1シャンテンで強い形になるので気にしない。三色とドラとスピードのバランスで四万が一番バランス良く見えます。」

中村慎吾
「234の三色と二索四索引きに備える。二索四索引きは打四筒。」

二階堂瑠美
「234の三色同順しか見えない。でも次巡ドラを引いたら四筒を切って一歩後退。」

西岡慎泰
「ドラ引きにも対応でき、タンピン三色も狙える手格好に取る。」

羽山真生
「打三万とした場合はテンパイ最速だが、三色もなくなる上に二索五筒を引いても好形が維持できるため打四万とします。」

平岡理恵
「234の三色を狙いつつドラ二索の受け入れも残しておきたいので三万四万のターツを固定してツモ切る。ドラや四索などを引いたら、三色は狙わず四筒を打っていく。」

藤崎智
「まだ巡目も早いので、234の三色を狙いつつドラ引きにも対応できるようにツモ切っておきます。五筒引きの三筒六筒のテンパイには意味がないので・・・」

藤原隆弘
六筒が無いので、四万雀頭のピンズ3メンツは無理っぽい。本線は234の高目三色でリーチしたい。三筒四筒七筒待ちは好形。もし先に二索四索を引いたら四筒切りとしたいので、ここは四万を切る。」

古本和宏
「234三色を目指して。」

望月雅継
「どれを切ってもロスがあるのなら、理想のタンピン三色へ。ドラ引きは打四筒として、もう一度手牌の構成を考える。」

安村浩司
「ピンズが良いので受け入れを残したい。234の三色も見える打四万。」

吉田直
「234の三色を見ながらソーズ周りを引いたら打四筒。」

 

三索切り

石原将樹
一索引きはそれほどうれしくない上、ソーズの下の情報が分かりにくいので。ドラを引いてもまだ使えるし、ドラをもう1枚使わなくても満貫が見えるので。」

石渡正志
「リャンメン待ちになって三色も狙えてドラも使える。」

和泉由希子
「効率的にも手役的にも良いかなと。」

井出康平
「タンヤオドラ1ストレートに。ドラ引きは打四万でリャンメン固定して他で雀頭探し。」

伊藤優孝
「素直に三索切り。三色も狙えるしピンズ引きも良し。」

魚谷侑未
「ピンズがとても良さそうなので一刻も早くリーチをかけたいため。」

内川幸太郎
「234の三色を残すのとピンズ受けは捨てがたい。ドラの裏目引きは四万切りでバックする。」

勝又健志
「ドラ色を避け、マンズ・ピンズにアガリを求める。」

客野直
「裏目のドラを持ってきても使える形なので、最終形が強くなりそうな形を残す。」

近藤久春
「234三色本線で、できればソーズ待ちは避けたい。」

猿川真寿
「満貫級のアガリにしたいので、安目を拒否する。マンズ・ピンズも悪くないので、オリることはしないと思う。」

沢崎誠
「タンヤオに決める!!一索の受けを拒否。基本は234の三色!!」

嶋村泰之
「打点的に十分なため三索切り。二索引きは打四万でケアが効く。」

天音まこと
「下家の仕掛けはドラを2枚くらい持ってそう。ならばソーズの下にメンツを求めるよりも、先に三索切りとしたい(さらなるドラ引きもカバーできる形なので)。最終形はピンズ受けにしたいから。」

ともたけ雅晴
「234の三色を見ながら、ドラが来た時は二索五索受けのタンヤオドラ2以上を見て。最悪ポン・チーも。」

浜上文吾
「234の三色狙いで打三索。ドラ二索をツモっても対応できる。」

東谷達矢
七筒は下家に固めて持たれている可能性はあるが、それでもピンズの場況が良く、何よりソーズ待ちのテンパイがうれしくないため、テンパイ効率を悪くしても打三索としたい。なお五筒をツモってのテンパイは拒否する。」

一井慎也
「ピンズの受けを残したい。また二索引きは打四万に受けるため、苦しいドラ周りの一索四索を残すより、打点も受け入れも強い形になる。」

藤島健二郎
「234の三色一直線。手順で三索。」

古橋崇志
「打点は十分なので、シンプルに良形のテンパイを目指す。理想はメンタンピン三色ドラ1だが、親なので2翻確定のリーチとしたい。」

松岡千晶
「234の三色も狙えるし、タンヤオが確定するため。」

山田浩之
三筒四筒七筒待ちが残れば強そうなので、シンプルに三色を狙う。」

 

四筒切り

清原継光
「親でリャンメンのリーチを打つことを目標に手を進めます。四筒は下家に仕掛けられにくいことと、南家の手に三筒七筒がある可能性が高く、見た目ほど三筒四筒七筒の待ちに価値がないと考え234は見切ります。」

福島清子
六筒が4枚見えなのと、三筒引きは234へ向かいます。ドラのくっつきが一番うれしいので、とりあえず四筒で。」

四柳弘樹
二索四索引きでのテンパイ逃しが嫌なので、くっつきの1シャンテンとすると打四筒が良い。」

 

三万切り

荒正義
三索四万三万で迷うところ。直感で三万。」

何を切る?/何を切る?fromロン2 2016年1月

このコーナーでは、オンライン麻雀「ロン2」の協力のもと、プロ雀士とロン2ユーザーの解答をグラフを使って比較していきたいと思います。
多くのプロより、丁寧な解説をいただきましたので、みなさんの雀力アップの参考にしていただければと思います。
問題提供:「ロン2」  作成:杉浦勘介
ロン2道場ルール (一発、裏ドラ、カンドラあり、赤なし)
東3局東家 (色の濃くなっている牌はツモ切りです)

プロ

四万切り・・・23人
三索切り・・・22人
四筒切り・・・3人
三万切り・・・1人
 
ロン2ユーザー

三索切り・・・48.7%
四万切り・・・29.8%
四筒切り・・・13.4%
三万切り・・・5.5%
二筒切り・・・2.1%
六筒切り・・・0.4%
 
プロ解答(50音順)
四万切り
蒼山秀佑
「234かソーズを伸ばしたタンピンイーペーコードラドラを見てツモ切り。」
鮎川卓
三筒四筒七筒が強そうなので、四万を先に切り二万五万待ちを少しでも良い待ちにしたいです。」
井出一寛
「下家は速く、上家はチャンタか七対子か?三色を見つつ二索四索五索を引けば打四筒でタンピンへ。二万五万を引けば打三索でリーチ。」
ケネス徳田
四筒のくっつきよりも三筒四筒七筒受けを考える。ドラ受けは保険として。」
紺野真太郎
「234の三色本線で、一手遅くなるがドラ引きにも対応できる打四万。」
櫻井秀樹
「タンヤオ三色が最高形。二索四索ツモはテンパイ逃しだが、受け入れの広い1シャンテンなので気にしない。」
佐々木寿人
「ピンズがこれだけ良い状況なので、ピンズは外さない。その後のツモ二索は打三索。好形リーチが理想だ。」
白鳥翔
「ピンズの三面形が良さそうに見えるのでそこは活かしたい。ツモ二索などでも、四筒は切らず、その後の状況次第では再度マンズに手をかけて絶一門にすることも考える。」
ダンプ大橋
「三色があるし、ピンズが良さそうなので四筒は残す。三索は下家に鳴かれると面倒なので四万から。」
手塚紗掬
「234の三色へ。」
戸田誠輝
「裏目のソーズを引いても完全1シャンテンで強い形になるので気にしない。三色とドラとスピードのバランスで四万が一番バランス良く見えます。」
中村慎吾
「234の三色と二索四索引きに備える。二索四索引きは打四筒。」
二階堂瑠美
「234の三色同順しか見えない。でも次巡ドラを引いたら四筒を切って一歩後退。」
西岡慎泰
「ドラ引きにも対応でき、タンピン三色も狙える手格好に取る。」
羽山真生
「打三万とした場合はテンパイ最速だが、三色もなくなる上に二索五筒を引いても好形が維持できるため打四万とします。」
平岡理恵
「234の三色を狙いつつドラ二索の受け入れも残しておきたいので三万四万のターツを固定してツモ切る。ドラや四索などを引いたら、三色は狙わず四筒を打っていく。」
藤崎智
「まだ巡目も早いので、234の三色を狙いつつドラ引きにも対応できるようにツモ切っておきます。五筒引きの三筒六筒のテンパイには意味がないので・・・」
藤原隆弘
六筒が無いので、四万雀頭のピンズ3メンツは無理っぽい。本線は234の高目三色でリーチしたい。三筒四筒七筒待ちは好形。もし先に二索四索を引いたら四筒切りとしたいので、ここは四万を切る。」
古本和宏
「234三色を目指して。」
望月雅継
「どれを切ってもロスがあるのなら、理想のタンピン三色へ。ドラ引きは打四筒として、もう一度手牌の構成を考える。」
安村浩司
「ピンズが良いので受け入れを残したい。234の三色も見える打四万。」
吉田直
「234の三色を見ながらソーズ周りを引いたら打四筒。」
 
三索切り
石原将樹
一索引きはそれほどうれしくない上、ソーズの下の情報が分かりにくいので。ドラを引いてもまだ使えるし、ドラをもう1枚使わなくても満貫が見えるので。」
石渡正志
「リャンメン待ちになって三色も狙えてドラも使える。」
和泉由希子
「効率的にも手役的にも良いかなと。」
井出康平
「タンヤオドラ1ストレートに。ドラ引きは打四万でリャンメン固定して他で雀頭探し。」
伊藤優孝
「素直に三索切り。三色も狙えるしピンズ引きも良し。」
魚谷侑未
「ピンズがとても良さそうなので一刻も早くリーチをかけたいため。」
内川幸太郎
「234の三色を残すのとピンズ受けは捨てがたい。ドラの裏目引きは四万切りでバックする。」
勝又健志
「ドラ色を避け、マンズ・ピンズにアガリを求める。」
客野直
「裏目のドラを持ってきても使える形なので、最終形が強くなりそうな形を残す。」
近藤久春
「234三色本線で、できればソーズ待ちは避けたい。」
猿川真寿
「満貫級のアガリにしたいので、安目を拒否する。マンズ・ピンズも悪くないので、オリることはしないと思う。」
沢崎誠
「タンヤオに決める!!一索の受けを拒否。基本は234の三色!!」
嶋村泰之
「打点的に十分なため三索切り。二索引きは打四万でケアが効く。」
天音まこと
「下家の仕掛けはドラを2枚くらい持ってそう。ならばソーズの下にメンツを求めるよりも、先に三索切りとしたい(さらなるドラ引きもカバーできる形なので)。最終形はピンズ受けにしたいから。」
ともたけ雅晴
「234の三色を見ながら、ドラが来た時は二索五索受けのタンヤオドラ2以上を見て。最悪ポン・チーも。」
浜上文吾
「234の三色狙いで打三索。ドラ二索をツモっても対応できる。」
東谷達矢
七筒は下家に固めて持たれている可能性はあるが、それでもピンズの場況が良く、何よりソーズ待ちのテンパイがうれしくないため、テンパイ効率を悪くしても打三索としたい。なお五筒をツモってのテンパイは拒否する。」
一井慎也
「ピンズの受けを残したい。また二索引きは打四万に受けるため、苦しいドラ周りの一索四索を残すより、打点も受け入れも強い形になる。」
藤島健二郎
「234の三色一直線。手順で三索。」
古橋崇志
「打点は十分なので、シンプルに良形のテンパイを目指す。理想はメンタンピン三色ドラ1だが、親なので2翻確定のリーチとしたい。」
松岡千晶
「234の三色も狙えるし、タンヤオが確定するため。」
山田浩之
三筒四筒七筒待ちが残れば強そうなので、シンプルに三色を狙う。」
 
四筒切り
清原継光
「親でリャンメンのリーチを打つことを目標に手を進めます。四筒は下家に仕掛けられにくいことと、南家の手に三筒七筒がある可能性が高く、見た目ほど三筒四筒七筒の待ちに価値がないと考え234は見切ります。」
福島清子
六筒が4枚見えなのと、三筒引きは234へ向かいます。ドラのくっつきが一番うれしいので、とりあえず四筒で。」
四柳弘樹
二索四索引きでのテンパイ逃しが嫌なので、くっつきの1シャンテンとすると打四筒が良い。」
 
三万切り
荒正義
三索四万三万で迷うところ。直感で三万。」

プロリーグ(鳳凰戦)成績表/第32期 A1リーグ 最終節成績表

A2 B1・B2 C1・C2・C3 D1・D2・D3 E

第31期鳳凰位
前田 直哉
出身地(静岡)

順位 名前 1節 2節 3節 4節 5節 6節 7節 8節 9節 10節 対局消化数 合計
1 瀬戸熊 直樹(東京) ▲ 20.3 36.4 10.7 51.1 45.5 32.5 11.4 14.0 ▲ 31.8 40.2 40/40 189.7
2 勝又 健志(東京) 65.1 62.5 ▲ 41.3 5.9 27.6 ▲ 43.3 28.8 52.8 ▲ 27.8 8.8 40/40 139.1
3 古川 孝次(愛知) 11.0 ▲ 5.0 59.0 26.1 40.5 ▲ 0.1 ▲ 24.4 20.9 ▲ 32.7 39.6 40/40 134.9
4 望月 雅継(静岡) 3.2 59.3 ▲ 78.3 ▲ 18.2 42.9 9.9 ▲ 7.6 17.8 13.8 58.4 40/40 101.2
5 藤崎 智(秋田) 50.3 ▲ 36.7 46.5 35.5 ▲ 4.3 ▲ 30.8 ▲ 4.0 ▲ 47.3 82.0 ▲ 36.4 40/40 54.8
6 前原 雄大(東京) 26.3 3.3 119.1 ▲ 69.2 ▲ 13.0 0.4 5.1 35.8 29.8 ▲ 88.6 40/40 49.0
7 近藤 久春(秋田) 4.4 ▲ 74.7 8.1 36.3 ▲ 10.3 15.7 51.5 ▲ 50.4 55.3 ▲ 11.4 40/40 24.5
8 伊藤 優孝(秋田) ▲ 46.5 20.8 ▲ 11.4 ▲ 12.5 8.1 39.3 ▲ 17.3 ▲ 14.0 ▲ 10.9 ▲ 10.6 40/40 ▲ 55.0
9 沢崎 誠(群馬) ▲ 49.0 52.1 ▲ 45.8 17.9 ▲ 20.0 23.4 0.8 ▲ 31.0 ▲ 21.0 9.7 40/40 ▲ 62.9
10 仁平 宣明(福岡) ▲ 7.0 ▲ 24.0 ▲ 25.8 13.4 ▲ 48.1 ▲ 78.4 ▲ 18.0 ▲ 10.4 ▲ 12.4 35.9 40/40 ▲ 174.8
11 ともたけ 雅晴(千葉) ▲ 42.4 ▲ 80.3 34.0 ▲ 49.1 ▲ 66.0 ▲ 4.6 ▲ 3.2 63.6 ▲ 11.1 ▲ 48.3 40/40 ▲ 207.4
12 荒 正義(北海道) 4.9 ▲ 16.7 ▲ 74.8 ▲ 37.2 ▲ 2.9 15.0 ▲ 23.1 ▲ 52.8 ▲ 33.2 2.7 40/40 ▲ 218.1

第26期中部プロリーグ 最終節レポート

Aリーグレポート:朝岡祐

5ヶ月間の集大成、第26期中部プロAリーグ最終節は、以下の卓組みで行われた。

1卓(伊藤・杉村・寺戸・土岐)
2卓(日下・牛尾・佐藤・杉浦)
3卓(掛水・樋口・山神・村瀬)
4卓(森下・三戸・朝岡・小野)

今回最も注目を浴びたのは、2卓の暫定3位杉浦と暫定5位佐藤の闘いであろう。
同卓の日下、牛尾も熾烈な残留争いを繰り広げており、見ている者としては面白いのだが、プレイヤーとしてはさぞかし痺れた対局となった事だろう。
最後まで着順勝負となり、もつれた展開となったこの対局を制し、見事決勝進出を決めたのは佐藤であった。

『1回戦は大きめのラス、2回戦は点棒が少ない3着で、決勝進出はないなと半分諦めていましたが、3回戦でトップを取り、杉浦プロとの着順勝負に持ち込む事ができました。とても緊張しましたが、展開にも恵まれトップを取る事ができ、本当に嬉しかったです。決勝戦では、タイトルホルダーの森下プロ、樋口プロ、そして最近各タイトル戦でしっかりと結果を出している小野プロが相手であり、胸を借りるつもりで全力でぶつかっていきます。自分が出来ることを出しきりたい。』
と、コメントを頂いた。

着順勝負でAリーグ昇格を決めた経緯もあり、ここぞの勝負で落ち着いた結果を出すことが出来るのは強みである。
競った展開になれば勝機は十分にあるだろう。

3卓では、暫定2位の樋口が、苦しみながらもそれまでの貯金を活かし、崩れる事なく3位通過を決めた。
決勝進出は当たり前と思わせる程、彼の強さは皆が認める所。展開に嫌われさえしなければ、中部を制する可能性は十分有り得るだろう。

4卓では、暫定4位の森下が常に攻めの姿勢を貫き、持ち前の攻撃力を発揮して見事首位通過を決めた。
若干その煽りを受けたが、暫定首位の小野が危なげなく2位通過を決めた。

森下からは、
『最終節は4位スタートでプラス条件だったが、最初様子見ではなくぶつける意識で臨みました。その姿勢がよい結果に繋がったんだと思います。決勝は3回目の出場です。しっかり頭取りの麻雀をして、それに精神力がついてこれるようにしたいです。』
とコメントを頂いた。
こちらも実力は折り紙つき。まだ中部を制覇していないのが意外とさえ思えるほどである。
持ち前の攻撃力をここでも発揮できれば必ず勝機は見えてくるだろう。

そして今回最も勢いのあるプレイヤーが、Aリーグ初出場ながら見事に決勝まで登りつめた小野である。
『さすがにポイントに余裕があったので1局1局丁寧に潰していけば決勝に残れるだろうと思ってました。マークしていたのはとりあえず森下さんでした。途中親番とはいえ、国士無双にちょっと押してしまった以外は丁寧に打てる事ができたかなという感じです。決勝戦に関しては、タイトルホルダーが2人もいますし、胸を借りるつもりで楽しめればいいと思っています。Aリーグに昇格したばかりで、自分の情報が少ないと思うので、その辺りで若干勝機もあるかなと感じています。』
と、やや謙虚なコメントを頂いたが、常に自分らしい麻雀を貫くと言い続けてきた小野からは、自分の麻雀に対する誇り、プライドが滲み出ているように思える。小野らしい麻雀を遺憾なく発揮し、新たな旋風を巻き起こすのか、是非注目していきたい。

4人それぞれが素晴らしいものを持っており、誰が優勝するのか全く分からないのが正直な所である。何れにしても、見応えある好ゲームを期待したい。

来期は自分がここでご紹介頂けるように、まずは決勝進出を目指して、この4人を見習って精進していきたいと思います。
最後になりましたが、半年間、拙い文章にお付き合いいただきありがとうございました。

Aリーグ

順位 名前 1節 2節 3節 4節 5節 合計
1 森下 剛任 55.7 48.6 ▲ 54.5 18.6 55.7 124.1
2 小野 雅峻 ▲ 7.9 38.2 63.3 33.4 ▲ 22.3 104.7
3 樋口 新 ▲ 15.2 37.6 86.7 ▲ 35.2 ▲ 17.4 56.5
4 佐藤 あいり 16.8 ▲ 22.6 ▲ 2.2 49.5 6.2 47.7
5 杉浦 貴紀 ▲ 30.4 77.0 ▲ 2.0 24.8 ▲ 31.3 38.1
6 村瀬 寛光 39.4 ▲ 6.5 11.9 ▲ 11.0 ▲ 12.1 21.7
7 朝岡 祐 8.9 ▲ 8.9 19.2 ▲ 4.6 ▲ 12.5 2.1
8 土岐 雄太 44.3 1.1 ▲ 80.0 17.5 8.7 ▲ 8.4
9 寺戸 孝志 ▲ 18.2 ▲ 29.0 ▲ 6.5 7.4 28.3 ▲ 18.0
10 三戸 亮祐 ▲ 11.8 ▲ 34.6 ▲ 4.4 50.4 ▲ 20.9 ▲ 21.3
11 山神 達也 ▲ 7.0 ▲ 13.4 ▲ 73.5 38.4 16.3 ▲ 39.2
12 杉村 泰治 ▲ 77.5 70.6 ▲ 51.6 15.0 ▲ 6.5 ▲ 50.0
13 伊藤 鉄也 60.7 ▲ 69.3 38.6 ▲ 71.9 ▲ 30.5 ▲ 72.4
14 日下 健司 ▲ 17.6 ▲ 46.8 ▲ 35.3 ▲ 30.8 44.9 ▲ 85.6
15 牛尾 信之 ▲ 33.7 14.3 ▲ 3.1 ▲ 64.4 ▲ 19.8 ▲ 106.7
16 掛水 洋徳 ▲ 97.5 ▲ 57.3 ▲ 9.6 ▲ 37.1 13.2 ▲ 188.3

 

Bリーグレポート:河合慎悟

年の瀬もいよいよ押し詰まった頃、中部プロリーグも最終節の大詰めとなる。
今日で半年間の集大成が出る、勝負への気持ちが最も高鳴る日である。

選手全員で築き上げたスコアを、最後には各々が受け入れなければならない使命がある。
昇級、残留、降級。Bリーグのみこの3種がある。
ポイントがプラスの選手は積極的に昇級ラインを目指す。マイナスの選手は降級枠には死んでも入りたくないところ。
1戦1戦でそのボーダーが変わる戦いに緊張感のある空気が漂う会場内。

8位スタートの私は1回戦ラスでわずかな昇級の可能性もほぼ絶たれたので、降級阻止の打ち方に切り替えたが踏みとどまれずズルズルとポイントを削られこの日最下位で幕を閉じた。

成績発表があった後、数分間、頭が真っ白になった。

「降級」・・・ため息を何度してもいくらでも量産できてしまう。
弱きは駆逐される戦いの場。
一瞬、退会の2文字も頭によぎったが、一生麻雀に携わって生きていくと決めたこの身、「逃げるな自分」と言い聞かし我に返った時にはCリーグでの戦い方を考えている自分が居た。
負けたままで終われるはずがない。
有望な若手選手が次々と台頭し盛り上がる中部本部。
勝ち上がるのは容易でないが、また来期から初心に戻ったつもりで頑張りたい。

昇級を決めたのは大滝と菅野。
2人ともBリーグで満足する器でない
Aリーグでも活躍できるスター選手だと思っている。
心から応援できる2人である。

半年間ありがとうございました。

Bリーグ

順位 名前 1節 2節 3節 4節 5節 合計
1 大滝 聡 18.1 56.7 97.8 1.6 9.7 183.9
2 菅野 直 ▲ 32.8 40.0 ▲ 4.6 12.3 72.5 87.4
3 中谷 彰吾 34.5 ▲ 28.1 65.3 12.2 ▲ 34.7 49.2
4 木村 東平 ▲ 3.2 0.6 ▲ 42.6 37.7 15.9 8.4
5 金平 裕樹 ▲ 100.0 20.4 18.4 ▲ 20.7 86.3 4.4
6 越川 清一 ▲ 56.0 47.1 ▲ 18.9 2.3 23.1 ▲ 2.4
7 葛山 英樹 30.3 ▲ 38.6 1.3 69.3 ▲ 80.2 ▲ 17.9
8 大町 篤志 17.1 2.9 ▲ 62.8 35.5 ▲ 10.6 ▲ 17.9
9 鈴木 雄介 51.1 28.4 ▲ 30.4 ▲ 8.7 ▲ 67.5 ▲ 27.1
10 古川 孝次 4.0 ▲ 29.3 ▲ 18.7 ▲ 17.1 29.3 ▲ 31.8
11 安藤 大貴 ▲ 4.6 ▲ 0.2 ▲ 37.7 ▲ 37.5 41.2 ▲ 38.8
12 太田 峻也 ▲ 8.6 ▲ 21.8 ▲ 15.2 8.5 ▲ 19.8 ▲ 56.9
13 山本 拓哉 5.6 ▲ 105.4 53.2 0.5 ▲ 19.0 ▲ 65.1
14 太田 充 ▲ 11.3 ▲ 54.6 76.5 ▲ 62.1 ▲ 28.1 ▲ 79.6
15 大高坂 松城 ▲ 7.4 ▲ 69.5 ▲ 47.7 ▲ 12.5 49.4 ▲ 87.7
16 河合 慎悟 ▲ 38.8 70.4 ▲ 33.9 ▲ 24.3 ▲ 67.5 ▲ 94.1

 

Cリーグレポート:清水哲也

半年に及ぶリーグ戦も最終節を残すのみとなった。
最終節とは半荘のオーラスのように各々に条件があり、それに則った打ち方をする。
私の対戦相手は山本、鈴木(淳)、堤。
山本は+58.4P持ちの4位。昇級には+30Pくらいの加点が必要か。
鈴木淳、堤は共に+100P以上は必要。
私は+50P以上でなおかつ山本より上位に入る事を目標にした。

それらを踏まえると場が重たくなり皆が攻撃的になるであろうと考え対局に入った。
そして始まった1回戦私は▲16.4Pの4着スタート。
私の対局前の考えと他の対局者の思惑が大きく違っているように感じた。
それらを踏まえ2回戦以降は少し修正しようと思い対局に入った。

2回戦はオーラスに2,000・3,900をツモり、かろうじて望みをつなぐ浮きの2着。
3回戦は調子が良くオーラスを親番で残し50,000点弱で迎えた。
しかしこのままトップ終了したところで4回戦に大きな加点が必要になるのでまだまだ点数がいる。
そのオーラスに21,900点持ちの山本からリーチが入り、何とか1シャンテンで粘っていた。

残り1巡となったところに上家からテンパイがとれる七万が出て長考した。
切らなければならない牌は三筒で、山本の河を見直すとピンズが四筒しか切れていない変則的な河になっていたが、ドラが九万、宣言牌が一万であった事も考えると、ホンイツとゆうより、チャンタ系が本線であると推測できた。
だがどちらにせよ三筒は危険だと考え、テンパイを取ることを断念した。

流局し開かれた手牌を見ると、純チャンのペン七筒待ちツモ12,000点であった。
考えは間違えてはいなかったが、自分のポイント状況上、切る選択しかなかったのではないかと反芻した。

全卓3回戦を終えポイント集計が発表されると、林、浅野が大きく加点し、その時点で私は4位につけていたが3位とは大きく離された。
4回戦も浮きの2着でポイントを重ねたが、足りずに全体5位で全節終了した。

1位は終始安定した成績でプラスを重ねた加藤。
2位は最終節+143.3Pと大爆発した林。
3位も最終節に+63.7Pとポイントを稼いだ浅野。

終わってみると3位の浅野で+116.6Pとやはり昇級ボーダーは120P前後になった。
今期の反省を糧に来期こそは昇級したいと。
拙い文章でしたが、半年間お付き合いありがとうございました。

Cリーグ

順位 名前 1節 2節 3節 4節 5節 合計
1 加藤 泰史 33.2 57.0 16.5 42.5 35.0 184.2
2 林 俊宏 ▲ 4.4 13.6 ▲ 24.7 23.8 143.3 151.6
3 浅野 文雅 ▲ 48.1 78.8 13.3 8.9 63.7 116.6
4 富村 つぐみ 26.4 ▲ 57.1 56.5 ▲ 2.0 57.3 81.1
5 清水 哲也 49.6 ▲ 5.0 ▲ 16.9 15.1 29.8 72.6
6 鈴木 淳 ▲ 19.5 51.3 0.6 ▲ 27.0 29.2 34.6
7 大西 義則 ▲ 10.6 52.4 ▲ 25.8 52.0 ▲ 59.8 8.2
8 斎藤 寛生 ▲ 15.8 ▲ 26.8 32.6 ▲ 39.3 50.7 1.4
9 岡本 丈司 ▲ 31.2 17.7 ▲ 46.2 73.3 ▲ 13.1 0.5
10 山本 美文 80.7 46.8 ▲ 59.5 ▲ 9.6 ▲ 60.6 ▲ 2.2
11 池沢 麻奈美 41.3 8.8 ▲ 10.8 ▲ 72.1 29.7 ▲ 3.1
12 鈴木 基芳 ▲ 4.1 5.1 1.4 27.7 ▲ 36.1 ▲ 6.0
13 堤 文吾 ▲ 39.9 11.1 10.4 3.4 0.6 ▲ 14.4
14 都築 友和 43.7 ▲ 8.8 91.4 ▲ 50.0 ▲ 94.8 ▲ 18.5
15 原田 知彦 ▲ 39.8 ▲ 51.6 ▲ 3.0 48.3 21.2 ▲ 24.9
16 若松 正和 28.0 ▲ 26.0 ▲ 47.7 4.9 5.8 ▲ 35.0
17 島﨑 涼 ▲ 46.7 17.0 13.8 ▲ 6.0 ▲ 27.2 ▲ 49.1
18 中西 栄二 38.0 ▲ 16.5 ▲ 46.0 30.2 ▲ 67.6 ▲ 61.9
19 上田 利華 ▲ 8.4 ▲ 103.3 ▲ 15.1 ▲ 26.0 38.8 ▲ 114.0
20 長谷川 弘 16.4 ▲ 28.8 26.3 ▲ 22.9 ▲ 108.3 ▲ 117.3
21 三谷 卓也 ▲ 25.6 ▲ 15.1 ▲ 2.4 ▲ 41.4 ▲ 100.0 ▲ 184.5
22 家田 みゆき ▲ 64.2 ▲ 40.6 14.3 ▲ 54.8 ▲ 39.6 ▲ 184.9

中部プロリーグ レポート/第26期中部プロリーグ 最終節レポート

Aリーグレポート:朝岡祐
5ヶ月間の集大成、第26期中部プロAリーグ最終節は、以下の卓組みで行われた。
1卓(伊藤・杉村・寺戸・土岐)
2卓(日下・牛尾・佐藤・杉浦)
3卓(掛水・樋口・山神・村瀬)
4卓(森下・三戸・朝岡・小野)
今回最も注目を浴びたのは、2卓の暫定3位杉浦と暫定5位佐藤の闘いであろう。
同卓の日下、牛尾も熾烈な残留争いを繰り広げており、見ている者としては面白いのだが、プレイヤーとしてはさぞかし痺れた対局となった事だろう。
最後まで着順勝負となり、もつれた展開となったこの対局を制し、見事決勝進出を決めたのは佐藤であった。
『1回戦は大きめのラス、2回戦は点棒が少ない3着で、決勝進出はないなと半分諦めていましたが、3回戦でトップを取り、杉浦プロとの着順勝負に持ち込む事ができました。とても緊張しましたが、展開にも恵まれトップを取る事ができ、本当に嬉しかったです。決勝戦では、タイトルホルダーの森下プロ、樋口プロ、そして最近各タイトル戦でしっかりと結果を出している小野プロが相手であり、胸を借りるつもりで全力でぶつかっていきます。自分が出来ることを出しきりたい。』
と、コメントを頂いた。
着順勝負でAリーグ昇格を決めた経緯もあり、ここぞの勝負で落ち着いた結果を出すことが出来るのは強みである。
競った展開になれば勝機は十分にあるだろう。
3卓では、暫定2位の樋口が、苦しみながらもそれまでの貯金を活かし、崩れる事なく3位通過を決めた。
決勝進出は当たり前と思わせる程、彼の強さは皆が認める所。展開に嫌われさえしなければ、中部を制する可能性は十分有り得るだろう。
4卓では、暫定4位の森下が常に攻めの姿勢を貫き、持ち前の攻撃力を発揮して見事首位通過を決めた。
若干その煽りを受けたが、暫定首位の小野が危なげなく2位通過を決めた。
森下からは、
『最終節は4位スタートでプラス条件だったが、最初様子見ではなくぶつける意識で臨みました。その姿勢がよい結果に繋がったんだと思います。決勝は3回目の出場です。しっかり頭取りの麻雀をして、それに精神力がついてこれるようにしたいです。』
とコメントを頂いた。
こちらも実力は折り紙つき。まだ中部を制覇していないのが意外とさえ思えるほどである。
持ち前の攻撃力をここでも発揮できれば必ず勝機は見えてくるだろう。
そして今回最も勢いのあるプレイヤーが、Aリーグ初出場ながら見事に決勝まで登りつめた小野である。
『さすがにポイントに余裕があったので1局1局丁寧に潰していけば決勝に残れるだろうと思ってました。マークしていたのはとりあえず森下さんでした。途中親番とはいえ、国士無双にちょっと押してしまった以外は丁寧に打てる事ができたかなという感じです。決勝戦に関しては、タイトルホルダーが2人もいますし、胸を借りるつもりで楽しめればいいと思っています。Aリーグに昇格したばかりで、自分の情報が少ないと思うので、その辺りで若干勝機もあるかなと感じています。』
と、やや謙虚なコメントを頂いたが、常に自分らしい麻雀を貫くと言い続けてきた小野からは、自分の麻雀に対する誇り、プライドが滲み出ているように思える。小野らしい麻雀を遺憾なく発揮し、新たな旋風を巻き起こすのか、是非注目していきたい。
4人それぞれが素晴らしいものを持っており、誰が優勝するのか全く分からないのが正直な所である。何れにしても、見応えある好ゲームを期待したい。
来期は自分がここでご紹介頂けるように、まずは決勝進出を目指して、この4人を見習って精進していきたいと思います。
最後になりましたが、半年間、拙い文章にお付き合いいただきありがとうございました。
Aリーグ

順位 名前 1節 2節 3節 4節 5節 合計
1 森下 剛任 55.7 48.6 ▲ 54.5 18.6 55.7 124.1
2 小野 雅峻 ▲ 7.9 38.2 63.3 33.4 ▲ 22.3 104.7
3 樋口 新 ▲ 15.2 37.6 86.7 ▲ 35.2 ▲ 17.4 56.5
4 佐藤 あいり 16.8 ▲ 22.6 ▲ 2.2 49.5 6.2 47.7
5 杉浦 貴紀 ▲ 30.4 77.0 ▲ 2.0 24.8 ▲ 31.3 38.1
6 村瀬 寛光 39.4 ▲ 6.5 11.9 ▲ 11.0 ▲ 12.1 21.7
7 朝岡 祐 8.9 ▲ 8.9 19.2 ▲ 4.6 ▲ 12.5 2.1
8 土岐 雄太 44.3 1.1 ▲ 80.0 17.5 8.7 ▲ 8.4
9 寺戸 孝志 ▲ 18.2 ▲ 29.0 ▲ 6.5 7.4 28.3 ▲ 18.0
10 三戸 亮祐 ▲ 11.8 ▲ 34.6 ▲ 4.4 50.4 ▲ 20.9 ▲ 21.3
11 山神 達也 ▲ 7.0 ▲ 13.4 ▲ 73.5 38.4 16.3 ▲ 39.2
12 杉村 泰治 ▲ 77.5 70.6 ▲ 51.6 15.0 ▲ 6.5 ▲ 50.0
13 伊藤 鉄也 60.7 ▲ 69.3 38.6 ▲ 71.9 ▲ 30.5 ▲ 72.4
14 日下 健司 ▲ 17.6 ▲ 46.8 ▲ 35.3 ▲ 30.8 44.9 ▲ 85.6
15 牛尾 信之 ▲ 33.7 14.3 ▲ 3.1 ▲ 64.4 ▲ 19.8 ▲ 106.7
16 掛水 洋徳 ▲ 97.5 ▲ 57.3 ▲ 9.6 ▲ 37.1 13.2 ▲ 188.3

 
Bリーグレポート:河合慎悟
年の瀬もいよいよ押し詰まった頃、中部プロリーグも最終節の大詰めとなる。
今日で半年間の集大成が出る、勝負への気持ちが最も高鳴る日である。
選手全員で築き上げたスコアを、最後には各々が受け入れなければならない使命がある。
昇級、残留、降級。Bリーグのみこの3種がある。
ポイントがプラスの選手は積極的に昇級ラインを目指す。マイナスの選手は降級枠には死んでも入りたくないところ。
1戦1戦でそのボーダーが変わる戦いに緊張感のある空気が漂う会場内。
8位スタートの私は1回戦ラスでわずかな昇級の可能性もほぼ絶たれたので、降級阻止の打ち方に切り替えたが踏みとどまれずズルズルとポイントを削られこの日最下位で幕を閉じた。
成績発表があった後、数分間、頭が真っ白になった。
「降級」・・・ため息を何度してもいくらでも量産できてしまう。
弱きは駆逐される戦いの場。
一瞬、退会の2文字も頭によぎったが、一生麻雀に携わって生きていくと決めたこの身、「逃げるな自分」と言い聞かし我に返った時にはCリーグでの戦い方を考えている自分が居た。
負けたままで終われるはずがない。
有望な若手選手が次々と台頭し盛り上がる中部本部。
勝ち上がるのは容易でないが、また来期から初心に戻ったつもりで頑張りたい。
昇級を決めたのは大滝と菅野。
2人ともBリーグで満足する器でない
Aリーグでも活躍できるスター選手だと思っている。
心から応援できる2人である。
半年間ありがとうございました。
Bリーグ

順位 名前 1節 2節 3節 4節 5節 合計
1 大滝 聡 18.1 56.7 97.8 1.6 9.7 183.9
2 菅野 直 ▲ 32.8 40.0 ▲ 4.6 12.3 72.5 87.4
3 中谷 彰吾 34.5 ▲ 28.1 65.3 12.2 ▲ 34.7 49.2
4 木村 東平 ▲ 3.2 0.6 ▲ 42.6 37.7 15.9 8.4
5 金平 裕樹 ▲ 100.0 20.4 18.4 ▲ 20.7 86.3 4.4
6 越川 清一 ▲ 56.0 47.1 ▲ 18.9 2.3 23.1 ▲ 2.4
7 葛山 英樹 30.3 ▲ 38.6 1.3 69.3 ▲ 80.2 ▲ 17.9
8 大町 篤志 17.1 2.9 ▲ 62.8 35.5 ▲ 10.6 ▲ 17.9
9 鈴木 雄介 51.1 28.4 ▲ 30.4 ▲ 8.7 ▲ 67.5 ▲ 27.1
10 古川 孝次 4.0 ▲ 29.3 ▲ 18.7 ▲ 17.1 29.3 ▲ 31.8
11 安藤 大貴 ▲ 4.6 ▲ 0.2 ▲ 37.7 ▲ 37.5 41.2 ▲ 38.8
12 太田 峻也 ▲ 8.6 ▲ 21.8 ▲ 15.2 8.5 ▲ 19.8 ▲ 56.9
13 山本 拓哉 5.6 ▲ 105.4 53.2 0.5 ▲ 19.0 ▲ 65.1
14 太田 充 ▲ 11.3 ▲ 54.6 76.5 ▲ 62.1 ▲ 28.1 ▲ 79.6
15 大高坂 松城 ▲ 7.4 ▲ 69.5 ▲ 47.7 ▲ 12.5 49.4 ▲ 87.7
16 河合 慎悟 ▲ 38.8 70.4 ▲ 33.9 ▲ 24.3 ▲ 67.5 ▲ 94.1

 
Cリーグレポート:清水哲也
半年に及ぶリーグ戦も最終節を残すのみとなった。
最終節とは半荘のオーラスのように各々に条件があり、それに則った打ち方をする。
私の対戦相手は山本、鈴木(淳)、堤。
山本は+58.4P持ちの4位。昇級には+30Pくらいの加点が必要か。
鈴木淳、堤は共に+100P以上は必要。
私は+50P以上でなおかつ山本より上位に入る事を目標にした。
それらを踏まえると場が重たくなり皆が攻撃的になるであろうと考え対局に入った。
そして始まった1回戦私は▲16.4Pの4着スタート。
私の対局前の考えと他の対局者の思惑が大きく違っているように感じた。
それらを踏まえ2回戦以降は少し修正しようと思い対局に入った。
2回戦はオーラスに2,000・3,900をツモり、かろうじて望みをつなぐ浮きの2着。
3回戦は調子が良くオーラスを親番で残し50,000点弱で迎えた。
しかしこのままトップ終了したところで4回戦に大きな加点が必要になるのでまだまだ点数がいる。
そのオーラスに21,900点持ちの山本からリーチが入り、何とか1シャンテンで粘っていた。
残り1巡となったところに上家からテンパイがとれる七万が出て長考した。
切らなければならない牌は三筒で、山本の河を見直すとピンズが四筒しか切れていない変則的な河になっていたが、ドラが九万、宣言牌が一万であった事も考えると、ホンイツとゆうより、チャンタ系が本線であると推測できた。
だがどちらにせよ三筒は危険だと考え、テンパイを取ることを断念した。
流局し開かれた手牌を見ると、純チャンのペン七筒待ちツモ12,000点であった。
考えは間違えてはいなかったが、自分のポイント状況上、切る選択しかなかったのではないかと反芻した。
全卓3回戦を終えポイント集計が発表されると、林、浅野が大きく加点し、その時点で私は4位につけていたが3位とは大きく離された。
4回戦も浮きの2着でポイントを重ねたが、足りずに全体5位で全節終了した。
1位は終始安定した成績でプラスを重ねた加藤。
2位は最終節+143.3Pと大爆発した林。
3位も最終節に+63.7Pとポイントを稼いだ浅野。
終わってみると3位の浅野で+116.6Pとやはり昇級ボーダーは120P前後になった。
今期の反省を糧に来期こそは昇級したいと。
拙い文章でしたが、半年間お付き合いありがとうございました。
Cリーグ

順位 名前 1節 2節 3節 4節 5節 合計
1 加藤 泰史 33.2 57.0 16.5 42.5 35.0 184.2
2 林 俊宏 ▲ 4.4 13.6 ▲ 24.7 23.8 143.3 151.6
3 浅野 文雅 ▲ 48.1 78.8 13.3 8.9 63.7 116.6
4 富村 つぐみ 26.4 ▲ 57.1 56.5 ▲ 2.0 57.3 81.1
5 清水 哲也 49.6 ▲ 5.0 ▲ 16.9 15.1 29.8 72.6
6 鈴木 淳 ▲ 19.5 51.3 0.6 ▲ 27.0 29.2 34.6
7 大西 義則 ▲ 10.6 52.4 ▲ 25.8 52.0 ▲ 59.8 8.2
8 斎藤 寛生 ▲ 15.8 ▲ 26.8 32.6 ▲ 39.3 50.7 1.4
9 岡本 丈司 ▲ 31.2 17.7 ▲ 46.2 73.3 ▲ 13.1 0.5
10 山本 美文 80.7 46.8 ▲ 59.5 ▲ 9.6 ▲ 60.6 ▲ 2.2
11 池沢 麻奈美 41.3 8.8 ▲ 10.8 ▲ 72.1 29.7 ▲ 3.1
12 鈴木 基芳 ▲ 4.1 5.1 1.4 27.7 ▲ 36.1 ▲ 6.0
13 堤 文吾 ▲ 39.9 11.1 10.4 3.4 0.6 ▲ 14.4
14 都築 友和 43.7 ▲ 8.8 91.4 ▲ 50.0 ▲ 94.8 ▲ 18.5
15 原田 知彦 ▲ 39.8 ▲ 51.6 ▲ 3.0 48.3 21.2 ▲ 24.9
16 若松 正和 28.0 ▲ 26.0 ▲ 47.7 4.9 5.8 ▲ 35.0
17 島﨑 涼 ▲ 46.7 17.0 13.8 ▲ 6.0 ▲ 27.2 ▲ 49.1
18 中西 栄二 38.0 ▲ 16.5 ▲ 46.0 30.2 ▲ 67.6 ▲ 61.9
19 上田 利華 ▲ 8.4 ▲ 103.3 ▲ 15.1 ▲ 26.0 38.8 ▲ 114.0
20 長谷川 弘 16.4 ▲ 28.8 26.3 ▲ 22.9 ▲ 108.3 ▲ 117.3
21 三谷 卓也 ▲ 25.6 ▲ 15.1 ▲ 2.4 ▲ 41.4 ▲ 100.0 ▲ 184.5
22 家田 みゆき ▲ 64.2 ▲ 40.6 14.3 ▲ 54.8 ▲ 39.6 ▲ 184.9