第30期十段戦 五~六・七戦レポート

第30期十段戦、五・六七段戦が6月22日(土)錦江荘にて行われた。

京平 遥

五段シード選手は21名。
A1リーガーもいよいよ登場。

京平 遥
猿川真寿
京平 遥
ダンプ大橋
京平 遥
近藤久晴

 

先月の四段Sを勝ち上がった選手を加え15卓60名。
各卓同メンバーで4半荘を戦いポイント上位2名が勝ち上がりとなる。

十段戦では、シード選手は各卓に振り分けられる為、勝ち上がり者の勢いを迎え撃つ構図となるわけだが、とりわけこの五段戦あたりからはその色合いは強くなる。
低段者からすれば、先月からこの日をモチベーションに生活してきたものも少なくないはずだろうし、シード選手は同一メンバーで戦う十段戦で負けるわけにはいかない。

21名中、通過は約半分の12名。

「シード選手勝ち上がり」
近藤久春 紺野真太郎 前田直哉 黒木真生 松崎良文 西野拓也
三戸亮祐 清水香織  福山満幸 石川正明 関島義基 鈴木基芳

京平 遥
清水香織
京平 遥
前田直哉
京平 遥
紺野真太郎
京平 遥
黒木真生

 

先月、ついに階段を上がった注目の佐々木寿人は2連勝スタートだったが、最終戦の南4局だけで30,000点以上を稼いだ2010ファイナリストの五段・松崎良文に一気差しされ敗退。3回戦のラスを悔やんだ。

 

タイトル戦では安定した成績を誇る勝又健志は、最終戦を迎え杉浦勘介と並びでほぼ通過確定であったが、ガースの四暗刻16,000オールにより、突如その杉浦と競り合いに。最終局まで縺れる勝負に。
惜しくも出番敗退となった。

京平 遥
勝又健志
京平 遥
松崎良文

 

「初段勝ち上がり」
小川拓麻  伊井功雅  弓削雅人

「二段勝ち上がり」
安村浩二

「三段勝ち上がり」
河井保国  須長正和  楠木一郎

「四段勝ち上がり」
大川哲哉  ガース

「四段S勝ち上がり」
安秉参 杉浦勘介 中村慎吾 藤島健二郎 上村慎太郎
吉田直 優木美智 三浦大輔 桜井秀樹 中村毅

 

 

午後からは六・七段戦が行われた。

六・七段シード選手は17名。
勝ち上がり者を含めて12卓48名。
シード選手が17名いる為、卓内にシード選手が2名入る卓も存在する。
勝ち上がり者にとっては難しい戦いになる。

現女流桜花の魚谷侑未は、オフェンスマスター山井弘と同卓。
近藤久春、松崎良文という強者を相手に、ポイント上も余裕の勝ち上がり。

京平 遥
魚谷侑未
京平 遥
山井弘

 

プロクイーン安田麻里菜は、A2山田浩之と同卓。
最終戦まで2人通過の展開であったが、2.7P差で惜しくも敗退。

京平 遥
安田麻里菜
京平 遥
山田浩之

 

実はAリーガーの六・七段シード選手はやや苦戦の様子。

A1リーガー望月雅継は、最終戦、1つの椅子を争う展開に。
その争う3者のポイント差は上から下までわずか1.9P差のいわゆる着順勝負。
オーラスまでその椅子に座っていたのだが2,000点差で敗退となってしまった。
最終戦トップ目に一度は立ったものの惜しくも敗れたのは、初段から勝ち上がっていた伊井功雅。
来年に期待したい。

京平 遥
望月雅継
京平 遥
柴田弘幸
京平 遥
石渡正志
京平 遥
右田勇一郎

 

もう1人、注目の滝沢和典は好メンバーに囲まれた。
2011ファイナリスト三戸亮祐、A2首位を走る前田直哉、三浦大輔。
2戦目を終えて、三戸+33.6P、滝沢+8.7P、前田▲7.3 P、三浦▲35.0 P。
十段戦と相性がいい三戸が、このまま抜けるかと思われたが、3回戦、三浦が80,000点の大トップ。
三戸は大きく箱を割ってしまう。そのあおりを受けることなく、安定した戦いぶりで滝沢は明日の八・九段戦へと駒を進めた。

京平 遥
滝沢和典
京平 遥
三戸亮祐

 

シード選手17名中通過は9名。確率を半分は超えるものの大きくは上回らない。
それほど勝ち上がり者の卓上での気迫、テンションは高い。

「シード選手勝ち上がり」
山田浩之 山井弘 魚谷侑未 老月貴紀 滝沢和典
金子貴之 井出一寛 平田考章 明石定家

「初段勝ち上がり」
小川拓麻 弓削雅人

「二段勝ち上がり」
安村浩二

「三段勝ち上がり」
河井保国  須長正和

「四段勝ち上がり」
大川哲哉

「四段S勝ち上がり」
安秉参 杉浦勘介 中村慎吾 上村慎太郎
吉田直 三浦大輔 中村毅

「五段勝ち上がり」
福山満幸 石川正明 西野拓也 鈴木基芳

勝ち上がり者は明日いよいよ会場を新橋に移す。それは残りの人数が少なくなってきた事を示す。
下から勝ち上がってきたものはベスト16つまり翌月に進むことをまず1つの大きな目標とするのか。
それともさらに大きな野望を胸の奥に隠し戦うのか。
いずれにせよ、明日からの戦いは1つのミスも許してくれない相手である。

十段戦 レポート/第30期十段戦 五~六・七戦レポート

第30期十段戦、五・六七段戦が6月22日(土)錦江荘にて行われた。
京平 遥
五段シード選手は21名。
A1リーガーもいよいよ登場。

京平 遥
猿川真寿
京平 遥
ダンプ大橋
京平 遥
近藤久晴

 
先月の四段Sを勝ち上がった選手を加え15卓60名。
各卓同メンバーで4半荘を戦いポイント上位2名が勝ち上がりとなる。
十段戦では、シード選手は各卓に振り分けられる為、勝ち上がり者の勢いを迎え撃つ構図となるわけだが、とりわけこの五段戦あたりからはその色合いは強くなる。
低段者からすれば、先月からこの日をモチベーションに生活してきたものも少なくないはずだろうし、シード選手は同一メンバーで戦う十段戦で負けるわけにはいかない。
21名中、通過は約半分の12名。
「シード選手勝ち上がり」
近藤久春 紺野真太郎 前田直哉 黒木真生 松崎良文 西野拓也
三戸亮祐 清水香織  福山満幸 石川正明 関島義基 鈴木基芳

京平 遥
清水香織
京平 遥
前田直哉
京平 遥
紺野真太郎
京平 遥
黒木真生

 
先月、ついに階段を上がった注目の佐々木寿人は2連勝スタートだったが、最終戦の南4局だけで30,000点以上を稼いだ2010ファイナリストの五段・松崎良文に一気差しされ敗退。3回戦のラスを悔やんだ。
 
タイトル戦では安定した成績を誇る勝又健志は、最終戦を迎え杉浦勘介と並びでほぼ通過確定であったが、ガースの四暗刻16,000オールにより、突如その杉浦と競り合いに。最終局まで縺れる勝負に。
惜しくも出番敗退となった。

京平 遥
勝又健志
京平 遥
松崎良文

 
「初段勝ち上がり」
小川拓麻  伊井功雅  弓削雅人
「二段勝ち上がり」
安村浩二
「三段勝ち上がり」
河井保国  須長正和  楠木一郎
「四段勝ち上がり」
大川哲哉  ガース
「四段S勝ち上がり」
安秉参 杉浦勘介 中村慎吾 藤島健二郎 上村慎太郎
吉田直 優木美智 三浦大輔 桜井秀樹 中村毅
 
 
午後からは六・七段戦が行われた。
六・七段シード選手は17名。
勝ち上がり者を含めて12卓48名。
シード選手が17名いる為、卓内にシード選手が2名入る卓も存在する。
勝ち上がり者にとっては難しい戦いになる。
現女流桜花の魚谷侑未は、オフェンスマスター山井弘と同卓。
近藤久春、松崎良文という強者を相手に、ポイント上も余裕の勝ち上がり。

京平 遥
魚谷侑未
京平 遥
山井弘

 
プロクイーン安田麻里菜は、A2山田浩之と同卓。
最終戦まで2人通過の展開であったが、2.7P差で惜しくも敗退。

京平 遥
安田麻里菜
京平 遥
山田浩之

 
実はAリーガーの六・七段シード選手はやや苦戦の様子。
A1リーガー望月雅継は、最終戦、1つの椅子を争う展開に。
その争う3者のポイント差は上から下までわずか1.9P差のいわゆる着順勝負。
オーラスまでその椅子に座っていたのだが2,000点差で敗退となってしまった。
最終戦トップ目に一度は立ったものの惜しくも敗れたのは、初段から勝ち上がっていた伊井功雅。
来年に期待したい。

京平 遥
望月雅継
京平 遥
柴田弘幸
京平 遥
石渡正志
京平 遥
右田勇一郎

 
もう1人、注目の滝沢和典は好メンバーに囲まれた。
2011ファイナリスト三戸亮祐、A2首位を走る前田直哉、三浦大輔。
2戦目を終えて、三戸+33.6P、滝沢+8.7P、前田▲7.3 P、三浦▲35.0 P。
十段戦と相性がいい三戸が、このまま抜けるかと思われたが、3回戦、三浦が80,000点の大トップ。
三戸は大きく箱を割ってしまう。そのあおりを受けることなく、安定した戦いぶりで滝沢は明日の八・九段戦へと駒を進めた。

京平 遥
滝沢和典
京平 遥
三戸亮祐

 
シード選手17名中通過は9名。確率を半分は超えるものの大きくは上回らない。
それほど勝ち上がり者の卓上での気迫、テンションは高い。
「シード選手勝ち上がり」
山田浩之 山井弘 魚谷侑未 老月貴紀 滝沢和典
金子貴之 井出一寛 平田考章 明石定家
「初段勝ち上がり」
小川拓麻 弓削雅人
「二段勝ち上がり」
安村浩二
「三段勝ち上がり」
河井保国  須長正和
「四段勝ち上がり」
大川哲哉
「四段S勝ち上がり」
安秉参 杉浦勘介 中村慎吾 上村慎太郎
吉田直 三浦大輔 中村毅
「五段勝ち上がり」
福山満幸 石川正明 西野拓也 鈴木基芳
勝ち上がり者は明日いよいよ会場を新橋に移す。それは残りの人数が少なくなってきた事を示す。
下から勝ち上がってきたものはベスト16つまり翌月に進むことをまず1つの大きな目標とするのか。
それともさらに大きな野望を胸の奥に隠し戦うのか。
いずれにせよ、明日からの戦いは1つのミスも許してくれない相手である。

インターネット麻雀 日本選手権2013大会概要

インターネット麻雀 日本選手権2013のご案内

2013_fes

インターネット麻雀 日本選手権2013 優勝はクラピカさん!!

★決勝
7月20日(土)

決勝進出者

・二階堂亜樹プロ
・前原雄大プロ(前年度チャンピオン)
・安田麻里菜(現プロクイーン)
・クラピカさん(ロン2ユーザー)

生放送視聴ページはこちら

 

 

準決勝(ベスト8)進出者決定!!

★準決勝(ロン2で対戦)

7月3日(水)20:00~

視聴URL:http://live.nicovideo.jp/watch/lv141487391
A卓:前原雄大プロ vs 二階堂亜樹プロ vs royal365さん vs PONさん
前原雄大プロ、二階堂亜樹プロが決勝進出!

7月10日(水)20:00~
視聴URL:http://live.nicovideo.jp/watch/lv141487495
B卓:伊藤優孝プロ vs 安田麻里菜プロ vs クラピカさん vs モンド視聴者さん
安田麻里菜プロ、クラピカさんが決勝進出!?

各卓半荘3回戦のトータルを競います

ベスト16進出者決定!!

★ベスト16(ロン2で対戦)

6/5(水)20:00~
視聴URL:http://live.nicovideo.jp/watch/lv139583453
A卓:ジャガー真鍋プロ vs 安田麻里菜プロ vs royal365さん vs すずきやまとさん
安田麻里菜プロ、royal365さんが準決勝進出!

6/12(水)20:00~
視聴URL:http://live.nicovideo.jp/watch/lv140163632
B卓:荒正義プロ vs 二階堂亜樹プロ vs クラピカさん vs 覇王の家さん

二階堂亜樹プロ、クラピカさんが準決勝進出!

6/19(水)20:00~
視聴URL:http://live.nicovideo.jp/watch/lv140165290
C卓:小島武夫プロ vs 黒沢咲プロ vs PONさん vs モンド視聴者さん
PONさん、モンド視聴者さんが準決勝に進出!

※不死身のリサさんが出場不可の為、ベスト32戦第3位の黒沢咲プロがリザーバーとして参加します

6/26(水)20:00~
視聴URL:http://live.nicovideo.jp/watch/lv140165659
D卓:伊藤優孝プロ vs 西村友和プロ vs 前原雄大プロ vs liver*birdさん
※組み合わせが一部変更となりました
伊藤優孝プロ、前原雄大プロが準決勝に進出!?

 

● タイトル戦概要 ●

日本プロ麻雀連盟が主催する “インターネット麻雀の日本一” を決めるタイトル戦!
『 インターネット麻雀 日本選手権2013 』

インターネット麻雀の強者が一堂に集結!
日本プロ麻雀連盟のプロも参戦し、日本一の称号をかけた闘いが今、始まります!
多数のインターネット麻雀サイトで行われる予選を勝ちあがった雀士がトーナメントで闘います。

大会の模様は、以下の媒体に掲載を予定しております。
日本プロ麻雀連盟ホームページ
・YouTube JPMLandRON2チャンネル
その他、TV(MONDO TV)、雑誌等での告知、掲載も交渉中です。

● 特典 ●

優勝者には以下の特典!

・日本プロ麻雀連盟認定 インターネット麻雀日本選手権優勝 トロフィー贈呈
・日本プロ麻雀連盟認定 五段免状贈呈
・JTB旅行券30万円分
・次期麻雀マスターズ本戦シード権、次期王位戦A級本戦シード権を贈呈
インターネット麻雀とリアル麻雀の二階級制覇を目指せっ!!

2位には以下の特典
・日本プロ麻雀連盟認定 三段免状贈呈
・JTB旅行券5万円分
・次期王位戦A級本戦シード権を贈呈
インターネット麻雀の実力をリアル麻雀で発揮っ!!

3位、4位には以下の特典
・日本プロ麻雀連盟認定 二段免状贈呈
・JTB旅行券5万円分

● 参加サイト ●

ハンゲーム 麻雀4
ロン2

● 各サイトで開催される予選スケジュール ●

 

ハンゲーム 麻雀4

【ユーザー代表選出】

・ 予選A 3月14日12:00~3月19日9:00 上位100位まで本戦参加
・ 予選B 3月21日12:00~3月26日9:00 上位200位まで本戦参加

【ユーザー代表選出】

・ 本戦 3月28日12:00~4月2日9:00 上位16位まで代表選出戦権利獲得

【代表選出戦】

・ 本戦 4月18日21:00~
選出戦A卓:清水香織、ダンプ大橋、aasatoshiさん、777fineさん
aasatoshiさん、清水香織プロが本戦進出!
選出戦B卓:宮内こずえ、西川淳、ebasandaさん、ネコミーナさん
宮内こずえプロ、ebasandaさんが本戦進出!
選出戦C卓:和泉由希子、朝武雅晴、すずきやまとさん、黒子
朝武雅晴プロ、すずきやまとさんが本戦進出!
選出戦D卓:藤崎智、ジャガー真鍋、live*birdさん、【としぞう】さん
liver*birdさん、ジャガー真鍋プロが本戦進出!

・ 本戦 4月19日21:00~
選出戦E卓:小島武夫、山井弘、徳川龍之介さん、特盛たまごさん
小島武夫プロ、山井弘プロが本戦進出!
選出戦F卓:前原雄大、猿川真寿、もとっち58さん、らけルさん
前原雄大プロ、猿川真寿プロが本戦進出!
選出戦G卓:荒正義、勝又健志、firetimesさん、黒子
荒正義プロ、firetimesさんが本戦進出!
選出戦H卓:滝沢和典、杉浦勘介、ktomaさん、yuichideskedさん
ktomaさん、杉浦勘介プロが本戦進出!

勝ち上がった16名がインターネット麻雀日本選手権本戦へ。

詳細はこちら

 

ロン2

【ユーザー代表選出】
・ 3月31日終了時点でのレーティング1位=1名
・ ロン2カップ優勝者(複合14枚ビタ)=1名
・ 3月の東風戦道場月間成績1位、2位=2名
・ 3月の東風戦リーチバトル月間成績1位、2位=2名
・ 3月の東南戦道場月間成績1位、2位=2名
・ 3月の東南戦リーチバトル月間成績1位、2位=2名
・ 3月の三麻月間成績1位、2位=2名
・ 3月11日(月)~17日(日)のウィークリー大会=2名
・ 3月23日・24日のワンデー大会=各日1名=合計2名
※複合した場合は繰り上げとする。

【プロ選抜大会】
・ 3月11日~17日の一週間で予選を行い計8名を選出
・ 3月28日=決勝(各卓2名計4名がロン2代表プロとして本戦に出場)

 

★ロン2最終予選(ロン2で対戦)
ロン2ユーザー代表16名vsプロ代表16名で勝ち上がりの16名を決める

4月15日(月)20:00~1卓 21:30~2卓
視聴URL:http://live.nicovideo.jp/watch/lv131906324

1卓:二階堂瑠美プロ vs 和久津晶プロ vs royal365さん vs 真紅の土屋さん
和久津晶プロ、royal365さんが本戦進出!
2卓:魚谷侑未プロ vs 客野直プロ vs 覇王の家さん vs kotamaさん
魚谷侑未プロ、覇王の家さんが本戦進出!

4月17日(水)20:00~3卓 21:30~4卓
視聴URL:http://live.nicovideo.jp/watch/lv132578658

3卓:二階堂亜樹プロ vs 安田麻里菜プロ vs 複合14枚ビタさん vs 看護士好きさん
二階堂亜樹プロ、安田麻里菜プロが本戦進出!
4卓:沢崎誠プロ vs 佐々木寿人プロ vs 高杉信吾さん vs じゃんきさん
高杉信吾さん、沢崎誠プロが本戦進出!

4月22日(月)20:00~5卓 21:30~6卓
視聴URL:http://live.nicovideo.jp/watch/lv132594003

5卓:伊藤優孝プロ vs 古川孝次プロ vs スプロジーンさん vs PONさん
伊藤優孝プロ、PONさんが本戦進出!
6卓:瀬戸熊直樹プロ vs 黒沢咲プロ vs りんご226さん vs モンド視聴者さん
モンド視聴者さん、黒沢咲プロが本戦進出!

4月24日(水)20:00~7卓 21:30~8卓
視聴URL:http://live.nicovideo.jp/watch/lv132594619

7卓:灘麻太郎プロ vs 西村友和プロ vs クラピカさん vs はるゆきさん
西村友和プロ、クラピカさんが本戦進出!
8卓:森山茂和プロ vs 望月雅継プロ vs SENAさん vs 不死身のリサさん
森山茂和プロ、不死身のリサさんが本戦進出!

毎週、月曜日と水曜日の20:00と21:30から1卓~8卓の最終予選を行う
各卓半荘2回戦のトータルで競います

ロン2から本戦へは16名が進出。

ハンゲーム 麻雀4の勝ち上がり16名を加えた32名が本戦へ出場。

 

★本戦スケジュール(ロン2で対戦)

本戦開始

5月20日(月)20:00~A卓 21:30~B卓
視聴URL:http://live.nicovideo.jp/watch/lv137881907

A卓:荒正義プロ vs 宮内こずえプロ vs 西村友和プロ vs aasatoshiさん
西村友和プロ、荒正義プロがベスト16進出!
B卓:小島武夫プロ vs 朝武雅晴プロ vs ktomaさん vs royal365さん
小島武夫プロ、royal365さんがベスト16進出!

5月22日(水)20:00~C卓 21:30~D卓
視聴URL:http://live.nicovideo.jp/watch/lv137882506

C卓:山井弘プロ vs 杉浦勘介プロ vs すずきやまとさん vs PONさん
すずきやまとさん、PONさんがベスト16進出!
D卓:沢崎誠プロ vs 和久津晶プロ vs 安田麻里菜プロ vs クラピカさん
?クラピカさん、安田麻里菜プロがベスト16進出!

5月27日(月)20:00~E卓 21:30~F卓
視聴URL:http://live.nicovideo.jp/watch/lv137882703

E卓:猿川真寿プロ vs 魚谷侑未プロ vs liver*birdさん vs モンド視聴者さん
liver*birdさん、モンド視聴者さんがベスト16に進出!
F卓:伊藤優孝プロ vs 前原雄大プロ vs 清水香織プロ vs 高杉信吾さん
?前原雄大プロ、伊藤優孝プロがベスト16に進出!

5月29日(水)20:00~G卓 21:30~H卓
視聴URL:http://live.nicovideo.jp/watch/lv137882856

G卓:二階堂亜樹プロ vs 黒沢咲プロ vs 不死身のリサさん vs ebasandaさん
不死身のリサさん、二階堂亜樹プロがベスト16に進出!
H卓:森山茂和プロ vs ジャガー真鍋プロ vs firetimesさん vs 覇王の家さん
ジャガー真鍋プロ、覇王の家さんがベスト16に進出!

毎週、月曜日と水曜日の20:00と21:30からA卓~H卓の本戦を行う
各卓半荘2回戦のトータルを競います
終了予定=5月29日(水)

 

★ベスト16(ロン2で対戦)
A卓:6月5日(水)20:00~
B卓:6月12日(水)20:00~
C卓:6月19日(水)20:00~
D卓:6月26日(水)20:00~
各卓半荘3回戦のトータル
※ ニコニコ生放送で配信

★準決勝(ロン2で対戦)
A卓:7月3日(水)20:00~
B卓:7月10日(水)20:00~
各卓半荘3回戦のトータルを競います
※ ニコニコ生放送で配信

 

★決勝
8月10日(土) ※ 都内スタジオにて生放送予定。

※スケジュール、特典は都合により変更となる場合があります。

なお、当連盟では今回のインターネット麻雀日本選手権に関わらず、 オンライン麻雀サイト様のオンラインイベント、オフラインイベントへのゲストプロの派遣も賜っております。
ご興味がございましたら、support@archive2020.ma-jan.or.jpまで、お問い合わせくださいますよう、お願い致します。

特集企画/インターネット麻雀 日本選手権2013大会概要

インターネット麻雀 日本選手権2013のご案内

2013_fes
インターネット麻雀 日本選手権2013 優勝はクラピカさん!!
★決勝
7月20日(土)
決勝進出者
・二階堂亜樹プロ
・前原雄大プロ(前年度チャンピオン)
・安田麻里菜(現プロクイーン)
・クラピカさん(ロン2ユーザー)
生放送視聴ページはこちら
 
 
準決勝(ベスト8)進出者決定!!
★準決勝(ロン2で対戦)
7月3日(水)20:00~
視聴URL:http://live.nicovideo.jp/watch/lv141487391
A卓:前原雄大プロ vs 二階堂亜樹プロ vs royal365さん vs PONさん
前原雄大プロ、二階堂亜樹プロが決勝進出!

7月10日(水)20:00~
視聴URL:http://live.nicovideo.jp/watch/lv141487495
B卓:伊藤優孝プロ vs 安田麻里菜プロ vs クラピカさん vs モンド視聴者さん
安田麻里菜プロ、クラピカさんが決勝進出!?

各卓半荘3回戦のトータルを競います

ベスト16進出者決定!!

★ベスト16(ロン2で対戦)

6/5(水)20:00~
視聴URL:http://live.nicovideo.jp/watch/lv139583453
A卓:ジャガー真鍋プロ vs 安田麻里菜プロ vs royal365さん vs すずきやまとさん
安田麻里菜プロ、royal365さんが準決勝進出!

6/12(水)20:00~
視聴URL:http://live.nicovideo.jp/watch/lv140163632
B卓:荒正義プロ vs 二階堂亜樹プロ vs クラピカさん vs 覇王の家さん

二階堂亜樹プロ、クラピカさんが準決勝進出!
6/19(水)20:00~
視聴URL:http://live.nicovideo.jp/watch/lv140165290
C卓:小島武夫プロ vs 黒沢咲プロ vs PONさん vs モンド視聴者さん
PONさん、モンド視聴者さんが準決勝に進出!

※不死身のリサさんが出場不可の為、ベスト32戦第3位の黒沢咲プロがリザーバーとして参加します
6/26(水)20:00~
視聴URL:http://live.nicovideo.jp/watch/lv140165659
D卓:伊藤優孝プロ vs 西村友和プロ vs 前原雄大プロ vs liver*birdさん
※組み合わせが一部変更となりました
伊藤優孝プロ、前原雄大プロが準決勝に進出!?

 

● タイトル戦概要 ●

日本プロ麻雀連盟が主催する “インターネット麻雀の日本一” を決めるタイトル戦!
『 インターネット麻雀 日本選手権2013 』
インターネット麻雀の強者が一堂に集結!
日本プロ麻雀連盟のプロも参戦し、日本一の称号をかけた闘いが今、始まります!
多数のインターネット麻雀サイトで行われる予選を勝ちあがった雀士がトーナメントで闘います。
大会の模様は、以下の媒体に掲載を予定しております。
日本プロ麻雀連盟ホームページ
・YouTube JPMLandRON2チャンネル
その他、TV(MONDO TV)、雑誌等での告知、掲載も交渉中です。

● 特典 ●

優勝者には以下の特典!

・日本プロ麻雀連盟認定 インターネット麻雀日本選手権優勝 トロフィー贈呈
・日本プロ麻雀連盟認定 五段免状贈呈
・JTB旅行券30万円分
・次期麻雀マスターズ本戦シード権、次期王位戦A級本戦シード権を贈呈
インターネット麻雀とリアル麻雀の二階級制覇を目指せっ!!
2位には以下の特典
・日本プロ麻雀連盟認定 三段免状贈呈
・JTB旅行券5万円分
・次期王位戦A級本戦シード権を贈呈
インターネット麻雀の実力をリアル麻雀で発揮っ!!
3位、4位には以下の特典
・日本プロ麻雀連盟認定 二段免状贈呈
・JTB旅行券5万円分

● 参加サイト ●

ハンゲーム 麻雀4
ロン2

● 各サイトで開催される予選スケジュール ●

 
ハンゲーム 麻雀4
【ユーザー代表選出】
・ 予選A 3月14日12:00~3月19日9:00 上位100位まで本戦参加
・ 予選B 3月21日12:00~3月26日9:00 上位200位まで本戦参加
【ユーザー代表選出】
・ 本戦 3月28日12:00~4月2日9:00 上位16位まで代表選出戦権利獲得
【代表選出戦】
・ 本戦 4月18日21:00~
選出戦A卓:清水香織、ダンプ大橋、aasatoshiさん、777fineさん
aasatoshiさん、清水香織プロが本戦進出!
選出戦B卓:宮内こずえ、西川淳、ebasandaさん、ネコミーナさん
宮内こずえプロ、ebasandaさんが本戦進出!
選出戦C卓:和泉由希子、朝武雅晴、すずきやまとさん、黒子
朝武雅晴プロ、すずきやまとさんが本戦進出!
選出戦D卓:藤崎智、ジャガー真鍋、live*birdさん、【としぞう】さん
liver*birdさん、ジャガー真鍋プロが本戦進出!
・ 本戦 4月19日21:00~
選出戦E卓:小島武夫、山井弘、徳川龍之介さん、特盛たまごさん
小島武夫プロ、山井弘プロが本戦進出!
選出戦F卓:前原雄大、猿川真寿、もとっち58さん、らけルさん
前原雄大プロ、猿川真寿プロが本戦進出!
選出戦G卓:荒正義、勝又健志、firetimesさん、黒子
荒正義プロ、firetimesさんが本戦進出!
選出戦H卓:滝沢和典、杉浦勘介、ktomaさん、yuichideskedさん
ktomaさん、杉浦勘介プロが本戦進出!
勝ち上がった16名がインターネット麻雀日本選手権本戦へ。
詳細はこちら
 
ロン2
【ユーザー代表選出】
・ 3月31日終了時点でのレーティング1位=1名
・ ロン2カップ優勝者(複合14枚ビタ)=1名
・ 3月の東風戦道場月間成績1位、2位=2名
・ 3月の東風戦リーチバトル月間成績1位、2位=2名
・ 3月の東南戦道場月間成績1位、2位=2名
・ 3月の東南戦リーチバトル月間成績1位、2位=2名
・ 3月の三麻月間成績1位、2位=2名
・ 3月11日(月)~17日(日)のウィークリー大会=2名
・ 3月23日・24日のワンデー大会=各日1名=合計2名
※複合した場合は繰り上げとする。
【プロ選抜大会】
・ 3月11日~17日の一週間で予選を行い計8名を選出
・ 3月28日=決勝(各卓2名計4名がロン2代表プロとして本戦に出場)
 
★ロン2最終予選(ロン2で対戦)
ロン2ユーザー代表16名vsプロ代表16名で勝ち上がりの16名を決める
4月15日(月)20:00~1卓 21:30~2卓
視聴URL:http://live.nicovideo.jp/watch/lv131906324
1卓:二階堂瑠美プロ vs 和久津晶プロ vs royal365さん vs 真紅の土屋さん
和久津晶プロ、royal365さんが本戦進出!
2卓:魚谷侑未プロ vs 客野直プロ vs 覇王の家さん vs kotamaさん
魚谷侑未プロ、覇王の家さんが本戦進出!
4月17日(水)20:00~3卓 21:30~4卓
視聴URL:http://live.nicovideo.jp/watch/lv132578658
3卓:二階堂亜樹プロ vs 安田麻里菜プロ vs 複合14枚ビタさん vs 看護士好きさん
二階堂亜樹プロ、安田麻里菜プロが本戦進出!
4卓:沢崎誠プロ vs 佐々木寿人プロ vs 高杉信吾さん vs じゃんきさん
高杉信吾さん、沢崎誠プロが本戦進出!
4月22日(月)20:00~5卓 21:30~6卓
視聴URL:http://live.nicovideo.jp/watch/lv132594003
5卓:伊藤優孝プロ vs 古川孝次プロ vs スプロジーンさん vs PONさん
伊藤優孝プロ、PONさんが本戦進出!
6卓:瀬戸熊直樹プロ vs 黒沢咲プロ vs りんご226さん vs モンド視聴者さん
モンド視聴者さん、黒沢咲プロが本戦進出!
4月24日(水)20:00~7卓 21:30~8卓
視聴URL:http://live.nicovideo.jp/watch/lv132594619
7卓:灘麻太郎プロ vs 西村友和プロ vs クラピカさん vs はるゆきさん
西村友和プロ、クラピカさんが本戦進出!
8卓:森山茂和プロ vs 望月雅継プロ vs SENAさん vs 不死身のリサさん
森山茂和プロ、不死身のリサさんが本戦進出!
毎週、月曜日と水曜日の20:00と21:30から1卓~8卓の最終予選を行う
各卓半荘2回戦のトータルで競います
ロン2から本戦へは16名が進出。
ハンゲーム 麻雀4の勝ち上がり16名を加えた32名が本戦へ出場。
 
★本戦スケジュール(ロン2で対戦)
本戦開始
5月20日(月)20:00~A卓 21:30~B卓
視聴URL:http://live.nicovideo.jp/watch/lv137881907
A卓:荒正義プロ vs 宮内こずえプロ vs 西村友和プロ vs aasatoshiさん
西村友和プロ、荒正義プロがベスト16進出!
B卓:小島武夫プロ vs 朝武雅晴プロ vs ktomaさん vs royal365さん
小島武夫プロ、royal365さんがベスト16進出!
5月22日(水)20:00~C卓 21:30~D卓
視聴URL:http://live.nicovideo.jp/watch/lv137882506

C卓:山井弘プロ vs 杉浦勘介プロ vs すずきやまとさん vs PONさん
すずきやまとさん、PONさんがベスト16進出!
D卓:沢崎誠プロ vs 和久津晶プロ vs 安田麻里菜プロ vs クラピカさん
?クラピカさん、安田麻里菜プロがベスト16進出!
5月27日(月)20:00~E卓 21:30~F卓
視聴URL:http://live.nicovideo.jp/watch/lv137882703
E卓:猿川真寿プロ vs 魚谷侑未プロ vs liver*birdさん vs モンド視聴者さん
liver*birdさん、モンド視聴者さんがベスト16に進出!
F卓:伊藤優孝プロ vs 前原雄大プロ vs 清水香織プロ vs 高杉信吾さん
?前原雄大プロ、伊藤優孝プロがベスト16に進出!
5月29日(水)20:00~G卓 21:30~H卓
視聴URL:http://live.nicovideo.jp/watch/lv137882856
G卓:二階堂亜樹プロ vs 黒沢咲プロ vs 不死身のリサさん vs ebasandaさん
不死身のリサさん、二階堂亜樹プロがベスト16に進出!
H卓:森山茂和プロ vs ジャガー真鍋プロ vs firetimesさん vs 覇王の家さん
ジャガー真鍋プロ、覇王の家さんがベスト16に進出!
毎週、月曜日と水曜日の20:00と21:30からA卓~H卓の本戦を行う
各卓半荘2回戦のトータルを競います
終了予定=5月29日(水)
 
★ベスト16(ロン2で対戦)
A卓:6月5日(水)20:00~
B卓:6月12日(水)20:00~
C卓:6月19日(水)20:00~
D卓:6月26日(水)20:00~
各卓半荘3回戦のトータル
※ ニコニコ生放送で配信
★準決勝(ロン2で対戦)
A卓:7月3日(水)20:00~
B卓:7月10日(水)20:00~
各卓半荘3回戦のトータルを競います
※ ニコニコ生放送で配信
 
★決勝
8月10日(土) ※ 都内スタジオにて生放送予定。
※スケジュール、特典は都合により変更となる場合があります。
なお、当連盟では今回のインターネット麻雀日本選手権に関わらず、 オンライン麻雀サイト様のオンラインイベント、オフラインイベントへのゲストプロの派遣も賜っております。
ご興味がございましたら、support@ma-jan.or.jpまで、お問い合わせくださいますよう、お願い致します。

第95回:前原 雄大

2003年9月某日、今でこそ通い慣れた対局会場に初めて足を踏み入れた私は、ほどよい緊張の中、プロテストの実技試験に臨んでいた。

『あなたは頑張ればモノになるかもしれないな~・・・。』

ふと、背後から声をかけられた。
それは、その名の如く雄大なたたずまいを初めて見上げた瞬間でもあった。

私の立場から前原との出会いを記すならば、さらに4年ほど遡らなくてはならない。
大学に入ったばかりの私は、前原の「勝手にしやがれ」というエッセィを月刊誌で読み、一瞬にしてその世界観に惹き込まれた。
以前のインタビューで、佐々木寿人プロが、「このエッセィとの出会いが私の人生を大きく変えたといっても決して大げさではないような気がする。」と書いているが、当時を知る麻雀人ならば、”勝手にしやがれ”と聞いて、沢田研二ではなく、セックス・ピストルズでもなく、このエッセィを真っ先に思い浮かべる人も少なくないだろう。
たった今、思い出したようにノスタルジアを感じている読者もいるかもしれない。
麻雀界においては、まさしく伝説の連載と言っても過言ではないと思う。

その風采以上に大きな存在を背中に感じる。
そう認識してからの試験や面接の内容はほとんど覚えていない。
もしかしたらと思い、当時のことを前原に聞いてみたことがある。

前原「プロテストの時でしょ?覚えてないなぁ・・・。」

自意識過剰がなんとも恥ずかしくなってくる。
前原にしてみれば、毎年多くの受験生を見ているわけなので、当然といえば当然のことなのだ。

『前原さんが第7回名人戦を優勝いたしましたので、インタビュアーをお願いしたいのですが・・・。』

2013年5月某日、編集部から一本のメールが届いた。
実は少し前に、前原からインタビューの話は投げかけられていた。

前原「いずれ、正式に依頼が飛ぶと思うんだけどね・・・。今度何か取ったら、インタビューは勘介にお願いしようと思っているんだよ。」

杉浦「私にですか?」

前原「というのも、つい最近またアレを読んだのよ。」

アレというのは、私が以前担当していた中級講座のことである。

前原「やっぱりよく書けているよ。膨大なエネルギーと時間を使ったでしょう?」

アレの話になると、前原は毎回同じようにほめてくれる。
ほめられてうれしい気持ちはもちろんあるが、恥ずかしい気持ちの方が強いというのが事実である。
文章を読むのは好きだが、書くのは苦手だし、今自分で読み返してみても形式ばってわかり辛い。

杉浦「努力はしましたが、前原さんのような文才はないですから・・・。」

愚かな私は、こう答えるより他に術を知らない。

前原「バカだな~(笑)懸命に尽くすってことがすでに1つの才能なんだから。才能ってことなら私もね、自分で人をめっけんのうまいって思ってるとこあるのよ。勘介にしてみたって、入ってきた時の記憶はともかく、アレを読んで会いたいな~って思っていたら、やっぱり会えるわけだから。ということで今度のインタビューは、労を惜しまないであろうあなたに(笑)」

とにもかくにも、私が前原の連載に出会って14年、途中で前原も私を見つけてくれた。
すぐに編集部に承知の旨を連絡し、インタビューの日程を調整した。

ある日の勉強会を終えて・・・。
インタビューを控えた我々は、中央線の快速に乗り込んだ。
インタビューは前原の自宅で行う予定になっている。
ところが、目的地まであと2駅というところで、前原はおもむろに電車を降りた。
周りには仲間達の笑顔がある。

前原「ここで降りたら帰りはタクシーになっちゃうじゃないか~(笑)」

前原自身も、なぜだかわからないが満面の笑みである。
というわけで、仲間を交えての酒席にて、インタビュー開始。

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前原雄大プロと杉浦勘介プロ
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同席した宮内こずえプロと

杉浦「まずは、名人戦にあたって準備したことはありますか?」

前原「とにかく早起き!と、ゴミ出しね(笑)それと、数年前からモンドTVをよく観るようになったな~。今50代で一番モンド観ているのは私だって言い切れるよ。」

杉浦「どんなところに注目して観るんですか?」

前原「”人を識る”っていうことだね。こういう局面ならこういう対処の仕方をするんだな~とかね、相手の思考だったり、何より”背景”だよ。全く同じ局面は訪れなくても、同じようなパターンは必ずあるから。打ち手の輪郭が生み出す局面という意味では、麻雀ってそれほど種類はないと思うよ。」

杉浦「今回の名人戦では、予選7戦・決勝2戦の9回戦すべてオール連対での優勝!まさに圧勝でしたね。」

前原「そうなの?それは今聞いて初めて知ったな~。私の場合、主導権を取りに行く麻雀で、踏み込みも深い方でしょ?だから、怪我をすることもあるんだけど、そういう場面が少なかったというのは、今回は全体を通してツキに恵まれたっていうことなんだろうね。」

杉浦「終始安定した戦いぶりでしたが、実際には何か意識したことはありますか?」

前原「今回はファン牌の一鳴きを極力封印したんだよ。」

杉浦「なぜですか?」

前原「これも研究した結果導いた方法論なんだけど、主導権を取りに行って仕掛けた時、やっぱり打点に折り合いがつかないのよ。それでも私の場合、性格上、全部行っちゃうじゃない?(笑)そのやり方は、やっぱりリスキーだよ。一発・裏ドラのあるモンドルールは、とくに面前を主体にした方が勝ちにつながりやすいよ。」

杉浦「そういえば、ダブ東のポンテンを取らずに、すぐにテンパイを入れてリーチをかけた局もありましたね?」

前原「そうそう。もちろん、手役や打点が絡む場合や状況判断で動くことはあるよ。でも、基本テーマとして、”きちんと放銃してきちんとアガる”っていうのがあるから、目の前の手牌は確かなものでなければならないっていうことかな。」

杉浦「その姿勢が、優勝という最高の結果につながりましたね?」

前原「出た結果については、僥倖だったと思う。勝った時だって反省は尽きないよ。」

杉浦「どのような反省点があったのですか?」

前原「名人戦に限ったことではないけど、自分の対局をテレビで観ていて思うのは、打牌が遅い!」

杉浦「ところどころではありますが、時間を使うシーンはありました。でも、迷っているというより、損得ではない”何か”に身を委ね、殉ずるような・・・。」

前原「どうしてわかったの!?カメラが回って卓に着くでしょ。それから、いつも自分で自分に問いかけてるっていうところはあるよ。”お前は何者なんだ?お前は前原雄大だろ?”って。
”強くありたい自分”と”勝ちにこだわる自分”が混在していて、それぞれが違う答えを導く時があるんじゃないかな~。」

杉浦「なるほど。」

前原「前に”ライバルは誰ですか?”っていう質問があって、すぐに答えが浮かばなかったから、”マエハラユウダイ”ってカタカナで出したことがあったのよ。もちろん、もう1人の弱い自分を想定しているんだけどね。画面越しに”マエハラユウダイ”が出てきた時は、やっぱり反省するよ(笑)」

杉浦「掲載時には牌譜再生も使えるのですが、印象深い局や、優勝につながった局などはありますか?」

前原「う~んどうだろう・・・。タッキー君どう?」

前原は、隣にいた滝沢和典プロに意見をもとめた。
滝沢プロは、魚谷侑未プロと共に、決勝ステージのゲスト解説を務めている。
きっと、インタビューへの着手を滝沢プロのいる酒席に決めたのも、前原なりの配慮なのだろう。

滝沢「七対子の局なんかどうですか?」

前原「あ~あれね!」

前原は、すぐに了解したように相槌を打った。
決勝最終戦、わずか3巡で倍満をアガった局である。

前原「第一打がポイントになってるよね。」

滝沢「あの一索は手筋ではなく、手順と言ってもいいかなと。」
杉浦「詳しくお願いします。」

前原「まず、ドラを2枚持った攻めの七対子の1シャンテンとして考えた場合、序盤の捨牌はなるべくおとなしくするべきだよね。」

杉浦「五筒六万からの切り出しでは、読みの材料になってしまうからですね。」

前原「よって、第一打は一索九万の選択になるんだけど、ここにも差があるんだよ。」

滝沢「待ち牌になった時の差!」
杉浦「なるほど!後の六万切りを想定すれば、九万は待ち牌候補になるのか~。メンツ手の手順とは逆の発想で面白いですね。」

前原「それで、残して重なった五筒が裏ドラになったでしょ?これは感触あったな~。」

杉浦「このアガリで優勝がグッと近づきましたね。」
滝沢「この局は取り上げるべきだよ。」

前原「そういえば、タッキー君のマスターズ観戦記はよかったね~!」

その後、話はいろいろな方向に脱線し、宴もたけなわとなったところで閉店の時間に。
店を出て乗り込んだタクシーの車中は、もっぱら前原の家族の話題だった。
「息子が・・・義娘が・・・」と話す前原は、目を細めて至福の表情を浮かべている。
「超獣」でも「歌舞伎町のモンスター」でも「地獄の門番」でも「閻魔大王」でもない、1人の優しい父親の姿がそこにはあった。

自宅に着くと、まず前原は私の布団を用意してくれた。
数度泊めていただいたことがあるが、以前に比べると、部屋も台所も格段にきれいになっている。
そこには、温かい家庭の日常があふれていた。

0931
ご自宅にて

前原「まだ寝ないでしょ?モンドの録画あるから観る?」

杉浦「はい。是非解説をお願いします!」

前原「私が喋らなくても、タッキー君と魚谷さんの解説が的確だから。2人とも打ち手の思考をよく理解しているよ。ホントよく見てんな~って感心するね。」

杉浦「これは決勝の初戦ですね。」

前原「この東場は苦しかった。金子さんの4,000オールで開局するんだけど、これが6,000オールだったらもっとキツかったかもな~。状態が悪いのはわかっているけど、何とか前に進もうとして、もがき苦しんでいる感じだね。」

杉浦「南1局が1つの分岐点でしたよね。」

前原「配牌をもらった瞬間は、もちろんアガれる気はしてないよ。」

杉浦「カン二筒を入れて、マンズが伸びて・・・。ツモは悪くないですよね?」

前原「ストレートに手を進めてはいるけど、ツモに踊らされているのかな~という感じもあったよ。」

杉浦「そして7巡目、三色と一通とドラの選択になりました。」

前原「ここで七筒を放したってことは、やっぱり打点を見ているんだろうけど、九万は2枚切れているし、今振り返っても微妙かなって思う。どちらにしても、状態がよろしくないわけだから、このまますんなりテンパイが入るとは思ってないけどね。」

杉浦「このタイミングで、近藤プロが白をポン。さらに、親の金子プロからリーチが入りました。」

前原「牌譜では伝わらないことだけど、この時、金子さんはかなり時間を使ってのリーチだったのよ。」

杉浦「映像で観るとその間がよくわかりますね。」

前原「金子さんは正直な方だから、このリーチに読みを入れるとしたら、やっぱり待ちはピンズなんだろうな~って。カン五筒とかドラ絡みが本線だね。もう1つ、別の角度から見た場合、近藤さんの仕掛けに対応を要求する意図もあるんだろうな~って思ったよ。」

杉浦「リーチを受けた近藤プロは、現物の一索八筒と手出しを入れていますね。」

前原「金子さんの思惑通りに進んだな~って感じ。近藤さんも、実際にはテンパイを維持しているんだけど、発を切ったのは、この手出し一索に対応を感じているからだね。」

杉浦「たしかに、発は直前までロン牌でした。」

前原「次に引かされたのが五筒でしょ。やっぱり簡単じゃないなと(笑)」

杉浦「それでも、さらに七筒を引き戻したところでリーチに踏み切ります。」

前原「読みを入れたピンズの本線と準本線を両方吸収したわけだから、リーチと(笑)これをハイテイでアガって裏ドラが3枚でしょ?もうマンガの世界だよこれは(笑)」

杉浦「局面をしっかり読めているからこそのアガリだと思います。」

前原「オマエはホントにマジメだな~(笑)」

杉浦「でも解説がなかったら、遅い・安い・待ちが悪いの三拍子揃った手で、行き当たりばったりに親のリーチと勝負しているようにも捉えられかねませんよね。」

前原「そういえば、さっき古橋も何か言ってたよな~。」

杉浦「事務局でも牌譜を作成しながらひっくり返ってました(笑)」

前原「よく間違えられるんだけど、こういうリーチはいわゆる”ガラリー”じゃないんだよな~。」

杉浦「がらくたリーチのことですね。それでは、”ガラリー”とはどんなリーチなのでしょうか?」

前原「”ガラリー”の定義としては、まず第一に、先手を取っているということだね。先手というのは手牌進行に限らず、精神的にも優位に立っているということも肝心だよ。そして、いわゆる悪形とされる待ちなんだけど、山に残っている目算があることも条件。もちろん、主導権を主張して相手に対応を期待するという意味もあるけど、一方で、状態を計るのにも”ガラリー”は有効な手段だと思う。出た結果によって、自分の立ち位置を知るみたいなね。」

杉浦「対応してもらった結果、アガることができれば最高なわけですね。」

前原「観ている方は、”何この待ちは?”なんて思うんだろうけど、それをツモアガることに、1つの快感はあるわね(笑)」

杉浦「快感ですか・・・。」

前原「あるある。それはある(笑)でも、今回のリーチは先手でもないし、逆に対応を余儀なくさせられた形から追い付いて、六筒が山にある確信もなかったからね。結果は最高だったけど、何でも突っ込んでいけばいいってわけじゃないから(笑)」

杉浦「そもそものところ、”がらくた”とは何なんですか?」

前原「もう遅いから・・・。というより、もう朝だから(笑)その話は起きてからということに。」

杉浦「了解です。おやすみなさい!」

早起きが日課というわりに、前原の寝起きが悪い。
電話を鳴らしても起きないので、無礼は承知で部屋に入ると、ようやく目を覚ました。

前原「勘介おはよ~。よく寝られた?」

何気ない気遣いの言葉が、既視感をいざなう。
前原と一緒に過ごし、朝まで語り明かしてしまうのは毎度のことだ。
インタビューということは抜きにしても、今のところ例外はない。
そして、明くる日の第一声は決まってこの言葉なのだ。
いつもは眠い目をこすりながら虚勢を張ってうなずくのだが、この日はなぜだか寝覚めがよかった。

杉浦「おはようございます!熟睡できました!」

前原「ところで今何時?」

杉浦「まもなく3時です・・・。」

我々は、急いで支度を済ませ、出発した。
前原が、「これだけは忘れるわけにはいかない!」と大切に抱えているのは、義娘さんに返却を頼まれたクレヨンしんちゃんのDVDである。
それでいて、「あれっ!携帯がない!」と言ってタクシーを停め、大騒ぎを始める前原を見て、本当にかなわないな、と思う。
携帯は、その雄大なる懐に、しっかりと収まっていた。
これから生放送の収録があるという前原に、打ち合わせ前の時間を融通していただき、インタビューの締め括りとなった。

0931

杉浦「まずは昨日の続きから、”がらくた”についてお願いします。」

前原「”がらくた”の根底にあるのは、”引かない”っていう姿勢、それから、”常に戦っている”ということかな。これは、自分の在り方や信念と言ってもいいかもしれない。観ている人からすれば、多少強引な戦い方、勝ち方に見えるかもしれないけど、そういう姿勢を評して、森山会長が、”がらくたで在り続けるのは大変だ”と仰ったことがチームの出発点になったんだよ。」

杉浦「退くことを許されないって、キツいですよね?」

前原「私にしたって、ヒサトにしたって、知識はそれなりにあるつもりなのね。ただ、その知識におぼれない、みたいなね。局単位で見れば損な突っ張りであっても、対人間のゲームである以上、”こいつは突っ込んでくるぞ”って思われる存在でありたいし、その方が相手も嫌なものだと思う。それに観ている人だって、リーチが入ったらベタベタベターとオリて、山との1対0の勝負になるのってつまんないでしょ?」

杉浦「もとめられるのは、やはり、ぶつかり合いだったり、ギリギリの攻防なんですよね。」

前原「どの世界であれ、”安全で”、”確実に”、成功するビジネスなんて存在しないんだから。麻雀も同じで、常にリスクは背負っていかなくてはならないって思ってるよ。こういう戦法は、外側から見ればハイリスクに映るんだろうけど、本人達からすれば、精神状態さえブレない限り、そんなにひどいことにならないだろうっていう見込みはあるのよ。ヒサトがどう思っているかは、聞いてないからわからないんだけどね(笑)」

杉浦「ヒサトさんも、新著『人生勝たなきゃ意味がない』の中で、前原さんと初めて同卓した時、リーチのみの悪形待ちを、悠然と一発でツモアガる姿に本物のプロを見たって書いていますよね。」

前原「”牌は人なり”って言葉に表されているように、生き方と麻雀って似ているところがあるから、きっと根本的に共通する、共鳴する部分があるんだろうね。」

杉浦「そんな根本の部分にある、”麻雀”への思いを聞かせてください。」

前原「これが答えになるかわからないけど、最近、麻雀と恋愛って似ているとこあるなって思うのよ。私が現在、恋をしているという意味ではないよ(笑)相手を好きになればなるほど、距離が近づけば近づくほど、わからなくなる。もちろんわかる部分も増えてくるんだけどね。」

杉浦「少しわかるような気がします。」

前原「これを麻雀に置き換えてみると、そこに存在しているのは、牌のメカニズムってことではなくて、その中に投影している自分自身なんだと思う。だから麻雀は、安易な言葉になってしまうかもしれないけど、”自分を知るためのツール”だとも考えられるわけ。私の場合も、麻雀を通して自分自身を知ったし、自分の弱さも知ったから。それで、弱い自分を消すことはできないけど、それを抱えながら麻雀と寄り添っていく、麻雀と戦っていくってことはできるんじゃないかなって思っているよ。」

杉浦「深イイ話ですね!ありがとうございます。」

前原「これで終わり?」

杉浦「はい。そろそろ打ち合わせの時間ですよね?」

前原「じゃあ最後に、後輩達へのメッセージを。」

杉浦「よろしくお願いします!」

前原「最近は、いろいろな場面で、メディアへの露出も増えているじゃない?」

杉浦「はい。麻雀界は急速に、”映像の時代”へと展開されていますよね?」

前原「そんな中で、若い人達が活躍していけばいいんだろうけど、”勝ちを追い求める”ことよりも、まずは”強くなること”を目指してほしいって思う。強くなれば、おのずと勝てるようになるから。不等号で表すならば、”強>勝”っていうことになるかな。全てを映像で撮られる以上、勝ったから強い(”勝>強”)っていう段階は過ぎているし、それはイコールでもないんだよ(”強=勝”)。」

杉浦「では、強くなるためにどうしたらいいのでしょうか?」

前原「当然ではあるけど、とにかく牌を握ること。それから、自分の長所を知ることだね。そうして、短所を矯正するよりも、長所を伸ばしていくことを考えてほしい。最後に挙げるならば、先輩からどんどん学んでいってほしいということ。連盟は教育の体制もしっかりしているから。森山さんにしても、荒さんにしても、全部を教えたい、みたいなね。それは、”麻雀の真理”だったり、”心の在り方”なんだけど、これを伝えていくのが、”伝統”でもあるからだよね。」

杉浦「普段教わっていることをうまく活かせないという、もどかしい思いもあります。」

前原「私は、”心の在り方”は同じでも、麻雀の表現方法はいくつあってもいいって思ってるのよ。その人にしか表現できない麻雀の彩りっていうものが、必ずあるはずなんだから。つまり、勘介は勘介の彩りを鮮やかにっていうことだよ。」

『頑張ればモノになる』

あれから10年、常に立ちはだかる大きな壁は、いまだ消えることがない。
いずれどこかに到達し、何かを捉える時がくるのだろうか?

前原の話を聞いていると、この壁についての認識が少し変わってくる。
読み切れない自分、押し切れない自分、変にバランスを取ろうとして崩れる自分。
悔しい思いをする時、おおよそ活躍する弱い自分自身。
前原は、”マエハラユウダイ”と付き合いながら、向き合いながら、常に戦っている。
もしかしたら、この壁は、乗り越えるためだけにあるのではないのかもしれない。

杉浦「彩りを鮮やかに・・・。今後の私の課題ですね。」

前原「いや課題っていうか・・・。”そのままの君でいて”みたいなところがあるよ。本当に(笑)」

杉浦「・・・。」

プロ雀士インタビュー/第95回:前原 雄大

2003年9月某日、今でこそ通い慣れた対局会場に初めて足を踏み入れた私は、ほどよい緊張の中、プロテストの実技試験に臨んでいた。
『あなたは頑張ればモノになるかもしれないな~・・・。』
ふと、背後から声をかけられた。
それは、その名の如く雄大なたたずまいを初めて見上げた瞬間でもあった。
私の立場から前原との出会いを記すならば、さらに4年ほど遡らなくてはならない。
大学に入ったばかりの私は、前原の「勝手にしやがれ」というエッセィを月刊誌で読み、一瞬にしてその世界観に惹き込まれた。
以前のインタビューで、佐々木寿人プロが、「このエッセィとの出会いが私の人生を大きく変えたといっても決して大げさではないような気がする。」と書いているが、当時を知る麻雀人ならば、”勝手にしやがれ”と聞いて、沢田研二ではなく、セックス・ピストルズでもなく、このエッセィを真っ先に思い浮かべる人も少なくないだろう。
たった今、思い出したようにノスタルジアを感じている読者もいるかもしれない。
麻雀界においては、まさしく伝説の連載と言っても過言ではないと思う。
その風采以上に大きな存在を背中に感じる。
そう認識してからの試験や面接の内容はほとんど覚えていない。
もしかしたらと思い、当時のことを前原に聞いてみたことがある。

前原「プロテストの時でしょ?覚えてないなぁ・・・。」

自意識過剰がなんとも恥ずかしくなってくる。
前原にしてみれば、毎年多くの受験生を見ているわけなので、当然といえば当然のことなのだ。
『前原さんが第7回名人戦を優勝いたしましたので、インタビュアーをお願いしたいのですが・・・。』
2013年5月某日、編集部から一本のメールが届いた。
実は少し前に、前原からインタビューの話は投げかけられていた。

前原「いずれ、正式に依頼が飛ぶと思うんだけどね・・・。今度何か取ったら、インタビューは勘介にお願いしようと思っているんだよ。」

杉浦「私にですか?」

前原「というのも、つい最近またアレを読んだのよ。」

アレというのは、私が以前担当していた中級講座のことである。

前原「やっぱりよく書けているよ。膨大なエネルギーと時間を使ったでしょう?」

アレの話になると、前原は毎回同じようにほめてくれる。
ほめられてうれしい気持ちはもちろんあるが、恥ずかしい気持ちの方が強いというのが事実である。
文章を読むのは好きだが、書くのは苦手だし、今自分で読み返してみても形式ばってわかり辛い。
杉浦「努力はしましたが、前原さんのような文才はないですから・・・。」
愚かな私は、こう答えるより他に術を知らない。

前原「バカだな~(笑)懸命に尽くすってことがすでに1つの才能なんだから。才能ってことなら私もね、自分で人をめっけんのうまいって思ってるとこあるのよ。勘介にしてみたって、入ってきた時の記憶はともかく、アレを読んで会いたいな~って思っていたら、やっぱり会えるわけだから。ということで今度のインタビューは、労を惜しまないであろうあなたに(笑)」

とにもかくにも、私が前原の連載に出会って14年、途中で前原も私を見つけてくれた。
すぐに編集部に承知の旨を連絡し、インタビューの日程を調整した。
ある日の勉強会を終えて・・・。
インタビューを控えた我々は、中央線の快速に乗り込んだ。
インタビューは前原の自宅で行う予定になっている。
ところが、目的地まであと2駅というところで、前原はおもむろに電車を降りた。
周りには仲間達の笑顔がある。

前原「ここで降りたら帰りはタクシーになっちゃうじゃないか~(笑)」

前原自身も、なぜだかわからないが満面の笑みである。
というわけで、仲間を交えての酒席にて、インタビュー開始。

0931
前原雄大プロと杉浦勘介プロ
0931
同席した宮内こずえプロと

杉浦「まずは、名人戦にあたって準備したことはありますか?」

前原「とにかく早起き!と、ゴミ出しね(笑)それと、数年前からモンドTVをよく観るようになったな~。今50代で一番モンド観ているのは私だって言い切れるよ。」

杉浦「どんなところに注目して観るんですか?」

前原「”人を識る”っていうことだね。こういう局面ならこういう対処の仕方をするんだな~とかね、相手の思考だったり、何より”背景”だよ。全く同じ局面は訪れなくても、同じようなパターンは必ずあるから。打ち手の輪郭が生み出す局面という意味では、麻雀ってそれほど種類はないと思うよ。」

杉浦「今回の名人戦では、予選7戦・決勝2戦の9回戦すべてオール連対での優勝!まさに圧勝でしたね。」

前原「そうなの?それは今聞いて初めて知ったな~。私の場合、主導権を取りに行く麻雀で、踏み込みも深い方でしょ?だから、怪我をすることもあるんだけど、そういう場面が少なかったというのは、今回は全体を通してツキに恵まれたっていうことなんだろうね。」

杉浦「終始安定した戦いぶりでしたが、実際には何か意識したことはありますか?」

前原「今回はファン牌の一鳴きを極力封印したんだよ。」

杉浦「なぜですか?」

前原「これも研究した結果導いた方法論なんだけど、主導権を取りに行って仕掛けた時、やっぱり打点に折り合いがつかないのよ。それでも私の場合、性格上、全部行っちゃうじゃない?(笑)そのやり方は、やっぱりリスキーだよ。一発・裏ドラのあるモンドルールは、とくに面前を主体にした方が勝ちにつながりやすいよ。」

杉浦「そういえば、ダブ東のポンテンを取らずに、すぐにテンパイを入れてリーチをかけた局もありましたね?」

前原「そうそう。もちろん、手役や打点が絡む場合や状況判断で動くことはあるよ。でも、基本テーマとして、”きちんと放銃してきちんとアガる”っていうのがあるから、目の前の手牌は確かなものでなければならないっていうことかな。」

杉浦「その姿勢が、優勝という最高の結果につながりましたね?」

前原「出た結果については、僥倖だったと思う。勝った時だって反省は尽きないよ。」

杉浦「どのような反省点があったのですか?」

前原「名人戦に限ったことではないけど、自分の対局をテレビで観ていて思うのは、打牌が遅い!」

杉浦「ところどころではありますが、時間を使うシーンはありました。でも、迷っているというより、損得ではない”何か”に身を委ね、殉ずるような・・・。」

前原「どうしてわかったの!?カメラが回って卓に着くでしょ。それから、いつも自分で自分に問いかけてるっていうところはあるよ。”お前は何者なんだ?お前は前原雄大だろ?”って。
”強くありたい自分”と”勝ちにこだわる自分”が混在していて、それぞれが違う答えを導く時があるんじゃないかな~。」

杉浦「なるほど。」

前原「前に”ライバルは誰ですか?”っていう質問があって、すぐに答えが浮かばなかったから、”マエハラユウダイ”ってカタカナで出したことがあったのよ。もちろん、もう1人の弱い自分を想定しているんだけどね。画面越しに”マエハラユウダイ”が出てきた時は、やっぱり反省するよ(笑)」

杉浦「掲載時には牌譜再生も使えるのですが、印象深い局や、優勝につながった局などはありますか?」

前原「う~んどうだろう・・・。タッキー君どう?」

前原は、隣にいた滝沢和典プロに意見をもとめた。
滝沢プロは、魚谷侑未プロと共に、決勝ステージのゲスト解説を務めている。
きっと、インタビューへの着手を滝沢プロのいる酒席に決めたのも、前原なりの配慮なのだろう。
滝沢「七対子の局なんかどうですか?」

前原「あ~あれね!」

前原は、すぐに了解したように相槌を打った。
決勝最終戦、わずか3巡で倍満をアガった局である。

前原「第一打がポイントになってるよね。」

滝沢「あの一索は手筋ではなく、手順と言ってもいいかなと。」
杉浦「詳しくお願いします。」

前原「まず、ドラを2枚持った攻めの七対子の1シャンテンとして考えた場合、序盤の捨牌はなるべくおとなしくするべきだよね。」

杉浦「五筒六万からの切り出しでは、読みの材料になってしまうからですね。」

前原「よって、第一打は一索九万の選択になるんだけど、ここにも差があるんだよ。」

滝沢「待ち牌になった時の差!」
杉浦「なるほど!後の六万切りを想定すれば、九万は待ち牌候補になるのか~。メンツ手の手順とは逆の発想で面白いですね。」

前原「それで、残して重なった五筒が裏ドラになったでしょ?これは感触あったな~。」

杉浦「このアガリで優勝がグッと近づきましたね。」
滝沢「この局は取り上げるべきだよ。」

前原「そういえば、タッキー君のマスターズ観戦記はよかったね~!」

その後、話はいろいろな方向に脱線し、宴もたけなわとなったところで閉店の時間に。
店を出て乗り込んだタクシーの車中は、もっぱら前原の家族の話題だった。
「息子が・・・義娘が・・・」と話す前原は、目を細めて至福の表情を浮かべている。
「超獣」でも「歌舞伎町のモンスター」でも「地獄の門番」でも「閻魔大王」でもない、1人の優しい父親の姿がそこにはあった。
自宅に着くと、まず前原は私の布団を用意してくれた。
数度泊めていただいたことがあるが、以前に比べると、部屋も台所も格段にきれいになっている。
そこには、温かい家庭の日常があふれていた。

0931
ご自宅にて

前原「まだ寝ないでしょ?モンドの録画あるから観る?」

杉浦「はい。是非解説をお願いします!」

前原「私が喋らなくても、タッキー君と魚谷さんの解説が的確だから。2人とも打ち手の思考をよく理解しているよ。ホントよく見てんな~って感心するね。」

杉浦「これは決勝の初戦ですね。」

前原「この東場は苦しかった。金子さんの4,000オールで開局するんだけど、これが6,000オールだったらもっとキツかったかもな~。状態が悪いのはわかっているけど、何とか前に進もうとして、もがき苦しんでいる感じだね。」

杉浦「南1局が1つの分岐点でしたよね。」

前原「配牌をもらった瞬間は、もちろんアガれる気はしてないよ。」

杉浦「カン二筒を入れて、マンズが伸びて・・・。ツモは悪くないですよね?」

前原「ストレートに手を進めてはいるけど、ツモに踊らされているのかな~という感じもあったよ。」

杉浦「そして7巡目、三色と一通とドラの選択になりました。」

前原「ここで七筒を放したってことは、やっぱり打点を見ているんだろうけど、九万は2枚切れているし、今振り返っても微妙かなって思う。どちらにしても、状態がよろしくないわけだから、このまますんなりテンパイが入るとは思ってないけどね。」

杉浦「このタイミングで、近藤プロが白をポン。さらに、親の金子プロからリーチが入りました。」

前原「牌譜では伝わらないことだけど、この時、金子さんはかなり時間を使ってのリーチだったのよ。」

杉浦「映像で観るとその間がよくわかりますね。」

前原「金子さんは正直な方だから、このリーチに読みを入れるとしたら、やっぱり待ちはピンズなんだろうな~って。カン五筒とかドラ絡みが本線だね。もう1つ、別の角度から見た場合、近藤さんの仕掛けに対応を要求する意図もあるんだろうな~って思ったよ。」

杉浦「リーチを受けた近藤プロは、現物の一索八筒と手出しを入れていますね。」

前原「金子さんの思惑通りに進んだな~って感じ。近藤さんも、実際にはテンパイを維持しているんだけど、発を切ったのは、この手出し一索に対応を感じているからだね。」

杉浦「たしかに、発は直前までロン牌でした。」

前原「次に引かされたのが五筒でしょ。やっぱり簡単じゃないなと(笑)」

杉浦「それでも、さらに七筒を引き戻したところでリーチに踏み切ります。」

前原「読みを入れたピンズの本線と準本線を両方吸収したわけだから、リーチと(笑)これをハイテイでアガって裏ドラが3枚でしょ?もうマンガの世界だよこれは(笑)」

杉浦「局面をしっかり読めているからこそのアガリだと思います。」

前原「オマエはホントにマジメだな~(笑)」

杉浦「でも解説がなかったら、遅い・安い・待ちが悪いの三拍子揃った手で、行き当たりばったりに親のリーチと勝負しているようにも捉えられかねませんよね。」

前原「そういえば、さっき古橋も何か言ってたよな~。」

杉浦「事務局でも牌譜を作成しながらひっくり返ってました(笑)」

前原「よく間違えられるんだけど、こういうリーチはいわゆる”ガラリー”じゃないんだよな~。」

杉浦「がらくたリーチのことですね。それでは、”ガラリー”とはどんなリーチなのでしょうか?」

前原「”ガラリー”の定義としては、まず第一に、先手を取っているということだね。先手というのは手牌進行に限らず、精神的にも優位に立っているということも肝心だよ。そして、いわゆる悪形とされる待ちなんだけど、山に残っている目算があることも条件。もちろん、主導権を主張して相手に対応を期待するという意味もあるけど、一方で、状態を計るのにも”ガラリー”は有効な手段だと思う。出た結果によって、自分の立ち位置を知るみたいなね。」

杉浦「対応してもらった結果、アガることができれば最高なわけですね。」

前原「観ている方は、”何この待ちは?”なんて思うんだろうけど、それをツモアガることに、1つの快感はあるわね(笑)」

杉浦「快感ですか・・・。」

前原「あるある。それはある(笑)でも、今回のリーチは先手でもないし、逆に対応を余儀なくさせられた形から追い付いて、六筒が山にある確信もなかったからね。結果は最高だったけど、何でも突っ込んでいけばいいってわけじゃないから(笑)」

杉浦「そもそものところ、”がらくた”とは何なんですか?」

前原「もう遅いから・・・。というより、もう朝だから(笑)その話は起きてからということに。」

杉浦「了解です。おやすみなさい!」
早起きが日課というわりに、前原の寝起きが悪い。
電話を鳴らしても起きないので、無礼は承知で部屋に入ると、ようやく目を覚ました。

前原「勘介おはよ~。よく寝られた?」

何気ない気遣いの言葉が、既視感をいざなう。
前原と一緒に過ごし、朝まで語り明かしてしまうのは毎度のことだ。
インタビューということは抜きにしても、今のところ例外はない。
そして、明くる日の第一声は決まってこの言葉なのだ。
いつもは眠い目をこすりながら虚勢を張ってうなずくのだが、この日はなぜだか寝覚めがよかった。
杉浦「おはようございます!熟睡できました!」

前原「ところで今何時?」

杉浦「まもなく3時です・・・。」
我々は、急いで支度を済ませ、出発した。
前原が、「これだけは忘れるわけにはいかない!」と大切に抱えているのは、義娘さんに返却を頼まれたクレヨンしんちゃんのDVDである。
それでいて、「あれっ!携帯がない!」と言ってタクシーを停め、大騒ぎを始める前原を見て、本当にかなわないな、と思う。
携帯は、その雄大なる懐に、しっかりと収まっていた。
これから生放送の収録があるという前原に、打ち合わせ前の時間を融通していただき、インタビューの締め括りとなった。

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杉浦「まずは昨日の続きから、”がらくた”についてお願いします。」

前原「”がらくた”の根底にあるのは、”引かない”っていう姿勢、それから、”常に戦っている”ということかな。これは、自分の在り方や信念と言ってもいいかもしれない。観ている人からすれば、多少強引な戦い方、勝ち方に見えるかもしれないけど、そういう姿勢を評して、森山会長が、”がらくたで在り続けるのは大変だ”と仰ったことがチームの出発点になったんだよ。」

杉浦「退くことを許されないって、キツいですよね?」

前原「私にしたって、ヒサトにしたって、知識はそれなりにあるつもりなのね。ただ、その知識におぼれない、みたいなね。局単位で見れば損な突っ張りであっても、対人間のゲームである以上、”こいつは突っ込んでくるぞ”って思われる存在でありたいし、その方が相手も嫌なものだと思う。それに観ている人だって、リーチが入ったらベタベタベターとオリて、山との1対0の勝負になるのってつまんないでしょ?」

杉浦「もとめられるのは、やはり、ぶつかり合いだったり、ギリギリの攻防なんですよね。」

前原「どの世界であれ、”安全で”、”確実に”、成功するビジネスなんて存在しないんだから。麻雀も同じで、常にリスクは背負っていかなくてはならないって思ってるよ。こういう戦法は、外側から見ればハイリスクに映るんだろうけど、本人達からすれば、精神状態さえブレない限り、そんなにひどいことにならないだろうっていう見込みはあるのよ。ヒサトがどう思っているかは、聞いてないからわからないんだけどね(笑)」

杉浦「ヒサトさんも、新著『人生勝たなきゃ意味がない』の中で、前原さんと初めて同卓した時、リーチのみの悪形待ちを、悠然と一発でツモアガる姿に本物のプロを見たって書いていますよね。」

前原「”牌は人なり”って言葉に表されているように、生き方と麻雀って似ているところがあるから、きっと根本的に共通する、共鳴する部分があるんだろうね。」

杉浦「そんな根本の部分にある、”麻雀”への思いを聞かせてください。」

前原「これが答えになるかわからないけど、最近、麻雀と恋愛って似ているとこあるなって思うのよ。私が現在、恋をしているという意味ではないよ(笑)相手を好きになればなるほど、距離が近づけば近づくほど、わからなくなる。もちろんわかる部分も増えてくるんだけどね。」

杉浦「少しわかるような気がします。」

前原「これを麻雀に置き換えてみると、そこに存在しているのは、牌のメカニズムってことではなくて、その中に投影している自分自身なんだと思う。だから麻雀は、安易な言葉になってしまうかもしれないけど、”自分を知るためのツール”だとも考えられるわけ。私の場合も、麻雀を通して自分自身を知ったし、自分の弱さも知ったから。それで、弱い自分を消すことはできないけど、それを抱えながら麻雀と寄り添っていく、麻雀と戦っていくってことはできるんじゃないかなって思っているよ。」

杉浦「深イイ話ですね!ありがとうございます。」

前原「これで終わり?」

杉浦「はい。そろそろ打ち合わせの時間ですよね?」

前原「じゃあ最後に、後輩達へのメッセージを。」

杉浦「よろしくお願いします!」

前原「最近は、いろいろな場面で、メディアへの露出も増えているじゃない?」

杉浦「はい。麻雀界は急速に、”映像の時代”へと展開されていますよね?」

前原「そんな中で、若い人達が活躍していけばいいんだろうけど、”勝ちを追い求める”ことよりも、まずは”強くなること”を目指してほしいって思う。強くなれば、おのずと勝てるようになるから。不等号で表すならば、”強>勝”っていうことになるかな。全てを映像で撮られる以上、勝ったから強い(”勝>強”)っていう段階は過ぎているし、それはイコールでもないんだよ(”強=勝”)。」

杉浦「では、強くなるためにどうしたらいいのでしょうか?」

前原「当然ではあるけど、とにかく牌を握ること。それから、自分の長所を知ることだね。そうして、短所を矯正するよりも、長所を伸ばしていくことを考えてほしい。最後に挙げるならば、先輩からどんどん学んでいってほしいということ。連盟は教育の体制もしっかりしているから。森山さんにしても、荒さんにしても、全部を教えたい、みたいなね。それは、”麻雀の真理”だったり、”心の在り方”なんだけど、これを伝えていくのが、”伝統”でもあるからだよね。」

杉浦「普段教わっていることをうまく活かせないという、もどかしい思いもあります。」

前原「私は、”心の在り方”は同じでも、麻雀の表現方法はいくつあってもいいって思ってるのよ。その人にしか表現できない麻雀の彩りっていうものが、必ずあるはずなんだから。つまり、勘介は勘介の彩りを鮮やかにっていうことだよ。」

『頑張ればモノになる』
あれから10年、常に立ちはだかる大きな壁は、いまだ消えることがない。
いずれどこかに到達し、何かを捉える時がくるのだろうか?
前原の話を聞いていると、この壁についての認識が少し変わってくる。
読み切れない自分、押し切れない自分、変にバランスを取ろうとして崩れる自分。
悔しい思いをする時、おおよそ活躍する弱い自分自身。
前原は、”マエハラユウダイ”と付き合いながら、向き合いながら、常に戦っている。
もしかしたら、この壁は、乗り越えるためだけにあるのではないのかもしれない。
杉浦「彩りを鮮やかに・・・。今後の私の課題ですね。」

前原「いや課題っていうか・・・。”そのままの君でいて”みたいなところがあるよ。本当に(笑)」

杉浦「・・・。」

第29期鳳凰戦の軌跡~契機~

第29期鳳凰位決定戦7回戦東2局。
親の荒プロのリーチを受けて以下の手牌。

hououi_04

初日をトップで終え、6回戦も浮きでまとめた時、ついに弱気の虫が顔を出してきた。
決め通りに戦うなら、打三筒として次巡ツモ一万で打五万しておけば、すぐにアガリがあった。
何に怯え逃げているのだろう。
あれ程「勝負しろ」と自分の決め事としてもっとも重要視していたのに、まだ序盤の戦いのこの場面で、トータルトップを意識した逃げの麻雀。読めないなら読まずに感じろと言いたい。
全20回戦で最も恥ずべき一打。

「またお前は昨年の恥ずかしい麻雀をやるのか?」

自分の弱い心に檄を飛ばす。
負けてからの1年間に考えた教訓の1つに、
「放銃しても自分の畑のこやしになるなら良い。でも気持ちが揺れて、相手の畑にまいてはならない」
というものがある。

この一局を境に僕の心は大きく揺れて行く。
「またやってしまった」開かれた荒さんの手牌を見て、天を仰いだ。

人はそれぞれの与えられた時代を生きて行く。自分が生まれた時代を変える事は出来ない。
荒さんと前原さんは昭和を生きてきた。藤崎さんと僕は、昭和と平成を生きてきた。
僕は、荒さんに憧れ、前原さんの強さに驚愕し、藤崎さんの巧さに嫉妬した。
3人のようになりたいと思った。でも、そうはなれない事に気付く。

なぜなら、各々が生きてきた環境、時代までは、絶対に真似できないのだからである。
今後、平成だけを生きてきた新しい世代が、この4人と同じ麻雀を打とうと思っても、同じにはなれないのである。
でも、受け継ぐ事は出来る。それは「イズム」だ。
そのイズムを各世代が受け継いでゆく事こそが、使命なのではないだろうか。
だからこそ、連盟最高峰にふさわしい戦いをしなければならない。
次に続く者たちに見せなければならない。
腕で劣り、気力で戦う僕が、荒さんのリーチに逃げてはならない。
この一局をどこで取り戻すのか。早い段階で戦場へ戻ることが急務となった。

第29期鳳凰位決定戦8回戦東4局1本場。

hououi_04

7回戦で、引くべきラスを引き、迎えたこの場面。もう一度自分に与えられたチャンス。
八筒。すべての想いを込めて切った牌。僕の生命線である勝負する麻雀。
この牌を切る意味があるの?と思う人も多いであろう。もう理屈ではない場面。
分りやすく述べるなら、

八筒が通る牌なら、切って一歩前進しなければならない。ただし、リーチは無茶な攻めになるのでヤミテン。

八筒で、ロンがかかったなら、やはり暴牌となるので切ってはならないが、先を考えると、打九索、打三筒よりは良しと言える。

※打九索、打三筒はクレバーな打ち方だが、瀬戸熊直樹を保つのが難しくなる。今後の戦い方、特に2日目のこの後3回の半荘の戦い方に、迷いが生じる。

結果は、前原さんがツモアガリ、勝負してもしなくても同じ結果となる。
でも、そうじゃない事を理解して欲しい。
これが切れたという事が、次に繋がるのである。(もちろん僕のスタイルならだが)

人は限られた時間の中を生きている。
時(トキ)を止める事は出来ない。
だからこそ、声を大にして言える。

「流れは必ずある!」

僕は、僕の流れを作る為に、八筒を切った。いや、打たなければならなかった。
自分の為に。そして応援してくれる人の為に。

藤崎さんの先打ちの六筒(先打ちしなければ前原さんに間に合ってしまう)。
荒さんの気迫のリーチ、前原さんの勝負強さ。
この一局こそが、連盟最高峰の戦いであり、これを次世代へ伝える事が、伝統と歴史を生むのだと僕は信じる。

この一局を契機に、また自分を取り戻して行くのであった。

第29期鳳凰位決定戦の軌跡 ~体感~へ続く。

鳳凰の部屋/第29期鳳凰戦の軌跡~契機~

第29期鳳凰位決定戦7回戦東2局。
親の荒プロのリーチを受けて以下の手牌。
hououi_04
初日をトップで終え、6回戦も浮きでまとめた時、ついに弱気の虫が顔を出してきた。
決め通りに戦うなら、打三筒として次巡ツモ一万で打五万しておけば、すぐにアガリがあった。
何に怯え逃げているのだろう。
あれ程「勝負しろ」と自分の決め事としてもっとも重要視していたのに、まだ序盤の戦いのこの場面で、トータルトップを意識した逃げの麻雀。読めないなら読まずに感じろと言いたい。
全20回戦で最も恥ずべき一打。
「またお前は昨年の恥ずかしい麻雀をやるのか?」
自分の弱い心に檄を飛ばす。
負けてからの1年間に考えた教訓の1つに、
「放銃しても自分の畑のこやしになるなら良い。でも気持ちが揺れて、相手の畑にまいてはならない」
というものがある。
この一局を境に僕の心は大きく揺れて行く。
「またやってしまった」開かれた荒さんの手牌を見て、天を仰いだ。
人はそれぞれの与えられた時代を生きて行く。自分が生まれた時代を変える事は出来ない。
荒さんと前原さんは昭和を生きてきた。藤崎さんと僕は、昭和と平成を生きてきた。
僕は、荒さんに憧れ、前原さんの強さに驚愕し、藤崎さんの巧さに嫉妬した。
3人のようになりたいと思った。でも、そうはなれない事に気付く。
なぜなら、各々が生きてきた環境、時代までは、絶対に真似できないのだからである。
今後、平成だけを生きてきた新しい世代が、この4人と同じ麻雀を打とうと思っても、同じにはなれないのである。
でも、受け継ぐ事は出来る。それは「イズム」だ。
そのイズムを各世代が受け継いでゆく事こそが、使命なのではないだろうか。
だからこそ、連盟最高峰にふさわしい戦いをしなければならない。
次に続く者たちに見せなければならない。
腕で劣り、気力で戦う僕が、荒さんのリーチに逃げてはならない。
この一局をどこで取り戻すのか。早い段階で戦場へ戻ることが急務となった。
第29期鳳凰位決定戦8回戦東4局1本場。
hououi_04
7回戦で、引くべきラスを引き、迎えたこの場面。もう一度自分に与えられたチャンス。
八筒。すべての想いを込めて切った牌。僕の生命線である勝負する麻雀。
この牌を切る意味があるの?と思う人も多いであろう。もう理屈ではない場面。
分りやすく述べるなら、
八筒が通る牌なら、切って一歩前進しなければならない。ただし、リーチは無茶な攻めになるのでヤミテン。
八筒で、ロンがかかったなら、やはり暴牌となるので切ってはならないが、先を考えると、打九索、打三筒よりは良しと言える。
※打九索、打三筒はクレバーな打ち方だが、瀬戸熊直樹を保つのが難しくなる。今後の戦い方、特に2日目のこの後3回の半荘の戦い方に、迷いが生じる。
結果は、前原さんがツモアガリ、勝負してもしなくても同じ結果となる。
でも、そうじゃない事を理解して欲しい。
これが切れたという事が、次に繋がるのである。(もちろん僕のスタイルならだが)
人は限られた時間の中を生きている。
時(トキ)を止める事は出来ない。
だからこそ、声を大にして言える。
「流れは必ずある!」
僕は、僕の流れを作る為に、八筒を切った。いや、打たなければならなかった。
自分の為に。そして応援してくれる人の為に。
藤崎さんの先打ちの六筒(先打ちしなければ前原さんに間に合ってしまう)。
荒さんの気迫のリーチ、前原さんの勝負強さ。
この一局こそが、連盟最高峰の戦いであり、これを次世代へ伝える事が、伝統と歴史を生むのだと僕は信じる。
この一局を契機に、また自分を取り戻して行くのであった。
第29期鳳凰位決定戦の軌跡 ~体感~へ続く。

第8期女流桜花 第1節レポート

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ついに2013年度、第8期女流桜花が開幕しました!
Aリーグの選手は頂点を、またB、Cリーグの選手は昇級を目指す熱い闘いが始まったのです。

現女流桜花は、二階堂亜樹プロ以来の連覇を達成した「最速マーメイド」こと魚谷侑未プロ。
その魚谷プロへの挑戦権を得るのは、いったい誰なのでしょう。
かく言う私も、2年ぶりの決勝戦進出を虎視眈々と狙っております。

さて、今期はAリーグ16名と、例年より少ない人数でのスタートなりました。
組み合わせが発表され、私の卓は清水香織プロ、黒沢咲プロ、小宮山一美プロ。
実力者揃いで、一瞬「初戦から厳しい卓だなあ」と思ったのですが、よくよく考えてみればAリーグなのだから当たり前。これからも「厳しい卓」が続いていくのです。

そう思うと、胃が痛くなると同時に、闘志がかきたてられてきます。
私の初戦が始まりました。

小宮山プロが好調のようです。放銃が少ない上に打点が高い。
勝負所できっちり決めてくるメリハリの利いた麻雀でした。
対照的に、清水プロと黒沢プロは苦しい展開。手数が少なくリーチ負けも多いという状況。
対局終了後、黒沢プロに感想を聞いてみました。

黒沢プロ
「苦しいと感じながらも耐え抜いて、最小限のマイナスで終わることができた。そこが良かったと思います」

不運な状況に対し、頭を低くし続けた黒沢プロ。
4回戦のオーラスで見事な満貫のアガリを決め、プラスに転じて終了。
この得点で、トータルのマイナスを最小限に抑えたのであります。
さすがと言うべきか、全体を通して苦しみながらもバランスの取れた麻雀を打たれていた印象を受けました。

他の卓の様子はどうだったのでしょう。
和久津晶プロ、宮内こずえプロ、吾妻さおりプロ、平岡理恵プロの卓では、大幅なポイントの動きがあったとの情報が入ってきました。さっそく和久津プロにインタビュー。

和久津プロ「吾妻プロが調子良かったんだけど、それでも私は自由にのびのび打てていたからまだ楽だった。だけど調子が悪かった宮内プロは、きっと凄くきつかったと思うよ」

宮内プロがいかに「きつかった」か、一例を取り上げると――
和久津プロが5巡目に次の手牌でリーチ。

一万二万三万一筒三筒一索二索三索七索八索九索東東  リーチ

次巡、あっさり二筒をツモって跳満。
宮内プロは「親っかぶり」で6,000点の失点。
次局、東家の和久津プロが4巡目に次の手牌でリーチ。

七万七万七万二筒二筒二筒五筒五筒三索四索発発発  リーチ

これに宮内プロが二索で飛び込んで12,000点。たった2局で18,000点もの支出。
しかも早い巡目での親っかぶりと放銃。
これは和久津プロの指摘どおり「凄くきつかった」のは間違いないでしょう。
とは言え、高いキャリアとパワーを誇る宮内プロのこと、次節以降の巻き返しは必至。
私としては、そのときの宮内プロと当たらないことを願うばかりです。

さて、Bリーグですが、こちらは大荒れの模様となったようです。
ある卓では、半荘1回で役満が2回も飛び出るなど、3名の選手が早くも+100Pオーバー。
プラスとマイナスの上下が250P以上あり、1節目から激しい点棒の動きとなりました。
このまま縦長の並びが加速すると、さらに「荒れ場」の展開になると予想されるので、次節ではできるだけ上下の差を詰めていただきたいと思います。

波乱含みのスタートを切った第8期女流桜花。
次節からはもっとパワフルに、もっと白熱した対局になっていくことでしょう。
短いレポートですが、その熱い激闘を内容濃くお伝えしていけるよう私も頑張りますので、
よろしくお願いいたします。

女流プロリーグ(女流桜花) レポート/第8期女流桜花 第1節レポート

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tri tri

ついに2013年度、第8期女流桜花が開幕しました!
Aリーグの選手は頂点を、またB、Cリーグの選手は昇級を目指す熱い闘いが始まったのです。
現女流桜花は、二階堂亜樹プロ以来の連覇を達成した「最速マーメイド」こと魚谷侑未プロ。
その魚谷プロへの挑戦権を得るのは、いったい誰なのでしょう。
かく言う私も、2年ぶりの決勝戦進出を虎視眈々と狙っております。
さて、今期はAリーグ16名と、例年より少ない人数でのスタートなりました。
組み合わせが発表され、私の卓は清水香織プロ、黒沢咲プロ、小宮山一美プロ。
実力者揃いで、一瞬「初戦から厳しい卓だなあ」と思ったのですが、よくよく考えてみればAリーグなのだから当たり前。これからも「厳しい卓」が続いていくのです。
そう思うと、胃が痛くなると同時に、闘志がかきたてられてきます。
私の初戦が始まりました。
小宮山プロが好調のようです。放銃が少ない上に打点が高い。
勝負所できっちり決めてくるメリハリの利いた麻雀でした。
対照的に、清水プロと黒沢プロは苦しい展開。手数が少なくリーチ負けも多いという状況。
対局終了後、黒沢プロに感想を聞いてみました。
黒沢プロ
「苦しいと感じながらも耐え抜いて、最小限のマイナスで終わることができた。そこが良かったと思います」
不運な状況に対し、頭を低くし続けた黒沢プロ。
4回戦のオーラスで見事な満貫のアガリを決め、プラスに転じて終了。
この得点で、トータルのマイナスを最小限に抑えたのであります。
さすがと言うべきか、全体を通して苦しみながらもバランスの取れた麻雀を打たれていた印象を受けました。
他の卓の様子はどうだったのでしょう。
和久津晶プロ、宮内こずえプロ、吾妻さおりプロ、平岡理恵プロの卓では、大幅なポイントの動きがあったとの情報が入ってきました。さっそく和久津プロにインタビュー。
和久津プロ「吾妻プロが調子良かったんだけど、それでも私は自由にのびのび打てていたからまだ楽だった。だけど調子が悪かった宮内プロは、きっと凄くきつかったと思うよ」
宮内プロがいかに「きつかった」か、一例を取り上げると――
和久津プロが5巡目に次の手牌でリーチ。
一万二万三万一筒三筒一索二索三索七索八索九索東東  リーチ
次巡、あっさり二筒をツモって跳満。
宮内プロは「親っかぶり」で6,000点の失点。
次局、東家の和久津プロが4巡目に次の手牌でリーチ。
七万七万七万二筒二筒二筒五筒五筒三索四索発発発  リーチ
これに宮内プロが二索で飛び込んで12,000点。たった2局で18,000点もの支出。
しかも早い巡目での親っかぶりと放銃。
これは和久津プロの指摘どおり「凄くきつかった」のは間違いないでしょう。
とは言え、高いキャリアとパワーを誇る宮内プロのこと、次節以降の巻き返しは必至。
私としては、そのときの宮内プロと当たらないことを願うばかりです。
さて、Bリーグですが、こちらは大荒れの模様となったようです。
ある卓では、半荘1回で役満が2回も飛び出るなど、3名の選手が早くも+100Pオーバー。
プラスとマイナスの上下が250P以上あり、1節目から激しい点棒の動きとなりました。
このまま縦長の並びが加速すると、さらに「荒れ場」の展開になると予想されるので、次節ではできるだけ上下の差を詰めていただきたいと思います。
波乱含みのスタートを切った第8期女流桜花。
次節からはもっとパワフルに、もっと白熱した対局になっていくことでしょう。
短いレポートですが、その熱い激闘を内容濃くお伝えしていけるよう私も頑張りますので、
よろしくお願いいたします。

第21期中部プロリーグ A・B・Cリーグ 最終節成績表

Aリーグ

順位 名前 1節 2節 3節 4節 5節 合計
1 佐藤 あいり 17.0 67.0 ▲ 87.9 50.0 114.4 160.5
2 日下 健司 71.3 20.0 7.3 ▲ 16.6 25.2 107.2
3 山田 優駿 21.6 15.0 9.2 ▲ 48.6 92.4 89.6
4 杉浦 貴紀 11.6 4.9 23.4 ▲ 1.5 49.4 87.8
5 太田 充 14.5 61.9 24.7 ▲ 32.3 2.7 71.5
6 鈴木 基芳 43.2 ▲ 20.7 20.6 37.4 ▲ 9.1 71.4
7 寺戸 孝志 38.1 57.6 ▲ 9.5 0.5 ▲ 30.7 56.0
8 森下 剛任 36.3 ▲ 40.9 45.1 48.4 ▲ 59.0 29.9
9 古川 孝次 ▲ 22.6 ▲ 14.5 52.3 0.1 ▲ 2.4 12.9
10 伊藤 鉄也 ▲ 54.5 6.5 ▲ 20.3 50.7 ▲ 23.5 ▲ 41.1
11 三戸 亮祐 ▲ 9.9 ▲ 32.6 ▲ 29.9 ▲ 31.7 56.1 ▲ 48.0
12 村瀬 寛光 ▲ 34.8 ▲ 30.5 ▲ 18.3 32.7 ▲ 1.3 ▲ 52.2
13 掛水 洋徳 28.4 ▲ 58.9 8.4 ▲ 38.4 ▲ 10.7 ▲ 71.2
14 毛受 俊 ▲ 20.3 ▲ 6.2 ▲ 47.2 ▲ 15.0 ▲ 22.7 ▲ 111.4
15 浅野 文雅 ▲ 83.0 15.8 ▲ 50.2 ▲ 40.9 ▲ 108.0 ▲ 266.3

Bリーグ

順位 名前 1節 2節 3節 4節 5節 合計
1 木村 東平 20.8 32.4 35.9 ▲ 2.5 73.8 160.4
2 樋口 新 45.4 23.2 11.2 17.0 40.0 136.8
3 牛尾 信之 15.7 26.0 2.0 6.7 76.0 126.4
4 中西 栄二 ▲ 3.4 63.2 ▲ 32.5 33.9 26.3 87.5
5 土岐 雄太 ▲ 8.0 17.2 65.8 ▲ 22.8 1.0 53.2
6 小坂 美樹 9.9 ▲ 12.9 ▲ 8.1 69.7 ▲ 31.0 27.6
7 大滝 聡 ▲ 18.8 46.5 ▲ 0.8 54.3 ▲ 67.3 13.9
8 鈴木 雄介 ▲ 9.2 ▲ 35.2 43.7 2.5 ▲ 23.7 ▲ 21.9
9 葛山 英樹 7.0 43.8 ▲ 2.4 ▲ 38.3 ▲ 34.8 ▲ 24.7
10 若松 正和 ▲ 55.0 11.3 ▲ 15.7 37.4 ▲ 5.0 ▲ 27.0
11 櫛田 利太 16.3 ▲ 15.6 ▲ 37.1 ▲ 16.1 13.4 ▲ 39.1
12 菅野 直 26.6 ▲ 0.8 ▲ 51.0 20.5 ▲ 45.1 ▲ 49.8
13 朝岡 祐 42.7 ▲ 56.1 8.4 ▲ 84.2 28.4 ▲ 60.8
14 長谷川 弘 ▲ 19.8 ▲ 49.4 ▲ 3.1 ▲ 51.2 42.0 ▲ 81.5
15 吉井 友直 ▲ 52.5 ▲ 12.5 ▲ 24.2 ▲ 40.5 ▲ 10.2 ▲ 139.9
16 原田 知彦 ▲ 17.7 ▲ 83.1 6.9 12.6 ▲ 83.8 ▲ 165.1

Cリーグ

順位 名前 1節 2節 3節 4節 5節 合計
1 山本 拓哉 14.9 53.5 41.5 17.7 21.5 149.1
2 杉村 泰治 21.6 37.0 33.1 ▲ 6.5 60.6 145.8
3 安藤 大貴 10.9 35.2 18.7 ▲ 5.9 83.3 142.2
4 八木 悠 15.4 37.9 14.3 19.4 54.9 141.9
5 加藤 泰史 28.8 52.7 ▲ 34.2 40.9 44.5 132.7
6 原 尚吾 48.3 ▲ 49.1 23.3 55.9 53.7 132.1
7 河合 慎悟 51.4 ▲ 12.8 83.0 ▲ 22.4 8.5 107.7
8 大西 義則 ▲ 4.6 27.5 71.2 25.1 ▲ 16.7 102.5
9 中谷 彰吾 5.7 40.3 53.0 ▲ 75.2 77.2 101.0
10 大町 篤志 61.4 ▲ 11.6 36.8 22.2 ▲ 60.2 48.6
11 大高坂 松城 9.7 ▲ 55.9 40.1 ▲ 36.0 43.8 1.7
12 角谷 和幸 ▲ 2.9 2.7 17.9 ▲ 22.6 4.3 ▲ 0.6
13 岩井 健太 ▲ 41.6 50.6 ▲ 38.9 15.0 ▲ 8.3 ▲ 23.2
14 山神 達也 ▲ 32.0 60.7 ▲ 54.7 22.0 ▲ 37.2 ▲ 41.2
15 太田 峻也 50.1 28.7 ▲ 61.4 ▲ 37.6 ▲ 22.9 ▲ 43.1
16 小野 雅峻 25.0 ▲ 24.9 29.1 ▲ 32.9 ▲ 61.6 ▲ 65.3
17 斎藤 寛生 29.9 ▲ 59.2 ▲ 72.0 ▲ 16.5 19.5 ▲ 98.3
18 三谷 卓也 ▲ 33.0 ▲ 56.5 10.6 29.1 ▲ 52.8 ▲ 102.6
19 鈴木 淳 ▲ 85.3 ▲ 6.7 ▲ 3.0 ▲ 24.8 13.1 ▲ 106.7
20 岡本 丈司 ▲ 61.2 ▲ 21.5 ▲ 28.2 ▲ 41.2 ▲ 28.8 ▲ 180.9
21 加賀美 幸孝 ▲ 22.9 ▲ 89.4 ▲ 35.0 29.3 ▲ 84.4 ▲ 202.4
22 越川 清一 ▲ 53.9 ▲ 45.7 ▲ 80.9 9.1 ▲ 36.6 ▲ 208.0
23 家田 みゆき ▲ 36.7 ▲ 33.5 ▲ 65.3 ▲ 6.1 ▲ 77.4 ▲ 219.0

中部プロリーグ 成績表/第21期中部プロリーグ A・B・Cリーグ 最終節成績表

Aリーグ

順位 名前 1節 2節 3節 4節 5節 合計
1 佐藤 あいり 17.0 67.0 ▲ 87.9 50.0 114.4 160.5
2 日下 健司 71.3 20.0 7.3 ▲ 16.6 25.2 107.2
3 山田 優駿 21.6 15.0 9.2 ▲ 48.6 92.4 89.6
4 杉浦 貴紀 11.6 4.9 23.4 ▲ 1.5 49.4 87.8
5 太田 充 14.5 61.9 24.7 ▲ 32.3 2.7 71.5
6 鈴木 基芳 43.2 ▲ 20.7 20.6 37.4 ▲ 9.1 71.4
7 寺戸 孝志 38.1 57.6 ▲ 9.5 0.5 ▲ 30.7 56.0
8 森下 剛任 36.3 ▲ 40.9 45.1 48.4 ▲ 59.0 29.9
9 古川 孝次 ▲ 22.6 ▲ 14.5 52.3 0.1 ▲ 2.4 12.9
10 伊藤 鉄也 ▲ 54.5 6.5 ▲ 20.3 50.7 ▲ 23.5 ▲ 41.1
11 三戸 亮祐 ▲ 9.9 ▲ 32.6 ▲ 29.9 ▲ 31.7 56.1 ▲ 48.0
12 村瀬 寛光 ▲ 34.8 ▲ 30.5 ▲ 18.3 32.7 ▲ 1.3 ▲ 52.2
13 掛水 洋徳 28.4 ▲ 58.9 8.4 ▲ 38.4 ▲ 10.7 ▲ 71.2
14 毛受 俊 ▲ 20.3 ▲ 6.2 ▲ 47.2 ▲ 15.0 ▲ 22.7 ▲ 111.4
15 浅野 文雅 ▲ 83.0 15.8 ▲ 50.2 ▲ 40.9 ▲ 108.0 ▲ 266.3

Bリーグ

順位 名前 1節 2節 3節 4節 5節 合計
1 木村 東平 20.8 32.4 35.9 ▲ 2.5 73.8 160.4
2 樋口 新 45.4 23.2 11.2 17.0 40.0 136.8
3 牛尾 信之 15.7 26.0 2.0 6.7 76.0 126.4
4 中西 栄二 ▲ 3.4 63.2 ▲ 32.5 33.9 26.3 87.5
5 土岐 雄太 ▲ 8.0 17.2 65.8 ▲ 22.8 1.0 53.2
6 小坂 美樹 9.9 ▲ 12.9 ▲ 8.1 69.7 ▲ 31.0 27.6
7 大滝 聡 ▲ 18.8 46.5 ▲ 0.8 54.3 ▲ 67.3 13.9
8 鈴木 雄介 ▲ 9.2 ▲ 35.2 43.7 2.5 ▲ 23.7 ▲ 21.9
9 葛山 英樹 7.0 43.8 ▲ 2.4 ▲ 38.3 ▲ 34.8 ▲ 24.7
10 若松 正和 ▲ 55.0 11.3 ▲ 15.7 37.4 ▲ 5.0 ▲ 27.0
11 櫛田 利太 16.3 ▲ 15.6 ▲ 37.1 ▲ 16.1 13.4 ▲ 39.1
12 菅野 直 26.6 ▲ 0.8 ▲ 51.0 20.5 ▲ 45.1 ▲ 49.8
13 朝岡 祐 42.7 ▲ 56.1 8.4 ▲ 84.2 28.4 ▲ 60.8
14 長谷川 弘 ▲ 19.8 ▲ 49.4 ▲ 3.1 ▲ 51.2 42.0 ▲ 81.5
15 吉井 友直 ▲ 52.5 ▲ 12.5 ▲ 24.2 ▲ 40.5 ▲ 10.2 ▲ 139.9
16 原田 知彦 ▲ 17.7 ▲ 83.1 6.9 12.6 ▲ 83.8 ▲ 165.1

Cリーグ

順位 名前 1節 2節 3節 4節 5節 合計
1 山本 拓哉 14.9 53.5 41.5 17.7 21.5 149.1
2 杉村 泰治 21.6 37.0 33.1 ▲ 6.5 60.6 145.8
3 安藤 大貴 10.9 35.2 18.7 ▲ 5.9 83.3 142.2
4 八木 悠 15.4 37.9 14.3 19.4 54.9 141.9
5 加藤 泰史 28.8 52.7 ▲ 34.2 40.9 44.5 132.7
6 原 尚吾 48.3 ▲ 49.1 23.3 55.9 53.7 132.1
7 河合 慎悟 51.4 ▲ 12.8 83.0 ▲ 22.4 8.5 107.7
8 大西 義則 ▲ 4.6 27.5 71.2 25.1 ▲ 16.7 102.5
9 中谷 彰吾 5.7 40.3 53.0 ▲ 75.2 77.2 101.0
10 大町 篤志 61.4 ▲ 11.6 36.8 22.2 ▲ 60.2 48.6
11 大高坂 松城 9.7 ▲ 55.9 40.1 ▲ 36.0 43.8 1.7
12 角谷 和幸 ▲ 2.9 2.7 17.9 ▲ 22.6 4.3 ▲ 0.6
13 岩井 健太 ▲ 41.6 50.6 ▲ 38.9 15.0 ▲ 8.3 ▲ 23.2
14 山神 達也 ▲ 32.0 60.7 ▲ 54.7 22.0 ▲ 37.2 ▲ 41.2
15 太田 峻也 50.1 28.7 ▲ 61.4 ▲ 37.6 ▲ 22.9 ▲ 43.1
16 小野 雅峻 25.0 ▲ 24.9 29.1 ▲ 32.9 ▲ 61.6 ▲ 65.3
17 斎藤 寛生 29.9 ▲ 59.2 ▲ 72.0 ▲ 16.5 19.5 ▲ 98.3
18 三谷 卓也 ▲ 33.0 ▲ 56.5 10.6 29.1 ▲ 52.8 ▲ 102.6
19 鈴木 淳 ▲ 85.3 ▲ 6.7 ▲ 3.0 ▲ 24.8 13.1 ▲ 106.7
20 岡本 丈司 ▲ 61.2 ▲ 21.5 ▲ 28.2 ▲ 41.2 ▲ 28.8 ▲ 180.9
21 加賀美 幸孝 ▲ 22.9 ▲ 89.4 ▲ 35.0 29.3 ▲ 84.4 ▲ 202.4
22 越川 清一 ▲ 53.9 ▲ 45.7 ▲ 80.9 9.1 ▲ 36.6 ▲ 208.0
23 家田 みゆき ▲ 36.7 ▲ 33.5 ▲ 65.3 ▲ 6.1 ▲ 77.4 ▲ 219.0

第21期中部プロリーグ A・B・Cリーグ 最終節レポート

Aリーグレポート:掛水洋徳

第21期中部プロリーグも最終節となり、決勝、降級争いも大詰め。
4節までの成績から予想すると決勝進出争いは1位・森下+88.9Pから8位の古川+15.3Pまでか、
いつになく混戦模様で波乱は起こるか?

3回戦まで終わり、上位の順位と成績は、1位・佐藤+143.9P、2位・日下+92.6P、3位・杉浦+91.4P、4位・山田+83.2P、
5位・寺戸+73.0P、6位・太田+68.8P、7位・鈴木(基)+63.1P、 8位・森下+43.2Pに絞られた。

決勝枠は四暗刻をアガった佐藤が当確で、残り3席を7人で争う形に。
降級争いは浅野がほぼ確定してしまい、残り1つを毛受▲92.8P、掛水▲96.7P、三戸▲100.5Pで争う事に。

1卓はマイナスの出来ないこの状況で、しっかりポイントを伸ばし+107.2Pで2位で決勝進出を決めた日下。

2卓は暫定4位・山田、8位・森下に毛受、掛水で全員決勝、降級争いの卓。
山田は最低でもプラス、森下は山田を交わして60,000点以上のトップが欲しい所。
毛受、掛水は着順勝負となった。南3局、親番の掛水は連荘して50,000点弱まで加点し毛受が沈んでいるのでほぼ安全圏へ。
オーラス親番の森下は連荘するだけ、3,900点以上のアガリで浮きに回る山田がリーチ、ドラをツモリ1,300・2,600で終了。山田は3位で決勝へ、毛受は降級となった。

3卓は、暫定3位・杉浦と5位・寺戸の決勝争いと、三戸の降級脱出の対局。
東場、三戸の親番で4,000オール、6,000オールをアガリ早々と残留を決める。
逆に苦しい杉浦、寺戸だったが、杉浦が素晴らしい粘りを見せてマイナスを最小限に抑え4位で決勝進出した。

4卓は暫定1位・佐藤、6位・太田、7位・鈴木の卓で太田、鈴木基は最低でも40,000点以上のトップが条件か。
南場で太田が北単騎待ちで8,000点のテンパイを入れる。
佐藤にドラをポンされるがマチ選択が明暗を分ける。
太田がマチを北から変えると佐藤が北をツモ切り。数巡後に佐藤がツモり4,000・8,000。
最後まで手を抜かず佐藤がトップ通過、浅野が降級となった。

決勝は佐藤、日下、山田、杉浦 と最近の中でもフレッシュな顔ぶれとなった。
私は4、3、2、1で、4回戦は序盤で三戸の4,000オール、6,000オールの声で完全に毛受との着順勝負になり、自分らしく打って負けたらしょうがないと思い直した所、残留できました。
レポートは初めてだったので読みにくい文章や表現もあったと思いますが、半年間ありがとうございました。

Aリーグ

順位 名前 1節 2節 3節 4節 5節 合計
1 佐藤 あいり 17.0 67.0 ▲ 87.9 50.0 114.4 160.5
2 日下 健司 71.3 20.0 7.3 ▲ 16.6 25.2 107.2
3 山田 優駿 21.6 15.0 9.2 ▲ 48.6 92.4 89.6
4 杉浦 貴紀 11.6 4.9 23.4 ▲ 1.5 49.4 87.8
5 太田 充 14.5 61.9 24.7 ▲ 32.3 2.7 71.5
6 鈴木 基芳 43.2 ▲ 20.7 20.6 37.4 ▲ 9.1 71.4
7 寺戸 孝志 38.1 57.6 ▲ 9.5 0.5 ▲ 30.7 56.0
8 森下 剛任 36.3 ▲ 40.9 45.1 48.4 ▲ 59.0 29.9
9 古川 孝次 ▲ 22.6 ▲ 14.5 52.3 0.1 ▲ 2.4 12.9
10 伊藤 鉄也 ▲ 54.5 6.5 ▲ 20.3 50.7 ▲ 23.5 ▲ 41.1
11 三戸 亮祐 ▲ 9.9 ▲ 32.6 ▲ 29.9 ▲ 31.7 56.1 ▲ 48.0
12 村瀬 寛光 ▲ 34.8 ▲ 30.5 ▲ 18.3 32.7 ▲ 1.3 ▲ 52.2
13 掛水 洋徳 28.4 ▲ 58.9 8.4 ▲ 38.4 ▲ 10.7 ▲ 71.2
14 毛受 俊 ▲ 20.3 ▲ 6.2 ▲ 47.2 ▲ 15.0 ▲ 22.7 ▲ 111.4
15 浅野 文雅 ▲ 83.0 15.8 ▲ 50.2 ▲ 40.9 ▲ 108.0 ▲ 266.3

Bリーグレポート:大滝聡

最終節となる第5節を迎えました。
今期レポートを担当させてもらう事になり、私なりのリーグ戦における目標、心構え、注意点など好き勝手に述べさせてもらいましたが、結果は如何に。

<1卓>
暫定2位でこの日を迎えた木村であったが、後半は1・1・1・2の+73,8P。
他の対局者を寄せつけない圧勝で1位昇級を決めました。
中部本部長である木村は対局前の数時間前には起床し、近所の氏神さまをお参りするそうだ。
神頼みという訳ではなく、彼なりのコンディション作りのルーティーンであると予想されます。
ベテランの活躍に私を含め他のプロへの刺激になったのは間違いないでしょう。

<2卓>
暫定1位、3位、4位、6位の上位対決となったこの卓を制したのは樋口。
今節も2・2・3・1の安定した麻雀で2位昇級を決めました。
木村には及ばなかったものの、第一節からオールプラスの成績で終わるのは本物の証。
むしろ彼の実力からすれば、ようやくといった印象。
中部本部が誇るタイトルホルダーが、来期からいよいよAリーグでの戦いへと舞台を移す事になりました。

<3卓>
暫定7位でスタートした牛尾が後半3連勝を決めるも、昇級に一歩届かずの3位でフィニッシュ。
最後まで諦めないベストを尽くす姿勢は、来期も昇級争いに参加してくるであろうと予想させるものでした。

<4卓>
激しい残留争いとなったこの卓でしたが、元Aリーガーの朝岡が前半2回戦の貯金をうまく活かして残留を決めました。
長谷川も卓内トップで意地を見せるも、前節までのマイナスを挽回するまでには至らず残念な結果となりました。

昇級を決めた木村・樋口にはAリーグでの活躍を期待しつつ、心から「おめでとう」と伝えたい。
半年間、拙い文章にお付き合いいただきありがとうございました。

Bリーグ

順位 名前 1節 2節 3節 4節 5節 合計
1 木村 東平 20.8 32.4 35.9 ▲ 2.5 73.8 160.4
2 樋口 新 45.4 23.2 11.2 17.0 40.0 136.8
3 牛尾 信之 15.7 26.0 2.0 6.7 76.0 126.4
4 中西 栄二 ▲ 3.4 63.2 ▲ 32.5 33.9 26.3 87.5
5 土岐 雄太 ▲ 8.0 17.2 65.8 ▲ 22.8 1.0 53.2
6 小坂 美樹 9.9 ▲ 12.9 ▲ 8.1 69.7 ▲ 31.0 27.6
7 大滝 聡 ▲ 18.8 46.5 ▲ 0.8 54.3 ▲ 67.3 13.9
8 鈴木 雄介 ▲ 9.2 ▲ 35.2 43.7 2.5 ▲ 23.7 ▲ 21.9
9 葛山 英樹 7.0 43.8 ▲ 2.4 ▲ 38.3 ▲ 34.8 ▲ 24.7
10 若松 正和 ▲ 55.0 11.3 ▲ 15.7 37.4 ▲ 5.0 ▲ 27.0
11 櫛田 利太 16.3 ▲ 15.6 ▲ 37.1 ▲ 16.1 13.4 ▲ 39.1
12 菅野 直 26.6 ▲ 0.8 ▲ 51.0 20.5 ▲ 45.1 ▲ 49.8
13 朝岡 祐 42.7 ▲ 56.1 8.4 ▲ 84.2 28.4 ▲ 60.8
14 長谷川 弘 ▲ 19.8 ▲ 49.4 ▲ 3.1 ▲ 51.2 42.0 ▲ 81.5
15 吉井 友直 ▲ 52.5 ▲ 12.5 ▲ 24.2 ▲ 40.5 ▲ 10.2 ▲ 139.9
16 原田 知彦 ▲ 17.7 ▲ 83.1 6.9 12.6 ▲ 83.8 ▲ 165.1

Cリーグレポート:小野雅峻

第5節を迎えることになり昇級に手が届きそうな人たちはどのような気持ちでこの日を迎えたのだろうか。私は残念ながら昇級するには厳しい状況なので、少しでも今後に活かせるような麻雀をしようと考え、対局に臨んだ。

第4節終了時点で上位が混戦状態であったCリーグ。対局の組み合わせが非常に重要になってくるところで10卓に暫定1位であった山本と暫定2位の大西が同卓となった。この卓がどんな展開になっていくのかが昇級に大きく影響していきそうである。

最終節は一度小計を出し、全卓同時に最終半荘に入ることになっている。やはり混戦状態であったため4回戦終了時大きく順位は変動していた。その時点での点数状況が山本+163.3P、八木+146.5P、原+138.1P、杉村+137.7P、加藤+127.6P、河合+120.3Pと続いていた。皆前節より大幅のプラスである。ここまできても集中力を切らさずポイントを増やしていけるというのは素晴らしいことだと感じる。

そして最終、5回戦が終わった。1位で昇級したのは暫定1位で第5節を迎えた山本であった。山本は先日行われた麻雀マスターズでも優秀な成績を残している。これからどんな成長を見せるのか、楽しみな新人である。

2位通過はオーラスで見事な粘りを見せ原点を確保した杉村。Aリーグに復帰する日も近いのではないだろうか。そして3位通過だが、ここで大波乱が起きた。

3位通過となったのは安藤であった。なんとここで7万点を越えるトップを獲り3位に食い込む結果となった。4位となった八木とは0.3P差、点数にしてたった300点差である。5位、6位もそれほど差はなく、まれにみる大接戦Cリーグは幕を閉じた。

最後になりましたが半年間もの間お付き合いいただきありがとうございました。
拙い文章であったとは思いますが少しでも楽しんでいただけていれば幸いです。
今回昇級をかけて素晴らしい闘牌を見せてくれた皆様のような麻雀を打てるよう、今後精進していきたいと思います。

Cリーグ

順位 名前 1節 2節 3節 4節 5節 合計
1 山本 拓哉 14.9 53.5 41.5 17.7 21.5 149.1
2 杉村 泰治 21.6 37.0 33.1 ▲ 6.5 60.6 145.8
3 安藤 大貴 10.9 35.2 18.7 ▲ 5.9 83.3 142.2
4 八木 悠 15.4 37.9 14.3 19.4 54.9 141.9
5 加藤 泰史 28.8 52.7 ▲ 34.2 40.9 44.5 132.7
6 原 尚吾 48.3 ▲ 49.1 23.3 55.9 53.7 132.1
7 河合 慎悟 51.4 ▲ 12.8 83.0 ▲ 22.4 8.5 107.7
8 大西 義則 ▲ 4.6 27.5 71.2 25.1 ▲ 16.7 102.5
9 中谷 彰吾 5.7 40.3 53.0 ▲ 75.2 77.2 101.0
10 大町 篤志 61.4 ▲ 11.6 36.8 22.2 ▲ 60.2 48.6
11 大高坂 松城 9.7 ▲ 55.9 40.1 ▲ 36.0 43.8 1.7
12 角谷 和幸 ▲ 2.9 2.7 17.9 ▲ 22.6 4.3 ▲ 0.6
13 岩井 健太 ▲ 41.6 50.6 ▲ 38.9 15.0 ▲ 8.3 ▲ 23.2
14 山神 達也 ▲ 32.0 60.7 ▲ 54.7 22.0 ▲ 37.2 ▲ 41.2
15 太田 峻也 50.1 28.7 ▲ 61.4 ▲ 37.6 ▲ 22.9 ▲ 43.1
16 小野 雅峻 25.0 ▲ 24.9 29.1 ▲ 32.9 ▲ 61.6 ▲ 65.3
17 斎藤 寛生 29.9 ▲ 59.2 ▲ 72.0 ▲ 16.5 19.5 ▲ 98.3
18 三谷 卓也 ▲ 33.0 ▲ 56.5 10.6 29.1 ▲ 52.8 ▲ 102.6
19 鈴木 淳 ▲ 85.3 ▲ 6.7 ▲ 3.0 ▲ 24.8 13.1 ▲ 106.7
20 岡本 丈司 ▲ 61.2 ▲ 21.5 ▲ 28.2 ▲ 41.2 ▲ 28.8 ▲ 180.9
21 加賀美 幸孝 ▲ 22.9 ▲ 89.4 ▲ 35.0 29.3 ▲ 84.4 ▲ 202.4
22 越川 清一 ▲ 53.9 ▲ 45.7 ▲ 80.9 9.1 ▲ 36.6 ▲ 208.0
23 家田 みゆき ▲ 36.7 ▲ 33.5 ▲ 65.3 ▲ 6.1 ▲ 77.4 ▲ 219.0

中部プロリーグ レポート/第21期中部プロリーグ A・B・Cリーグ 最終節レポート

Aリーグレポート:掛水洋徳
第21期中部プロリーグも最終節となり、決勝、降級争いも大詰め。
4節までの成績から予想すると決勝進出争いは1位・森下+88.9Pから8位の古川+15.3Pまでか、
いつになく混戦模様で波乱は起こるか?
3回戦まで終わり、上位の順位と成績は、1位・佐藤+143.9P、2位・日下+92.6P、3位・杉浦+91.4P、4位・山田+83.2P、
5位・寺戸+73.0P、6位・太田+68.8P、7位・鈴木(基)+63.1P、 8位・森下+43.2Pに絞られた。
決勝枠は四暗刻をアガった佐藤が当確で、残り3席を7人で争う形に。
降級争いは浅野がほぼ確定してしまい、残り1つを毛受▲92.8P、掛水▲96.7P、三戸▲100.5Pで争う事に。
1卓はマイナスの出来ないこの状況で、しっかりポイントを伸ばし+107.2Pで2位で決勝進出を決めた日下。
2卓は暫定4位・山田、8位・森下に毛受、掛水で全員決勝、降級争いの卓。
山田は最低でもプラス、森下は山田を交わして60,000点以上のトップが欲しい所。
毛受、掛水は着順勝負となった。南3局、親番の掛水は連荘して50,000点弱まで加点し毛受が沈んでいるのでほぼ安全圏へ。
オーラス親番の森下は連荘するだけ、3,900点以上のアガリで浮きに回る山田がリーチ、ドラをツモリ1,300・2,600で終了。山田は3位で決勝へ、毛受は降級となった。
3卓は、暫定3位・杉浦と5位・寺戸の決勝争いと、三戸の降級脱出の対局。
東場、三戸の親番で4,000オール、6,000オールをアガリ早々と残留を決める。
逆に苦しい杉浦、寺戸だったが、杉浦が素晴らしい粘りを見せてマイナスを最小限に抑え4位で決勝進出した。
4卓は暫定1位・佐藤、6位・太田、7位・鈴木の卓で太田、鈴木基は最低でも40,000点以上のトップが条件か。
南場で太田が北単騎待ちで8,000点のテンパイを入れる。
佐藤にドラをポンされるがマチ選択が明暗を分ける。
太田がマチを北から変えると佐藤が北をツモ切り。数巡後に佐藤がツモり4,000・8,000。
最後まで手を抜かず佐藤がトップ通過、浅野が降級となった。
決勝は佐藤、日下、山田、杉浦 と最近の中でもフレッシュな顔ぶれとなった。
私は4、3、2、1で、4回戦は序盤で三戸の4,000オール、6,000オールの声で完全に毛受との着順勝負になり、自分らしく打って負けたらしょうがないと思い直した所、残留できました。
レポートは初めてだったので読みにくい文章や表現もあったと思いますが、半年間ありがとうございました。
Aリーグ

順位 名前 1節 2節 3節 4節 5節 合計
1 佐藤 あいり 17.0 67.0 ▲ 87.9 50.0 114.4 160.5
2 日下 健司 71.3 20.0 7.3 ▲ 16.6 25.2 107.2
3 山田 優駿 21.6 15.0 9.2 ▲ 48.6 92.4 89.6
4 杉浦 貴紀 11.6 4.9 23.4 ▲ 1.5 49.4 87.8
5 太田 充 14.5 61.9 24.7 ▲ 32.3 2.7 71.5
6 鈴木 基芳 43.2 ▲ 20.7 20.6 37.4 ▲ 9.1 71.4
7 寺戸 孝志 38.1 57.6 ▲ 9.5 0.5 ▲ 30.7 56.0
8 森下 剛任 36.3 ▲ 40.9 45.1 48.4 ▲ 59.0 29.9
9 古川 孝次 ▲ 22.6 ▲ 14.5 52.3 0.1 ▲ 2.4 12.9
10 伊藤 鉄也 ▲ 54.5 6.5 ▲ 20.3 50.7 ▲ 23.5 ▲ 41.1
11 三戸 亮祐 ▲ 9.9 ▲ 32.6 ▲ 29.9 ▲ 31.7 56.1 ▲ 48.0
12 村瀬 寛光 ▲ 34.8 ▲ 30.5 ▲ 18.3 32.7 ▲ 1.3 ▲ 52.2
13 掛水 洋徳 28.4 ▲ 58.9 8.4 ▲ 38.4 ▲ 10.7 ▲ 71.2
14 毛受 俊 ▲ 20.3 ▲ 6.2 ▲ 47.2 ▲ 15.0 ▲ 22.7 ▲ 111.4
15 浅野 文雅 ▲ 83.0 15.8 ▲ 50.2 ▲ 40.9 ▲ 108.0 ▲ 266.3

Bリーグレポート:大滝聡
最終節となる第5節を迎えました。
今期レポートを担当させてもらう事になり、私なりのリーグ戦における目標、心構え、注意点など好き勝手に述べさせてもらいましたが、結果は如何に。
<1卓>
暫定2位でこの日を迎えた木村であったが、後半は1・1・1・2の+73,8P。
他の対局者を寄せつけない圧勝で1位昇級を決めました。
中部本部長である木村は対局前の数時間前には起床し、近所の氏神さまをお参りするそうだ。
神頼みという訳ではなく、彼なりのコンディション作りのルーティーンであると予想されます。
ベテランの活躍に私を含め他のプロへの刺激になったのは間違いないでしょう。
<2卓>
暫定1位、3位、4位、6位の上位対決となったこの卓を制したのは樋口。
今節も2・2・3・1の安定した麻雀で2位昇級を決めました。
木村には及ばなかったものの、第一節からオールプラスの成績で終わるのは本物の証。
むしろ彼の実力からすれば、ようやくといった印象。
中部本部が誇るタイトルホルダーが、来期からいよいよAリーグでの戦いへと舞台を移す事になりました。
<3卓>
暫定7位でスタートした牛尾が後半3連勝を決めるも、昇級に一歩届かずの3位でフィニッシュ。
最後まで諦めないベストを尽くす姿勢は、来期も昇級争いに参加してくるであろうと予想させるものでした。
<4卓>
激しい残留争いとなったこの卓でしたが、元Aリーガーの朝岡が前半2回戦の貯金をうまく活かして残留を決めました。
長谷川も卓内トップで意地を見せるも、前節までのマイナスを挽回するまでには至らず残念な結果となりました。
昇級を決めた木村・樋口にはAリーグでの活躍を期待しつつ、心から「おめでとう」と伝えたい。
半年間、拙い文章にお付き合いいただきありがとうございました。
Bリーグ

順位 名前 1節 2節 3節 4節 5節 合計
1 木村 東平 20.8 32.4 35.9 ▲ 2.5 73.8 160.4
2 樋口 新 45.4 23.2 11.2 17.0 40.0 136.8
3 牛尾 信之 15.7 26.0 2.0 6.7 76.0 126.4
4 中西 栄二 ▲ 3.4 63.2 ▲ 32.5 33.9 26.3 87.5
5 土岐 雄太 ▲ 8.0 17.2 65.8 ▲ 22.8 1.0 53.2
6 小坂 美樹 9.9 ▲ 12.9 ▲ 8.1 69.7 ▲ 31.0 27.6
7 大滝 聡 ▲ 18.8 46.5 ▲ 0.8 54.3 ▲ 67.3 13.9
8 鈴木 雄介 ▲ 9.2 ▲ 35.2 43.7 2.5 ▲ 23.7 ▲ 21.9
9 葛山 英樹 7.0 43.8 ▲ 2.4 ▲ 38.3 ▲ 34.8 ▲ 24.7
10 若松 正和 ▲ 55.0 11.3 ▲ 15.7 37.4 ▲ 5.0 ▲ 27.0
11 櫛田 利太 16.3 ▲ 15.6 ▲ 37.1 ▲ 16.1 13.4 ▲ 39.1
12 菅野 直 26.6 ▲ 0.8 ▲ 51.0 20.5 ▲ 45.1 ▲ 49.8
13 朝岡 祐 42.7 ▲ 56.1 8.4 ▲ 84.2 28.4 ▲ 60.8
14 長谷川 弘 ▲ 19.8 ▲ 49.4 ▲ 3.1 ▲ 51.2 42.0 ▲ 81.5
15 吉井 友直 ▲ 52.5 ▲ 12.5 ▲ 24.2 ▲ 40.5 ▲ 10.2 ▲ 139.9
16 原田 知彦 ▲ 17.7 ▲ 83.1 6.9 12.6 ▲ 83.8 ▲ 165.1

Cリーグレポート:小野雅峻
第5節を迎えることになり昇級に手が届きそうな人たちはどのような気持ちでこの日を迎えたのだろうか。私は残念ながら昇級するには厳しい状況なので、少しでも今後に活かせるような麻雀をしようと考え、対局に臨んだ。
第4節終了時点で上位が混戦状態であったCリーグ。対局の組み合わせが非常に重要になってくるところで10卓に暫定1位であった山本と暫定2位の大西が同卓となった。この卓がどんな展開になっていくのかが昇級に大きく影響していきそうである。
最終節は一度小計を出し、全卓同時に最終半荘に入ることになっている。やはり混戦状態であったため4回戦終了時大きく順位は変動していた。その時点での点数状況が山本+163.3P、八木+146.5P、原+138.1P、杉村+137.7P、加藤+127.6P、河合+120.3Pと続いていた。皆前節より大幅のプラスである。ここまできても集中力を切らさずポイントを増やしていけるというのは素晴らしいことだと感じる。
そして最終、5回戦が終わった。1位で昇級したのは暫定1位で第5節を迎えた山本であった。山本は先日行われた麻雀マスターズでも優秀な成績を残している。これからどんな成長を見せるのか、楽しみな新人である。
2位通過はオーラスで見事な粘りを見せ原点を確保した杉村。Aリーグに復帰する日も近いのではないだろうか。そして3位通過だが、ここで大波乱が起きた。
3位通過となったのは安藤であった。なんとここで7万点を越えるトップを獲り3位に食い込む結果となった。4位となった八木とは0.3P差、点数にしてたった300点差である。5位、6位もそれほど差はなく、まれにみる大接戦Cリーグは幕を閉じた。
最後になりましたが半年間もの間お付き合いいただきありがとうございました。
拙い文章であったとは思いますが少しでも楽しんでいただけていれば幸いです。
今回昇級をかけて素晴らしい闘牌を見せてくれた皆様のような麻雀を打てるよう、今後精進していきたいと思います。
Cリーグ

順位 名前 1節 2節 3節 4節 5節 合計
1 山本 拓哉 14.9 53.5 41.5 17.7 21.5 149.1
2 杉村 泰治 21.6 37.0 33.1 ▲ 6.5 60.6 145.8
3 安藤 大貴 10.9 35.2 18.7 ▲ 5.9 83.3 142.2
4 八木 悠 15.4 37.9 14.3 19.4 54.9 141.9
5 加藤 泰史 28.8 52.7 ▲ 34.2 40.9 44.5 132.7
6 原 尚吾 48.3 ▲ 49.1 23.3 55.9 53.7 132.1
7 河合 慎悟 51.4 ▲ 12.8 83.0 ▲ 22.4 8.5 107.7
8 大西 義則 ▲ 4.6 27.5 71.2 25.1 ▲ 16.7 102.5
9 中谷 彰吾 5.7 40.3 53.0 ▲ 75.2 77.2 101.0
10 大町 篤志 61.4 ▲ 11.6 36.8 22.2 ▲ 60.2 48.6
11 大高坂 松城 9.7 ▲ 55.9 40.1 ▲ 36.0 43.8 1.7
12 角谷 和幸 ▲ 2.9 2.7 17.9 ▲ 22.6 4.3 ▲ 0.6
13 岩井 健太 ▲ 41.6 50.6 ▲ 38.9 15.0 ▲ 8.3 ▲ 23.2
14 山神 達也 ▲ 32.0 60.7 ▲ 54.7 22.0 ▲ 37.2 ▲ 41.2
15 太田 峻也 50.1 28.7 ▲ 61.4 ▲ 37.6 ▲ 22.9 ▲ 43.1
16 小野 雅峻 25.0 ▲ 24.9 29.1 ▲ 32.9 ▲ 61.6 ▲ 65.3
17 斎藤 寛生 29.9 ▲ 59.2 ▲ 72.0 ▲ 16.5 19.5 ▲ 98.3
18 三谷 卓也 ▲ 33.0 ▲ 56.5 10.6 29.1 ▲ 52.8 ▲ 102.6
19 鈴木 淳 ▲ 85.3 ▲ 6.7 ▲ 3.0 ▲ 24.8 13.1 ▲ 106.7
20 岡本 丈司 ▲ 61.2 ▲ 21.5 ▲ 28.2 ▲ 41.2 ▲ 28.8 ▲ 180.9
21 加賀美 幸孝 ▲ 22.9 ▲ 89.4 ▲ 35.0 29.3 ▲ 84.4 ▲ 202.4
22 越川 清一 ▲ 53.9 ▲ 45.7 ▲ 80.9 9.1 ▲ 36.6 ▲ 208.0
23 家田 みゆき ▲ 36.7 ▲ 33.5 ▲ 65.3 ▲ 6.1 ▲ 77.4 ▲ 219.0

第21期東北プロリーグ 第3節レポート

Aリーグレポート:青木武

今回は上位の遠藤と渡部が同卓。そこに平田・泉がどう闘うかが一番の注目。

1卓(平田、渡部、遠藤、泉)
ここまで絶好調の遠藤だったが3着3回と調子はイマイチ。
渡部も4着2回と泉・平田の上位陣いじめでリーグ戦が面白くなった。
ベテランの平田と曲者の泉がきっちり仕事をしてくれた感じだ。

2卓(青木、工藤、佐藤、吉田)
ここまでマイナスの青木・吉田に、ちょいプラスの佐藤・工藤の対局。
1回戦、青木はあっさりラススタート。2回戦は吉田がラスとやはり調子が上がらない。
結果、2人共佐藤を押し上げてしまった。
工藤は今回もちょいプラス。マイナスしない事が大事と工藤に言われました。
……わかっていますけどね…。

3卓(粕谷、皆川、杜、今、高橋)
1・2回戦で連続1人沈みの今。他4人がプラス状態になった。
3回戦に高橋がラス。4回戦は杜がラスになり粕谷と皆川がちょっと抜け出て5回戦に入った。
杜のリーチに対し通りそうな9を粕谷が切ったら皆川から「ロン」の声が。国士無双だった。
結果、ほぼ皆川の1人浮きになりトータル2位に浮上。
まだ残り7節もあるので、下位陣の奮起を期待したい。

Aリーグ

順位 名前 1節 2節 3節 4節 5節 6節 7節 8節 9節 10節 合計 順位
1 遠藤昭太 94.6 73.8 ▲ 24.3 144.1 1
2 皆川直毅 42.8 ▲ 34.2 69.4 78.0 2
3 佐藤大介 ▲ 5.8 17.1 57.6 68.9 3
4 泉亮多 ▲ 4.6 9.9 40.5 45.8 4
5 渡辺稔 55.1 25.6 ▲ 37.9 42.8 5
6 工藤宏紀 1.8 1.7 8.4 11.9 6
7 平田孝章 9.1 ▲ 35.7 21.7 ▲ 4.9 7
8 粕谷勇吉 ▲ 11.2 18.4 ▲ 27.7 ▲ 20.5 8
9 今貴聡 ▲ 20.4 12.6 ▲ 43.9 ▲ 51.7 9
10 東幸一郎 12.7 19.6 ▲ 100.0 ▲ 67.7 10
11 青木武 ▲ 31.5 ▲ 6.5 ▲ 30.3 ▲ 68.3 11
12 杜麻沙也 ▲ 57.5 ▲ 14.6 1.6 ▲ 70.5 12
13 高橋清隆 ▲ 58.6 ▲ 20.9 ▲ 0.4 ▲ 79.9 13
14 吉田勝弥 0.6 ▲ 63.7 ▲ 36.7 ▲ 99.8 14
15 菅原直哉 ▲ 1.9 ▲ 9.1 ▲ 100.0 ▲ 111.0 15
16 藤本修二 ▲ 31.2 ▲ 100.0 ▲ 100.0 ▲ 231.2 16

Bリーグレポート:遠藤昭太

6月に入り梅雨入り宣言がなされても空梅雨気味な東北。
Bリーグの得点状況は徐々に差が出てきているものの、まだ誰にでもチャンスがある状態。

1卓(大里、安ヶ平、佐藤、斎藤)
1回戦目、東1局の親から大里が連荘し大きくリードすると、その後は丁寧に打ちまわし1人浮きのトップでスタートダッシュが決まる。その後はマイナスを抑える打ち方で1回戦目の浮き分にプラスを重ねていく。
4回戦目に安ヶ平が1人浮きのトップを取るも、大里は崩れずに卓内1位を守った。
逆に大きく崩れたのは斎藤。3回戦で小場を制したトップがあったものの、それ以外の半荘では大きいマイナスのラスを引いてしまった。

2卓(新田、三井、佐々木、早坂)
1回戦は互いに満貫クラスのアガリ合いで点棒が行きかう展開に。三井が僅差のオーラスを制してトップに。2回戦目は早坂がマイナスで迎えた南場の親で親満、親っパネツモで一気にマクリ返して+21.2Pのトップとなった。3回戦目からは小さいプラス2着で我慢していた新田が細かいアガリを重ねて行く展開で2連続トップを取り、+65.8Pの卓内1位となった。

第3節を終えて、新田が+103.2Pと1人抜け出た形となったが、まだ7節あるので各自頑張って貰いたい。

Bリーグ

順位 名前 1節 2節 3節 4節 5節 6節 7節 8節 9節 10節 合計 順位
1 新田大輔 37.2 0.2 65.8 103.2 1
2 佐藤晃大 3.3 18.0 2.5 23.8 2
3 安ヶ平浩希 ▲ 14.5 24.3 10.0 19.8 3
4 大里奈美 18.1 ▲ 60.9 61.5 18.7 4
5 三井光一 ▲ 13.8 36.9 ▲ 4.5 18.6 5
6 早坂和人 ▲ 17.6 ▲ 22.7 ▲ 6.2 ▲ 46.5 6
7 斎藤智大 ▲ 7.9 ▲ 1.8 ▲ 74.0 ▲ 83.7 7
8 佐々木啓文 ▲ 15.0 ▲ 49.0 ▲ 57.1 ▲ 121.1 8

東北プロリーグ レポート/第21期東北プロリーグ 第3節レポート

Aリーグレポート:青木武
今回は上位の遠藤と渡部が同卓。そこに平田・泉がどう闘うかが一番の注目。
1卓(平田、渡部、遠藤、泉)
ここまで絶好調の遠藤だったが3着3回と調子はイマイチ。
渡部も4着2回と泉・平田の上位陣いじめでリーグ戦が面白くなった。
ベテランの平田と曲者の泉がきっちり仕事をしてくれた感じだ。
2卓(青木、工藤、佐藤、吉田)
ここまでマイナスの青木・吉田に、ちょいプラスの佐藤・工藤の対局。
1回戦、青木はあっさりラススタート。2回戦は吉田がラスとやはり調子が上がらない。
結果、2人共佐藤を押し上げてしまった。
工藤は今回もちょいプラス。マイナスしない事が大事と工藤に言われました。
……わかっていますけどね…。
3卓(粕谷、皆川、杜、今、高橋)
1・2回戦で連続1人沈みの今。他4人がプラス状態になった。
3回戦に高橋がラス。4回戦は杜がラスになり粕谷と皆川がちょっと抜け出て5回戦に入った。
杜のリーチに対し通りそうな9を粕谷が切ったら皆川から「ロン」の声が。国士無双だった。
結果、ほぼ皆川の1人浮きになりトータル2位に浮上。
まだ残り7節もあるので、下位陣の奮起を期待したい。
Aリーグ

順位 名前 1節 2節 3節 4節 5節 6節 7節 8節 9節 10節 合計 順位
1 遠藤昭太 94.6 73.8 ▲ 24.3 144.1 1
2 皆川直毅 42.8 ▲ 34.2 69.4 78.0 2
3 佐藤大介 ▲ 5.8 17.1 57.6 68.9 3
4 泉亮多 ▲ 4.6 9.9 40.5 45.8 4
5 渡辺稔 55.1 25.6 ▲ 37.9 42.8 5
6 工藤宏紀 1.8 1.7 8.4 11.9 6
7 平田孝章 9.1 ▲ 35.7 21.7 ▲ 4.9 7
8 粕谷勇吉 ▲ 11.2 18.4 ▲ 27.7 ▲ 20.5 8
9 今貴聡 ▲ 20.4 12.6 ▲ 43.9 ▲ 51.7 9
10 東幸一郎 12.7 19.6 ▲ 100.0 ▲ 67.7 10
11 青木武 ▲ 31.5 ▲ 6.5 ▲ 30.3 ▲ 68.3 11
12 杜麻沙也 ▲ 57.5 ▲ 14.6 1.6 ▲ 70.5 12
13 高橋清隆 ▲ 58.6 ▲ 20.9 ▲ 0.4 ▲ 79.9 13
14 吉田勝弥 0.6 ▲ 63.7 ▲ 36.7 ▲ 99.8 14
15 菅原直哉 ▲ 1.9 ▲ 9.1 ▲ 100.0 ▲ 111.0 15
16 藤本修二 ▲ 31.2 ▲ 100.0 ▲ 100.0 ▲ 231.2 16

Bリーグレポート:遠藤昭太
6月に入り梅雨入り宣言がなされても空梅雨気味な東北。
Bリーグの得点状況は徐々に差が出てきているものの、まだ誰にでもチャンスがある状態。
1卓(大里、安ヶ平、佐藤、斎藤)
1回戦目、東1局の親から大里が連荘し大きくリードすると、その後は丁寧に打ちまわし1人浮きのトップでスタートダッシュが決まる。その後はマイナスを抑える打ち方で1回戦目の浮き分にプラスを重ねていく。
4回戦目に安ヶ平が1人浮きのトップを取るも、大里は崩れずに卓内1位を守った。
逆に大きく崩れたのは斎藤。3回戦で小場を制したトップがあったものの、それ以外の半荘では大きいマイナスのラスを引いてしまった。
2卓(新田、三井、佐々木、早坂)
1回戦は互いに満貫クラスのアガリ合いで点棒が行きかう展開に。三井が僅差のオーラスを制してトップに。2回戦目は早坂がマイナスで迎えた南場の親で親満、親っパネツモで一気にマクリ返して+21.2Pのトップとなった。3回戦目からは小さいプラス2着で我慢していた新田が細かいアガリを重ねて行く展開で2連続トップを取り、+65.8Pの卓内1位となった。
第3節を終えて、新田が+103.2Pと1人抜け出た形となったが、まだ7節あるので各自頑張って貰いたい。
Bリーグ

順位 名前 1節 2節 3節 4節 5節 6節 7節 8節 9節 10節 合計 順位
1 新田大輔 37.2 0.2 65.8 103.2 1
2 佐藤晃大 3.3 18.0 2.5 23.8 2
3 安ヶ平浩希 ▲ 14.5 24.3 10.0 19.8 3
4 大里奈美 18.1 ▲ 60.9 61.5 18.7 4
5 三井光一 ▲ 13.8 36.9 ▲ 4.5 18.6 5
6 早坂和人 ▲ 17.6 ▲ 22.7 ▲ 6.2 ▲ 46.5 6
7 斎藤智大 ▲ 7.9 ▲ 1.8 ▲ 74.0 ▲ 83.7 7
8 佐々木啓文 ▲ 15.0 ▲ 49.0 ▲ 57.1 ▲ 121.1 8

第77回:小車祥

黒木真生プロよりバトンを頂きました、25期生九州本部の小車です。よろしくお願いします。

先日行われた第22期麻雀マスターズで優勝し、初タイトルを獲得することができました。
「勝又プロ、四栁プロ、西岡プロ……ん?小車プロ?誰?」
決勝メンバーが発表された時、そう思った方も少なくないのではないかと思いますので、まずは自己紹介から始めたいと思います。

高校卒業後、同級生たちが社会の荒波に飲まれながら戦っていたり、楽しいキャンバスライフにセイハローしている間、僕は吉本興業福岡事務所にてお笑い芸人をやっていました。

週に1~2回ステージに立ち、一度のステージでのギャラは300円からスタート。記念すべき初任給は1,200円から1割の源泉徴収税を引かれた1,080円だったのを今でも鮮明に覚えています。
九州ローカルのラジオやテレビ番組のリポーターのお仕事をもらえるようになってからも決して楽な生活ではなく、同級生たちの優雅で華やかな生活を横目に今日の食費をどうやって捻出するか模索する日々。
そんな生活に耐えきれず、ついには“お笑い芸人として成功して有名人になる”という夢を投げ出してしまいました。

お笑い芸人を辞めて、今度はバンドを始めました。
「今度ウチのバンドのライブでお笑いのネタをやってくれないか」
お笑いをやっていた僕に友人からそんな誘いがあり、音楽ライブでお笑いをやることに。結果はややウケくらいだったのですが、バンドメンバーはえらく気に入ってくれた様子で、急激に仲良くなりました。
趣味で曲を作ったりしていた僕の曲をバンドでアレンジしてくれたりしている内に、一緒にバンドをやらないかと。音楽でてっぺん目指さないかと。日本のミュージックシーンに新たな金字塔を打ち建てないかと。そしてグラビアアイドルと結婚しようじゃないかと。
“音楽で成功して有名人になってアイドルと結婚する”という新たな夢を抱え、麻雀店でのアルバイトと音楽活動に明け暮れました。

その頃も決して裕福な生活ではありませんでしたが、音楽漬けな生活を気に入っており、何より夢に向かって突き進んでいるんだという自覚が僕を支えていたのでした。
そんな生活を約2年ほど続けたある日、突然ギター担当のメンバーから告げられた「解散したい」の一言。今の彼女と結婚すると。アイドルじゃなくてもいい、そう思える相手に出会えたんだと。だって俺の彼女、しょこたんに似てるんだぜ……と。

しょこたん似のギターの彼女に突然夢を奪われ抜け殻になった僕は、この先何を目指して生きていけばいいのかわからず、途方に暮れていました。
なんとなく続けていた麻雀店でのアルバイトもいつまで続けようかなぁなんて考えていたある日、その麻雀店店内に貼り出された1枚のポスターが僕の人生を変えました。
『日本プロ麻雀連盟第25期プロテスト開催』
自分の実力がどこまで通用するのか試してみたい。もう一度、夢を見たい。
きっと麻雀プロとして活躍するという夢ならば、僕が辞めない限り終わりはないはず。
もう絶対に投げ出さないぞと、自分に固く誓いました。

そんなきっかけで麻雀プロになった僕は、プロ活動5年目にしてタイトル獲得という1つの夢を叶えることができたのでした。
麻雀プロになってからの僕を支えてくれたのは、九州本部の先輩方・同期・後輩たちです。
仲間というよりは家族に近い九州本部のメンバーに、厳しいこともたくさん言われました。
必ず九州にタイトルを持ち帰るんだと、みんなでいつも語り合っていました。
それだけに、今回のタイトル獲得は僕だけでなく、九州本部の夢の1つだったのです。
きっと僕1人の力では辿り着けなかったと確信しています。
応援してくれた方々に心から感謝の気持ちをお伝えしたいです。

すみません、自己紹介が長くなってしまいました。
そろそろ麻雀マスターズの話をしたいと思います。

麻雀は打ち手によってスタイルは様々で、何に重きを置いているかは皆違います。
僕が何に重きを置いて戦っているかというと、一言で言えば「リスク管理」になります。
場合によってはすごく地味に見える時もあるのですが、致命傷になるようなリスクは極力避け、美味しいところだけをうまく拾いながら、勝負所だけは腹を括って真っ向勝負する。
ざっくり言うと、それが僕の基本戦術になります。
現にマスターズA級本戦から決勝進出するまでの合計16回戦の内、1着4回、2着9回、3着2回、4着1回。
決勝6回戦は1着2回、2着3回、3着0回、4着1回。
2着が圧倒的に多いのがわかります。
ベスト56からは同一メンバーで複数回対局し、卓内上位2名が勝ち上がりとなるトーナメント方式において、非常に向いているスタイルだったのではないかと思います。

決勝では、もう卓内2位でオッケーとは言っていられません。
決勝進出を決めた決勝前日の夜、リスクを背負ってでも大きなリターンを取りに行く戦い方にシフトチェンジするべきか悩みました。
しかし、今の自分が最も得意とするスタイルで戦わなければ、100%の力を出し切れないまま終わってしまうのではないかと考えた僕は、そのままの自分で戦うことを決めたのでした。

賛否両論あるかとは思いますが、決勝で良くも悪くもそんな自分らしさが出た場面がこちら。

3回戦(起家から、勝又・西岡・小車・四栁)
2回戦までのトータルポイントは以下。

西岡+47.7P  四栁+20.3P  小車▲28.3P  勝又▲41.7P

南1局
四索五索六索東東白白白発発  ポン二索二索二索  ツモ六索  ドラ北

6巡目にホンイツのテンパイを入れた僕でしたが、勝又プロの親のリーチに対して一発目のツモ六索で長考し、弱気な打発

決勝観戦記にて滝沢プロも触れておられましたが、この場面での正着打はやはり六索ツモ切りだと思います。まだ親の河に情報が少ない点や、トータルポイント4着でこの3回戦での持ち点も4着の勝又プロからのリーチだと考えれば、勝負に出るべきです。

しかしこの時僕が考えていたのは、ドラが1枚も見えていないこと。親のリーチの一発目であること。この六索を切らず発のトイツ落としを選択しても打点がそこまで下がらずアガリの可能性があること。使い切れない危険牌をもう1枚持ってきたとしても白の暗刻落とし、東のトイツ落とし、今後増えるであろう安全牌を考慮すればオリきれる公算が高いということ。そして何より、今回のマスターズにおいて、そのスタイルで勝ち上がってきたということ。

発とした後、すぐに勝又プロから打たれた東をポン。
すぐにテンパイ復活するのですが、強気に六索を勝負していればすでにこの東はアガリ牌。
それを悔やんでいる暇もなく、次にツモったのがこれまた危険牌の二万
ここでも少し手が止まってしまいました。

ここで考えたのは、今度は前の巡目とは違って、親のリーチの一発目ではないこと。二万を自分の手牌の中で使いづらいし、仮に使えたとしても打点が下がってしまい親のリーチと戦うのに見合った点数ではなくなること。白3枚の安全牌だけでは、オリを選択したとしてもオリきれる公算が低いということ。
以上の点から、しばらくは何を持ってきてもアガリ牌以外はツモ切ることに決定。

結果としてはすぐに三索をツモり、1,300・2,600のアガリとなります。
先にも書きました通り、やはり正着打は最初の六索をツモ切り勝負することだと思います。
後に滝沢プロ、藤原プロから「あの六索は切るべきだったね」とアドバイスを受け、今の自分に足りない部分を見つけることができ、本当に感謝しています。

しかし、こうやって目の前の大き目なリスクを避けつつ、極力小さ目なリスクを選び、少しずつでも差を埋めていく。こういう戦い方も、時には必要なことがあると考えています。
この記事を読んでくださった皆様もご一考して頂けると嬉しい限りです。

決勝の様子については、滝沢プロが素晴らしい観戦記を書いてくださっていますので、そちらをご覧ください。さらに詳細を知りたい方は、牌譜データサービスなどでご確認頂ければと思います。

決勝最終戦最終局、僕のアガリ牌である六索が四栁プロから打たれました。
「ロン、1,000は1,300」
供託の1,000点と合わせて2,300点を四栁プロから受け取りながら、長い戦いが終わったこと、自分が勝ったのだということをなんとか頭で理解しようとしていました。
というのも、全く実感が湧かず、今にもパチリと目が覚めて「なんだ夢か」なんてオチが待っているんじゃないかと、そんな感覚に捉われたのです。
夢の中でなら、過去に何度もタイトルを獲得していましたから(笑)。

麻雀マスターズだけでも本戦出場は4回目で、過去にベスト16で2回敗退しています。
タイトル獲得という夢は雲をも掴むような話に思えていました。
その夢が叶った今、やっと1つのスタートラインに立てたのだと感じています。
これから自分の麻雀を見て頂ける機会が増える中で、どう自分が成長していくのか、たくさんの人に認めてもらえる打ち手になるにはどうすれば良いのか、そこに真価が問われていると思います。

これからも精進していきますので、どうか温かい目で見守って頂けますと幸いです。

僕の拙い文章に長々とお付き合い頂き、ありがとうございました。
次回は、現在最強戦ガールとして活躍中でとっても可愛らしい『ちーぼー』こと松岡千晶プロにバトンを渡したいと思います。
ちーぼー、お願いします!

リレーエッセィ/第77回:小車祥

黒木真生プロよりバトンを頂きました、25期生九州本部の小車です。よろしくお願いします。
先日行われた第22期麻雀マスターズで優勝し、初タイトルを獲得することができました。
「勝又プロ、四栁プロ、西岡プロ……ん?小車プロ?誰?」
決勝メンバーが発表された時、そう思った方も少なくないのではないかと思いますので、まずは自己紹介から始めたいと思います。
高校卒業後、同級生たちが社会の荒波に飲まれながら戦っていたり、楽しいキャンバスライフにセイハローしている間、僕は吉本興業福岡事務所にてお笑い芸人をやっていました。
週に1~2回ステージに立ち、一度のステージでのギャラは300円からスタート。記念すべき初任給は1,200円から1割の源泉徴収税を引かれた1,080円だったのを今でも鮮明に覚えています。
九州ローカルのラジオやテレビ番組のリポーターのお仕事をもらえるようになってからも決して楽な生活ではなく、同級生たちの優雅で華やかな生活を横目に今日の食費をどうやって捻出するか模索する日々。
そんな生活に耐えきれず、ついには“お笑い芸人として成功して有名人になる”という夢を投げ出してしまいました。
お笑い芸人を辞めて、今度はバンドを始めました。
「今度ウチのバンドのライブでお笑いのネタをやってくれないか」
お笑いをやっていた僕に友人からそんな誘いがあり、音楽ライブでお笑いをやることに。結果はややウケくらいだったのですが、バンドメンバーはえらく気に入ってくれた様子で、急激に仲良くなりました。
趣味で曲を作ったりしていた僕の曲をバンドでアレンジしてくれたりしている内に、一緒にバンドをやらないかと。音楽でてっぺん目指さないかと。日本のミュージックシーンに新たな金字塔を打ち建てないかと。そしてグラビアアイドルと結婚しようじゃないかと。
“音楽で成功して有名人になってアイドルと結婚する”という新たな夢を抱え、麻雀店でのアルバイトと音楽活動に明け暮れました。
その頃も決して裕福な生活ではありませんでしたが、音楽漬けな生活を気に入っており、何より夢に向かって突き進んでいるんだという自覚が僕を支えていたのでした。
そんな生活を約2年ほど続けたある日、突然ギター担当のメンバーから告げられた「解散したい」の一言。今の彼女と結婚すると。アイドルじゃなくてもいい、そう思える相手に出会えたんだと。だって俺の彼女、しょこたんに似てるんだぜ……と。
しょこたん似のギターの彼女に突然夢を奪われ抜け殻になった僕は、この先何を目指して生きていけばいいのかわからず、途方に暮れていました。
なんとなく続けていた麻雀店でのアルバイトもいつまで続けようかなぁなんて考えていたある日、その麻雀店店内に貼り出された1枚のポスターが僕の人生を変えました。
『日本プロ麻雀連盟第25期プロテスト開催』
自分の実力がどこまで通用するのか試してみたい。もう一度、夢を見たい。
きっと麻雀プロとして活躍するという夢ならば、僕が辞めない限り終わりはないはず。
もう絶対に投げ出さないぞと、自分に固く誓いました。
そんなきっかけで麻雀プロになった僕は、プロ活動5年目にしてタイトル獲得という1つの夢を叶えることができたのでした。
麻雀プロになってからの僕を支えてくれたのは、九州本部の先輩方・同期・後輩たちです。
仲間というよりは家族に近い九州本部のメンバーに、厳しいこともたくさん言われました。
必ず九州にタイトルを持ち帰るんだと、みんなでいつも語り合っていました。
それだけに、今回のタイトル獲得は僕だけでなく、九州本部の夢の1つだったのです。
きっと僕1人の力では辿り着けなかったと確信しています。
応援してくれた方々に心から感謝の気持ちをお伝えしたいです。
すみません、自己紹介が長くなってしまいました。
そろそろ麻雀マスターズの話をしたいと思います。
麻雀は打ち手によってスタイルは様々で、何に重きを置いているかは皆違います。
僕が何に重きを置いて戦っているかというと、一言で言えば「リスク管理」になります。
場合によってはすごく地味に見える時もあるのですが、致命傷になるようなリスクは極力避け、美味しいところだけをうまく拾いながら、勝負所だけは腹を括って真っ向勝負する。
ざっくり言うと、それが僕の基本戦術になります。
現にマスターズA級本戦から決勝進出するまでの合計16回戦の内、1着4回、2着9回、3着2回、4着1回。
決勝6回戦は1着2回、2着3回、3着0回、4着1回。
2着が圧倒的に多いのがわかります。
ベスト56からは同一メンバーで複数回対局し、卓内上位2名が勝ち上がりとなるトーナメント方式において、非常に向いているスタイルだったのではないかと思います。
決勝では、もう卓内2位でオッケーとは言っていられません。
決勝進出を決めた決勝前日の夜、リスクを背負ってでも大きなリターンを取りに行く戦い方にシフトチェンジするべきか悩みました。
しかし、今の自分が最も得意とするスタイルで戦わなければ、100%の力を出し切れないまま終わってしまうのではないかと考えた僕は、そのままの自分で戦うことを決めたのでした。
賛否両論あるかとは思いますが、決勝で良くも悪くもそんな自分らしさが出た場面がこちら。
3回戦(起家から、勝又・西岡・小車・四栁)
2回戦までのトータルポイントは以下。
西岡+47.7P  四栁+20.3P  小車▲28.3P  勝又▲41.7P
南1局
四索五索六索東東白白白発発  ポン二索二索二索  ツモ六索  ドラ北
6巡目にホンイツのテンパイを入れた僕でしたが、勝又プロの親のリーチに対して一発目のツモ六索で長考し、弱気な打発
決勝観戦記にて滝沢プロも触れておられましたが、この場面での正着打はやはり六索ツモ切りだと思います。まだ親の河に情報が少ない点や、トータルポイント4着でこの3回戦での持ち点も4着の勝又プロからのリーチだと考えれば、勝負に出るべきです。
しかしこの時僕が考えていたのは、ドラが1枚も見えていないこと。親のリーチの一発目であること。この六索を切らず発のトイツ落としを選択しても打点がそこまで下がらずアガリの可能性があること。使い切れない危険牌をもう1枚持ってきたとしても白の暗刻落とし、東のトイツ落とし、今後増えるであろう安全牌を考慮すればオリきれる公算が高いということ。そして何より、今回のマスターズにおいて、そのスタイルで勝ち上がってきたということ。
発とした後、すぐに勝又プロから打たれた東をポン。
すぐにテンパイ復活するのですが、強気に六索を勝負していればすでにこの東はアガリ牌。
それを悔やんでいる暇もなく、次にツモったのがこれまた危険牌の二万
ここでも少し手が止まってしまいました。
ここで考えたのは、今度は前の巡目とは違って、親のリーチの一発目ではないこと。二万を自分の手牌の中で使いづらいし、仮に使えたとしても打点が下がってしまい親のリーチと戦うのに見合った点数ではなくなること。白3枚の安全牌だけでは、オリを選択したとしてもオリきれる公算が低いということ。
以上の点から、しばらくは何を持ってきてもアガリ牌以外はツモ切ることに決定。
結果としてはすぐに三索をツモり、1,300・2,600のアガリとなります。
先にも書きました通り、やはり正着打は最初の六索をツモ切り勝負することだと思います。
後に滝沢プロ、藤原プロから「あの六索は切るべきだったね」とアドバイスを受け、今の自分に足りない部分を見つけることができ、本当に感謝しています。
しかし、こうやって目の前の大き目なリスクを避けつつ、極力小さ目なリスクを選び、少しずつでも差を埋めていく。こういう戦い方も、時には必要なことがあると考えています。
この記事を読んでくださった皆様もご一考して頂けると嬉しい限りです。
決勝の様子については、滝沢プロが素晴らしい観戦記を書いてくださっていますので、そちらをご覧ください。さらに詳細を知りたい方は、牌譜データサービスなどでご確認頂ければと思います。
決勝最終戦最終局、僕のアガリ牌である六索が四栁プロから打たれました。
「ロン、1,000は1,300」
供託の1,000点と合わせて2,300点を四栁プロから受け取りながら、長い戦いが終わったこと、自分が勝ったのだということをなんとか頭で理解しようとしていました。
というのも、全く実感が湧かず、今にもパチリと目が覚めて「なんだ夢か」なんてオチが待っているんじゃないかと、そんな感覚に捉われたのです。
夢の中でなら、過去に何度もタイトルを獲得していましたから(笑)。
麻雀マスターズだけでも本戦出場は4回目で、過去にベスト16で2回敗退しています。
タイトル獲得という夢は雲をも掴むような話に思えていました。
その夢が叶った今、やっと1つのスタートラインに立てたのだと感じています。
これから自分の麻雀を見て頂ける機会が増える中で、どう自分が成長していくのか、たくさんの人に認めてもらえる打ち手になるにはどうすれば良いのか、そこに真価が問われていると思います。
これからも精進していきますので、どうか温かい目で見守って頂けますと幸いです。
僕の拙い文章に長々とお付き合い頂き、ありがとうございました。
次回は、現在最強戦ガールとして活躍中でとっても可愛らしい『ちーぼー』こと松岡千晶プロにバトンを渡したいと思います。
ちーぼー、お願いします!

第四回麻雀トライアスロン雀豪決定戦 一次予選レポート

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“麻雀トライアスロン”とは!?

一般的にトライアスロンとは鉄人レースと言われ、水泳・自転車・マラソンの3種目で競う耐久競技のことを言います。ではこの“麻雀”トライアスロンとは?

2009年、日本プロ麻雀連盟で創設された、まったく新しい形の“麻雀”のタイトル戦、
それが、『麻雀トライアスロン』です。

東風戦・半荘戦・3人麻雀の順に戦い、3種目をワンクールとして、1次予選・2次予選・決勝と勝ち進んで行きます。

最後が3人麻雀となっており、得点力が高く爆発力のあるゲームだけに大逆転も可能。
さらに、今回から二次予選は東風戦で各2名が敗退、半荘戦でも各2名が敗退といった、サバイバル形式のシステムとなり、さらにスリリングな展開が予想されます。

今年で4回目を迎えるこのタイトル戦ですが、毎年各界を代表する雀豪の方々にお集まりいただき、豪華な顔ぶれで開催されます。今回も腕に覚えのあるこの16名が集結しました。

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※出場選手紹介ページはこちら

 

一次予選1回戦は東風戦です。
まずは肩慣らしといったところでしょうか。

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好スタートを切ったのは、前原雄大プロ。
トライアスロンではお馴染み、4回連続出場のガッツ石松さんや、初出場の川合俊一さんを相手に、大きなトップで一歩リードです。

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左から 川合俊一さん、二階堂亜樹プロ、前原雄大プロ、ガッツ石松さん

こちらも4回連続での出場、先崎学さんはゲスト雀豪のトップスタートを決めます。
第一回大会では決勝まで駒を進めたものの、残念ながら滝沢和典プロの国士無双のアガリで逆転されてしまい、惜しくも準優勝。

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左から 先崎学さん、森山茂和プロ、和泉由希子プロ、宝田明さん

武藤敬司さんも4回連続の出場です。昨年は総合で4位に入るも、ゲスト雀豪では3位と、後一歩のところで決勝進出を逃します。今年こそはの思いが伝わってきます。初戦はトップで終了。

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左から 小池一夫さん、瀬戸熊直樹プロ、宮内こずえプロ、武藤敬司さん

前大会優勝の佐々木信也さんをかわしてのトップは、鳳凰位3連覇の実績を誇る古川孝次プロ。
プロも顔負けの強豪と噂される白川道さんも同卓でした。

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左から 佐々木信也さん、古川孝次プロ、二階堂瑠美プロ、白川道さん

接戦を制したのは、第1回大会覇者・滝沢和典プロ。
第一回大会以来の参戦となりました南部虎弾さんや、著名人の中でも麻雀の腕はかなりのものと評判が高い、坂上忍さんとの勝負を制することができました。

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左から 南部虎弾さん、荒正義プロ、滝沢和典プロ、坂上忍さん

囲碁界のスーパースター・武宮正樹さんは、トライアスロン決勝常連の畑正憲さんと激闘の末、嬉しいトップを飾ります。

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左から 武宮正樹さん、蒼井ゆりかプロ、灘麻太郎プロ、畑正憲さん

プロ雀士2位スタートは、「ミスター麻雀」小島武夫。
初出場の風間やんわりさんや、第一回大会以来の出場となった池谷直樹さんとの対戦でした。

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左から 池谷直樹さん、小島武夫プロ、藤崎智プロ、風間やんわりさん

昨年は決勝まで駒を進めるも、同姓である佐々木信也さんに優勝を奪われた佐々木寿人プロ。
初戦は、麻雀漫画の第一人者である片山まさゆきさんや、やさしいオーラが滲み出ている見栄晴さんとの対戦を辛くも制してトップスタートとなりました。

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左から 見栄晴さん、伊藤優孝プロ、佐々木寿人プロ、片山まさゆきさん

これで一次予選東風戦は終了しました。さあ次は半荘戦です。
半荘戦は、順位点が東風戦の倍になるので、このあたりからラスを引いたりするときつくなってまいります。
逆に、トップを取って最終種目の三人麻雀に繋げたいところでしょう。

各選手そんな思いの中、連勝を飾ったのは、先崎学さんと武宮正樹さん。
二次予選へは、今大会からポイントが半分持ち越しになりましたので、次の三人麻雀では大きくリードを広げたいところでしょう。

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先崎学さん
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武宮正樹さん

また、ここでトップを取って上位に食い込んできたのは、池谷直樹さんに宝田明さん。

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池谷直樹さん
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宝田明さん

そして、初戦ラススタートも、きっちりここで巻き返しを図る、坂上忍さんや片山まさゆきさんもこの半荘戦を物にします。

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坂上忍さん
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片山まさゆきさん

プロ雀士の方も熾烈な争いとなってまいりました。
しかし、ゲスト雀豪のトップが6名いるということは、プロ雀士側は2名ということになります。
ゲスト雀豪優勢の中、プロ雀士の意地を見せてくれたのは、灘麻太郎プロと二階堂瑠美プロでした。

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灘麻太郎プロ
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二階堂瑠美プロ

お2人とも東風戦ではラスを引いてしまいましたが、これで何とか一次予選通過が見えてきました。

これで一次予選も残すは最終種目のみとなりました。
泣いても笑っても、次の三人麻雀でゲスト雀豪・プロ雀士の各4名が一次予選敗退となります。

【 ゲスト雀豪 】
【 プロ雀士 】
順位 名 前 東風戦 半荘戦 順位 名 前 東風戦 半荘戦
1
先崎 学
35.1 41.1 76.2 1
滝沢 和典
22.4 15.1 37.5
2
武宮 正樹
28.9 44.0 72.9 2
荒 正義
9.9 19.4 29.3
3
池谷 直樹
5.9 39.5 45.4 3
前原 雄大
36.2 ▲ 11.9 24.3
4
武藤 敬司
29.8 8.0 37.8 4
宮内 こずえ
9.4 12.2 21.6
5
宝田 明
2.7 33.8 36.5 5
二階堂 瑠美
▲ 27.9 37.1 9.2
6
坂上 忍
▲ 23.8 41.6 17.8 6
灘 麻太郎
▲ 26.4 35.3 8.9
7
畑 正憲
▲ 6.6 19.3 12.7 7
瀬戸熊 直樹
▲ 1.1 8.4 7.3
8
片山 まさゆき
▲ 27.4 39.9 12.5 8
蒼井 ゆりか
4.1 ▲ 7.7 ▲ 3.6
9
南部 虎弾
▲ 8.5 14.0 5.5 9
小島 武夫
31.9 ▲ 40.8 ▲ 8.9
10
川合 俊一
▲ 8.0 12.1 4.1 10
古川 孝次
26.7 ▲ 41.5 ▲ 14.8
11
見栄晴
▲ 3.1 ▲ 12.3 ▲ 15.4 11
佐々木 寿人
23.0 ▲ 39.8 ▲ 16.8
12
佐々木 信也
16.0 ▲ 34.1 ▲ 18.1 12
藤崎 智
▲ 11.6 ▲ 17.9 ▲ 29.5
13
白川 道
▲ 14.8 ▲ 12.2 ▲ 27.0 13
伊藤 優孝
7.5 ▲ 40.1 ▲ 32.6
14
風間 やんわり
▲ 26.2 ▲ 13.5 ▲ 39.7 14
森山 茂和
▲ 8.0 ▲ 32.8 ▲ 40.8
15
ガッツ石松
3.7 ▲ 51.2 ▲ 47.5 15
二階堂 亜樹
▲ 31.9 ▲ 19.6 ▲ 51.5
16
小池 一夫
▲ 38.1 ▲ 11.5 ▲ 49.6 16
和泉 由希子
▲ 29.8 ▲ 35.9 ▲ 65.7
【 総 合 】
順位 名 前 東風戦 半荘戦
1
先崎 学
35.1 41.1 76.2
2
武宮 正樹
28.9 44.0 72.9
3
池谷 直樹
5.9 39.5 45.4
4
武藤 敬司
29.8 8.0 37.8
5
滝沢 和典
22.4 15.1 37.5
6
宝田 明
2.7 33.8 36.5
7
荒 正義
9.9 19.4 29.3
8
前原 雄大
36.2 ▲ 11.9 24.3
9
宮内 こずえ
9.4 12.2 21.6
10
坂上 忍
▲ 23.8 41.6 17.8
11
畑 正憲
▲ 6.6 19.3 12.7
12
片山 まさゆき
▲ 27.4 39.9 12.5
13
二階堂 瑠美
▲ 27.9 37.1 9.2
14
灘 麻太郎
▲ 26.4 35.3 8.9
15
瀬戸熊 直樹
▲ 1.1 8.4 7.3
16
南部 虎弾
▲ 8.5 14.0 5.5
17
川合 俊一
▲ 8.0 12.1 4.1
18
蒼井 ゆりか
4.1 ▲ 7.7 ▲ 3.6
19
小島 武夫
31.9 ▲ 40.8 ▲ 8.9
20
古川 孝次
26.7 ▲ 41.5 ▲ 14.8
21
見栄晴
▲ 3.1 ▲ 12.3 ▲ 15.4
22
佐々木 寿人
23.0 ▲ 39.8 ▲ 16.8
23
佐々木 信也
16.0 ▲ 34.1 ▲ 18.1
24
白川 道
▲ 14.8 ▲ 12.2 ▲ 27.0
25
藤崎 智
▲ 11.6 ▲ 17.9 ▲ 29.5
26
伊藤 優孝
7.5 ▲ 40.1 ▲ 32.6
27
風間 やんわり
▲ 26.2 ▲ 13.5 ▲ 39.7
28
森山 茂和
▲ 8.0 ▲ 32.8 ▲ 40.8
29
ガッツ石松
3.7 ▲ 51.2 ▲ 47.5
30
小池 一夫
▲ 38.1 ▲ 11.5 ▲ 49.6
31
二階堂 亜樹
▲ 31.9 ▲ 19.6 ▲ 51.5
32
和泉 由希子
▲ 29.8 ▲ 35.9 ▲ 65.7

一次予選最終種目、三人麻雀の闘牌が開始されました。

上位の者は、次の二次予選を少しでも楽に戦うため、ポイントを伸ばしにきます。
また、下位の者はこの三人麻雀でポイントを叩き、一次予選突破を目指します。

そんな激しい争いの中、ゲスト雀豪の小池一夫さんは大きなトップを飾り、一次予選をクリアされました。
その他ゲスト雀豪からは、川合俊一さんや見栄晴さん、佐々木信也さん、武藤敬司さん、池谷直樹さんがトップを取りました。

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小池一夫さん
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川合俊一さん
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見栄晴さん
tri 佐々木信也さん
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武藤敬司さん
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池谷直樹さん

 

三人麻雀もゲスト雀豪のトップが多くなりました。

プロ雀士は、灘麻太郎プロが得意の三人麻雀で連勝を飾ります。
そして、第1回、2回大会では、仲良しの和泉由希子プロと2年連続一次予選敗退となった宮内こずえプロでしたが、ここでトップを取り、第3回大会に続いて一次予選通過を決めました。

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灘麻太郎プロ
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宮内こずえプロ

 

これで最終種目である三人麻雀も終了し、さっそく結果発表と行きたいところですが、その前に別室にて用意されましたレセプション会場で、豪華なランチタイムとなりました。

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ゲスト雀豪の方々と麻雀プロがこうして談笑できるのも、この麻雀トライアスロンならではのお楽しみです。
何度目かの出場で、プロ雀士と顔見知りになったり、元々お友達だったりと、みなさんお忙しい中、こうして参加していただけるのも、麻雀の楽しみはもちろん、こうしてプロ雀士やゲスト雀豪の方たちと、このような場があるからかもしれないですね。

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左から 池谷直樹さん、高宮まりプロ、宮内こずえプロ
ガッツ石松さん、宝田明さん
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小島武夫プロ、畑正憲さん、和泉由希子プロ
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左から 坂上忍さん、高宮まりプロ、見栄晴さん
宮内こずえプロ、川合俊一さん、和泉由希子プロ
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左から 蒼井ゆりかプロ、高宮まりプロ、南部虎弾さん
宮内こずえプロ
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森山茂和プロ、武宮正樹さん
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二階堂瑠美プロ、武宮正樹さん、見栄晴さん
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前原雄大プロ、宮内こずえプロ、南部虎弾さん
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片山まさゆきさん、蒼井ゆりかプロ、二階堂亜樹プロ
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滝沢和典プロ、佐々木寿人プロ、白川道さん
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二階堂瑠美プロ、風間やんわりさん

さてここで、実はこの大会が始まる前に、開会の挨拶にて、灘麻太郎会長からご挨拶があったのですが、何とその時に、そろそろ会長を交代しますというサプライズな発表がありました。
新会長には森山茂和プロが就任され、ゲスト雀豪の方々はもちろん、プロ雀士側にも誰もこのことは知らされてなく、本当にビックリ!!な、サプライズとなりました。
灘麻太郎名誉会長、30年間長い間お疲れ様でした。そしてありがとうございました。

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退任する灘麻太郎プロ
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新会長となる森山茂和プロ

こんなサプライズな発表があった中、いよいよ一次予選の成績発表です。
プロ雀士1位通過は宮内こずえプロ。
そして、ゲスト雀豪1位通過は+99.7Pを叩いた池谷直樹さんでした。

発表は続けられ、いよいよ一次予選敗退者の発表です。

プロ雀士では、初出場の藤崎智プロ、そしておめでたいニュースでyahooの注目のキーワードにもランクインした二階堂亜樹プロがここで残念ながら敗退となってしまいました。

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二階堂亜樹プロ
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藤崎智プロ

また、麻雀トライアスロンはやっぱり相性の悪い和泉由希子プロもここで涙を飲みました。
そして何と、新会長に就任されたばかりの森山茂和プロもここで早くも敗退。
会長曰く、「今日は最初に出番があって(新会長就任発表)、あとは全然アガれなくなって、もう出番がなくなっちゃいました」とのこと。

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森山茂和プロ
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和泉由希子プロ

さあ、ゲスト雀豪のほうにも行きましょう。
こちらは敗退ボーダーラインが大変なことになりました。

残念ながらここで敗退となってしまったのは、風間やんわりさんにガッツ石松さん。
さらに、プロ雀士のお知り合いが多いと聞く白川道さんがここで無念の敗退。
何とその白川さんの成績は▲12.3P。普通なら余裕で二次予選へ進める得点です。

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ガッツ石松さん
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風間やんわりさん

そして、ボーダー最終ライン最後のお1人は、▲6.2Pで宝田明さんとなってしまいました。
宝田さんは、東風戦2着で半荘戦トップと波に乗っていたのですが、最終種目の三麻でまさかのラスを引いてしまい、それでもこの点数なら二次予選は行けるだろうと思っていたのですが、12位通過となった小池一夫さんが大きなトップでトータル▲1.4Pと追い上げ、宝田さんをかわして二次予選へ。宝田さんはこの得点でまさかの敗退。まさに麻雀トライアスロンならではの展開となりました。

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白川道さん
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宝田明さん
【 ゲスト雀豪 】
【 プロ雀士 】
順位 名 前 東風戦 半荘戦 三人麻雀 順位 名 前 東風戦 半荘戦 三人麻雀
1
池谷 直樹
5.9 39.5 54.3 99.7 1
宮内 こずえ
9.4 12.2 43.8 65.4
2
武藤 敬司
29.8 8.0 34.0 71.8 2
灘 麻太郎
▲ 26.4 35.3 50.5 59.4
3
先崎 学
35.1 41.1 ▲ 23.8 52.4 3
瀬戸熊 直樹
▲ 1.1 8.4 29.5 36.8
4
川合 俊一
▲ 8.0 12.1 43.6 47.7 4
前原 雄大
36.2 ▲ 11.9 9.4 33.7
5
片山 まさゆき
▲ 27.4 39.9 23.8 36.3 5
荒 正義
9.9 19.4 ▲ 6.8 22.5
6
畑 正憲
▲ 6.6 19.3 14.7 27.4 6
蒼井 ゆりか
4.1 ▲ 7.7 12.4 8.8
7
佐々木 信也
16.0 ▲ 34.1 45.1 27.0 7
佐々木 寿人
23.0 ▲ 39.8 17.4 0.6
8
武宮 正樹
28.9 44.0 ▲ 46.0 26.9 8
滝沢 和典
22.4 15.1 ▲ 39.9 ▲ 2.4
9
南部 虎弾
▲ 8.5 14.0 15.7 21.2 9
二階堂 瑠美
▲ 27.9 37.1 ▲ 27.1 ▲ 17.9
10
見栄晴
▲ 3.1 ▲ 12.3 26.4 11.0 10
古川 孝次
26.7 ▲ 41.5 ▲ 17.2 ▲ 32.0
11
坂上 忍
▲ 23.8 41.6 ▲ 12.8 5.0 11
小島 武夫
31.9 ▲ 40.8 ▲ 24.8 ▲ 33.7
12
小池 一夫
▲ 38.1 ▲ 11.5 48.2 ▲ 1.4 12
伊藤 優孝
7.5 ▲ 40.1 ▲ 33.6 ▲ 66.2
13
宝田 明
2.7 33.8 ▲ 42.7 ▲ 6.2 13
藤崎 智
▲ 11.6 ▲ 17.9 ▲ 45.7 ▲ 75.2
14
白川 道
▲ 14.8 ▲ 12.2 14.7 ▲ 12.3 14
二階堂 亜樹
▲ 31.9 ▲ 19.6 ▲ 34.3 ▲ 85.8
15
ガッツ石松
3.7 ▲ 51.2 ▲ 14.5 ▲ 62.0 15
森山 茂和
▲ 8.0 ▲ 32.8 ▲ 53.1 ▲ 93.9
16
風間 やんわり
▲ 26.2 ▲ 13.5 ▲ 25.2 ▲ 64.9 16
和泉 由希子
▲ 29.8 ▲ 35.9 ▲ 36.0 ▲ 101.7
【 総 合 】
順位 名 前 東風戦 半荘戦 三人麻雀
1
池谷 直樹
5.9 39.5 54.3 99.7
2
武藤 敬司
29.8 8.0 34.0 71.8
3
宮内 こずえ
9.4 12.2 43.8 65.4
4
灘 麻太郎
▲ 26.4 35.3 50.5 59.4
5
先崎 学
35.1 41.1 ▲ 23.8 52.4
6
川合 俊一
▲ 8.0 12.1 43.6 47.7
7
瀬戸熊 直樹
▲ 1.1 8.4 29.5 36.8
8
片山 まさゆき
▲ 27.4 39.9 23.8 36.3
9
前原 雄大
36.2 ▲ 11.9 9.4 33.7
10
畑 正憲
▲ 6.6 19.3 14.7 27.4
11
佐々木 信也
16.0 ▲ 34.1 45.1 27.0
12
武宮 正樹
28.9 44.0 ▲ 46.0 26.9
13
荒 正義
9.9 19.4 ▲ 6.8 22.5
14
南部 虎弾
▲ 8.5 14.0 15.7 21.2
15
見栄晴
▲ 3.1 ▲ 12.3 26.4 11.0
16
蒼井 ゆりか
4.1 ▲ 7.7 12.4 8.8
17
坂上 忍
▲ 23.8 41.6 ▲ 12.8 5.0
18
佐々木 寿人
23.0 ▲ 39.8 17.4 0.6
19
小池 一夫
▲ 38.1 ▲ 11.5 48.2 ▲ 1.4
20
滝沢 和典
22.4 15.1 ▲ 39.9 ▲ 2.4
21
宝田 明
2.7 33.8 ▲ 42.7 ▲ 6.2
22
白川 道
▲ 14.8 ▲ 12.2 14.7 ▲ 12.3
23
二階堂 瑠美
▲ 27.9 37.1 ▲ 27.1 ▲ 17.9
24
古川 孝次
26.7 ▲ 41.5 ▲ 17.2 ▲ 32.0
25
小島 武夫
31.9 ▲ 40.8 ▲ 24.8 ▲ 33.7
26
ガッツ石松
3.7 ▲ 51.2 ▲ 14.5 ▲ 62.0
27
風間 やんわり
▲ 26.2 ▲ 13.5 ▲ 25.2 ▲ 64.9
28
伊藤 優孝
7.5 ▲ 40.1 ▲ 33.6 ▲ 66.2
29
藤崎 智
▲ 11.6 ▲ 17.9 ▲ 45.7 ▲ 75.2
30
二階堂 亜樹
▲ 31.9 ▲ 19.6 ▲ 34.3 ▲ 85.8
31
森山 茂和
▲ 8.0 ▲ 32.8 ▲ 53.1 ▲ 93.9
32
和泉 由希子
▲ 29.8 ▲ 35.9 ▲ 36.0 ▲ 101.7

こうして白熱の一次予選は終了いたしましたが、麻雀トライアスロン雀豪決定戦はまだまだ続きます。
次回は二次予選の模様をお伝えしたいと思います。

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予選のダイジェストや決勝の模様は、エンタメ~テレにて大好評放送中!!

番組配信スケジュール

6月26日 (水)#1 22:30~再放送
7月1日 (月)#2 19:00~初回放送
7月15日 (月)#3 19:00~初回放送

 

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エンタメーテレ 番組紹介ページはこちら

特集企画/第四回麻雀トライアスロン雀豪決定戦 一次予選レポート

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“麻雀トライアスロン”とは!?
一般的にトライアスロンとは鉄人レースと言われ、水泳・自転車・マラソンの3種目で競う耐久競技のことを言います。ではこの“麻雀”トライアスロンとは?
2009年、日本プロ麻雀連盟で創設された、まったく新しい形の“麻雀”のタイトル戦、
それが、『麻雀トライアスロン』です。
東風戦・半荘戦・3人麻雀の順に戦い、3種目をワンクールとして、1次予選・2次予選・決勝と勝ち進んで行きます。
最後が3人麻雀となっており、得点力が高く爆発力のあるゲームだけに大逆転も可能。
さらに、今回から二次予選は東風戦で各2名が敗退、半荘戦でも各2名が敗退といった、サバイバル形式のシステムとなり、さらにスリリングな展開が予想されます。
今年で4回目を迎えるこのタイトル戦ですが、毎年各界を代表する雀豪の方々にお集まりいただき、豪華な顔ぶれで開催されます。今回も腕に覚えのあるこの16名が集結しました。

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※出場選手紹介ページはこちら
 
一次予選1回戦は東風戦です。
まずは肩慣らしといったところでしょうか。
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好スタートを切ったのは、前原雄大プロ。
トライアスロンではお馴染み、4回連続出場のガッツ石松さんや、初出場の川合俊一さんを相手に、大きなトップで一歩リードです。

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左から 川合俊一さん、二階堂亜樹プロ、前原雄大プロ、ガッツ石松さん

こちらも4回連続での出場、先崎学さんはゲスト雀豪のトップスタートを決めます。
第一回大会では決勝まで駒を進めたものの、残念ながら滝沢和典プロの国士無双のアガリで逆転されてしまい、惜しくも準優勝。

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左から 先崎学さん、森山茂和プロ、和泉由希子プロ、宝田明さん

武藤敬司さんも4回連続の出場です。昨年は総合で4位に入るも、ゲスト雀豪では3位と、後一歩のところで決勝進出を逃します。今年こそはの思いが伝わってきます。初戦はトップで終了。

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左から 小池一夫さん、瀬戸熊直樹プロ、宮内こずえプロ、武藤敬司さん

前大会優勝の佐々木信也さんをかわしてのトップは、鳳凰位3連覇の実績を誇る古川孝次プロ。
プロも顔負けの強豪と噂される白川道さんも同卓でした。

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左から 佐々木信也さん、古川孝次プロ、二階堂瑠美プロ、白川道さん

接戦を制したのは、第1回大会覇者・滝沢和典プロ。
第一回大会以来の参戦となりました南部虎弾さんや、著名人の中でも麻雀の腕はかなりのものと評判が高い、坂上忍さんとの勝負を制することができました。

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左から 南部虎弾さん、荒正義プロ、滝沢和典プロ、坂上忍さん

囲碁界のスーパースター・武宮正樹さんは、トライアスロン決勝常連の畑正憲さんと激闘の末、嬉しいトップを飾ります。

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左から 武宮正樹さん、蒼井ゆりかプロ、灘麻太郎プロ、畑正憲さん

プロ雀士2位スタートは、「ミスター麻雀」小島武夫。
初出場の風間やんわりさんや、第一回大会以来の出場となった池谷直樹さんとの対戦でした。

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左から 池谷直樹さん、小島武夫プロ、藤崎智プロ、風間やんわりさん

昨年は決勝まで駒を進めるも、同姓である佐々木信也さんに優勝を奪われた佐々木寿人プロ。
初戦は、麻雀漫画の第一人者である片山まさゆきさんや、やさしいオーラが滲み出ている見栄晴さんとの対戦を辛くも制してトップスタートとなりました。

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左から 見栄晴さん、伊藤優孝プロ、佐々木寿人プロ、片山まさゆきさん

これで一次予選東風戦は終了しました。さあ次は半荘戦です。
半荘戦は、順位点が東風戦の倍になるので、このあたりからラスを引いたりするときつくなってまいります。
逆に、トップを取って最終種目の三人麻雀に繋げたいところでしょう。
各選手そんな思いの中、連勝を飾ったのは、先崎学さんと武宮正樹さん。
二次予選へは、今大会からポイントが半分持ち越しになりましたので、次の三人麻雀では大きくリードを広げたいところでしょう。

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先崎学さん
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武宮正樹さん

また、ここでトップを取って上位に食い込んできたのは、池谷直樹さんに宝田明さん。

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池谷直樹さん
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宝田明さん

そして、初戦ラススタートも、きっちりここで巻き返しを図る、坂上忍さんや片山まさゆきさんもこの半荘戦を物にします。

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坂上忍さん
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片山まさゆきさん

プロ雀士の方も熾烈な争いとなってまいりました。
しかし、ゲスト雀豪のトップが6名いるということは、プロ雀士側は2名ということになります。
ゲスト雀豪優勢の中、プロ雀士の意地を見せてくれたのは、灘麻太郎プロと二階堂瑠美プロでした。

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灘麻太郎プロ
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二階堂瑠美プロ

お2人とも東風戦ではラスを引いてしまいましたが、これで何とか一次予選通過が見えてきました。
これで一次予選も残すは最終種目のみとなりました。
泣いても笑っても、次の三人麻雀でゲスト雀豪・プロ雀士の各4名が一次予選敗退となります。

【 ゲスト雀豪 】
【 プロ雀士 】
順位 名 前 東風戦 半荘戦 順位 名 前 東風戦 半荘戦
1
先崎 学
35.1 41.1 76.2 1
滝沢 和典
22.4 15.1 37.5
2
武宮 正樹
28.9 44.0 72.9 2
荒 正義
9.9 19.4 29.3
3
池谷 直樹
5.9 39.5 45.4 3
前原 雄大
36.2 ▲ 11.9 24.3
4
武藤 敬司
29.8 8.0 37.8 4
宮内 こずえ
9.4 12.2 21.6
5
宝田 明
2.7 33.8 36.5 5
二階堂 瑠美
▲ 27.9 37.1 9.2
6
坂上 忍
▲ 23.8 41.6 17.8 6
灘 麻太郎
▲ 26.4 35.3 8.9
7
畑 正憲
▲ 6.6 19.3 12.7 7
瀬戸熊 直樹
▲ 1.1 8.4 7.3
8
片山 まさゆき
▲ 27.4 39.9 12.5 8
蒼井 ゆりか
4.1 ▲ 7.7 ▲ 3.6
9
南部 虎弾
▲ 8.5 14.0 5.5 9
小島 武夫
31.9 ▲ 40.8 ▲ 8.9
10
川合 俊一
▲ 8.0 12.1 4.1 10
古川 孝次
26.7 ▲ 41.5 ▲ 14.8
11
見栄晴
▲ 3.1 ▲ 12.3 ▲ 15.4 11
佐々木 寿人
23.0 ▲ 39.8 ▲ 16.8
12
佐々木 信也
16.0 ▲ 34.1 ▲ 18.1 12
藤崎 智
▲ 11.6 ▲ 17.9 ▲ 29.5
13
白川 道
▲ 14.8 ▲ 12.2 ▲ 27.0 13
伊藤 優孝
7.5 ▲ 40.1 ▲ 32.6
14
風間 やんわり
▲ 26.2 ▲ 13.5 ▲ 39.7 14
森山 茂和
▲ 8.0 ▲ 32.8 ▲ 40.8
15
ガッツ石松
3.7 ▲ 51.2 ▲ 47.5 15
二階堂 亜樹
▲ 31.9 ▲ 19.6 ▲ 51.5
16
小池 一夫
▲ 38.1 ▲ 11.5 ▲ 49.6 16
和泉 由希子
▲ 29.8 ▲ 35.9 ▲ 65.7
【 総 合 】
順位 名 前 東風戦 半荘戦
1
先崎 学
35.1 41.1 76.2
2
武宮 正樹
28.9 44.0 72.9
3
池谷 直樹
5.9 39.5 45.4
4
武藤 敬司
29.8 8.0 37.8
5
滝沢 和典
22.4 15.1 37.5
6
宝田 明
2.7 33.8 36.5
7
荒 正義
9.9 19.4 29.3
8
前原 雄大
36.2 ▲ 11.9 24.3
9
宮内 こずえ
9.4 12.2 21.6
10
坂上 忍
▲ 23.8 41.6 17.8
11
畑 正憲
▲ 6.6 19.3 12.7
12
片山 まさゆき
▲ 27.4 39.9 12.5
13
二階堂 瑠美
▲ 27.9 37.1 9.2
14
灘 麻太郎
▲ 26.4 35.3 8.9
15
瀬戸熊 直樹
▲ 1.1 8.4 7.3
16
南部 虎弾
▲ 8.5 14.0 5.5
17
川合 俊一
▲ 8.0 12.1 4.1
18
蒼井 ゆりか
4.1 ▲ 7.7 ▲ 3.6
19
小島 武夫
31.9 ▲ 40.8 ▲ 8.9
20
古川 孝次
26.7 ▲ 41.5 ▲ 14.8
21
見栄晴
▲ 3.1 ▲ 12.3 ▲ 15.4
22
佐々木 寿人
23.0 ▲ 39.8 ▲ 16.8
23
佐々木 信也
16.0 ▲ 34.1 ▲ 18.1
24
白川 道
▲ 14.8 ▲ 12.2 ▲ 27.0
25
藤崎 智
▲ 11.6 ▲ 17.9 ▲ 29.5
26
伊藤 優孝
7.5 ▲ 40.1 ▲ 32.6
27
風間 やんわり
▲ 26.2 ▲ 13.5 ▲ 39.7
28
森山 茂和
▲ 8.0 ▲ 32.8 ▲ 40.8
29
ガッツ石松
3.7 ▲ 51.2 ▲ 47.5
30
小池 一夫
▲ 38.1 ▲ 11.5 ▲ 49.6
31
二階堂 亜樹
▲ 31.9 ▲ 19.6 ▲ 51.5
32
和泉 由希子
▲ 29.8 ▲ 35.9 ▲ 65.7

一次予選最終種目、三人麻雀の闘牌が開始されました。
上位の者は、次の二次予選を少しでも楽に戦うため、ポイントを伸ばしにきます。
また、下位の者はこの三人麻雀でポイントを叩き、一次予選突破を目指します。
そんな激しい争いの中、ゲスト雀豪の小池一夫さんは大きなトップを飾り、一次予選をクリアされました。
その他ゲスト雀豪からは、川合俊一さんや見栄晴さん、佐々木信也さん、武藤敬司さん、池谷直樹さんがトップを取りました。

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小池一夫さん
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川合俊一さん
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見栄晴さん
tri 佐々木信也さん
tri
武藤敬司さん
tri
池谷直樹さん

 
三人麻雀もゲスト雀豪のトップが多くなりました。
プロ雀士は、灘麻太郎プロが得意の三人麻雀で連勝を飾ります。
そして、第1回、2回大会では、仲良しの和泉由希子プロと2年連続一次予選敗退となった宮内こずえプロでしたが、ここでトップを取り、第3回大会に続いて一次予選通過を決めました。

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灘麻太郎プロ
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宮内こずえプロ

 
これで最終種目である三人麻雀も終了し、さっそく結果発表と行きたいところですが、その前に別室にて用意されましたレセプション会場で、豪華なランチタイムとなりました。

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ゲスト雀豪の方々と麻雀プロがこうして談笑できるのも、この麻雀トライアスロンならではのお楽しみです。
何度目かの出場で、プロ雀士と顔見知りになったり、元々お友達だったりと、みなさんお忙しい中、こうして参加していただけるのも、麻雀の楽しみはもちろん、こうしてプロ雀士やゲスト雀豪の方たちと、このような場があるからかもしれないですね。

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左から 池谷直樹さん、高宮まりプロ、宮内こずえプロ
ガッツ石松さん、宝田明さん
tri
小島武夫プロ、畑正憲さん、和泉由希子プロ
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左から 坂上忍さん、高宮まりプロ、見栄晴さん
宮内こずえプロ、川合俊一さん、和泉由希子プロ
tri
左から 蒼井ゆりかプロ、高宮まりプロ、南部虎弾さん
宮内こずえプロ
tri
森山茂和プロ、武宮正樹さん
tri
二階堂瑠美プロ、武宮正樹さん、見栄晴さん
tri
前原雄大プロ、宮内こずえプロ、南部虎弾さん
tri
片山まさゆきさん、蒼井ゆりかプロ、二階堂亜樹プロ
tri
滝沢和典プロ、佐々木寿人プロ、白川道さん
tri
二階堂瑠美プロ、風間やんわりさん

さてここで、実はこの大会が始まる前に、開会の挨拶にて、灘麻太郎会長からご挨拶があったのですが、何とその時に、そろそろ会長を交代しますというサプライズな発表がありました。
新会長には森山茂和プロが就任され、ゲスト雀豪の方々はもちろん、プロ雀士側にも誰もこのことは知らされてなく、本当にビックリ!!な、サプライズとなりました。
灘麻太郎名誉会長、30年間長い間お疲れ様でした。そしてありがとうございました。
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退任する灘麻太郎プロ
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新会長となる森山茂和プロ

こんなサプライズな発表があった中、いよいよ一次予選の成績発表です。
プロ雀士1位通過は宮内こずえプロ。
そして、ゲスト雀豪1位通過は+99.7Pを叩いた池谷直樹さんでした。
発表は続けられ、いよいよ一次予選敗退者の発表です。
プロ雀士では、初出場の藤崎智プロ、そしておめでたいニュースでyahooの注目のキーワードにもランクインした二階堂亜樹プロがここで残念ながら敗退となってしまいました。

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二階堂亜樹プロ
tri
藤崎智プロ

また、麻雀トライアスロンはやっぱり相性の悪い和泉由希子プロもここで涙を飲みました。
そして何と、新会長に就任されたばかりの森山茂和プロもここで早くも敗退。
会長曰く、「今日は最初に出番があって(新会長就任発表)、あとは全然アガれなくなって、もう出番がなくなっちゃいました」とのこと。

tri
森山茂和プロ
tri
和泉由希子プロ

さあ、ゲスト雀豪のほうにも行きましょう。
こちらは敗退ボーダーラインが大変なことになりました。
残念ながらここで敗退となってしまったのは、風間やんわりさんにガッツ石松さん。
さらに、プロ雀士のお知り合いが多いと聞く白川道さんがここで無念の敗退。
何とその白川さんの成績は▲12.3P。普通なら余裕で二次予選へ進める得点です。

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ガッツ石松さん
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風間やんわりさん

そして、ボーダー最終ライン最後のお1人は、▲6.2Pで宝田明さんとなってしまいました。
宝田さんは、東風戦2着で半荘戦トップと波に乗っていたのですが、最終種目の三麻でまさかのラスを引いてしまい、それでもこの点数なら二次予選は行けるだろうと思っていたのですが、12位通過となった小池一夫さんが大きなトップでトータル▲1.4Pと追い上げ、宝田さんをかわして二次予選へ。宝田さんはこの得点でまさかの敗退。まさに麻雀トライアスロンならではの展開となりました。

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白川道さん
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宝田明さん
【 ゲスト雀豪 】
【 プロ雀士 】
順位 名 前 東風戦 半荘戦 三人麻雀 順位 名 前 東風戦 半荘戦 三人麻雀
1
池谷 直樹
5.9 39.5 54.3 99.7 1
宮内 こずえ
9.4 12.2 43.8 65.4
2
武藤 敬司
29.8 8.0 34.0 71.8 2
灘 麻太郎
▲ 26.4 35.3 50.5 59.4
3
先崎 学
35.1 41.1 ▲ 23.8 52.4 3
瀬戸熊 直樹
▲ 1.1 8.4 29.5 36.8
4
川合 俊一
▲ 8.0 12.1 43.6 47.7 4
前原 雄大
36.2 ▲ 11.9 9.4 33.7
5
片山 まさゆき
▲ 27.4 39.9 23.8 36.3 5
荒 正義
9.9 19.4 ▲ 6.8 22.5
6
畑 正憲
▲ 6.6 19.3 14.7 27.4 6
蒼井 ゆりか
4.1 ▲ 7.7 12.4 8.8
7
佐々木 信也
16.0 ▲ 34.1 45.1 27.0 7
佐々木 寿人
23.0 ▲ 39.8 17.4 0.6
8
武宮 正樹
28.9 44.0 ▲ 46.0 26.9 8
滝沢 和典
22.4 15.1 ▲ 39.9 ▲ 2.4
9
南部 虎弾
▲ 8.5 14.0 15.7 21.2 9
二階堂 瑠美
▲ 27.9 37.1 ▲ 27.1 ▲ 17.9
10
見栄晴
▲ 3.1 ▲ 12.3 26.4 11.0 10
古川 孝次
26.7 ▲ 41.5 ▲ 17.2 ▲ 32.0
11
坂上 忍
▲ 23.8 41.6 ▲ 12.8 5.0 11
小島 武夫
31.9 ▲ 40.8 ▲ 24.8 ▲ 33.7
12
小池 一夫
▲ 38.1 ▲ 11.5 48.2 ▲ 1.4 12
伊藤 優孝
7.5 ▲ 40.1 ▲ 33.6 ▲ 66.2
13
宝田 明
2.7 33.8 ▲ 42.7 ▲ 6.2 13
藤崎 智
▲ 11.6 ▲ 17.9 ▲ 45.7 ▲ 75.2
14
白川 道
▲ 14.8 ▲ 12.2 14.7 ▲ 12.3 14
二階堂 亜樹
▲ 31.9 ▲ 19.6 ▲ 34.3 ▲ 85.8
15
ガッツ石松
3.7 ▲ 51.2 ▲ 14.5 ▲ 62.0 15
森山 茂和
▲ 8.0 ▲ 32.8 ▲ 53.1 ▲ 93.9
16
風間 やんわり
▲ 26.2 ▲ 13.5 ▲ 25.2 ▲ 64.9 16
和泉 由希子
▲ 29.8 ▲ 35.9 ▲ 36.0 ▲ 101.7
【 総 合 】
順位 名 前 東風戦 半荘戦 三人麻雀
1
池谷 直樹
5.9 39.5 54.3 99.7
2
武藤 敬司
29.8 8.0 34.0 71.8
3
宮内 こずえ
9.4 12.2 43.8 65.4
4
灘 麻太郎
▲ 26.4 35.3 50.5 59.4
5
先崎 学
35.1 41.1 ▲ 23.8 52.4
6
川合 俊一
▲ 8.0 12.1 43.6 47.7
7
瀬戸熊 直樹
▲ 1.1 8.4 29.5 36.8
8
片山 まさゆき
▲ 27.4 39.9 23.8 36.3
9
前原 雄大
36.2 ▲ 11.9 9.4 33.7
10
畑 正憲
▲ 6.6 19.3 14.7 27.4
11
佐々木 信也
16.0 ▲ 34.1 45.1 27.0
12
武宮 正樹
28.9 44.0 ▲ 46.0 26.9
13
荒 正義
9.9 19.4 ▲ 6.8 22.5
14
南部 虎弾
▲ 8.5 14.0 15.7 21.2
15
見栄晴
▲ 3.1 ▲ 12.3 26.4 11.0
16
蒼井 ゆりか
4.1 ▲ 7.7 12.4 8.8
17
坂上 忍
▲ 23.8 41.6 ▲ 12.8 5.0
18
佐々木 寿人
23.0 ▲ 39.8 17.4 0.6
19
小池 一夫
▲ 38.1 ▲ 11.5 48.2 ▲ 1.4
20
滝沢 和典
22.4 15.1 ▲ 39.9 ▲ 2.4
21
宝田 明
2.7 33.8 ▲ 42.7 ▲ 6.2
22
白川 道
▲ 14.8 ▲ 12.2 14.7 ▲ 12.3
23
二階堂 瑠美
▲ 27.9 37.1 ▲ 27.1 ▲ 17.9
24
古川 孝次
26.7 ▲ 41.5 ▲ 17.2 ▲ 32.0
25
小島 武夫
31.9 ▲ 40.8 ▲ 24.8 ▲ 33.7
26
ガッツ石松
3.7 ▲ 51.2 ▲ 14.5 ▲ 62.0
27
風間 やんわり
▲ 26.2 ▲ 13.5 ▲ 25.2 ▲ 64.9
28
伊藤 優孝
7.5 ▲ 40.1 ▲ 33.6 ▲ 66.2
29
藤崎 智
▲ 11.6 ▲ 17.9 ▲ 45.7 ▲ 75.2
30
二階堂 亜樹
▲ 31.9 ▲ 19.6 ▲ 34.3 ▲ 85.8
31
森山 茂和
▲ 8.0 ▲ 32.8 ▲ 53.1 ▲ 93.9
32
和泉 由希子
▲ 29.8 ▲ 35.9 ▲ 36.0 ▲ 101.7

こうして白熱の一次予選は終了いたしましたが、麻雀トライアスロン雀豪決定戦はまだまだ続きます。
次回は二次予選の模様をお伝えしたいと思います。
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予選のダイジェストや決勝の模様は、エンタメ~テレにて大好評放送中!!
番組配信スケジュール
6月26日 (水)#1 22:30~再放送
7月1日 (月)#2 19:00~初回放送
7月15日 (月)#3 19:00~初回放送
 
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