第224回:プロ雀士インタビュー 藤崎智  インタビュアー:大和

「ロン、8,000は8,300」
やはり決め手になったのは藤崎の十八番「ヤミテン」だった。
追いすがる前原雄大プロの「はい」の言葉と表情からは、これまで幾度となく名勝負を繰り広げてきた者同士だからこそわかる納得感のようなものを感じた。

モンド名人戦4年連続出場3回目の決勝進出での初優勝を飾った「麻雀忍者」こと藤崎智プロ。同郷、秋田県出身の大和のインタビューでお送りします。

都内某所のおしゃれなカフェで待ち合わせ。
女性ファンからは「藤様」と呼ばれる藤崎プロ、炎天下の中歩いてきてもニコニコの笑顔。

 

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藤崎「暑いなぁ、とりあえずなんか飲みなよ。ここのカフェオレ自分で豆とか選ぶんだよ。」

大和「ありがとうございます。」(なるほど・・こういう優しさがファンに愛されるんだな)

火照る身体をカフェオレでうるおしながら

大和「まずはモンド名人戦優勝おめでとうございます!今回の名人戦、7戦5トップはもう完勝と言っても良いのではないでしょうか?」

少し微笑みながら

藤崎「ありがとう。展開もそうだけど全体的にツキが自分に味方してくれているのは感じていたんだ。だから決勝もしっかりとやることさえ出来れば最後まで優勝狙えるなとは思っていたよ。前回の決勝(第13回)では沢崎プロにオーラス、アガれば優勝の競り合いに負けてしまったので今回こその思いも強かった。」

大和「そうだったのですね。確かに映像観て守備的雀風の藤崎さんが、凄い積極的だし何か意図があるんだなと思っていました。」

対局を振り返ってみる。
なお決勝は2回戦行い、トータルポイントトップが優勝となる。

小場で始まった決勝1回戦、最初のぶつかり合いは東3局。
藤崎は役牌3種のところからピンズのホンイツへ向かう。
親の前原のリーチ宣言牌の五筒をポンして全面対決の構え。
無筋をガンガン切り飛ばしていく。

大和「ピンズの形もそこまで悪くないですし、藤崎さんならゆったり構えてチャンスを伺うかと思っていたら真っ向勝負でしたね。」

藤崎「最初の勝負所だからね。まだ東場だしこの手組した以上、真っすぐいこうとは思っていたよ。勿論、精神面の充実による後押しはあったよね。短期決戦だし、こういうぶつかり合いを制さないと勝てないのは解っているから。」

ほどなくして藤崎がしっかりと3,000・6,000を引きアガる。

 

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大和「南場に入るとより一層攻撃的な藤崎さんになってびっくりしたのですが。」

南2局 親 前原 ドラ五筒
前原がマンズのホンイツへ激しく仕掛けていきテンパイでもおかしくない様子。
1シャンテンの藤崎はそこへ生牌の中をぶつける。

 

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ロンと言われたら12,000の牌。
観ている私も思わず「えっ?」と声が出た。
前原は一万四万のテンパイから中をポン、打点も上げてしっかりと4,000オールを引きアガる。

大和「この局は本当にびっくりしました。前原さんは親で、打中はリスクが高いし自分も1シャンテン。藤崎さんだからというのもありますけど、まさか打ち抜くとはおもいませんでした。」

藤崎「やっぱり東場でめくり合って勝てていて、点数にも余裕があったからいけたよね。勿論いつも打つわけじゃないよ(笑)こういう時は土俵から降りちゃいけないんだ。前原さんに俺は「消えた」と思わせたら一気に持っていかれるのは解っているからね。」

決勝1回戦は攻めの姿勢を貫いて見事トップで終える。

大和「決定打みたいな局はありますか?」

藤崎「やっぱり三色の局かな!」

冒頭でも書いた1局。
決勝2回戦 東3局 ドラ七筒 親 前原
ライバルの前原がトップ目、今局も先制の出アガリ5,800のテンパイを入れヤミテンを選択。
藤崎は1シャンテンでドラの七筒が浮いているが、上手くドラターツが出来て三色へ渡る。

 

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終盤、高め三色の六索九索テンパイを入れヤミテン。
安めの九索だと打点的にも物足りないし決勝の戦い方からもリーチか?と思った。
ほどなくして前原が高めの六索を掴み、やや長考するも打ち抜き大きな大きな8,000の直撃を取る。

 

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大和「あそこはヤミテンなのですね?」

藤崎「前原さんがテンパイなのは解っていたよ。だからこそヤミテンなんだ。自分も本手だし、ここまでの向き合い方もあるけど、少しでも隙を見せないように。結果は最高になったね。前原さんもこの局がポイントだったって言っていたよ。」

ライバルからの直撃を取り、その後も展開に恵まれ(勿論、藤崎のゲーム回しは流石の一言ではあるが)オーラスは他3者とも厳しい条件となり2回戦もトップで見事「第14回モンド名人戦」は藤崎の優勝で幕を閉じた。

大和「本当に完勝という感じでしたね!」

藤崎「モンドの試合にはこれまで何回も出してもらっているのだけど優勝は無かったからね。」

大和「えっ?意外です。ところで今は映像対局も沢山ありますが、藤崎さんにとって「モンド」の対局とはどういう印象ですか?またモンドに出場したい若手にアドバイスみたいなものはありますか?」

藤崎「モンドの対局ってあまり勝ち負け比重をかけて打ってはダメなんだよ。強さは当たり前で損や得じゃなく、それよりもプロとしての個性をいかに麻雀や見た目に乗せて打ち抜くのかの方が大事なんだ。これは今まで灘さん、小島先生、森山会長、優孝さん、荒さん、安藤さんらが築いていってくれた伝統であり系譜なんだ。視聴者の方にモンドじゃないと観る事ができない、至高の対局を届けるのがプロとしての義務だと思うよ。」

大和「かっこいいです。ありがとうございます!それでは最後に今後の目標とかってありますか?」

藤崎「正直、望むものってあんまりないんだよね。でもここまでプロ雀士として生きていけたのは、やっぱりプロ連盟にいたからって事が本当に大きいよね。だからまだまだ大きくなっていくだろう連盟に、少しずつでもしっかりと恩返ししていきたいよね。あとはG1タイトルを9回勝っているんだけど、これはキリが悪いから早く10回にしたいかな(笑)」

大和「すぐ取っちゃいそうですけどね!藤崎さん本当にありがとうございました!」

藤崎「えっ?もう終わりなの?あんまり面白いこと言ってないけどいいの?」

 

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藤崎智
「麻雀忍者」と呼ばれ実力は折り紙付きのトッププロでありレジェンドと呼ばれる事も多くなったと言う。しかし本人にレジェンドという気持ちは無いようだ。
それはまだまだ一線で戦っていくのだという言葉の裏返しにも聞こえた。
モンド王座の出場権を得て、10個目のG1タイトル奪取もそう遠くないのかも知れない。

 

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第19期プロクイーンベスト8B卓レポート

決勝メンバーが確定!第19期プロクイーンベスト8B卓レポート

9月24日、第19期プロクイーンベスト8B卓が放送された。
対局者は東城りお、二階堂亜樹、水瀬千尋(協会)、山脇千文美。

 

 

解説の内川幸太郎が戦前「攻撃型が揃っている」と話した通り、対局は1回戦からエンジン全開の激しい戦いとなった。

東1局は2軒リーチが流局。
東1局1本場は3人テンパイのめくり合いとなり水瀬が5,800のアガリ。

 

 

東1局2本場も3人にテンパイが入り、結果は山脇がリーチをツモり1,000・2,000。

 

 

そしてさらには東2局、東城が四暗刻の8,000・1,6000!

 

 

1回戦はこの後も激しい打撃戦が繰り広げられ、アガリだけで8万点以上がやりとりされる結果に。
2回戦は東4局2本場、山脇が先制リーチ。

 

 

ダブ東暗刻の水瀬から出アガると裏が3枚で8,000(+600)のアガリに。
これで2回戦は山脇がトップ。東城も攻める手を緩めず、3回戦を終えて2人が1・2着を独占する形に。
最終戦を残して亜樹・水瀬に90P以上の点差をつきつけ、勝ち上がりを決めた。

 

 

 

山脇「一次予選からここまで勝ち上がることができて本当に嬉しく思っています、皆さんの応援のおかげです。また決勝も頑張りますので応援よろしくお願いします。」

 

 

東城「たくさん応援ありがとうございます。決勝戦も気を抜かずしっかり運量を見せていきたいと思います。よろしくお願いします。」

この結果をもって決勝メンバーが確定。

 

 

第19期プロクイーン決勝1日目は、10月10日(日)14時~放送いたします。
是非お楽しみに!

(文・浜野太陽)

第16期女流桜花Aリーグ第6節C卓レポート

第6節C卓に出場した選手は

 

 

魚谷侑未(2位)・二階堂亜樹(3位)・伊達朱里紗(12位)・武石絵里(13位)の4名。

女流桜花Aリーグは7節終えて、上位8名のうち偶数順位の選手がプレーオフA卓に、奇数順位の選手がプレーオフB卓に進出となります。
プレーオフはA卓B卓の順番で、後から行われるB卓がかなり有利です。
実際このシステムで行われた8度のプレーオフでB卓から決定戦に進出した選手は17人と、A卓の7人と比べてだいぶ差が出ています。

シーズンも終盤に入りプレーオフ進出が濃厚になってきた魚谷は、1位で有利なB卓に入ることが第一の目標になりそうですが、1位に届かない場合でも4位と差をつけた2位に入れば決定戦に残る確率は高くなりそうです。

 

 

この日のインタビューで「今日は普通でした」と答えた魚谷は、4回戦で倍満をアガるなどして、6節連続のプラスを決めて首位の仲田を追走。
10期中8回決定戦に進出している魚谷にとって、次節も普通にしていれば9回目の決定戦進出は堅そうです。

 

 

「ここ最近で一番酷い内容」と自身の麻雀を振り返った3位スタートの亜樹は、それでも沈まず3位をキープ。

激しい残留争いになっていた伊達と武石は1回戦の南4局

 

 

ダブ南・中・ドラ1で武石をかわして3着になった伊達が2回戦に大爆発して卓内トップをとり、残留争いから一転してプレーオフも見えるトータル9位に浮上。
逆に大きく沈み最下位に転落した武石は、美波・杉浦・和泉とあたる最終節で残留を目指すことになりました。

 

 

<第6節C卓最終結果>
伊達+50.2P 魚谷+33.7P 亜樹+0.9P 武石▲84.8P

(文:越野智紀)

何を切る? 2021年9月

第16期女流桜花 Aリーグ 第6節 A卓 2回戦 南4局1本場 東家 中山奈々美プロ

 

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■Twitterで実施したアンケートの結果

 

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■OPENRECで実施したアンケートの結果

 

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■ニコニコ生放送で実施したアンケートの結果

 

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■プロ解答

 

七筒切り

 

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一万切り

 

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二万切り

 

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六筒切り

 

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■実況・解説陣 (アンケート時)

 

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古橋「現鳳凰位佐々木プロの一打を教えてください。」
佐々木「七筒!」
古橋「どういった理由でしょうか?」
佐々木「345・456!それに八筒が3枚切れということで、シンプルに七筒切りです。」

 

■プロの視点
中山奈々美プロ
「この局面は、中途半端に安い鳴きをするよりも満貫、跳満そのまた先を狙って一万切りとしました。
最悪鳴いてテンパイを取りに行くこともできる保険付き。もう速度では全く追い付いていないので、放銃してもいいくらいの気持ちです。
四万はシャンポン以外であたっても安いので、入り方によっては涼しい顔で切ろうと思っていました。
結果的に考えうる最悪のパターンの放銃となりましたが、この点棒状況だと打点があるないに関わらず仕掛けがあると思っているので後悔はないです。
一方でドラを使い切る二万切りや、456も逃さない七筒切りも良かったかな?と今では思っていて、次に同じシチュエーションがあったら違う牌を切ると思います・・・」

 

■終局図

 

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日本プロ麻雀連盟チャンネルはこちらから
OPENREC 日本プロ麻雀連盟チャンネル
ニコニコ生放送<PC版>

第16期女流桜花 Bリーグ 最終節成績表

A C1 C2

順位 名前 1節 2節 3節 4節 5節 合計
1 桜川 姫子 85.0 67.5 11.2 17.4 ▲ 15.0 166.1
2 鈴木 彩夏 46.6 26.8 34.3 ▲ 12.6 32.6 127.7
3 斉藤 理絵 26.9 12.0 ▲ 21.8 ▲ 2.1 87.9 102.9
4 高宮 まり 61.8 11.1 48.1 27.5 ▲ 58.2 90.3
5 黒沢 咲 12.4 ▲ 73.5 88.9 45.1 ▲ 3.0 69.9
6 西城 凛 ▲ 14.6 54.5 1.6 ▲ 17.9 22.0 45.6
7 蒼井 ゆりか 11.3 ▲ 45.9 62.8 ▲ 17.4 ▲ 5.0 5.8
8 井上 絵美子 ▲ 19.4 28.1 ▲ 0.6 ▲ 35.0 25.5 ▲ 1.4
9 大野 彩乃 ▲ 12.1 ▲ 20.9 ▲ 15.9 31.8 7.1 ▲ 10.0
10 中野 妙子 ▲ 13.6 ▲ 63.3 6.5 9.2 46.8 ▲ 14.4
11 一瀬 由梨 ▲ 49.8 16.7 ▲ 18.6 26.1 6.2 ▲ 19.4
12 松岡 千晶 ▲ 27.0 ▲ 19.7 67.9 ▲ 4.6 ▲ 62.3 ▲ 45.7
13 北野 由実 ▲ 15.1 13.7 0.5 1.2 ▲ 91.2 ▲ 90.9
14 高田 麻衣子 30.2 ▲ 61.9 ▲ 100.6 19.7 18.9 ▲ 93.7
15 赤司 美奈子 ▲ 24.8 33.0 ▲ 106.3 0.0 ▲ 30.0 ▲ 128.1
16 水越 京子 ▲ 83.2 37.4 ▲ 28.9 ▲ 64.3 10.6 ▲ 128.4
17 土田 小緒里 ▲ 17.6 ▲ 15.6 ▲ 49.1 ▲ 24.1 ▲ 23.9 ▲ 130.3

第16期女流桜花 C1リーグ 最終節成績表

A B C2

順位 名前 1節 2節 3節 4節 5節 合計
1 楠原 遊 ▲ 30.4 86.0 53.7 10.5 19.2 139.0
2 天音 まこと ▲ 2.2 10.7 24.8 34.3 24.4 92.0
3 後藤 咲 ▲ 9.0 26.1 12.9 28.9 29.8 88.7
4 小笠原 奈央 54.5 13.6 ▲ 12.5 ▲ 1.1 32.3 86.8
5 日高 志穂 29.5 46.5 12.3 30.4 ▲ 32.5 86.2
6 菅原 千瑛 97.8 ▲ 34.4 49.6 ▲ 52.9 21.1 81.2
7 東城 りお 89.0 ▲ 54.8 14.4 43.2 ▲ 15.7 76.1
8 駒田 真子 14.8 53.7 ▲ 11.7 10.8 ▲ 4.1 63.5
9 宮内 こずえ ▲ 29.5 13.9 4.2 31.5 22.0 42.1
10 藤根 梨沙 ▲ 38.7 ▲ 65.2 69.5 80.7 ▲ 12.5 33.8
11 大月 れみ ▲ 2.5 ▲ 50.6 15.7 44.4 ▲ 1.3 5.7
12 齋藤 麻衣子 ▲ 20.9 54.3 ▲ 12.4 0.0 ▲ 21.7 ▲ 0.7
13 石田 亜沙己 ▲ 3.1 118.2 ▲ 50.0 ▲ 3.9 ▲ 62.3 ▲ 1.1
14 大久保 朋美 27.0 51.9 ▲ 29.6 ▲ 35.5 ▲ 25.3 ▲ 11.5
15 ジェン ▲ 52.4 ▲ 9.6 69.6 ▲ 64.2 36.5 ▲ 20.1
16 手塚 紗掬 44.2 26.3 22.4 ▲ 107.9 ▲ 11.7 ▲ 26.7
17 波奈 美里 ▲ 53.5 ▲ 22.1 ▲ 3.1 25.9 14.6 ▲ 38.2
18 音羽 なお ▲ 16.0 0.7 ▲ 25.7 2.6 ▲ 0.2 ▲ 38.6
19 京平 遥 ▲ 8.0 ▲ 72.2 1.5 ▲ 15.0 46.5 ▲ 47.2
20 渋谷 菜瑠美 ▲ 19.0 70.5 ▲ 49.1 ▲ 57.6 ▲ 1.3 ▲ 56.5
21 優月 みか ▲ 21.2 ▲ 91.8 12.7 62.6 ▲ 51.7 ▲ 89.4
22 内田 みこ ▲ 11.9 ▲ 60.5 ▲ 79.5 43.2 13.6 ▲ 95.1
23 桜木 里咲 0.1 ▲ 109.9 ▲ 30.0 17.2 12.0 ▲ 110.6
24 平岡 理恵 ▲ 16.7 0.6 ▲ 15.3 ▲ 79.1 ▲ 35.0 ▲ 145.5
25 夏目 翠 ▲ 41.9 ▲ 23.9 ▲ 64.4 ▲ 49.0 ▲ 17.7 ▲ 196.9

第16期女流桜花 C2リーグ 最終節成績表

A B C1

順位 名前 1節 2節 3節 4節 5節 合計
1 岡田 紗佳 33.1 23.5 57.2 66.7 ▲ 30.9 149.6
2 犬飼 あやの 62.5 33.1 ▲ 14.3 ▲ 10.6 73.7 144.4
3 加賀谷 春歌 23.4 7.7 45.6 13.3 32.1 122.1
4 高橋 慧 12.6 33.7 60.0 1.6 ▲ 18.8 89.1
5 美晤 45.9 28.2 42.8 9.9 ▲ 50.2 76.6
6 香野 蘭 0.3 24.5 ▲ 59.4 24.3 80.0 69.7
7 川上 玲 ▲ 22.1 12.1 4.5 86.3 ▲ 14.3 66.5
8 栗島 有紀 ▲ 53.5 2.6 29.6 59.2 7.8 45.7
9 安藤 りな ▲ 55.8 78.4 20.1 37.3 ▲ 34.8 45.2
10 太田 寛子 44.0 31.4 ▲ 3.5 10.5 ▲ 43.3 39.1
11 咲良 美緒 16.8 ▲ 33.5 ▲ 12.8 45.8 19.8 36.1
12 襟川 麻衣子 55.5 29.7 ▲ 42.0 14.2 ▲ 22.1 35.3
13 古川 彩乃 53.2 ▲ 2.9 ▲ 50.2 ▲ 23.9 44.3 20.5
14 大槻 あいみ ▲ 42.1 ▲ 44.1 20.6 5.6 12.8 ▲ 47.2
15 藤居 冴加 ▲ 37.8 52.8 ▲ 60.8 10.9 ▲ 14.3 ▲ 49.2
16 高橋 侑希 10.8 ▲ 48.6 21.7 ▲ 34.6 ▲ 3.5 ▲ 54.2
17 町田 志織 ▲ 23.1 0.5 14.3 ▲ 117.3 69.8 ▲ 55.8
18 武田 雛歩 5.8 ▲ 64.3 ▲ 36.4 ▲ 30.0 61.4 ▲ 63.5
19 井野 葵 ▲ 23.9 ▲ 21.9 12.2 0.0 ▲ 30.0 ▲ 63.6
20 美里麻 15.8 ▲ 59.0 14.3 ▲ 53.4 ▲ 12.6 ▲ 94.9
21 保坂 麻璃莉 ▲ 61.8 ▲ 66.4 22.2 36.6 ▲ 36.3 ▲ 105.7
22 内山 えみ ▲ 100.0 ▲ 28.6 ▲ 7.6 ▲ 15.0 4.6 ▲ 146.6
23 蒼木 翔子 ▲ 0.5 ▲ 12.4 ▲ 48.7 ▲ 37.3 ▲ 51.6 ▲ 150.5
24 小平 螢 ▲ 35.4 ▲ 10.9 ▲ 29.5 ▲ 29.1 ▲ 45.7 ▲ 150.6
25 美咲 優菜 ▲ 43.7 12.4 ▲ 30.0 ▲ 131.0 ▲ 51.0 ▲ 243.3

第38期鳳凰戦A1リーグ第10節A卓レポート

【第38期鳳凰戦A1リーグ第10節A卓 藤崎が大きなプラス 黒沢は首位キープ】

 

 

本日の対局者は
黒沢咲
前田直哉
藤崎智
吉田直

開始前の成績表はこちら

 

 

1回戦は黒沢が4局連続でテンパイでの37,500点持ちでピンフドラドラのヤミテン。5,800は7,000(+4,000)で大きくリード。

 

 

黒沢に5,800放銃した藤崎がラス目のままオーラスとなるが、親番で2,600オールを2回決めて、一気にトップ目に。

 

 

オーラス4本場は前田が自風のドラ北をポンして二筒五筒待ち。

 

 

藤崎もカン五筒待ちで追いつくが、吉田から五筒が出て前田のアガリ優先。

1回戦はトップに藤崎、浮きの2着に黒沢、前田、吉田の並びで終了。

2回戦は黒沢が3局連続放銃となってしまい苦しい半荘に。

まずは南1局。前田がリーチ。高めの発で7,700。

 

 

南1局1本場は藤崎が一索四索七索三索六索九索のリーチ。高めの一索で7,700は8,000。

 

 

南2局は前田がマンズのメンホン。白が出て8,000。

 

 

2回戦はトップに藤崎、2連勝。浮きの2着に前田。吉田、黒沢の並びで終了。

3回戦の勝負局は東4局。前田が自風の北をポンしてホンイツ東単騎。

 

 

親番吉田がタンヤオピンフドラドラの三万六万ツモ切りリーチ。

 

 

七対子ドラドラ六万単騎の藤崎もツモ切りリーチに出るが、ハイテイで東を掴んでしまい、前田7,700(+2,000)のアガリ。

 

 

3回戦はトップに前田。浮きの2着に藤崎。浮きの3着に黒沢。吉田の並びで終了。

4回戦は西ポン、発ポンの黒沢。2,000・4,000ツモアガリを決めてそのままトップ。

 

 

浮きの2着に藤崎。前田、吉田の並びで終了。

 

 

藤崎が第9節に続くオールプラスで卓内トップ。「まだ万全ではないですが、2節連続ツイていましたね。次節以降も一生懸命打つだけです。」

前田は初戦こそ押され気味に見えたが、2回戦以降は持ち味を存分に発揮してプラス。「今日も苦しいのかなと思ってたけど、プラスになれて良かったです。」

黒沢も4回戦のトップでプラスに転じて首位キープとなった。「休憩時間は毎回食べました。2回戦の後は多めに食べました。」とお茶目な一面も見せつつ、「首位は嬉しいですが、そこは忘れて頑張ります。」

吉田は1回戦オーラスの放銃を反省。「五筒打つなら降級した方がいい」と自身を戒めつつも「応援してくれる方々もいるので頑張ります」とコメントした。

 

 

次回A1第10戦B卓は
2021/9/29(水) 17:00
西川淳
杉浦勘介
紺野真太郎
古川孝次
解説はHIRO柴田を予定。

(文:編集部)

第2期桜蕾戦ベスト16A卓レポート

【第2期桜蕾戦ベスト16 A卓レポート 安藤りな・美里麻がベスト8進出】

2021/9/16(木)ベスト16のA卓が行われた。今期桜蕾戦は一発裏ドラのない連盟公式ルールで半荘4回戦を行い、上位2名がベスト8進出のトーナメント戦。

 

 

1回戦は親番の美里麻が白発ホンイツの3,900オールは4,000オールで一歩リードするが

 

 

太田のタンピンドラ3のヤミテンに美里麻が飛び込む。

 

 

その太田から親番安藤が7,700を直撃という乱打戦に。

 

 

オーラス1本場は、安藤がリーチタンヤオピンフツモドラの2,000・4,000は2,300・4,300をアガって浮きの2着に。

 

 

美里麻、安藤、太田、駒田の並びで1回戦が終了。

2回戦は東2局1本場に安藤がツモ白中ホンイツ三暗刻で倍満のアガリ。

 

 

2回戦はトップに安藤。浮きの2着に美里麻。浮きの3着に太田。駒田の並びで終了。

3回戦、安藤か美里麻とトップラスを決めたい太田にチャンス手。メンホンダブ南、高めイーペーコーなら出ても跳満。

 

 

しかしアガったのは美里麻。打点は1,300は2,200だが、きっと美里麻は勝ち上がると感じたアガリだった。

 

 

南3局。駒田は手を丁寧に育て、この配牌から10巡でメンチンに仕上げる。待ちは四万七万六万九万

 

 

出来ればツモアガリか美里麻・安藤からの直撃を狙いたい局ではあったが、2連勝も必須な駒田はヤミテンで太田から六万ロン。16,300のアガリで3回戦のトップを取る選択とした。

最終4回戦オーラス。親番太田リーチの現物待ちの美里麻がアガって決着。

 

 

以上で第2期桜蕾戦ベスト16A卓の対局が終了。

 

1位通過 安藤りな

 

2位通過 美里麻

 

最終結果は以下の通り

 

 

第2期桜蕾戦ベスト16B卓は
2021/9/30(木)17:00開始

藤居冴加
菊地美羽
藤田愛
菅原千瑛

実況 中野妙子
解説 二階堂亜樹

(文:編集部)

第38期十段位決定戦初日レポート

【第38期十段戦 初日は藤原隆弘が好発進 2番手はグランドスラムがかかった荒正義】

 

 

第38期 十段位決定戦対局者

柴田吉和(現十段位)
荒正義
藤原隆弘
瀬戸熊直樹
三浦智博

ルール:日本プロ麻雀連盟公式ルール
システム:1日4回戦、3日間で12回戦を行い優勝者を決める

※各選手2回の抜け番あり
※10回戦終了時、5位が途中敗退
 
十段戦に関してはこちら↓

十段戦

 

 

勝又健志と前田直哉のダブル解説
実況は日吉辰哉。解説席も豪華である。

【1回戦 柴田・三浦・藤原・荒】

1回戦東1局。荒はドラ2枚使いのピンフをヤミテンに。高めの六万が藤原から出て、7,700のアガリを決める。

 

 
 

 

次局、藤原はノミ手のヤミテンから七索を引き、高め三色に振り替えてリーチ。見事九筒で2,000・4,000を決めて失点を取り返すと

 

 

ダブ東暗刻の手をツモリ三暗刻に受けて6,000オールに仕上げる。

藤原と荒の叩き合いとなった1回戦は、オーラス親番で3,900オールをツモった荒が突き抜ける。

 

 

1本場には柴田のダブルリーチも仕掛けで対抗した荒がかわしきり、圧倒的な強さを見せつけた。

【2回戦 瀬戸熊・荒・三浦・藤原】

2回戦南1局。親番瀬戸熊がピンフドラ高め一通の三筒六筒に仕上げてリーチに出る。

 

 

しかし追いついたのは荒。ホンイツ中ドラの2,000・4,000(+1,000)ツモアガリ。

2回戦オーラス。瀬戸熊がツモリ三暗刻で先制リーチ。ドラ2枚持ちの三浦が手を進めながら現物の四筒を切ると

 

 

藤原がロン。ピンフ三色ドラの11,600(+1,000)でトップを決めた。

【3回戦 柴田・藤原・荒・瀬戸熊】

親番柴田がカン七筒リーチ。荒から出て7,700をアガる。

 

 
 

 

東2局に柴田が1シャンテンでドラの北を切ると、藤原からロンの声。

 

 
 

 

メンホン七対子ドラ単騎の18,300。藤原が柴田にリズムを作らせない。

2ラスは避けたい柴田は七対子東単騎の3,100・6,100で素点を回復するが

 

 

オーラスは親番の瀬戸熊との2軒リーチに競り負けて5,800(+1,000)の放銃。

 

 
 

 

3回戦トップは藤原。瀬戸熊は浮きの2着で終了。

【4回戦 三浦・柴田・瀬戸熊・荒】

初日最終の4回戦。三浦に大物手が入る。二万五万八万五索待ちでリーチ。3,000・6,000のツモアガリを決める。

 

 
 

 

オーラスは親番の荒がホンイツ白六筒九筒五筒の大物手テンパイを入れるが

 

 

柴田がたった1巡に賭けた、リーチタンヤオハイテイツモ、2,000・3,900で執念の浮き2着となった。

 

 

藤原が+63.4P。決勝ならではの強引なリーチと繊細なヤミテンをミックスした緻密な仕事で暫定首位についた。

2日目最初(5回戦)の抜け番は荒。6〜10回戦の抜け番は、5回戦終了時の上位から選択するシステムとなっている。

第38期十段位決定戦2日目2021/9/25(土)14:00開始

実況 日吉辰哉
解説 内川幸太郎
解説 勝又健志
牌譜解説 齋藤豪

(文:編集部)

第38期鳳凰戦A1リーグ第9節C卓レポート

「マムシの沢崎」本領発揮!A1リーグ第9節C卓レポート

9月21日(火)、A1リーグ第9節C卓が放送された。対局者は勝又健志、沢崎誠、瀬戸熊直樹、紺野真太郎。

 

 

対局はいきなり沢崎の跳満からスタート。

 

 

さらに親番でヤミテンの11,600をアガリ、65,300点の大トップに。

 

 

この日どれだけプラスするのかという勢いを感じさせた沢崎であったが、2・3回戦は4着に。しかし、流石としか言えないプレーを見せたのは4回戦の南場。

 

 

南3局1本場、26.900点持ちの沢崎。6巡目に九索を引くも、テンパイとらずのツモ切り!七筒を引き入れると四索切りのヤミテン。二索を引き高目三色になると、満を持してリーチ!

 

 

見事3,000・6,000のツモアガリでトップ目に!さらにオーラスでは…

 

 

変則3メンチャンからツモり三暗刻に変化し、一索を暗カンするとリンシャンから引いたのは南

 

 

ツモ・南・リンシャンカイホウ・三暗刻の4,000オールで、実況解説室の古橋・白鳥をこの状態にさせた沢崎であった。

 

 

1日を終えてのトータルポイントは画像の通り。

 

 
 

 

降級圏を一旦脱出した沢崎は「まだマイナスなのでプラスを目指して頑張ります」とコメント。

 

 

反対に残留争いに巻き込まれる形となった瀬戸熊は「ちょっと最近配牌を見るたびにげんなりするので、食べ物を変えてきます(笑)また次頑張ります」と冗談交じりに話した。

 

 

全13節の長い戦いも次回から最終盤の10節。ますます熱くなる戦いに是非ご注目ください!

(文・浜野太陽)

第1期鸞和戦予選②レポート

2021年9月19日曜日、第1期鸞和戦(らんわせん)一次、二次予選の2日目が開催された。

 

 

2日目も全3会場で開催され、一次予選は予選3回戦を行い、全体のポイント上位約半数が4回戦目を行い、各会場卓数分の人数が二次予選へ勝ち進むことが出来る。
二次予選は巣鴨会場に集まり、Aリーグ所属のシード選手を加え32名で3回戦行い、上位半分が4回戦へ進むことができ、4回戦終了時の1位の選手はベスト16への勝ち上がりが決まる。
4回戦2~9位の選手が2回戦のトーナメント戦へ進め、各卓上位2名がベスト16へ進出。
そのシステムで3日間行い(どこか1回だけのチャレンジ)、ベスト16、ベスト8、決勝と続く。

ルールは日本プロ麻雀連盟公式ルール
・一発、裏ドラ、カンドラなし
・30符4翻は、子7,700、親11,600
・順位点、3万点持ち3万点返し
2人浮き ( +8、+4、▲4、▲8)
1人浮き (+12、▲1、▲3、▲8)
3人浮き (+8、+3、∔1、▲12)
同点の者がいた場合、順位点を分ける

Aリーグ所属のシード選手

 

 

 

4回戦終了時、一次、二次予選通して全連対した、蒼山秀佑が、ポイント1位でベスト16へ進出。

トーナメント戦

A卓

 

 

魚谷侑未、藤島健二郎、老月貴紀、齋藤麻衣子
勝ち上がり 魚谷侑未、藤島健二郎

B卓

 

 

井出一寛、皆川直毅、中谷彰吾、金子正明
勝ち上がり 皆川直毅、金子正明

以上の5名がベスト16に進出となりました。
2日目はAリーガー2名が勝ち上がりを決めました。
予選も残すは最終日のみ。 
続報をお楽しみに。

(文:鈴木誠)

第19期プロクイーンベスト8A卓レポート

岡田桂、二階堂瑠美が決勝へ進出!第19期プロクイーンベスト8A卓

9月17日、第19期プロクイーンベスト8A卓が放送された。
対局者は日向藍子(最高位戦)、和久津晶、二階堂瑠美、岡田桂(麻将連合)。

 

 

対局は1回戦東1局から大きな動きを見せた。起家岡田が4巡目に高目三色のリーチ。これに手詰まった日向がハイテイでの放銃となり、裏1枚の18,000!

 

 

岡田はオーラスにもチンイツの倍満をツモり、1回戦を終え+38.0Pの大きなトップ。

 

 

一方、放銃が響いた日向は4着に沈むも2回戦は要所でアガリを決めトップ。3回戦でも4,000オールをツモり、トータルポイントは3者並びの状況に。

 

 

 

 

しかしここから再び突き放したのは瑠美。
南2局、勝負手の日向から一筒を捕らえると裏が2枚で5,200の直撃!

 

 

さらに7,700、8,000のアガリでこの回大きなトップを決め、岡田とともに日向へ約60P差の大きな条件を突きつける。
最終戦は瑠美が親番でホンイツトイトイの12,000を日向から直撃し、これが決定打となった。

 

 

勝ち上がりは岡田・瑠美。

 

 

「10月は毎週麻雀できるようになってすごく嬉しいです。これからも応援よろしくお願いします!」

 

 

「今日は情けない麻雀を見せてしまったんですけど次も頑張りたいと思います。応援よろしくお願いします」

次回プロクイーンベスト8B卓の放送は9月24日(金)16時~。

対局者は東城りお、水瀬千尋(協会)、山脇千文美、二階堂亜樹。

次回も是非お楽しみに!

(文・浜野太陽)

第16期女流桜花Aリーグ第6節B卓レポート

第6節B卓に出場した選手は

 

 

内田美乃里(6位)・二階堂瑠美(7位)・杉浦まゆ(14位)・古谷知美(15位)の4名。

 

 

1回戦東1局
古谷のダブルリーチを受けた内田は仕掛けて対抗し、ドラのダブ東をツモアガっていきなりの6,000オール。
その内田に続いたのは瑠美。
杉浦の仕掛けに2局連続でドラを押してリーチを掛け、徐々に加点していくと

 

 

2本場の親で3巡目リーチが入り、リーチツモ三色の3,900は4,100オールのアガリ。
これで内田をかわすと

 

 

南3局の親で3枚切れのカン五索のリーチを掛け、再び三色のツモアガリがトドメの一撃。

 

 

オーラスは内田が満貫をツモって大きめの2着となり1回戦が終了します。
今節を少しでもプラスで終えれば降級ゾーンが見えなくなり、プレーオフもほぼ確実と言えるポイント状況の瑠美と内田。
その2人が好スタートを切って上位陣と下位陣が大きく離れた1回戦になりましたが、そこから全員が順番にトップを取ってポイントは平らになり

 

 

残留を目指す杉浦・古谷の2人は2回戦以降で盛り返してマイナスを最小限に抑え、残留ボーダーまで杉浦が12.2P・古谷が50.2Pとして勝負の最終第7節へと向かいます。

卓内トップとなった内田は2節目以降で全てプラスしてトータル4位に浮上。
唯一のマイナスとなった第1節は仲田に九蓮宝燈を放銃したのが原因なので、そのリベンジをするチャンスが見えてきました。

<第6節B卓最終結果>
内田+20.5P 瑠美+2.4P 杉浦▲7.5P 古谷▲15.4P

(文:越野智紀)

戦術の系譜22 齋藤 豪

みなさんこんにちは。
戦術の系譜のバトンを頂きました「齋藤豪」(さいとうごう)と申します。
何を書いても良いとのことなので、私の得意分野であるネット麻雀にフォーカスをあてて、ネット麻雀で勝ちやすい戦術や、特化した考え方をいくつかご紹介していきたいと思います。

第1回のテーマは「ラグ読み」です。
いきなりマニアックで賛否両論ありそうなテーマですが、ネット麻雀においては立派な戦術だと思っているのでご紹介いたします。
ラグ読みの是非についても私見でコメントをしておりますので、ぜひ最後までご覧いただけると幸いです。

■ラグ読みの概要
ネット麻雀では、ポンやチーができる牌が切られた場合に、その選択のために画面が一時停止します。
もちろん対戦相手の画面も止まっているので「あ、誰か今、鳴こうか迷っているんだな」と思われています。
この「鳴ける牌が出た時に一時停止している遅延時間」「ラグ」と呼ばれていますが、この「ラグ」を考慮して相手の手牌を推測する戦術を「ラグ読み」と言います。

※ラグが発生している状況例

 

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例えば上記のシーンで一索を鳴かずにスルーした場合、他家から見た場合に以下の考察が可能です。

・東家が一索「チー」または「ポン(カン)」できた可能性がある。
・南家、西家が一索「ポン(カン)」できた可能性がある。

このようなラグが発生した瞬間を記憶しておき、守備や攻撃に転用する事で初めて戦術となります。
ラグ読みは推理ゲームのようなもので、奥が深いです。
ラグ読みを意識することで、推理力が鍛えられて、ラグ読みが利用できない通常局面の能力も向上すると私は考えます。
今回は実践例をいくつかご紹介いたします。

①4センチの中身を読む
場面は東1局、自分は北家で下家がダブ東を含め3フーロしておりピンズのホンイツが濃厚な局面です。

 

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下家は北をポンして打一筒、数巡後の最終手出しが七筒です。
もうピンズは切りたくないゲンナリした気持ちにさせられる仕掛けです。

 

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ドラの三筒をツモって来たところで、念のため対面の警戒も含めて七筒を合わせ打ちました。
この七筒にラグが発生します
七筒はポンできる牌ではありませんので、シュンツの形で下家にラグが発生している事が確定しました。
この時点では残り4枚の手牌とは言え、様々な形が想定できます。

六筒七筒八筒八筒
五筒五筒六筒七筒
牌の背四筒五筒六筒
牌の背五筒六筒七筒
牌の背六筒七筒八筒

など、まだ形は絞り込めません。

 

100

 

その後、対面が危険な八筒をプッシュしたのを見て、八筒を合わせ打つとここではラグが発生しません。
八筒が通り、七筒でラグが発生し、八筒でラグが発生しないという3つの情報で、下家の手牌は以下の可能性が高くなりました。

牌の背四筒五筒六筒
(※八筒でラグが発生しないということは、七筒を持っていないことの証明になります。)

 

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さらに下家は手出しで六筒を打ちます。
これで、先ほどの牌の背四筒五筒六筒の正体は三筒四筒五筒六筒だったのでは?と推測できます。
ここで考えるべきは、下家は単騎待ちの可能性が高いという点と、ドラの三筒を保有している可能性も高いという点です。
ホンイツがつかなくても7700以上が確定しているのであれば、ピンズと字牌以外の意表をついた待ちも候補にあがります。
つまり、この時点で現物以外の牌は全て危険牌となるのです。

 

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今回は字牌単騎への待ち変えでしたが、一見通りそうなマンズやソウズであっても打たなくてよい場合は、打つべきではないと考えられます。

②相手の有効牌の受け入れを読む
南1局、急所の七筒を鳴いてタンヤオドラ1、高め三色の可能性が残る1シャンテンです。

 

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ラス目の対面からリーチが入って、一発目に無筋の五索を引きました。
3着目の自分は放銃は避けたいシーンです。
六万が3枚見えているため、ワンチャンスとして五万七万が選択にありますが、必ず通る保証はありませんので、いっそ真っ直ぐ八索を打ち抜く手もあります。
難しい局面ですが、実は数巡前にラグの情報がありました。

 

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六万の見えている枚数から、対面のシュンツに対するラグである可能性が高い状況です。
重要なのは六万にラグが発生した時点で、単純なリャンメン四万七万待ちや五万八万待ちに放銃する可能性は、ほぼ無いと言える点です。
何故なら五万六万六万七万の形で単純リャンメンターツを持っているなら、六万でラグが発生しないからです。
この逆説的な考えによって、手牌にある五万七万はワンチャンス+ラグの情報で、より安全度が高くなっている状況と言えます。

 

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このため、いったん七万で迂回をしました。

 

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さらに危険牌を引かされたので、残りの七万五万を落としきって流局です。
八索の一発放銃を避ける事が出来て、結果的にファインプレーとなりました。
六万のラグは、七万八万九万の出来メンツに対するラグだったようです)

ただし、この種類のラグ読みについては注意が必要です。
何故なら、あくまで単純リャンメンには放銃しないというだけであり、例えば以下のようなノベタンや複合形には放銃する可能性があるからです。

四万五万六万七万
三万四万五万五万六万
五万六万七万八万九万

上記はいずれも六万にラグが発生するが、四万七万が放銃するケースです。
このため、あくまで通常よりも放銃率が下がる、というくらいのバランスで利用するべき戦術となります。

※ただし今回のケースだと捨て牌に二万三万がある事で、上記の複合系の可能性も少なくなっているので、安全度は非常に高いと言えます。
このように他の捨牌と組み合わせて考えられれば、より活用できる守備戦術となります。

③自分の有効牌の残り枚数を読む
攻撃に使えるラグ読みも紹介します。
場面はオーラス親番。現在は2着目でトップまで5,100点差です。

 

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上家のトップ目がすでに2フーロしていますが、上家に満貫を放銃しても着順が落ちないので、リスクは無視して自分のアガリだけを見て良い局面です。
状況としては六筒が自分から4枚見えているため、七筒の受けは良さそうに見えます。
手牌のドラ2枚を使い切れれば鳴いてもトップ逆転の条件を満たしますので、五筒のドラも使い切りたいところです。
となれば、六索をツモ切りするか、二筒三筒あたりを打つのが良さそうに見えます。
しかしこの時、私はまったく別の事を考えていました。下家が数巡前に打った七筒にラグが発生していたからです。

 

100

 

下家が七筒を打った時点で、すでに六筒は4枚見え、九筒は3枚見えていました。対面が七筒をチーできた可能性は低いです。
つまり、チーのラグである可能性は低く、誰かがポンできる牌であった可能性が高いのです。
さらに対面は六筒を打っています、六筒七筒七筒からドラ受けを外して六筒を打ち出す可能性は低いと考えられますので、七筒を持ってなさそうです。
つまり……七筒を対子以上で持っている正体は…

 

100

 

上家という事が推測できます。
狙い目と思っていた七筒が残り1枚~0枚という事が分かっていれば、打六筒という選択肢が有力になります。

 

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この局では目論見どおり打六筒の後ですぐに三索を引き入れてリーチを打つことができました。
これが攻撃に活用したラグ読みの真骨頂です。結果は当然…

 

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なんでやねん(これが麻雀)
この他にも、詳細は割愛しますが以下のようなラグ読みなども存在します。

④打点を読むラグ読み
→仕掛けを入れた相手に対して、ドラが打たれた際にラグが発生していなければ、対子以上で持っている可能性が低い、など。

⑤テンパイノーテンを読むラグ読み
→先ほどまでラグっていた牌が、急にラグらなくなる。(テンパイしたから鳴き無しを押した可能性を読む)

■ラグ読みの注意点
ラグ読みはあくまで補助、たまーに使えるオマケ的な役割なので過信は禁物です。
主な注意点は以下となります。

・麻雀ゲームによっては「偽ラグ」と言われる強制的なラグが数秒発生する事があります。
(実際には鳴ける牌ではないが、ランダムで数秒ゲーム進行が停止する。)
このため、不慣れなラグ読みは逆に成績を下げてしまう要因ともなり得るので、あくまで補助的な役割として使うにとどめましょう。

・「鳴き無し」を活用している相手には注意が必要です。
局の途中でON/OFFを切り替えるような相手である場合は、ラグらなかったという情報は活用できません。
このため「ラグが発生しなかった」という情報を過剰に信じるのは危険です。
慣れてくると、半荘中に発生するラグの量から、相手が「鳴き無し」をどこまで活用するかも読み筋に入れます。
逆に、自分がラグで読まれたくない場合は、自分自身で「鳴き無し」を活用するなどの工夫も必要です。

■ラグ読みは邪道なのか?ラグ読みの是非は?
例えばリアル麻雀では、所作や表情などを雰囲気で感じ取ったり、牌の並び方を読み筋に入れて、打牌に反映させる打ち手もいるかと思います。
これらはネット麻雀では取得できない情報です。では、これらの情報を活用できるリアル麻雀は邪道なのでしょうか。
リアルもネットも何万ゲームも打ってきた私が思うに、その舞台において自然に入ってくる情報は活用して良いと考えています。
※私の場合は、自然に入ってきた情報は読みたくなくても自動で処理してしまうので、逆に読まないという事ができません。
(ここは人それぞれで考え方が異なると思うので、決して他人には強要しないでください)

■ロン2のメリット
日本プロ麻雀連盟公式のロン2では、偽ラグのシステムが無いため、ラグが発生した場合は100%人為的なラグとなります。
しかし「鳴き無し」(スルーボタン)を常に押していると、予期せず鳴きたい牌が出現した場合に鳴くことができず、それが出るなら鳴くのに!というモヤモヤが発生する事もしばしばあります。
そんな葛藤を解消できるロン2のシステムを紹介します。
なんと、鳴き無し(スルー)を押していても、鳴きたい牌が出た直後に1.5秒以内に牌の上にカーソルを合わせると、一時的に鳴き無しが解除されて鳴けるのです!

※ロン2公式サイトより抜粋

 

100

 

■ロン2公式サイト:チー、ポン、カンの仕方&便利なテクニック

これが本当に画期的で、リアル麻雀に近い感覚で打つことができるのがとても素晴らしいです。
私はロン2では常に「鳴き無し(スルー)」を有効にして打っていて、この手のストレスがありません。
※天鳳だと、役牌1枚目をスルーしたいときにラグでバレたくないので1枚目が出るまで「鳴き無し」を有効にしておく必要があるなど、ちょっと操作が大変なのです。
ロン2をプレイしている方で上記の仕様を知らない方がいたら、ぜひ実践してみてくださいね。
リアル麻雀で「鳴きたい牌が出たときに声がでない」人は、練習にもなると思います。

今回は、ネット麻雀あるある「ラグ読み」について記載させていただきました。
それではまた次回にお会いしましょう。

第38期鳳凰戦A1リーグ第9節B卓レポート

【第38期鳳凰戦A1リーグ第9節B卓 藤崎が+57.5Pで前節のマイナスを帳消しにし、7位に浮上】

 

 

本日の対局者は

2位 HIRO柴田 +123.5P
4位 近藤久春 +69.8P
8位 沢崎誠 ▲51.9P
11位 藤崎智 ▲102.2P

 

 

東2局。藤崎が白と自風の北をポン。

 

 

マンズのホンイツみたいな河だが実はピンズのホンイツ。7,700のアガリを決めた藤崎がトップ。

 

 

オーラスに2,000・3,900をツモった近藤が浮きの2着。H柴田、沢崎の並びで終了。

2回戦東2局1本場。
親番H柴田がタンヤオ七対子ドラドラ三万単騎。出アガリ12,000、ツモると6,000オールの大物手。
西家藤崎は三万六万九筒の変則3メンチャン。一手変わりツモり四暗刻。

 

 

七対子テンパイの南家近藤が三万をツモ切り。ダブロン牌は藤崎のアガリ優先でイーペーコーのみ1,300は1,600。H柴田は加点出来ず親番も流れてしまった。

南1局。H柴田が234三色確定のカン三万リーチを打つが

 

 

藤崎の追っかけリーチ北単騎に放銃。

2回戦はトップに藤崎2連勝。近藤と沢崎も浮き、H柴田の1人沈みで終了。

3回戦にH柴田の逆襲が始まる。藤崎と競った2着目につけて迎えたオーラスにリーチピンフツモ三色の4,000オール。

 

 

1本場でドラの三索雀頭のカン八万ツモで4,100オール。

3回戦はトップにH柴田。浮きの2着に藤崎。オーラスにアガった沢崎が近藤と同点3着で終了。

沢崎はオーラスにアガれて順位点の失点を抑えているものの、ポイントがかなり削られてしまった。
4回戦オーラス。近藤との2軒リーチを制して12,300(+1,000)をアガリようやくトップを狙える戦いに持ち込むが

 

 

藤崎を200点かわしてトップ目となった3本場で600・800の親被り。

4回戦は沢崎、藤崎が同点トップ。浮きの3着にH柴田。近藤の並びで終了。

 

 

卓内トップは藤崎。トップ3回、浮きの2着で+57.5Pのオールプラスで7位浮上。
H柴田は+13.8Pで2位キープ。4節連続マイナスしていたので喜びもひとしおだろう。

 

 

次回A1第9節C卓は
2021/9/21(火)17:00 ※ 火曜日開催

勝又健志
沢崎誠
瀬戸熊直樹
紺野真太郎
解説 白鳥翔

(文:編集部)

第38期鳳凰戦A1リーグ第8節C卓レポート

西川淳、嬉しい嬉しい1年2ヶ月ぶりの卓内トップ!!【第38期鳳凰戦A1リーグ】

 

 

トータル首位に立つHIRO柴田と残留争い3名の一戦。
藤崎は病明けの復帰戦となる。

1回戦起家から

HIRO柴田.藤崎智.西川淳.吉田直

南1局1本場 親番HIRO柴田

二万 上向き三万 上向き四万 上向き四索 上向き五索 上向き六索 上向き七索 上向き七索 上向き四筒 上向き五筒 上向き六筒 上向き六筒 上向き七筒 上向き ツモ八筒 上向き ドラ六索

 

 

南3局 親番西川

五万 上向き五万 上向き四索 上向き五索 上向き七索 上向き八索 上向き九索 上向き四筒 上向き五筒 上向き六筒 上向き七筒 上向き八筒 上向き九筒 上向き  リーチ  ロン三索 上向き  ドラ五万

 

 

南3局 親番西川

四万 上向き五万 上向き六万 上向き六万 上向き三索 上向き四索 上向き五索 上向き七索 上向き七索 上向き七索 上向き三筒 上向き四筒 上向き五筒 上向き  ロン三万 上向き  ドラ三筒

 

 

勝負手を3発決めた西川が66,000点のトップ。

2回戦起家から

西川淳.HIRO柴田.藤崎智.吉田直

1回戦浮きの吉田がこの半荘では主役となった。
東3局の役牌ホンイツの8,000の出アガリを皮切りに、続く親番で5,800、3,200オールのアガリ。
一時60,000点をこえた吉田が1人浮きで2回戦を終える。

3回戦起家から

吉田直.HIRO柴田.西川淳.藤崎智

ここまで苦しい展開だったHIRO柴田だが、オーラス藤崎が吉田へ6,400の放銃により1人浮き。

圧巻だったのは
南2局1本場の親番の10巡目

一万二万三万五万六万六万七万八万九万五筒六筒六筒九筒九筒  ドラ六筒

ここから先にドラの六筒をリリース。
四万七万が薄くドラ六筒が切られた直後に合わせた(ツモ切り)形ではあるが、次巡ツモは六万

リーチ、ツモ、ドラ1の2,000オールとなった。

 

 

4回戦起家から

西川淳.吉田直.HIRO柴田.藤崎智

小場で進んでいたが、南2局に西川がタンヤオピンフ三色を出アガリし、そのままトップとなる。

 

 

 

 

西川は去年7月以来の嬉しい卓内トップ。
藤崎にとっては厳しい復帰戦となった。

(文:蒼山秀佑)

第38期鳳凰戦A1リーグ第9節A卓レポート

黒沢咲、大幅プラスで決定戦進出へ大きく前進!A1リーグ第9節A卓レポート

9月14日(火)、A1リーグ第9節A卓が放送された。対局者は西川淳、瀬戸熊直樹、杉浦勘介、黒沢咲。

 

 

瀬戸熊・黒沢のMリーグ「チーム雷電」のチームメイト対決ということで注目の集まる一戦となった。
そんな中、1回戦は「今日は並々ならぬ決意で来た」という西川が、親番で連続の大物手を成就。

 

 

 

東場で5万点を超えるトップ目に立つも、立ちはだかったのは黒沢。

 

 

メンツ手も見える難しい手牌を七対子にまとめ上げ、西川から9,600の直撃!さらにオーラスには先制リーチの現物待ちでテンパイするも、トップを目指して追いかけリーチ!

 

 

これをハイテイでツモり、Mリーグでの華々しい活躍を彷彿とさせるトップを奪取した。
黒沢は続く2回戦でも南3局時点で4着目に沈んでいたが、オーラス親番の3,900オールで一発逆転のトップ浮上。

 

 

連続のトップを決めると、3・4回戦も2・3着でまとめ、65.5Pの大幅プラス。暫定首位に立ち、「来週の水曜日にまた対局なので、今日の麻雀を見返してこの感覚を忘れないように次回も大きなプラスを目指したいと思います。」と語った。

 

 

1日終了時点のトータルポイントは以下の通り。

 

 

 

杉浦・西川は降級圏を脱出したいところではあったが、今回は現状維持。
杉浦「下位の人がここ数節で花火が上がったみたいにプラスしているので、自分もそこに加わって面白くしていければなと思います。」

 

 

西川「今日は並々ならぬ気持ちで入ったんですけども、黒沢さんにねじ伏せられてしまって、次当たる時までに鍛え直したいと思います。」

 

 

瀬戸熊は大きなマイナスで一旦決定戦進出争いからは遠のく形となった。
「この状況で練習不足にはなっているんですが、今週は十段戦決勝もあるので試合を最高の練習と思って楽しむくらいで頑張ります。」

 

 

次週のA1リーグは9/21・22と連日の放送となります。是非お楽しみに!

(文・浜野太陽)

第2期若獅子戦ベスト16AB卓レポート

【第2期若獅子戦ベスト16AB卓、A卓は佐々木と福田、B卓は野村と藤井の勝ち上がり】

当団体の中だけでなく、外からの注目も多かった第1期の若獅子戦、第2期も29歳以下の選手102名の参加で開催された。
第1期と同じく、12名の勝ち上がりと審査員による4名の推薦者によってベスト16が出揃う。
(予選初日のレポートはこちら

(予選2日目のレポートはこちら

ベスト16のA卓、B卓は同時に行われ、アンケートの結果A卓が中継となったのだが、視聴者も知らない選手が多いこともあり、対局前にAB卓全8名の紹介および意気込みのインタビューが行われた。
堂々とした選手もいれば、目に見えて緊張している選手もいたりと、この若獅子戦ならではといった様子。

■ A卓
佐々木俊哉
37期 東北本部所属

『登米の怪人』という通り名。SNS上で、東北所属のプロからの応援も多い。
「色々な鳴きを見せたいと思います。東北で応援している方にいいところを見せたいです。」

 

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福田雄大
32期 東京本部所属

夏目坂スタジオの名物裏方。ここ夏目坂はホームグラウンド。
名前は「ゆうだい」ではなく、『ゆうた』。
「強い奴が打つ麻雀を見せたい。簡単には降りない麻雀を見せたいと思います。」

 

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荒井伶太
36期後期 東京本部所属

今期の新人王も決勝に残っている。
「見ている方や応援していただいている方の期待に応えたいと思います。」

 

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曽篠春成
36期前期 東京

今年の十段戦、八段戦まで勝ち上がっている。
第1期はベスト16敗退。第1期から、本日解説の白鳥は評価していたとのこと。
「推薦されなかった選手の分も頑張りたいと思います。」

 

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■ B卓
時丸仁義
37期後期 東京本部所属

実況古川のアンケートには、『山梨出身。夢は越後の滝沢プロと川中島の合戦をすること。』とウイットのあるコメント。
「名前に注目されることが多いので、仁義なき麻雀を打ちたいと思います。」

 

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渡邉準也
37期後期 東京本部所属

第1期の出場を目指して受験したが、不合格となり、半年勉強してプロデビュー。
「予選は目立たないようにしてコツコツ稼いでいたんですが、今日はがつがつ攻めてベスト8にいけるように頑張りたいと思います。」

 

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野村駿
36期後期 東京本部所属

23歳。名前はたかしと読む。小学2年生のときの家族麻雀で覚える。
「とても緊張しているんですけど、普段通り打てるように頑張ります。」

 

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藤井崇勝
32期 九州本部所属

第30期新人王、鳳凰戦はB2リーグ。
牌理重視のバランス型。基本に忠実な麻雀と解説の白鳥。
「自信はあります。今日勝ち上がって、応援している皆様に自分の麻雀を見せられるようにしたいです。」

 

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対局については、予選1位通過の佐々木が絶好調。
1回戦に4,000オールをアガりトップを取ると、2回戦は東1局の親番から

 

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ドラ表示牌をツモって、リーチ、ツモ、ドラの2,000オール。

 

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1本場は高目をツモって4,000+100オール(リーチ、ツモ、タンヤオ、ピンフ、一盃口)。

 

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白は2枚切れだったが、親荒井の高目三色のリーチを受けた直後にツモアガリ。
2連勝かつ大きなトップで早くも1席を確定させる。

2番手争いは、3回戦の順位点を入れて、ほぼ横並びで迎えた3回戦南2局

 

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福田がリーチを打ったことにより、荒井のトイツ落としを誘い、リーチ、チートイツ、ドラ2の満貫のアガリ。
結果的にはこれが大きなアガリで、荒井にとってはやや悔いが残る放銃だっただろうが、これは積極的にリーチに出た福田を褒めるべきだろう。

B卓は、劣勢だった藤井が、最終戦に真価を発揮し、逆転勝ち。
リードのあった野村とともに通過となった。

 

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ベスト16のCD卓は10/1 17時から対局予定。
C卓:金杉空vs鈴木裕也vs上田稜vs西名優
D卓:佐藤孝行vs吉井優vs大高啓vs松本峻
※放送はD卓となります。

(文:福光聖雄)

第16期女流桜花Aリーグ第6節A卓レポート

女流桜花Aリーグも残り2節と終盤戦に入り、各選手の狙いが明確に分かれてくるところ。
第6節A卓に出場した選手は

 

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仲田加南(1位)・中山奈々美(5位)・山脇千文美(8位)・和泉由希子(16位)の4名。

ポイント状況が大きく離れた4者の対局は開始10分でトラブルが発生しました。

 

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東2局南家の中山が第1ツモをせず打牌してしまい、少牌となって▲20ポイント。
この痛すぎる失点で崩れていってしまうかと思いきや、そこから始まった中山の怒涛の攻め。

 

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3連続のアガリで1回戦大きなトップを奪い、失ったポイント以上に加点することに成功しました。
2年前降級寸前から入れ替え戦に滑り込みAリーグ残留を決めたように、中山は開き直って攻めた時に好結果を出す傾向があります。
自らのチョンボでスイッチを入れる荒療治で現状維持の順位をキープ。

苦しくなったのは8位スタートの山脇。

 

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1回戦南3局。
ハイテイでテンパイが入るも余った八万は仲田のリーチに対して無筋の牌。
残った無筋が三筒六筒四筒七筒五筒八筒五万八万と4種類あり、それならばテンパイを取ったほうが得になると八万を切るも

 

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これが捕まってリーチ・タンヤオ・ホウテイ・ドラ1は8,000点の放銃。
その後も勝負手がアガれず大きく沈んだ山脇は、プレーオフ狙いから残留狙いに目標変更して次節戦うことを余儀なくされました。

16位と最後尾からのスタートだった和泉は

 

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変則6面待ちのチンイツを高めの一筒でアガるなどしてプラスで終え、目標のポイントにはまだ足りない状況ですが最終節に望みを繋ぎました。

 

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仲田は卓内トップでトータル2位の魚谷を突き放し、プレーオフを有利に戦える1位通過へ向けて文句のない結果。
今年も仲田が持つ決定戦連続出場の記録が伸びそうです。

 

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<第6節A卓最終結果>
仲田+35.6P 和泉+9.1P 中山+0.1P 山脇▲65.8P

(文:越野智紀)