四国支部設立記念大会と四国支部プロテスト

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2022年5月15日に愛媛で日本プロ麻雀連盟四国支部 設立記念大会が開かれます。

ゲスト
森山茂和
佐々木寿人
宮内こずえ
魚谷侑未
望月雅継

皆様ふるってご参加ください。

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第33期中部プロリーグ 第10節(A)/後期第5節(B・C・D)

Aリーグ

順位 名前 1節 2節 3節 4節 5節 6節 7節 8節 9節 10節 合計
1 寺戸孝志 11.4 49.0 68.9 ▲ 67.5 11.7 12.0 ▲ 4.3 18.5 28.0 47.6 175.3
2 大橋幸正 38.3 ▲ 9.3 28.9 76.1 60.0 16.0 ▲ 66.3 30.1 ▲ 8.2 ▲ 12.0 153.6
3 杉村泰治 10.3 15.2 50.6 65.1 ▲ 30.0 ▲ 18.1 73.9 10.7 31.8 ▲ 58.7 150.8
4 小野雅峻 28.0 44.3 ▲ 37.1 ▲ 10.6 8.5 54.5 ▲ 11.4 24.9 ▲ 12.5 15.5 104.1
5 越川清一 42.3 ▲ 34.4 3.3 15.4 ▲ 58.3 ▲ 10.5 29.3 ▲ 33.5 52.5 33.5 39.6
6 堤文吾 39.8 ▲ 28.2 85.0 9.5 ▲ 35.5 5.0 8.9 8.5 ▲ 94.3 23.1 21.8
7 斎藤寛生 51.8 ▲ 16.2 ▲ 77.8 ▲ 0.4 ▲ 51.8 67.2 48.4 ▲ 43.5 ▲ 21.9 32.9 ▲ 11.3
8 杉浦勘介 28.1 53.9 ▲ 48.9 ▲ 46.2 33.8 ▲ 2.8 ▲ 5.9 6.6 ▲ 12.3 ▲ 48.8 ▲ 42.5
9 村瀬寛光 ▲ 50.2 ▲ 11.9 19.5 6.9 ▲ 36.3 4.8 54.3 ▲ 38.3 28.1 ▲ 32.5 ▲ 55.6
10 山本拓哉 ▲ 67.9 27.7 ▲ 1.6 5.0 15.8 ▲ 19.6 5.9 16.5 ▲ 34.7 ▲ 29.0 ▲ 81.9
11 掛水洋徳 ▲ 56.0 ▲ 39.2 ▲ 19.4 ▲ 15.5 7.9 16.9 ▲ 17.2 ▲ 80.3 14.4 83.3 ▲ 105.1
12 清水哲也 ▲ 38.6 ▲ 38.7 ▲ 16.5 ▲ 100.0 9.7 44.8 ▲ 53.7 35.5 34.7 6.5 ▲ 116.3
13 三戸亮祐 ▲ 5.5 ▲ 8.6 ▲ 55.0 ▲ 29.5 3.9 ▲ 71.3 ▲ 21.8 78.2 19.6 ▲ 41.4 ▲ 131.4
14 伊藤鉄也 ▲ 31.8 ▲ 5.6 ▲ 1.9 ▲ 8.3 59.6 ▲ 98.9 ▲ 41.1 ▲ 34.9 ▲ 25.2 ▲ 21.0 ▲ 209.1

Bリーグ

順位 名前 1節 2節 3節 4節 5節 合計
1 池沢麻奈美 30.2 48.9 31.2 ▲ 4.9 ▲ 11.6 93.8
2 髙橋侑希 33.9 6.3 37.1 20.3 ▲ 21.6 76.0
3 中谷彰吾 23.0 ▲ 14.4 1.5 6.5 50.7 67.3
4 日下健司 30.3 ▲ 3.6 ▲ 8.5 37.5 ▲ 4.5 51.2
5 都築友和 ▲ 43.8 4.1 6.6 ▲ 37.4 107.8 37.3
6 河合慎悟 15.1 37.1 ▲ 14.8 ▲ 35.2 20.2 22.4
7 安藤大貴 ▲ 12.3 14.6 ▲ 24.4 ▲ 15.1 40.9 3.7
8 後藤咲 ▲ 23.6 18.0 ▲ 16.7 10.6 3.4 ▲ 8.3
9 鈴木淳 ▲ 13.1 30.6 ▲ 21.6 22.7 ▲ 28.2 ▲ 9.6
10 金平裕樹 ▲ 25.8 ▲ 30.2 71.3 9.7 ▲ 34.7 ▲ 9.7
11 大高坂松城 33.4 ▲ 24.5 ▲ 20.4 ▲ 27.2 26.8 ▲ 11.9
12 大滝聡 ▲ 2.5 7.7 ▲ 66.8 0.0 ▲ 21.4 ▲ 83.0
13 田村良介 ▲ 39.7 ▲ 48.1 42.9 7.6 ▲ 46.1 ▲ 83.4
14 杉浦貴紀 ▲ 5.1 ▲ 46.5 ▲ 50.4 3.9 ▲ 81.7 ▲ 179.8

Cリーグ

順位 名前 1節 2節 3節 4節 5節 合計
1 若松正和 16.6 17.7 ▲ 3.5 87.4 39.9 158.1
2 山田まさとし ▲ 18.2 55.0 14.3 51.7 0.0 102.8
3 日髙志穂 120.1 ▲ 30.2 28.6 9.0 ▲ 24.7 102.8
4 平野祥太 38.7 ▲ 9.1 ▲ 28.6 31.4 67.7 100.1
5 犬飼直紀 10.0 ▲ 5.5 7.4 22.1 23.7 57.7
6 田中寛治 ▲ 103.1 68.7 6.9 12.5 19.5 4.5
7 浅野文雅 14.0 51.8 ▲ 41.2 ▲ 14.9 ▲ 38.9 ▲ 29.2
8 奥野真語 ▲ 32.0 ▲ 16.1 56.1 ▲ 38.6 ▲ 2.3 ▲ 32.9
9 岡田智和 63.4 ▲ 50.3 ▲ 15.6 ▲ 60.0 ▲ 1.7 ▲ 64.2
10 奥潤次 ▲ 15.4 ▲ 23.4 26.4 0.0 ▲ 63.7 ▲ 76.1
11 長谷川弘 ▲ 55.2 ▲ 20.0 ▲ 52.5 ▲ 30.0 65.9 ▲ 91.8
12 伊藤佑樹 ▲ 9.7 ▲ 22.9 ▲ 50.0 ▲ 0.7 ▲ 14.1 ▲ 97.4
13 青山大 ▲ 31.2 ▲ 15.7 0.7 ▲ 70.9 ▲ 71.3 ▲ 188.4

Dリーグ

順位 名前 1節 2節 3節 4節 5節 合計
1 木場佑二 101.3 24.4 8.4 53.8 12.0 199.9
2 安良岡真功 0.7 33.3 49.6 36.0 28.2 147.8
3 山内弘 20.0 ▲ 32.8 30.3 12.5 37.1 67.1
4 大塚將訓 20.3 ▲ 4.6 20.8 ▲ 24.2 47.5 59.8
5 明石雄亮 ▲ 82.2 ▲ 0.3 30.6 32.1 9.6 ▲ 10.2
6 中島寛基 ▲ 20.8 ▲ 11.4 34.9 23.2 ▲ 37.2 ▲ 11.3
7 桑原宏貴 ▲ 9.2 40.3 ▲ 80.0 ▲ 20.4 37.0 ▲ 32.3
8 中村裕之 ▲ 18.8 ▲ 19.8 ▲ 27.6 38.1 ▲ 10.4 ▲ 38.5
9 近藤光将 8.4 19.8 23.3 ▲ 64.1 ▲ 29.4 ▲ 42.0
10 加藤ゆみ ▲ 22.7 ▲ 7.4 ▲ 63.7 ▲ 10.0 38.0 ▲ 65.8
11 近藤美香 19.6 ▲ 28.4 4.7 ▲ 28.9 ▲ 55.2 ▲ 88.2
12 家田みゆき ▲ 17.6 ▲ 13.1 ▲ 53.3 ▲ 48.1 ▲ 78.2 ▲ 210.3

【麻雀最強戦2022 ザ・レジェンド】優勝は前原雄大!

3月27日(日)15時より、「麻雀最強戦2022 ザ・レジェンド」が行われた。

その模様はAbema麻雀チャンネルにて生配信され、前原雄大が優勝!

 

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(麻雀最強戦キンマweb-近代麻雀)

第24期北陸プロアマ混合リーグ第1節レポート

第24期北陸プロアマリーグのレポートを担当させていただくことになりました、
日本プロ麻雀連盟38期生の堂垂正裕と申します。
レポートの前に簡単に自己紹介をさせていただきます。

私は現在石川県の会社に勤めており、年齢は26歳です。麻雀を始めたのは大学生の頃で、2年ほどやめている時期もありましたが、Mリーグに感化されて、また本格的に打ち始めました。
そして、より上達することを望んで2022年に日本プロ麻雀連盟に入りました。
雀風は特に定まっておらず、どんな戦術でもやりますが、基本的に欲張りです。
それでは、レポートに移らせていただきます。

第24期は一発裏無しの連盟公式ルールで、WRCルールよりも点数を伸ばしづらい。
そんな中で+82.2Pの高スコアで首位スタートしたのは北陸支部の藤本。
初戦4着ながら、残り3半荘を1着、そのうち1半荘は持ち点7万点を超える大トップで首位に立った。

初戦は耐える時間が続く。飛んでくる早い巡目のリーチや、高打点が見えそうな仕掛けに対応させられる展開。
手組みを自身で選択できる余地がないほど、通った牌を選択するギリギリの状態だった。
しかし、ここで焦ってはいない。

試合後に「ラスでも構わないので可能な限り失点を抑えることを優先させていた。」と語ったように、自分の失点を少なくする方向にシフトした。

オーラスにようやく役牌2ドラ1の5,200を加点することに成功する。
順位は4着だったが、内容は満足のいくものだったそうだ。

気持ちが落ちなかったおかげか、残りの3半荘はすべて1着を取った。その中でも7万点超えの1着を取った3回戦は印象に残る局がいくつかあった。

東場の親番、ドラ九索
自身で五筒を切ると二筒待ちのテンパイは入るが、待ちがよいとは言えない。
しかし、一色手なし、場風牌と三元牌に仕掛けなし、七索八索の手出しなし、ターツ落とし(カンチャン)は1名のみという場況から押し返せる人がいないと判断し、即リーチを敢行。相手を回らせることに成功し、終盤に手詰まったと思われる人からロンアガリ。このアガリから勢いに乗り、自分の時間を多く作ることができた。

また、南1局 南家では、ドラ東で以下のような手牌が入る。

二筒二筒二筒三筒四筒五筒六筒七筒東東東南南

二筒五筒八筒南の4メンチャンで、
二筒五筒八筒で跳満、高めの南では倍満もある手。

しかし、終盤までアガリがないまま、六筒を持ってくる。ツモり三暗刻にも受けられるが、六筒七筒に安全度の差がなく跳満でも十分と考えツモ切り。

次巡のツモはなんと六筒。まさかの倍満を逃す形になり、ツモ切ると「ロン、1,500」の声。
なんとも残念な結果に終わってしまったが、その他多くのアガリをものにして7万点超えの1着になった。

首位の藤本を追いかけるのは、豊田さん+74.4Pと京田さん+68.2Pの2人。
豊田さんは今回が初出場で、初戦3着のスタートだったが、そこからは3連勝でスコアを伸ばす。
一度51,300点の大きい1着を取ったのみで、藤本プロのように7万点を超えるようなことはなかったものの、着実にスコアを稼いで首位の藤本と7.8P差の総合2着につけている。

京田さんも初戦3着だったが、そこから豊田さん同様に3連勝。
順調にスコアを伸ばした。3回戦目は1着だったが36,500と素点の少ない状態で決着。
ギリギリの白熱した試合だったことがうかがえる。

連盟ルールは順位点の占める割合が比較的少ないルールであるため、この半荘が影響して総合3着にとどまった。
それでも、首位とは14.0P差で大きく離されておらず、十分に首位を狙える位置だ。

ここからは私自身の感想などを書かせていただきます。
私は今回初めて参加して、成績は▲22.2Pと出だしで少し躓いた形になりました。
連盟公式ルールに苦戦しながらも、手役や形式テンパイなどを意識して実行できたことがよかったと思います。

今回特によかったと思ったのは、親番でテンパイが取れるかも怪しい手牌が来た場面です。

ドラ九筒で、序盤からピンズの一色手に見えるように河を作り、10巡目に以下の手牌。

一万二万八万九万二筒二筒四筒五筒八筒九筒七索八索九索

三色が見えるが鳴かないと間に合わなさそうな手牌で、11巡目に上家から七万が切られるが、ここで一色手でないことがばれると他家が楽になると思い、スルー。

14巡目におそらくテンパイの上家が勝負してきた七筒をチーして、打五筒
ペンチャンを払わずに一色手がテンパイしたアピールをしました。
数巡後、上家が小考し、同巡に切られた七万を切ったため、チーしてテンパイまでたどり着けました。

反省点はリーチ判断や字牌の危険度についてです。
良型の役なしドラなしのテンパイを躊躇なくリーチしたり、低打点のテンパイから、一色手をやっている人がいる中で1枚切れの字牌を押したりなど、連盟公式ルールに適応できていなかったと感じました。
今回だけでも多くの学びがありました。

長くなりましたが、最後まで読んでいただきありがとうございました。
次回の第2節4月10日はゲスト節で、スペシャルゲストが4名いらっしゃいます!

スペシャルゲストは
・瀬戸熊直樹プロ
・黒沢咲プロ
・本田朋弘プロ
・山井弘プロ
この4名となっています!楽しみにお待ちください。

(文:堂垂正裕)

順位 名前 プロ/一般 合計 1節 2節 3節 4節 5節
1 藤本 鉄也 プロ 82.2 82.2        
2 豊田 直幹 一般 74.4 74.4        
3 京田 芳宏 一般 68.2 68.2        
4 中谷 徹也 一般 50.8 50.8        
5 山元 一成 一般 46.0 46.0        
6 吉田 健彦 一般 45.2 45.2        
7 志多木 健 プロ 41.8 41.8        
8 押川 憲一 一般 40.4 40.4        
9 小林 和樹 プロ 34.1 34.1        
10 加治 竜也 一般 33.0 33.0        
11 表 勝正 一般 26.0 26.0        
12 窪田 一彦  一般 25.4 25.4        
13 岡田 拓也 プロ 18.7 18.7        
14 戸村 聖一 一般 17.3 17.3        
15 山田 航輔 一般 15.8 15.8        
16 新保 翔太 一般 9.2 9.2        
17 瀧根 克登志 一般 8.4 8.4        
18 宮成 さく プロ 8.0 8.0        
18 里木 祐介 プロ 8.0 8.0        
20 森田 有一 一般 6.8 6.8        
21 荒谷 誠 プロ 4.7 4.7        
22 藤田 竜弥  一般 0.0 0.0        
22 日水 亮輔 一般 0.0 0.0        
24 飯田 輝雄 一般 ▲ 0.1 ▲ 0.1        
25 南 宏生 一般 ▲ 7.3 ▲ 7.3        
26 成田 理良 プロ ▲ 10.9 ▲ 10.9        
27 岡田 雅文 一般 ▲ 12.7 ▲ 12.7        
28 如月 靖之 プロ ▲ 13.3 ▲ 13.3        
29 文月 愛美 プロ ▲ 15.2 ▲ 15.2        
30 松井 直大 プロ ▲ 16.5 ▲ 16.5        
31 宮川 悟 一般 ▲ 18.0 ▲ 18.0        
32 堂垂 正裕 プロ ▲ 22.2 ▲ 22.2        
33 西田 大志 一般 ▲ 24.5 ▲ 24.5        
34 相澤 道徳 一般 ▲ 26.9 ▲ 26.9        
35 梅本 翔 プロ ▲ 28.8 ▲ 28.8        
36 恵比須 均 一般 ▲ 30.4 ▲ 30.4        
37 林 龍司 一般 ▲ 34.5 ▲ 34.5        
38 堀田 徳彦 一般 ▲ 38.9 ▲ 38.9        
39 獅坂 祐一 プロ ▲ 50.1 ▲ 50.1        
40 今村 伸平 一般 ▲ 54.5 ▲ 54.5        
41 栄田 勇作 一般 ▲ 57.0 ▲ 57.0        
42 南 和之 プロ ▲ 62.2 ▲ 62.2        
43 藤岡 誠 一般 ▲ 64.8 ▲ 64.8        
44 浦田 豊人 プロ ▲ 77.6 ▲ 77.6        

第3期若獅子戦ベスト16CD卓レポート

【第3期若獅子戦 ベスト16C・D卓 櫻井・早川・曽篠・砂子がベスト8進出】

 

 

第3期若獅子戦ベスト16はWRCルールで半荘4回戦のトーナメントを行い、上位2名がベスト8進出となる。

配信卓となったD卓の出場選手はこちら

 

 

 

開局4巡目テンパイは宮澤。待ちは悪いが打点とスピードは十分か、ペン三万でリーチを打つ。

 

 

これに追いついたのは親番曽篠。3メンチャンで追っかけリーチ、七索を一発ツモで大きくリードするが

 

 

東2局には親番砂子がドラ五万一発ツモ裏ドラ1枚で6,000オール。

 

 

オーラスには親番小川が南暗カンの12,000を曽篠から。

 

 

オーラス1本場は宮澤が2着浮上の3,900は4,200。波乱の1回戦は砂子、宮澤、小川、曽篠の並びで終了。

2回戦東3局には宮澤がダブ東暗刻のカン二索を一発ツモ。

 

 

東4局には曽篠が一発ツモ。あまりにも一発ツモが多い。

 

 

2回戦は曽篠、宮澤、砂子、小川の並びで終了。特に小川にとって厳しい展開となった。

後がない小川は3回戦何とか浮きたいが、好調なのは砂子。南1局にも先制リーチを打つが、ここは小川が追っかけリーチでツモアガリ。

 

 

3回戦は砂子、小川、曽篠、宮澤の並びで終了。
この時点で砂子は2人に交わされなければ良いのでほぼ安泰。
宮澤と曽篠は着順勝負。
小川は宮澤か曽篠のどちらかとのトップラスを狙いたい。

東2局。小川がドラドラ七対子の南単騎リーチ。曽篠から一発で出て12,300のアガリ。

 

 

絶体絶命の曽篠だったが、南2局にリーチ者の現物二索単騎、3,200(+1,000)を宮澤から直撃。
南3局には1,300・2,600ツモ。

 

 

親番のオーラスでリーチツモ七対子、裏ドラが一索で6,000オール。

 

 

宮澤に倍満ツモ、跳満直撃条件を押し付け、次局はノーテン終了。

D卓からは
曽篠春成
砂子直信
がベスト8進出となった。

同時刻開催のC卓の出場選手はこちら

 

 

C卓は1回戦に櫻井が+58.6Pの大トップを叩くも、その後3人が耐え抜き脱落者の居ないまま最終戦に。▲19.2Pでトータル4位スタートだった早川が特大トップを取り、首位スタートの櫻井が2着終了。

 

 

C卓からは
櫻井勇馬
早川健太
がベスト8進出となった。

 

 

 

(文:編集部)

第12期グランプリMAXベスト16A卓レポート

2022年3月19日、第12期グランプリMAXベスト16が行われた。
全5半荘の上位2名がベスト8へ進出することができる。

 

 

出場選手は
本田朋広、三浦智博、吉田直、二階堂瑠美、の4名。

 

1回戦
三浦が要所で高打点を決め、南3局での倍満で6万点超えのトップに。上下ポイントが別れる1回戦となった。

 

 

 

三浦+38.5P P 瑠美+10.9P 本田▲18.6P 吉田▲30.8

 

2回戦
1回戦で大きなトップを取った三浦のダブルリーチから始まり、終わってみればまたしても6万点超えの1人浮きトップに。
オーラス沈みながらも2着に順位を上げた瑠美が最小限に抑えた2着に。本田、吉田は厳しい3、4着に。

 

 

 

三浦+44.7P 瑠美▲7.4P 本田▲10.4P 吉田▲26.9P

 

3回戦

アガリが遠かった吉田が、親番での加点に成功し、待望のトップに。
トータル2位の瑠美がここで4着になり、2着争いの差が縮まる3回戦に。
本田はなかなかキッカケが掴めず厳しい展開に。

 

 

 

吉田+22.0P 三浦+5.0P 本田▲10.4P 瑠美▲16.6P

 

4回戦
吉田が南場の親番で三浦から跳満をアガリ一気にトップ目に。次局待ちを変えてのリーチをツモり5万点超えのトップで2連勝。
ここでマイナスすると差が縮まってしまう瑠美は2着キープに。
本田は最終半荘でかなりポイントを稼がないといけない状態に。

 

 

 

吉田+31.0P 瑠美+14.4P 本田▲9.1P 三浦▲36.3P

 

5回戦
最終戦は吉田、瑠美のほぼ着順勝負に。東場の親番で瑠美がダブ東スルーからのリーチでアガリを決め、トップのまま終了。
本田は1日通してかなり厳しい戦いとなった。
三浦は1、2回戦の大きなリードを保ったまま局を進めて行き、安定した戦いを見せた。
吉田は苦しいところから最後着順勝負までもっていき、A卓を面白くしてくれただろう。

 

 

 

 

勝ち上がり 三浦智博、二階堂瑠美
よって上位2名が決まりました。

今期のグランプリMAXの優勝者は誰になるのか、ベスト8、決勝もお楽しみに。

(文:鈴木誠)

第236回:プロ雀士インタビュー 清水香織  インタビュアー:黒木真生

「負けたら引退するつもりだった・・」

 

清水:わざわざ栃木県まで来てくれてありがと!

—-:清水がなかなか東京に来る機会がないということだったから、仕方ないです。まあ経費で遠出するのも良いかなと思ったし。(編集部註:そんな経費は出ません)

清水:しかもごちそうにもなって。ここはアタシのお気に入りの店で、安くて美味しいんだよ。

—-:それも楽しみでした。経費で飲み食いできるのも嬉しいし。ただ、安いって言っても1人数千円はするよね。東京で食べたら1万円ぐらいする肉が半分以下ってだけで。(編集部註:そんな経費は出ません)

 

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清水:黒木が運転手用意しろっていうから北関東支部の若い衆を寄こしたけど、粗相はなかった?

—-:いやいや。清水と2人きりで食事してたら怪しい関係と思われるかもしれないので、それで1人来てもらったんです。中津慎吾さん、ありがとうございます。

清水:なんじゃそりゃ(笑)。

—-:いや、この前も宮内(こずえ)さんとイベントの後に食事することになったけど、不倫と思われたら嫌だから1人来させたんですよ。井上真孝プロがたまたまいたから誘ったら、すごく嫌がってたけど「叙々苑」っていったら「行きます」って。

清水:黒木と疑われるとか世も末かっ(笑)。

—-:宮内も「絶対大丈夫」とか言ってたけど、一応ほら、誰がどこで見てるか分からんし。こっちは良いけど宮内とか清水に迷惑掛かるかもしれないんで。

清水:黒木らしくてある意味安心(笑)。絶対黒木はそういう疑い持たれないタイプだと思うけどな…。

—-:それと、プロ連盟の中で一番格差があるのが地方と東京だと思うんで。地方支部の若い子に、オッサンたちの話を聞いてもらいたいっていうのもあります。

清水:ああ、それは大事!

—-:僕は、清水みたいに東京のことをがっつり知っている人が地方にいるのがすごくプラスだと思ってるんですよ。

清水:黒木も大人になったのねえ。アタシも同期でタメでしょ。やっぱり自分のことよりも下の子のこと考えたり、業界全体のことが気になるようになってきたよね。女流モンド杯の選手から解説者に転身したのも、そういう考えがあったからなんだけど。

—-:意外でしたよ。ナビゲーター解説って、一番向いてないことやり出したぞって。

清水:そうかも(笑)。でもね、女性プロ増えてるじゃん? しかも強い子が。

—-:確かに、昔は清水が入るまで若い女子プロいなかった。その後二階堂姉妹が入ってきて、さらにその後宮内、和泉(由希子)とかが入ってきて、徐々に人数が増えていきましたけど。

清水:だから現状と比較すると「女流モンド杯」の12名って狭き門だよね。アタシはもうそろそろ、違うステージから見守る時期が来たかなって思ったわけ。

—-:それで5年とか6年ぐらい解説の仕事をやってみて、どうでしたか。

清水:ナビゲーターって難しいなって。アタシは選手の個性を紹介したりとか、選手の良いところを引き出したいと思ってやってきたけど、ナビゲーターの役割ってそうじゃないじゃん?

—-:まずは実況の補助ですからね。麻雀の細かいところというか。

清水:そうそう。待ち枚数が何枚かとか、アガリ点が何点かとか、フリテンしていないかとか。プレーヤー解説の人が「あれ?」ってなった時に理由を探して「あ、下家が役牌鳴いててホンイツっぽいからですね」みたいな、そういう役割でしょ。そこがアタシは足りないんだよ…頑張ったんだけどね。

—-:ナビゲーターって野球で言うとキャッチャー向きの性格の人がやることですよ。清水はピッチャー向きの性格だから合わないと思ってました。

清水:よくわかってるね黒木。でも解説はすっごく自分の中で勉強になったんだよね! だから続けたい気持ちもあったし、ネガティヴな理由で辞めたくはなかった。

—-:そこは清水らしいです。声は良いから、努力次第ではすごく良くなったかもしれません。あと1年、2年やったらもっとうまくなったかもしれないし。

清水:でもね、ナビゲーターとしてみんなの戦いを見守っているうちに違う次元の感情がわいてきちゃったんだよね。実際にそのレベルの戦いを見ていると「私も戦ってみたい」っていう気持ちになってしまって…。

—-:いいじゃないですか、そういうの。結局、闘争心が強いから麻雀のプロなんかになっちゃったわけだから。

清水:そうなんだよね。こればっかりは何歳になっても変わらない(笑)。もちろん若い頃よりも丸くなった(はずだ)けど。やっぱり目の前で良い戦いを見せられると火が付くんだよね。

—-:それで復帰を決意したわけですね。

清水:ナビゲーターを経験させてもらってたくさんの学びがあったし、ずっと続けていきたい気持ちもすごくあったんだけれど…8年ぶりに選手として復帰させてもらいました。

—-:これをTwitterで発表した時、好意的な反応が多くて良かったですね。

清水:予想以上に反響をいただいて本当に嬉しかった。でも、その分、中途半端なことはできないなって思った。そもそも、解説やりたいって言って、数年でやっぱ選手やりたいですって、普通は通らないでしょう。それを通してもらったんだから、アタシもスジを通さなきゃって思ってたよね。

—-:そういう時、強いんですよ清水は。

清水:ありがと! モチベーションがすべて、みたいな性格だからね(笑)。プレッシャーで燃えるタイプと認識してたんだけど、今回の選手復帰戦は想像以上の重圧があったのは確かだねぇ。

—-:でも、初日の収録、4回戦終了時点で12人中11位だったんでしょ?

清水:いろんなプレッシャー凄すぎて全然自分らしい麻雀が出来なくてマイナス70ポイント弱あって、あと2戦。もしこれで負けたらマジで引退しようって思ってた。

—-:選手としての引退?

清水:少なくとも「女流モンド杯」からは引退だよね。解説者としての復帰もできないと思ってたし。

—-:そこまで覚悟決めてたんですね。

清水:そりゃそうでしょ。それでまた解説やりたいとか言ってたら、ただのワガママ。自分が与えてもらった貴重な1枠に対して結果を残さないと。期待に応えられなかったら去るのみだと思ってた。

—-:負け始めたから覚悟したわけじゃないでしょ?

清水:もちろん。選手として復帰できるって決まった時点で、じゃあ逆にダメなら最後だなって覚悟して臨んだよ。

—-:直前にトレーニングとかしたんですか?

清水:この「女流モンド杯」は最後かもしれないと思ったらさ、なんか昔のこと全部思い出してきて。20年以上前の、黒木とか萩原(聖人)さんと出た「New Wave CUP」からの歴史だからさ。そっか積み上げてきたものが終わるかもしれないって思ったら、らしくなく震えたよね(笑)。だから麻雀の調整をするのではなくて、自分のメンタルトレーニングをした。

—-:メンタルトレーニングって?

清水:好きな事だけするの。温泉行くとか美味しいもの食べるとか。そうやって「最後かもしれない麻雀プロとしての時間」を楽しもうと思って。ここまでやってきた麻雀の微調整はすぐ出来るかもしれないけど、根幹の部分を短期間で変えることは難しい。それによって悩んで自分らしい麻雀が出来なくなるのも嫌だったし。なので心に良い時間を出来るだけ過ごしてひたすらメンタルを整えていくという(笑)。

—-:そうやって割り切れるっていうか、そういうところが「タイトルを獲ったことある人」なんだと思います。

清水:タイトル前の調整って人それぞれだし、アタシも麻雀の調整をしたりした時もあったよ。今回ほど自分をひたすら甘やかす方法をとった事は今までなかったんだけど、25年の麻雀の集大成となるようなシーズンにしたいと大見得きってるでしょ? 実はあれは負けたら引退も辞さないという自分なりの決意表明であって、そのくらい全身全霊をかけて戦おうと自分の中で決めた時に、今はもう麻雀の微調整をしてる場合じゃないなって思ったの。

—-:それがうまくいったんですか?

清水:多分うまくはまったんだと思う(笑)。以前のアタシだったら、あのまま負けてたんじゃないかな? でも今回は覚悟があったのと、ファンの皆様の応援があったから、最後まで何一つ諦めたくなかった。

—-:清水は不ヅキに長い時間見舞われると、途端に集中力を失う傾向にあります。気持ちにムラがある。

清水:前に、森山(茂和)会長に「清水はムラがなければ最強」て言われて嬉しくてさ、でも気持ちのムラってなかなか修正できなくて。

—-:自分の脳を自分の脳でコントロールするのって難しいですからね。

清水:でも今回は「最後」っていう覚悟があったから、この理不尽も愛おしいっていう気持ちになって。麻雀ってこうだよな。こんだけの覚悟して臨んだのに、こんだけ負けるんだ。でもそれが麻雀だよな、っていう。

—-:赤木しげるが死ぬときの心境ですね。

清水:本当、一発でカンチャン待ちに放銃して裏ドラ乗って満貫と言われても、この状況下でこの牌を切っての放銃やむなし! って。心は微塵も揺れなくて、勝運があるのなら腐らなければどこかでチャンスはくる! 勝っても負けても自分に悔いのないアタシらしい麻雀をしよう! って前向きな気持ちでいられたんだよね。多分覚悟がなければこの心境になれなかったと思う。

運命でもご褒美でもない四暗刻

—-:決勝で四暗刻をツモって優勝したと聞いた時はしびれました。

清水:ありがとう! 支えてくれた人達に恩返しできて本当に嬉しかった!!

—-:最初に聞いた時は、やっぱり持ってるなと思ったのですが。

清水:どん底からの四暗刻は痺れたよね(笑)。正直アタシ持ってるよねーとも思ったし(笑)。ただ今回は厳しいところからでも、絶対負けられないんだっ! て気持ちを持ち続けていたらこういうこともあるんだっていう、アタシにしては珍しい勝ち方だったと感じてる。

—-:珍しい勝ち方?

清水:四暗刻をアガった1回戦より、一度もアガれなかった2回戦の方がより充実した麻雀を打てたと思っていて、その辛さ? 早く洗面器から顔を上げたい願いが全然叶わなくて…。いつもはそれが嫌んなるんだけど、それさえ楽しめたのが今回の勝利に繋がったのかなっていうすごく貴重な経験になったんだよね。

—-:じゃあ、ただ持ってるって話じゃないですね。

清水:それが持ってるってことなのかもしれないんだけど、以前のアタシは途中で腐って自分で自分を負けさせて、その先の凄いものを手にする前に終わってたのかなって。そう思うと本当に感慨深い。

—-:そういうこと言い出したら、みんなそうじゃないですかね。

清水:でも、トッププロとしてずっと活躍している人たちって、そういうところが凄いと思うの。諦めないっていうか。それを今までは眺めていただけだったんだけど、身をもって経験させてもらった。奇跡は信じてないと起こらないんだなって。

—-:25年目にして学んだって凄いです。

清水:有難いよね! 若い子たちの麻雀見てて刺激を受けたから選手に戻りたくなったわけだし。いくつになっても挑戦する機会があったら絶対逃しちゃいけないんだって思った。

—-:でも、麻雀のスタイルはイマドキに迎合しませんね?

清水:それはしゃーない(笑)。
もちろん、アタシのファンがそれを望むなら別だけど、それは望まれてないって知ってる。だから予選最終戦の親番でも、

一万二万三万四万五万六万八万九万九万九万五索六索五筒六筒  ドラ九万

ここから打五筒とすることができた。

—-:八万以外切れないです。

清水:多分それが正解!でも私は辛い局面でいつもファンの人達に励まされてここまでやってこれた。ここで一通を裏切れますか? 勝ちたい気持ちが1番ではあるけれど、ここで一通を捨てるのはアタシの麻雀の信条に反する事だったので勝っても負けても貫き通そうと思ったの。

—-:新しいことや若い人から刺激は受けるけど、でも自分がブレないっていうのは、すごく良いと思います。見習いたいです。

清水:今回の勝星は本当に大きなもので、正直引き際かなと悩んでいたアタシに「まだ麻雀プロを続けていいんだょ」って麻雀の神様が言ってくれたのかなって思ってる。まだ女流プロが少なかった時代からやってきて、ずっと行き着く先は自分で決めなきゃいけないってたくさん思い悩んだよね。

—-:いま、多くの女性プロが同じ悩みを持っているかもしれませんね。まだ引退した後のプロ像ってあまりないから。

清水:でも今回の収録中に魚谷さんがアタシのこと「星なんです」って言ってくれて。そか、アタシが現役続けるってのも女流のみんなにとってそう悪いもんじゃないのかなって思えたりもしたんだよね。だからいけるとこまでいこーって! この短時間では語り尽くせぬ経験になったんだよ! ねーだから黒木二次会いこっ!!

—-:ごめん、今日日帰りやねん…。

実は私がわざわざ栃木に出向いたのは、清水がどんな景色を見ながら東京での対局に臨んでいたかを知りたかったからだ。
結局は、同じ電車に乗ったところで何も分かることなどなかった。
それはそうだ。人それぞれ、違う環境があって、違う人生を歩んできているわけだから、電車一本でわかるわけなどない。
だが、清水の地元に行って清水から話を聞いたことで、私ももうひと踏ん張り、頑張ろうという気持ちにはなった。
私と清水が麻雀界に入ってきた頃は、麻雀のプロなんて、ほとんど遊びの延長にすぎなかった。もちろん、今も大きく変わったとは思っていない。
だが、少なくとも私は清水から「もうちょっとやってみるか」という気持ちにさせられたし「女流モンド杯」を観た数百万人の中の1%でも勇気づけられたとしたら数万人だ。
清水にはこれからも、この数万人、数十万人、数百万人という「数字」のプレッシャーを背負って戦い続けてもらいたい。

(了)

第16期両毛カップ太田リーグ(プロアマ混合) 第1節成績表

順位 名前 プロ/一般 合計 1節 2節 3節 4節 5節 6節 7節 8節
1 橋詰 真由美 プロ 43.8 43.8              
2 藤生 明丈 一般 43.6 43.6              
3 庄司 亘 一般 40.0 40.0              
4 柳下 善仁 一般 35.5 35.5              
5 小川 尚哉 プロ 32.2 32.2              
6 新井 敬章 一般 13.1 13.1              
7 小林 正和 プロ                  
8 福田 栄司 一般                  
9 須永 光俊 一般                  
10 木暮 智貴 プロ                  
11 高橋 信夫 プロ                  
12 水掫 文浩 一般                  
13 中津 真吾 プロ                  
14 小林 晃 一般                  
15 菊池 美羽 プロ                  
16 須長 正和 一般                  
17 大見 凌矢 一般 ▲ 0.1 ▲ 0.1              
18 奥田 裕貴 プロ ▲ 2.2 ▲ 2.2              
19 大野 剛史 一般 ▲ 5.1 ▲ 5.1              
20 大里 幸弘 一般 ▲ 6.8 ▲ 6.8              
21 吉田 幸雄 プロ ▲ 7.5 ▲ 7.5              
22 藤本 修二 プロ ▲ 10.5 ▲ 10.5              
23 安藤 銀一 プロ ▲ 25.4 ▲ 25.4              
24 桑原 俊之 一般 ▲ 38.2 ▲ 38.2              
25 岩間 寿樹 一般 ▲ 51.3 ▲ 51.3              
26 檜山 拓 一般 ▲ 63.1 ▲ 63.1              

戦術の系譜28 前原 雄大

~技術より人~

編集部より原稿の依頼を受けた。
戦術を交えたもので内容はお任せ致しますとのことである。

私の日々の麻雀の取り組み方や、暮らしぶりの中から思う事を綴って行きたいと。そして基本的には若い人たちに向けて発信して行きたいと思う。
麻雀は上手い下手で決まるわけでは無い。行き着くところは「技術よりも人」である。その部分をお伝えできればな__そう考え綴らせて頂く。

昨年思うところあって酒と煙草を止めた。両方苦労するかと思ったが、酒はその後一度も呑みたいと思う事さえなかった。
煙草は10日ほどかかった。しかも時折、煙草を吸っている夢を見て夢の中で後悔しているくらいだからなかなかに厄介だった。
しかし、今思えば何でもっと早く止めなかったのだろうとさえ思うのだから私は本当にいい加減な男である。

「煙草臭い、敷居をまたぐな」

生前、父親に言われた言葉を思い出す。現鳳凰位である佐々木寿人さんの言葉も思い出す。

「百害あって一利無し。なぜやめないのですか」

貴方のくだらないダジャレよりは人に迷惑はかけないだろう__。
心の中でつぶやいていた。

 

 

~何切る~

大体1時から3時に寝て7時前後に目が覚める。窓を全開にしてから、風呂に入る。
録画しておいたニュースを見てから前日打ったロン2を見直す。これは結構大切なことのように思う。

何でも同じだろうが、やりっぱなしは良くない。
レーテングに拘っているわけではないが、昨年3か月程で400近く落とした。
やはり体調の為なのか訳は分からないが今は少し上昇気配にある。

それから、いつもの定食屋に立ち寄りリアル麻雀に向かう。
10回ほどで切り上げるようにしているが、麻雀体力もかなり戻ったようである。
それを終えてコナミ麻雀格闘倶楽部に向かう。今は主に半荘をやり混んでいる。長時間やる時はTwitterに意味のない言葉を添えてコメントしている。

帰宅して、風呂に飛び込む。
それから、ロン2をやって後輩の配信を眺める。
その日は何切る問題がテーマだった。

 

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ルールは連盟公式である。答えとして多かったのが打三索である。

ほんとかよ?正直な感想である。

本来、何切るは2シャンテン以上のもので、基本的には何を切らない方が良いかを問うものだと考える。
正しいかどうかは別で、私はそう捉えているということである。

ならば、私は三索だけは切らない。多分五万辺りに手がかかる。理想はツモ五索でリーチである。

三万四万五万二索三索三索四索五索三筒四筒五筒七筒七筒

皆、3万点に拘り過ぎのように思える。12ポイント加減方式ならばまずは素点のほうに目を向ける。聞くところに依ると18ポイント加減方式でやっている処もあるとか。
お断りしておくが、打三索を否定しているわけではない。打三索とする人数に驚かされただけである。

 

 

~それぞれの価値観~

 

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これはプロクイーン最終回オーラスのもので、東城りおさんが優勝する条件は満貫のツモアガリである。

一万一万二万三万七万八万九万二索三索四索二筒三筒四筒

5巡目の仕上がりで勿論彼女はリーチを打った。同巡、二階堂瑠美さんは一発を消しに行った。
すると、彼女の思惑通りにスルリと本来の東城さんのアガリ牌である一万が下がった。ただし、三色ならずの安目一万である。
タラればを言っても意味がないが、タラればを考えることは麻雀を向上させることに繋がると思う。

それなりに短くはない麻雀人生において、巷の麻雀でも映像対局でも一発消しやハイテイずらしのチーをしたことがない。
それは、仕掛けずにツモられるのは相手の力。素直に相手の力を讃え、また稽古に励めば良いだけの事と考えるからだ。

逆に怖いのは、仕掛けたがためにツモられた時、その後相手に勢いを持って行かれることである。
4,100点以上離した条件のオーラスではすべてオリに向かっている。そして、それを逆転され優勝を逃した事は一度もない。

誤解を招くといけないので付け加えると、私はそうしているだけの事で他人がしている事を否定するつもりは毛頭無い。
それぞれの信じる道、価値観に殉ずれば良いと考える。

歴史は繰り返されると言うが、40年以上前、やはりそういう仕掛けが流行った時代があった。
話を戻すと、私が知りたかったのは東城さんの立場で、一発で一万をツモった時に、裏ドラ条件に掛けるか否かである。

ピンフ形の裏ドラの乗る確率は約30パーセントである。逆に言えば7割の優勝確率を逃すということである。
ただ、難しいのは一発ツモは勢いとも捉えられる。勢いがあれば裏ドラも乗るのかも。そういう考え方もある。

この事もすべては仮定の話である。仮に一万でアガらないとその数巡先には四万が眠っていた。

そう考えて行くと麻雀は本当に包容力のあるゲームだと感心してしまう。
正解が無いものだと考え、真剣みを帯びた稽古を積み重ねるしかないのである。

しかし、その稽古量が、ある意味その苦労が麻雀とは何か?ファンとは何か?
最後に自分の麻雀とは何か?と言う命題に1人で立ち向かわせるのである。

営業時間のお知らせ(3月21日更新)

【営業時間変更のお知らせ】(2022年3月21日)

お客様方には度重なる営業時間変更によりご迷惑をお掛けしますこと、大変申し訳ございません。
東京都内における、まん延防止等重点措置の解除に伴いまして、3月22日(火)より営業時間・形態を通常営業とさせて頂きます。
今後とも巣鴨本部道場を宜しくお願い致します。

【 通常営業 】

健康麻雀 10:00~16:30
道場部 16:30~23:30 (※1回戦目17:00より)
※麻雀教室、ゲストプロ参戦もございます。


【 まん延防止等重点措置施行の期間 】

健康麻雀 10:00~16:30
道場部 16:30~22:30 (※1回戦目17:00より)
※麻雀教室、ゲストプロ参戦もございます。

【 緊急事態宣言発出中の期間 】

健康麻雀 9:00~15:30
道場部 15:30~21:00(※1回戦目16:00より)
※麻雀教室9:30~11:30の開催となります。
※ゲストプロ参戦もございます。

重ね重ね、皆様にはご不便をおかけ致しますがご理解・ご協力の程よろしくお願い申し上げます。

日本プロ麻雀連盟本部道場

第3期若獅子戦ベスト16AB卓レポート

【第3期若獅子戦 ベスト16Aから佐藤・渡邉、B卓から神森・村上がベスト8進出】

 

 

第3期若獅子戦ベスト16はWRCルールで半荘4回戦のトーナメントを行い、上位2名がベスト8進出となる。

配信卓となったA卓の出場選手はこちら

 

 

 

1回戦に好スタートを切ったのは渡邉。東3局の親番で七対子ドラドラ九万待ちリーチ。佐藤から親満のアガリでリードすると

 

 

南3局の親番で本日2回目の七対子ドラドラを平山からロン。
4本場では南ホンイツの4,400オールをツモ。
1回戦は渡邉が+64.9Pの大トップを取った。

 

 

2回戦東2局。親番平山がカン三筒テンパイ取らずから理想の3メンチャンリーチ。一発ツモで4,300オールのツモアガリ。

 

 

東3局2本場は小熊が456三色のカン五索リーチ。ソウズのホンイツテンパイの渡邉から8,600(+1,000)の直撃に成功。

 

 

南1局に親番佐藤がドラ暗刻。ペン三筒リーチをツモって4,200オール(+2,000)。

 

 

大打撃戦となった2回戦は、南3局2本場にリーチツモドラ裏を決めた佐藤がトップ。1回戦と真逆の着順で2回戦が終了。

 

 

3回戦。東1局にタンヤオピンフイーペーコードラの四索七索待ちをテンパイした親番佐藤はヤミテンで12,000の加点に成功すると

 

 

南場の親番で高めの七万をツモって裏ドラ2枚。8,000オール(+1,000)で2連勝。

 

 

追う側は最終戦のターゲットとなった渡邉を何とかラスにしたいが、その渡邉が東3局に東ドラ3のアガリ。小熊と平山に厳しい条件を押し付け、リードを広げたまま終局。

 

 

A卓からは
佐藤孝行
渡邉浩史郎
がベスト8進出となった。

同時刻開催のB卓の出場選手はこちら

 

 

B卓は神森と村上が2回戦終了時にほぼ並び。伊井と金子はどちらかを捕らえたかったが、3回戦もワンツーを決められ離される。4回戦は伊井がトップを取るが先行の2名が逃げ切り。

 

 

B卓からは
神森天心
村上玲央
がベスト8進出となった。

 

 

 

(文:編集部)

第12期グランプリMAXベスト16D卓レポート

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【麻雀グランプリMAXベスト16D卓、渡辺、黒沢の勝ち上がり】
全5回戦の4回戦オーラスから。
僅差で迎えた4回戦だったが、渡辺が5万点の一人浮きトップ目とリード。
二階堂がこの半荘の2着目とはいえ、黒沢、瀬戸熊と争っている状況だった。
(詳しいスコアは次のキャプチャを参照)

フーロ率の低い黒沢が2フーロ。(もう一つはカン二万をチー)
黒沢の仕掛けというのもあるが、このスコア状況、そして、三筒が全部切られていて三色同順がない。
チャンタ、ドラ2以上の仕掛けと誰もが思うところだろう。

 

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ここで黒沢に2着を奪われるのは、二階堂、瀬戸熊にとっては厳しい。
親の渡辺も無理に連荘する必要はなく、丁寧に受けて手はバラバラだ。
そして、二階堂の手牌は以下。
この半荘、黒沢より下の着順は許されず…許されないのだが、この形では絶望的である。

 

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おそらく黒沢の一人テンパイで終局だろう。
瀬戸熊、二階堂とは相応の差で最終戦になるなと思っていた。
※ 仮に一人テンパイで終局した場合、渡辺+29.9、黒沢+11.7、瀬戸熊▲18.7、二階堂▲23.9
しかし――

 

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この結末が待っているとは全く想像できなかった。
瀬戸熊、意地の黒沢から3,200直撃。
黒沢をラスにするという最高の結果を得る。

 

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渡辺は2人に抜かれなければよいので、ほぼ安泰。
3人でもう1席を争う最終戦になったのだが、これぞ黒沢というアガリで突き放す。

 

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黒沢からは三筒六筒の場況がよく見えるので長考したと思うのだが、どういう心境だったのだろう。
三筒六筒を残した方がアガリやすいけど、私セレブだし、そんな小さなことできないな。』なんて思っていたら面白い。
そして、牌もしっかり応えるのだから、その凄さに開いた口が塞がらなかった。
決まり手となる4,000オール!

大事には至らなかったので笑い話で済むのだが、このあとセレブらしい放銃も見せてくれる。
追う瀬戸熊のリーチを受けて、以下の手牌。
黒沢からは四索七索も4枚見えていて、六索の方が明らかに安全なのは百も承知。
しかし、トイツ形の手が大好きな黒沢、三索四索四索五索五索六索という不格好は受けつけていないのだ。

 

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黒沢「頑張ってたのに、1つのとんでもない放銃で、その事以外すべて頭から抜けちゃいました。いやー、間違えました。どっちも通るかなと。また今日も面白くしてしまいました。」
黒沢「ベスト8も皆さんがワクワクする麻雀で勝ち上がりたいと思います。」
終局後はこの大反省の表情。
でも僕も――フォローではなく素直に――あの場面で三索を切る黒沢が大好きである。
次回ベスト8も、ハラハラして、ワクワクする対局を見せてくれるに違いない。

もう一人勝ち上がりの渡辺。
渡辺「攻撃的に行こうと思って臨んだけど、前半は何もできなかった。ジリジリする展開だったけど、5回戦のどこかで勝負処を作っていこうと焦りはなかった。」
渡辺「対戦相手が決まってから、このお三方とやるのは凄い楽しみでした。どこまで通用するのかというのと、純粋にこの3人と対局するのが。」

 

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解説のともたけのこのアガリは嬉しかったよね?にこの笑顔。
Mリーガー3人を相手に見事な快勝でした。

 

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(文:福光聖雄)

第3期桜蕾戦予選レポート

【第3期桜蕾戦ベスト16進出者が決定】

 

 

【第3期桜蕾戦 予選 システム】

WRCルールによるトライアル形式(全5回戦)

①4回戦(50分+1局)
上位24名が5回戦へ

②1回戦(60分+1局)
上位14名+推薦2名がベスト16進出

※推薦2名は第1・2期で推薦を受けていない者から選出

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

対局中は複数の審査員が巡回し、全選手をチェックする。打牌選択が場況に合っているか、対局時の姿勢や所作の美しさなども含めて総合的に判断し、スター性のある選手を見極める。

 

 

4回戦終了時、24位までが5回戦進出。

 

 

以上の結果により、上位14名がベスト16進出。

 

 

推薦は廣岡璃奈・後藤咲の2名に決定し、組み合わせが確定した。

 

 

A卓 2022/3/18(金) 16:00
実況 阿久津翔太
解説 勝又健志

 

B卓 2022/3/21(月) 16:00
実況 大和
解説 二階堂瑠美

 

C卓 2022/3/22(火) 16:00
実況 大和
解説 魚谷侑未

 

D卓 2022/3/23(水) 16:00
実況 阿久津翔太
解説 和久津晶

 

放送はこちらからご覧いただけます!

(文:編集部)

第3期若獅子戦予選2日目レポート

【第3期若獅子戦ベスト16進出メンバーが決定】

 

 

【第3期若獅子戦 予選 システム】

WRCルールによるトライアル形式(全10回戦)

初日
①4回戦 (50分+1局)を行い
プラス者+マイナス者0〜3名が通過
②1回戦 (50分+1局)を行い、上位48名がポイント持ち越しで2日目へ

2日目
③4回戦(50分+1局)を行い、上位24名が通過
④1回戦(60分+1局)を行い、上位12名+推薦4名がベスト16トーナメント進出

※推薦4名は2日目進出且つ、第1・2期で推薦を受けていない者から選出

 

初日のポイントはこちら

 

対局中は複数の審査員が巡回し、全選手をチェックする。打牌選択が場況に合っているか、対局時の姿勢や所作の美しさなども含めて総合的に判断し、スター性のある選手を見極める。

 

 

5回戦に進めるのはちょうど半数なのでおおよその目安は2つ。
卓内トータル2位以上を目指し、4回戦開始前の24位+48.6P以上を狙う。

 

 

4回戦を終えて+48.7Pまでの24名が5回戦に進出し、上位12名が勝ち上がりとなる。5回戦開始前の12位は+87.8P。

 

 

 

 

 

 

 

 

以上の結果により上位12名がトーナメント進出確定。
さらに審査員の協議により推薦枠選手4名が決定し、ベスト16トーナメントの組み合わせは下記の通りとなった。

 

【第3期若獅子戦 ベスト16】

2022/3/9(水) 11:00開始
A卓・B卓
実況 楠原遊
解説 勝又健志

C卓・D卓
実況 仲田浩二
解説 白鳥翔

配信はこちらから!

 

A卓
小熊良衡
平山慶典
渡邉浩史郎
佐藤孝行(推薦)

 

B卓
村上玲央
金子大地
伊井功雅
神森天心(推薦)

 

C卓
鈴木裕也
櫻井勇馬
中村文哉
早川健太(推薦)

 

D卓
砂子直信
小川裕也
曽篠春成
宮澤太佑(推薦)

 

(文:編集部)

何を切る? 2022年3月

第38期鳳凰位決定戦 3回戦 東1局 西家 佐々木寿人プロ

 

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■Twitterで実施したアンケートの結果

 

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■OPENRECで実施したアンケートの結果

 

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■ニコニコ生放送で実施したアンケートの結果

 

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■プロ解答

 

四万切り

 

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六筒切り

 

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五筒切り

 

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■実況・解説陣 (アンケート時)

 

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三浦「リーチと仕掛けを受けている状況。ドラまたぎの四万を強くいくか。中スジの六筒をいったん切るか。そのあたりの選択になるでしょうね。水越さんなら何を切りますか?」
水越「ひとまず中スジで六筒を切っちゃいそうですね。その後五筒勝負という感じで。三浦さんなら?」
三浦「僕はドラ暗刻だと強くいきたいので、五筒から勝負したいですね。そもそも六筒が4枚見えていて、三筒がワンチャンスになっている状況で、ピンズの安全度は高いんですよ。なので比較的打ちやすい五筒を切って、四筒七筒を引いたら、四万を勝負という構えにしそうですね。」
水越「なるほど。」
三浦「シンプルに四万を切るのが一番強い選択なんですけど、どうバランスを取るかですね。」

 

■プロの視点

佐々木寿人プロ
「ドラの五万が暗刻の勝負手。
古川プロから親リーチを受けての第一感は、三万五万七万から絞りカンチャンのカン六万
そして、明らかに読みスジに入る六万をあっさりツモ切った前田プロは、チーテンの1,000点で、待ちはソーズのリャンメンと推測できる。
この六万にチーの声を出していれば、六万が通ったことでさらに危険度の高まった四万を使い切りながらより安全に進むこともできたが、2人の手牌についてあれこれ思考を巡らせ鳴きそびれたところに八筒をツモってきたのがこの場面。
形だけなら四万切りの一手。
何年か前ならそれ以外の牌など切ったことがないというような手格好だが、ドラまたぎの四万が2人に対して否定できない状況となっていることもあり、ここから2枚セットで落とす時に最も安全度の高い選択を取った。
六筒から外し、もちろんその後はポンテンチーテン全て取って全面抗戦の構え。
結末を見ると、四万さえ切っておけば、いくらでも満貫のアガリがあったという事実が浮かび上がる。
グダグダ考えるより体で打つことの大切さが身に染みた反省の1局である。」

 

■終局図

 

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女流プロ麻雀日本シリーズ2022プレーオフ第1節レポート

逢川が決勝進出を決める!

3月11日(金)、女流プロ麻雀日本シリーズ2022プレーオフ第1節が放送された。
前回までは予選各自7戦を終えて1位の魚谷が決勝進出決定、下位3名が敗退。プレーオフでは以下のシステムとなっている。
①12人でPO各自1回戦、計3回戦を行い上位1名が決勝進出、下位3名が敗退
②8人でPO各自1回戦、計2回戦を行い上位1名が決勝進出、下位3名が敗退
③4人でPO各自1回戦、計1回戦を行い上位1名が決勝進出
④決勝はポイントをリセットし4回戦

PO1回戦
和久津晶vs岡田紗佳vs川原舞子vs東城りお

 

1回戦はジャンプアップで決勝進出を目指す岡田と、後のない東城のデッドヒートに。
東1局、岡田がドラポンの8,000をアガるも…

 

 

東2局、東城が岡田から高目をうち取り8,000の直撃。

 

 

さらに東城が親番でタンヤオツモリャンペーコーの4,000オールで5万点超えのトップ目に。

 

 

突き放した東城であったが、すぐに岡田がリーチツモピンフイーペーコー裏裏の3,000・6,000、

 

 

南2局でもリーチツモダブ南三色の3,000・6,000で3万点差を逆転!

 

 

僅差につけますが、岡田の親番でリーチツモイーペーコーの1,000・2,000をアガッた東城がトップをもぎ取り、決勝進出に向け可能性を繋ぐ結果となった。

 

 

東城 +31.9P
岡田 +21.1P
和久津 ▲7.0P
川原 ▲46.0P

 

PO2回戦
日向藍子vs仲田加南vs黒沢咲vs宮内こずえ

 

ここで決勝進出を決めたい日向が東2局、白暗刻の先制リーチ。
親の仲田がドラを重ねて追いかけますが、日向が4枚目の白を引いて暗カンの選択。解説の藤崎は「トップが必須ではないのでツモ切りもある」と話す難しい場面であったが、ここは強気な選択が奏功。リンシャンでツモって2,000・4,000のアガリ。

 

 

さらに南3局2本場という勝負どころで5,200のアガリを決めトップ目に。

 

 

オーラス、決勝進出のためトップを狙った宮内が黒沢を見逃し。九筒ツモで打点を上げて待ち変えをするも、ここは流局。

 

 

日向 +26.0P
宮内 +12.2P
仲田 ▲12.2P
黒沢 ▲26.0P

 

PO3回戦
逢川恵夢vs二階堂瑠美vs二階堂亜樹vs佐月麻理子

 

2回戦で日向がトップを取ったことにより、逢川がここで決勝進出を決めるためには41,100点以上のトップが必要に。
東1局、佐月が三万単騎の七対子ドラドラを即リーチの選択。真っ直ぐ攻めた瑠美から一発で12,000のアガリに。

 

 

続いて東2局、瑠美が中単騎の七対子をリーチ。逢川から一発で6,400のアガリ。条件戦らしい派手な出だしでスタート。

 

 

一旦平たい点数状況になるも、南2局、逢川が全員テンパイを制して高目のツモ。裏ドラ1枚で2,000・4,000。

 

 

これでオーラス、逢川は満貫以上のアガリで決勝進出が確定に。しかし2着の瑠美とは100点差、親の佐月も強気な攻めが予想される局面。
タンヤオピンフ高目三色をテンパイし少考。ヤミテンもよぎったが、ここはリーチの選択!

 

 

佐月・瑠美もテンパイを入れて対抗するも、ここは瑠美が六万で12,000の放銃に。

逢川 +30.2P
佐月 +5.1P
亜樹 ▲11.6P
瑠美 ▲23.7P

 

 

この結果から、本日決勝通過を決めたのは逢川。
黒沢・東城・川原はここで敗退となった。

次回、プレーオフ4回戦対局者は
岡田(+63.6P)
仲田(+40.1P)
亜樹(+15.7P)
佐月(▲6.9P)

プレーオフ5回戦対局者は
日向(+97.9P)
和久津(+52.5P)
瑠美(+32.8P)
宮内(▲4.4P)

ここで上位1名が決勝進出、下位3名が敗退。
残った4名で最終戦を行い、上位1名が決勝進出となる。

プレーオフ第2節は3/27(日)13時〜。
実況は梅中悠介、解説は藤崎智・白鳥翔。次回も是非お楽しみに!

(文:浜野太陽)

女流プロ麻雀日本シリーズ2022 第7節成績表

【システム】

■16人で予選各自7回戦、計28回戦を行い上位1名が決勝進出、下位3名が敗退

■12人でPO各自1回戦、計3回戦を行い上位1名が決勝進出、下位3名が敗退

■8人でPO各自1回戦、計2回戦を行い上位1名が決勝進出、下位3名が敗退

■4人でPO各自1回戦、計1回戦を行い上位1名が決勝進出

決勝はポイントをリセットし4回戦

【ルール】

30,000点持ち30,000点返し

順位点5,000-15,000

一発・裏ドラあり

その他WRCルールに準ずる

 

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プレーオフ①成績

順位 名前 予選 PO1 合計
1 逢川恵夢
(第20期女流雀王)
73.8 30.2 104.0
2 日向藍子
(連盟会長推薦)
71.9 26.0 97.9
3 岡田紗佳
(連盟会長推薦)
42.5 21.1 63.6
4 和久津晶
(連盟会長推薦)
59.5 ▲ 7.0 52.5
5 仲田加南
(連盟会長推薦)
52.3 ▲ 12.2 40.1
6 二階堂瑠美
(第19期プロクイーン)
56.5 ▲ 23.7 32.8
7 二階堂亜樹
(女流プロ麻雀日本シリーズ2021優勝)
27.3 ▲ 11.6 15.7
8 宮内こずえ
(連盟会長推薦)
▲ 16.6 12.2 ▲ 4.4
9 佐月麻理子
(連盟会長推薦)
▲ 12.0 5.1 ▲ 6.9
10 黒沢咲
(連盟会長推薦)
18.2 ▲ 26.0 ▲ 7.8
11 東城りお
(連盟会長推薦)
▲ 40.3 31.9 ▲ 8.4
12 川原舞子
(連盟会長推薦)
▲ 11.9 ▲ 46.0 ▲ 57.9

 

 

予選成績

順位 名前 1回戦 2回戦 3回戦 4回戦 5回戦 6回戦 7回戦 合計
1 魚谷 侑未
(第16期女流桜花)
10.6 37.0 24.2 ▲ 41.0 39.8 ▲ 2.7 26.8 94.7
2 逢川恵夢
(第20期女流雀王)
26.1 ▲ 7.8 36.2 8.7 ▲ 6.2 12.9 3.9 73.8
3 日向藍子
(連盟会長推薦)
23.0 8.5 29.3 ▲ 27.0 1.8 9.5 26.8 71.9
4 和久津晶
(連盟会長推薦)
▲ 15.4 18.6 13.2 30.3 ▲ 29.8 24.8 17.8 59.5
5 二階堂瑠美
(第19期プロクイーン)
15.7 3.8 10.0 14.1 32.9 ▲ 27.6 7.6 56.5
6 仲田加南
(連盟会長推薦)
31.0 ▲ 10.0 22.1 ▲ 5.6 ▲ 9.9 16.9 7.8 52.3
7 岡田紗佳
(連盟会長推薦)
▲ 11.1 41.5 17.7 8.1 5.9 ▲ 21.4 1.8 42.5
8 二階堂亜樹
(女流プロ麻雀日本シリーズ2021優勝)
▲ 26.3 36.2 ▲ 34.8 7.8 37.4 27.2 ▲ 20.2 27.3
9 黒沢咲
(連盟会長推薦)
▲ 5.9 36.7 ▲ 24.3 ▲ 29.0 ▲ 32.4 22.2 50.9 18.2
10 川原舞子
(連盟会長推薦)
8.1 ▲ 9.5 ▲ 10.2 ▲ 21.9 ▲ 12.4 37.3 ▲ 3.3 ▲ 11.9
11 佐月麻理子
(連盟会長推薦)
3.5 ▲ 12.0 ▲ 28.1 12.2 26.9 32.8 ▲ 47.3 ▲ 12.0
12 宮内こずえ
(連盟会長推薦)
▲ 16.1 19.4 ▲ 5.4 ▲ 2.1 31.6 ▲ 38.1 ▲ 5.9 ▲ 16.6
13 東城りお
(連盟会長推薦)
▲ 47.3 ▲ 27.2 34.4 16.7 ▲ 26.8 ▲ 6.7 16.6 ▲ 40.3
14 菅原千瑛
(連盟会長推薦)
▲ 36.7 4.6 ▲ 11.2 ▲ 6.7 3.0 ▲ 30.0 ▲ 32.3 ▲ 109.3
15 高宮まり
(連盟会長推薦)
42.7 ▲ 20.8 ▲ 29.7 ▲ 9.8 ▲ 33.7 ▲ 47.0 ▲ 19.5 ▲ 117.8
16 内間祐海
(第21期女流最高位)
▲ 21.2 ▲ 17.0 ▲ 41.9 ▲ 30.6 ▲ 38.5 ▲ 10.1 ▲ 32.5 ▲ 191.8

第2期鸞和戦予選①レポート

2022年3月6日、日曜日、第2期鸞和戦(らんわせん)1次予選、2次予選が開催された。

 

 

 

今回は全2会場で行われ、各会場卓数分+αが2次予選に勝ち上がることが出来る。
2次予選は巣鴨会場に集まり、Aリーガーシードを加え32名で3回戦行い、上位半数が4回戦に進むことが出来る。4回戦終了時1位はベスト16へジャンプアップ出来る。

Aリーグのシード選手

 

 

E1リーグ所属の大鹿糠文也が、4半荘で+113.3Pを出しベスト16へのジャンプアップを決めた。

 

 

トーナメント戦(2半荘)
A卓

 

 

 

北條恵美、桶本篤史、林潤一郎、手塚紗掬
北條 +27.1P
桶本 +17.3P
林 ▲2.1P
手塚 ▲42.5P

勝ち上がり 北條恵美、桶本篤史

 

B卓
 

 

 

土井悟、内川幸太郎、會田亮介、三浦智博
會田 +37.8
内川 ▲14.8
土井 ▲19.0
三浦 ▲24.0
勝ち上がり 會田亮介、内川幸太郎

以上の5名がベスト16への切符を手に入れました。

予選は残す2日間。
第2回目の鸞和戦のベスト16への進出を決めるのは誰になるのか!?
続報をお楽しみに。

(文、鈴木誠)

第12期グランプリMAXベスト16B卓レポート

佐々木・紺野が勝ち上がり!

3月1日、第12期麻雀グランプリMAXベスト16B卓が放送された。
対局者は佐々木寿人、小林正和、紺野真太郎、HIRO柴田。

 

 

現鳳凰位の佐々木、Aリーグ所属の紺野・柴田に小林が挑戦する格好。第9期WRCリーグを制してこの舞台に立った小林としては、ここで更に名をあげたい気持ちが強いだろう。
その気合いそのままに小林が1回戦東1局、リーチタンヤオピンフの3,900で順調に滑り出すと

 

 

東2局、三色の1シャンテンでダブ東がトイツに。

 

 

ピンフは不確定ではあるが、なんとここは6,000オールの最高形を目指してダブ東をトイツ落としの選択。
他家からはタンヤオピンフドラ1以上の好形・高打点の手が警戒される局面。しかしここは柴田が筋の二万を切ると小林からロンの声。柴田としても十分警戒していた状況と思われたが、カンチャン待ちへの放銃は想定外。小林の7,700成就となった。

 

 

小林はオーラスにも8,000のアガリを決め、大きくリード。

 

 

一気に突き抜けるかという勢いの小林は、東3局1本場、高目11,600の3メンチャンリーチ。

 

 

高目でアガれば序盤にして通過濃厚なポジションに到達できるところであったが…ここは紺野がホンイツ小三元で追いつき、12,000の直撃。

 

 

さらに3回戦東1局にも柴田へホンイツ七対子の8,000放銃。

 

 

A1リーグの2人が意地を見せる形に。
一方、ここまで名前の無い佐々木は大きなアガリこそないものの、要所でアガリきり初戦を2着につけると、2回戦では中打点のアガリを活かしてトップ。

 

 

(南2局、タンヤオドラドラの1,000・2,000)
さらに3回戦南1局で紺野からリーチタンヤオピンフイーペーコーの7,700をアガリ、危なげなく通過を決めた。

 

 

最終戦は紺野と小林の一騎打ちの形に。
逃げ切りたい小林であったが、東1局2本場に紺野がドラ暗刻の仕掛けをアガリ、一転して追う立場に。

 

 

小林はドラカンの仕掛けなどプレッシャーをかけて逆転を狙うも、アガリまでは結びつかず。

 

 

ベスト16B卓通過は佐々木・紺野となった。

 

 

 

 

次回、ベスト16D卓の対局者は渡辺史哉、瀬戸熊直樹、二階堂亜樹、黒沢咲。
実況は古川彩乃、解説はともたけ雅晴が務めます。
次回も是非お楽しみに!

(文:浜野太陽)

第12期グランプリMAX二次予選A卓レポート

二次予選A卓に出場した選手は

 

 

二階堂瑠美・近藤久春・森山茂和・HIRO柴田の4名。

5回戦勝負の影響か、ここまでグランプリMAXは僅差で最終戦を迎えることが多く

 

 

1回戦は近藤が2度の満貫級のアガリをものにしてトップを取ると

 

 

2回戦は2度のホンイツを決めた森山がトップ。

 

 

3、4回戦は2度の七対子で柴田が連勝とそれぞれが持ち味を出した結果、今回も拮抗したポイント状況で最終戦に突入しました。

最終戦東1局。
ここまでトップこそ取れずにいたものの2翻以上の放銃0回と安定した立ち回りで二番手につけていた瑠美が

 

 

満貫をツモアガってトータル首位に浮上すると、その後も良い受けを見せ

 

 

オーラス、テンパイ必須な親の近藤の仕掛けに対し

 

 

ガッチリ絞り切って1シャンテンから手を進めさせず。

 

 

近藤ノーテンでゲーム終了。

二次予選A卓からは

 

HIRO柴田と

 

二階堂瑠美の2名がベスト16進出となりました。

 

<グランプリMAX一次予選A卓成績>
瑠美+20.4P H柴田+13.3P 近藤▲15.4P 森山▲20.3P

(文:越野智紀)