第20回静岡リーグ(プロアマ混合) 後期最終節レポート

2013年最初の静岡リーグが、第20回静岡リーグの最終節として行われた。

今節は、上位16名の回り順で卓組されたため、各卓熱い闘いが繰り広げられ、
各選手、目の前の闘いに集中し回りの声など入ってこない様子。皆が力の限り闘った。

それでも勝者と敗者に分かれるのが勝負事の常。
今回悔しい思いをした者も、その思いを今後の麻雀に活かして欲しいと思う。

それでは、節目となる第20回静岡リーグの決勝進出者を紹介したいと思う。

1位:竹内仁さん(一般参加)
なんと、前回に引き続き今回も決勝進出を見事に果たした。
これで静岡リーグに5回出場し4回の決勝進出である。
麻雀という競技の性質を考えたら、強いという域を超えている。
持ち前の踏み込みの深さと、攻撃力で初優勝を狙う。

2位:関根秀介さん(一般参加)
初参加でいきなりの、決勝進出。
私は、同卓したことも見たことも無いため、ここまで同卓したプロの何人かに話を聞いたところ
「強い。」「巧い。」と声を揃えた。 
決勝の舞台でも、普段通りの力が発揮できれば、初出場・初優勝も夢ではないだろう。

3位:鮎川卓プロ(東京本部/19期生) 
鳳凰位戦C1リーグ所属
第7期静岡プロリーグ優勝
第8期静岡プロリーグ優勝
午前中に行われた、静岡プロリーグで連覇を果たし、勢いそのままに午後の静岡リーグでも決勝進出を果たした。
今回の5人の中では、経験・技術共に群を抜いている。
間違いなく優勝争いに、食い込んでくるであろう。

4位:鷲見隼人(静岡支部/28期生)
幸運にも、決勝戦に残れたことを嬉しく思う。
ただ此処がゴールではないと言い聞かせ、今一度気を引き締めたい。

5位:京平遥プロ(静岡支部/25期生)
鳳凰位戦D2リーグ所属
念願の決勝進出に心躍らせていることだろう。
決勝という舞台で、委縮するタイプの選手ではないと思うので、存分に力を発揮してくれると思う。
面前手役派で、打点の高い選手。
   
以上の5名が決勝進出となった。
決勝戦は、半荘6回戦で行われる。半荘6回の決勝の舞台では、
「技術もさることながら、気持ちで負けてはいけない。」
と、前回の敗戦で私は学んだ。

敗戦から何も得られない時、それが本当の負けになるのだと思う。
得たとしてもそれを次に活かせなければ、やはりそれも負けである。

前回の敗戦を、本当の負けにしないために、私は力の限り闘うことをここに誓う。

最後になりましたが、
半年間私の拙い文章にお付き合いいただき誠にありがとございました。

順位 名前 プロ/アマ 1節 2節 3節 4節 5節 合計
1 竹内 仁 アマ 9.0 6.2 55.5 19.4 76.5 166.6
2 関根 秀介 アマ 85.6 21.0 40.7 28.3 ▲ 13.8 161.8
3 鮎川 卓 プロ 58.5 4.7 17.1 23.4 53.0 156.7
4 鷲見 隼人 プロ 3.0 50.5 ▲ 31.1 ▲ 20.8 149.8 151.4
5 京平 遥 プロ ▲ 4.0 54.2 28.6 20.8 27.2 126.8
6 古橋 崇志 プロ 17.3 104.5 69.5 ▲ 55.9 ▲ 14.8 120.6
7 杉村 泰治 プロ 49.7 61.7 74.2 ▲ 24.2 ▲ 55.0 106.4
8 平田 拓也 アマ 58.2 ▲ 67.3 43.6 28.2 27.7 90.4
9 日吉 辰哉 プロ ▲ 8.9 ▲ 14.1 ▲ 31.0 22.3 119.0 87.3
10 高橋 孝基 アマ ▲ 12.4 0.7 9.6 22.8 64.8 85.5
11 菅野 直 プロ 18.6 1.2 29.8 ▲ 19.0 46.8 77.4
12 土本 伸之 アマ 27.1 34.7 50.1 19.0 ▲ 55.6 75.3
13 浅井 省吾 アマ ▲ 37.8 65.4 6.6 23.4 11.3 68.9
14 鈴木 秀幸 プロ 25.5 70.1 ▲ 50.1 19.1 ▲ 22.5 42.1
15 望月 雅継 プロ 14.7 3.0 ▲ 5.3 12.4 5.7 30.5
16 徳山 雄生 アマ ▲ 41.3 ▲ 16.2 29.0 0.8 55.1 27.4
17 平岡 理恵 プロ 69.1 35.4 ▲ 24.2 ▲ 64.4 8.6 24.5
18 森田 皓太 アマ 62.3 5.1 40.8 ▲ 34.2 ▲ 50.0 24.0
19 矢野 宏明 アマ ▲ 42.7 0.2 ▲ 17.7 44.5 31.4 15.7
20 田中 良典 アマ 13.7 ▲ 39.6 26.3 55.0 ▲ 46.2 9.2
21 高木 宏昌 アマ ▲ 47.5 23.3 ▲ 8.6 58.1 ▲ 24.7 0.6
22 太田 昌樹 プロ 30.4 4.7 ▲ 9.7 ▲ 29.2 0.0 ▲ 3.8
23 岡本 和也 プロ 15.8 ▲ 5.7 ▲ 8.6 ▲ 5.1 ▲ 1.4 ▲ 5.0
24 清水 栄佑 アマ ▲ 19.1 ▲ 16.2 ▲ 12.2 37.2 4.4 ▲ 5.9
25 舟橋 晃 アマ ▲ 34.8 11.2 ▲ 30.0 29.0 7.3 ▲ 17.3
26 鈴木 雅人 プロ 81.7 ▲ 24.7 ▲ 26.6 ▲ 25.0 ▲ 29.8 ▲ 24.4
27 坪井 哲也 プロ 18.5 ▲ 16.0 8.9 ▲ 52.0 16.0 ▲ 24.6
28 友部 雅之 アマ 20.4 ▲ 50.9 61.0 28.4 ▲ 86.3 ▲ 27.4
29 本田 真之 アマ 5.8 ▲ 55.3 ▲ 31.0 52.6 ▲ 0.8 ▲ 28.7
30 平野 敬悟 アマ ▲ 48.4 22.4 ▲ 26.0 27.3 ▲ 14.6 ▲ 39.3
31 坂本 彰光 アマ 32.8 ▲ 30.4 ▲ 26.0 2.6 ▲ 43.1 ▲ 64.1
32 朝比奈 諒 プロ ▲ 17.2 64.9 ▲ 2.5 ▲ 75.7 ▲ 39.7 ▲ 70.2
33 鈴木 郁孝 プロ ▲ 28.6 32.7 ▲ 23.9 ▲ 62.1 11.5 ▲ 70.4
34 栃木 敦博 アマ ▲ 5.9 22.7 ▲ 56.0 ▲ 65.3 22.2 ▲ 82.3
35 白井 健夫 アマ ▲ 72.2 ▲ 39.9 ▲ 19.7 21.7 12.4 ▲ 97.7
36 大須賀 隆秀 アマ ▲ 24.7 22.8 ▲ 51.0 ▲ 57.5 8.0 ▲ 102.4
37 花原 史典 アマ ▲ 84.8 19.3 ▲ 3.3 ▲ 21.8 ▲ 14.8 ▲ 105.4
38 牧沢 行晃 アマ ▲ 22.7 ▲ 70.4 58.4 ▲ 55.3 ▲ 18.9 ▲ 108.9
39 小山 剛史 アマ ▲ 56.4 ▲ 29.7 ▲ 33.8 66.1 ▲ 58.9 ▲ 112.7
40 白澤 宏臣 プロ ▲ 51.6 ▲ 6.5 ▲ 38.7 96.5 ▲ 118.6 ▲ 118.9
41 松井 和志 アマ ▲ 4.6 17.2 ▲ 26.8 ▲ 32.4 ▲ 76.1 ▲ 122.7
42 堀 孔明 アマ ▲ 51.9 ▲ 55.9 ▲ 14.3 16.5 ▲ 20.0 ▲ 125.6
43 徳永 翔 プロ ▲ 55.1 ▲ 28.6 0.6 ▲ 32.3 ▲ 15.4 ▲ 130.8
44 福井 弘人 アマ ▲ 54.9 ▲ 59.3 ▲ 52.4 10.4 14.8 ▲ 141.4
45 松本 千昭 アマ 45.0 ▲ 33.5 ▲ 175.3 ▲ 13.3 ▲ 9.8 ▲ 186.9
46 渡辺 洋巳 プロ 22.4 ▲ 72.3 ▲ 66.0 ▲ 53.3 ▲ 24.8 ▲ 194.0

静岡プロリーグ レポート/第20回静岡リーグ(プロアマ混合) 後期最終節レポート

2013年最初の静岡リーグが、第20回静岡リーグの最終節として行われた。
今節は、上位16名の回り順で卓組されたため、各卓熱い闘いが繰り広げられ、
各選手、目の前の闘いに集中し回りの声など入ってこない様子。皆が力の限り闘った。
それでも勝者と敗者に分かれるのが勝負事の常。
今回悔しい思いをした者も、その思いを今後の麻雀に活かして欲しいと思う。
それでは、節目となる第20回静岡リーグの決勝進出者を紹介したいと思う。
1位:竹内仁さん(一般参加)
なんと、前回に引き続き今回も決勝進出を見事に果たした。
これで静岡リーグに5回出場し4回の決勝進出である。
麻雀という競技の性質を考えたら、強いという域を超えている。
持ち前の踏み込みの深さと、攻撃力で初優勝を狙う。
2位:関根秀介さん(一般参加)
初参加でいきなりの、決勝進出。
私は、同卓したことも見たことも無いため、ここまで同卓したプロの何人かに話を聞いたところ
「強い。」「巧い。」と声を揃えた。 
決勝の舞台でも、普段通りの力が発揮できれば、初出場・初優勝も夢ではないだろう。
3位:鮎川卓プロ(東京本部/19期生) 
鳳凰位戦C1リーグ所属
第7期静岡プロリーグ優勝
第8期静岡プロリーグ優勝
午前中に行われた、静岡プロリーグで連覇を果たし、勢いそのままに午後の静岡リーグでも決勝進出を果たした。
今回の5人の中では、経験・技術共に群を抜いている。
間違いなく優勝争いに、食い込んでくるであろう。
4位:鷲見隼人(静岡支部/28期生)
幸運にも、決勝戦に残れたことを嬉しく思う。
ただ此処がゴールではないと言い聞かせ、今一度気を引き締めたい。
5位:京平遥プロ(静岡支部/25期生)
鳳凰位戦D2リーグ所属
念願の決勝進出に心躍らせていることだろう。
決勝という舞台で、委縮するタイプの選手ではないと思うので、存分に力を発揮してくれると思う。
面前手役派で、打点の高い選手。
   
以上の5名が決勝進出となった。
決勝戦は、半荘6回戦で行われる。半荘6回の決勝の舞台では、
「技術もさることながら、気持ちで負けてはいけない。」
と、前回の敗戦で私は学んだ。
敗戦から何も得られない時、それが本当の負けになるのだと思う。
得たとしてもそれを次に活かせなければ、やはりそれも負けである。
前回の敗戦を、本当の負けにしないために、私は力の限り闘うことをここに誓う。
最後になりましたが、
半年間私の拙い文章にお付き合いいただき誠にありがとございました。

順位 名前 プロ/アマ 1節 2節 3節 4節 5節 合計
1 竹内 仁 アマ 9.0 6.2 55.5 19.4 76.5 166.6
2 関根 秀介 アマ 85.6 21.0 40.7 28.3 ▲ 13.8 161.8
3 鮎川 卓 プロ 58.5 4.7 17.1 23.4 53.0 156.7
4 鷲見 隼人 プロ 3.0 50.5 ▲ 31.1 ▲ 20.8 149.8 151.4
5 京平 遥 プロ ▲ 4.0 54.2 28.6 20.8 27.2 126.8
6 古橋 崇志 プロ 17.3 104.5 69.5 ▲ 55.9 ▲ 14.8 120.6
7 杉村 泰治 プロ 49.7 61.7 74.2 ▲ 24.2 ▲ 55.0 106.4
8 平田 拓也 アマ 58.2 ▲ 67.3 43.6 28.2 27.7 90.4
9 日吉 辰哉 プロ ▲ 8.9 ▲ 14.1 ▲ 31.0 22.3 119.0 87.3
10 高橋 孝基 アマ ▲ 12.4 0.7 9.6 22.8 64.8 85.5
11 菅野 直 プロ 18.6 1.2 29.8 ▲ 19.0 46.8 77.4
12 土本 伸之 アマ 27.1 34.7 50.1 19.0 ▲ 55.6 75.3
13 浅井 省吾 アマ ▲ 37.8 65.4 6.6 23.4 11.3 68.9
14 鈴木 秀幸 プロ 25.5 70.1 ▲ 50.1 19.1 ▲ 22.5 42.1
15 望月 雅継 プロ 14.7 3.0 ▲ 5.3 12.4 5.7 30.5
16 徳山 雄生 アマ ▲ 41.3 ▲ 16.2 29.0 0.8 55.1 27.4
17 平岡 理恵 プロ 69.1 35.4 ▲ 24.2 ▲ 64.4 8.6 24.5
18 森田 皓太 アマ 62.3 5.1 40.8 ▲ 34.2 ▲ 50.0 24.0
19 矢野 宏明 アマ ▲ 42.7 0.2 ▲ 17.7 44.5 31.4 15.7
20 田中 良典 アマ 13.7 ▲ 39.6 26.3 55.0 ▲ 46.2 9.2
21 高木 宏昌 アマ ▲ 47.5 23.3 ▲ 8.6 58.1 ▲ 24.7 0.6
22 太田 昌樹 プロ 30.4 4.7 ▲ 9.7 ▲ 29.2 0.0 ▲ 3.8
23 岡本 和也 プロ 15.8 ▲ 5.7 ▲ 8.6 ▲ 5.1 ▲ 1.4 ▲ 5.0
24 清水 栄佑 アマ ▲ 19.1 ▲ 16.2 ▲ 12.2 37.2 4.4 ▲ 5.9
25 舟橋 晃 アマ ▲ 34.8 11.2 ▲ 30.0 29.0 7.3 ▲ 17.3
26 鈴木 雅人 プロ 81.7 ▲ 24.7 ▲ 26.6 ▲ 25.0 ▲ 29.8 ▲ 24.4
27 坪井 哲也 プロ 18.5 ▲ 16.0 8.9 ▲ 52.0 16.0 ▲ 24.6
28 友部 雅之 アマ 20.4 ▲ 50.9 61.0 28.4 ▲ 86.3 ▲ 27.4
29 本田 真之 アマ 5.8 ▲ 55.3 ▲ 31.0 52.6 ▲ 0.8 ▲ 28.7
30 平野 敬悟 アマ ▲ 48.4 22.4 ▲ 26.0 27.3 ▲ 14.6 ▲ 39.3
31 坂本 彰光 アマ 32.8 ▲ 30.4 ▲ 26.0 2.6 ▲ 43.1 ▲ 64.1
32 朝比奈 諒 プロ ▲ 17.2 64.9 ▲ 2.5 ▲ 75.7 ▲ 39.7 ▲ 70.2
33 鈴木 郁孝 プロ ▲ 28.6 32.7 ▲ 23.9 ▲ 62.1 11.5 ▲ 70.4
34 栃木 敦博 アマ ▲ 5.9 22.7 ▲ 56.0 ▲ 65.3 22.2 ▲ 82.3
35 白井 健夫 アマ ▲ 72.2 ▲ 39.9 ▲ 19.7 21.7 12.4 ▲ 97.7
36 大須賀 隆秀 アマ ▲ 24.7 22.8 ▲ 51.0 ▲ 57.5 8.0 ▲ 102.4
37 花原 史典 アマ ▲ 84.8 19.3 ▲ 3.3 ▲ 21.8 ▲ 14.8 ▲ 105.4
38 牧沢 行晃 アマ ▲ 22.7 ▲ 70.4 58.4 ▲ 55.3 ▲ 18.9 ▲ 108.9
39 小山 剛史 アマ ▲ 56.4 ▲ 29.7 ▲ 33.8 66.1 ▲ 58.9 ▲ 112.7
40 白澤 宏臣 プロ ▲ 51.6 ▲ 6.5 ▲ 38.7 96.5 ▲ 118.6 ▲ 118.9
41 松井 和志 アマ ▲ 4.6 17.2 ▲ 26.8 ▲ 32.4 ▲ 76.1 ▲ 122.7
42 堀 孔明 アマ ▲ 51.9 ▲ 55.9 ▲ 14.3 16.5 ▲ 20.0 ▲ 125.6
43 徳永 翔 プロ ▲ 55.1 ▲ 28.6 0.6 ▲ 32.3 ▲ 15.4 ▲ 130.8
44 福井 弘人 アマ ▲ 54.9 ▲ 59.3 ▲ 52.4 10.4 14.8 ▲ 141.4
45 松本 千昭 アマ 45.0 ▲ 33.5 ▲ 175.3 ▲ 13.3 ▲ 9.8 ▲ 186.9
46 渡辺 洋巳 プロ 22.4 ▲ 72.3 ▲ 66.0 ▲ 53.3 ▲ 24.8 ▲ 194.0

第8期 静岡プロリーグ 最終節レポート

雲一つない快晴。真冬の青空の下、この日を迎えた。

静岡プロリーグ最終節。
最終節は順位順に卓組される。そのため、上位4名が事実上の決勝卓となる。
上位4名は、
1位:鮎川プロ+255.8P
2位:鈴木郁プロ+152.4P
3位:鷲見プロ+144.4P
4位:鈴木秀プロ+93.4P

鮎川プロは前回の覇者。連覇となるか注目される。
鈴木郁プロは初タイトルとなるか。鳳凰位戦では苦戦を強いられているため、結果を残したいところだ。
鷲見プロは、前期はプロアマ混合静岡リーグで決勝進出、鳳凰位戦を前期、後期と連続昇級と勢いは十分。
鈴木秀プロも鳳凰位戦を優勝昇級と好調だ。
この実力派揃いの卓組となり、非常に見応えがある。

ただし、鮎川プロがポイント的にかなり優位なのは間違いない。
他者は鮎川プロを沈めることが常に必須条件となる。
私は、対局前に皆が口を揃えて、
「頭を取りに行く」
そう言っていたことを耳にした。

この言葉を聞きこの最終節、まだ決まったわけではないと感じた。
私も別卓で対局していたが、4回戦のみ観戦することができた。

鮎川プロが約100Pの差を保ったまま最終戦を迎えていた。
ほぼ間違いなく鮎川プロで決まりだろう。ただ、対局者は違った。まだ頂点を諦めていない。
準優勝でよいと考えている者はいない。可能性が0でない限り最後まで諦めない、そんな姿勢が見て取れた。

熱い闘牌が繰り広げられ、最後の親番に望みを掛けていた。
しかし、100Pの差は大きかった。この日も4回戦をプラスで終え、鮎川プロの優勝が決まった。

静岡プロリーグ2連覇を成し遂げた。断トツの優勝である。
ムラがなく、安定しており、さらに攻撃力もある鮎川プロ。来期も期待せざるを得ない。

静岡支部員の私としては、他地区から参加していただけていること、さらには優勝したことを嬉しく思う反面、悔しさもある。

この静岡プロリーグ、第8期を終え、静岡支部からの優勝者はたった1人。
さらに優勝者は4人。全員が2回ずつ優勝しているのである。

今年プロになったばかりで、今期マイナスで終えた私が言うのは恐れ多いが、静岡支部員としてこの結果を情けないと感じるのは私だけだろうか。
この現実を受け止めなくてはならないし、この先、変えていかなければならない、私はそう考える。

来期以降、静岡支部員の奮闘を期待したい。
鮎川プロ、優勝おめでとうございます。

順位 名前 1節 2節 3節 4節 5節 6節 7節 8節 9節 10節 合計 順位
1 鮎川 卓 19.8 32.4 ▲ 19.7 53.4 ▲ 1.9 25.8 48.2 50.9 46.9 14.6 270.4 1
2 鷲見 隼人 9.8 14.5 ▲ 49.1 45.5 10.1 25.1 ▲ 9.5 47.3 50.7 6.3 150.7 2
3 鈴木 郁孝 50.7 3.5 77.8 62.6 ▲ 34.0 ▲ 31.8 ▲ 9.5 15.4 17.7 ▲ 8.2 144.2 3
4 太田 昌樹 22.9 37.9 22.2 60.7 16.1 ▲ 43.4 ▲ 22.0 ▲ 21.0 32.5 0.0 105.9 4
5 京平 遥 27.2 ▲ 58.8 ▲ 62.1 ▲ 31.5 ▲ 0.9 0.0 69.7 50.1 23.2 74.0 90.9 5
6 望月 雅継 ▲ 23.0 11.3 ▲ 10.5 50.7 24.7 0.8 3.4 ▲ 25.9 28.9 26.2 86.6 6
7 鈴木 秀幸 20.8 38.7 ▲ 25.0 10.1 57.6 ▲ 51.9 1.8 ▲ 3.3 44.6 ▲ 12.7 80.7 7
8 古橋 崇志 ▲ 55.7 ▲ 43.6 8.2 18.1 46.6 9.9 43.2 ▲ 35.4 ▲ 28.9 81.7 44.1 8
9 朝比奈 諒 21.9 26.0 ▲ 8.2 ▲ 12.3 31.5 5.9 ▲ 41.5 14.8 ▲ 13.6 1.1 25.6 9
10 日吉 辰哉 ▲ 111.9 10.9 ▲ 2.4 ▲ 48.2 ▲ 10.6 ▲ 12.5 11.2 ▲ 25.5 79.4 117.6 8.0 10
12 徳永 翔 42.0 ▲ 56.2 8.5 ▲ 55.3 ▲ 0.8 ▲ 1.3 ▲ 2.1 30.6 16.9 5.1 ▲ 12.6 12
11 鈴木 雅人 ▲ 33.2 ▲ 20.4 26.8 5.0 ▲ 66.2 87.5 10.5 6.3 ▲ 22.8 ▲ 38.5 ▲ 45.0 11
13 坪井 哲也 ▲ 24.0 5.3 31.7 ▲ 40.3 46.2 27.2 1.3 ▲ 9.9 ▲ 67.4 ▲ 36.6 ▲ 66.5 13
14 杉村 泰治 ▲ 52.5 25.8 ▲ 13.4 5.5 12.4 1.0 ▲ 27.5 ▲ 49.0 6.3 0.4 ▲ 91.0 14
15 平岡 理恵 39.1 ▲ 13.9 ▲ 26.6 ▲ 25.9 34.4 ▲ 45.4 ▲ 19.6 57.2 ▲ 57.9 ▲ 32.6 ▲ 91.2 15
16 岡本 和也 ▲ 28.8 ▲ 46.0 ▲ 44.7 26.3 4.2 1.3 ▲ 30.0 ▲ 23.6 ▲ 10.5 38.5 ▲ 113.3 16
17 白澤 宏臣 ▲ 38.0 10.4 20.5 ▲ 12.4 ▲ 36.2 25.7 18.4 ▲ 19.9 ▲ 62.0 ▲ 99.5 ▲ 193.0 17
18 渡辺 洋巳 ▲ 102.0 ▲ 15.4 6.4 ▲ 73.7 ▲ 51.8 ▲ 23.1 ▲ 24.2 38.1 ▲ 68.7 ▲ 79.6 ▲ 394.0 18

静岡プロリーグ レポート/第8期 静岡プロリーグ 最終節レポート

雲一つない快晴。真冬の青空の下、この日を迎えた。
静岡プロリーグ最終節。
最終節は順位順に卓組される。そのため、上位4名が事実上の決勝卓となる。
上位4名は、
1位:鮎川プロ+255.8P
2位:鈴木郁プロ+152.4P
3位:鷲見プロ+144.4P
4位:鈴木秀プロ+93.4P
鮎川プロは前回の覇者。連覇となるか注目される。
鈴木郁プロは初タイトルとなるか。鳳凰位戦では苦戦を強いられているため、結果を残したいところだ。
鷲見プロは、前期はプロアマ混合静岡リーグで決勝進出、鳳凰位戦を前期、後期と連続昇級と勢いは十分。
鈴木秀プロも鳳凰位戦を優勝昇級と好調だ。
この実力派揃いの卓組となり、非常に見応えがある。
ただし、鮎川プロがポイント的にかなり優位なのは間違いない。
他者は鮎川プロを沈めることが常に必須条件となる。
私は、対局前に皆が口を揃えて、
「頭を取りに行く」
そう言っていたことを耳にした。
この言葉を聞きこの最終節、まだ決まったわけではないと感じた。
私も別卓で対局していたが、4回戦のみ観戦することができた。
鮎川プロが約100Pの差を保ったまま最終戦を迎えていた。
ほぼ間違いなく鮎川プロで決まりだろう。ただ、対局者は違った。まだ頂点を諦めていない。
準優勝でよいと考えている者はいない。可能性が0でない限り最後まで諦めない、そんな姿勢が見て取れた。
熱い闘牌が繰り広げられ、最後の親番に望みを掛けていた。
しかし、100Pの差は大きかった。この日も4回戦をプラスで終え、鮎川プロの優勝が決まった。
静岡プロリーグ2連覇を成し遂げた。断トツの優勝である。
ムラがなく、安定しており、さらに攻撃力もある鮎川プロ。来期も期待せざるを得ない。
静岡支部員の私としては、他地区から参加していただけていること、さらには優勝したことを嬉しく思う反面、悔しさもある。
この静岡プロリーグ、第8期を終え、静岡支部からの優勝者はたった1人。
さらに優勝者は4人。全員が2回ずつ優勝しているのである。
今年プロになったばかりで、今期マイナスで終えた私が言うのは恐れ多いが、静岡支部員としてこの結果を情けないと感じるのは私だけだろうか。
この現実を受け止めなくてはならないし、この先、変えていかなければならない、私はそう考える。
来期以降、静岡支部員の奮闘を期待したい。
鮎川プロ、優勝おめでとうございます。

順位 名前 1節 2節 3節 4節 5節 6節 7節 8節 9節 10節 合計 順位
1 鮎川 卓 19.8 32.4 ▲ 19.7 53.4 ▲ 1.9 25.8 48.2 50.9 46.9 14.6 270.4 1
2 鷲見 隼人 9.8 14.5 ▲ 49.1 45.5 10.1 25.1 ▲ 9.5 47.3 50.7 6.3 150.7 2
3 鈴木 郁孝 50.7 3.5 77.8 62.6 ▲ 34.0 ▲ 31.8 ▲ 9.5 15.4 17.7 ▲ 8.2 144.2 3
4 太田 昌樹 22.9 37.9 22.2 60.7 16.1 ▲ 43.4 ▲ 22.0 ▲ 21.0 32.5 0.0 105.9 4
5 京平 遥 27.2 ▲ 58.8 ▲ 62.1 ▲ 31.5 ▲ 0.9 0.0 69.7 50.1 23.2 74.0 90.9 5
6 望月 雅継 ▲ 23.0 11.3 ▲ 10.5 50.7 24.7 0.8 3.4 ▲ 25.9 28.9 26.2 86.6 6
7 鈴木 秀幸 20.8 38.7 ▲ 25.0 10.1 57.6 ▲ 51.9 1.8 ▲ 3.3 44.6 ▲ 12.7 80.7 7
8 古橋 崇志 ▲ 55.7 ▲ 43.6 8.2 18.1 46.6 9.9 43.2 ▲ 35.4 ▲ 28.9 81.7 44.1 8
9 朝比奈 諒 21.9 26.0 ▲ 8.2 ▲ 12.3 31.5 5.9 ▲ 41.5 14.8 ▲ 13.6 1.1 25.6 9
10 日吉 辰哉 ▲ 111.9 10.9 ▲ 2.4 ▲ 48.2 ▲ 10.6 ▲ 12.5 11.2 ▲ 25.5 79.4 117.6 8.0 10
12 徳永 翔 42.0 ▲ 56.2 8.5 ▲ 55.3 ▲ 0.8 ▲ 1.3 ▲ 2.1 30.6 16.9 5.1 ▲ 12.6 12
11 鈴木 雅人 ▲ 33.2 ▲ 20.4 26.8 5.0 ▲ 66.2 87.5 10.5 6.3 ▲ 22.8 ▲ 38.5 ▲ 45.0 11
13 坪井 哲也 ▲ 24.0 5.3 31.7 ▲ 40.3 46.2 27.2 1.3 ▲ 9.9 ▲ 67.4 ▲ 36.6 ▲ 66.5 13
14 杉村 泰治 ▲ 52.5 25.8 ▲ 13.4 5.5 12.4 1.0 ▲ 27.5 ▲ 49.0 6.3 0.4 ▲ 91.0 14
15 平岡 理恵 39.1 ▲ 13.9 ▲ 26.6 ▲ 25.9 34.4 ▲ 45.4 ▲ 19.6 57.2 ▲ 57.9 ▲ 32.6 ▲ 91.2 15
16 岡本 和也 ▲ 28.8 ▲ 46.0 ▲ 44.7 26.3 4.2 1.3 ▲ 30.0 ▲ 23.6 ▲ 10.5 38.5 ▲ 113.3 16
17 白澤 宏臣 ▲ 38.0 10.4 20.5 ▲ 12.4 ▲ 36.2 25.7 18.4 ▲ 19.9 ▲ 62.0 ▲ 99.5 ▲ 193.0 17
18 渡辺 洋巳 ▲ 102.0 ▲ 15.4 6.4 ▲ 73.7 ▲ 51.8 ▲ 23.1 ▲ 24.2 38.1 ▲ 68.7 ▲ 79.6 ▲ 394.0 18

第20回静岡リーグ(プロアマ混合) 後期最終節成績表

順位 名前 プロ/アマ 1節 2節 3節 4節 5節 合計
1 竹内 仁 アマ 9.0 6.2 55.5 19.4 76.5 166.6
2 関根 秀介 アマ 85.6 21.0 40.7 28.3 ▲ 13.8 161.8
3 鮎川 卓 プロ 58.5 4.7 17.1 23.4 53.0 156.7
4 鷲見 隼人 プロ 3.0 50.5 ▲ 31.1 ▲ 20.8 149.8 151.4
5 京平 遥 プロ ▲ 4.0 54.2 28.6 20.8 27.2 126.8
6 古橋 崇志 プロ 17.3 104.5 69.5 ▲ 55.9 ▲ 14.8 120.6
7 杉村 泰治 プロ 49.7 61.7 74.2 ▲ 24.2 ▲ 55.0 106.4
8 平田 拓也 アマ 58.2 ▲ 67.3 43.6 28.2 27.7 90.4
9 日吉 辰哉 プロ ▲ 8.9 ▲ 14.1 ▲ 31.0 22.3 119.0 87.3
10 高橋 孝基 アマ ▲ 12.4 0.7 9.6 22.8 64.8 85.5
11 菅野 直 プロ 18.6 1.2 29.8 ▲ 19.0 46.8 77.4
12 土本 伸之 アマ 27.1 34.7 50.1 19.0 ▲ 55.6 75.3
13 浅井 省吾 アマ ▲ 37.8 65.4 6.6 23.4 11.3 68.9
14 鈴木 秀幸 プロ 25.5 70.1 ▲ 50.1 19.1

▲ 22.5 42.1
15 望月 雅継 プロ 14.7 3.0 ▲ 5.3 12.4 5.7 30.5
16 徳山 雄生 アマ ▲ 41.3 ▲ 16.2 29.0 0.8 55.1 27.4
17 平岡 理恵 プロ 69.1 35.4 ▲ 24.2 ▲ 64.4 8.6 24.5
18 森田 皓太 アマ 62.3 5.1 40.8 ▲ 34.2 ▲ 50.0 24.0
19 矢野 宏明 アマ ▲ 42.7 0.2 ▲ 17.7 44.5 31.4 15.7
20 田中 良典 アマ 13.7 ▲ 39.6 26.3 55.0 ▲ 46.2 9.2
21 高木 宏昌 アマ ▲ 47.5 23.3 ▲ 8.6 58.1 ▲ 24.7 0.6
22 太田 昌樹 プロ 30.4 4.7 ▲ 9.7 ▲ 29.2 0.0 ▲ 3.8
23 岡本 和也 プロ 15.8 ▲ 5.7 ▲ 8.6 ▲ 5.1 ▲ 1.4 ▲ 5.0
24 清水 栄佑 アマ ▲ 19.1 ▲ 16.2 ▲ 12.2 37.2 4.4 ▲ 5.9
25 舟橋 晃 アマ ▲ 34.8 11.2 ▲ 30.0 29.0 7.3 ▲ 17.3
26 鈴木 雅人 プロ 81.7 ▲ 24.7 ▲ 26.6 ▲ 25.0 ▲ 29.8 ▲ 24.4
27 坪井 哲也 プロ 18.5 ▲ 16.0 8.9 ▲ 52.0 16.0 ▲ 24.6
28 友部 雅之 アマ 20.4 ▲ 50.9 61.0 28.4 ▲ 86.3 ▲ 27.4
29 本田 真之 アマ 5.8 ▲ 55.3 ▲ 31.0 52.6 ▲ 0.8 ▲ 28.7
30 平野 敬悟 アマ ▲ 48.4 22.4 ▲ 26.0 27.3 ▲ 14.6 ▲ 39.3
31 坂本 彰光 アマ 32.8 ▲ 30.4 ▲ 26.0 2.6 ▲ 43.1 ▲ 64.1
32 朝比奈 諒 プロ ▲ 17.2 64.9 ▲ 2.5 ▲ 75.7 ▲ 39.7 ▲ 70.2
33 鈴木 郁孝 プロ ▲ 28.6 32.7 ▲ 23.9 ▲ 62.1 11.5 ▲ 70.4
34 栃木 敦博 アマ ▲ 5.9 22.7 ▲ 56.0 ▲ 65.3 22.2 ▲ 82.3
35 白井 健夫 アマ ▲ 72.2 ▲ 39.9 ▲ 19.7 21.7 12.4 ▲ 97.7
36 大須賀 隆秀 アマ ▲ 24.7 22.8 ▲ 51.0 ▲ 57.5 8.0 ▲ 102.4
37 花原 史典 アマ ▲ 84.8 19.3 ▲ 3.3 ▲ 21.8 ▲ 14.8 ▲ 105.4
38 牧沢 行晃 アマ ▲ 22.7 ▲ 70.4 58.4 ▲ 55.3 ▲ 18.9 ▲ 108.9
39 小山 剛史 アマ ▲ 56.4 ▲ 29.7 ▲ 33.8 66.1 ▲ 58.9 ▲ 112.7
40 白澤 宏臣 プロ ▲ 51.6 ▲ 6.5 ▲ 38.7 96.5 ▲ 118.6 ▲ 118.9
41 松井 和志 アマ ▲ 4.6 17.2 ▲ 26.8 ▲ 32.4 ▲ 76.1 ▲ 122.7
42 堀 孔明 アマ ▲ 51.9 ▲ 55.9 ▲ 14.3 16.5 ▲ 20.0 ▲ 125.6
43 徳永 翔 プロ ▲ 55.1 ▲ 28.6 0.6 ▲ 32.3 ▲ 15.4 ▲ 130.8
44 福井 弘人 アマ ▲ 54.9 ▲ 59.3 ▲ 52.4 10.4 14.8 ▲ 141.4
45 松本 千昭 アマ 45.0 ▲ 33.5 ▲ 175.3 ▲ 13.3 ▲ 9.8 ▲ 186.9
46 渡辺 洋巳 プロ 22.4 ▲ 72.3 ▲ 66.0 ▲ 53.3 ▲ 24.8 ▲ 194.0

静岡プロリーグ 成績表/第20回静岡リーグ(プロアマ混合) 後期最終節成績表

順位 名前 プロ/アマ 1節 2節 3節 4節 5節 合計
1 竹内 仁 アマ 9.0 6.2 55.5 19.4 76.5 166.6
2 関根 秀介 アマ 85.6 21.0 40.7 28.3 ▲ 13.8 161.8
3 鮎川 卓 プロ 58.5 4.7 17.1 23.4 53.0 156.7
4 鷲見 隼人 プロ 3.0 50.5 ▲ 31.1 ▲ 20.8 149.8 151.4
5 京平 遥 プロ ▲ 4.0 54.2 28.6 20.8 27.2 126.8
6 古橋 崇志 プロ 17.3 104.5 69.5 ▲ 55.9 ▲ 14.8 120.6
7 杉村 泰治 プロ 49.7 61.7 74.2 ▲ 24.2 ▲ 55.0 106.4
8 平田 拓也 アマ 58.2 ▲ 67.3 43.6 28.2 27.7 90.4
9 日吉 辰哉 プロ ▲ 8.9 ▲ 14.1 ▲ 31.0 22.3 119.0 87.3
10 高橋 孝基 アマ ▲ 12.4 0.7 9.6 22.8 64.8 85.5
11 菅野 直 プロ 18.6 1.2 29.8 ▲ 19.0 46.8 77.4
12 土本 伸之 アマ 27.1 34.7 50.1 19.0 ▲ 55.6 75.3
13 浅井 省吾 アマ ▲ 37.8 65.4 6.6 23.4 11.3 68.9
14 鈴木 秀幸 プロ 25.5 70.1 ▲ 50.1 19.1 ▲ 22.5 42.1
15 望月 雅継 プロ 14.7 3.0 ▲ 5.3 12.4 5.7 30.5
16 徳山 雄生 アマ ▲ 41.3 ▲ 16.2 29.0 0.8 55.1 27.4
17 平岡 理恵 プロ 69.1 35.4 ▲ 24.2 ▲ 64.4 8.6 24.5
18 森田 皓太 アマ 62.3 5.1 40.8 ▲ 34.2 ▲ 50.0 24.0
19 矢野 宏明 アマ ▲ 42.7 0.2 ▲ 17.7 44.5 31.4 15.7
20 田中 良典 アマ 13.7 ▲ 39.6 26.3 55.0 ▲ 46.2 9.2
21 高木 宏昌 アマ ▲ 47.5 23.3 ▲ 8.6 58.1 ▲ 24.7 0.6
22 太田 昌樹 プロ 30.4 4.7 ▲ 9.7 ▲ 29.2 0.0 ▲ 3.8
23 岡本 和也 プロ 15.8 ▲ 5.7 ▲ 8.6 ▲ 5.1 ▲ 1.4 ▲ 5.0
24 清水 栄佑 アマ ▲ 19.1 ▲ 16.2 ▲ 12.2 37.2 4.4 ▲ 5.9
25 舟橋 晃 アマ ▲ 34.8 11.2 ▲ 30.0 29.0 7.3 ▲ 17.3
26 鈴木 雅人 プロ 81.7 ▲ 24.7 ▲ 26.6 ▲ 25.0 ▲ 29.8 ▲ 24.4
27 坪井 哲也 プロ 18.5 ▲ 16.0 8.9 ▲ 52.0 16.0 ▲ 24.6
28 友部 雅之 アマ 20.4 ▲ 50.9 61.0 28.4 ▲ 86.3 ▲ 27.4
29 本田 真之 アマ 5.8 ▲ 55.3 ▲ 31.0 52.6 ▲ 0.8 ▲ 28.7
30 平野 敬悟 アマ ▲ 48.4 22.4 ▲ 26.0 27.3 ▲ 14.6 ▲ 39.3
31 坂本 彰光 アマ 32.8 ▲ 30.4 ▲ 26.0 2.6 ▲ 43.1 ▲ 64.1
32 朝比奈 諒 プロ ▲ 17.2 64.9 ▲ 2.5 ▲ 75.7 ▲ 39.7 ▲ 70.2
33 鈴木 郁孝 プロ ▲ 28.6 32.7 ▲ 23.9 ▲ 62.1 11.5 ▲ 70.4
34 栃木 敦博 アマ ▲ 5.9 22.7 ▲ 56.0 ▲ 65.3 22.2 ▲ 82.3
35 白井 健夫 アマ ▲ 72.2 ▲ 39.9 ▲ 19.7 21.7 12.4 ▲ 97.7
36 大須賀 隆秀 アマ ▲ 24.7 22.8 ▲ 51.0 ▲ 57.5 8.0 ▲ 102.4
37 花原 史典 アマ ▲ 84.8 19.3 ▲ 3.3 ▲ 21.8 ▲ 14.8 ▲ 105.4
38 牧沢 行晃 アマ ▲ 22.7 ▲ 70.4 58.4 ▲ 55.3 ▲ 18.9 ▲ 108.9
39 小山 剛史 アマ ▲ 56.4 ▲ 29.7 ▲ 33.8 66.1 ▲ 58.9 ▲ 112.7
40 白澤 宏臣 プロ ▲ 51.6 ▲ 6.5 ▲ 38.7 96.5 ▲ 118.6 ▲ 118.9
41 松井 和志 アマ ▲ 4.6 17.2 ▲ 26.8 ▲ 32.4 ▲ 76.1 ▲ 122.7
42 堀 孔明 アマ ▲ 51.9 ▲ 55.9 ▲ 14.3 16.5 ▲ 20.0 ▲ 125.6
43 徳永 翔 プロ ▲ 55.1 ▲ 28.6 0.6 ▲ 32.3 ▲ 15.4 ▲ 130.8
44 福井 弘人 アマ ▲ 54.9 ▲ 59.3 ▲ 52.4 10.4 14.8 ▲ 141.4
45 松本 千昭 アマ 45.0 ▲ 33.5 ▲ 175.3 ▲ 13.3 ▲ 9.8 ▲ 186.9
46 渡辺 洋巳 プロ 22.4 ▲ 72.3 ▲ 66.0 ▲ 53.3 ▲ 24.8 ▲ 194.0

公式オンライン麻雀ロン2 ロン2カップ2013Winterレポート

冬晴れの青空が美しかった1月26日。
「ロン2カップ 2013 winter」が開催され、ニコニコ生放送にて放映されました。

○大会システム
各予選、トップ者が決勝戦に進み、
決勝進出者4名でトップを取った方が優勝となります。

○大会ルール
4人で三人麻雀を行い、 常に1人が抜け番となります。

●司会進行・実況:白河雪菜

今回のロン2カップは、オンラインでも大人気の三人麻雀。
大物手が飛び交い、激しい展開になる事が予想されます。

大物手と言えば、わたくし和泉由希子の専売特許かと思いきや・・・
実は私、サンマって苦手なんですよね(;´▽`A“
せっかく高い手アガっても、簡単に取り返されちゃうんだもの(笑)

そんなわけで不安いっぱいな対局ではありましたが。

まずは初戦の顔ぶれからご紹介しましょう。

【予選A卓】
佐々木寿人プロ
山井弘プロ
滝沢和典プロ
いぷーさん(ユーザー代表)

ron2cup_2013_wi_04
 佐々木寿人プロ
ron2cup_2013_wi_03
山井弘プロ
ron2cup_2013_wi_01
滝沢和典
ron2cup_2013_wi_02
いぷーさん

寿人プロの、寿人プロによる、寿人プロらしい半荘でした。
いつでも同じ麻雀が打てるメンタルの強さ、ぶれない麻雀に脱帽です。

最後はトップ目の滝沢プロが抜け番となり、休んでいる間に寿人プロに捲くられてしまうという結果に。
ちょっと可哀想・・・。

【予選B卓】
前原雄大プロ
荒正義プロ
瀬戸熊直樹プロ
桜鮎美さん(ユーザー代表)

ron2cup_2013_wi_04
 前原雄大プロ
ron2cup_2013_wi_03
荒正義プロ
ron2cup_2013_wi_01
瀬戸熊直樹プロ
ron2cup_2013_wi_02
桜鮎美さん

見所はラス前。
瀬戸熊プロが美しい24,000をアガリます。

一索一索一索二索三索二筒三筒七筒八筒九筒白白白  ロン一筒

これを放銃した前原プロが次局、国士をテンパイしてリーチ!
このリーチが物議を呼び、解説陣が大盛り上がりな局面でした。

個人的にはけっこー好きです(笑)

【予選C卓】
二階堂亜樹プロ
和泉由希子プロ
宮内こずえプロ
和久津晶プロ

ron2cup_2013_wi_04
 二階堂亜樹プロ
ron2cup_2013_wi_03
和泉由希子プロ
ron2cup_2013_wi_01
宮内こずえプロ
ron2cup_2013_wi_02
和久津晶プロ

宮内プロの強烈な大物手が炸裂。
リーチドラ10という、全然美しくないトリプル(三倍満)(笑)

これを放銃した亜樹プロが、オーラス親番で粘りに粘りました。
4人共にチャンスがあり、状況・条件がめまぐるしく変わり、私の頭はパニック状態。

最後は宮内プロが力強くアガリきり、決勝進出を決めました。

【予選D卓】
灘麻太郎プロ
小島武夫プロ
森山茂和プロ
雀狂一代さん

ron2cup_2013_wi_04
 灘麻太郎プロ
ron2cup_2013_wi_03
小島武夫プロ
ron2cup_2013_wi_01
森山茂和プロ
ron2cup_2013_wi_02
雀狂一代さん

開局から親番の雀狂一代さんが、怒涛の連荘。

赤五索六索七索一筒二筒三筒四筒赤五筒七筒八筒九筒北北  ツモ六筒

ラス牌の高目をツモり、12,000オールをアガリます。

小島プロ、灘プロも懸命に追いかけますが、届かず。
雀狂一代さんの勝ちあがりとなりました。

【決勝】
佐々木寿人プロ
瀬戸熊直樹プロ
宮内こずえプロ
雀狂一代 さん

ron2cup_2013_wi_02
決勝卓
左から 宮内こずえプロ、雀狂一代さん、瀬戸熊直樹プロ、佐々木寿人プロ

三人麻雀は激しい展開になりやすいです。
決勝もどんな大物手が出るかと期待していましたが、実際には小場で淡々と局が進みました。

地味に見えるかもしれません。

しかし、ヤミテンや仕掛けを使い、確実なアガリを物にしていた瀬戸熊プロ。
要所要所で、細かい技術や判断の良さが現れていたように思います。

運の要素が強い三人麻雀で、決してツキではない、堅実な強さを見せていただきました。

瀬戸熊プロ、本当におめでとうございました!!

ron2cup_2013_wi_02
優勝した瀬戸熊直樹プロ

※この対局の牌譜は牌譜サービスでみることができます。
また、ロン2のプレミアム会員になると、ロン2カップだけではなく、その他の連盟タイトル戦の牌譜もご覧になれます。

ロン2カップは今後も続きます。
皆さんもぜひぜひ、この舞台への出場を目指して、頑張ってくださいね!

それでは、次回のロン2カップもお楽しみに♪

2月2日までこちらでご覧いただけます。
http://live.nicovideo.jp/watch/lv123462264

その他イベント/公式オンライン麻雀ロン2 ロン2カップ2013Winterレポート

冬晴れの青空が美しかった1月26日。
「ロン2カップ 2013 winter」が開催され、ニコニコ生放送にて放映されました。
○大会システム
各予選、トップ者が決勝戦に進み、
決勝進出者4名でトップを取った方が優勝となります。
○大会ルール
4人で三人麻雀を行い、 常に1人が抜け番となります。
●司会進行・実況:白河雪菜
今回のロン2カップは、オンラインでも大人気の三人麻雀。
大物手が飛び交い、激しい展開になる事が予想されます。
大物手と言えば、わたくし和泉由希子の専売特許かと思いきや・・・
実は私、サンマって苦手なんですよね(;´▽`A“
せっかく高い手アガっても、簡単に取り返されちゃうんだもの(笑)
そんなわけで不安いっぱいな対局ではありましたが。
まずは初戦の顔ぶれからご紹介しましょう。
【予選A卓】
佐々木寿人プロ
山井弘プロ
滝沢和典プロ
いぷーさん(ユーザー代表)

ron2cup_2013_wi_04
 佐々木寿人プロ
ron2cup_2013_wi_03
山井弘プロ
ron2cup_2013_wi_01
滝沢和典
ron2cup_2013_wi_02
いぷーさん

寿人プロの、寿人プロによる、寿人プロらしい半荘でした。
いつでも同じ麻雀が打てるメンタルの強さ、ぶれない麻雀に脱帽です。
最後はトップ目の滝沢プロが抜け番となり、休んでいる間に寿人プロに捲くられてしまうという結果に。
ちょっと可哀想・・・。
【予選B卓】
前原雄大プロ
荒正義プロ
瀬戸熊直樹プロ
桜鮎美さん(ユーザー代表)

ron2cup_2013_wi_04
 前原雄大プロ
ron2cup_2013_wi_03
荒正義プロ
ron2cup_2013_wi_01
瀬戸熊直樹プロ
ron2cup_2013_wi_02
桜鮎美さん

見所はラス前。
瀬戸熊プロが美しい24,000をアガリます。
一索一索一索二索三索二筒三筒七筒八筒九筒白白白  ロン一筒
これを放銃した前原プロが次局、国士をテンパイしてリーチ!
このリーチが物議を呼び、解説陣が大盛り上がりな局面でした。
個人的にはけっこー好きです(笑)
【予選C卓】
二階堂亜樹プロ
和泉由希子プロ
宮内こずえプロ
和久津晶プロ

ron2cup_2013_wi_04
 二階堂亜樹プロ
ron2cup_2013_wi_03
和泉由希子プロ
ron2cup_2013_wi_01
宮内こずえプロ
ron2cup_2013_wi_02
和久津晶プロ

宮内プロの強烈な大物手が炸裂。
リーチドラ10という、全然美しくないトリプル(三倍満)(笑)
これを放銃した亜樹プロが、オーラス親番で粘りに粘りました。
4人共にチャンスがあり、状況・条件がめまぐるしく変わり、私の頭はパニック状態。
最後は宮内プロが力強くアガリきり、決勝進出を決めました。
【予選D卓】
灘麻太郎プロ
小島武夫プロ
森山茂和プロ
雀狂一代さん

ron2cup_2013_wi_04
 灘麻太郎プロ
ron2cup_2013_wi_03
小島武夫プロ
ron2cup_2013_wi_01
森山茂和プロ
ron2cup_2013_wi_02
雀狂一代さん

開局から親番の雀狂一代さんが、怒涛の連荘。
赤五索六索七索一筒二筒三筒四筒赤五筒七筒八筒九筒北北  ツモ六筒
ラス牌の高目をツモり、12,000オールをアガリます。
小島プロ、灘プロも懸命に追いかけますが、届かず。
雀狂一代さんの勝ちあがりとなりました。
【決勝】
佐々木寿人プロ
瀬戸熊直樹プロ
宮内こずえプロ
雀狂一代 さん

ron2cup_2013_wi_02
決勝卓
左から 宮内こずえプロ、雀狂一代さん、瀬戸熊直樹プロ、佐々木寿人プロ

三人麻雀は激しい展開になりやすいです。
決勝もどんな大物手が出るかと期待していましたが、実際には小場で淡々と局が進みました。
地味に見えるかもしれません。
しかし、ヤミテンや仕掛けを使い、確実なアガリを物にしていた瀬戸熊プロ。
要所要所で、細かい技術や判断の良さが現れていたように思います。
運の要素が強い三人麻雀で、決してツキではない、堅実な強さを見せていただきました。
瀬戸熊プロ、本当におめでとうございました!!

ron2cup_2013_wi_02
優勝した瀬戸熊直樹プロ

※この対局の牌譜は牌譜サービスでみることができます。
また、ロン2のプレミアム会員になると、ロン2カップだけではなく、その他の連盟タイトル戦の牌譜もご覧になれます。
ロン2カップは今後も続きます。
皆さんもぜひぜひ、この舞台への出場を目指して、頑張ってくださいね!
それでは、次回のロン2カップもお楽しみに♪
2月2日までこちらでご覧いただけます。
http://live.nicovideo.jp/watch/lv123462264

『宿命』(最終回)

これが最終戦。1年をかけた各々の戦いはこの半荘ですべてが決します。
プロリーグ予選が40回戦で、鳳凰決定戦が20回戦。
『鳳凰』戦は、プロ連盟の最高峰のタイトルです。これを獲得できたなら、連盟史にその名を刻むことはもちろんのこと、賞金や他のタイトルのシード権を得ることができます。当然、メディアの露出も多くなる。
ですから、これ1つで名のあるタイトルの3個分の価値があります。

ではここで、打ち手4人の状況と立場を認識しておきましょう。
ボクは現状首位ですが、2位の右田とは8.1P差しかありません。2人沈みの場合、お互いが浮いたなら順位点が4Pと8Pとなります。
したがって、彼がトップでもボクが浮いてさえいれば4千点までの余裕があります。

しかし、右田もその点棒に照準を合わせて打ってくるはず。有利さは、さほどのことではありません。
どちらが獲るにせよ、鳳凰を取る確率は2人で合わせて90パーセントでしょう。

瀬戸熊は3番手、彼が優勝を狙うためには素点で3万点以上のアガリが必要です。
役満を引けば問題なし。しかし、役満はそう簡単に出るものではありません。
後は連チャンに期待ですが、2人を上手にかわすのは困難と思います。
ですが、瀬戸熊ミラクルもあるので優勝の可能性は残りの10パーセントと予想します。

残念ながら望月は圏外。ただ彼は、圏外であっても麻雀に対する姿勢は正直なので、最高の手役を狙い正々堂々とトップを取りに来るかもしれません。ここに飛びこまないことが、肝心です。

東1局は、親番の右田からリーチが入ります。そして流局間際にこれです。

hououi_03_11_01_smpwidth290_ktaiwidth240

一発で、すでに逆転です。今度はボクが追う立場です。
ボクの条件は8,000点アガって浮くことです。しかし、右田は次にかぶせて止めのリーチと来ます。

hououi_03_11_02_smpwidth290_ktaiwidth240

これが瀬戸熊マークをしすぎた反動なのでしょうか。
これまでの流れとして、右田を自由に泳がせていた感があります。
ボクのマークで一番迷惑を被ったのは瀬戸熊です。しかし、それは前にも述べたようにボクは自分が勝つための、最善の勝負の組み立てをしたのです。なのに、これでは共倒れとなります。

この時、ボクはこのまま負けたら本当に瀬戸熊に申し訳ないし、負けるわけにはいかないと思い打っていました。

ボクも粘り12巡目に追いかけます。

hououi_03_11_03_smpwidth290_ktaiwidth240

しかし、結果は流局。

hououi_03_11_04_smpwidth290_ktaiwidth240

右田の開かれた手を見て、少し驚きました。
右田からすれば勢いを信じて打ったかも知れない。しかし、ボクなら右田のこの手はヤミテンに構えます。
もっと有効な待ち牌を選びます。その間、出れば9,600。それで十分だった気がします。

この二索は追う立場上、ボクは要らなければ切るとしても、脇の2人は立場が違います。
前局、右田が4,000オールを引いた以上、勝負の流れはボクと彼の一騎打ちとなりました。
となれば、自分の打牌で勝負を決めたくないと思うのが一流のプロの実戦心理です。
だから、危険牌は断じて振らない。五索切りリーチに手詰まりでもない限り、二索は出てくるはずがないのです。
後日、滝沢和典は同期の右田の敗因はここにあったのでは、と指摘しています。

この後、ボクの攻めはことごとく空を切ります。やっと決まったのがこの局です。

hououi_03_11_05_smpwidth290_ktaiwidth240

この後もボクは攻め、テンパイノーテンでやっと逆転。
そして最終局の始まりの時、右田のコンタクト・レンズが外れるというハプニングで一時中断。

右田は席を外し、調整に入ります。そして席を外したことを侘び、点差の確認に入りました。
ボクにはないが、右田には一番大事な場面で勝負に水を差すという、少なからずの動揺があったものと思われます。これも勝負の微妙なアヤかも知れません。

そして結果はこうです。

hououi_03_11_06_smpwidth290_ktaiwidth240

打ち終えた感想は、とにかく「疲れた!」の一言です。
内容的には、魅せる麻雀を打てたし名勝負であったことに満足しています。

これから刻まれるプロ連盟の歴史から見れば、この勝負はほんの一場面でしかありません。
しかし、麻雀の発展はこの積み重ねにあるのだと思います。
プロならば、ファンに感動を与える麻雀を打つことが大事です。

来期は、瀬戸熊のリベンジを受けることでしょう。
そこには、勝ちもあれば負けもある。苦しみもあれば、悲しみもある。
勝ちの喜びは一瞬ですが、修業の辛さは一生です。
しかし、それを背負って生きるのがプロの「宿命」なのです。

長い間のご愛読、ありがとうございました。
2012年12月31日 記。                                                            

鳳凰の部屋/『宿命』(最終回)

これが最終戦。1年をかけた各々の戦いはこの半荘ですべてが決します。
プロリーグ予選が40回戦で、鳳凰決定戦が20回戦。
『鳳凰』戦は、プロ連盟の最高峰のタイトルです。これを獲得できたなら、連盟史にその名を刻むことはもちろんのこと、賞金や他のタイトルのシード権を得ることができます。当然、メディアの露出も多くなる。
ですから、これ1つで名のあるタイトルの3個分の価値があります。
ではここで、打ち手4人の状況と立場を認識しておきましょう。
ボクは現状首位ですが、2位の右田とは8.1P差しかありません。2人沈みの場合、お互いが浮いたなら順位点が4Pと8Pとなります。
したがって、彼がトップでもボクが浮いてさえいれば4千点までの余裕があります。
しかし、右田もその点棒に照準を合わせて打ってくるはず。有利さは、さほどのことではありません。
どちらが獲るにせよ、鳳凰を取る確率は2人で合わせて90パーセントでしょう。
瀬戸熊は3番手、彼が優勝を狙うためには素点で3万点以上のアガリが必要です。
役満を引けば問題なし。しかし、役満はそう簡単に出るものではありません。
後は連チャンに期待ですが、2人を上手にかわすのは困難と思います。
ですが、瀬戸熊ミラクルもあるので優勝の可能性は残りの10パーセントと予想します。
残念ながら望月は圏外。ただ彼は、圏外であっても麻雀に対する姿勢は正直なので、最高の手役を狙い正々堂々とトップを取りに来るかもしれません。ここに飛びこまないことが、肝心です。
東1局は、親番の右田からリーチが入ります。そして流局間際にこれです。
hououi_03_11_01_smpwidth290_ktaiwidth240
一発で、すでに逆転です。今度はボクが追う立場です。
ボクの条件は8,000点アガって浮くことです。しかし、右田は次にかぶせて止めのリーチと来ます。
hououi_03_11_02_smpwidth290_ktaiwidth240
これが瀬戸熊マークをしすぎた反動なのでしょうか。
これまでの流れとして、右田を自由に泳がせていた感があります。
ボクのマークで一番迷惑を被ったのは瀬戸熊です。しかし、それは前にも述べたようにボクは自分が勝つための、最善の勝負の組み立てをしたのです。なのに、これでは共倒れとなります。
この時、ボクはこのまま負けたら本当に瀬戸熊に申し訳ないし、負けるわけにはいかないと思い打っていました。
ボクも粘り12巡目に追いかけます。
hououi_03_11_03_smpwidth290_ktaiwidth240
しかし、結果は流局。
hououi_03_11_04_smpwidth290_ktaiwidth240
右田の開かれた手を見て、少し驚きました。
右田からすれば勢いを信じて打ったかも知れない。しかし、ボクなら右田のこの手はヤミテンに構えます。
もっと有効な待ち牌を選びます。その間、出れば9,600。それで十分だった気がします。
この二索は追う立場上、ボクは要らなければ切るとしても、脇の2人は立場が違います。
前局、右田が4,000オールを引いた以上、勝負の流れはボクと彼の一騎打ちとなりました。
となれば、自分の打牌で勝負を決めたくないと思うのが一流のプロの実戦心理です。
だから、危険牌は断じて振らない。五索切りリーチに手詰まりでもない限り、二索は出てくるはずがないのです。
後日、滝沢和典は同期の右田の敗因はここにあったのでは、と指摘しています。
この後、ボクの攻めはことごとく空を切ります。やっと決まったのがこの局です。
hououi_03_11_05_smpwidth290_ktaiwidth240
この後もボクは攻め、テンパイノーテンでやっと逆転。
そして最終局の始まりの時、右田のコンタクト・レンズが外れるというハプニングで一時中断。
右田は席を外し、調整に入ります。そして席を外したことを侘び、点差の確認に入りました。
ボクにはないが、右田には一番大事な場面で勝負に水を差すという、少なからずの動揺があったものと思われます。これも勝負の微妙なアヤかも知れません。
そして結果はこうです。
hououi_03_11_06_smpwidth290_ktaiwidth240
打ち終えた感想は、とにかく「疲れた!」の一言です。
内容的には、魅せる麻雀を打てたし名勝負であったことに満足しています。
これから刻まれるプロ連盟の歴史から見れば、この勝負はほんの一場面でしかありません。
しかし、麻雀の発展はこの積み重ねにあるのだと思います。
プロならば、ファンに感動を与える麻雀を打つことが大事です。
来期は、瀬戸熊のリベンジを受けることでしょう。
そこには、勝ちもあれば負けもある。苦しみもあれば、悲しみもある。
勝ちの喜びは一瞬ですが、修業の辛さは一生です。
しかし、それを背負って生きるのがプロの「宿命」なのです。
長い間のご愛読、ありがとうございました。
2012年12月31日 記。                                                            

第13期九州プロリーグ A・B・Cリーグ 最終節レポート

Aリーグレポート:西原亨

A卓(東谷×西原×浜上×藤原)
B卓(塚本×安東×青木×小車)
C卓(柿元×J真鍋×福田×新谷×名倉)

挑戦者の立場の者、それを受けて立つ者、各々が気を引き締めて迎えた開幕戦から第10節。
長かったようで、振り返ればアッという間だったというのが感想です。
毎節、精一杯の闘牌を4回戦。今期も各々が全力を尽くして終了出来たと思います。

今回1年で降級となってしまった名倉は、初のAリーグを体感して身に沁みて感じ取った事が多かったと思う。彼については、個人的には一番やりにくい相手として印象に残っている。
リズムの良い打牌、押し引き。来期は1年で必ずAリーグに返り咲く事を期待しています。

そんな中、決勝戦へのチケットを手にすることが出来た4名は実に幸せ者である。
価値観は人それぞれではあるが、私の中では「九州の頂点」と位置づけしている皇帝位を獲得できるチャンスなのだから。

また、今回は前回の決勝進出者が2名もいる。現皇帝位の浜上と東谷である。
決勝卓での経験値という点で、2人には有利な面が多々あると思う。
決勝戦ではこの2人から学べることが沢山あるはずだ。

そして、今回初の決勝進出になった藤原と西原。この2人、実は23期生で同期である。
下関で麻雀店を経営する藤原は、同期生の中で最も早くAリーグへの昇級を決め、それ以来陥落することなく戦い続けている。お互いにライバルのような、そんな存在である。

今回の決勝卓では、間違いなく受けて立つ者が「浜上、東谷」。
挑戦者として「藤原、西原」の構図といった下馬評ではないだろうか?

1年単位で振り返ればアッという間だったかもしれないが、挑戦者の2人は、連盟の門を叩いたプロテストの時にまで振り返る。
この決勝戦に辿り着くまで、「永かった」が正直なところであろう。

決勝戦は2月2日、3日。
2日間の長丁場。観戦者にクオリティーの高い決勝戦を見せられるように、精一杯頑張ります!
Aリーグ

順位 名前

1節 2節 3節 4節 5節 6節 7節 8節 9節 10節 合計 順位
1 西原 亨 15.1 15.0 60.1 32.4 ▲ 10.4 11.3 72.7 51.1 ▲ 2.3 ▲ 33.9 211.1 1
2 藤原 英司 16.4 32.3 ▲ 8.6 5.8 143.4 ▲ 73.3 34.0 28.9 ▲ 17.3 ▲ 23.9 137.7 2
3 東谷 達矢 ▲ 35.2 ▲ 12.0 44.9 30.3 ▲ 42.1 72.7 ▲ 16.6 15.5 31.5 34.7 123.7 3
4 浜上 文吾 30.9 ▲ 84.7 ▲ 38.7 ▲ 10.6 98.6 75.7 ▲ 9.9 19.0 10.3 23.1 113.7 4
5 小車 祥 19.3 ▲ 22.7 15.3 22.9 ▲ 126.8 119.7 39.0 4.8 ▲ 3.2 34.1 102.4 5
6 塚本 将之 53.2 21.3 1.2 ▲ 43.8 ▲ 22.5 18.9 28.8 49.8 ▲ 40.5 ▲ 6.2 60.2 6
7 青木 胤道 ▲ 3.5 3.3 ▲ 17.9 19.2 44.0 40.3 ▲ 1.4 ▲ 1.3 3.0 ▲ 34.4 51.3 7
8 福田 正道 4.7 ▲ 2.0 ▲ 46.9 1.7 ▲ 25.9 ▲ 16.1 11.6 ▲ 16.2 ▲ 9.1 78.5 ▲ 19.7 8
9 安東 裕允 31.1 20.1 ▲ 16.2 2.0 23.1 ▲ 112.2 ▲ 39.5 38.9 17.5 5.5 ▲ 29.7 9
10 柿元 裕介 ▲ 42.7 ▲ 55.4 ▲ 33.6 ▲ 23.8 16.3 8.6 14.0 ▲ 27.5 87.8 ▲ 33.7 ▲ 90.0 10
11 ジャガー真鍋 ▲ 5.8 62.5 110.0 ▲ 13.9 ▲ 25.0 ▲ 82.9 ▲ 32.9 ▲ 71.6 ▲ 30.6 ▲ 40.6 ▲ 130.8 11
12 新谷 翔平 ▲ 63.8 10.1 ▲ 39.7 20.1 ▲ 46.9 ▲ 4.1 ▲ 52.1 ▲ 63.4 8.3 5.9 ▲ 225.6 12
13 名倉 徹 ▲ 19.7 7.2 ▲ 29.9 ▲ 42.3 ▲ 25.8 ▲ 58.6 ▲ 67.7 ▲ 28.0 ▲ 56.4 ▲ 10.1 ▲ 331.3 13

Bリーグレポート:小川善章

A卓(大和田×安永×小川×貴田)
B卓(石原×服部×川崎×榎田×菊池)
C卓(藤原×福田×錦辺×中島×藤井)
D卓(樋口×氷室×藤岡×矢野×流水)

先日の大雪に見舞われた九州北部は、交通機関も大きく混乱して、山口県から通う私にとって心配の種だったが、好天に恵まれ大事な最終節を迎えられた。

1月の対局は、新年始めの対局というより、1年間の締めくくりの対局であり、昇級、降級決定の最終対局である。各対局者は様々な期待と不安をもって戦ったものであろうと思う。

Bリーグ決勝卓は順位順に、
1位 貴田さん(アマチュア) +138.8P
2位 私(小川)       +80.1P
3位 安永さん(アマチュア) +44.6P
4位 大和田         +38.4P

この対局になった。
Aリーグの昇級枠は、プロの順位の上から2人。大和田以下の順位は、混戦になっていて最終的には全くわからない状況。私もマイナスをしてしまうと、順位が入れ替わる危険があり油断はできなかった。

アマチュアの貴田さん、安永さんは雀歴の長いベテランで、昔の話で談笑しつつ和やかなムードは開始の挨拶ともに、ピーンと張り詰めた空気に変わった。

1回戦、2回戦ともに安永さんがトップ、3回戦は貴田さんがトップをとり、私は3回とも浮きの2着、逆に大和田はラス2回、3着1回と苦しい展開。

3回戦終了時の成績は、
1位 貴田さん  +127.4P
2位 私(小川) +99.0P
3位 安永さん  +69.3P
4位 大和田   +5.2P
こうなり、4回戦を前にトータルトップとの差が縮まり、逆転優勝へのチャンスがまわってきた。
プロの意地を見せつけたいとこである。

4回戦は、私の起親で始まった東1局、ピンフのみのテンパイが入り、ヤミで回していたが南家の大和田からリーチ。現物であるため押していたが、捕まり2,600の放銃。これが大和田劇場の始まりだった。

東2局に、

二万三万三万四万四万六索七索八索九索九索一筒二筒三筒  ドラ一筒

この形で私が先手リーチ。
高め7,700であったが、親の大和田が1巡前に二を処理していたのに不安をよぎるが、それが的中。
無筋を3つ押され、追っかけリーチときたら負けを認めざるを得ない。
一撃で六をツモり、6,000オールの七対子ドラドラ。ここからは大和田中心に場が進行する。
南場に入っても勢いは止まらず、親で12,000を連発。75,000点を超える大トップとなった。

プロの意地を見せつけたのは私でなく、大和田であった。結果、私は3着になり加点出来ることなく、最終対局を終えた。大和田はこの大トップで4回戦前の絶望的状況から、見事にAリーグ昇級をモノにした。

昇級を賭けた最後の対局だけあって、慎重になりすぎたところがあったかもしれない。
トータル順位に守られて攻める姿勢が今回はなかったと思う。
反省点は多々あるが、2度目のAリーグではこれらの経験を活かし、挑戦者としてがんばりたいと思います。

Bリーグ

順位 名前 プロ/アマ 1節 2節 3節 4節 5節 合計
1 貴田 純一 アマ 33.2 18.0 29.3 58.3 ▲ 20.5 118.3
2 小川 善章 プロ 11.6 2.8 ▲ 10.5 76.2 0.2 80.3
3 石原 忠道 アマ ▲ 12.5 20.2 20.6 ▲ 3.8 51.2 75.7
4 大和田 篤史 プロ 41.1 62.7 ▲ 23.7 ▲ 41.7 26.2 64.6
5 川崎 行広 プロ 2.7 ▲ 12.0 2.9 29.3 26.3 49.2
6 菊池 豪 プロ ▲ 7.7 ▲ 7.9 17.4 12.7 26.7 41.2
7 藤原 琢 プロ 31.0 ▲ 8.3 ▲ 50.0 27.4 37.8 37.9
8 安永 敏郎 アマ ▲ 19.1 ▲ 13.8 58.3 19.2 ▲ 6.9 37.7
9 藤岡 治之 プロ ▲ 11.4 26.8 ▲ 32.4 ▲ 50.0 59.6 ▲ 7.4
10 藤井 崇勝 アマ ▲ 10.5 12.9 ▲ 44.4 ▲ 7.4 37.7 ▲ 11.7
11 榎田 賢二郎 プロ ▲ 50.0 51.6 ▲ 5.2 19.2 ▲ 41.9 ▲ 26.3
12 錦辺 卓三 アマ 20.1 ▲ 2.9 41.5 ▲ 74.3 ▲ 10.8 ▲ 26.4
13 服部 学 プロ 14.8 9.2 ▲ 18.7 18.2 ▲ 62.3 ▲ 38.8
14 福田 譲二 プロ ▲ 35.9 20.7 ▲ 26.5 26.8 ▲ 31.2 ▲ 46.1
15 氷室 哀華 プロ 10.7 ▲ 53.7 21.9 ▲ 42.8 5.6 ▲ 58.3
16 中島 行泰 アマ 13.2 0.0 ▲ 56.7 6.0 ▲ 34.5 ▲ 72.0
17 矢野 拓郎 プロ ▲ 63.9 ▲ 33.6 5.6 ▲ 21.4 ▲ 9.4 ▲ 122.7
18 樋口 徹 プロ 17.4 ▲ 44.1 26.3 ▲ 57.6 ▲ 66.2 ▲ 124.2
19 流水 聖人 プロ ▲ 55.8 ▲ 48.6 ▲ 25.7 ▲ 47.3 ▲ 10.6 ▲ 188.0

Cリーグレポート:伊東宏倫

A卓(和田×吉田×伊東×水町)
B卓(鶴×佐藤×宮崎×松尾)
C卓(松本×進×原×古本)
D卓(山本光男×麻生×山本江利香×田中)
E卓(北島×西川×河野みのり×陣野×公文)
F卓(山本秋桜里×濱田×河野晃大×友保×下山)

朝晩の冷え込みがまだまだ厳しい1月20日、第13期(後期)九州リーグの第5節の開催となりました。
最終節となった今節、上位陣の前節までの成績は、(敬称略)

伊東+ 211.3P
水町 +123.1P
和田 +120.5P
吉田 +98.0P
鶴 +92.9P
佐藤 +85.4P
————-
宮崎 +82.6P
松尾 +45.6P
古本 +41.8P

という状況です。

A卓。
この最終節に来て、伊東が4連勝。その影響を受けた水町・和田の両名が大きくマイナス。
その中、2着3回、3着1回、とまとめた吉田が、若干ながらもポイントをキープ。

B卓。
前節まで5位につけていた鶴が今節も、1着2回、2着1回、3着1回、と安定した実力を発揮、見事卓内トップ。前節終了時点で昇級ライン上であった佐藤・宮崎の両名も、1着1回ずつながら確実にポイントを重ねた。

また、C卓では、前節終了時点で9位であった古本が怒涛の追い上げを見せて、見事卓内トップであった。

最終結果は、

伊東  +323.4P
鶴  +145.8P
佐藤  +102.0P
吉田 +99.1P
宮崎 +96.5P
古本 +88.7P
————-
和田 +80.4P
水町 +65.6P

となりました。

各卓で明暗を分けるカタチとなりましたが、この経験を糧として、来る来期に向けて、各人更に励んでいただきたいと思います。

最後に、私事ではございますが…。

今から5年前の第8期(後期)九州リーグ。
BリーグからAリーグへの昇級は1名だけであった当時、Bリーグに所属していた私は、最終節・最終半荘・最終局の親番の時点で、トータルで2位に20,000点差の1位。
あと1局で12,000点以上の直撃さえなければ、ノーテン流局でそのまま昇級。
「ツモ!4,000・8,000!」
そう発声した2位だったプロが、Aリーグ昇級、翌期、その勢いのままAリーグを制覇。
最後の最後で大逆転を許した私は、翌期そのままCリーグに降級、それ以降、一度も昇級する事なく現在に至る…。
私も並々ならぬ決意の元、来期に挑みます。

以上、第20期生・伊東宏倫でした、ありがとうございました。

Cリーグ

順位 名前 プロ/アマ 1節 2節 3節 4節 5節 合計
1 伊東 宏倫 プロ 68.5 44.9 82.4 15.5 112.1 323.4
2 鶴 浩昭 プロ 48.1 ▲ 3.9 33.7 15.0 52.9 145.8
3 佐藤 健治 プロ 113.9 ▲ 21.8 ▲ 12.9 6.2 16.6 102.0
4 吉田 雄紀 アマ 21.9 ▲ 19.7 ▲ 5.4 101.2 1.1 99.1
5 宮崎 皓之介 アマ ▲ 42.9 71.6 18.4 35.5 13.9 96.5
6 古本 和宏 アマ 21.9 35.7 ▲ 2.4 ▲ 13.4 46.9 88.7
7 和田 久 アマ 45.5 53.8 48.4 ▲ 27.2 ▲ 40.1 80.4
8 水町 慎一 プロ 23.4 44.8 37.7 17.2 ▲ 74.1 49.0
9 進 栄二 アマ 66.4 ▲ 38.4 11.0 0.3 9.6 48.9
10 原 宙史 アマ ▲ 14.3 30.5 1.9 15.3 ▲ 19.8 13.6
11 山本 江利香 プロ ▲ 41.3 46.8 ▲ 37.5 ▲ 0.5 38.9 6.4
12 田中 哲也 アマ ▲ 31.0 ▲ 48.0 27.0 18.7 16.8 ▲ 16.5
13 山本 光男 アマ ▲ 24.1 34.7 ▲ 12.1 ▲ 6.6 ▲ 17.7 ▲ 25.8
14 陣野 良貴 アマ ▲ 12.7 ▲ 5.8 ▲ 46.2 ▲ 18.2 51.4 ▲ 31.5
15 北島 勇輝 プロ ▲ 70.3 27.5 2.0 ▲ 0.4 3.9 ▲ 37.3
16 松尾 樹宏 プロ 21.6 ▲ 18.3 29.8 12.5 ▲ 83.4 ▲ 37.8
17 松本 路也 アマ 47.4 ▲ 22.8 ▲ 24.5 18.9 ▲ 66.7 ▲ 47.7
18 山本 秋桜里 アマ 10.3 ▲ 38.7 ▲ 25.9 ▲ 35.9 27.4 ▲ 62.8
19 西川 舞 プロ ▲ 28.6 ▲ 32.2 ▲ 18.8 23.1 ▲ 9.0 ▲ 65.5
20 麻生 征吾 プロ 3.2 10.3 ▲ 12.6 ▲ 31.9 ▲ 39.0 ▲ 70.0
21 下山 哲也 プロ ▲ 42.8 ▲ 3.7 ▲ 100.0 35.5 22.0 ▲ 89.0
22 河野 みのり プロ 25.9 ▲ 10.5 ▲ 37.9 ▲ 56.6 ▲ 26.3 ▲ 105.4
23 公文 寛明 アマ ▲ 47.7 34.9 ▲ 31.6 ▲ 40.8 ▲ 23.0 ▲ 108.2
24 河野 晃大 アマ ▲ 64.0 ▲ 61.3 ▲ 35.7 ▲ 10.7 45.0 ▲ 126.7
25 濱田 貴幸 アマ ▲ 71.7 17.3 ▲ 7.8 ▲ 50.0 ▲ 55.1 ▲ 167.3
26 友保 美香里 アマ ▲ 41.4 ▲ 91.1 ▲ 22.0 ▲ 64.3 ▲ 39.3 ▲ 258.1

皇帝位戦進出ライン、昇降級ライン:順位枠内に表示

九州プロリーグ レポート/第13期九州プロリーグ A・B・Cリーグ 最終節レポート

Aリーグレポート:西原亨
A卓(東谷×西原×浜上×藤原)
B卓(塚本×安東×青木×小車)
C卓(柿元×J真鍋×福田×新谷×名倉)
挑戦者の立場の者、それを受けて立つ者、各々が気を引き締めて迎えた開幕戦から第10節。
長かったようで、振り返ればアッという間だったというのが感想です。
毎節、精一杯の闘牌を4回戦。今期も各々が全力を尽くして終了出来たと思います。
今回1年で降級となってしまった名倉は、初のAリーグを体感して身に沁みて感じ取った事が多かったと思う。彼については、個人的には一番やりにくい相手として印象に残っている。
リズムの良い打牌、押し引き。来期は1年で必ずAリーグに返り咲く事を期待しています。
そんな中、決勝戦へのチケットを手にすることが出来た4名は実に幸せ者である。
価値観は人それぞれではあるが、私の中では「九州の頂点」と位置づけしている皇帝位を獲得できるチャンスなのだから。
また、今回は前回の決勝進出者が2名もいる。現皇帝位の浜上と東谷である。
決勝卓での経験値という点で、2人には有利な面が多々あると思う。
決勝戦ではこの2人から学べることが沢山あるはずだ。
そして、今回初の決勝進出になった藤原と西原。この2人、実は23期生で同期である。
下関で麻雀店を経営する藤原は、同期生の中で最も早くAリーグへの昇級を決め、それ以来陥落することなく戦い続けている。お互いにライバルのような、そんな存在である。
今回の決勝卓では、間違いなく受けて立つ者が「浜上、東谷」。
挑戦者として「藤原、西原」の構図といった下馬評ではないだろうか?
1年単位で振り返ればアッという間だったかもしれないが、挑戦者の2人は、連盟の門を叩いたプロテストの時にまで振り返る。
この決勝戦に辿り着くまで、「永かった」が正直なところであろう。
決勝戦は2月2日、3日。
2日間の長丁場。観戦者にクオリティーの高い決勝戦を見せられるように、精一杯頑張ります!
Aリーグ

順位 名前

1節 2節 3節 4節 5節 6節 7節 8節 9節 10節 合計 順位
1 西原 亨 15.1 15.0 60.1 32.4 ▲ 10.4 11.3 72.7 51.1 ▲ 2.3 ▲ 33.9 211.1 1
2 藤原 英司 16.4 32.3 ▲ 8.6 5.8 143.4 ▲ 73.3 34.0 28.9 ▲ 17.3 ▲ 23.9 137.7 2
3 東谷 達矢 ▲ 35.2 ▲ 12.0 44.9 30.3 ▲ 42.1 72.7 ▲ 16.6 15.5 31.5 34.7 123.7 3
4 浜上 文吾 30.9 ▲ 84.7 ▲ 38.7 ▲ 10.6 98.6 75.7 ▲ 9.9 19.0 10.3 23.1 113.7 4
5 小車 祥 19.3 ▲ 22.7 15.3 22.9 ▲ 126.8 119.7 39.0 4.8 ▲ 3.2 34.1 102.4 5
6 塚本 将之 53.2 21.3 1.2 ▲ 43.8 ▲ 22.5 18.9 28.8 49.8 ▲ 40.5 ▲ 6.2 60.2 6
7 青木 胤道 ▲ 3.5 3.3 ▲ 17.9 19.2 44.0 40.3 ▲ 1.4 ▲ 1.3 3.0 ▲ 34.4 51.3 7
8 福田 正道 4.7 ▲ 2.0 ▲ 46.9 1.7 ▲ 25.9 ▲ 16.1 11.6 ▲ 16.2 ▲ 9.1 78.5 ▲ 19.7 8
9 安東 裕允 31.1 20.1 ▲ 16.2 2.0 23.1 ▲ 112.2 ▲ 39.5 38.9 17.5 5.5 ▲ 29.7 9
10 柿元 裕介 ▲ 42.7 ▲ 55.4 ▲ 33.6 ▲ 23.8 16.3 8.6 14.0 ▲ 27.5 87.8 ▲ 33.7 ▲ 90.0 10
11 ジャガー真鍋 ▲ 5.8 62.5 110.0 ▲ 13.9 ▲ 25.0 ▲ 82.9 ▲ 32.9 ▲ 71.6 ▲ 30.6 ▲ 40.6 ▲ 130.8 11
12 新谷 翔平 ▲ 63.8 10.1 ▲ 39.7 20.1 ▲ 46.9 ▲ 4.1 ▲ 52.1 ▲ 63.4 8.3 5.9 ▲ 225.6 12
13 名倉 徹 ▲ 19.7 7.2 ▲ 29.9 ▲ 42.3 ▲ 25.8 ▲ 58.6 ▲ 67.7 ▲ 28.0 ▲ 56.4 ▲ 10.1 ▲ 331.3 13

Bリーグレポート:小川善章
A卓(大和田×安永×小川×貴田)
B卓(石原×服部×川崎×榎田×菊池)
C卓(藤原×福田×錦辺×中島×藤井)
D卓(樋口×氷室×藤岡×矢野×流水)
先日の大雪に見舞われた九州北部は、交通機関も大きく混乱して、山口県から通う私にとって心配の種だったが、好天に恵まれ大事な最終節を迎えられた。
1月の対局は、新年始めの対局というより、1年間の締めくくりの対局であり、昇級、降級決定の最終対局である。各対局者は様々な期待と不安をもって戦ったものであろうと思う。
Bリーグ決勝卓は順位順に、
1位 貴田さん(アマチュア) +138.8P
2位 私(小川)       +80.1P
3位 安永さん(アマチュア) +44.6P
4位 大和田         +38.4P
この対局になった。
Aリーグの昇級枠は、プロの順位の上から2人。大和田以下の順位は、混戦になっていて最終的には全くわからない状況。私もマイナスをしてしまうと、順位が入れ替わる危険があり油断はできなかった。
アマチュアの貴田さん、安永さんは雀歴の長いベテランで、昔の話で談笑しつつ和やかなムードは開始の挨拶ともに、ピーンと張り詰めた空気に変わった。
1回戦、2回戦ともに安永さんがトップ、3回戦は貴田さんがトップをとり、私は3回とも浮きの2着、逆に大和田はラス2回、3着1回と苦しい展開。
3回戦終了時の成績は、
1位 貴田さん  +127.4P
2位 私(小川) +99.0P
3位 安永さん  +69.3P
4位 大和田   +5.2P
こうなり、4回戦を前にトータルトップとの差が縮まり、逆転優勝へのチャンスがまわってきた。
プロの意地を見せつけたいとこである。
4回戦は、私の起親で始まった東1局、ピンフのみのテンパイが入り、ヤミで回していたが南家の大和田からリーチ。現物であるため押していたが、捕まり2,600の放銃。これが大和田劇場の始まりだった。
東2局に、
二万三万三万四万四万六索七索八索九索九索一筒二筒三筒  ドラ一筒
この形で私が先手リーチ。
高め7,700であったが、親の大和田が1巡前に二を処理していたのに不安をよぎるが、それが的中。
無筋を3つ押され、追っかけリーチときたら負けを認めざるを得ない。
一撃で六をツモり、6,000オールの七対子ドラドラ。ここからは大和田中心に場が進行する。
南場に入っても勢いは止まらず、親で12,000を連発。75,000点を超える大トップとなった。
プロの意地を見せつけたのは私でなく、大和田であった。結果、私は3着になり加点出来ることなく、最終対局を終えた。大和田はこの大トップで4回戦前の絶望的状況から、見事にAリーグ昇級をモノにした。
昇級を賭けた最後の対局だけあって、慎重になりすぎたところがあったかもしれない。
トータル順位に守られて攻める姿勢が今回はなかったと思う。
反省点は多々あるが、2度目のAリーグではこれらの経験を活かし、挑戦者としてがんばりたいと思います。

Bリーグ

順位 名前 プロ/アマ 1節 2節 3節 4節 5節 合計
1 貴田 純一 アマ 33.2 18.0 29.3 58.3 ▲ 20.5 118.3
2 小川 善章 プロ 11.6 2.8 ▲ 10.5 76.2 0.2 80.3
3 石原 忠道 アマ ▲ 12.5 20.2 20.6 ▲ 3.8 51.2 75.7
4 大和田 篤史 プロ 41.1 62.7 ▲ 23.7 ▲ 41.7 26.2 64.6
5 川崎 行広 プロ 2.7 ▲ 12.0 2.9 29.3 26.3 49.2
6 菊池 豪 プロ ▲ 7.7 ▲ 7.9 17.4 12.7 26.7 41.2
7 藤原 琢 プロ 31.0 ▲ 8.3 ▲ 50.0 27.4 37.8 37.9
8 安永 敏郎 アマ ▲ 19.1 ▲ 13.8 58.3 19.2 ▲ 6.9 37.7
9 藤岡 治之 プロ ▲ 11.4 26.8 ▲ 32.4 ▲ 50.0 59.6 ▲ 7.4
10 藤井 崇勝 アマ ▲ 10.5 12.9 ▲ 44.4 ▲ 7.4 37.7 ▲ 11.7
11 榎田 賢二郎 プロ ▲ 50.0 51.6 ▲ 5.2 19.2 ▲ 41.9 ▲ 26.3
12 錦辺 卓三 アマ 20.1 ▲ 2.9 41.5 ▲ 74.3 ▲ 10.8 ▲ 26.4
13 服部 学 プロ 14.8 9.2 ▲ 18.7 18.2 ▲ 62.3 ▲ 38.8
14 福田 譲二 プロ ▲ 35.9 20.7 ▲ 26.5 26.8 ▲ 31.2 ▲ 46.1
15 氷室 哀華 プロ 10.7 ▲ 53.7 21.9 ▲ 42.8 5.6 ▲ 58.3
16 中島 行泰 アマ 13.2 0.0 ▲ 56.7 6.0 ▲ 34.5 ▲ 72.0
17 矢野 拓郎 プロ ▲ 63.9 ▲ 33.6 5.6 ▲ 21.4 ▲ 9.4 ▲ 122.7
18 樋口 徹 プロ 17.4 ▲ 44.1 26.3 ▲ 57.6 ▲ 66.2 ▲ 124.2
19 流水 聖人 プロ ▲ 55.8 ▲ 48.6 ▲ 25.7 ▲ 47.3 ▲ 10.6 ▲ 188.0

Cリーグレポート:伊東宏倫
A卓(和田×吉田×伊東×水町)
B卓(鶴×佐藤×宮崎×松尾)
C卓(松本×進×原×古本)
D卓(山本光男×麻生×山本江利香×田中)
E卓(北島×西川×河野みのり×陣野×公文)
F卓(山本秋桜里×濱田×河野晃大×友保×下山)
朝晩の冷え込みがまだまだ厳しい1月20日、第13期(後期)九州リーグの第5節の開催となりました。
最終節となった今節、上位陣の前節までの成績は、(敬称略)
伊東+ 211.3P
水町 +123.1P
和田 +120.5P
吉田 +98.0P
鶴 +92.9P
佐藤 +85.4P
————-
宮崎 +82.6P
松尾 +45.6P
古本 +41.8P
という状況です。
A卓。
この最終節に来て、伊東が4連勝。その影響を受けた水町・和田の両名が大きくマイナス。
その中、2着3回、3着1回、とまとめた吉田が、若干ながらもポイントをキープ。
B卓。
前節まで5位につけていた鶴が今節も、1着2回、2着1回、3着1回、と安定した実力を発揮、見事卓内トップ。前節終了時点で昇級ライン上であった佐藤・宮崎の両名も、1着1回ずつながら確実にポイントを重ねた。
また、C卓では、前節終了時点で9位であった古本が怒涛の追い上げを見せて、見事卓内トップであった。
最終結果は、
伊東  +323.4P
鶴  +145.8P
佐藤  +102.0P
吉田 +99.1P
宮崎 +96.5P
古本 +88.7P
————-
和田 +80.4P
水町 +65.6P
となりました。
各卓で明暗を分けるカタチとなりましたが、この経験を糧として、来る来期に向けて、各人更に励んでいただきたいと思います。
最後に、私事ではございますが…。
今から5年前の第8期(後期)九州リーグ。
BリーグからAリーグへの昇級は1名だけであった当時、Bリーグに所属していた私は、最終節・最終半荘・最終局の親番の時点で、トータルで2位に20,000点差の1位。
あと1局で12,000点以上の直撃さえなければ、ノーテン流局でそのまま昇級。
「ツモ!4,000・8,000!」
そう発声した2位だったプロが、Aリーグ昇級、翌期、その勢いのままAリーグを制覇。
最後の最後で大逆転を許した私は、翌期そのままCリーグに降級、それ以降、一度も昇級する事なく現在に至る…。
私も並々ならぬ決意の元、来期に挑みます。
以上、第20期生・伊東宏倫でした、ありがとうございました。

Cリーグ

順位 名前 プロ/アマ 1節 2節 3節 4節 5節 合計
1 伊東 宏倫 プロ 68.5 44.9 82.4 15.5 112.1 323.4
2 鶴 浩昭 プロ 48.1 ▲ 3.9 33.7 15.0 52.9 145.8
3 佐藤 健治 プロ 113.9 ▲ 21.8 ▲ 12.9 6.2 16.6 102.0
4 吉田 雄紀 アマ 21.9 ▲ 19.7 ▲ 5.4 101.2 1.1 99.1
5 宮崎 皓之介 アマ ▲ 42.9 71.6 18.4 35.5 13.9 96.5
6 古本 和宏 アマ 21.9 35.7 ▲ 2.4 ▲ 13.4 46.9 88.7
7 和田 久 アマ 45.5 53.8 48.4 ▲ 27.2 ▲ 40.1 80.4
8 水町 慎一 プロ 23.4 44.8 37.7 17.2 ▲ 74.1 49.0
9 進 栄二 アマ 66.4 ▲ 38.4 11.0 0.3 9.6 48.9
10 原 宙史 アマ ▲ 14.3 30.5 1.9 15.3 ▲ 19.8 13.6
11 山本 江利香 プロ ▲ 41.3 46.8 ▲ 37.5 ▲ 0.5 38.9 6.4
12 田中 哲也 アマ ▲ 31.0 ▲ 48.0 27.0 18.7 16.8 ▲ 16.5
13 山本 光男 アマ ▲ 24.1 34.7 ▲ 12.1 ▲ 6.6 ▲ 17.7 ▲ 25.8
14 陣野 良貴 アマ ▲ 12.7 ▲ 5.8 ▲ 46.2 ▲ 18.2 51.4 ▲ 31.5
15 北島 勇輝 プロ ▲ 70.3 27.5 2.0 ▲ 0.4 3.9 ▲ 37.3
16 松尾 樹宏 プロ 21.6 ▲ 18.3 29.8 12.5 ▲ 83.4 ▲ 37.8
17 松本 路也 アマ 47.4 ▲ 22.8 ▲ 24.5 18.9 ▲ 66.7 ▲ 47.7
18 山本 秋桜里 アマ 10.3 ▲ 38.7 ▲ 25.9 ▲ 35.9 27.4 ▲ 62.8
19 西川 舞 プロ ▲ 28.6 ▲ 32.2 ▲ 18.8 23.1 ▲ 9.0 ▲ 65.5
20 麻生 征吾 プロ 3.2 10.3 ▲ 12.6 ▲ 31.9 ▲ 39.0 ▲ 70.0
21 下山 哲也 プロ ▲ 42.8 ▲ 3.7 ▲ 100.0 35.5 22.0 ▲ 89.0
22 河野 みのり プロ 25.9 ▲ 10.5 ▲ 37.9 ▲ 56.6 ▲ 26.3 ▲ 105.4
23 公文 寛明 アマ ▲ 47.7 34.9 ▲ 31.6 ▲ 40.8 ▲ 23.0 ▲ 108.2
24 河野 晃大 アマ ▲ 64.0 ▲ 61.3 ▲ 35.7 ▲ 10.7 45.0 ▲ 126.7
25 濱田 貴幸 アマ ▲ 71.7 17.3 ▲ 7.8 ▲ 50.0 ▲ 55.1 ▲ 167.3
26 友保 美香里 アマ ▲ 41.4 ▲ 91.1 ▲ 22.0 ▲ 64.3 ▲ 39.3 ▲ 258.1

皇帝位戦進出ライン、昇降級ライン:順位枠内に表示

第23期チャンピオンズリーグ 優勝は中村慎吾!

優勝は中村慎吾!

優勝:中村慎吾 準優勝:吉田幸雄 第3位:吉田直  第4位:高沢智

⇒開催概要 ⇒成績はこちら

連盟インフォメーション/第23期チャンピオンズリーグ 優勝は中村慎吾!

優勝は中村慎吾!

優勝:中村慎吾 準優勝:吉田幸雄 第3位:吉田直  第4位:高沢智

⇒開催概要 ⇒成績はこちら

「麻雀格闘倶楽部 NEXT」『SG 第一回 新人歓迎杯 』開催中!

新たな挑戦者よ、君たちを待っていた!
麻雀格闘倶楽部 NEXTからプレーを開始したプレーヤーを対象に大会を実施。
新人だけの限定演出、先輩プレーヤーからの歓迎メッセージ、プロ雀士との優先マッチングなど、
様々な特典で「麻雀格闘倶楽部 NEXT」にチャレンジしていただく新人プレーヤーの皆様を歓迎いたします!
是非この機会に「麻雀格闘倶楽部 NEXT」を始めてみてください!

4/26(金)から5/26(日)まで開催!

麻雀格闘倶楽部 NEXT 『SG 第一回 新人歓迎杯 』詳細はこちら
麻雀格闘倶楽部 NEXT スペシャルサイトはこちら  

メディア情報/「麻雀格闘倶楽部 NEXT」『SG 第一回 新人歓迎杯 』開催中!

新たな挑戦者よ、君たちを待っていた!
麻雀格闘倶楽部 NEXTからプレーを開始したプレーヤーを対象に大会を実施。
新人だけの限定演出、先輩プレーヤーからの歓迎メッセージ、プロ雀士との優先マッチングなど、
様々な特典で「麻雀格闘倶楽部 NEXT」にチャレンジしていただく新人プレーヤーの皆様を歓迎いたします!
是非この機会に「麻雀格闘倶楽部 NEXT」を始めてみてください!
4/26(金)から5/26(日)まで開催!
麻雀格闘倶楽部 NEXT 『SG 第一回 新人歓迎杯 』詳細はこちら
麻雀格闘倶楽部 NEXT スペシャルサイトはこちら  

第73回『読む力』

 

「読む力」

連盟が発足して間もなく、牌将戦というタイトル戦が存在していた。
1日に半荘10回打つというハードな戦いだった。
終わった後、先輩たちは皆、疲れ切っていたような顔をしていたが、我々若手は、丁度エンジンがかかってきたところで、まだまだ打ち足りない気分だった。

とりあえず皆で飯を食べに行くと、当然のごとくその日の麻雀の話になり、誰かしらが「アフター」と言いだし麻雀が始まっていた。体力も気力も集中力も高かったのだろう。何よりも皆麻雀が好きだったし、強くなりたかったのだと思う。それも若さの特権だろう。

皆と少し違っていたのは、メンバーが5人か6人になった時、私は観戦する側に回ったことだ。
幾つか理由はあるのだが、一番の理由は技術的な部分、いわゆる見える領域の技術が飛びぬけて劣っていたことを自分自身で自覚していたからである。

劣っているのが解っていたから、少しでも技術的な分野を向上させたくて観戦する側に回っていた。
それと、なんといっても観戦するのが好きだったのだろう。
何十時間観戦していても飽きることがなかった。

その折り、観戦していて解ったことはたくさんある。例えばオリのタイミングである。
それは、打ち手それぞれ気質、麻雀スタイルから来るもので、個々の相手によって違うものなのである。
そのことを知っているのと知らないのでは、戦い方に大きな違いがある。
違いというよりは差異がある。

『出方を読む』

例えば、オーラスのトップ者が親番の時、その打ち手が点棒を嵩(かさ)に、さらに特大のトップを目指し攻め込むタイプか、終局を考えるタイプかで、こちら側の対処の仕方も変わってくる。
Aルール南4局1本場、11巡目。

東家46,000点
南家24,000点{私}
西家25,800点

私の手牌は、

一万二万三万四万五万六万七万九万一索一索二索三索四索 ドラ七万

こうで、東家がトップを取りたがるタイプであるならば私はリーチを打つ。
リーチを打って、オリてもらうのが目的で、上手くアガることが叶うならばプラスもできるからである。

逆に、相手が点棒の壁で攻め込んで来るタイプならばヤミテンに構える。
その後、ツモ三万ならば打九万と構える。

一万二万三万三万四万五万六万七万一索一索二索三索四索 ドラ七万

この牌姿になってもヤミテンに構え続ける。
点棒があるということは、勢いがあると言うことであり、状態も良いということである。
そんな相手が、攻めのキツイ相手ならば、リーチを打ってノーガードになるほど危険なことはないのである。
速やかな終局を目指すべきだろう。

相手の気質、麻雀のスタイルを知るのも読みなのである。
相手の出方の読みということである。

 

『心を読む』

プロリーグの第1節、私は沈んでいる。
それは、第2戦のオーラス親番、

近藤久晴:42,300点
前原雄大:28,500点
石渡正志:25,600点

この点棒状況で迎えたオーラス。石渡から7巡目に変則的な河のリーチが入った。
そこに、初対戦の近藤がブンブン向かって行く。
私も向かって行ったのだが、怖いのは石渡のリーチより親の近藤だった。

近藤の手牌が煮詰まっているのはハッキリ感じていたが、テンパイかどうかは判然としなかった。
私の手牌も13巡目に1シャンテン。

三万四万六万七万八万三索四索二筒三筒四筒八筒八筒北 ドラ二索

ここに近藤からまた無筋の打五索
テンパイに組む手もあったかと思うが、ここで動いて近藤にアガられたら、この日1日をダメにしてしまうと考え、いずれにしても長いリーグ戦、近藤の連荘は堅いと読みオリを選択した。
結果は流局。

私は2人テンパイと思い込み1,500点を支払おうとしたが、近藤は少考して手牌を伏せた。
石渡はやはり変則的な河が示す通り、ドラである二索単騎の七対子だった。

こうして石渡の1人テンパイで収束したわけだが、流局しても良く解らないものを抱えたまま3戦目に入ったのが私の弱さである。全対局が終了して、スコアカードを確認して初めて答えを見つけた。
初戦大きめのラスを引いた近藤は、2戦目は私が沈めば3人沈みとなる1人浮きのトップを取りに行き、ノーテンを宣言したわけである。

近藤にとっては、初のA1リーグデビュー戦である。
緊張する気持ちも解るし、どうしてもトップを取りたい処だったのだろう。
私は近藤の心を読み損なっただけの事である。
ただ、この場合は私にテンパイ気配があったなら、近藤もテンパイを宣言したかもしれず、また、別の結果が待っていたかもしれない。それでも相手の心を読むことは大切なことである。

 

『勢いを読む』

つい先日での勉強会でのこと。
数日後に大事な対局を控えていたので、やってはならないことの再確認のため卓に就いた。
トップ目で迎えた南1局、西家9巡目。
親番の勝又が煮詰まっている感じを受け、不得手の捌きにかけた。

三万四万六万八万二索三索四索二筒三筒四筒八筒八筒九筒 ドラ二万

ここから七万を動いたのであるが、仕掛けた同巡に勝又のツモの声。

二万二万二万九万九万二索三索四索六索八索四筒五筒六筒 ドラ二万

勉強会では終局後タン牌{手牌の公開}が全員に義務付けされている。
私は手牌を開けて皆に詫びた。

それは、私の局面に合っていない仕掛けで勝又にツモらせてしまったからである。
これは明らかな私のミスである。
ミスを犯した以上、そこに従って打ち進めて行くのが麻雀における常道だろう。

オーラスを迎え、勝又が40,000点ほどのトップ目。そして私は34,000点の2着目。
親番の筒井久美子が、32,300点の並びで迎えた。

勝又が7巡目に白をポンし、私も手が動き始めた。

三万四万八万八万八万四索五索六索一筒一筒三筒五筒南 ツモ六筒 ドラ二筒

南は生牌で、勝又のダブ南に当たるため、ドラの引き込みを見切り打三筒と構える。
ミスを犯していなければ打南としただろうが、私は終戦策を選んだ。

ツモ五万なら456の三色もあり、ヤミテンも考えるところだが、すんなりツモ二万と来る。
親番の筒井も真っ直ぐにやってきた。そして、勝又はオリに向かっている様子。
そこで筒井からリーチが入る。その瞬間、いつのまにか観戦していた森山茂和さんの声。

「勝又アガリ損なったんじゃないかな?」
「はい」

そして、流局。
一言だけ良いでしょうか?そう断わりを入れた上で勝又は述べた。

「前原さんの、左から3枚目の場所から三筒が出てきたので、ドラである二筒を掴まされ打ちきれませんでした」

確かにその通りであり、私の手牌の三筒の内側は二筒一筒である。
相手の手出し、ツモ切りを見て手牌構成を考えるのは基本である。

「仮にその二筒が当たりだとしても、満貫を支払えば良いだけのことだろう。
それよりも大切なのは仕掛ける以上、戦わねばならないということと、今の勢いならば、そう簡単にロン牌は掴まないということじゃないかな」

森山さんの言葉は深くそして重い。

見えている領域は、知識であり技術の一部であることは間違いない事実である。
この部分を疎かににして、見えない領域で麻雀を打つことは単なる思い込みであり、危険性が伴う。
見えている領域をきちんと把握した上で、見えない領域、勢いや形勢判断をしていかねばならない。
勢いを読む___一番難しい領域なのかもしれない。

上級/第73回『読む力』

 
「読む力」
連盟が発足して間もなく、牌将戦というタイトル戦が存在していた。
1日に半荘10回打つというハードな戦いだった。
終わった後、先輩たちは皆、疲れ切っていたような顔をしていたが、我々若手は、丁度エンジンがかかってきたところで、まだまだ打ち足りない気分だった。
とりあえず皆で飯を食べに行くと、当然のごとくその日の麻雀の話になり、誰かしらが「アフター」と言いだし麻雀が始まっていた。体力も気力も集中力も高かったのだろう。何よりも皆麻雀が好きだったし、強くなりたかったのだと思う。それも若さの特権だろう。
皆と少し違っていたのは、メンバーが5人か6人になった時、私は観戦する側に回ったことだ。
幾つか理由はあるのだが、一番の理由は技術的な部分、いわゆる見える領域の技術が飛びぬけて劣っていたことを自分自身で自覚していたからである。
劣っているのが解っていたから、少しでも技術的な分野を向上させたくて観戦する側に回っていた。
それと、なんといっても観戦するのが好きだったのだろう。
何十時間観戦していても飽きることがなかった。
その折り、観戦していて解ったことはたくさんある。例えばオリのタイミングである。
それは、打ち手それぞれ気質、麻雀スタイルから来るもので、個々の相手によって違うものなのである。
そのことを知っているのと知らないのでは、戦い方に大きな違いがある。
違いというよりは差異がある。
『出方を読む』
例えば、オーラスのトップ者が親番の時、その打ち手が点棒を嵩(かさ)に、さらに特大のトップを目指し攻め込むタイプか、終局を考えるタイプかで、こちら側の対処の仕方も変わってくる。
Aルール南4局1本場、11巡目。
東家46,000点
南家24,000点{私}
西家25,800点
私の手牌は、
一万二万三万四万五万六万七万九万一索一索二索三索四索 ドラ七万
こうで、東家がトップを取りたがるタイプであるならば私はリーチを打つ。
リーチを打って、オリてもらうのが目的で、上手くアガることが叶うならばプラスもできるからである。
逆に、相手が点棒の壁で攻め込んで来るタイプならばヤミテンに構える。
その後、ツモ三万ならば打九万と構える。
一万二万三万三万四万五万六万七万一索一索二索三索四索 ドラ七万
この牌姿になってもヤミテンに構え続ける。
点棒があるということは、勢いがあると言うことであり、状態も良いということである。
そんな相手が、攻めのキツイ相手ならば、リーチを打ってノーガードになるほど危険なことはないのである。
速やかな終局を目指すべきだろう。
相手の気質、麻雀のスタイルを知るのも読みなのである。
相手の出方の読みということである。
 
『心を読む』
プロリーグの第1節、私は沈んでいる。
それは、第2戦のオーラス親番、
近藤久晴:42,300点
前原雄大:28,500点
石渡正志:25,600点
この点棒状況で迎えたオーラス。石渡から7巡目に変則的な河のリーチが入った。
そこに、初対戦の近藤がブンブン向かって行く。
私も向かって行ったのだが、怖いのは石渡のリーチより親の近藤だった。
近藤の手牌が煮詰まっているのはハッキリ感じていたが、テンパイかどうかは判然としなかった。
私の手牌も13巡目に1シャンテン。
三万四万六万七万八万三索四索二筒三筒四筒八筒八筒北 ドラ二索
ここに近藤からまた無筋の打五索
テンパイに組む手もあったかと思うが、ここで動いて近藤にアガられたら、この日1日をダメにしてしまうと考え、いずれにしても長いリーグ戦、近藤の連荘は堅いと読みオリを選択した。
結果は流局。
私は2人テンパイと思い込み1,500点を支払おうとしたが、近藤は少考して手牌を伏せた。
石渡はやはり変則的な河が示す通り、ドラである二索単騎の七対子だった。
こうして石渡の1人テンパイで収束したわけだが、流局しても良く解らないものを抱えたまま3戦目に入ったのが私の弱さである。全対局が終了して、スコアカードを確認して初めて答えを見つけた。
初戦大きめのラスを引いた近藤は、2戦目は私が沈めば3人沈みとなる1人浮きのトップを取りに行き、ノーテンを宣言したわけである。
近藤にとっては、初のA1リーグデビュー戦である。
緊張する気持ちも解るし、どうしてもトップを取りたい処だったのだろう。
私は近藤の心を読み損なっただけの事である。
ただ、この場合は私にテンパイ気配があったなら、近藤もテンパイを宣言したかもしれず、また、別の結果が待っていたかもしれない。それでも相手の心を読むことは大切なことである。
 
『勢いを読む』
つい先日での勉強会でのこと。
数日後に大事な対局を控えていたので、やってはならないことの再確認のため卓に就いた。
トップ目で迎えた南1局、西家9巡目。
親番の勝又が煮詰まっている感じを受け、不得手の捌きにかけた。
三万四万六万八万二索三索四索二筒三筒四筒八筒八筒九筒 ドラ二万
ここから七万を動いたのであるが、仕掛けた同巡に勝又のツモの声。
二万二万二万九万九万二索三索四索六索八索四筒五筒六筒 ドラ二万
勉強会では終局後タン牌{手牌の公開}が全員に義務付けされている。
私は手牌を開けて皆に詫びた。
それは、私の局面に合っていない仕掛けで勝又にツモらせてしまったからである。
これは明らかな私のミスである。
ミスを犯した以上、そこに従って打ち進めて行くのが麻雀における常道だろう。
オーラスを迎え、勝又が40,000点ほどのトップ目。そして私は34,000点の2着目。
親番の筒井久美子が、32,300点の並びで迎えた。
勝又が7巡目に白をポンし、私も手が動き始めた。
三万四万八万八万八万四索五索六索一筒一筒三筒五筒南 ツモ六筒 ドラ二筒
南は生牌で、勝又のダブ南に当たるため、ドラの引き込みを見切り打三筒と構える。
ミスを犯していなければ打南としただろうが、私は終戦策を選んだ。
ツモ五万なら456の三色もあり、ヤミテンも考えるところだが、すんなりツモ二万と来る。
親番の筒井も真っ直ぐにやってきた。そして、勝又はオリに向かっている様子。
そこで筒井からリーチが入る。その瞬間、いつのまにか観戦していた森山茂和さんの声。
「勝又アガリ損なったんじゃないかな?」
「はい」
そして、流局。
一言だけ良いでしょうか?そう断わりを入れた上で勝又は述べた。
「前原さんの、左から3枚目の場所から三筒が出てきたので、ドラである二筒を掴まされ打ちきれませんでした」
確かにその通りであり、私の手牌の三筒の内側は二筒一筒である。
相手の手出し、ツモ切りを見て手牌構成を考えるのは基本である。
「仮にその二筒が当たりだとしても、満貫を支払えば良いだけのことだろう。
それよりも大切なのは仕掛ける以上、戦わねばならないということと、今の勢いならば、そう簡単にロン牌は掴まないということじゃないかな」
森山さんの言葉は深くそして重い。
見えている領域は、知識であり技術の一部であることは間違いない事実である。
この部分を疎かににして、見えない領域で麻雀を打つことは単なる思い込みであり、危険性が伴う。
見えている領域をきちんと把握した上で、見えない領域、勢いや形勢判断をしていかねばならない。
勢いを読む___一番難しい領域なのかもしれない。

第90回:和泉 由希子

12月の雨が降る寒い日、私はある方のご自宅を訪ねました。

初めて彼のお家にお邪魔する時のような緊張感に包まれながら、快く通して頂いたお部屋は、白とピンクを基調とした可愛らしい色遣いに、どこからともなく良い香り。ん~なんて優しくて癒される空間でしょうか。

そして、今日は可愛い部屋着に化粧っ気のない、完全オフスタイルにもかかわらず、
やっぱり美しい人は美しい。思わず見惚れてしまいます。

麻雀好きの方で、この人を知らない方はいないでしょう。
天は二物を与えずって、いえいえ、それはないでしょって、この人に会うといつも思ってしまうんです。
容姿端麗で、華があり、多方面で活躍をされている、麻雀においては攻めの大物手を作り、見ている人を魅了し熱くさせる、アイスドールの異名を持つ、そうです。

和泉由希子プロのご自宅でした。

この度、第11回天空麻雀女性大会で、見事優勝という有終の美を飾った和泉プロにインタビューをさせて頂くという事で、私、小笠原奈央がご自宅にお伺いし、プライベートをメインに(笑)根掘り葉掘りあんな事やこんな事を色々と聞いてきましたので、どうぞ最後までお付き合いください。

090_01
天空麻雀11 女性大会出場者プロ
090_02
優勝した和泉由希子プロ

小笠原「まずは第11回天空麻雀優勝おめでとうございます。今回の調子は正直どうでしたか??」
和泉 「ん~正直、天空は今まで毎回出場させてもらっているんだけど、良いところまでいっても1回も優勝できてなくてね。1回もだよ?!悔しくて今度こそとは思っていたけど、でも正直自信はなかったかな…」
小笠原「でも、東2局から、ガンガンアガっていきましたよね♪見ていて気持ちよかったですよー。
どの辺りから優勝を意識されましたか??」
和泉 「私は、こういった1回きりの決勝って、絶対人任せにしちゃダメで、勝負を自分で決めにいかなきゃいけないと思っているのね。東3局の親番で、咲(黒沢プロ)から18,000アガったの。
この局は、雪菜(白河プロ)のリーチに対して、自ら勝負を決めにいって、結果を出せて、それが自信になって優勝を意識出来た局ではあるかな。でも、この局は私の良い所と悪い所も入った局で、雪菜のリーチが入って、私2シャンテンで、最初に無筋の九万を押せなくて、現物の六索切ったんだけど、でも状態も良かったし、あそこは押すべきだったって後悔したの。結果良かったけど、ここが私の弱さかなって思っている。」

と、局を振り返って話をして下さる和泉プロ。

白河プロの手牌

四万四万五万五万六万六万一筒二筒三筒七筒八筒中中  リーチ  ドラ五万

捨牌 
南三索 上向き一索 上向き東白六索 上向き五索 左向きリーチ

その時、和泉プロの手牌。

一万二万三万六万二索三索四索六索三筒四筒五筒七筒七筒

ツモ 九万一万七万
捨牌 六索九万二万

一万二万三万六万七万二索三索四索三筒四筒五筒七筒七筒  リーチ  一発ロン五万  ドラ五万  裏 ドラ二索

ここから60,000点超えをし、状態が仕上がったけれども最後まで気は抜けなかったと、
どこまでも慎重で冷静沈着な和泉プロ。
オーラスは和泉プロの1人テンパイで90,400点という飛び抜けた成績で終局。

天空では毎回悔しい思いをしてきたからこそ、今回優勝を手にして心から嬉しかったと、微笑みながら話して下さいました。

小笠原「本当におめでとうございました。話は変わりますが、アイスドールと呼ばれることに正直抵抗とかってありますか??」
和泉 「当時勤めていた雀荘の人達が決めてくれたんだけど、最初は抵抗あったかな。周りからはクール。強い女。ってイメージみたいだけど、でも私は今日の部屋着を見て分かるように、ピンクやフリフリとか可愛らしいのが好きだし、気も強くないんだよね。男っぽくもないと自分で思うの。周りの人はユッキーは本当はホットドールだよね♪って言ってくれたりして嬉しくなるよ。でも、麻雀においてはアイスドールって私に合っているのかも♪って今は思うようになったから抵抗はないかな。」

確かに、目の前にいる麻雀を離れてお家でくつろぐ和泉プロは、とても女性的で可愛らしく、超絶乙女!!
いつもと違った一面に、またまた惹かれてしまいます。

090_05_smpwidth280_ktaiwidt.jpg
超絶乙女☆和泉由希子プロ

小笠原「対局中、いかなる時もクールで惚れ惚れとしますが、手が震えたり逃げちゃいたい!!!なんてことはありませんか?」
和泉 「あるよ、ある。本当に私緊張しやすいんだよね。手とかも震えるし、顔や動きにも出やすいから気をつけているの。メンタル面も弱い方だし、こずえ(宮内プロ)にはすぐバレちゃう(笑)」

こんな言葉はちょっと意外で、勝手に親近感湧いちゃいますね(笑)

小笠原「そんな和泉プロに魅了されて、麻雀や麻雀界に興味を持った方々は多々いると思います。
実際、私もその1人で、若手や今後プロを目指す方々へアドバイスを頂けると嬉しいです。」
和泉 「魅了されてとか言い過ぎだけど(笑)ありがとう、本当に嬉しい!!私は麻雀界の男女比が1対1になってくれたらなーって思うの。女の子でも気軽に麻雀に触れ合える環境になって、麻雀のイメージとかもクリーンになってほしいよね。
プロを目指す人にアドバイスは、正直厳しい世界だからこそ、中途半端な気持ちじゃなくて、目的意識をしっかりと持ってプロになってほしい。自分がどんなプロになっていきたいのかね。それで麻雀プロってものがもっと確立していってほしいな。」

ふむふむ。

小笠原「連盟が出した今年のカレンダーでは、着物姿のこれまた艶やかでセクシーな和泉プロの姿に、私は釘付けになりましたが、評判はどうですか?来年はこんなのに挑戦したいとかありますか?」
和泉 「カレンダーの評判はすごくいいかもー!あれはプライベートで京都に行った時に撮ったんだけど、舞妓さんとか結構あるけどこういうのは珍しいでしょ?自分でも気に入ってるよー。来年は、またセクシーなのやりたいかなー。背中ががっつり開いたドレスとか、ベッドでシーツに包まる感じとかさー。でも和服もやっぱり好きだなー」

・・・う。想像しただけで楽しみです。

私的にはベッドで真っ白なシーツに包まっている和泉プロが是非とも見てみたいかと。
皆さんはどうでしょう??来年のカレンダーも期待ですね。今からワクワクです。

そんな和泉プロが1月を飾る2013年日本プロ麻雀連盟カレンダーはコチラです(笑)

090_03_smpwidth290_ktaiwidth240
日本プロ麻雀連盟2013カレンダー

ここからはお待ちかねの恋愛面について色々と聞いていきました。

小笠原「プライベートで今後やってみたい事は何ですか?」
和泉 「ずばり結婚・出産・子育て。もうずっと言ってるんだけど中々ねー」
小笠原「理想の家庭像とかありますか?」
和泉 「子供は男の子と女の子の2人欲しい。幸せな家庭を築きたいよね。おじいちゃんとおばあちゃんになっても手を繋いでいられる仲良しな家族❤」
小笠原「和泉プロの、私と付きあったらこんないい事あるよーっていうのを教えて下さい(笑)」
和泉 「ん~(笑)家事とかは全然苦じゃないし好きだよ♪得意料理はスープとかの煮込む液体系。結構尽くすタイプで、彼の好みとかにも勝手に合わせちゃうんだよね。彼がショートが似合うよって言ったらショートカットにしちゃうし(笑)待つ事とかも苦痛じゃないから、8時間とかでも待てちゃう。彼の前では寂しがり屋さんで甘えん坊になっちゃうかも❤」

聞きましたか?皆様。あの和泉プロが僕の前でだけ甘えてきてくれるなんて・・・
はい。胸キュンです。

小笠原「最後になりますが、麻雀に出会えて、麻雀を続けていて良かったなーと思う事は何ですか?」
和泉 「麻雀を広めるお手伝いを出来ている事がとても嬉しい。そして応援してくれる人がいるから今まで頑張って続けてこられたし、本当に心から感謝しています。お返しが1人1人にちゃんと出来るわけではないけれど、いつまでも感謝を忘れず大切にしたいよね。」

と、ファンの方々への熱い思いを語ってくれました。
ラストは、そんな和泉由希子ファンへ、愛のお言葉を和泉プロから頂いてきました♪

和泉「次の天空・プロクイーンも頑張るから応援してね♪愛してるよーーーー❤❤❤」

“立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花”

女性の美しさを表現するこの言葉がぴったりくる和泉由希子プロ。
同じ女性として、同じ麻雀プロとして、しっかりと背中を見ながら歩んでいきたいと、私が心から思える人です。

今後も和泉プロの麻雀界での活躍を期待するとともに、「この人が私のダーリン❤」と、
幸せいっぱいに紹介して下さる日を楽しみにしたいと思います。

和泉プロ、この度は天空麻雀優勝本当におめでとうございました!!

090_04_smpwidth290_ktaiwidth240
和泉由希子プロと小笠原奈央プロ

(このインタビューは2013年1月現在のものです)

プロ雀士インタビュー/第90回:和泉 由希子

12月の雨が降る寒い日、私はある方のご自宅を訪ねました。
初めて彼のお家にお邪魔する時のような緊張感に包まれながら、快く通して頂いたお部屋は、白とピンクを基調とした可愛らしい色遣いに、どこからともなく良い香り。ん~なんて優しくて癒される空間でしょうか。
そして、今日は可愛い部屋着に化粧っ気のない、完全オフスタイルにもかかわらず、
やっぱり美しい人は美しい。思わず見惚れてしまいます。
麻雀好きの方で、この人を知らない方はいないでしょう。
天は二物を与えずって、いえいえ、それはないでしょって、この人に会うといつも思ってしまうんです。
容姿端麗で、華があり、多方面で活躍をされている、麻雀においては攻めの大物手を作り、見ている人を魅了し熱くさせる、アイスドールの異名を持つ、そうです。
和泉由希子プロのご自宅でした。
この度、第11回天空麻雀女性大会で、見事優勝という有終の美を飾った和泉プロにインタビューをさせて頂くという事で、私、小笠原奈央がご自宅にお伺いし、プライベートをメインに(笑)根掘り葉掘りあんな事やこんな事を色々と聞いてきましたので、どうぞ最後までお付き合いください。

090_01
天空麻雀11 女性大会出場者プロ
090_02
優勝した和泉由希子プロ

小笠原「まずは第11回天空麻雀優勝おめでとうございます。今回の調子は正直どうでしたか??」
和泉 「ん~正直、天空は今まで毎回出場させてもらっているんだけど、良いところまでいっても1回も優勝できてなくてね。1回もだよ?!悔しくて今度こそとは思っていたけど、でも正直自信はなかったかな…」
小笠原「でも、東2局から、ガンガンアガっていきましたよね♪見ていて気持ちよかったですよー。
どの辺りから優勝を意識されましたか??」
和泉 「私は、こういった1回きりの決勝って、絶対人任せにしちゃダメで、勝負を自分で決めにいかなきゃいけないと思っているのね。東3局の親番で、咲(黒沢プロ)から18,000アガったの。
この局は、雪菜(白河プロ)のリーチに対して、自ら勝負を決めにいって、結果を出せて、それが自信になって優勝を意識出来た局ではあるかな。でも、この局は私の良い所と悪い所も入った局で、雪菜のリーチが入って、私2シャンテンで、最初に無筋の九万を押せなくて、現物の六索切ったんだけど、でも状態も良かったし、あそこは押すべきだったって後悔したの。結果良かったけど、ここが私の弱さかなって思っている。」

と、局を振り返って話をして下さる和泉プロ。
白河プロの手牌
四万四万五万五万六万六万一筒二筒三筒七筒八筒中中  リーチ  ドラ五万
捨牌 
南三索 上向き一索 上向き東白六索 上向き五索 左向きリーチ
その時、和泉プロの手牌。
一万二万三万六万二索三索四索六索三筒四筒五筒七筒七筒
ツモ 九万一万七万
捨牌 六索九万二万
一万二万三万六万七万二索三索四索三筒四筒五筒七筒七筒  リーチ  一発ロン五万  ドラ五万  裏 ドラ二索
ここから60,000点超えをし、状態が仕上がったけれども最後まで気は抜けなかったと、
どこまでも慎重で冷静沈着な和泉プロ。
オーラスは和泉プロの1人テンパイで90,400点という飛び抜けた成績で終局。
天空では毎回悔しい思いをしてきたからこそ、今回優勝を手にして心から嬉しかったと、微笑みながら話して下さいました。
小笠原「本当におめでとうございました。話は変わりますが、アイスドールと呼ばれることに正直抵抗とかってありますか??」
和泉 「当時勤めていた雀荘の人達が決めてくれたんだけど、最初は抵抗あったかな。周りからはクール。強い女。ってイメージみたいだけど、でも私は今日の部屋着を見て分かるように、ピンクやフリフリとか可愛らしいのが好きだし、気も強くないんだよね。男っぽくもないと自分で思うの。周りの人はユッキーは本当はホットドールだよね♪って言ってくれたりして嬉しくなるよ。でも、麻雀においてはアイスドールって私に合っているのかも♪って今は思うようになったから抵抗はないかな。」
確かに、目の前にいる麻雀を離れてお家でくつろぐ和泉プロは、とても女性的で可愛らしく、超絶乙女!!
いつもと違った一面に、またまた惹かれてしまいます。

090_05_smpwidth280_ktaiwidt.jpg
超絶乙女☆和泉由希子プロ

小笠原「対局中、いかなる時もクールで惚れ惚れとしますが、手が震えたり逃げちゃいたい!!!なんてことはありませんか?」
和泉 「あるよ、ある。本当に私緊張しやすいんだよね。手とかも震えるし、顔や動きにも出やすいから気をつけているの。メンタル面も弱い方だし、こずえ(宮内プロ)にはすぐバレちゃう(笑)」
こんな言葉はちょっと意外で、勝手に親近感湧いちゃいますね(笑)
小笠原「そんな和泉プロに魅了されて、麻雀や麻雀界に興味を持った方々は多々いると思います。
実際、私もその1人で、若手や今後プロを目指す方々へアドバイスを頂けると嬉しいです。」
和泉 「魅了されてとか言い過ぎだけど(笑)ありがとう、本当に嬉しい!!私は麻雀界の男女比が1対1になってくれたらなーって思うの。女の子でも気軽に麻雀に触れ合える環境になって、麻雀のイメージとかもクリーンになってほしいよね。
プロを目指す人にアドバイスは、正直厳しい世界だからこそ、中途半端な気持ちじゃなくて、目的意識をしっかりと持ってプロになってほしい。自分がどんなプロになっていきたいのかね。それで麻雀プロってものがもっと確立していってほしいな。」

ふむふむ。
小笠原「連盟が出した今年のカレンダーでは、着物姿のこれまた艶やかでセクシーな和泉プロの姿に、私は釘付けになりましたが、評判はどうですか?来年はこんなのに挑戦したいとかありますか?」
和泉 「カレンダーの評判はすごくいいかもー!あれはプライベートで京都に行った時に撮ったんだけど、舞妓さんとか結構あるけどこういうのは珍しいでしょ?自分でも気に入ってるよー。来年は、またセクシーなのやりたいかなー。背中ががっつり開いたドレスとか、ベッドでシーツに包まる感じとかさー。でも和服もやっぱり好きだなー」
・・・う。想像しただけで楽しみです。
私的にはベッドで真っ白なシーツに包まっている和泉プロが是非とも見てみたいかと。
皆さんはどうでしょう??来年のカレンダーも期待ですね。今からワクワクです。
そんな和泉プロが1月を飾る2013年日本プロ麻雀連盟カレンダーはコチラです(笑)

090_03_smpwidth290_ktaiwidth240
日本プロ麻雀連盟2013カレンダー

ここからはお待ちかねの恋愛面について色々と聞いていきました。
小笠原「プライベートで今後やってみたい事は何ですか?」
和泉 「ずばり結婚・出産・子育て。もうずっと言ってるんだけど中々ねー」
小笠原「理想の家庭像とかありますか?」
和泉 「子供は男の子と女の子の2人欲しい。幸せな家庭を築きたいよね。おじいちゃんとおばあちゃんになっても手を繋いでいられる仲良しな家族❤」
小笠原「和泉プロの、私と付きあったらこんないい事あるよーっていうのを教えて下さい(笑)」
和泉 「ん~(笑)家事とかは全然苦じゃないし好きだよ♪得意料理はスープとかの煮込む液体系。結構尽くすタイプで、彼の好みとかにも勝手に合わせちゃうんだよね。彼がショートが似合うよって言ったらショートカットにしちゃうし(笑)待つ事とかも苦痛じゃないから、8時間とかでも待てちゃう。彼の前では寂しがり屋さんで甘えん坊になっちゃうかも❤」
聞きましたか?皆様。あの和泉プロが僕の前でだけ甘えてきてくれるなんて・・・
はい。胸キュンです。
小笠原「最後になりますが、麻雀に出会えて、麻雀を続けていて良かったなーと思う事は何ですか?」
和泉 「麻雀を広めるお手伝いを出来ている事がとても嬉しい。そして応援してくれる人がいるから今まで頑張って続けてこられたし、本当に心から感謝しています。お返しが1人1人にちゃんと出来るわけではないけれど、いつまでも感謝を忘れず大切にしたいよね。」
と、ファンの方々への熱い思いを語ってくれました。
ラストは、そんな和泉由希子ファンへ、愛のお言葉を和泉プロから頂いてきました♪
和泉「次の天空・プロクイーンも頑張るから応援してね♪愛してるよーーーー❤❤❤」
“立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花”
女性の美しさを表現するこの言葉がぴったりくる和泉由希子プロ。
同じ女性として、同じ麻雀プロとして、しっかりと背中を見ながら歩んでいきたいと、私が心から思える人です。
今後も和泉プロの麻雀界での活躍を期待するとともに、「この人が私のダーリン❤」と、
幸せいっぱいに紹介して下さる日を楽しみにしたいと思います。
和泉プロ、この度は天空麻雀優勝本当におめでとうございました!!

090_04_smpwidth290_ktaiwidth240
和泉由希子プロと小笠原奈央プロ

(このインタビューは2013年1月現在のものです)