第41期関西リーグ(プロアマリーグ) 夏 最終節成績表

順位 名前 プロ/一般 1 節 2 節 3 節 4 節 5 節 合計
優勝 坂本 誠裕 プロ 78.3 61.6 14.4 33.9 23.1 211.3
2 上村 宣久 プロ 9.3 86.9 0.0 75.6 0.0 171.8
3 福井 航 一般 30.0 62.9 33.9 0.0 38.3 165.1
4 北村 祐二 プロ 22.1 96.7 46.7 12.1 ▲ 12.6 165.0
5 五月女 義彦 一般 ▲ 59.8 62.3 0.0 80.1 76.1 158.7
6 山地 義昌 一般 58.7 10.5 73.3 34.5 ▲ 37.0 140.0
7 猪鼻 拓哉 一般 0.0 0.0 73.1 56.7 5.0 134.8
8 秋山 淑子 プロ 18.7 12.3 27.9 11.6 48.8 119.3
9 江口 武彦 一般 20.8 22.6 32.1 0.0 32.3 107.8
10 柴田 秀昭 一般 ▲ 11.7 ▲ 19.0 92.4 15.0 27.3 104.0
11 河端 幸雄 一般 ▲ 1.0 39.2 5.5 2.3 55.5 101.5
12 花岡 章生 プロ 80.3 6.1 0.0 21.6 ▲ 8.9 99.1
13 馬場 一平 一般 98.5 ▲ 41.6 29.5 1.3 ▲ 8.5 79.2
14 見野 マリ子 一般 37.7 ▲ 5.0 36.0 ▲ 20.3 19.8 68.2
15 中川 豊久 一般 0.5 60.1 ▲ 7.2 18.8 ▲ 10.5 61.7
16 筒井 レイナ 一般 ▲ 51.6 0.0 0.0 36.1 74.8 59.3
17 稲岡 ミカ プロ 5.6 8.0 2.1 16.2 11.0 42.9
18 辰巳 晴基 プロ 35.4 ▲ 2.0 57.5 ▲ 51.7 0.0 39.2
19 熊田 高大 一般 7.6 0.0 36.5 ▲ 53.1 39.2 30.2
20 原田 保正 プロ 73.1 20.2 29.7 ▲ 75.4 ▲ 21.4 26.2
21 米川 基紀 プロ 38.3 ▲ 15.8 0.0 8.9 ▲ 5.4 26.0
22 段谷 昭夫 一般 ▲ 7.0 0.0 24.8 0.0 0.0 17.8
23 小田 雅之 一般 ▲ 42.3 44.1 52.0 17.5 ▲ 54.6 16.7
24 堀中 康行 一般 0.0 0.0 4.2 56.9 ▲ 60.9 0.2
25 横山 毅 プロ ▲ 30.7 ▲ 41.3 0.0 ▲ 1.1 72.7 ▲ 0.4
26 高田 海流 一般 0.0 0.0 35.1 ▲ 2.5 ▲ 40.0 ▲ 7.4
27 永田 和弘 一般 42.4 44.0 ▲ 95.2 0.0 0.0 ▲ 8.8
28 岸辺 恵里 一般 ▲ 52.3 30.0 2.9 ▲ 24.4 26.2 ▲ 17.6
29 林 俊輔 一般 29.3 14.9 ▲ 9.4 ▲ 54.0 0.0 ▲ 19.2
30 川野辺 貴泰 一般 ▲ 26.4 ▲ 39.3 35.6 0.0 0.0 ▲ 30.1
31 山口 昇子 一般 ▲ 27.6 ▲ 5.3 ▲ 28.6 ▲ 19.2 44.0 ▲ 36.7
32 内田 雄司 一般 0.0 6.4 ▲ 44.5 ▲ 9.1 9.7 ▲ 37.5
33 吉田 圭吾 プロ 64.1 ▲ 31.7 0.0 0.0 ▲ 71.0 ▲ 38.6
34 川上 直也 プロ ▲ 36.1 8.0 16.5 24.1 ▲ 53.1 ▲ 40.6
35 岩本 貴 一般 21.1 ▲ 74.7 3.3 ▲ 0.6 5.1 ▲ 45.8
36 倉本 恭子 一般 0.0 35.9 ▲ 54.3 ▲ 34.2 0.0 ▲ 52.6
37 木下 恭子 プロ ▲ 63.7 ▲ 7.0 0.0 12.2 0.0 ▲ 58.5
38 延原 明美 一般 ▲ 17.7 ▲ 22.2 7.2 ▲ 58.5 27.7 ▲ 63.5
39 春木 駿 一般 ▲ 10.0 5.1 ▲ 38.1 16.2 ▲ 38.2 ▲ 65.0
40 原田 安博 一般 ▲ 65.9 42.1 16.7 ▲ 3.6 ▲ 65.1 ▲ 75.8
41 松尾 潤 プロ ▲ 33.5 ▲ 35.1 2.9 0.0 ▲ 12.6 ▲ 78.3
42 堀 昭義 一般 ▲ 18.0 ▲ 19.9 ▲ 81.1 17.3 16.2 ▲ 85.5
43 三井 武郎 一般 ▲ 40.4 ▲ 13.6 ▲ 34.2 ▲ 8.1 0.0 ▲ 96.3
44 松井 俊之 一般 ▲ 41.9 ▲ 7.8 ▲ 43.3 ▲ 5.5 ▲ 4.9 ▲ 103.4
45 佐野 亮治 一般 ▲ 47.3 ▲ 13.9 ▲ 60.0 ▲ 5.5 20.1 ▲ 106.6
46 澤村 久江 一般 53.1 0.0 ▲ 51.1 ▲ 62.7 ▲ 52.9 ▲ 113.6
47 小西 隆之 一般 ▲ 43.6 ▲ 85.3 18.2 ▲ 5.8 0.0 ▲ 116.5
48 山本 裕之 プロ ▲ 0.3 ▲ 53.8 ▲ 15.0 1.7 ▲ 50.1 ▲ 117.5
49 宮嶌 知奈 一般 ▲ 1.3 ▲ 30.4 5.6 ▲ 114.7 5.3 ▲ 135.5
50 宮西 康行 一般 ▲ 53.3 16.7 ▲ 92.1 ▲ 24.6 2.9 ▲ 150.4

麻雀日本シリーズ2018 第3節レポート 黒木 真生

100

 

 

首位を走るのは、依然RTDリーグ優勝の平賀聡彦プロ。
2位は3位から浮上した、俳優で連盟会長推薦で出場の萩原聖人。前までは「さん」づけでお呼びしていたが、今回からは連盟のプロになったということで敬称略とする。
3位は同じく会長推薦の佐々木寿人。4位はRMUリーグ優勝の松ヶ瀬隆弥プロ、5位は会長推薦の白鳥翔。
と、ここまでは残り回数も1回ないし2回であり、プレーオフ進出は間違いないだろう。
決勝進出を見据えて、より上を目指して残りの試合を戦うと思われる。

6位の最高位・村上淳プロ、7位の瀬戸熊直樹(会長推薦)は、プラスしているとはいえ、ともに残り回数3回と、大きく調子を落としたら予選落ちもあり得る。
WRCルールは順位点が小さいだけに素点がモノを言う。逆に言えば順位はラスでも良いから素点を大きく減らさないように、残りを手堅く打つか。それとも、あくまでも目標は決勝とばかりにポイントを伸ばしに行くか、攻撃力に定評のある2人がどういう選択をとるのか、楽しみなところである。

8位は世界チャンピオンのともたけ雅晴。9位は会長推薦の近藤誠一。10位は鳳凰位の前原雄大。
この3者は残り回数が1ないし2であり、まずはプレーオフ進出の順位をキープしつつ、ブレイクできる時間帯がきたら一気に上位陣に食い込もうとするだろう。

11位は会長推薦の多井隆晴プロ。12位も会長推薦の勝又健志プロ。この2人がボーラーライン上にいるのだが、残りが3回もあるため、展開次第でどうなるか分からない。予選が終わったら上位にいるかもしれないし、転がり落ちていてもおかしくないポイント状況ではある。

13位の将王・井出洋介プロは、残り1回でトップないし大きな2着をとらないと厳しいという状況。
14位、雀王で最強位の金太賢プロは2戦を残しているとはいえ、50ポイント以上あるマイナスをゼロ付近までもっていかねばならないので、厳しい状況である。
15位の沢崎誠は前回優勝者だが最下位。ただ、残り4回と試合数を残しているので、一気に浮上してくる可能性もある。
十段位の藤崎智が病気で途中欠場となってしまったのは残念だが、他の選手の残り試合数に影響は出なかった。多少の組合わせ変更はあったが、予定通りの日程で試合は開催される。

【システム】
■16人で一次予選全24回戦(各自6回戦)を行い下位4名が敗退
■12人でポイントを持ち越し二次予選全6回戦(各自2回戦)を行い下位4名が敗退
■8人でポイントを持ち越しプレーオフ全4回戦(各自2回戦)を行い上位4名が決勝進出
■ポイントをリセットし決勝4回戦

【ルール】
30,000点持ち30,000点返し
順位点5,000-15,000
一発・裏ドラあり
その他WRCルールに準ずる

一次予選第1節成績

順位 名前 1回戦 2回戦 3回戦 4回戦 5回戦 6回戦 合計
1 平賀聡彦(RTDリーグ2017優勝) 28.9 44.5 ▲ 13.9 33.5 93.0
2 萩原聖人(連盟会長推薦) 29.5 ▲ 6.5 2.2 4.3 6.0 35.5
3 佐々木寿人(連盟会長推薦) 31.9 21.2 ▲ 5.1 16.5 ▲ 30.5 34.0
4 松ヶ瀬隆弥(RMUリーグチャンピオン) 33.6 2.3 ▲ 27.7 21.7 29.9
5 白鳥翔(連盟会長推薦) 28.3 ▲ 12.9 6.0 36.1 ▲ 33.5 24.0
6 村上淳(最高位) 36.2 ▲ 11.3 ▲ 13.7 11.2
7 瀬戸熊直樹(連盟会長推薦) 6.6 ▲ 29.9 30.7 7.4
8 ともたけ雅晴(第2回WRCチャンピオン) 8.8 37.4 ▲ 36.0 ▲ 12.7 ▲ 2.5
9 近藤誠一(連盟会長推薦) 23.8 ▲ 5.9 ▲ 30.5 ▲ 28.5 31.9 ▲ 9.2
10 前原雄大(鳳凰位) ▲ 18.6 ▲ 13.1 ▲ 24.2 41.5 ▲ 14.4
11 多井隆晴(連盟会長推薦) ▲ 9.9 2.3 ▲ 8.4 ▲ 16.0
12 勝又健志(連盟会長推薦) 15.0 ▲ 12.2 ▲ 21.4 ▲ 18.6
13 井出洋介(将王) ▲ 41.4 8.3 ▲ 6.3 9.7 ▲ 29.7
14 金太賢(2017最強位) ▲ 30.2 ▲ 18.3 26.4 ▲ 30.4 ▲ 52.5
15 沢崎誠(麻雀日本シリーズ2017優勝) ▲ 28.4 ▲ 40.9 ▲ 69.3
16 藤崎 智(十段位) ▲ 30.2 6.4 辞退

※藤崎智は肺炎療養中のため辞退になりました。

第35期十段戦 ベスト8B卓レポート 前田 直哉

第35期十段戦準決勝B卓レポート:前田直哉

十段戦ベスト8B卓に勝ち上がった選手はこの4名である。

 

現鳳凰位前原雄大

 

 
 

現マスターズ沢崎誠

 

 
 

A1リーガー内川幸太郎

 

 
 

昨年の決勝進出者青山めぐみ

 

 
 

以上の4名で決勝への2枚の切符をかけた戦いが始まった。

 

1回戦(起家から、沢崎・前原・青山・内川)

東1局1本場いきなり4者のぶつかり合いとなる。まずは内川が仕掛けてテンパイ。

六万七万四索四索四索五索六索七索五筒五筒  チー二万 左向き三万 上向き四万 上向き  ドラ五筒

そこへ前原もツモり三暗刻のテンパイを入れてリーチとする。

一万二万三万五万五万五万九索九索九索一筒一筒南南  リーチ

ここに二筒をチーして親の沢崎も参戦する。

四万四万七万九万四筒五筒六筒七筒八筒九筒  チー二筒 左向き一筒 上向き三筒 上向き 

更に青山も追いつき負けじとリーチ!

五万六万七万八万八万六索七索八索六筒七筒西西西  リーチ

これで4人テンパイ、ここを制するかどうかで今日の調子の判断材料になりそうである。結果は内川が八万をツモり1,000・2,000のアガリとなった。これは内川にとってかなり感触の良いアガリとなったであろう。
東2局は青山が1,000・2,000をアガリ、まずはホッとしたことだろう。昨年決勝に残っているとはいえ、きっとこの3人を相手にするのはかなりのプレッシャーを感じているに違いない。
南2局には親の前原が仕掛けて5,800をアガる。

七索七索一筒二筒三筒四筒五筒六筒七筒九筒  ポン中中中  ロン八筒  ドラ七筒

これを機に前原が1,500、1,500、と立て続けにアガリいつの間にかトップ目にたっていた。次局はなんとか沢崎がかわして、南3局に内川がこの形になった。

四万五万六万六万六万三索四索五索三筒三筒四筒四筒四筒五筒  ドラ七筒

四筒切りならタンピンイーペーコーだが、三筒を切って高目三色に構える手もある。しばらく考え四筒切りのリーチとした。すると沢崎もテンパイを入れリーチ!

一万二万三万二索三索四索六索七索八索五筒五筒七筒八筒  リーチ

ここも内川が安目ではあったが二筒をツモる。
そして迎えたオーラス、沢崎がアガれば浮きの1,300のテンパイを外してトップを狙いにいく!だが狙いは思うようにはいかず、最後は前原がアガって終局した。

1回戦成績 
内川+14.6P 前原+8.4P 沢崎▲5.2P 青山▲17.8P

 
 

2回戦(起家から、青山・沢崎・前原・内川)

東2局、最初にテンパイしたのは前原。好形変化を待つが、その間に親の沢崎にもテンパイが入りドラを切ってヤミテンに構える。

四万四万五索六索七索一筒二筒三筒四筒五筒七筒八筒九筒  ドラ三索

すると前原も最良では無かったが好形になりリーチとする。

七万八万九万四索五索六索六索七索八索八索九索九索九索  リーチ

これに何事も無かったようにドラを切る沢崎。もう一歩も引かない構えだ。これに1シャンテンだった青山が六筒を切って沢崎のアガリとなった。続く1本場、今度は沢崎が今度はドラ表示牌の七筒から仕掛けていく。

七万七万七索九索二筒三筒四筒東中中  チー七筒 左向き八筒 上向き九筒 上向き  ドラ八筒

これを受けて前原がリーチとする。

一万二万三万五万五万五万五索五索九索九索二筒三筒四筒  リーチ

打点こそ無いが親番までに自らの流れに持っていきたいところだろう。そして更に内川もテンパイを入れる。

二万三万四万六万七万八万一索二索三索三索四索八筒八筒 

ドラドラの勝負手だが二索が2枚切れの為に一旦ヤミテンにする。そして次巡、内川の切った中をポンして沢崎もテンパイ。更に今度は内川も四索を持ってきて高目跳満のリーチといった!
枚数的にはほぼ互角であったが、ここは沢崎が八索をツモって相手のチャンス手を潰していく。沢崎の親が流れて東3局、親番は前原。ここでいきなり沢崎が動き出す。

三万四万五万六万六万四索七筒西西白  ポン二筒 上向き二筒 上向き二筒 上向き  ドラ南

ちなみに沢崎は北家、タンヤオと役牌の重なり、トイトイ等が考えられるがまさに良い子は真似しないでくださいね!とういう典型である(笑)
だがこの仕掛けを見て、よほど前原の親を警戒しているのだと感じてとれる。この後白を重ねて六万をポンしてすぐに白をツモったのだ。二筒をポンしてからわずか4巡の出来事だった。打点こそ無いがこういう仕掛けが成功しているときの沢崎は負けるイメージが湧かない。

そして次局また沢崎が仕掛ける。

二万一索一索六索七索八索白白発発  ポン中中中  ドラ二万

なんと今度は大三元の見える超本手である!そしてすぐに発も鳴けて大三元テンパイ。内川も好形の1シャンテンになった為、あっさりと発を切ったがさすがに今度の捨て牌は本手だと感じ三筒六筒九筒テンパイをするもヤミテンとした。結果ここは流局。
ここまで終始受けにまわっていた青山だったが、南1局の親番でようやく高打点のテンパイが入りリーチといく。

一万一万四索五索六索一筒二筒二筒三筒三筒  暗カン牌の背東東牌の背  リーチ  ドラ七筒

これを受けここまでトップ目の沢崎にもテンパイが入ってしまう。たぶん感覚的に行く気持ちはあまり無かったように私は思えたが、この形になってしまったら行くしかない。

四万五万六万七万七万七万五索六索一筒六筒七筒八筒八筒八筒 

この一筒が出て青山にとって大きな12,000となった。次局は沢崎がきっちりと流すが今度は前原が沢崎から5,800。

五万六万七万二索二索五索六索五筒六筒七筒  チー五索 左向き四索 上向き六索 上向き  ドラ六索

かなり出入りの激しい半荘だったがオーラスを迎え、沢崎が頭一つ浮いているが他3者はほぼ並びで全員に浮きもトップもチャンスのある点差であった。
だが最後も沢崎がアガリ1人浮きのトップで終了した。

2回戦成績 
沢崎+17.8P 青山▲1.6P 前原▲4.5P 内川▲11.7P

2回戦終了時 
沢崎+12.6P 前原+3.9P 内川+2.9P 青山▲19.4P

 
 

3回戦(起家から、内川・前原・青山・沢崎)

開局早々親の内川が1,500、2,900と効果的にアガリを重ねていく。青山も受けてはいたがちょっと勿体ない放銃もあり、最後に響いてこなければいいのだが…。だがその青山も東3局で大きなアガリをものにする。

七索八索九索一筒一筒一筒七筒八筒中中  ポン東東東  ツモ九筒  ドラ一索

この2,600オールで一歩抜け出す。次局は沢崎が仕掛けて流し、迎えた沢崎の親番でまたしても仕掛ける。流局しまたしても仕掛ける!

五万七万八万五索七索八索八索四筒五筒九筒  ポン二万 上向き二万 上向き二万 上向き  ドラ八索

ドラドラとはいえこの形である。ここまで仕掛けて前に出ることが多く、良い結果に結びつくことが多かった。それに対し3者もやりづらそうに見えるため、今日は終始徹底しているように思えた。ここから六索も鳴け、青山もチャンタドラ1の1シャンテンからドラを切りそれをポン。あの仕掛けが7巡目にして大物手としてテンパイをした。こうなると苦しい3者…慎重に打牌していくが、青山もついにはギブアップ。あとは山との勝負かに見えたが、沢崎も五筒が暗刻になり七万を切って一旦五万単騎に受け変える。そして数巡後前原の手が止まる…。オリているのだがなんでもある沢崎の仕掛けなので役牌も切りにくい。そして悩んだ末に選んだ牌が数巡前に通した五万であった。

五万五筒五筒五筒  ポン八索 上向き八索 上向き八索 上向き  チー六索 左向き五索 上向き七索 上向き  ポン二万 上向き二万 上向き二万 上向き  ドラ八索

前原にとっては痛恨の放銃になった。今日の前原は本調子ではないと3者は感じていたであろうし、本人が1番強く感じていたに違いない。
オーラスは沢崎の連荘を青山が止め、沢崎、青山の2人浮きで3回戦は終了した。

3回戦成績 
沢崎+16.8P 青山+11.2P 内川▲5.7P 前原▲22.3P

3回戦終了時 
沢崎+29.4P 内川▲2.8P 青山▲8.2P 前原▲18.4P

 
 

4回戦(起家から、青山・沢崎・前原・内川)

下3者にとっては大事な4回戦、まず抜け出したのは青山だった。

一万一万一万七万七万四索五索七索七索七索一筒二筒三筒  ドラ七万

東3局にドラを重ねてリーチし、すぐにツモ!

青山1人浮きのまま東場を終え、南1局に前原が七対子テンパイを取らずに更なる大物手を狙いに行く。そして13巡目にこうなった。

三万三万三万発発  暗カン牌の背一筒 上向き一筒 上向き牌の背  ポン八筒 上向き八筒 上向き八筒 上向き  ドラ一索

それを受けて沢崎も二筒を持ってきてこの形。

四万五万六万四索五索五索五索五索二筒二筒三筒四筒五筒発 

トータルでリードしているだけに止めるかと思ったが、ここは真っ直ぐ発を打ち抜いたのだった。結果放銃となったが、長年一緒に戦ってきた者同士の意地みたいなものを感じた。そして守るにはまだ早いと感じていたのかもしれない。だが前原にとっては価値ある8,000となり、また4者の競りとなった!

南2局真っ先にテンパイを入れたのは内川。

三万三万四万五万六万三索三索三索三筒四筒四筒四筒五筒  ドラ三万

ドラドラの勝負手だが更なる好形変化を待つ。そして今度は親の沢崎からリーチが入る。

五万六万七万八万九万二筒二筒五筒六筒七筒七筒八筒九筒  リーチ

ドラ無しピンフだがここは強くリーチとした。それに対し前原も丁寧に対応しながらテンパイを入れる。

四万五万六万七万八万九万一索二索三索八索四筒六筒六筒  ツモ七索 

両者に危険な四筒ではあるが、2人のチャンス手を潰すことが出来れば、このあと自分の時間がやってくると考えているのではないだろうか?
だがこの四筒が内川へ5,200の放銃となり、内川にとっても前原にとっても大きな1局となった。

オーラスにはトップ目の内川からリーチが入る。

二万三万四万二索三索四索六索七索八索五筒六筒八筒八筒  リーチ  ドラ四筒

これをアガれば勝ち上がりまでも見えてくる、だがそうはさせまいと前原もテンパイを入れる。

六万七万三索四索五索四筒四筒  チー一万 左向き二万 上向き三万 上向き  ポン南南南 

大きな山場となったこの局、最後に手を開けたのは前原であった。

4回戦成績 
前原+13.6P 内川+8.0P 青山+3.1P 沢崎▲24.7P

4回戦終了時 
内川+5.2P 沢崎+4.7P 前原▲4.8P 青山▲5.1P

なんと最終戦を迎えて上から下まで10.0ポイントという大接戦となった!

 
 

最終戦(起家から、沢崎・内川・青山・前原)

東2局13巡目に沢崎がテンパイ。

一索二索三索六索六索一筒二筒三筒五筒六筒七筒八筒九筒  ドラ一索

四筒が3枚切れの為ここはヤミテン。そして先にテンパイしていた親の内川の手が勝負手となり満を持してリーチ!

一万二万二万二万三万四万五万六万八万九万四筒五筒六筒  リーチ

更に前原もテンパイを入れ最初の山場となった。

二万三万四万一索一索七筒七筒  ポン東東東  チー六万 左向き五万 上向き七万 上向き 

このまま流局かと思ったがハイテイで前原が持って来た牌は七万…しばらく考える前原。そして意を決したように七万をそのまま河に置いた。12,000、内川にとっては決勝の舞台がグッと近くなるアガリとなった。
今度は青山だ!リーチ一通の勝負手は流局となったが、1人テンパイから親番を迎え、2,900、2,000オールと一気に内川をかわしてトップ目に立つ。
南場に入り親の沢崎が渾身のリーチを放つ。

六万六万六万八万八万一索一索一索五索六索七索六筒六筒  リーチ  ドラ一索

ツモれば6,000オールだがここは流局。更に流局をはさみ、巧妙な仕掛けから再びツモれば6,000オールに仕上げるがここも流局。しかしここまでのテンパイ料で浮きにまわりかなり接戦となる。次局は連荘とはいかなかったものの、ついに沢崎の手が開けられる時が来る。
8巡目にこの形でリーチ。

二万三万四万七万八万五索五索六索七索八索四筒五筒六筒  リーチ  ドラ七筒

山には六万が1枚、九万が3枚。ここは安めでもかなり嬉しいアガリとなる。そしてようやくその想いは届くのだった。いつものようにそっと手牌に乗せられた牌は最後の六万であった。とてつもなく大きな1,300・2,600になった。南3局は沢崎の1人テンパイで沢崎がトータル首位に躍り出る。
オーラス、現状のトータルポイントは

沢崎+15.9P 青山+11.7P 内川+10.7P 前原▲38.3P

上位3者はアガれば勝ち上がりだが、沢崎がアガると青山をかわしてトップになる為、内川のほうが上になる。そして前原はかなり厳しいがラス親なので全くわからない。4者条件を確認した後、ついに運命のサイコロが振られた。
まず動いたのは内川。

一万三万五万七万二索三索四索四筒四筒八筒  ポン二筒 上向き二筒 上向き二筒 上向き  ドラ九索

そして今度は沢崎。

四万八万八万八索八索八索四筒四筒五筒北  チー五索 左向き四索 上向き六索 上向き 

これは内川にとっては嬉しい仕掛けだろう。ドラが九索だけにタンヤオなら安いのがほぼ確定する。ならば仮に沢崎に放銃してもトップが沢崎になる為、内川が勝ち上がりとなるからだ。だがそこに地獄の門番こと前原からリーチが入る!

三万四万五万五万七万四索五索六索七索七索七筒八筒九筒  リーチ

打点は無いがここは足止めをしに行くしかない。そして沢崎、内川も更に仕掛けて3者がテンパイを果たす。そして長い戦いにようやく終止符が打たれた。六万、持って来たのは沢崎だった。前原のアタリ牌であったが内川の頭ハネとなりB卓から決勝に駒を進めたのは沢崎、内川となった。

最終戦成績 
青山+16.8P 沢崎+9.9P 内川+6.8P 前原▲33.5P

最終戦終了時 
沢崎+14.6P 内川+12.0P 青山+11.7P 前原▲38.3P

 

これで今年の決勝メンバーが決まった。
現十段位の藤崎には3連覇がかかっている。だが発表のあった通り、体調を崩し決勝に間に合うのか…ただただそれが心配でならない。いち早く戦いの舞台に戻り、そして5人でのぶつかり合いを見たいと思うのは私だけではないだろう。

第16期プロクイーン二次予選レポート 楠原 遊

第16期プロクイーン二次予選レポート
楠原遊

昨日の暑さから一転、夜の間にピークを過ぎた台風のニュースとともにその日は始まった。
前日の一次予選を勝ち上がった32名と、シード選手28名の合わせて60名が巣鴨本部道場に揃い、定刻どおり、第16期プロクイーン決定戦・二次予選の戦いの幕が上がる。

本日からの参加者(シード)は以下の通り(以下全て敬称略)

 

日本プロ麻雀連盟
二階堂亜樹
黒沢咲
和久津晶
安田麻里菜
童瞳
優木美智
吾妻さおり
王政芳
高田麻衣子
青山めぐみ
高橋侑希
古谷知美
優月みか
内田美乃里
石田亜沙己

 

最高位戦日本プロ麻雀協会
石井あや
茅森早香
西嶋千春
根本佳織
大平亜季
日向藍子

 

日本プロ麻雀協会
崎見百合
佐月麻理子
朝倉ゆかり
蔵美里
愛内よしえ

 

麻将連合
稲毛千佳子
草場とも子

(団体名は参加人数順)

 

歴代プロクイーンに、各団体タイトルホルダーや上位リーグ所属者、そして昨年度のベスト16進出者とそうそうたるメンバーである。
この日を勝ち上がれば、次戦は放送対局であるベスト16。
いやがおうにも各選手力が入る。

システムは前日に行われた一次予選とほぼ同じ。

まず参加者全員で各回メンバーを入れ替え4半荘を戦う。そこからトータルポイント下位者が20名、5回戦は8名が敗退。
最終6回戦はポイント持ち越しのまま32名で行い、準々決勝へ進む11の椅子を争う。
勝ち上がり確率約18%、一次予選以上に厳しい戦いとなる。

ルールは日本プロ麻雀連盟WRCルール。
一発・裏ドラ・カンドラあり
三万点持ち三万点返し
順位点がトップから+15・+5・▲5・▲15
30符4翻は切り上げ満貫で12,000・8,000
途中流局・喰い替えなし
 
5回戦を終え、次が最終戦。ここまで勝ち残った選手を紹介していこう。

 
 

1卓 古谷+30.0P・手塚+30.7P・浅見+136.6P・鳥井▲2.3P(起家から並び)

 
100
 

ここまでトータルポイントトップの浅見と、それぞれ条件の必要な3者。
特に鳥井は大きなトップがほしいところ。

東1局、親の古谷の3巡目リーチ。

六万七万七万八万九万九万九万五索六索七索五筒六筒七筒  リーチ  ドラ五万

いきなりの大勝負手。巡目もあり決まるかと思われたがここは鳥井があっさりとかわす。

そして大きなポイント変動もなくむかえたオーラス1本場。
現状3着目の古谷にまたしても勝負手。

八万八万一索三索三索二筒二筒東東南南中中  ドラ三索

供託もありツモればトップのリーチを打つが、山にあった一索は他家と王牌の中に。
昨年度のリベンジを果たすことなくここで敗退となった。

 
 

2卓 鳥越+33.1P・北野+113.3P・根本+27.9P・小宮山▲1.1P

 
100
 

こちらも圧倒的ポイントを持った北野と、トップが必須条件の3名の卓。
北野以外が激しくアガリに向かう展開となる。それを制したのは永世女流最高位の称号を持つ根本佳織。東1局からアガリ倒し、大きなトップでベスト16進出を決める。

 
 

3卓 優月+26.5P・草場+1.5P・中山+46.3P・大平+94.1P

 
100
 

六万六万八万八万一索一索五索二筒二筒七筒七筒白白  リーチ  ツモ五索  ドラ五索

昨年度ベスト16で敗退しリベンジを誓う優月が、親番が終わった4着目から七対子ドラドラをツモり追い上げの体勢を作るも、卓内トップの大平の冷静なゲーム回しで危なげなく勝ち上がり。

 
 

4卓 黒沢+71.9P・河野+24.9P・青山+2.1P・内山+49.6P

 
100
 

ここはプロ連盟所属選手のみの卓。
河野まやは九州本部から唯一の勝ち上がり。敗退していった仲間たちのためにも勝ちたい戦いだったが、卓内2着目の内山がアガリ倒す。
先手も後手も、安い手も高い手も、とにかくツモりアガリ黒沢をまくって通過を決める。

 
 

5卓 茅森+44.0P・北條+2.4P・岡田+21.3P+・崎見+69.4P

 
100
 

所属団体の違う4名の争いとなった卓。
麻将連合の岡田桂は前日の一次予選で1位通過した注目選手だったが、ポイントを持つ茅森・崎見のゲーム廻しになかなか追いつけない。
試合巧者の2人がしっかりと半荘をコントロールし、そろって勝ち上がりを決めた。

 
 

6卓 日向+68.3P・桜川+20.7P・武石+55.6P・久保田+5.7P

 
100
 

オーラス、制限時間により最終局
2着目まで追い上げた最高位戦の久保田絢香が親リーチ。

七万八万九万一索三索七索八索九索一筒一筒七筒八筒九筒  ドラ三筒

この手をアガると勝ち上がりの大きな勝負手となったが無念の流局。勝ち上がりを決めたのは日向・武石の2名となった。

 
 

7卓 吾妻+16.7P・安田+68.0P・石井+8.0P・池田+56.2P

 
100
 

南3局1本場
各者の持ち点は吾妻49,400・安田42,200・石井17,000・池田11,400。
親の石井のリーチに池田が追いかけ、吾妻もテンパイ。トータルトップ目の安田はじっと我慢。3名のぶつかり合いとなったがここは石井のツモアガリで1,000は1,100オール。ここからの連荘に懸けたい石井だったが、時間制限の壁に泣く。勝ち上がりは安田1名。

 
 

8卓 足木+16.2P・麻宮+14.9P・水口+67.6P・天音+63.0P

 
100
 

もっとも卓内のプラスマイナスが少ない卓。上位2人と下位2人の攻防が気になるところ。

東4局、この半荘現在4着目の水口のリーチ、これを2着目の天音が追い掛ける。

五万六万七万五索五索七索八索九索二筒三筒四筒六筒七筒  ドラ五索

先行リーチの現物となった待ちだったがここは強く攻め返し4,000オールを引きアガリ、そのまま勝ち上がりを決めた。

こうしてプロクイーン二次予選すべての対局が終了した。

ベスト16日程と組み合わせは以下の通り。

ベスト16A卓
魚谷侑未(昨年度決勝進出)vs天音まことvs崎見百合vs日向藍子
8月31日(金) 17:00~

ベスト16B卓
山脇千文美(昨年度決勝進出)vs浅見真紀vs北野由美vs根本佳織
9月7日(金) 17:00~

ベスト16C卓
宮内こずえ(昨年度決勝進出)vs大平亜季vs武石絵里vs水口美香
9月14日(金) 17:00~

ベスト16D卓
清水香織(昨年度決勝進出)vs仲田加南(現女流桜花)vs安田麻里菜vs内山えみ
9月21日(金) 17:00~

ここから決勝戦まで、すべて日本プロ麻雀連盟チャンネルでの生放送となる。

日本プロ麻雀連盟チャンネル
ニコニコ
FRESH

ベスト16・ベスト8、あと2回勝ち上がると現プロクイーン西嶋ゆかりの待つ決勝卓。
負けられない戦いのあとはさらに負けたくない卓が続いてゆく。
16期女王のティアラを戴冠するのは、一体誰になるのか。目が離せない。

第139回:中級講座『トップ狙うべからず。』 浦田 豊人

皆さん、こんにちは。
日本プロ麻雀連盟北陸支部の浦田と申します。
今回より中級講座を担当させて頂く事となりました。宜しくお願い申し上げます。

はじめに簡単に自己紹介をさせて頂きます。
プロ合格は第8期生(現在:七段)、連盟内でももうかなり古株に位置付けされて来ております。
この間も新人プロから、
「もう四半世紀が過ぎてますね~。」
と言われてしまいました。
同期にともたけプロがいらっしゃいます。
過去の栄光として、
第6期新人王獲得(1991年) 、そして鳳凰戦A1リーグにもひっそりと3年間(2000年~2002年)在籍しておりました。
現在は北陸支部長として、地元北陸を中心に活動しており、最近では昨年の北陸プロアマリーグで優勝しました。

さて本題。
この講座は「連盟公式ルール」に的を絞って書いてみたいなと思っております。
そんな公式ルールにおいて勝率を上げるために、麻雀の王道をたくさん書きます!
と言いたいところなのですが、実はこの講座は邪道がいっぱい?のお話です。
邪道でもいい、とにかく何とかして勝ち抜いていこう!と泥臭く闘う方にオススメします。

24歳で鳳凰戦に飛び込んだ私。
謙遜ではなく、間違いなくリーグ戦内で一番下手くそだという事を自覚するのに、それほど時間はかかりませんでした。
「このまま真っ正面にぶつかっていっても玉砕する。」
「他の上手な人、強い人に惑わされず、自分の良さを生かすにはどうすれば良いか!?」
必死に考えてたどり着いた結論が、この邪道戦法その一。

「トップ狙うべからず。」

いきなり何言い出すんだ~!?
と思われる方もいらっしゃるかもしれません。
ただその当時の私は本気も本気、大真面目にこの戦法に必死に、そして徹底的に取り組んでいたのである。
下の表を見て下さい。

●順位点(1P=1000点換算)
1人浮きの場合
1位+12P、2位▲1P、3位▲3P、4位▲8P

2人浮きの場合
1位+8P、2位+4P、3位▲4P、4位▲8P

3人浮きの場合
1位+8P、2位+3P、3位+1P、4位▲12P

お馴染み連盟公式ルールにおける順位点であります。
この順位点の特徴として「順位に対して順位点の差が少ない。」という事に気付かれると思います。
つまりトップを無理に狙う必要はない、「素点が大事」と理解する事が出来ます。
しかしながら公式ルールに取り組み始めた人はどうしてもトップに執着してしまいがちです。
確かにトップを目指す事は麻雀の王道であり、上級者ほど自ずと本能的にそう打ってきちんと結果も出しているのは間違いありません。
私が思うにトップを狙いたくなる一番の理由は、皆さんが麻雀を始めた時、おそらく多くの人は順位点以外に「オカ」という+20Pのトップポイントが付くルールで覚えられたからではないでしょうか?
確かに公式ルールの順位点と比較すると、オカの+20Pはとても大きいですからね。
なのでその後に公式ルールに取り組むと、どうしても無意識にトップを目指してしまうのかもしれません。

例を1つあげてみましょう。

オーラス
東家 +3.0P
南家(自分) +0.9P
西家 ▲1.0P
北家 ▲2.9P

南家の私は2着目で、トップの親とは2.1P差。なのでピンフツモの400・700でもトップが届く。
そんなところに西家へ下記の放銃。

一万二万三万四索五索六索五筒六筒六筒七筒八筒北北  ロン七筒  ドラ中

点数はピンフのみ1,000点です。
ただこれにより私は原点の30,000点を僅かに割り込み、▲0.1Pの3着で終了。
結果はこうなりました。

+4.9P(順位点込み) ️▲4.1P(順位点込み)
たった1,000点の振り込みが結果9,000点も違う結末となってしまいました。
逆にアガッた西家は
▲5.0P(順位点込み) ️+4.0P(順位点込み)と、結果価千金の1,000点のアガリと言えましょう。
ここに公式ルールの勝つコツが見栄隠れします。
トップ狙いは麻雀の王道で大切な事であります。
しかしそれよりも

「30,000点(原点)を死守する。」

これこそ、公式ルールにおいて長いリーグ戦で勝ち抜くための最も大事なことだと私は感じずにはいられませんでした。

公式ルールはコツコツと浮きを重ねていくもの。
なにしろ浮きさえすれば確実にポイントは増えるシステムなのです。
そのためにはトップは取りこぼしても「浮き」は1つでも取りこぼすわけには行かない。
トップを捨てた以上、1半荘でさえ沈む回は認めてはいけない。

この事を愚直に実践し続けた私は、結果として鳳凰戦において一度も降級する事なく、A1リーグまで駆け上がる事が出来たのです。

それでは
「30,000点(原点)を死守する。」
ために、具体的にどう打てば良いのでしょう?

一番強固に実行する場面は…?
そう「オーラス」です。
いくらトップを狙うなといっても、東1局からそこまで意識するわけではなく、道中原点や並びを少しずつ意識するものの、やはり最も重要な場面はオーラスです。
オーラス終了での結果が当たり前ですが、そのまま結末として確定し、得点表に掲載されます。
南3局までとは訳が違う、オーラスは至極特別の局となります。
こここそが命懸けに原点を、並びを死守する大事な主張の場となります。

それでは例題を幾つかあげてみましょう。

【 例題① 】
南四局 ドラT
東家 +8.9P
南家(自分) +7.9P
西家 ▲2.0P
北家 ▲14.8P

2着目ながら微差のアガリトップ
10巡目、沈んでいる三着目の西家からリーチが入る。

西八筒 上向き九索 上向き七索 上向き六万 上向き三筒 上向き
中西二筒 左向き

前巡すでにテンパイしていた私だが、

八万八万一索二索三索五索六索七索六筒七筒中中中  ツモ一筒  ドラ東

押すか?引くか?
ここでの私の答えは「引く」です。

先にテンパイしているのに?
トップはもうすぐそこなのに?
7700打っても原点確保出来るのに?
リーチの捨て牌にアガリ牌の八筒があるのに?
1枚くらい勝負しないのは弱気過ぎるのでは?

確かに勝負したい条件は満載です。
オリて先にアガリ牌の五筒八筒が出てしまえば、それこそ目を覆いたくなります。
しかしながらドラ東が1枚も顔を見せないこの局、西家リーチには「リーチドラ3」を警戒する必要があります。
三筒二筒の間に安全牌の西や生牌の中が先に切られているのも目一杯感があり、ドラ2以上の可能性がうかがえます。
そしてリーチと来た以上、役無しの可能性も高く、7,700より8,000を警戒すべきであります。
(8,000振り込むと沈んでしまいます。)
勿論オーラスでなければ勝負ですが…。
しかし何度も言いますが、オーラスだけは特別な局なのです。
なので、私は中を捨て牌に3枚並べていきます。
全く楽しくありませんが、命懸けで打つという意味はこういう事なのです。

次はどうでしょう?

【 例題② 】
南四局 ドラT
東家 +8.0P
南家(自分) +2.0P
西家 ▲2.0P
北家 ▲8.0P

先程と同じく2着目ですが、今度はトップとは6,000点差で、浮きは僅か2,000点の状況。
10巡目、今度も沈んでいる3着目の西家からリーチが入る。

西八筒 上向き九索 上向き七索 上向き六万 上向き四索 上向き
西中二筒 左向き

そして今回も前巡テンパイしていた私だが、

一万二万二万三万三万四万七万八万三索四索五索五筒五筒  ツモ一筒  ドラ東

これは押すか?引くか?
今回は+2.0Pで、跳満ツモや1人ノーテンだと沈んでしまうので、30,000点死守理論から言えばここは押しでしょうか?
しかも受けるにしても安全牌が非常に少なく、先程みたいに並べられる中も無く、安全牌が41枚しかないので、ここは「攻撃は最大の防御」とすべく勝負の方が良いでしょうか?

いえ、ここでの私はやはり「引き」です。
トップ目が東家である事からも、この1局で終わる可能性もあり、そうであれば満貫ツモでもギリギリ浮く持ち点+2.0Pは、30,000点死守理論からいけば引く選択になります。
(3人ノーテンは沈んでしまいますが、その時は親もテンパイという事になので終局にはなりません。)
確かに跳満をツモられると沈んでしまいますが、公式ルールにおいて跳満ツモの確率はそんなに高くないと思うようにして、その時は仕方なく観念するようにしております。

ちなみにこの手で一番してはいけない事は、何とか粘ろうとして中スジの雀頭の五筒を切る事です。
雀頭落としで回るというのは一見上手い打ち回しに見えますが、カン五筒待ちは十分考えられ、これで打ち込めば最も中途半端な放銃となり、今日一日の致命傷になりかねません。

なので、ここはたった1枚の安全牌四索を切って、次巡以降も通る牌を必死に探しに探し、全力でオリに徹します。
安全牌がないから勝負する、という発想は、命懸けで30,000点死守するという意味から私の選択には絶対ありえません。
「防御こそが最大の防御」なのです。

原点死守のためとはいえ、そこまで受けに回らなければならないの?
そんなにオリてばかりで本当に勝てるの?
といった声が聞こえてきそうですが、勿論オリてばかりで勝ちきれるわけではなく、状況に応じて勝負は必須です。
逆にオーラス時点でマイナスの場合は浮きに回るために、泥臭く攻めに攻めて攻めだるまと化かなければなりません。

【 例題③ 】
南四局 ドラ東
東家 +6.0P
南家(自分) ▲0.1P
西家 ▲7.9P
北家 +2.0P

ラス目の西家からリーチ。

九筒 上向き一万 上向き八万 上向き一索 上向き三索 上向き北
四万 上向き九索 上向き二万 上向き六筒 左向き

そして私もテンパイ。

九万九万九万二索二索二索四索六索八索八索四筒五筒六筒

役無しのカン五索で頑張っていましたが、ここからツモがドラの東
どうするか?

ここは勝負の一手です。
中途半端に回る事をせず、歯を食いしばって切り飛ばすのみです。
ヤミテンで押し続けるのみです。
理由は簡単です。30,000点到達のためです。
そのためには危険と知りつつ、読みを入れながらも打ち抜くしかありません。
その結果、ラスに転落してもやむ無しとします。
ここで行かなければ例題①や②で引いた事に矛盾してしまいます…。
執念で30,000点を果たしましょう!

今回邪道戦法を推し進めてしまったかもしれませんが、邪道の中にも公式ルールでのコツ(ポイントの伸ばし方)があるのではないかと思います。

公式ルールを始められた方、また長年経験している人で最近スランプに陥っている方は、一度チャレンジしてみてはどうでしょうか?

「トップ狙うべからず」
「30,000点(原点)に命懸け」

邪道戦法は次回も続きます。
お楽しみに~。

第14期静岡プロリーグ 第4節レポート

7月…
「暑い」というワードを1日1回は言っている(笑)
その暑さより熱い闘いが静岡で行われた。気になるのはやはり、上位陣の成績!!
では各卓の結果を見てみよう。

1卓
藤島健二郎 × 原佑典 × 蓮沼友樹 × 渡辺洋巳

この卓の注目は3位の好位置につけている藤島を止めることが出来るか。
基本雀力が高い藤島だけにポイントを持てば持つほど戦い方に幅ができ、ますます有利に試合を運ぶであろう。
原・蓮沼・渡辺としては一矢報いておきたいところである。

結果は
藤島+87.6P 蓮沼+8.0P 渡辺▲33.7P 原▲62.9P

藤島が7万点オーバーの3回戦を含むトップ2回・2着2回で大きくポイントを伸ばし首位に躍り出た。
蓮沼もなんとかプラスで終え、4節連続プラスで8位につけた。

2卓
鈴木秀幸 × 鷲見隼人 × 平野敬悟 × 平岡理恵 × 太田昌樹

奇しくも第13回静岡プロリーグ決勝戦のメンバーが揃い、そこに実力のある太田が加わった形となったこの対戦。
平野と鷲見は何とかここまでのマイナスを減らし後半戦に望みを繋ぎたいところ。

結果は
鈴木秀+35.9P 太田+16.1P 平岡+10.0P 鷲見+7.1P 平野▲69.1P

鈴木秀・太田共に抜群の安定感を発揮して、危なげなくポイントを伸ばした。
平野は、バランスが少し悪いようにも見えたが、彼のことだからすぐに調整してくるだろう。

3卓
望月雅継 × 足立純哉 × 中野妙子 × 高木翔太 × 佐藤あいり

4位につけている足立にとって、この節は1つの大きな山場になると思い密かに注目していた。
望月に勝ってポイントを伸ばせば大きな自信にもなる。

結果は
足立+26.3P 望月+22.1P 佐藤+2.5P 中野▲16.0P 高木▲34.9P

足立にとっては十分と言える結果であろう。
これで順位を1つあげて3位になった。
望月も9位に浮上!
上位陣もうかうかしていられなくなったはずである。

4卓
中寿文 × 山本拓哉 × 土屋幸弘 × 越川清一

ポイント中位者4名が揃い、激しいぶつかり合いが予想されるこの対戦。
山本にとっては少しやりにくそうな相手にも見えるが果たしてどうなったか。

結果は
山本+42.1P 土屋▲0.5P 中▲14.7P 越川▲26.9P

山本はこれで5位に浮上し、決勝戦進出ボーダーに大きく近づいた。
ポイントを持ってからの戦い方に長けているだけに今後の試合運びに注目したい。

5卓
鈴木郁孝 × 都築友和 × 杉村泰治 × 加来千香子

暫定首位の鈴木郁が今節も暴れるのか!?
それとも、それに待ったをかける者が現れるのか!?

結果は
都築+44.0P 杉村+8.4P 鈴木郁▲7.4P 加来▲65.0P

鈴木郁の快進撃を止めたのは都築!
3節までのうっぷんを晴らすかのような暴れっぷりを見せ、この対戦の勝ち頭となった。

6卓
川崎義之 × 大橋幸正 × 京平遥 × 鈴木涼太 × 青嶋宏樹

2位につける新人の青嶋。
先輩として簡単に走らせるわけにはいかない川崎と京平。

結果は
京平+44.2P 大橋+16.9P 川崎+0.9P 青嶋▲29.8P 鈴木涼▲33.2P

京平はこれで、6位まで浮上した。
青嶋としては痛いマイナスとなったが、1回戦で大きなラスを引いてしまうも、この程度のマイナスに抑えられたのは正直大きいと思う。

4節終了時の上位陣のポイント
首位 藤島 +194.3P
2位 鈴木郁 +151.1P
3位 足立 +130.8P
4位 青嶋 +97.5P
5位 山本 +92.2P

藤島強し!の声があちこちから聞こえてきそうである。
鳳凰戦も好調を維持しこのままA2リーグに上がって欲しいと切に願う。
※8月4日プロリーグBⅠリーグ最終節が行われ、藤島プロは見事AⅡリーグへ昇級しました。

そして2位になってしまったものの依然として腕の振れている鈴木郁。決勝戦進出への期待感が高まってきた。

ますます目が離せなくなってきた決勝戦進出争い!!
次節も熱い闘いに期待しよう!

順位 名前 1節 2節 3節 4節 5節 6節 7節 8節 9節 10節 合計
1 藤島健二郎 36.0 62.5 8.2 87.6             194.3
2 鈴木郁孝 108.1 9.5 40.9 ▲ 7.4             151.1
3 足立純哉 25.5 90.8 ▲ 11.8 26.3             130.8
4 望月雅継 51.9 63.9 ▲ 28.2 22.1             109.7
5 青嶋宏樹 58.5 17.2 51.6 ▲ 29.8             97.5
6 山本拓哉 18.1 5.6 26.4 42.1             92.2
7 京平遥 22.8 ▲ 5.8 14.8 44.2             76.0
8 大橋幸正 24.9 ▲ 13.9 47.5 16.9             75.4
9 川崎義之 20.2 37.4   0.9             58.5
10 蓮沼友樹 29.8 15.4 2.8 8.0             56.0
11 平岡理恵 60.0 ▲ 11.0 ▲ 14.0 10.0             45.0
12 太田昌樹 5.6 ▲ 4.8 27.1 16.1             44.0
13 鈴木秀幸 65.6 ▲ 40.9 ▲ 17.7 35.9             42.9
14 杉村泰治 ▲ 94.0 43.6 59.2 8.4             17.2
15 中寿文 28.1 15.3 ▲ 23.2 ▲ 14.7             5.5
16 土屋幸弘 ▲ 26.0 ▲ 20.0 27.6 ▲ 0.5             ▲ 18.9
17 越川清一 32.1 16.0 ▲ 51.3 ▲ 26.9             ▲ 30.1
18 都築友和 ▲ 52.7 ▲ 16.1 ▲ 8.8 44.0             ▲ 33.6
19 鷲見隼人 ▲ 42.1 ▲ 34.8   7.1             ▲ 69.8
20 渡辺洋巳 ▲ 8.3 6.6 ▲ 36.9 ▲ 33.7             ▲ 72.3
21 佐藤あいり ▲ 17.0 ▲ 59.1 ▲ 4.6 2.5             ▲ 78.2
22 原佑典 ▲ 70.9   29.0 ▲ 62.9             ▲ 104.8
23 加来千香子 ▲ 17.5 ▲ 23.2   ▲ 65.0             ▲ 105.7
24 高木翔太 ▲ 70.3   ▲ 22.1 ▲ 34.9             ▲ 127.3
25 中野妙子 ▲ 71.1 ▲ 44.9 ▲ 18.6 ▲ 16.0             ▲ 150.6
26 鈴木涼太 ▲ 39.6 ▲ 64.4 ▲ 24.0 ▲ 33.2             ▲ 161.2
27 平野敬悟 ▲ 23.8   ▲ 75.9 ▲ 69.1             ▲ 168.8

第31回静岡リーグ(プロアマ混合)第4節レポート

夏、真っ只中である。
東京はもちろん、静岡リーグが行われる浜松も漏れなく暑さの極みを迎えている。

対局会場は1階と2階に分けられており、行き来する際は外にある階段を上り下りするわけだが、この数秒の間に暑さとの戦いが待っている。
今節も多くの参加者が「暑い、暑い」と言いながらも足早に移動する姿を何度も見かけた。

会場内は冷房が効いているはずなのに、どこか熱気に包まれている。
それもそのはず。
今回の静岡リーグには50名以上の参加者が集い、その1人1人が牌と真剣に向き合っているからである。
会場全体が麻雀打ちで埋まる光景は、自分からしてみたら”絶景”の一言。
こんなにも沢山の麻雀ファンが一同に集まっている。
その道に携わる者として、これ以上の喜びを感じる瞬間はあまりないのではないだろうか。

第4節。
いよいよ、フィナーレが近づいてきた。
決勝のステージを見据える上で大事な一戦となる、この第4節。
中位につけている者は大きく勝って差を詰めたいところであり、上位陣はしっかりとポイントを上積みして早々に決勝の椅子を確定させたいであろう。

今回の静岡リーグ絶好調の太田は、決勝進出が濃厚となるプラスを叩き出した。ただ1人、200ポイントの大台に乗せることに成功し、最終節を前にしてほぼ間違いなく安泰といっていいだろう。

今節はプロの躍進が目立った。
山本・平野・杉村・藤島と、その地力を遺憾なく発揮し、決勝を狙える位置につけた。
そんな中、前回のレポートで「気になる存在」と述べた人物を覚えているだろうか?
静岡支部長・望月雅継である。
ここに来て大きく加点をし、決勝まであと一歩のところまで差を詰めてきた。このまま突き進むのかどうか注目したい。

最終節は言わずもがな大激戦となる。
太田は当確としても、残りの椅子をもぎ取るのは最後の最後までわからない。
一般参加勢も黙ってはいない。
戦い切り、自らの手で勝利を掴んで頂きたい。

静岡の夏はまだまだ続く。

順位 名前 プロ/一般 1節 2節 3節 4節 5節 合計
1 太田 昌樹 プロ 53.1 81.7 12.8 80.2   227.8
2 深見 翔 一般 29.5 18.7 36.3 82.2   166.7
3 堀 孔明 一般 77.5 14.1 49.0 12.5   153.1
4 山本 拓哉 プロ 53.7 48.7 10.6 34.4   147.4
5 平野 敬悟 プロ 22.9 57.3 31.4 35.1   146.7
6 藤井 太郎 一般 61.8 17.2 45.5 21.6   146.1
7 杉村 泰治 プロ ▲ 27.8 47.0 47.3 67.6   134.1
8 望月 雅継 プロ 27.6 1.2 17.7 77.6   124.1
9 藤島 健二郎 プロ ▲ 2.2 41.1 44.5 35.2   118.6
10 青嶋 宏樹 プロ 32.5 59.0 25.1 ▲ 2.2   114.4
11 岡本 茂 一般 11.0 ▲ 12.0 64.2 31.6   94.8
12 村瀬 光佳 一般 54.3 45.8 ▲ 61.2 55.8   94.7
13 伊藤 真 一般 0.0 56.6 ▲ 33.8 64.3   87.1
14 鈴木 秀幸 プロ ▲ 22.8 26.2 30.6 51.5   85.5
15 中野 妙子 プロ 68.5 2.3 ▲ 8.5 16.1   78.4
16 宮地 孝尚 一般 34.2 ▲ 5.3 22.0 18.3   69.2
17 髙橋 孝基 一般 35.0 12.5 12.1 6.0   65.6
18 足立 純哉 プロ 31.0 ▲ 36.8 81.9 ▲ 15.3   60.8
19 島﨑 涼 プロ 20.7 37.9 0.0 0.0   58.6
20 松永 誠 一般 13.0 32.6 ▲ 0.7 ▲ 2.0   42.9
21 大口 伸也 一般 ▲ 19.0 41.5 8.7 9.5   40.7
22 鈴木 郁孝 プロ ▲ 26.4 38.0 1.1 20.3   33.0
23 本田 真之 一般 15.5 27.3 ▲ 32.5 14.3   24.6
24 平田 拓也 一般 ▲ 0.3 ▲ 0.9 11.9 11.6   22.3
25 鈴木 涼太 プロ 9.8 15.9 ▲ 39.5 32.3   18.5
26 中野 一男 一般 ▲ 4.5 ▲ 23.0 ▲ 52.0 92.3   12.8
27 都築 友和 プロ ▲ 7.2 40.6 ▲ 1.5 ▲ 26.3   5.6
28 牧野 光治 一般 ▲ 12.7 ▲ 23.0 23.6 10.5   ▲ 1.6
29 鷲見 隼人 プロ 7.9 ▲ 9.3 ▲ 5.9 2.1   ▲ 5.2
30 川崎 義之 プロ ▲ 15.3 21.7 ▲ 7.8 ▲ 15.3   ▲ 16.7
31 大橋 義一 一般 10.2 ▲ 42.5 10.7 ▲ 0.4   ▲ 22.0
32 袴田 一郎 一般 ▲ 13.9 ▲ 31.6 31.9 ▲ 24.8   ▲ 38.4
33 大橋 幸正 プロ 38.8 ▲ 11.9 ▲ 34.9 ▲ 33.5   ▲ 41.5
34 斉藤 隆 一般 ▲ 35.8 96.1 ▲ 42.3 ▲ 60.0   ▲ 42.0
35 大谷 数則 一般 ▲ 26.3 ▲ 25.5 5.7 0.0   ▲ 46.1
36 松清 一樹 一般 ▲ 7.4 ▲ 2.7 ▲ 33.7 ▲ 11.1   ▲ 54.9
37 白井 健夫 一般 ▲ 40.8 34.0 ▲ 35.0 ▲ 16.8   ▲ 58.6
38 坂本 彰光 一般 ▲ 39.7 ▲ 23.8 56.4 ▲ 53.3   ▲ 60.4
39 江島 直穀 一般 ▲ 21.7 ▲ 40.0 ▲ 7.2 5.1   ▲ 63.8
40 源馬 健太 一般 ▲ 2.8 0.0 ▲ 59.9 ▲ 10.9   ▲ 73.6
41 平岡 理恵 プロ 21.6 ▲ 62.7 26.7 ▲ 60.0   ▲ 74.4
42 京平 遥 プロ ▲ 36.2 ▲ 6.0 ▲ 18.3 ▲ 15.0   ▲ 75.5
43 山内 紀博 一般 ▲ 11.1 ▲ 41.5 ▲ 2.4 ▲ 24.0   ▲ 79.0
44 高木 翔太 プロ ▲ 85.8 18.3 ▲ 4.1 ▲ 12.5   ▲ 84.1
45 鈴木 雅人 一般 ▲ 59.9 ▲ 5.5 11.1 ▲ 34.9   ▲ 89.2
46 影山 恒太 一般 ▲ 24.6 10.1 ▲ 8.3 ▲ 70.5   ▲ 93.3
47 土屋 幸弘 プロ ▲ 30.7 ▲ 46.1 ▲ 34.8 18.2   ▲ 93.4
48 原 佑典 プロ ▲ 1.4 0.0 ▲ 18.3 ▲ 76.6   ▲ 96.3
49 中 寿文 プロ ▲ 75.0 ▲ 55.4 66.2 ▲ 42.3   ▲ 106.5
50 八木 寛大 一般 ▲ 65.1 ▲ 46.1 9.7 ▲ 11.2   ▲ 112.7
51 福井 弘人 一般 ▲ 98.2 ▲ 29.7 ▲ 5.4 10.6   ▲ 122.7
52 北島 武弘 一般 14.5 ▲ 40.6 ▲ 50.5 ▲ 47.4   ▲ 124.0
53 鈴木 康功 一般 20.7 ▲ 5.5 ▲ 104.8 ▲ 37.3   ▲ 126.9
54 伊藤 裕美子 一般 26.2 ▲ 71.6 ▲ 5.1 ▲ 109.1   ▲ 159.6
55 渡辺 洋巳 プロ ▲ 106.8 ▲ 29.5 ▲ 18.5 ▲ 35.3   ▲ 190.1

映画「ノーマーク爆牌党」 追加キャスト発表!

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空前の麻雀ブーム到来!“大本命漫画”がついに実写映画化!

「ぎゅわんぶらあ自己中心派」「スーパーヅガン」で知られる片山まさゆき氏が、1989~1997 年に連載した代表作「ノーマーク爆牌党」の実写映画化が決定し、石田明(NON STYLE)と矢本悠馬が W 主演を務める。
長澤茉里奈&高崎翔太&モロ師岡ら追加キャスト発表!コメント到着!

石田が演じるのは、「爆牌」と自ら名付けた相手の手牌を読み切り、余り牌を狙うという天才的な打牌を武器にする爆岡弾十郎(ばくおか・だんじゅうろう)。そして、矢本が演じるのは、「爆守備」と呼ばれる堅い打ち筋で麻雀を打つ鉄壁保(てっぺき・たもつ)。原作キャラクターを再現した“なりきりぶり”に注目が集まる。
映画は、「爆牌」を武器とし絶対王者に君臨する天才雀士・爆岡弾十郎に、徹底した守備力「爆守備」を武器とする平凡な雀士・鉄壁保が挑んで行く姿を描く。
2016 年連載中の人気漫画「咲-Saki-」が、浜辺美波を主演に迎え、実写ドラマ・映画化。その続編のドラマ版が 2017 年放送、映画版が 2018 年公開。また、2018 年秋からは「アカギ ~闇に降り立った天才~」や、「賭博堕天録カイジ」「銀と金」など数多くのヒット作を生み出した福本伸行の原作「天 天和通りの快男児」が TX 系でドラマ放送開始。そして、2018 年秋、麻
雀漫画の金字塔「ノーマーク爆牌党」の公開が決定し、空前の麻雀ブーム到来に期待が高まる!「ノーマーク爆牌党」は今秋公開。

 

<石田明(NON STYLE) コメント>(いしだあきら:爆岡弾十郎 役)
麻雀好きの父がいて、初めて、父に何か教えてもらったといえば麻雀でした(笑)。父が一番喜んでいましたよ。「お!麻雀の映画に出るんか!」って(笑)。演じる爆岡弾十郎は、麻雀最強の役柄ですが僕は、どちらかというと、生き方も麻雀の打ち方もライバルの鉄壁保タイプなので、爆岡を演じるには、少し背伸びをしないとと思いました。でも、よくよく考えてみると爆岡の自分の弱さを隠すために強気に出るのか、隠すために守りに入るのか、どっちに出るのか、そこが面白いなと。実際僕らも漫才をやっていて、ここ攻めた方がええなと思うときはあります。爆岡のように研究を重ねていますが、あえてしてないフリをしたりとか(笑)。爆岡との共通点はあったと思います。
爆岡のキャラもストーリーもしっかりしているので、そのノイズになるようなことだけはしたくないので、しっかり麻雀の腕を磨いて臨みたいと思います。

 

<矢本悠馬 コメント>(やもとゆうま:鉄壁保 役)
自分は、麻雀をしたことも見たこともなくて、本作をきっかけに麻雀に出会いました。今は、麻雀のルールや専門用語、そして演じるには欠かせない牌の手つきでいっぱいいっぱいで不安が大きいです。不安という意味では役柄の鉄壁保とは少し親しみを感じます。
本作は、大学生の鉄壁が麻雀と人生に向きあう、若者の岐路を描いています。麻雀に興味ある方は、もちろん!そして原作ファンも、もちろん!麻雀に興味ない方、人生の壁にぶつかってる方へ、何かきっかけを掴んで頂ければ幸いです。

 

<長澤茉里奈 コメント>(ながさわまりな:九蓮宝燈美 役)
出演が決まった時はほんとに驚きました。
長年愛され続けているこの作品に自分が出れるなんて、、、しかも私が宝燈美ちゃん、、、、!?!プレッシャーのかたまりでした。でも富澤監督はじめ、スタッフの皆さん、共演者の皆さんと作品を作っていくことで少しずつプレッシャーが楽しさに変わっていって撮影していくたびにこの作品がもっと大好きになりました。
私自身麻雀がとっても大好きで、いつも雀荘で仲間と麻雀をするのが大好きなので、宝燈美ちゃんとの共通点かなあ~。(打ち方は爆守備です)笑
麻雀好きな方はもちろん、人生ってなんだろうって悩んでる方、上手くいかない世の中だなこんにゃろって、この世界に不満を持ってる方も、この映画を見たらきっとスッキリするし人生頑張ろって思える作品だと思います。

 

<高崎翔太 コメント>(たかさきしょうた:当大介 役)
麻雀漫画の金字塔と呼ばれる作品。出演出来ることを嬉しく思います。その作品の中の当大介。イケイケの麻雀を打ちます。真っ直ぐでちょいおばか、だけど憎めない。そんなキャラクターです。しかし、誰よりも揺るぎなく No.1 をめざすキャラクター。画面の中を少し賑やかにできればなと。初の麻雀映画ですが、楽しみつつ盤面に向き合いたいと思います。

 

<モロ師岡 コメント>(もろもろおか:万利休 役)
昔は、麻雀と言うと、煙草の煙が朦々とする中、朝までやる不健康なイメージでしたが、今は、女性プロ雀士もいて、雀荘も禁煙で学生がジュースを飲みながらやってたり昔とは随分イメージが違います。この映画を観て、麻雀のテクニックや楽しさをもっと沢山の人に知って貰い、世界的に麻雀ブームになって欲しいです。私が演じる麻雀界の最高顧問万利休も、ユニークなキャラクターで、NON STYLE の石田君が演じる爆岡との絡みも緊張感のある面白いシーンになっています。是非、多くの人に観て頂き麻雀ブームを興して映画も大ヒットして欲しいです!

 

<富澤昭文 コメント>(監督)
安心や安定、備えやリスク回避という言葉が飛び交う現代で、「攻め」の生き方を貫く男と「守り」の生き方を貫く男。真逆の信条を持つ二人の人物を中心にしてこの映画は進みます。人生の困難に直面した時、言い訳や逃げ道を残し格好をつけてその場を立ち去るのか、退路を断ち無様でも必死にそれに立ち向かうのか。生き方や人生観が出るのが麻雀だと思います。生きていく上での理想と現実、さらには現代社会を、小さな麻雀卓の上で描くことが出来たなら面白い映画になるのではないか。そんな思いを胸に恐れ多くもこの名作漫画の映画化に取り組んでいます。

 

<片山まさゆき コメント>(原作)
爆牌党はいつか実写化されないかなぁーとずっと思い続けていた作品ですごく嬉しいです。なんといっても爆牌!爆牌の煙がどんな感じになるか楽しみ。派手にしてほしいなぁ。キャラクターも賑やかなのでそれぞれ役者さんどなたが演じていただけるのかワクワク。爆岡も鉄壁も漫画に寄せるの難しくないですか?カッパマスターなんて絶対むり w 映画ならではの迫力満点の爆牌党を期待してます。

 

<ストーリー>
アマチュア麻雀界で全国二連覇を成し遂げ、プロ入りが期待されている大学生の鉄壁保(矢本悠馬)は、雀荘ドラ道楽で大介・宝燈美と共に、日々麻雀の腕を磨いていた。三連覇の掛かる大会前日、そこにふらりと爆岡弾十郎と名乗る男(石田明)が現れる。自らを天才と名乗り傲慢な態度で振る舞う爆岡に、大介と宝燈美は鉄壁との勝負を持ち掛ける。相手の余剰牌を狙い撃ちする「爆牌」を武器とする爆岡弾十郎と、徹底した守備力「爆守備」を武器とする鉄壁保。運命に導かれるように出会った二人は、己のプライドと人生を掛けぶつかり合う。

 

出演:石田明(NON STYLE) 矢本悠馬 長澤茉里奈 高崎翔太 モロ師岡
監督・脚本:富澤昭文/原作:片山まさゆき「ノーマーク爆牌党」竹書房刊/
麻雀監修:麻雀企画集団バビロン、馬場裕一、黒木真生、ケネス徳田、中村毅/協力:日本プロ麻雀連盟
製作:『ノーマーク爆牌党』製作委員会/制作プロダクション:レフトハイ/企画・配給:AMG エンタテインメント
(C)2018 片山まさゆき/竹書房/『ノーマーク爆牌党』製作委員会

第35期十段戦 ベスト8A卓レポート 前田 直哉

十段戦決勝の舞台まであと一つ。ここで勝つか負けるかは天と地の差と言っていいだろう。そして激戦の中ここまで勝ち上がってきた8名のうち、このA卓4名から決勝へと進む2名が決する。

まずはA1リーガーでもありサーフィン打法でもお馴染みの古川孝次プロ。

 

 
 

そして最年少鳳凰位の記録を持つ望月雅継プロ。

 

 
 

A2リーガーでもあり高打点の爆発力に定評がある黒沢咲プロ。

 

 
 

最後は関西からの刺客、五段戦から勝ち上がってきた佐々木亮プロ。

 

 
 
以上の4名でベスト8が行われた。

 
 

1回戦(起家から、望月・黒沢・佐々木・古川)

開局は、三色のテンパイを入れていた親の望月から、黒沢が6,400をアガリ好スタートとなる。

二万五万五万六万六万八万八万五索五索六索六索八索八索  リーチ  ロン二万  ドラ一筒

東2局、先ほど放銃にまわってしまった望月が、今度はこの形から仕掛けていく。

三万八万九万二索二索一筒二筒三筒六筒東中  ポン白白白  ドラ七万

この不十分な形で2巡目に出た白を一鳴きしていく。しかも北家である。以前の望月ならば絶対に仕掛けてはいないだろうが、前局の結果を踏まえて敢えてそうしているのだろう。ベスト16でも時折見せてはいたがこれが新たな望月なのだろう。だがこの仕掛けが親の黒沢に好牌を呼び込むこととなる。9巡目にテンパイを入れ、そして次巡あっさりとツモアガる。

一万一万二万二万三万三万四万六万七万七万発発発  ツモ五万 

なんとこれが倍満で8,000オール!これで早くも6万点を超えてしまう。
東3局、今度は佐々木が最後のツモで3,900オールをアガリ初戦から荒れ場となった。

一万一万二万三万四万四索五索六索三筒三筒七筒八筒九筒  ツモ一万  ドラ三筒

東場はこのまま局が進むが、ここまで後手にまわされていた古川にもようやく勝負手が入る。

一万一万一万三万三万四万四万五万五万二索四索七索七索  ドラ一万

ここまで我慢してきた古川、ここはなんとしてもアガリを決めたいところであろう。ヤミテンとしているところへ、更なる加点を狙う黒沢が仕掛けを入れる。

二万六筒七筒南南北北中中中  ポン三筒 上向き三筒 上向き三筒 上向き 

この仕掛けを受け、古川はツモ切りリーチを選択したのだった。だがその宣言牌の北をポンして黒沢も一歩も引かない。どちらも勝負手の大物対決である。残り枚数は4対3と黒沢有利か?ツモ!結果はすぐに出た。

一万一万一万三万三万四万四万五万五万二索四索七索七索  リーチ  ツモ三索 

古川が三索を手繰り寄せ、リーチの好判断もあり3,000・6,000の大きなアガリをものにした。そして気分よく迎えたラス親の古川、ようやくエンジンがかかってきたのかアガリとテンパイ連荘により持ち点を原点まで復帰させていく。
続く2本場もこの手で先制のリーチを入れた。

七万七万七万五索六索七索八索八索二筒三筒四筒五筒六筒  リーチ  ドラ白

だが、先にテンパイを入れていた望月は、12巡目に古川が切ったドラの白へと待ちを変化させヤミテンを続行。これに対し丁寧に対応する黒沢、そして佐々木も仕掛け入れて形式テンパイを取る…が、まだ13巡目である。さすがに焦りすぎではないか?それとも何かを感じての仕掛けだろうか?とにかくこの鳴きが誰に利するのか、そう思っていると…ロン!声の主は望月だ!結局、古川が最後の白を掴み8,000の放銃となった。

一万二万三万三索四索四索五索五索六索南南南白  ロン白

1回戦は黒沢の1人浮きで終わったが、望月にとっては2回戦以降に繋がる大きなアガリであった。

1回戦成績 
黒沢+35.0P 佐々木▲7.3P 古川▲9.4P 望月▲18.3P

 
 

2回戦(起家から、古川・佐々木・黒沢・望月)

まずは佐々木が抜け出す。テンパイを入れていた望月から六筒をとらえる。

五万五万五万六万六万二筒三筒四筒七筒八筒  ポン発発発  ロン六筒  ドラ五万

迎えた親番でも古川の仕掛けによってテンパイを入れリーチといく。

一万二万三万七万八万三索四索五索六筒七筒八筒八筒八筒  リーチ  ドラ六万

同巡、古川も四万を持ってきてこの形となる。

二万三万六万五筒五筒五筒六筒六筒六筒七筒  ポン四索 上向き四索 上向き四索 上向き  ツモ四万 

いつもの古川ならドラ単騎に構えるかと思ったが、待ちの優秀さと親を落とす為に真っ直ぐドラを打ちぬいたのだった。結果放銃となったが、強い意志を感じた一打であった。
だがこれを機に佐々木が一気に加点していく。南場では6,400をかわきりに、親番を迎えると2,900、1,000オール、テンパイ連荘、そしてついに本手をリーチとした!

三万四万五万七万七万四索五索三筒四筒五筒中中中  リーチ  ドラ五万

これを受け、丁寧に対応する3者だったが、13巡目に黒沢の手が止まる…手詰まりだ。そして何かに吸い込まれるように河に三索を置いてしまうのだった。痛恨の12,000!
三索が暗刻であったために選ばれることは無いと思っていたが、残り5巡、通れば3巡凌げはするがあまりに痛すぎた放銃であった。
次局は望月が中を手繰り寄せ、一気に原点まで持ち点を回復させる。

四万五万六万二索三索三索三索四索三筒四筒五筒中中  ツモ中  ドラ三索 

ここから望月の反撃か?と思っていたが、今度は古川がマンズのホンイツの望月から三筒を打ち取る。

九万九万四索四索五索五索七索七索八索八索三筒四筒四筒  ロン三筒  ドラ七索

結局このまま2回戦は終了し、今度は佐々木の1人浮きとなった。

2回戦成績 
佐々木+48.8P 望月▲7.9P 古川▲15.4P 黒沢▲25.5P

2回戦終了時 
佐々木+41.5P 黒沢+9.5P 古川▲24.8P 望月▲26.2P

 
 

3回戦(起家から、望月・古川・黒沢・佐々木)

東2局、ここまで序盤で劣勢に立たされていた望月が、ここでついに大きなアガリをものにする。

二万三万三万四万四万八万八万北北北  ポン発発発  ツモ五万  ドラ八万

この3,000・6,000でトータルでも黒沢に迫る。だが今度は黒沢が黙っていない。発を仕掛けてドラを暗刻にすると11巡目にテンパイを入れる。

八万九万二索二索二索五筒六筒七筒七筒八筒九筒  ポン発発発  ドラ二索

八万を切って一旦九万単騎にするかと思いきや、1枚切れの八万待ちを選択する。そして2巡後に見事に八万を手繰り寄せ4,000オール。そして次局更に4,000オール!

二万三万四万八万八万三索四索五索六索七索二筒三筒四筒  ツモ二索  ドラ六万

この時望月も佐々木も二索待ちであった。このまま突っ切ってしまうのかと思ったが、東4局には古川のリーチに飛び込み7,700。しかしその後は局を上手くまわしていき、黒沢の1人浮きで3回戦は終了した。

3回戦成績 
黒沢+30.7P 望月▲1.1P 佐々木▲9.6P 古川▲20.0P

3回戦終了時 
黒沢+40.2P 佐々木+31.9P 望月▲27.3P 古川▲44.8P

 
 

4回戦(起家から、佐々木・黒沢・望月・古川)

いよいよ残り2戦、望月古川はここでトップを取らないとかなり厳しい条件となるだろう。
東1局は古川が先制して反撃の狼煙を上げる。次は望月が渾身のリーチ!

五万五万八万八万六筒六筒七筒七筒九筒九筒北中中  リーチ  ドラ中

リーチ時点では山に2枚いたが脇に流れ、ここも佐々木がきっちりアガリ切って局をまわしていく。だがそんなに簡単に逃がしてくれる2人ではない。東3局には佐々木の5巡目リーチ。

四索五索六索九索九索一筒二筒四筒五筒六筒七筒八筒九筒  リーチ  ドラ白

そこへ親の望月からもリーチが入る。

七索八索九索二筒二筒三筒四筒五筒東東東北北  リーチ

更に黒沢までもが追いかけリーチ!

一万二万三万六万六万六万一筒二筒三筒四筒四筒白白  リーチ

3者とも打点は十分!ツモる牌に皆力が入る。ここを制したのは望月。出来たら両者からの直撃が望ましかったところだが、古川から9,600のアガリを決めた。
そして南2局でまたもや手がぶつかる。まずは古川が仕掛けてホンイツのテンパイ。

四索五索六索八索九索東東  ポン発発発  チー二索 左向き一索 上向き三索 上向き  ドラ八筒

佐々木もドラ待ちの七対子をテンパイする。

二索二索九索九索四筒四筒八筒南南北北中中 

次巡、望月もテンパイを入れる。

五万五万六万六万七万七万三索三索六索七索八索五筒七筒九筒 

五筒を切ってのドラ待ちにするか九筒を切ってのタンヤオにするか迷うところだが、ここは九筒切りを選択。こうすれば三色への手替わりもあるし、もしドラを持ってきてもフリテンリーチという選択も出来る。そして次巡六筒をツモリ持ち点も5万点を超えた。
南3局黒沢の7巡目の手牌がこうなる。

八万一索二索六索六索七索八索九索一筒二筒三筒六筒七筒八筒  ドラ三索

八万を切ればドラ待ちのテンパイになるが、しばらく考えた末で二索切りのテンパイ外しとした。リードしている立場なのでリーチに行くのは微妙に思うが、一旦テンパイを取るはあったようにも思う。そこへ親の望月が仕掛けを入れるが、古川にドラが重なってリーチ。

五万五万五万三索三索三筒四筒五筒七筒八筒九筒発発  リーチ 

そして黒沢もテンパイ外しが功を奏し、この形になった。

六索六索七索八索九索一筒二筒三筒四筒五筒六筒七筒七筒八筒 

一筒は現物、しかし強気のヴィーナスの選択に一筒などない!当たり前のように七筒を大きく振りかぶってリーチ!これをアガれば決勝の舞台がかなり近くに見えてくる。勝負の行方は…手牌を開けたのは古川だった。しかも黒沢のテンパイ外しをしたドラの三索での放銃となったのだ。これは3者にとってかなり嬉しい展開なったと言えるだろう。最後は望月がしっかりと押し切って価値あるトップをもぎ取った。

4回戦成績 
望月+32.6P 佐々木+4.2P 古川▲13.3P 黒沢▲23.5P

4回戦終了時 
佐々木+36.1P 黒沢+16.7P 望月+5.3P 古川▲58.1P

 
 

最終戦(起家から古川、佐々木、黒沢、望月)

東1局は軽く流し、迎えた東2局佐々木の親番で、仕掛けてこれを望月からアガる。

一万一万一索二索三索五索五索東東東  チー九索 左向き七索 上向き八索 上向き  ロン五索  ドラ七索

トータル3着目の望月からのアガリ。これで佐々木の気持ちもだいぶ楽になったに違いない。これで追う側のターゲットは完全に黒沢になった。だがその黒沢も次局渾身のリーチとく!

六万七万八万四索四索五索五索五索七索八索三筒四筒五筒  リーチ  ドラ三筒

安めの九索でも良いからアガれば大きなリードとなるが、脇にどんどん流れていく…残り1枚。そしてその最後の1枚が黒沢の元へと舞い降りた。高目の六索をツモり2,000・3,900。これで苦しくなったのは望月だ。だが望月もこのまま黙ってはいなかった。次局に1,300・2,600をアガると、親番を迎えて役牌を仕掛けてプレッシャーをかけていく。そしてすぐにドラを重ねて一気に勝負手へと育っていく。これを受けて上家の黒沢がこの形で考える。

四万五万六万四索四索五索七索八索九索五筒八筒九筒中中  ドラ五筒

選択はいろいろあるが、ここから黒沢の選んだ牌はドラの五筒であった!常に強気な黒沢であるが、普段では絶対に切らない牌だと思う。現状ポイントではまだかなり有利なのだが追われる身としてのプレッシャーと勝ちたい気持ちが冷静さを欠かせたとしか思えない。もちろんこのドラをポンして望月がテンパイを入れ、そしてすぐに黒沢の元へアタリ牌を掴まされるが一旦は回避する。だが神様のいたずらか、黒沢がテンパイとなる七筒を引き悩む…そして意を決し四筒を打ち抜いたのだった。

四万五万六万七索七索二筒三筒  ポン五筒 上向き五筒 上向き五筒 上向き  ポン発発発  ロン四筒  ドラ五筒

なんと1局で望月がトータルで黒沢を躱してしまった。まだ親番は残されてはいたが、精神的にも勝負あったようにも思えた局であった。だが、神様は更なるシナリオを用意していた。南2局7巡目に黒沢がこのテンパイを入れる。

三万四万五万三索四索五索五索五索六索七索三筒四筒五筒  ドラ五筒

下家の望月が仕掛けを入れているので、直撃も考えここはヤミテンを選択する。望月も八索待ちのテンパイを入れ、固唾をのんで結果を見守る。どちらの山にいるのか…そしてソッと八索を手牌の横に置いたのは黒沢だった。3,000・6,000のアガリでまた再逆転としたのだ!
オーラスの望月の親番は佐々木がしっかりとアガリ、ベスト8A卓は佐々木、黒沢の勝ち上がりで終了した。

最終戦成績 
黒沢+12.7P 佐々木+8.1P 望月▲4.5P 古川▲16.3P

最終戦終了時 
佐々木+44.2P 黒沢+29.4P 望月+0.8P 古川▲74.4P

これで藤崎智十段位を含めて、決勝メンバー3人が決まった。
残り2名、B卓も面白いメンバーだけにこの3人もじっくりと研究しながら視聴するに違いない。

インターネット麻雀日本選手権2018観戦記 櫻井 秀樹

2018年7月15日

「数年に一度の酷暑」
「観測史上最短の梅雨明け」
などと言われるほど今年の7月は暑かった。
だがこの日は、外の暑さに負けないほどの熱い闘いが夏目坂スタジオで繰り広げられていた。

・選手紹介

前田直哉

 

 

今さら紹介の必要もないだろう。グランプリ・鳳凰位などタイトル戦の実績も豊富、連盟チャンネル御馴染の顔である。
前田は普段仕事をしている事もあり、ネット麻雀での稽古、調整をしている姿もよく見られ、ネット麻雀への慣れという部分でも不安は無い。

 
 

蛯原朗

 

 

プロ連盟若手のホープ。
モンドTVでの活躍が有名なところだが、実はネット麻雀でも強豪で知られ、プロ入り前に天鳳で十段まで到達したとか・・・※もちろんロン2のレーティングも上位
得意なフィールドで力を発揮したいと意気込みを語ってくれた。

 
 

orinzouさん

 

 

2015年のファイナリスト。
その年はダントツの水巻プロ(最高位戦)をASAPINさん(現在は最高位戦所属・朝倉康心プロ)が追いつめる、という構図で、最終戦はできる事も少なく悔しい決勝戦となってしまった。
一般ユーザー代表(ハンゲーム)で2度目の決勝は快挙!今年はリベンジなるか??

 
 

勝又健志

 

 

こちらも紹介は不要。
抽選による繰り上がりで決勝進出
ネット麻雀には向いているであろう論理的な麻雀頭脳と、繰り上がりの勢いで優勝を狙う。

 

 

場面は3回戦オーラス
解説の白鳥翔(トッププロ)が思わず感嘆の声をあげる
「この局がもしかしたら優勝をきめる1局となるかもしれないですね」

この半荘のオーラス時点で、トータルトップ目にたつorinnzouさんが3者のターゲットとなっていた。
ピンフをテンパイしていた勝又が、蛯原から出た三万を見逃し、ツモ切りリーチを打つ。
※ロン2ではツモ切り牌はグレーになり、ツモ切りリーチは明白であった。
狙い通りすぐに六万を掴むorinzouさん。自身もテンパイしていて、リーチ者の勝又のゲンブツマチ。
三万は直前に通り、九万は勝又が早くに切っている。
六万は見逃しでなければほぼ通る。
これは打ってもしかたない、いや打つ方が自然だろう。

ところがorinzouさんは上記全ての状況に甘えることなく、テンパイを崩してまわる。
オヤがノーテンで流局。勝又のマチも確認しつつのトップ逃げ切り。

この結果を経て、4、5回戦を危なげなく乗り切り、3年前の雪辱を晴らす優勝を決めることとなる。

トッププロ3者を相手に見事完全勝利ともいえる内容で打ち抜いたorinzouさん。
その闘いをふり返ってみよう。

 
 

1回戦
東1局
決勝戦の開局、可能であれば誰もが自らのアガリで幕をあけたいものだ。
決勝慣れしている、前田、勝又の両名はともかく、orinzouさん、蛯原は、心をおちつかせる意味でもまずはアガリを取りたい。

南家orinzouさんがわずか3巡目のリーチ。
これにそこそこ手になっており、安全牌もない勝又がトイツ落としで放銃。
ウラドラも乗って8,000のアガリだ。

 

 

いきなりの満貫でスタートした1回戦だったがその後は小さいアガリが続く。
オヤの連荘もほとんどない。
ただし満貫放銃スタートの勝又が、なんとオーラスまでの8局中5局放銃、という1人 苦しい展開。

オーラスを迎え、勝又以外の3者がトップを競るという状況に。

南4局
その勝又より8巡目のリーチ。
アガっても着順が変わることはほぼないが、これ以上の失点を防ぎ2回戦以降へ繋げる リーチだ。

 

 

しかしこの3メンチャンも空振り。
まわりながら粘ってテンパイをとった前田が、ノーテン罰でorinzouさんをかわし微差ながら1回戦のトップを決める。

1回戦結果
前田 +24.5P
orinzou +7.5P
蛯原 ▲6.2P
勝又 ▲25.8P

 
 

2回戦
またもorinzouさんの先行。
蛯原から、3,900、12,000、と立て続けにアガリ、東場のオヤ番を5万点近い持ち点でむかえる。
さらにオヤ番ではこのリーチ。

 

 

非常にいいリーチである。
四筒二筒と手出ししているため、良型が予測されペン七筒はやや盲点になりやすい。
しかも高打点ときており、子方はこれに飛び込むと相当堪えそうだ。

北家の前田も追いつくが待ちはヤマにはなし。

オヤのアガリかと思われたが、蛯原の粘りのテンパイ取りにより、七筒が食い流され流局。
ビックイニングとはならなかった。

 

 

それどころか、テンパイや積極的なアガリで点棒を積み重ねた勝又に、オーラス見事な 満貫でトップをかわされまたも2着。

 

 

やはりトッププロの壁は厚い!
しかしながら連続の2着で微差ながらトータル首位はorinzouさんとなる。

2回戦結果
勝又  +33.4P
orinzou +19.0P
前田  ▲12.1P
蛯原  ▲40.3P

2回戦終了時
orinzou +26.5P
前田 +12.4P
勝又  +7.6P
蛯原  ▲46.5P

 
 

3回戦
あとのない蛯原が奮起。東場で連続のアガリを決める。
このまま蛯原トップだと、残り2回がかなり面白くなるのだが。

東4局6巡目
南家のorinzouさんが下記のテンパイ

 

 

直前に西が切られており判断が難しい。
河も派手になっており、リーチすればおいそれとアガそうな白ではない。
ヤミテンかドラへのくっつきで打西か?トータルのポイントの兼ね合いもある。
少し時間を使いそうなところだが、orinzouさんはノータイムでリーチを選択。

なかなか勇気のいるリーチだ。これに牌も応える。
オヤに追いつかれヒヤリとした瞬間のツモ。大きなアガリとなった。

 

 

南場に入ってからも細かいアガリでorinzouさんがトップをキープ。
オーラスを迎えた段階で、2着蛯原とは6,100点差、3着勝又とは14,600点差。
また、ラスの前田もオヤ番のため、1、2回戦同様簡単には逃げきれない。

そして13巡目、冒頭の場面である。

 

 

アガリが発生しなかったためウラドラは見られなかったが、1枚乗っていれば勝又の目論見通りだった。
勝又の技を凌ぎきりようやくトップを守り切った。

3回戦結果

orinnzou +28.0P
蛯原  +7.9P
勝又  ▲8.6P
前田  ▲27.3P

3回戦終了時
orinzou +54.5P
勝又   ▲1.0P
前田   ▲14.9P
蛯原   ▲38.6P

 
 

4回戦
先程のトップでorinzouさんが有利な状況に。
ただ、優勝が近づき、自分の本来の麻雀が打てなくなってしまうと隙ができる。
経験の少ない者であればそのような状態に陥ってしまうこともよくある。
また、トッププロはその隙を絶対に見逃さない。

しかしorinzouさんはこの4回戦も全く変わらないテンポで、オリる局面はオり、押す局面はしっかり押して崩れることが無かった。

もちろん3者もorinzouさんからの直撃を狙うのだが、勢いなのか、点差からくる余裕な のか、なかなか点棒を減らしてくれない。

勝負を決定づけたのは、東4局。
前局、蛯原のリーチに押し切って3,900をアガっており、気分もツモも絶好。

 

 

わずか4巡でこのテンパイ。
リーチでもよいのだが、点差も考慮しヤミテン。非常に冷静である。
そしてツモ中とくれば今度は3面チャンでリーチ。

 

 

6巡で3,000・6,000のツモアガリ。勝負ありの瞬間だった。
この後も3者に点差を詰められることなく4回戦もトップで終了。
最終戦を前に優勝を手中とした。

4回戦結果
orinozou +33.1P
前田  +13.2P
勝又  ▲10.3P
蛯原  ▲36.0P

4回戦終了時
orinozou +87.6P
前田  ▲1.7P
勝又  ▲11.3P
蛯原  ▲74.6P

5回戦結果
orinzou +28.4P
勝又  +4.1P
蛯原  ▲6.4P
前田  ▲26.1P

最終結果
orinzou +116.0P
勝又  ▲7.2P
前田  ▲27.8P
蛯原  ▲81.0P

 

 

日も西に傾き、ようやく外の暑さもおさまるころ、今年のインターネット麻雀日本選手権も幕を下ろした。

昨年に引き続き、一般代表(ハンゲーム)ユーザーさんの優勝となったわけだが、これは決してプロが弱かったわけではなく、ネット麻雀のレベルが上がっているからといえよう。
決勝に2度残ったorinzouさんの麻雀もプロ顔負けの技術、試合運びであった。

orinzouさん,
リベンジおめでとうございます!

「名前の由来は「オリないぞ」という意味なのですが、最近はよくおりるんです(笑)」
と冗談交じりに話してらっしゃいましたが、しっかりとした攻め、また勝敗を決めた守備など、押し引きのバランスがとても素晴らしかったと思います。

おそらく今後も参加いただけると思いますので、3度目の決勝、さらには2度目の優勝を 狙ってほしいと思います。

来年も熱い戦いを期待しています。

第16期プロクイーン一次予選レポート 楠原 遊

平成最後のこの夏は例年に増す酷暑であるという。じっとりと重い湿気と、容赦なく照りつける日差し。今年もまたこの季節がやって来た!
2018年7月28日、今期で16期を迎えるプロクイーン決定戦が幕を開けた。

主催である日本プロ麻雀連盟をはじめ、最高位戦日本プロ麻雀協会・日本プロ麻雀協会・RMU・麻将連合の主要5団体の女流プロが集結し競うプロクイーンは、いわば麻雀界最大の女性プロ限定タイトル戦といえるだろう。

一次予選は日本全国から94名が参戦、過去大会を以ってしても最大の参加人数となり、会場も巣鴨本部道場と新橋じゃん亭での2会場での開催となった。

ルールは日本プロ麻雀連盟WRCルール。
一発・裏ドラ・カンドラあり
3万点持ち3万点返し
順位点がトップから+15・+5・▲5・▲15
30符4翻は切り上げマンガンで12,000・8,000
途中流局・喰い替えなし

主な参加者は以下の通り。
(以下人名すべて敬称略)

 

日本プロ麻雀連盟

二階堂瑠美

100
 
 

和泉由希子

100
 
 

高宮まり

100
 
 

蒼井ゆりか

100
 
 

小笠原奈央

100
 
 

井上絵美子

100
 
 

岡田紗佳 

100
 
 

 
 

最高位戦日本プロ麻雀協会

渡辺洋香

100
 
 

小池美穂

100
 
 

大澤ふみな

100
 
 

 
 

日本プロ麻雀協会

水口美香

100
 
 

中月裕子

100
 
 

水瀬千尋

100
 
 

水瀬夏海

100
 
 

 
 

RMU

白田みお

100
 
 

 
 

麻将連合

小島たかよ

100
 
 

(団体参加人数順)

 
 

まず参加者全員で4戦を行い、そこからトータルポイント下位者が1戦ごとに敗退していくシステムとなる。

そして6半荘終了時、2会場合わせたポイント上位32名が翌日の二次予選へ駒を進めることができる。
一次予選参加者94名からの通過率は例年通りのおよそ34%。

各会場の一次予選上位通過者は以下の通り。

巣鴨本部道場会場

1位岡田桂(麻将連合)

100
 
 

2位西川舞(日本プロ麻雀連盟)

100
 
 

3位手塚紗掬(日本プロ麻雀連盟)

100
 
 

4位松本千鶴(日本プロ麻雀連盟)

100
 
 

5位浅見真紀(最高位戦日本プロ麻雀協会)

100
 
 

新橋じゃん亭会場

1位古川彩乃(日本プロ麻雀連盟)

100
 
 

2位武石絵里(日本プロ麻雀連盟)

100
 
 

3位内田みこ(日本プロ麻雀連盟)

100
 
 

そのほかの勝ち上がり者は以下の通り。

久保田絢香(最高位戦日本プロ麻雀協会)
池田幸枝(最高位戦日本プロ麻雀協会)
中山奈々美(日本プロ麻雀連盟)
北野由美(日本プロ麻雀連盟)
桜川姫子(日本プロ麻雀連盟)
麻宮あかね(RMU)
内山えみ(日本プロ麻雀連盟)
足木優(最高位戦日本プロ麻雀協会)
鳥井ゆう(日本プロ麻雀協会)
川原舞子(日本プロ麻雀連盟)
水口美香(日本プロ麻雀協会)
高宮まり(日本プロ麻雀連盟)
白田みお(RMU)
大澤ふみな(最高位戦日本プロ麻雀協会)
小島優(日本プロ麻雀連盟)
鳥越智恵子(最高位戦日本プロ麻雀協会)
楠原遊(日本プロ麻雀連盟)
波奈美里(日本プロ麻雀連盟)
早川林香(日本プロ麻雀連盟)
くさのいおり(日本プロ麻雀連盟)
河野まや(日本プロ麻雀連盟)
北條恵美(日本プロ麻雀連盟)
小宮山一美(日本プロ麻雀連盟)
天音まこと(日本プロ麻雀連盟)

翌日29日の2次予選では、シード選手28名が新たに参戦する。
まだまだ長い女王への道、今年は一体誰がそのティアラを戴冠することになるのだろうか。

何を切る?fromロン2 2018年8月

このコーナーでは、オンライン麻雀「ロン2」の協力のもと、プロ雀士とロン2ユーザーの解答を、グラフを使って比較していきたいと思います。
多くのプロより、丁寧な解説をいただきましたので、みなさんの雀力アップの参考にしていただければと思います。

問題提供:「ロン2」  作成:杉浦勘介

ロン2道場ルール (一発、裏ドラ、カンドラあり、赤なし)
東2局1本場西家

 

プロ

五索切り・・・14人
三筒切り・・・8人
三万切り・・・4人
一万切り・・・3人
六万切り・・・3人
八索切り・・・2人
一索切り・・・1人

 

ロン2ユーザー

三筒切り・・・42.8%
五索切り・・・23.9%
一万切り・・・13%
六万切り・・・5.1%
八索切り・・・5.1%
二索切り・・・4.3%
三万切り・・・2.9%
一索切り・・・2.2%
二筒切り・・・0.7%

 

 

プロ解答(50音順)

 

五索切り

 

吾妻さおり
二索五索八索を持ちすぎなので、1枚外しておく。一応の123は見えるが、この時点ではアガれそうにないので受けの1局になりそうです。」

石渡正志
「三色もピンフもイマイチの形。厳しいがまだ見込みはあるので、全ての狙いを残す打五索としたい。」

伊藤優孝
「シュンツ手に決める。」

客野直
一筒四筒が薄いのと、自分で4枚使いの五索八索を先に処理しておきたい。三色にはあまりこだわらず、引いてきた牌によっては一万三万を払っていく。」

近藤久春
「三色を見つつ、ドラの重なりでタンヤオ移行も考えて。」

白鳥翔
「123の三色も一応見るが、一番枚数の多いリャンメンを固定しておく。これが一番アガリに近いと思います。」

武石絵里
「三色は見たいですが、ピンフやタンヤオのみのかわし手になっても良いと考えます。」

ともたけ雅晴
「123は見るが、無理には追わない。後で切りづらくなるソーズを先に処理したい。七対子は意識しない。」

二階堂亜樹
一筒が2枚切れているので三色にはこだわらないが、ドラは切らない前提の進行上、成り行きでなれば。メンツ手で行くのに1メンツも無いので、ひとまず6ブロックに受けつつ、厚く持っている五索八索を1枚外す。」

西川淳
「6ブロックに構えて進行してから、場況によりターツを選択します。あまり無理しないかな・・・」

藤島健二郎
「愚形ターツの良し悪しが不明なので、一度6ブロックに構える。」

藤原隆弘
「ペン三索がネックだし、1メンツも完成していない123の三色は追わない。とりあえずリャンメン受けを決めておいて、三索が埋まるかドラが重なればアガリに向かうかな。」

和久津晶
五索八索持ちすぎなので。三筒を早く切りすぎると、一筒四筒が浮く。」

 
 

三筒切り

 

稲岡ミカ
「現時点でメンツオーバー。123にこだわるわけではないですが、とりあえずピンズをほぐして以後のツモで決めていきたいです。二索三索が入らないとあまりやる気にはならなさそう。上家はともかく、対面と下家のテンパイは早い可能性もあると考えます。」

魚谷侑未
「ひとまず6ブロックにして様子を見ます。」

斉藤理絵
「123の三色を見つつ、安全牌を引いたら持っておく。」

佐々木寿人
「愚形をできる限り解消していく構え。」

中山奈々美
「123の三色は見つつ、良形が残りやすいように。四万が先に埋まったらドラにこだわらずにピンフでもいいかな。」

古川孝次
「123の三色を見て三筒切り。五万六万五索六索のターツのうち残った方をリャンメンターツではあるが切っていく。」

松岡千晶
「三色も見て三筒の先切り。6ブロックにする。」

吉田直
「三色を見てターツ固定。」

 
 

三万切り

 

内川幸太郎
「あまりアガれなさそう(笑)。親の現物は残したいが、マンズ下が全く良くないので三万切り。一万はかなり残します。」

紺野真太郎
「打三筒の三色も捨てがたいが、一筒は2枚切れ。三色は見切り、リーチを目指す。」

藤井すみれ
「三色を捨ててリーチ手順で。タテ引きが続けば七対子へ。親の現物一万を少し残して次のツモと相談。」

前田直哉
「三色はあきらめて、タンヤオか七対子。」

 
 

一万切り

 

小笠原奈央
六万ツモで三色はあきらめ、一通になればの手牌進行。」

浜上文吾
「カン二万とペン三索がネックなので、七対子も視野に入れながらスリムに構えたい。7・8巡目くらいまでには、対子手かシュンツ手の見極めをしたい。」

 
 

六万切り

 

刀川昌浩
「123の三色と七対子を狙って。」

二階堂瑠美
「123の三色が本線ですが、ドラ重なっての七対子も。」

HIRO柴田
「ペン三索を活かすには、トイツ手移行か三色でしょう。」

 
 

八索切り

 

藤崎智
五索八索の4枚持ちが嫌なので、早めにトイツを払います。」

古橋崇志
「速度的に一番手ではなさそう。八索トイツで落とし、ドラ重なりか三色になりそうな時だけ攻める。」

 
 

一索切り

 

沢崎誠
「手牌を見ればトイツが3組の1メンツもなし。4メンツ1雀頭に向かうのはどうかと思う。三色も遠くに見えるが遠すぎる!ここはタンヤオ七対子ドラ2を狙ってみたい!!不要牌一万一索のうち、危険度の高い一索から打牌する。」

第4期JPML WRCリーグ 二次トーナメントレポート

【1卓】
沢崎誠(A1)vs山田学武(D2)vs桜川姫子(D2)vs大鹿糠文也(D2)

今期マスターズの沢崎が登場。
東場は沢崎トップ目で折り返しとなり、南3局大鹿糠(おおかぬか)の親番。

二万三万四万六万六万六万三索三索六索六索四筒五筒六筒  ドラ六万

ヤミテンしていた大鹿糠。そこにツモ六万ときて勢いよく「カン!」
リンシャン牌が五索で打六索リーチとした。

二万三万四万三索三索五索六索四筒五筒六筒  カン牌の背六万 上向き六万 上向き牌の背  リーチ  ドラ六万九索

18,000点以上確定リーチ。
するとこのリーチ宣言牌六索を沢崎がチー。沢崎がチーすると、相手のアガリ牌を喰い取りそうに思えてくるから不思議だ。
しかしこの局は大鹿糠が最後のツモで四索を引き寄せた。裏ドラは乗らず、6,000オールのアガリとなった。

1回戦
大鹿糠+31.1P・沢崎+5.7P・山田▲10.5P・桜川▲26.3P

2回戦、今度は桜川が早い段階で40,000点超え。その後も局面をリードした。東4局の親番では終盤16巡目にリーチ。ヤミテンを入れていた山田をオリさせることに成功。
ずっとリードしていた桜川だったが、南3局の山田の親番で逆転を許すこととなる。オーラスも山田が400・700のアガリで終了。
2回戦は1回戦下位2人の活躍で、勝負は混戦模様。最終3回戦に望みを託された。

2回戦終了時
山田+19.8P・大鹿糠+4.6P・沢崎▲8.6P・桜川▲15.8

3回戦、起親から山田・沢崎・大鹿糠・桜川の並び。
南1局には(親から)山田18,900・沢崎49,100・大鹿糠25,700・桜川26,300となっていた。
現状だと沢崎・大鹿糠が通過。
もうオリられない山田。桜川へ8,000点の放銃となる。
南2局は2位争いの直接対決!
桜川・大鹿糠のリーチ合戦!またも桜川に軍配・・・!!
今度は大鹿糠が桜川に8,000点放銃となる。

南3局、大鹿糠が桜川から1,500!
同1本場、沢崎・桜川は全力で流しに行く。桜川→沢崎1,000は1,300。
ついにオーラスを迎え、持ち点は
(親から)桜川41,500・山田9,900・沢崎50,400・大鹿糠18,200

現状では沢崎・桜川が通過。

山田と桜川は16.0P差。
3着の大鹿糠をまくることができれば順位点+10Pなので、6.0以上のアガリでOK。つまり大鹿糠から6,400点以上の直撃・満貫ツモは勝ち上がりである。6,400の場合はライバルの桜川からではなく大鹿糠からアガらなければならないのが面白い。
また大鹿糠の方が現状桜川に近いのだが、順位点が変わる見込みがないので条件的には山田より苦しい。大鹿糠の条件は桜川から満貫直撃・跳満ツモ。リーチ棒が出れば満貫ツモでもOK。

それぞれの条件を胸に、運命のオーラスが始まった。

上記条件の山田。

三万四万五万二索四索四索七索七索四筒七筒八筒九筒東東  ドラ七索

ここから東のトイツ落としを選択。
するとこの選択が大成功。三索五筒と引いてリーチといった。

三万四万五万二索三索四索七索七索四筒五筒七筒八筒九筒  リーチ  ドラ七索

一方ヤミテンしていた桜川。一発目に六筒を掴んでしまう。

三索四索五索七索八索九索一筒二筒三筒南南中中  ツモ六筒

悶える桜川。山田は条件を充たしたリーチだろう。オリるとツモられて逆転されるかもしれない。アガらせないためには自分がアガらないと──
そんな想いが頭の中を駆け巡ったのではないだろうか。
しかし桜川は長考の末、1枚切れの南のトイツ落としを選択。
実は桜川が放銃した場合、同点で山田の通過だった。※規定によりトップ回数上位者

牌山との戦いとなった山田だったが、最後まで三筒六筒が顔を見せることはなかった。

1位通過:沢崎誠 2位通過:桜川姫子

 

【2卓】
森岡貞臣(C3)vs古橋崇志(A2)vs中村毅(C1)vs東谷達矢(C1)

予選リーグ+324.5Pという数字を叩き出すも、2位に甘んじてしまった森岡、A2の古橋が登場。

1回戦、さっそく12,000の声が会場に響いた。
中村だ。東谷→中村12,000

オーラスには古橋の1人沈み状態に。
(親から)古橋10,200・東谷39,800・中村36,500・森岡33,500
古橋が一度アガりもう1局。
南4局1本場。親・古橋の2巡目の手牌

三万六万七万二索三索三索六索九索九索九筒九筒南中  ツモ三万  ドラ五筒

なんてことのない牌姿だったが、私の足はピタリと止まった。
本当にこの古橋という選手は観ている者に何かを期待させるものを持っている。
六索とした古橋は次巡ツモ七索で打中。ツモ七筒→打南。ツモ七万→打六万。→三筒ツモ切り。ツモ七筒で打二索リーチといった。

三万三万七万七万三索三索七索九索九索七筒七筒九筒九筒  リーチ

ツモが七索七筒七万七筒ときた古橋はきっと七索待ちにするだろうと確信していた。
(実際は2巡目の六索切りが大きいかもしれない。)
そしてなんとかトップで終わりたい東谷。リーチを受けてこの形。

三万四万五万五万六万六万二索三索四索一筒二筒三筒八筒  ツモ六筒

テンパイとらずの打八筒。次のツモが四索。ここでも目一杯には構えず、現物の六万切りとした。そして四万ツモでピンフテンパイ。六筒を勝負した。

三万四万四万五万五万六万二索三索四索四索一筒二筒三筒

そうすると中村が黙っていない。
東谷が切った六筒をチー。中村もアガればトップなのだ。
しかしすぐに東谷が一索ツモの400・700(500・800)。
せめぎ合いのオーラスが終わり、古橋の魂の七対子は不発に終わった。

1回戦
東谷+25.2P・中村+11.0P・森岡▲2.0P・古橋▲34.2P

2回戦、南入時点では古橋がトップ目だったが中村にかわされる。

2回戦
中村+29.3P・古橋+9.6P・東谷▲9.8P・森岡▲29.1P

2回戦終了時
中村+40.3P・東谷+15.4P・古橋▲24.6P・森岡▲31.1P

上下離れてしまった3回戦。東場に2番手の東谷が40,000点を超え、下位2人には厳しい展開。

東4局、古橋の親番。
一回一回の親番が大事な古橋。中村・森岡の2軒リーチを受ける。
しかし一歩も引かない古橋

一万二万二万二万三万三万三索四索五索五索六索七筒七筒  ドラ五索

この1シャンテンのまま無スジを連打!最後のツモで一万を引き入れ、二万切りのツモ番なしリーチに踏み切った!
その局は流局。中村の待ちは一万四万待ちだった。
次局はあっさり親落ち。
その次局には3,000・6,000をアガリ、そのままトップをとった古橋だったがポイントが足りず敗退。
予選で高ポイントだった森岡も、予選の勢いはなくここで敗退となった。

1位通過:東谷達矢 2位通過:中村毅

 

【3卓】
木暮智貴(D3)vs刀川昌浩(A2)vs宮内崇成(D1)vs冨田久志(D1)

A2刀川にDリーグの3人が挑む構図。

あまり大きな動きのないまま南2局。
宮内の先制リーチに親の冨田の追い掛けリーチ。結果は冨田の2,000オール。頭一つ抜け、同2本場には冨田役牌から3フーロ。そしてダブ南暗刻の刀川がチーしてテンパイを入れた。
単騎選択。刀川が待ちにしなかった一筒で、冨田のドラ暗刻一筒単騎に放銃となる。これで冨田が完全に抜け出した。

オーラス、満貫ツモで2着になれる木暮が七索を暗カン。
そこに絶好のペン七万を引いた冨田が突き放すリーチ!

二万三万四万七万八万九万三索四索八索八索三筒四筒五筒  リーチ  ドラ七万発

このリーチ棒で満貫出アガリOKになった木暮だが、想い叶わず冨田の1人テンパイで終局となった。

1回戦
冨田+42.1P・宮内+8.0P・木暮▲10.2P・刀川▲40.9P(供託+1.0)

2回戦。木暮の親リーチに対し、刀川が魅せた。

木暮手牌
三万三万三万二索三索四索三筒三筒三筒四筒六筒七筒八筒  リーチ  ドラ八万

刀川手牌
一万二万三万二索三索四索四筒五筒五筒六筒中中中  ツモ六万

親リーチを受け、さらにドラなしの手牌だったが、粘ってテンパイ。最後には無スジの六万を押し、きっちり当たり牌の五筒を止めテンパイ料を手にした。

南2局には刀川が2,000オールでトップ目に。
南4局を迎えた時点で持ち点は
(親から)宮内17,600・木暮29,100・刀川41,700・冨田31,600となっていた。
刀川、親・宮内から切られたドラの二索をポン。続いて七索もポンし、満貫のテンパイとなる。

三万四万五万六万四索五索六索  ポン二索 上向き二索 上向き二索 上向き  ポン七索 上向き七索 上向き七索 上向き  ドラ二索

さらに持ってきた二索を加カンし、新ドラが四万。跳満に昇格。
そこに木暮が決死のリーチ!

四万五万九万九万九万五索五索五索四筒五筒六筒八筒八筒  リーチ  ドラ二索四万

現状3,200リーチ。アガれば2着。もし跳満ツモになればトップ。
トップ目刀川から出た場合は裏ドラ1枚でトップ。
しかしその刀川とは同じ待ち。刀川も押している。どちらがツモるかと見守っていたが、親の宮内がヤミテンをしていた。

四万四万五万六万六万二筒三筒四筒五筒五筒七筒七筒七筒

これに飛び込んでしまったのがトップ目刀川。痛すぎる12,000の放銃。
これによりオーラスは混沌となる。
南4局1本場
(親から)宮内30,600・木暮28,100・刀川29,700・冨田31,600
上下3,500点内の戦い。
宮内がリーチ。

三万四万五万六万七万八万八索八索五筒五筒六筒七筒八筒  リーチ  ドラ二万

刀川追い掛けリーチ。

五万六万七万一索二索三索五索六索七索七索九索四筒四筒  リーチ

一方、冨田の手牌

三索三索四索四索四索五索五索六索六索八索八索九索九索

テンパイしてはいないが凄い手牌。
そして刀川は純カラ。宮内の当たり牌五筒を掴み3,900は4,200の放銃となった。

最後は冨田が木暮から8,000をアガリ、決着。

2回戦
冨田+26.2P・宮内+10.8P・刀川▲10.5・木暮▲26.5

2回戦終了時
冨田+68.3P・宮内+18.8P・木暮▲36.7P・刀川▲51.4P(供託+1.0)

上下離れた最終戦。
冨田はほぼ当確。
下位2人のターゲットは2着の宮内となる。

東1局。木暮2,000・4,000
東2局。木暮→刀川8,000

南1局、持ち点は
(親から)刀川38,800・宮内28,300・木暮27,300・冨田25,600

トップ目刀川まだまだ足りない。

南3局には刀川の1人テンパイ。

南4局1本場にはこうなっていた。
(親から)冨田30,300・刀川41,100・宮内24,000・木暮24,600

宮内ラス目で追う2人にとって並びはできた!
刀川は宮内から跳満直撃or三倍満ツモ。
木暮はもっと苦しい。三倍満をツモor宮内からの直撃。またはリーチ棒が出てからの宮内から倍満直撃となる。
親落ちもそうだが、前局のノーテン罰符が痛い。
そしてこういう時に限って早い手が入るのは麻雀あるあるなのである。

木暮手牌
二万二万四万五万六万四索五索六索四筒五筒七筒七筒七筒  ドラ五索

条件戦でなければ喜んでリーチにいくところ。
七筒がカン出来ればチャンスがあるが、持ってくるでもなく、誰かからリーチ棒が出るわけでもなく、ただただ巡目は過ぎていった──

刀川は国士→四暗刻へ移行。しかしテンパイはかなわず。

結局木暮も伏せ、全員ノーテンで終局。
サイドテーブル、木暮のメモには悲しい文字で「ばいちょく」と書いてあった。

1位通過:冨田久志 2位通過:宮内崇成

 

【4卓】
中村慎吾(C1)vs福光聖雄(C2)vs山脇千文美(C3)vs船木伸一(C2)

点棒がよく動く、攻めっ気が強いメンツが集まった印象。

東4局、中村がダブ東をポン。そこに山脇がドラの北切り。同巡、北家の福光がリーチときた。

少し余裕のあるトップ目の中村。
ダブ東のみの2,900でどうするかと思ったが、福光のリーチ宣言牌をチーして無スジを勝負した。
中村、北家・福光のリーチにはドラの北がないと読んでのプッシュ。福光から2,900は3,200のアガリとなった。

次局、中村は役なしテンパイからドラの九万切り。これを福光がポン。中村はその後も役なしのまま押した。
後に中村は言う「東バックだと思っているから、東引いたらヤメる。」本当に読みが鋭い男だ。

福光手牌
五万五万五万一索一索五筒六筒七筒東東  ポン九万 上向き九万 上向き九万 上向き  ドラ九万

結果は山脇が八索をチーしてすぐタンヤオをアガる。300・500は500・700。

その次局には一発ツモの2,000・4,000が炸裂した。山脇は本当によくアガる。嗅覚が鋭いのだろう。

そのままの並びで1回戦終了。
1回戦
山脇+28.5P・中村+15.4P・船木▲8.2P・福光▲35.7P

2回戦、南1局での持ち点。
(親から)山脇33,000・船木23,000・福光39,400・中村24,600

1回戦ラスの福光の頑張り。
南3局に中村に逆転を許すも、南4局1本場には

四索五索六索七索  ポン南南南  加カン八索 上向き八索 上向き八索 上向き八索 上向き  ポン北北北  ツモ七索

この2,000・4,000をアガリ、トップを決めた。

2回戦
福光+27.0P・中村+6.6P・山脇▲8.8P・船木▲24.8P

2回戦終了時
中村+22.0P・山脇+19.7P・福光▲8.7P・船木▲33.0P

現状最下位の船木でも2位と52.7P差。まだ何が起こるかわからない。

3回戦、東2局には船木がドラ色のチンイツ。全員警戒してか、船木の1人テンパイ。共通イメージかはわからないが、船木の爆発力は侮れない。

東4局の持ち点はこう。
(親から)船木24,500・中村30,800・福光28,500・山脇36,200
上位2人が崩れない。
南1局、中村の親番では南家・福光が

三索三索三索五索五索七索七索  暗カン牌の背四筒 上向き四筒 上向き牌の背  ポン五万 上向き五万 上向き五万 上向き  ドラ発

タンヤオトイトイ。ツモれば三暗刻もある。
そこに船木のリーチ。どうやら七対子のようだ。

船木リーチに対し福光も押すが、最後のツモでドラの発を掴む。福光は光速で七索切りを選択。
これを受けて下家の山脇、七索を鳴いてリーチには通る八索を切ればテンパイ。しかし福光をどう読むか。
オリたと思えば切れるが、待ち変えだと考えると切りにくい。
無理する必要のない山脇は、鳴かずにノーテンとなった。
これが福光の光速オリが光った瞬間である。
結局、船木の1人テンパイ。開かれた手牌は七対子の発待ちだった。

続く南2局1本場。またも船木のリーチ。福光、今度はオリられない。
難しい状況だったが、船木がツモアガリ。

五万六万七万五索六索七索四筒五筒五筒六筒六筒八筒八筒  リーチ  ツモ四筒  ドラ五索  裏六筒

なんと倍満。
この倍満の親被りで親も落ち、福光はかなり苦しい。

南3局は福光→山脇2,900

南3局1本場、中村4巡目リーチ

二万二万二万二筒二筒二筒四筒五筒六筒八筒八筒中中  リーチ  ドラ白

そこに真っ向から斬り込む船木。
ダブ南をポンし、西八万と押す。スイッチが入っている時の船木は気持ちが良いくらいに押し続ける。
船木がきっちりアガリきり、500・1,000。

南4局の点棒状況。
(親から)船木47,100・中村23,100・福光15,900・山脇33,900

現状、通過は山脇・中村だが、船木は中村まで11.0Pまで詰めた。
最後の親番。一発でまくれるポイント差だ。
しかし1回で決めたいのは中村も同じ。山脇は放銃しなければ安泰。福光は倍満以上のツモor三倍満出アガリ(誰からでも可)
しびれるオーラスの始まりだ。

中村がアガリに向かいドラの八万を切ると、親の船木がポン。
11.0P差だった船木、いきなり条件を充たした。これをツモるか福光以外からアガれれば次局は伏せて終えられる。

そこに中村のリーチ。そしてこのリーチを歓迎するのは山脇。親には放銃できない山脇だが、中村へは倍満を放銃しても通過なのだ。当然中村も山脇の思考は折り込み済み。
山脇が丁寧に親の現物を選び、中村へ2,600を打って終局となった。

1位通過:山脇千文美 2位通過:中村慎吾

 

【5卓】
藤島健二郎(B1)vs一瀬由梨(D3)vs安村浩司(B1)vs黒木真生(B2)

女流プロの一瀬が、Bリーガー3人に挑む。
一瀬は新人でありながら、予選リーグ第8位で二次トーナメントシード。
そして予選5位でここから登場となる藤島も、並々ならぬ熱を内に秘めているだろう。藤島は現在B1リーグ首位(第4節時点)。今期から出場している静岡リーグも首位。
結果を出しまくっている藤島だが、このWRCリーグには忘れ物があるのだ。
第2期WRCリーグ決勝。
藤島優勝かと思われたが、中川基輝のスーパー大連荘により、藤島の初タイトルへの夢は破れた。

その中川は今回残っていないが、藤島が雪辱に燃えているのは間違いないだろう。

1回戦、小さい動きで南入。
南入した時点では横一線だったが、南1局・安村が親番で連荘。そのまま安村トップ目でオーラスを迎えた。
南4局、持ち点
(親から)黒木22,600・安村44,100・一瀬20,100・藤島33,200

5巡目、親の黒木がドラの一筒を切る。
その頃一瀬は、

二万三万四万五万五万六索六索二筒三筒四筒六筒七筒八筒  ドラ一筒

この形でテンパイしていた。
リーチを掛ければ3着にはなれるが、手替わりも多いし待ちも良くないしツモれば3着だしもしかしたら跳満になって2着だし、ということだろうか。
13巡目に黒木がリーチ。

それを受けて一瀬、六万を引き五万切り追い掛けリーチ!

二万三万四万五万六万六索六索二筒三筒四筒六筒七筒八筒  リーチ  ドラ一筒

2巡後に一万をツモり、700・1,300のアガリとなった。

1回戦
安村+28.4P・藤島+7.5P・一瀬▲11.2P・黒木▲24.7P

2回戦、東4局。苦しい一瀬の親。
黒木・一瀬のリーチ合戦となるも藤島の500・1,000の勝利。

南1局。
(親から)藤島40,500・安村25,300・黒木43,100・一瀬11,100

一瀬9巡目リーチ!

三索三索三索七索七索二筒三筒三筒四筒五筒七筒八筒九筒  リーチ  ドラ一筒

黒木がドラの一筒を引き入れ追い掛けリーチ!

四万五万六万四索六索一筒一筒一筒六筒七筒八筒南南  リーチ

待ち牌の五索は一瀬の河に2枚ある。でもそんなのはお構い無しだ。またこの2人のリーチ合戦となった。
それを受けた3巡後、藤島切り番。

四万七万七万七万二索二索二索三索五索五索六索六索一筒南

もう危険牌だらけ。三索はノーチャンスだが生牌。もしかしたら五索切りもあるのかと観ていたが、藤島の選択は打南。黒木が南待ちになっていてもおかしくはなかったのだが、藤島はギリギリの選択に成功した。
流局、2人テンパイ。

続く南2局1本場、親・安村の6巡目手牌。

三万四万五万六万八万八万南北北北白白発  ドラ八索

その後、白ポン、六万ツモでテンパイ。

三万四万五万六万六万八万八万北北北  ポン白白白

これが終盤までもつれ、四索を切ると黒木がチー。

四万四万六索六索六索八索八索四筒五筒六筒  チー四索 左向き二索 上向き三索 上向き

一瀬が三索を切ると藤島がチー。

一万二万三万六万七万八万一筒二筒八筒八筒  チー三索 左向き一索 上向き二索 上向き

そして安村がハイテイで持ってきたのがドラの八索だからたまったもんじゃない。
安村はやや悔しそうに北を切った。(実際八索は黒木の当たり牌)
一番最初にテンパイしていた安村。一瀬もテンパイしていたため、なんと1人ノーテンになってしまった。
とにかく連荘したかった安村、無念の親落ち。

南3局2本場、供託2本
一瀬さらにリーチするも、藤島に1,300は1,900放銃。藤島は供託も手に入れ黒木に肉薄。

南4局。
(親から)一瀬9,200・藤島43,400・安村23,300・黒木44,100
アガリトップの藤島。

五索五索五索七索八索一筒一筒一筒七筒八筒九筒発発  リーチ

これを一発ツモ。
ドラは乗らず、1,300・2,600のアガリとなった。

2回戦
藤島+33.6P・黒木+17.8P・安村▲13.0P・一瀬▲38.4P

2回戦終了時
藤島+41.1P・安村+15.4P・黒木▲6.9P・一瀬▲49.6P

一瀬は2位の安村まで65.0P差。トップラスでさらに35,000点差。さらに黒木とも素点差をつけなければならないためかなり厳しい。
黒木は安村と2着順差つけれれば楽だが、1着順で12.3P差をつけることを視野に進めていくだろう。

しかし東1局から2人に絶望を突きつけるような安村の2,000・4,000が炸裂。

そして南1局。
(親から)一瀬20,700・藤島25,100・安村40,300・黒木33,900

一瀬最後の親番。
三万四万五万九万九万五索六索六索一筒一筒南南南

早い段階でこの1シャンテンだったがこれがテンパれず・・・!!
終盤に差し掛かるともう仕掛けさせてすらもらえない!
この親落ちで一瀬はどこかで役満が必要に。

しかし上位リーグ者同士の戦いは、最終コーナーを曲がると中々逆転が起こり難いもので、そのまま終局へと走り抜けた──。

1位通過:安村浩司 2位通過:藤島健二郎

 

【6卓】
鈴木誠(D3)vs藤井すみれ(C1)vs山田浩之(A2)vsケネス徳田(B2)

33期生で新人の鈴木誠。予選リーグ、女流プロの中で一番の成績を修めた藤井すみれの登場。

1回戦、鈴木の猛攻!
新人ながら予選6位通過は伊達じゃない!東3局で持ち点43,700!
しかし同1本場、藤井が五万ポンから入り四万をチー。ドラは一万で、ドラ色の染め模様だ。

鈴木手牌
二万三万四万六万八万三索四索五索六索七索八索四筒四筒発  ドラ一万

このテンパイで生牌の発を押した。
この発は無事通過。しかし次に持ってきた二万もツモ切り、跳満の放銃となった。

藤井
一万一万三万四万六万七万八万  チー四万 左向き五万 上向き六万 上向き  ポン五万 上向き五万 上向き五万 上向き  ドラ一万

発が通るとチンイツが濃厚で、チンイツとなると何が当たってもおかしくない。自分の手牌や点棒状況からも、少しもったいない放銃に思えたが、これが鈴木の持ち味なのかもしれない。

東4局には山田が連荘。トップ目に。
同2本場で、山田は七万をポンしてこの形。

二万四万六索七索東南南発中中  ポン七万 上向き七万 上向き七万 上向き

1,500~24,000まである牌姿。相手のスピード感によって着地点を決めていくか。
するとケネスが南切りリーチ!山田はこの南はスルー→南トイツ落とし。その後東を重ね、ケネスからポン。前に出たり下がったり、山田の麻雀はワクワクする。「アガるために下がる」というのがピッタリだろうか。とにかく観ていて安心感がすごい。
結果、喰い取った四索を押しきれず、山田もノーテンで終わった。
ケネスの1人テンパイ。待ちは四索七索だった。

南2局には藤井が連荘。
2本場にさらに親リーチ!

山田手牌
五万六万七万八万八万四索六索七索三筒四筒五筒六筒八筒  ドラ五索

今通った七筒を上家の鈴木が合わせると、山田がこれをチーしてテンパイ・・・とらずの打八万!あくまで安全に手を進める(シャンテン数は変わってないが急所の処理)
すると次のツモが四索→打八万(テンパイ)
リーチ者の藤井からドラの五索が切られ2,000は2,600のアガリとなった。

オーラス1本場には親・山田の3巡目リーチ。
点棒状況
(親から)山田25,100・ケネス31,300・藤井38,700・鈴木24,900

藤井は中ポン、一万ポンとして立ち向かっていったが、ここは山田のアガリとなる。

三万五万六万七万八万五筒六筒七筒西西  暗カン牌の背北北牌の背  リーチ  ツモ四万  ドラ西三筒

裏ドラは乗らず4,000オール。
再び山田がトップ目に。

次局、親・山田2巡目。

一筒一筒二筒五筒六筒八筒東南南西西北発  ドラ三筒

これが決まれば大きい。ここからまず南をポン→打北
そこに藤井からの西切りリーチ!これをポンして打東
今回は全部行くという雰囲気の中、ケネスが切った白にロンの声。

藤井
四万五万六万一索二索三索五筒六筒七筒北北白白  リーチ  ロン白

2,600は3,200のアガリで山田を400点かわしてトップ。
実は北は2枚切れ。この半荘、前に出て勝負し続けた藤井が勝利した。

1回戦
藤井+22.8P・山田+12.4P・ケネス▲11.0P・鈴木▲24.2P

2回戦、東3局にケネスの6,000オール。
南入時点(親から)藤井26,700・鈴木19,700・ケネス53,800山田19,800

南3局、山田のリーチ。
ツモり四暗刻の1シャンテンだった鈴木、終盤に山田から九索をポン。

一万一万六索六索六索一筒一筒一筒中中  ポン九索 上向き九索 上向き九索 上向き

それにより喰い取ってしまったハイテイの四筒。ピンズが安い状況だったので「うるさい!」と行ってしまうかと思ったが、ぐ…っと我慢し手の中に収めた。
山田の待ちは一筒四筒だった。山田・藤井の2人テンパイ。

南4局1本場 供託1本藤井が4巡目リーチ。

親の山田
五万五万五万六万六万七万八万四索六索二筒三筒三筒四筒  ドラ五索

リーチ者藤井がドラの五索を切った。親の上家であるケネス。五索を合わせるか少考。他に安全牌もなく結局合わせると、山田がチーしてテンパイを入れ三筒を勝負!
すると藤井が四万をツモ。

二万三万四万五万六万三索三索七索八索九索一筒一筒一筒  ツモ四万

そして山田

五万五万五万六万六万七万八万二筒三筒四筒  チー五索 左向き四索 上向き六索 上向き

この形だった山田は、自分のチーで流してしまった四万を何とも言えない表情で眺めた。

2回戦
ケネス+40.0P・藤井+4.9P・山田▲15.4P・鈴木▲29.5P

2回戦終了時
ケネス+29.0P・藤井+27.7P・山田▲3.0P・鈴木▲53.7P

ケネス、大きなトップで僅差ながら暫定1位に。
山田は約30P上にいる2人のどちらかをまくれば良いので、それほど難しくはない。(大体2着順+10,000点差)
2連続ラスの鈴木は厳しい。2位と80P以上離れている。とにかく目指すは大連荘だ。

そして始まった3回戦、なんとその鈴木が大連荘。東1局で6本場まで積み、持ち点は60,000点を超えた。

しかし上位2人が崩れない。

南1局1本場 供託1本
(親から)鈴木58,500・藤井24,900・山田4,500・ケネス31,100

鈴木、この並びだとまだ28,000点くらい足りない。しかしこの局は山田がケネスに8,000は8,300を放銃。親が落ちてしまった。
その次局、鈴木は山田の先制リーチに果敢に追い掛けるも、リーチ宣言牌が山田に捕まり8,000の放銃。

五万五万六万七万七万八万八万二索二索二索三索四索五索  ロン六万  ドラ六索  裏五索

高め高めの六万で裏ドラも1枚乗ってしまった鈴木は絶望的。
逆に山田はこのアガリで親を迎え気分良く打てるかと思われたが、自分の状況をはっきりわかっている藤井が鈴木から1,000点をアガった。

南4局 ドラ白

鈴木は役満ツモor藤井から三倍満直撃。
山田も役満ツモor藤井から三倍満直撃だ。

結果は流局となるのだが、最後に開かれた鈴木の手牌は

四索四索四索五索五索六索七索七索八索八索八索九索九索

というものだった。

全員の持ち味が発揮された対局だったと思う。通過は爆発のケネスと安定の藤井であった。

1位通過:ケネス徳田 2位通過:藤井すみれ

これにて二次トーナメントが全卓終了。

しかし安堵してもいられない。
まだまだ戦いは続いていくのだ。
今回勝ち上がった12名に加え、小林正和(前回覇者)・前原雄大(鳳凰位)・ともたけ雅晴(WRCチャンピオン)・櫛田利太(予選リーグ1位)が登場する。

ベスト16は8/10(金)、連盟スタジオにて行われる。
今期はベテラン勢の巻き返しなるか、はたまたニューヒーローの誕生か…

まだまだ目が離せない!!

A卓:小林正和vs冨田久志vsケネス徳田vs藤島健二郎

B卓:前原雄大vs山脇千文美vs安村浩司vs藤井すみれ

C卓:ともたけ雅晴vs東谷達矢vs桜川姫子vs中村慎吾

D卓:櫛田利太vs沢崎誠vs中村毅vs宮内崇成

第35期 B1・B2リーグ 前期最終節成績表

B1

順位 名前 1節 2節 3節 4節 5節 合計
1 藤島 健二郎 28.9 58.5 5.4 33.3 26.7 152.8
2 白鳥 翔 101.8 ▲ 11.0 44.2 ▲ 36.8 26.6 124.8
3 増田 隆一 ▲ 45.0 43.4 45.4 42.2 20.3 106.3
4 安村 浩司 74.2 27.7 ▲ 21.7 ▲ 12.1 ▲ 9.6 58.5
5 仁平 宣明 23.9 ▲ 6.6 14.6 2.6 8.9 43.4
6 西岡 慎泰 58.4 11.3 33.2 ▲ 20.6 ▲ 53.7 28.6
7 柴田 吉和 ▲ 53.1 ▲ 52.3 0.4 48.7 84.9 28.6
8 鮎川 卓 ▲ 54.7 28.7 ▲ 20.2 ▲ 9.0 36.7 ▲ 18.5
9 奈良 圭純 14.6 2.3 ▲ 24.0 ▲ 31.7 15.9 ▲ 22.9
10 櫻井 秀樹 ▲ 14.7 4.5 29.6 ▲ 29.7 ▲ 20.5 ▲ 30.8
11 一井 慎也 ▲ 28.9 47.2 ▲ 39.0 11.2 ▲ 25.2 ▲ 34.7
12 四柳 弘樹 ▲ 38.4 ▲ 57.0 19.2 17.8 19.5 ▲ 38.9
13 安 秉参 ▲ 87.5 66.7 4.4 ▲ 2.8 ▲ 26.5 ▲ 45.7
14 ともたけ 雅晴 64.2 ▲ 79.4 ▲ 18.8 20.8 ▲ 34.6 ▲ 47.8
15 吉沢 康次 ▲ 16.9 ▲ 40.9 ▲ 1.9 ▲ 46.4 ▲ 67.2 ▲ 173.3
16 武田 裕希 ▲ 26.8 ▲ 93.1 ▲ 70.8 10.5 ▲ 3.2 ▲ 183.4

昇級者 2名 (青字で表示)     降級者 3名 (赤字で表示)
※降級者は都合により(休場者や退会者が出たりなど)残留となる場合があります。また、途中で休場者や退会者が出た場合成績表には掲載致しません。
昇降級ライン:順位枠内に表示

B2

順位 名前 1節 2節 3節 4節 5節 合計
1 明石 定家 34.1 49.9 ▲ 22.1 16.2 55.3 133.4
2 杉浦 勘介 ▲ 4.4 25.5 84.5 ▲ 5.7 ▲ 18.5 81.4
3 石川 遼 59.1 20.9 ▲ 24.0 2.7 17.3 76.0
4 西島 一彦 30.2 ▲ 16.0 56.2 ▲ 2.6 1.2 69.0
5 藤井 崇勝 ▲ 31.2 26.0 55.0 ▲ 2.8 4.8 51.8
6 ケネス 徳田 ▲ 29.8 ▲ 6.4 50.0 ▲ 3.6 25.6 35.8
7 渡辺 勇人 13.3 ▲ 3.6 ▲ 38.2 85.5 ▲ 37.6 19.4
8 高橋 良介 31.2 9.5 36.3 ▲ 28.6 ▲ 32.3 16.1
9 森下 剛任 0.5 41.9 ▲ 69.2 16.1 23.2 12.5
10 金子 貴行 46.6 ▲ 26.7 18.4 ▲ 14.5 ▲ 13.5 10.3
11 土井 悟 ▲ 13.3 57.5 ▲ 1.9 ▲ 36.0 ▲ 4.6 1.7
12 福島 佑一 ▲ 43.7 ▲ 4.3 23.8 6.7 16.1 ▲ 1.4
13 本田 朋広 21.6 ▲ 22.3 ▲ 54.6 22.4 2.9 ▲ 30.0
14 上村 慎太郎 ▲ 20.7 ▲ 40.3 8.3 ▲ 17.9 15.3 ▲ 55.3
15 山井 弘 ▲ 57.0 ▲ 40.5 32.4 8.3 ▲ 4.2 ▲ 61.0
16 滝沢 和典 ▲ 0.5 ▲ 35.1 ▲ 74.4 10.4 3.8 ▲ 95.8
17 黒木 真生 ▲ 37.0 ▲ 36.0 ▲ 81.5 ▲ 60.6 ▲ 56.8 ▲ 271.9

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第35期 C1・C2・C3リーグ 前期最終節成績表

C1

順位 名前 1節 2節 3節 4節 5節 合計
1 石立 岳大 7.0 34.4 ▲ 18.1 74.8 45.0 143.1
2 須浦 正裕 18.5 22.0 70.8 14.0 6.1 131.4
3 大和 11.2 54.6 ▲ 43.6 32.5 36.4 91.1
4 鈴木 秀幸 8.1 ▲ 2.3 54.4 ▲ 27.3 58.1 91.0
5 中村 慎吾 15.8 106.1 23.5 ▲ 29.4 ▲ 25.7 90.3
6 岡田 茂 ▲ 61.8 34.6 ▲ 19.9 91.3 31.5 75.7
7 三浦 智博 16.1 ▲ 16.9 48.5 57.1 ▲ 35.0 69.8
8 川口 亮雅 ▲ 1.8 43.1 ▲ 20.2 10.5 31.9 63.5
9 浜上 文吾 10.2 3.0 ▲ 12.5 85.9 ▲ 34.3 52.3
10 齋藤 豪 13.9 ▲ 20.1 38.1 ▲ 7.8 7.5 31.6
11 寺尾 威一郎 ▲ 45.5 1.0 92.5 ▲ 13.8 ▲ 3.5 30.7
12 蛯原 朗 9.5 2.6 ▲ 69.7 10.3 66.5 19.2
13 佐山 竜介 24.9 ▲ 27.6 ▲ 30.8 46.1 ▲ 7.2 5.4
14 内田 美乃里 ▲ 49.3 14.7 15.6 27.9 ▲ 4.5 4.4
15 三浦 大輔 ▲ 40.3 13.0 21.5 13.7 ▲ 8.9 ▲ 1.0
16 戸井田 清光 ▲ 0.3 ▲ 55.5 ▲ 47.1 56.7 42.1 ▲ 4.1
17 藤井 すみれ ▲ 7.2 ▲ 45.5 ▲ 1.6 8.8 35.5 ▲ 10.0
18 藤岡 良一 ▲ 24.2 17.8 0.0 ▲ 37.6 33.8 ▲ 10.2
19 藤本 哲也 27.9 ▲ 40.2 14.7 ▲ 11.2 ▲ 22.8 ▲ 31.6
20 松崎 良文 15.9 37.8 ▲ 17.5 ▲ 60.2 ▲ 8.0 ▲ 32.0
21 小松 武蔵 ▲ 24.5 ▲ 11.2 ▲ 0.9 36.6 ▲ 37.7 ▲ 37.7
22 相沢 かおる 38.2 ▲ 38.2 ▲ 14.7 7.9 ▲ 33.5 ▲ 40.3
23 森脇 翼 15.2 5.5 ▲ 38.7 ▲ 41.9 9.6 ▲ 50.3
24 越野 智紀 13.2 20.7 ▲ 33.3 ▲ 40.3 ▲ 15.5 ▲ 55.2
25 中村 毅 17.6 ▲ 12.1 ▲ 16.1 ▲ 14.2 ▲ 36.8 ▲ 61.6
26 寺戸 孝志 ▲ 18.3 22.9 49.9 ▲ 60.9 ▲ 60.7 ▲ 67.1
27 樋口 徹 43.5 ▲ 56.1 ▲ 45.4 ▲ 65.6 48.5 ▲ 75.1
28 河井 保国 ▲ 16.6 ▲ 41.9 ▲ 18.3 ▲ 45.1 ▲ 5.2 ▲ 127.1
29 小川 尚哉 ▲ 39.3 ▲ 66.5 ▲ 6.3 14.9 ▲ 30.6 ▲ 127.8
30 東谷 達矢 ▲ 45.1 ▲ 2.0 ▲ 12.5 ▲ 23.4 ▲ 54.3 ▲ 137.3
31 吉田 幸雄 4.5 ▲ 16.3 ▲ 1.6 ▲ 110.3 ▲ 31.3 ▲ 155.0

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C2

順位 名前 1節 2節 3節 4節 5節 合計
1 井出 康平 32.8 97.9 89.9 ▲ 36.9 73.7 257.4
2 石橋 和也 ▲ 29.3 46.7 27.5 98.8 34.8 178.5
3 伊藤 鉄也 39.6 20.1 37.0 49.0 6.7 152.4
4 永井 卓也 48.1 16.1 51.7 ▲ 5.7 ▲ 8.5 101.7
5 田中 史孝 64.7 11.5 ▲ 34.3 38.7 19.5 100.1
6 真鍋 明広 ▲ 12.9 82.0 ▲ 1.0 ▲ 10.5 25.2 82.8
7 武石 絵里 56.1 23.9 ▲ 23.3 25.5 0.0 82.2
8 中土 恵介 6.9 ▲ 28.1 70.6 33.8 ▲ 3.8 79.4
9 小野 雅峻 37.7 ▲ 17.1 31.3 ▲ 32.3 59.4 79.0
10 蒼山 秀佑 28.2 ▲ 48.1 37.6 5.7 44.7 68.1
11 末続 ヒロトシ 25.9 45.9 ▲ 14.8 ▲ 2.7 11.7 66.0
12 須長 正和 ▲ 9.4 ▲ 6.9 73.7 3.8 3.2 64.4
13 樋口 洋輔 85.5 1.0 65.3 ▲ 20.0 ▲ 69.3 62.5
14 斉藤 桂史 67.9 56.0 ▲ 1.2 ▲ 35.1 ▲ 38.3 49.3
15 石川 正明 5.4 32.3 ▲ 32.4 3.1 37.3 45.7
16 鈴木 雄介 ▲ 66.3 54.0 25.1 30.0 2.1 44.9
17 鈴木 郁孝 0.1 14.9 12.4 34.9 ▲ 23.3 39.0
18 福光 聖雄 2.8 25.9 ▲ 16.3 ▲ 41.1 53.7 25.0
19 上田 直樹 37.2 4.2 40.8 ▲ 4.2 ▲ 58.7 19.3
20 斉藤 等 ▲ 58.1 ▲ 23.2 45.0 47.1 8.3 19.1
21 太田 昌樹 4.1 ▲ 46.2 ▲ 1.5 23.1 23.9 3.4
22 居藤 洸 64.4 ▲ 60.5 ▲ 52.7 8.4 38.5 ▲ 1.9
23 日吉 辰哉 4.0 12.9 3.4 ▲ 33.4 6.2 ▲ 6.9
24 宮内 こずえ 1.8 ▲ 35.5 46.4 1.2 ▲ 29.4 ▲ 15.5
25 神林 剛 ▲ 23.6 ▲ 49.1 ▲ 1.2 29.4 20.8 ▲ 23.7
26 大和田 篤史 22.7 10.3 ▲ 61.4 27.0 ▲ 23.4 ▲ 24.8
27 平尾 昌邦 5.5 ▲ 1.9 10.5 ▲ 23.3 ▲ 26.5 ▲ 35.7
28 野方 祐介 27.6 15.0 3.7 ▲ 32.3 ▲ 60.0 ▲ 46.0
29 仲田 加南 ▲ 70.2 ▲ 42.2 ▲ 38.9 55.1 41.8 ▲ 54.4
30 蒼井 ゆりか ▲ 32.1 ▲ 18.6 2.8 ▲ 14.4 6.0 ▲ 56.3
31 井出 一寛 3.9 ▲ 15.9 3.9 ▲ 37.4 ▲ 10.9 ▲ 56.4
32 老月 貴紀 2.6 7.1 ▲ 45.0 ▲ 0.6 ▲ 20.8 ▲ 56.7
33 船木 伸一 ▲ 3.5 ▲ 61.9 ▲ 46.3 1.1 49.3 ▲ 61.3
34 伊賀 則夫 ▲ 72.4 54.2 ▲ 54.3 ▲ 56.1 66.7 ▲ 61.9
35 林 俊宏 ▲ 0.2 ▲ 18.2 ▲ 6.0 ▲ 41.3 0.0 ▲ 65.7
36 北條 恵美 ▲ 40.6 ▲ 20.8 ▲ 1.6 22.3 ▲ 29.4 ▲ 70.1
37 二階堂 瑠美 ▲ 16.6 28.6 ▲ 44.9 8.4 ▲ 48.1 ▲ 72.6
38 平野 良栄 ▲ 44.9 1.2 ▲ 14.7 ▲ 5.7 ▲ 9.1 ▲ 73.2
39 犬見 武史 ▲ 44.5 ▲ 11.0 ▲ 34.4 ▲ 69.9 84.4 ▲ 75.4
40 新谷 翔平 29.4 1.7 ▲ 50.1 ▲ 29.6 ▲ 31.6 ▲ 80.2
41 三田 不二夫 33.8 ▲ 63.3 ▲ 55.4 48.5 ▲ 63.8 ▲ 100.2
42 柚木 正仁 ▲ 20.3 ▲ 20.8 ▲ 45.2 ▲ 0.3 ▲ 52.4 ▲ 139.0
43 七瀬 真実 ▲ 50.5 ▲ 12.1 ▲ 16.8 ▲ 17.9 ▲ 47.4 ▲ 144.7
44 西嶋 ゆかり ▲ 71.8 ▲ 62.2 38.9 ▲ 33.5 ▲ 18.0 ▲ 146.6
45 田代 航太郎 ▲ 75.5 ▲ 3.8 ▲ 43.8 ▲ 50.7 ▲ 47.2 ▲ 221.0

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C3

順位 名前 1節 2節 3節 4節 5節 合計
1 岩井 健太 34.1 ▲ 7.6 48.8 59.4 4.5 139.2
2 後藤 隆 62.7 ▲ 11.3 53.0 ▲ 5.2 38.0 137.2
3 東 幸一郎 ▲ 1.7 46.5 ▲ 5.5 23.8 56.4 119.5
4 三戸 亮祐 75.5 13.4 ▲ 29.8 67.0 ▲ 18.5 107.6
5 桜井 紘己 51.6 ▲ 0.5 ▲ 44.1 77.9 22.4 107.3
6 羽山 真生 ▲ 24.8 11.0 40.6 61.0 ▲ 4.3 83.5
7 高橋 信夫 ▲ 1.9 34.3 6.7 0.9 37.2 77.2
8 太田 優介 29.1 ▲ 14.3 ▲ 5.6 ▲ 4.7 67.3 71.8
9 山脇 千文美 65.8 ▲ 2.9 ▲ 18.7 7.3 16.1 67.6
10 伊井 功雅 ▲ 9.2 ▲ 28.5 53.7 25.3 17.6 58.9
11 安田 麻里菜 7.0 ▲ 10.9 54.2 ▲ 21.8 22.3 50.8
12 北野 由実 ▲ 3.5 8.8 39.3 ▲ 37.2 42.1 49.5
13 久山 浩司 17.2 30.3 8.5 4.6 ▲ 13.6 47.0
14 平野 敬悟 51.4 18.7 ▲ 22.9 23.2 ▲ 35.3 35.1
15 中川 基輝 16.7 ▲ 11.9 36.7 ▲ 9.6 2.5 34.4
16 福山 満幸 ▲ 2.2 ▲ 0.2 15.7 ▲ 2.1 16.0 27.2
17 中山 奈々美 ▲ 20.7 ▲ 19.9 25.0 ▲ 0.7 33.5 17.2
18 島村 泰之 ▲ 25.1 10.0 19.3 36.1 ▲ 24.3 16.0
19 伊藤 大輔 42.0 ▲ 38.0 29.8 ▲ 8.6 ▲ 15.0 10.2
20 森岡 貞臣 ▲ 23.5 64.2 ▲ 60.0 35.0 ▲ 6.1 9.6
21 安藤 友一 ▲ 67.1 ▲ 23.0 78.5 17.8 ▲ 1.6 4.6
22 童 瞳 ▲ 5.7 19.5 22.4 ▲ 8.4 ▲ 24.8 3.0
23 中川 由佳梨 50.6 ▲ 7.4 24.0 ▲ 20.2 ▲ 44.5 2.5
24 宮崎 皓之介 ▲ 40.7 3.2 ▲ 28.5 52.4 13.7 0.1
25 松本 遊助 7.4 10.1 ▲ 39.7 16.1 0.7 ▲ 5.4
26 鳥越 真仁 ▲ 50.9 4.1 ▲ 11.8 32.9 19.7 ▲ 6.0
27 優木 美智 ▲ 12.8 7.0 16.4 18.7 ▲ 35.6 ▲ 6.3
28 和泉 由希子 ▲ 34.9 ▲ 35.7 ▲ 1.2 43.4 20.5 ▲ 7.9
29 泉 亮多 1.5 ▲ 1.1 36.6 ▲ 31.9 ▲ 17.4 ▲ 12.3
30 林 潤一郎 6.9 ▲ 2.3 13.7 ▲ 21.4 ▲ 11.6 ▲ 14.7
31 今泉 誠一 ▲ 50.7 ▲ 2.7 ▲ 10.6 27.3 18.8 ▲ 17.9
32 小林 正和 ▲ 48.6 ▲ 41.6 46.4 ▲ 2.2 25.8 ▲ 20.2
33 鈴木 基芳 66.2 6.9 ▲ 4.5 ▲ 61.2 ▲ 34.1 ▲ 26.7
34 小車 祥 ▲ 12.3 ▲ 14.9 ▲ 38.2 43.2 ▲ 16.4 ▲ 38.6
35 谷岡 育夫 41.0 ▲ 50.7 ▲ 18.3 ▲ 8.9 ▲ 8.0 ▲ 44.9
36 優月 みか ▲ 29.0 86.2 ▲ 46.6 ▲ 63.4 7.4 ▲ 45.4
37 末松 隆文 ▲ 4.6 57.7 ▲ 11.3 ▲ 38.6 ▲ 50.0 ▲ 46.8
38 水澤 明彦 ▲ 56.3 61.9 ▲ 48.2 28.4 ▲ 43.1 ▲ 57.3
39 小田 悟志 ▲ 48.5 ▲ 22.1 19.8 ▲ 16.7 3.8 ▲ 63.7
40 王 政芳 9.8 ▲ 40.5 8.9 22.2 ▲ 70.1 ▲ 69.7
41 手塚 紗掬 ▲ 7.5 ▲ 31.8 ▲ 48.4 1.3 9.8 ▲ 76.6
42 荒牧 冬樹 23.0 24.9 ▲ 20.1 ▲ 62.5 ▲ 50.0 ▲ 84.7
43 吾妻 さおり 39.5 ▲ 8.4 ▲ 32.1 ▲ 82.7 ▲ 18.5 ▲ 102.2
44 角屋 保人 ▲ 51.0 1.7 ▲ 53.5 ▲ 35.6 16.1 ▲ 122.3
45 古本 和宏 ▲ 39.5 ▲ 23.5 30.5 ▲ 58.0 ▲ 50.0 ▲ 140.5
46 美波 智子 11.4 ▲ 51.3 ▲ 88.8 ▲ 66.0 9.9 ▲ 184.8
47 江隈 亨 ▲ 11.8 ▲ 73.0 ▲ 40.8 ▲ 59.6 ▲ 29.3 ▲ 214.5

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第35期 D1・D2・D3リーグ前期最終節成績表

順位 名前 1節 2節 3節 4節 5節 合計
1 松本 裕也 ▲ 65.6 47.8 29.2 93.5 109.8 214.7
2 吉田 求 67.4 41.4 8.3 10.9 29.4 157.4
3 菊原 真人 22.9 17.8 ▲ 10.9 54.1 33.6 117.5
4 石原 康申 46.6 ▲ 34.5 52.0 16.8 26.3 107.2
5 庄田 祐生 ▲ 18.4 72.9 ▲ 6.9 44.5 8.3 100.4
6 高沢 雅 27.6 ▲ 29.0 28.6 28.4 44.3 99.9
7 小川 淳 58.4 ▲ 15.0 ▲ 17.0 24.6 27.6 78.6
8 髙橋 勇 ▲ 18.6 10.3 49.5 ▲ 32.8 68.0 76.4
9 高谷 圭一 70.9 16.3 16.0 18.2 ▲ 46.8 74.6
10 南里 はるみ 35.8 4.7 24.8 ▲ 30.0 32.0 67.3
11 赤司 美奈子 ▲ 32.4 ▲ 47.7 53.3 102.8 ▲ 13.4 62.6
12 岡本 真一 ▲ 3.3 ▲ 24.5 2.9 3.0 67.1 45.2
13 室伏 理麻 9.1 47.5 ▲ 4.0 3.7 ▲ 27.2 29.1
14 大木 亮典 3.5 27.0 ▲ 60.4 46.8 2.2 19.1
15 中西 栄二 ▲ 24.7 ▲ 49.0 26.3 27.9 27.8 8.3
16 清原 継光 20.9 36.5 ▲ 37.3 28.2 ▲ 43.1 5.2
17 原 佑典 25.1 20.8 1.0 ▲ 15.5 ▲ 27.8 3.6
18 青山 めぐみ ▲ 21.4 5.3 36.4 2.7 ▲ 28.9 ▲ 5.9
19 小島 広宣 62.2 ▲ 47.3 45.9 ▲ 53.0 ▲ 13.9 ▲ 6.1
20 小町 拓也 ▲ 56.9 30.1 18.5 31.8 ▲ 33.1 ▲ 9.6
21 関島 義基 ▲ 46.4 22.7 ▲ 1.5 ▲ 25.3 33.2 ▲ 17.3
22 西田 修 ▲ 58.6 ▲ 10.9 89.7 ▲ 25.0 ▲ 13.6 ▲ 18.4
23 鷲見 隼人 9.0 73.2 ▲ 44.7 ▲ 33.8 ▲ 22.3 ▲ 18.6
24 桶本 篤史 13.9 3.1 25.6 3.0 ▲ 66.5 ▲ 20.9
25 藤原 正允 ▲ 7.4 ▲ 55.3 21.4 26.0 ▲ 6.7 ▲ 22.0
26 ガース 10.0 28.7 ▲ 44.5 ▲ 19.7 ▲ 0.1 ▲ 25.6
27 高田 麻衣子 10.9 47.2 ▲ 25.1 ▲ 45.3 ▲ 19.8 ▲ 32.1
28 美晤 ▲ 46.8 24.6 36.2 ▲ 76.4 24.3 ▲ 38.1
29 山嵜 竜丸 ▲ 3.7 ▲ 2.4 ▲ 43.6 39.8 ▲ 31.2 ▲ 41.1
30 内山 歩 4.4 ▲ 70.6 4.5 ▲ 42.3 62.8 ▲ 41.2
31 加賀美 幸孝 57.4 ▲ 41.4 ▲ 20.3 ▲ 12.8 ▲ 24.5 ▲ 41.6
32 大久保 朋美 ▲ 29.4 ▲ 17.0 47.3 38.2 ▲ 84.8 ▲ 45.7
33 岡本 和也 ▲ 18.8 20.6 ▲ 28.9 17.6 ▲ 44.0 ▲ 53.5
34 高柳 節子 ▲ 10.8 9.6 10.8 ▲ 22.5 ▲ 45.7 ▲ 58.6
35 新井 駿一 5.5 ▲ 20.0 ▲ 8.6 ▲ 66.8 1.7 ▲ 88.2
36 相場 雄大 13.5 ▲ 37.2 ▲ 14.6 1.9 ▲ 55.0 ▲ 91.4
37 宮内 崇成 ▲ 86.4 16.7 ▲ 2.0 ▲ 35.2 ▲ 6.4 ▲ 113.3
38 岡部 光輝 ▲ 24.9 ▲ 43.9 ▲ 76.3 ▲ 27.9 35.3 ▲ 137.7
39 木島 甲太郎 15.2 ▲ 62.2 ▲ 71.6 ▲ 60.4 40.8 ▲ 138.2
40 冨田 久志 ▲ 17.7 ▲ 56.9 ▲ 116.0 ▲ 59.7 ▲ 44.7 ▲ 295.0

昇級者 8名 (青字で表示)    降級者 4名 (赤字で表示)
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D2

順位 名前 1節 2節 3節 4節 5節 合計
1 福田 雄大 ▲ 9.6 48.4 156.2 ▲ 2.5 4.0 196.5
2 厚谷 昇汰 59.6 24.8 27.7 50.4 27.3 189.8
3 石森 隆雄 74.3 76.7 ▲ 14.1 22.1 17.1 176.1
4 伏見 誠一郎 58.6 ▲ 21.1 52.0 ▲ 7.8 82.2 163.9
5 山田 学武 ▲ 16.4 86.1 14.0 20.3 53.7 157.7
6 里木 祐介 39.0 77.8 35.9 2.2 ▲ 8.7 146.2
7 櫛田 利太 95.6 ▲ 37.5 29.2 ▲ 12.0 ▲ 0.7 74.6
8 澤田 唯 9.3 29.1 64.5 ▲ 43.3 11.4 71.0
9 高宮 まり ▲ 22.1 54.6 23.5 7.0 ▲ 7.2 55.8
10 松岡 千晶 ▲ 37.1 ▲ 31.9 36.5 40.1 42.3 49.9
11 菅原 千瑛 ▲ 9.8 52.2 28.1 ▲ 38.3 12.3 44.5
12 荒井 裕太 34.7 ▲ 8.3 ▲ 48.2 51.2 15.0 44.4
13 中岫 宏文 41.9 ▲ 23.0 37.1 ▲ 6.4 ▲ 9.0 40.6
14 大鹿糠 文也 ▲ 33.1 5.0 17.2 114.1 ▲ 66.6 36.6
15 桜川 姫子 18.9 58.5 ▲ 35.0 ▲ 7.5 ▲ 0.4 34.5
16 紺野 光則 19.2 ▲ 57.0 ▲ 7.1 40.8 34.8 30.7
17 時田 拓和 23.1 ▲ 39.7 ▲ 59.1 43.1 62.8 30.2
18 内山 えみ 40.6 ▲ 1.3 4.3 0.4 ▲ 31.4 12.6
19 戸部 弘次 20.7 11.2 3.0 2.8 ▲ 26.2 11.5
20 石田 亜沙己 ▲ 17.7 ▲ 39.5 31.1 37.8 ▲ 11.1 0.6
21 吉野 敦志 19.5 ▲ 1.7 ▲ 79.0 29.8 27.6 ▲ 3.8
22 西原 純 ▲ 5.5 ▲ 11.8 ▲ 13.4 1.8 24.2 ▲ 4.7
23 中 寿文 ▲ 51.6 33.9 56.1 ▲ 7.9 ▲ 47.3 ▲ 16.8
24 宗像 惇 ▲ 41.8 13.3 ▲ 22.5 ▲ 21.1 53.8 ▲ 18.3
25 向井 譲 ▲ 1.4 ▲ 53.7 ▲ 15.7 ▲ 7.9 59.4 ▲ 19.3
26 山中 翼 12.3 ▲ 4.8 21.7 20.5 ▲ 77.7 ▲ 28.0
27 鈴木 健大 ▲ 55.8 13.9 30.0 11.1 ▲ 31.2 ▲ 32.0
28 古谷 知美 ▲ 8.7 ▲ 5.7 ▲ 44.0 11.2 12.0 ▲ 35.2
29 上田 稜 ▲ 32.5 ▲ 10.5 18.0 ▲ 15.5 ▲ 2.7 ▲ 43.2
30 谷 誠之 18.6 ▲ 37.9 ▲ 10.0 ▲ 38.8 20.5 ▲ 47.6
31 貫上 洋志 1.1 ▲ 75.0 16.5 ▲ 16.1 20.4 ▲ 53.1
32 志多木 健 0.0 28.0 ▲ 28.8 ▲ 0.8 ▲ 55.4 ▲ 57.0
33 月江 いくこ ▲ 37.1 ▲ 47.7 56.3 ▲ 62.7 10.6 ▲ 80.6
34 髙田 翔 0.2 20.0 ▲ 94.3 ▲ 50.0 32.5 ▲ 91.6
35 重原 聡 8.1 ▲ 18.8 ▲ 26.9 ▲ 58.2 ▲ 5.8 ▲ 101.6
36 渡辺 洋巳 ▲ 26.0 ▲ 3.2 ▲ 19.8 ▲ 46.5 ▲ 28.4 ▲ 123.9
37 大庭 三四郎 ▲ 59.5 62.4 ▲ 55.4 ▲ 52.1 ▲ 31.7 ▲ 136.3
38 こばり しん ▲ 0.3 ▲ 28.4 ▲ 51.1 ▲ 36.9 ▲ 42.6 ▲ 159.3
39 斉藤 理絵 ▲ 39.1 ▲ 29.2 ▲ 29.2 0.9 ▲ 64.9 ▲ 161.5
40 金丸 卓矢 ▲ 52.2 ▲ 37.5 ▲ 70.4 6.5 ▲ 71.9 ▲ 225.5
41 足立 純哉 ▲ 42.0 ▲ 72.7 ▲ 38.9 ▲ 34.8 ▲ 45.0 ▲ 233.4

昇級者 8名 (青字で表示)    降級者 4名 (赤字で表示)
※降級者は都合により(休場者や退会者が出たりなど)残留となる場合があります。また、途中で休場者や退会者が出た場合成績表には掲載致しません。
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D3

順位 名前 1節 2節 3節 4節 5節 合計
1 木原 翼 12.7 ▲ 5.1 49.4 95.5 39.7 192.2
2 奥津 勇輝 45.9 61.3 ▲ 24.5 99.1 1.8 183.6
3 西川 舞 34.6 53.2 60.6 21.3 6.9 176.6
4 源 二郎 51.7 15.7 41.4 40.6 16.8 166.2
5 内藤 正樹 110.6 42.5 ▲ 7.5 ▲ 42.6 62.0 165.0
6 阿久津 翔太 ▲ 2.3 79.0 4.8 53.9 4.6 140.0
7 瀬下 勝也 52.5 34.9 ▲ 3.7 ▲ 2.1 43.3 124.9
8 小林 大地 2.2 59.8 13.8 ▲ 52.4 98.3 121.7
9 岡田 紗佳 0.0 ▲ 14.5 85.0 11.8 31.0 113.3
10 皆川 直毅 ▲ 37.2 9.9 65.4 41.2 28.1 107.4
11 岡崎 涼太 53.1 ▲ 28.7 22.6 ▲ 5.1 45.8 87.7
12 遠藤 勇介 141.1 5.3 78.3 ▲ 86.3 ▲ 60.1 78.3
13 永井 勝晴 5.8 85.5 ▲ 7.1 ▲ 11.9 3.7 76.0
14 井上 真孝 30.4 ▲ 66.2 28.5 ▲ 1.2 73.4 64.9
15 稲垣 諒彦 ▲ 12.1 0.2 17.3 35.9 9.7 51.0
16 内田 みこ ▲ 37.5 ▲ 5.8 21.8 ▲ 54.8 124.5 48.2
17 中津 真吾 22.9 82.7 ▲ 39.3 33.0 ▲ 57.0 42.3
18 川原 舞子 68.3 ▲ 14.9 ▲ 21.3 ▲ 0.8 ▲ 13.3 18.0
19 阿部 謙一 16.8 9.7 ▲ 20.1 ▲ 29.4 37.4 14.4
20 中野 妙子 22.3 37.1 ▲ 6.7 ▲ 69.2 27.1 10.6
21 蓮沼 友樹 9.6 ▲ 23.7 17.5 60.3 ▲ 65.5 ▲ 1.8
22 江端 隼 ▲ 14.7 ▲ 47.7 24.0 23.3 10.2 ▲ 4.9
23 戸田 誠輝 ▲ 9.7 30.9 ▲ 43.5 ▲ 27.9 42.9 ▲ 7.3
24 一瀬 由梨 50.1 ▲ 71.7 28.4 ▲ 41.2 21.2 ▲ 13.2
25 小玉 渉 ▲ 77.3 33.4 ▲ 1.7 112.7 ▲ 81.0 ▲ 13.9
26 池田 来斗 20.0 ▲ 19.1 ▲ 42.0 31.1 ▲ 4.1 ▲ 14.1
27 三田 晋也 31.7 12.8 20.1 ▲ 70.5 ▲ 10.5 ▲ 16.4
28 宮澤 昂奨 ▲ 36.4 42.8 10.9 ▲ 30.4 ▲ 7.9 ▲ 21.0
29 柴田 航平 38.7 ▲ 10.4 ▲ 23.9 14.9 ▲ 41.6 ▲ 22.3
30 新 大地 ▲ 136.8 9.6 22.5 46.5 33.3 ▲ 24.9
31 杉浦 幸 59.3 ▲ 71.9 ▲ 4.2 ▲ 45.3 35.3 ▲ 26.8
32 白銀 紗希 5.2 14.6 ▲ 46.3 29.0 ▲ 36.0 ▲ 33.5
33 沖 ヒカル ▲ 16.1 23.5 ▲ 66.8 ▲ 31.7 50.1 ▲ 41.0
34 井上 絵美子 ▲ 27.6 11.8 ▲ 1.0 8.4 ▲ 34.0 ▲ 42.4
35 金子 正明 ▲ 42.7 16.5 0.0 ▲ 7.8 ▲ 8.7 ▲ 42.7
36 齋藤 麻衣子 ▲ 42.9 15.3 39.5 ▲ 66.6 8.7 ▲ 46.0
37 渋谷 菜瑠美 4.5 ▲ 47.9 ▲ 28.3 1.5 10.9 ▲ 59.3
38 小笠原 奈央 3.4 0.4 ▲ 27.4 16.4 ▲ 56.6 ▲ 63.8
39 小島 優 ▲ 47.8 20.4 ▲ 17.7 50.0 ▲ 73.2 ▲ 68.3
40 楠原 遊 ▲ 22.9 ▲ 38.8 ▲ 24.1 ▲ 2.7 15.6 ▲ 72.9
41 今岡 英忠 0.8 ▲ 61.5 13.5 ▲ 21.1 ▲ 22.2 ▲ 90.5
42 早川 林香 ▲ 22.4 ▲ 36.4 ▲ 36.0 14.0 ▲ 18.5 ▲ 99.3
43 鈴木 誠 ▲ 63.2 ▲ 3.4 ▲ 74.0 8.0 27.4 ▲ 105.2
44 木暮 智貴 8.8 ▲ 4.5 ▲ 49.7 ▲ 30.0 ▲ 30.1 ▲ 105.5
45 青嶋 宏樹 ▲ 50.7 ▲ 17.5 3.7 ▲ 31.1 ▲ 27.1 ▲ 122.7
46 鹿嶌 文太 ▲ 14.1 ▲ 51.5 ▲ 46.0 36.0 ▲ 56.3 ▲ 131.9
47 杉山 俊彦 ▲ 49.7 ▲ 44.8 33.8 ▲ 53.1 ▲ 36.6 ▲ 150.4
48 松岡 昭彦 ▲ 7.7 ▲ 88.3 ▲ 4.6 ▲ 12.7 ▲ 41.5 ▲ 154.8
49 松田 彩花 ▲ 69.0 10.4 ▲ 3.4 ▲ 55.3 ▲ 69.4 ▲ 186.7
50 片倉 まち ▲ 56.8 ▲ 59.8 ▲ 37.9 ▲ 4.2 ▲ 59.5 ▲ 218.2

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第35期 Eリーグ 前期最終節成績表

順位 名前 1節 2節 3節 4節 5節 合計
1 木本 大介 66.5 ▲ 15.6 86.5 16.6 46.8 200.8
2 水口 崚 110.9 9.4 ▲ 2.1 ▲ 39.8 18.6 97.0
3 古川 彩乃 0.7 ▲ 14.6 44.9 52.6 ▲ 4.4 79.2
4 西城 凛 9.2 23.3 40.0 ▲ 23.7 9.1 57.9
5 蒼木 翔子 1.1 72.0 5.4 ▲ 33.4 ▲ 26.3 18.8
6 大月 れみ ▲ 16.9 46.5 ▲ 17.5 ▲ 58.6 41.0 ▲ 5.5
7 嶋田 卓也 ▲ 51.3 31.7 ▲ 33.1 61.7 ▲ 28.7 ▲ 19.7
8 鈴木 宏明 ▲ 42.4 2.6 ▲ 33.1 38.5 0.3 ▲ 34.1
9 平野 佑弥 ▲ 6.3 ▲ 7.3 ▲ 36.6 ▲ 4.9 14.0 ▲ 41.1
10 犬飼 あやの 9.0 ▲ 36.6 ▲ 20.0 12.5 ▲ 28.1 ▲ 63.2
11 部谷 幸則 ▲ 24.8 ▲ 30.2 ▲ 12.3 6.5 ▲ 11.3 ▲ 72.1
12 柊木 かえで ▲ 42.7 ▲ 19.2 ▲ 7.2 ▲ 6.9 ▲ 41.1 ▲ 117.1
13 襟川 麻衣子 ▲ 14.0 ▲ 49.0 ▲ 35.9 ▲ 43.1 ▲ 19.9 ▲ 161.9

第32期新人王戦 優勝は日髙志穂!

優勝:日髙志穂 第2位:上田稜 第3位:菊原真人 第4位:鹿嶌文太

開催概要はこちら

第4期JPML WRCリーグ 一次トーナメントレポート

連日の猛暑。
それに負けない熱い対局をするため、選手達はここに集った──

7月21日。巣鴨連盟本部道場。

WRC予選リーグを勝ち上がった者達が、一次、二次トーナメントを戦った。
※予選リーグ1位→ベスト16シード
2位~12位→二次トーナメントシード
13位~36位→一次トーナメント
一次、二次トーナメントは半荘3回戦行い上位2名が勝ち上がりとなる。

WRCリーグはAリーグからEリーグまでの全連盟所属選手が参加可能。
よって普段対局することのない組み合わせが見られることも、このタイトル戦の魅力の一つだ。
4回目の開催となるこのWRCリーグだか、前期、前々期とDリーグの選手が優勝。今回も下剋上が決まるのか。

第4期JPML WRCリーグ─
誰がどのように勝ち上がっていったのか、その足跡を追ってみよう。

 

■一次トーナメント

【1卓】
柴田吉和(B1)vs大和(C1)vs桜川姫子(D2)vsケネス徳田(B2)

予想通りというか、1回戦の東場から殴り合いの様相。8,000、12,000と点棒が動く。柴田の1人沈みのような展開で南入。
南3局には桜川は50,000点を超えていた。オーラスには大和が2巡目にドラの六万切りリーチ。15巡目にツモ。

八万八万四索五索三筒四筒五筒六筒七筒八筒白白白  リーチ  ツモ六索

裏ドラが八筒で2,000・4,000のアガリとなった。
柴田が1人置いていかれた結果になった1回戦だったが、柴田に焦りは見られない。

1回戦
桜川+33.2P・ケネス+10.1P・大和▲4.5P・柴田▲38.8P

2回戦は柴田の反撃。
小さいながらも1人浮き状態。そこからの東4局親番でこの6巡目リーチ。

五筒六筒七筒八筒九筒東東南南南西西西  リーチ  ドラ一索

しかしここはケネスに捌かれる。
オーラスにはこの点棒状況。

(親から)柴田44,500・大和25,700・ケネス38,100・桜川11,700
柴田としては加点したいのもそうだがこの並びで終わりたい。
そこに桜川の南ポン西ポン。大和の一索ポンが入る。ドラは四万だ。
どこに対しても打ちにくい生牌の白を抱えてノーテンで終局となった。

2回戦終了時
ケネス+26.2P・桜川▲1.1P・柴田▲10.3P・大和▲14.8P

WRCリーグは順位点が5-15。つまり1着順差10Pとなる。2着以上勝ち上がりのトーナメントでこのポイント差は本当に誰が勝ってもおかしくない。この場合のターゲットは桜川になる。

しかしながら3回戦は桜川無双となり、終わってみれば桜川72,200トップ。ケネスも3着ながら原点キープで終わり、危なげなく通過となった。

1位通過:桜川姫子 2位通過:ケネス徳田

 

 

【2卓】
黒木真生(B2)vs中村毅(C1)vs土井悟(B2)vs宮崎皓之介(C3)

1回戦は小場の早い展開。オーラスまでそれほど動かず、
(親から)宮崎35,500・黒木33,600・中村23,700・土井27,200

全員トップが狙えるが、トーナメントと考えると1つでも順位を上げておきたいところ。

黒木手牌
三万三万五万六万二索二索四索五索九索四筒五筒南南  ドラ五索

二索ポンから入り、ツモ三筒でダブ南のトイツ落とし。最後は中村から2,000点をアガリ、100点差でトップをまくった。

続く2回戦、東3局にペンチャンの七万を一発でツモり、3,000・6,000を手にした土井が南場の親番で持ち点を47,400まで伸ばす。
しかしオーラスには中村がトップ目に立っていた。
オーラス(親から)宮崎25,400・中村41,800・土井29,100・黒木23,700

そして黒木のリーチ。親の宮崎も仕掛けて応戦。1対1の様相の中、最後の選択。
宮崎は無スジのドラの四索を切ればテンパイ。オリるとテンパイノーテンでラス落ち。連荘できれば2着もすぐそば。しかしドラで放銃するとラス落ちプラス素点も痛いことに…

宮崎は長考の末、安全牌を切り小さいラスを受け入れた。結果は黒木の1人テンパイ。四索待ちではないその牌姿を見つめ、宮崎は何を思っただろうか。

2回戦終了時
黒木+11.3P・中村+2.5P・土井▲4.7P・宮崎▲10.1P(供託+1.0)

全員が大チャンスの最終3回戦。
東3局に4,000オールで抜け出したのは中村。同2本場には1,600は1,800オール。持ち点は53,800となった。
しかし中村の声はよく通る。別卓観戦中でもよく耳に入ってくるので引き寄せられてしまう。
さあ苦しくなってきたのは土井と宮崎。南2局にはこうなっていた。
(親から)宮崎22,200・中村54,800・黒木41,500・土井1,500

親番の無くなった土井はかなり厳しい。宮崎はもうオリられない。
まずは中村から1,500のアガリ。その次局、宮崎の親リーチ。

三万三万六万七万八万二索三索六索七索八索七筒八筒九筒  リーチ  ドラ九索

手替わりもいくつかあるが、黒木が仕掛けてドラの九索を打ってきているため、押さえつけの意味合いが強いか。そのリーチに対しても当たり前のように押してくる黒木。
結果は宮崎の1,300は1,400オールとなった。
そのまま3本場までねばった宮崎。
宮崎40,500・黒木35,900と持ち点ではかわし、ポイントも肉薄するも、中村に捌かれ親落ちとなる。

オーラスには黒木が1回アガって安全圏へ。そのまま終局となった。

1位通過:中村毅 2位通過:黒木真生

 

 

【3卓】
船木伸一(C2)vs末続ヒロトシ(C2)vs宮内崇成(D1)vs吉田直(A1)

A1首位を走る吉田の登場。当然一番マークされるであろう。
1回戦、それほど大きな動きのないまま南2局。親の船木が初巡に発の暗カン。

二万三万七万一索二索六索八索九索一筒一筒  暗カン牌の背発発牌の背  ドラ四索九万

一方、下家の吉田は好配牌。7巡目にはリーチといった。

三万四万四万五万五万六万四索五索六索二筒二筒七筒八筒  リーチ  ドラ四索九万

そこに安めの六万を引き入れた船木が追っかけリーチ!

一万二万三万六万七万八万一索二索一筒一筒  暗カン牌の背発発牌の背  リーチ

結果は吉田に軍配。裏ドラも乗って8,000のアガリとなった。
後に船木はこの局を何度も思い返していた。

次局、親を迎えた吉田が2,600オールのアガリでトップになるも、オーラスは宮内の1人テンパイで再度宮内トップとなる。

2回戦には吉田このテンパイ

二筒二筒二筒三筒三筒三筒七筒八筒九筒九筒南南南

次のツモが七筒で打八筒。ツモれば四暗刻である。
そこに持ってきたのは最初の待ち牌である六筒
これをツモ切ると末続へイーペーコーの2,600の放銃となってしまう。

南3局には船木のチンイツにも飛び込んでしまった吉田。持ち点は1万点を割った。
一方50,000点持ちの船木。オーラス吉田の親リーチにも果敢に攻める!
1回戦の負債を返すべく攻める攻める!結果は吉田へ2,900の放銃。しかし次局はアガリ切った。
痛いのは末続。最後の船木への放銃で3着に落ちてしまった。2,000点の放銃が、順位点込みで考えると12,000の放銃となってしまったのだ。
これにより2着争いは激化。宮内は逃がしてもらいやすい立場となった。

2回戦終了時
宮内+31.5P・船木▲3.2P・末続▲7.4P・吉田▲20.9

3回戦。東4局の時点で宮内が抜け、南1局には末続が18,000のアガリ。放銃した吉田はもうかなり苦しい。船木もアガリを決め意外や意外、高打点が飛び交う3回戦となった。
南3局はリーチした末続の1人テンパイ。そしてオーラス。
(親から)船木39,800・末続39,100・宮内35,700・吉田4,400

着順勝負の船木と末続。
ノーテンの許されない親の船木、5巡目にリーチ!

一万二万三万四万五万六万七索九索三筒四筒五筒六筒六筒  リーチ  ドラ五万

そしてアガれば通過の末続、2つ仕掛けてこの形

三索四索五索三筒四筒五筒六筒  ポン二索 上向き二索 上向き二索 上向き  ポン六万 上向き六万 上向き六万 上向き  ドラ五万

親リーチだろうと1,000点だろうと当然のプッシュ!
2人の気迫のこもっためくり合いはしばらく続いたが、女神は船木に微笑んだ。末続が八索を掴んでしまったのだ。
このアガリに裏が1枚乗り7,700は8,000。アガリ勝負だった末続だが、次局は跳満の直撃かツモ条件となってしまう。

最後は全員ノーテンで終了。
終始安定していた宮内と猛追の船木の勝ち上がりとなった。

1位通過:宮内崇成 2位通過:船木伸一

 

 

【4卓】

冨田久志(D1)vs山脇千文美(C3)vs中寿文(D2)vs高沢雅(D1)

冨田27期、山脇29期、中30期、高沢26期だが、雰囲気的には若手っぽい対決。

1回戦。東場では点棒のなかった山脇が、南1局の親番で回復。やる気の無さそうな発声でアガリ続けるのが彼女の魅力だ。
それとこの卓は進行がとても早い。他の何卓かが南入したくらいでもうオーラスまで来ていた。

1回戦オーラス。
(親から)冨田36,200・山脇28,700・高沢23,400・中31,700

平たい点差の中、9巡目ラス目高沢のリーチに誰も向かって行けず、高沢の1人テンパイで流局。

1回戦
冨田+20.2P・中+5.7P・山脇▲7.3P・高沢▲19.6P(供託+1.0)

2回戦もテンポが早い。東4局を迎えた時には冨田が40,000点超え。冨田連勝できるか?
それに待ったをかけたのが親の山脇。4,000オールでトップをまくった。
南入時点で中の1人沈みのような状況。その差は離れていき、南3局。
(親から)冨田41,600・山脇42,600・高沢28,900・中6,900

1回戦ラスだった高沢は上位2人のどちらかはまくっておきたいところだが、中の高そうなリーチに誰も行けず、流局となる。

オーラス1本場供託1本
高沢、リーチするも親の山脇と2人テンパイ。
オーラス2本場供託2本
山脇が中から2,900は3,500。
供託も合わせて冨田との差を9,500点差とする。
オーラス3本場
冨田が南の1鳴き。ドラは西
他家は警戒。冨田の1人テンパイで終局となる。打点は1,000点。終わらせるための仕掛けであった。

2回戦終了時
冨田+37.3P・山脇+25.3P・高沢▲27.2P・中▲36.4P(供託+1.0)

上2人、下2人と離れてしまった展開。
上位2人がうまく結託できればそのまま2人で勝ち上がれそうだが…

そういう卓上のやりとりがあったかは私には分からなかったが、結果的には最後まで冨田・山脇が加点を重ね、3回戦すら1-2フィニッシュを決めてしまった。
この勢いは二次トーナメントにも現れるか…?

1位通過:山脇千文美 2位通過:冨田久志

 

 

【5卓】

安村浩司(B1)vs清原継光(D1)vs東谷達矢(C1)vs太田優介(C3)

イメージとしては「中堅の争い」。

普段からよくセットなどを行っている4人が固まってしまった。お互いの手の内は比較的把握している者同士の対決だ。

南2局、東谷の親リーチ。
その時、安村の手牌

九万九万一索二索二索三索四索四筒四筒五筒五筒東東  ツモ東  ドラ四筒

リーチの現物の一索切り。次巡ツモ六筒二索切りリーチといった。
一方その頃太田の手牌

三万四万四万五万六万西西発発発  ポン白白白

1人だけ20,000点をきってるラス目、なんとかアガリきりたい。
相手は親リーチとそれを追い掛けたリーチ。そこに持ってくる無スジのドラ四筒
しかし太田は光速でツモ切った。
ロンの声は掛からず、数巡後安村が三筒ツモ。なんと裏ドラが東で3,000・6,000のアガリとなった。

そのまま1回戦終了。
安村+31.7P・清原+6.3P・東谷▲8.5P・太田▲29.5P

2回戦。東4局では15,000点のラス目だった安村。そこから徐々に回復。苦しいのは太田。とにかく手にならない。競っている状況での1人ノーテンなどで削られ連続ラスとなる…

2回戦終了時
清原+33.3P・安村+19.7P・東谷+5.4P・太田▲58.4P

太田は2位安村と78.1P差。かなり厳しいが、北家を引けたことが救いとなるか?東谷は安村と4.3P離した1着順差でOK。
他のどの卓よりも早く、最終3回戦が始まった。

太田は始めから果敢に攻めまくるも実らず。東2局には親・東谷に12,000の放銃となる。東谷はこのアガリで一旦安村をかわす。しかし次局に安村が親で大物をアガリ、抜け出す結果に。
東4局、親・太田
(親から)太田3,600・清原28,200・東谷31,300・安村56,900
と厳しい状況だったが、メンタンピン一発ツモイーペーコーという6,000オールをツモアガリ、反撃の狼煙を上げる。

その後もリーチ→流局となるが、何回も連荘を許すほど甘いメンツではなかった。

時は流れオーラス。
持ち点は(親から)太田20,300・清原14,400・東谷24,400・安村60,900となっていた。
安村・東谷と2人に逆転を許してしまった清原だが、2位東谷とは2.1P差。つまり2,600の出アガリ、1,300の直撃、500・1,000のツモアガリが条件となる。もちろんそれ以上ならオールOKだ。
清原は1シャンテン。アガればOKの東谷は三万待ちでテンパイしていた。
そこに東谷への選択が。

二万四万五万六万七万八万八万三筒四筒五筒五筒六筒七筒  ツモ八万  ドラ発

何を迷おうか!と思うところだが、実は九万がフリテンなのだ。清原も少し気配が出てきている。
他家から出てきた三万を捕らえられなければ敗着になるかも。そんなことを考えたのかもしれない。
(実際長考したわけではないが)

東谷の選択はフリテンの5メンチャンだった。
次巡、すんなりと七万を引いて終局となるのだが、勝利を手にしたその手は微かに震えていた。

1位通過:安村浩司 2位通過:東谷達矢

 

 

【6卓】

大鹿糠文也(D2)vs山田浩之(A2)vs吉野敦志(D2)vs藤原隆弘(A2)

(当たり前だが)図らずもA2の2人が同卓となってしまった。
D2の2人も軽々しく動くことが出来ないのか、じりじりとした展開。

大きな差がつかぬまま東4局。時間はすでに40分が経過。
オーラス。接戦。
(親から)吉野17,800・山田35,600・藤原35,100・大鹿糠31,500

1人沈み状態の親・吉野がメンホンから東のトイツ落としをした山田にチンイツを放銃。この状況からチンイツに向かえる余裕が、山田には標準装備されている。

1回戦
山田+28.6P・藤原+10.1P・大鹿糠▲3.5P・吉野▲35.2P

2回戦も大きな動きはなく、オーラス。
(親から)山田36,200・藤原29,100・大鹿糠32,600・吉野22,100

親の山田が中を加カン。
藤原はリーチ。大鹿糠は藤原のリーチ宣言牌四索をチーした。

大鹿糠手牌

六万七万八万二筒二筒三筒四筒五筒七筒八筒  チー四索 左向き五索 上向き六索 上向き  ドラ三筒

リーチしている藤原の捨て牌には九筒三筒二筒とある。
結構アガれそうだな、と見ていると藤原が六筒を掴んだ。大鹿糠はそれを少考し、チーして打二筒とした。
実は吉野が同巡で九筒を切っていたのだ。この動きで親の山田のツモアガリが発生。700オールのアガリとなった。
これは次局になにか起こるのでは…と考えたが、吉野が大鹿糠に2,000は2,300を放銃しあっさり終了。

2回戦終了時
山田+52.9P・大鹿糠+5.7P・藤原+2.5P・吉野▲61.1P

山田はほぼ当確。吉野は2位との差が66.8P差。3着順差をつけてさらに36,800点差をつけなければならない。ただ、その場合だともう1人をまくれてないケースがあるので、とにかく細かい計算はあとにして全力で素点を稼ぎに行くのが良いだろう。
大鹿糠と藤原は着順勝負。相手より上にいれば勝ち上がりだ。

3回戦は吉野が意地を見せる。
南1局時点で吉野48,700点持ち。しかし持ち点の並びが吉野→大鹿糠→藤原→山田のためまだ30,000点弱足りない。

吉野の親も終わり南3局。
(親から)山田18,300・大鹿糠23,600・吉野51,800・藤原26,300

このままなら山田・藤原の通過。
藤原が序盤に自風の北を1鳴きした。
藤原手牌

四万九万一索二索七索七索三筒八筒西中  ポン北北北  ドラ七索

なかなかのバラバラ具合。
これから手出しの順番なども工夫しながら、プレッシャーを与えていくのだろう。

しかし親・山田が6巡目にはこのテンパイ。

一万二万三万五万六万七万七万七万五索六索七索八索九索  ドラ七索

そのままヤミテン続行の山田。
12巡目に七索をツモり、2,600オールのアガリとなった。流局していれば伏せていたのだろうか。

このアガリで山田が2着に。一番喜んだのは吉野だろう。さらに次局には吉野がリーチを掛けた大鹿糠から8,000は8,300の出アガリに成功。
激アツのオーラスを迎えた。
(親から)大鹿糠11,700・吉野58,500・藤原23,700・山田26,100

吉野は藤原をかわすためには満貫ツモ条件。もしくはリーチ棒が出てからの満貫は大鹿糠からでもOK(山田からはNG)。藤原から直撃なら4,500点からOK。吉野の大逆転があるか…。
山田・藤原はアガればこの2人がそのまま通過となる。

親の大鹿糠も黙ってはいない。
東をポン。五索をポン。そして持ってきた五索を加カンした。ドラは四万。さらに新ドラも四万となった。

そこに藤原がタンピンドラドラテンパイからノーチャンスの七索を切ると、これが大鹿糠に放銃となる。

四万四万六索八索三筒四筒五筒  ポン東東東  カン五索 上向き五索 上向き五索 上向き五索 上向き  ドラ四万四万

大鹿糠は八索を切っての四索七索待ちにはせず、五索を加カンしての嵌七索待ちにしたのだ。
この放銃で2人の点差は綺麗に逆転。こんどは藤原が12,000点追い掛ける立場となった。
6,400直撃、満貫ツモOKな藤原は七対子ドラドラの1シャンテンになるが、テンパイすることはなかった。

1位通過:山田浩之 2位通過:大鹿糠文也

ちなみに彼は(おおかぬか)と読む。二次トーナメントにも登場するので是非覚えて頂きたい。

第31期中部プロリーグ 第5節レポート

Aリーグ:小野雅峻

第31期中部プロリーグも第5節をむかえることになった。Aリーグは折り返し、他リーグは昇降級のかかった最終節となる。
半年間という長い期間をかけて行うリーグ戦、やはりこの日が一番楽しい節でもあり、一番苦しい節ともなる。今まで以上に見ごたえのある対局になることは間違いなく、どんな結果になろうとも悔いのないように打ちきってもらいたいものである。

一方、私たちはここで折り返しとなる。後半戦に向けて自身の目標をしっかりと定めるためにも集中を切らすことのできない大事な日となった。
本日の対局相手は土岐・林・朝岡。結果としては大きくポイントを減らすことになるのだが、今節は2回戦での放銃による集中力の途切れが原因だったと感じる。

なにもできないまま4着となりむかえた2回戦。上家のソーズのホンイツに見える捨て牌でのピンズトイツ落としによる3,900の放銃。仕方ない失点といえばそうなのだが、その失点がひびき原点割れとなってしまった。確実にその結果が3、4回戦につながっていったと感じる。麻雀はメンタルが非常に重要な競技であるとよく言われるが、久しぶりにそれを痛感した1日となった。

それでは各卓の結果を見ていきましょう。
1卓 古川・寺戸・三戸・杉村 ※別日対局
2卓 清水・森下・日下・山本(拓)

卓内トップの山本(拓)で+21.5Pと比較的動きの少ない結果での終局。1節目の大敗からしっかりとプラスを重ねた山本(拓)がついに降級圏から脱した。

4卓 伊藤・掛水・加藤・都築
前節から伊藤の仕上がりが素晴らしい。伊藤は鳳凰位戦プロリーグにも参加しているのだが、そちらのほうでも好成績をあげている。過去の成績からも実力は申し分ない選手であるため次節以降、彼を抑えることができるかどうかがポイントとなってくるだろう。

残り5節20半荘。今までのリーグ戦であればここがスタート地点。だが今回は首位と最下位で223.9Pというとても大きな差をもっての対局となる。各々選手たちがどのような考えをもって次節以降の対局に臨むのか非常に楽しみである。

拙い文章でありましたが、半年間お付き合い頂きありがとうございました。この後どのような展開になっていくのか、楽しみにお待ちください。

Aリーグ

順位 名前 1節 2節 3節 4節 5節 6節 7節 8節 9節 10節 合計
1 伊藤 鉄也 15.6 ▲ 33.6 ▲ 19.6 90.7 63.2 116.3
2 三戸 亮祐 5.4 3.3 5.3 33.1 34.3 81.4
3 小野 雅峻 73.1 32.5 3.8 12.4 ▲ 41.7 80.1
4 掛水 洋徳 ▲ 8.9 ▲ 3.5 39.7 54.1 ▲ 1.9 79.5
5 土岐 雄太 17.8 21.3 15.7 ▲ 11.0 32.4 76.2
6 林 俊宏 13.3 11.7 ▲ 12.3 ▲ 5.2 3.1 10.6
7 日下 健司 ▲ 40.1 ▲ 5.0 30.3 ▲ 7.4 20.0 ▲ 2.2
8 森下 剛任 ▲ 7.4 18.6 ▲ 30.2 16.0 ▲ 8.7 ▲ 11.7
9 加藤 泰史 16.2 ▲ 25.5 45.0 ▲ 38.1 ▲ 17.4 ▲ 19.8
10 山本 拓哉 ▲ 86.7 19.8 ▲ 19.7 44.7 21.5 ▲ 20.4
11 古川 孝次 ▲ 2.0 26.3 ▲ 52.8 ▲ 79.1 59.2 ▲ 48.4
12 清水 哲也 ▲ 9.0 ▲ 25.5 20.1 ▲ 4.2 ▲ 32.8 ▲ 51.4
13 朝岡 祐 22.1 ▲ 27.1 ▲ 25.3 ▲ 37.8 6.2 ▲ 61.9
14 都築 友和 ▲ 14.2 5.8 2.8 ▲ 0.3 ▲ 63.9 ▲ 69.8
15 寺戸 孝志 35.7 ▲ 18.6 23.6 ▲ 48.7 ▲ 64.9 ▲ 72.9
16 杉村 泰治 ▲ 30.9 ▲ 3.5 ▲ 27.4 ▲ 39.2 ▲ 28.6 ▲ 129.6

 

 

Bリーグ:安藤大貴

第31期中部プロリーグBリーグ最終節を迎えた。気になる結果をみていこう。

5卓、現状1位+97.3P佐藤、現状2位+88.6P青山、現状3位+49.7P金平、現状7位+24.2P長谷川、熾烈な昇級争いの卓だ。
3回戦終了時点で長谷川+86.0P、青山+76.5P、佐藤+56.1P、金平+41.2P、各々4回戦の条件を確認したところで4回戦が開局した。
この熾烈な卓を制したのは長谷川だった、青山は別卓の結果待ちとなった。
トータル首位で長谷川が昇級の切符を手にした。

6卓、越川、斎藤、高橋、富村の組み合わせ。
高橋、富村、条件は厳しいが昇級の可能性が残っている。
大きいプラスが欲しかった高橋、富村であったが、思い通りにはいかない結果。
追い込まれた越川、卓内トップを取るも順位を上げる事ができず降級となった。

7卓、大西、牛尾、田村、安藤
1、 2回戦と牛尾の猛攻ムード、3回戦田村トップで降級圏を脱した。
逆に追い詰められたのは大西。4回戦も田村優勢で幕を閉じた。
大西痛恨の降級となった。

8卓、木村、村瀬、中谷、大橋。
2回戦で村瀬+63.0Pのトップで昇級組に名乗りを上げた。
2、 4回戦マイナスするもこの日+49.3Pと大きくプラスを伸ばし、村瀬2位で昇級を決めた。
2期連続昇級と大健闘、今年から中部プロリーグAリーグが一年制となったため、40半荘で順位を競う事となる、より一層実力が試される仕組みだ。
村瀬本人も奮起しており、今後の活躍に期待したい。

半年に渡り各選手にインタビューしてきた調子の悪い時の脱出方法。
当然100%の答えはないであろう、しかし様々な手法がある事が分かった。
どの手法が良いのか強弱は付けられないが、自分の雀風に合った手法を試していきたい。
半年間お付き合いありがとうございました。

Bリーグ

順位 名前 1節 2節 3節 4節 5節 合計
1 長谷川 弘 29.9 ▲ 3.7 ▲ 27.8 25.8 68.0 92.2
2 村瀬 寛光 ▲ 68.8 ▲ 13.7 68.9 48.7 49.3 84.4
3 青山 大 0.9 56.5 12.6 18.6 ▲ 10.1 78.5
4 金平 裕樹 25.0 ▲ 12.0 ▲ 0.6 37.3 11.9 61.6
5 牛尾 信之 ▲ 18.9 ▲ 32.3 ▲ 27.6 88.3 39.7 49.2
6 富村 つぐみ 33.1 ▲ 7.0 18.8 ▲ 9.3 6.1 41.7
7 佐藤あいり 24.1 23.8 61.3 ▲ 11.9 ▲ 69.8 27.5
8 中谷 彰吾 7.6 ▲ 3.9 17.9 ▲ 0.4 ▲ 1.7 19.5
9 大橋 幸正 ▲ 66.1 ▲ 21.5 55.0 17.4 29.7 14.5
10 高橋 侑希 ▲ 17.1 58.0 ▲ 6.5 ▲ 8.9 ▲ 36.1 ▲ 10.6
11 田村 良介 ▲ 16.7 4.7 ▲ 24.0 ▲ 20.9 25.9 ▲ 31.0
12 斎藤 寛生 ▲ 47.9 20.5 18.8 ▲ 32.4 9.8 ▲ 31.2
13 木村 東平 20.9 18.3 ▲ 52.5 ▲ 7.1 ▲ 77.3 ▲ 97.7
14 安藤 大貴 ▲ 33.7 ▲ 32.9 ▲ 17.9 ▲ 34.9 8.4 ▲ 111.0
15 大西 義則 15.3 ▲ 6.1 ▲ 61.9 3.4 ▲ 74.0 ▲ 123.3
16 越川 清一 61.4 ▲ 68.7 ▲ 37.5 ▲ 113.7 20.2 ▲ 138.3

 

 

Cリーグ:原田知彦

最終節は、4節までとはまったく違うと言っていいほどスコアポジションが打牌選択に影響する節ではなかろうか。例えば、「今日は30ポイント以上必要だろうから、1回戦のここは勝負どころなので押していく」だとか「4回戦のここは〇〇への放銃は何としても避けたいので、この仕掛けには引く」などである。むしろそういう意識を高めて対局に臨まなければ自分の理想となる結果が出るはずがない。

その結果はというと

1卓:蓮池×堤×大滝×太田(充)
5位の蓮池と8位の堤が、2位の大滝と4位の太田に挑むという構図。蓮池以外の3人が全員プラスであった。堤は最後の4回戦で大きいトップを取り、昇級の最後の切符を掴み取った。

2卓:太田(峻)×若松×河合×鈴木(基)
降級圏内の太田(峻)と鈴木(基)に対して、かなり遠くに昇級が見えなくもないという位置の若松と河合の対局。3回戦で太田(峻)、4回戦で鈴木(基)がそれぞれ大きいトップを取り意地を見せたが、残留を決めたのは太田(峻)であった。

3卓:大町×原田×岡田×花井
1位の岡田と3位の大町のどちらかをかわして昇級を決めたい私であったが、力及ばず。
4回戦の最終局、私の手牌がタンヤオのみで13巡目にテンパイ。
テンパイのタイミングの悪さと他家からの出アガリの期待からヤミに構えてしまった。終盤まで際どい牌を切っていた岡田が、ハイテイに「ツモ」と発声し手牌を開いた。この時に「リーチをかければ流局していただろうに自分は何をしているんだ」と思ったと同時に「トップで昇級ってことはやはり力が有るんだな」とも感じた。

4卓:杉浦×岡本×大高坂×鈴木(淳)
10位の岡本、12位の杉浦、13位の大高坂、16位の鈴木(淳)と降級を避けたい4人の対決。1、2回戦は鈴木(淳)がトップを取り、残留が現実的なスコアまで来ていたが3回戦に痛恨の1人沈みのラス。それでも4回戦はトップを取り返しており、残留への強い意思がにじみ出ていたスコアシートであった。

半年間という短い期間でしたが、拙い文章にも関わらず、ご覧いただいた皆様本当にありがとうございました。

Cリーグ

順位 名前 1節 2節 3節 4節 5節 合計
1 岡田 智和 ▲ 13.8 50.3 57.6 7.0 3.7 104.8
2 大滝 聡 ▲ 2.0 31.5 42.3 11.7 15.1 98.6
3 大町 篤志 ▲ 18.2 ▲ 9.8 81.2 5.1 25.0 83.3
4 太田 充 ▲ 18.5 57.8 ▲ 2.9 20.1 13.7 70.2
5 堤 文吾 ▲ 11.3 2.9 ▲ 28.1 52.0 15.5 31.0
6 河合 慎悟 1.7 ▲ 30.0 26.8 12.3 4.2 15.0
7 若松 正和 32.3 ▲ 23.4 ▲ 3.9 13.2 ▲ 22.8 ▲ 4.6
8 原田 知彦 ▲ 55.7 ▲ 13.1 63.8 21.7 ▲ 21.7 ▲ 5.0
9 蓮池 浩太 61.8 ▲ 36.6 4.2 ▲ 3.3 ▲ 44.3 ▲ 18.2
10 花井 香央理 ▲ 50.7 ▲ 41.5 53.1 18.6 ▲ 8.0 ▲ 28.5
11 杉浦 貴紀 22.4 13.3 ▲ 13.2 ▲ 46.6 ▲ 11.2 ▲ 35.3
12 太田 峻也 ▲ 6.3 ▲ 29.6 ▲ 42.1 4.4 36.0 ▲ 37.6
13 大高坂 松城 4.4 18.7 ▲ 57.8 ▲ 27.6 21.0 ▲ 41.3
14 岡本 丈司 0.2 6.3 ▲ 22.1 10.3 ▲ 51.5 ▲ 56.8
15 鈴木 基芳 55.1 ▲ 8.5 ▲ 72.2 ▲ 37.4 ▲ 17.4 ▲ 80.4
16 鈴木 淳 ▲ 2.4 9.7 ▲ 87.7 ▲ 61.5 41.7 ▲ 100.2

 

 

Dリーグ:浅野文雅

半年に及ぶ中部プロリーグDリーグの最終節を迎えた。
今期のDリーグの昇級枠は上位4名で前節までのボーダーラインは+77.3Pである。

しかし、1位から8位まで116.7Pボーダーまでなら26.6Pと団子状態である。

卓組と順位をみれば
池沢(6位)×鈴木(雄)(1位)×浅野(5位)×羽川(9位)
家田(13位)×吉川(7位)×奥(3位)×近藤(11位)×加来(12位)
山本(美)(4位)×日高(8位)×鷲津(14位)×後藤(10位)×鈴木(涼)(2位)

昇級枠にいる選手がバラけている。
昇級を狙う同卓者から見れば格好のターゲットである。
逆にここをどう凌ぎきるかが上位者の課題となる。

上位4名の結果を見ると、暫定1位鈴木(雄)は序盤苦しい展開に見舞われるも最後にはプラス成績になり昇級を決める。
暫定2位鈴木(涼)は守りに出るどころか自分のスタイルである攻めに出る。それが功を奏し大きくプラスし昇級を決める。
そして、同卓者である暫定4位の山本(美)は攻めをかわしプラス成績に収める。

逆に、同卓者から大きくダメージを受けてしまったのが暫定3位の奥である。
彼は第2節まではダントツのトップだったが、終わってみれば真ん中以下という結果におわった。
彼にはこの経験を今後の糧としていただきたい。

最後に、私自身はと言うとミスの連発ながらもなんとか昇級することができました。
今後も、より良い麻雀を打てるよう精進していきたいと思います。

拙い文章ですが、約半年間お付き合い頂きありがとうございました。

Dリーグ

順位 名前 1節 2節 3節 4節 5節 合計
1 鈴木 涼太 ▲ 20.2 46.5 71.5 35.1 48.2 181.1
2 鈴木 雄介 45.3 ▲ 54.4 47.5 129.0 3.0 170.4
3 山本 美文 ▲ 12.1 46.7 18.8 23.9 19.8 97.1
4 浅野 文雅 ▲ 10.9 42.9 48.1 ▲ 3.6 17.1 93.6
5 吉川 裕太 11.4 63.8 16.5 ▲ 35.6 33.8 89.9
6 日高 志穂 ▲ 56.4 ▲ 16.3 64.5 58.9 6.4 57.1
7 池沢 麻奈美 0.8 45.9 10.7 9.5 ▲ 15.2 51.7
8 奥 潤次 58.2 70.6 ▲ 22.3 ▲ 17.8 ▲ 60.7 28.0
9 羽川 えりか 17.6 6.9 22.0 ▲ 41.5 ▲ 24.9 ▲ 19.9
10 加来 千香子 ▲ 3.3 ▲ 31.9 ▲ 31.8 ▲ 56.6 30.3 ▲ 93.3
11 後藤 咲 11.6 ▲ 8.2 ▲ 110.4 45.1 ▲ 47.2 ▲ 109.1
12 近藤 美香 14.2 ▲ 33.8 ▲ 57.1 ▲ 19.0 ▲ 22.9 ▲ 118.6
13 家田 みゆき ▲ 31.9 ▲ 52.5 ▲ 25.1 ▲ 48.9 18.5 ▲ 139.9
14 鷲津 槙一 ▲ 24.3 ▲ 127.2 ▲ 53.9 ▲ 80.5 ▲ 28.2 ▲ 314.1