第18期女流桜花Aリーグ第3節D卓レポート

第3節D卓に出場した選手は

 

 

川原舞子・仲田加南・斉藤理絵・伊達朱里紗の4名。

 

 

中・ホンイツ・チャンタをアガリ好スタートを切った伊達が、そのリードを保って1回戦をトップで終えると

 

 

2回戦の南場からは斉藤のターン。

 

 

川原からピンフ・三色・ドラ、そして中・ホンイツと連続で直撃して1回戦浮きの2着についでトップも奪い、この時点でトータルプラス域まで回復した。

2回戦までは伊達と斉藤でトップ2着を分け合う展開になりましたが

 

 

3回戦開局、伊達の満貫に斉藤が振り込んだところが2人の分岐点となり

 

 

好調を維持し続けた伊達は、要所でチャンス手をものにしていき

 

 

4回戦南場の親で中・トイトイ・三暗刻をアガって大きなトップを奪うと、本日オールプラスの卓内トップでトータルが13位から5位まで一気に浮上。

開始前に一番沈んでいた伊達が、卓内トップで一番浮いていた川原が卓内ラスと、上下のポイント差が大きく縮まる1日になりました。

 

 

<第3節D卓結果>
伊達+74.2P 斉藤▲16.0P 仲田▲17.4P 川原▲40.8P

(文:越野智紀)

第13期JPML WRCリーグ ベスト16CD卓レポート

柴田・本田がベスト8へ進出!WRCリーグベスト16C卓レポート

6月22日、第13期WRCリーグベスト16C卓が放送された。
当日はA・B卓が午前から行われ、それが終わり次第のスタート。アンケートの結果により配信卓は現鳳凰位の柴田やMリーグで活躍中の本田らが戦うC卓となった。

 

 

★ 1回戦

東1局、親の柴田がいきなり一発ツモの2,600オールで開幕。

 

 

1本場、東2局2本場は関口が連続でリーチをかけるも流局。溜まった供託は柴田が仕掛けてのアガリで頭一つ抜け出していく。
東4局2本場、山脇とのめくり合いを制した本田が12,000で柴田を追うも、南3局には柴田が仕掛けて大物手!

 

 

南西白・ホンイツ・チャンタ・ドラ2の4,000・8,000で大きなトップを獲得。初戦から鳳凰位の貫禄を見せつけた。

柴田 +45.5P
本田 +13.7P
関口 ▲15.3P
山脇 ▲43.9P

 

★2回戦

東2局、柴田の先制リーチを受け、ピンフドラ1で追いかけた親の山脇がツモって裏1の4,000オール。

 

 

本田が連続のアガリで山脇に並ぶも、南2局2本場、山脇が再び親番で大物手。リーチ・一発・ツモ・タンヤオ・ピンフの4,000オールをアガリ抜け出すと、4本場にも本田からリーチ・ピンフ・イーペーコー・ドラ2の12,000で初戦の鬱憤を晴らす大トップを獲得した。

山脇 +57.7P
柴田 +2.7P
本田 ▲16.2P
関口 ▲44.2P

 

★3回戦

東3局、ここまで苦しい関口に強烈なヤミテン!山脇からタンヤオ・三暗刻・ドラ3の18,000!

 

 

さらに2本場、カン七索、ペン三索と引き入れて一発ツモの2,000オールをアガリ、トータル4番手のままながらターゲットの山脇まで18.8P差まで詰め寄る値千金のトップとなった。

関口 +41.0P
本田 ▲1.2P
山脇 ▲13.5P
柴田 ▲26.3P

 

★4回戦

最終戦は全員に通過の可能性が十分にある接戦となった。
東2局、4番手の関口が1枚目をスルーした白待ちリーチで8,000。通過が目の前に迫るも、東4局には3番手の本田がリーチ・ツモ・ドラ3・裏の6,000オールを決めトータルトップに浮上。

 

 

柴田も南2局1本場にはピンフドラ1をテンパイ。リードしている状況ながら、通過を決めにいくリーチ!山脇から裏1で8,000のアガリとなり、通過を決定づけた。
オーラスは1,600・3,200ツモ条件の関口が逆転のリーチまで辿り着くも…親番で手を組んでいた本田が一通ドラの7,700をアガリ、勝負あり。

 

 

本田 +31.9P
柴田 +11.3P
関口 ▲10.1P
山脇 ▲33.1P

この結果からベスト16C卓の通過は柴田・本田の2名。
4回戦終了時点のトータルポイントと、ベスト8の組み合わせは画像の通り。

 

 

ベスト8は7月13日(木)11時〜各卓放送となる。是非お楽しみに!

(文・浜野太陽)

第18期女流桜花Aリーグ第3節C卓レポート

第3節C卓は

 

 

魚谷侑未・吾妻さおり・鈴木彩夏・二階堂亜樹・古谷知美の5人打ち。

 

 

抜け番で2回戦からの登場となった古谷は、接戦のオーラスでタンヤオ・三色をアガってトップを取ると

 

 

続く3回戦でも勝負所で満貫をアガって2連勝。
これまでのマイナスを一気に返済する勢いでしたが、ここから連続で4着を引いてしまいまさかの卓内ラス。
3節連続のマイナスで13位から16位へと転落し、次節の結果次第では決定戦狙いから残留狙いに方向転換を余儀なくされそうな状況となりました。

落ちていく古谷を横目に、ポイントを伸ばしていったのは鈴木。

 

 

ツモ・ピンフ・三色・ドラ3からの

 

 

リーチ・タンヤオ・ピンフ・三色・ドラと、2局連続の三色での跳満をアガって絶好調モード。

 

 

ここまで鈴木の猛攻の中で耐えていた亜樹は、ダブ東トイトイ三暗刻ドラ3の一撃で本日の浮きを確保して負債を半分ほど返して終了。

第2節に続いてオールプラスの卓内トップの鈴木は、去年と同じく2節目以降からエンジンの調子を上げてきました。

 

 

<第3節C卓結果>

鈴木+56.7P 亜樹+20.5P 吾妻▲18.4P 古谷▲29.0P 魚谷▲29.8P

(文:越野智紀)

第40期 A1リーグ 第5節A卓レポート

【第40期鳳凰戦 A1リーグ第5節A卓 藤島健二郎が全連対で+51.3Pでトータル2位に】

本日の対局者

4位 藤島健二郎
6位 和久津晶
7位 沢崎誠
9位 前田直哉

沢崎・前田は5節目
藤島・和久津は4節目となる。

 

 

解説 森山茂和
実況 古橋崇志

沢崎はカン二筒テンパイを取らず。その間に前田と和久津もテンパイを入れるが、沢崎がドラ単騎リーチで追いつきツモアガリを決める。

 

 

東3局。前田(親)がドラ2七対子。技ありの五万単騎リーチを打ち、沢崎から12,000。

 

 

オーラスにはドラ雀頭のカン三万リーチを打ち、和久津から7,700は8,000(+1,000)。前田が1回戦トップを取る。

2回戦は藤島がピンフ一通のヤミテンで、前田から六筒ロン。

 

 

親番では確定一通で再び前田から3,900。オールヤミテンでアガリを重ねた藤島が1人浮きトップを取る。

和久津は3回戦に東北トイトイの満貫を沢崎からロン。

 

 

南1局は前田が中白ドラ2の2,000・3,900。3回戦は前田がトップ。藤島は東場も南場も痛い親被りとなるも浮きの2着。

 

 

最終戦はドラ暗刻の和久津が満貫のツモアガリを決めてトップ。

 

 

全連対でまとめた藤島が+51.3Pをマークしてトータル2位に。
トップを2回取った前田も3ランクアップして6位浮上。

 

 

 

次回A1リーグ第5節B卓は
2023/06/14(水) 16:00

和久津晶
佐々木寿人
一井慎也
藤崎智

解説 HIRO柴田
実況 日吉辰哉

(文・吾妻さおり)

第13期JPMLWRCリーグベスト16AB卓レポート

第13期JPML WRCリーグベスト16の試合が行われた。
Twitterでは事前投票が行われ、配信されるメンバーが決まった。

配信卓で戦う選手はこの4名。

 

 

前回優勝の石立岳大をはじめ、A2リーグ所属の古橋崇志、末続ヒロトシ、仁科優太の4名での対局となった。

実況は大月れみ、解説に藤島健二郎と見ていても聞いていても見どころたくさんの対局となっていますので、ぜひアーカイブでお楽しみください。

 

 

 

WRCリーグの優勝賞金はなんと60万円。
そして、前回優勝の石立はМトーナメントに出場するなど注目度も高い試合となっている。

また同時に別卓では、黒木真生、魚谷侑未、塚田悠介、小高佑貴の4名で試合が行われた。

 

 

ベスト8へ駒を進めるのは一体誰なのか。

1回戦は3巡目のツモ・メンホン・チャンタ・北・イーペーコーの倍満などをアガった仁科がトップで終了。

 

 

2回戦は初戦ラスだった石立が仁科からメンホンの9,600直撃など、大物手をアガリ、南3局で54,500点持ちトップ目でオーラスを迎える。

 

 

このチャンス。絶対にトップで終わりたい石立だったが、オーラス、親の古橋にメンホン・南の12,000点放銃で2着落ち。

 

 

こんなにもメンホンが出るなんて‥と
みているコチラも手に汗握る展開が続くも、2回戦最後は初戦トップを取った仁科が仕掛けてアガって終局。

 

 

その後も好調な2人が順調に要所でアガリを重ね通過を決めた。

 

 
B卓は若手2人が勝ち残り、ベスト8へと駒を進めた。

 

 

WRCリーグ前回王者の石立はここで敗れ、またタイトルハンターの魚谷もここで敗退となった。

若手選手も比較的多く残ったベスト8。
次回の試合もお楽しみに。

(文:松田彩花)

第40期 A1リーグ 第4節C卓レポート

【第40期鳳凰戦 A1リーグ第4節C卓 古川孝次が+64.2Pでトータル2位に浮上】

本日の対局者は

5位 古川孝次
7位 沢崎誠
10位 藤崎智
13位 ダンプ大橋

古川・沢崎・藤崎は4節目
ダンプは5節目となる。

 

 

解説 和久津晶
実況 日吉辰哉

1回戦東2局1本場に古川の発中ホンイツドラ2の跳満が炸裂。

 

 

南2局には藤崎が789確定のペン一索リーチをツモって1回戦は浮きの2着を取る。

 

 

2回戦東3局。今度は沢崎(親)が678確定のカン七筒リーチで3,900オール。

 

 

南3局にはダンプがリーチツモ白ドラの2,000・3,900でラス抜け。

 

 

3回戦は再び古川。親番で発トイトイの2,600オールをツモって連荘すると

 

 

2本場にはメンゼンで4,200オール。
古川は+64.2Pを叩いてトータル2位まで浮上した。

 

 

 

次回A1リーグ第5節A卓は
2023/06/09(金) 16:00

前田直哉
和久津晶
藤島健二郎
沢崎誠

解説 森山茂和
実況 古橋崇志

 

(文・吾妻さおり)

第13期JPMLWRCリーグ予選~トーナメントレポート

100

 

【予備予選】
11:30開始・6名が通過

東京巣鴨で開催されていた予選31位〜33位と、各地方予選を勝ち上がった選手で2回戦のトーナメント戦。

1回戦3着だった東北の佐々木俊哉が2回戦トップ。2番手の座は東京の武田裕希が獲得。

 

100

 

北海道の三盃貴之が2連勝。藤本哲也が2着2回でそのまま勝ち上がり。

 

100

 

北陸の里木が1回戦トップ。2回戦は清水がトップ目で安泰に。オーラスは里木が放銃するもギリギリセーフ。

 

100

 

【一次予選】
14:00開始・12名が通過

予備予選通過者に東京予選13位〜30位までの選手を加えて3回戦のトーナメント戦。

末続が2連勝で安泰。佐藤と里木の着順勝負かと思われたが、本田が大トップで2番手に。

 

100

 

瀧澤が一席を確保し、瀬下と清水の接戦であったが、瀬下がアガリ切って決着。

 

100

 

黒木が2着と大トップで当確に。3回戦は渡邉が50,000点超えのトップで藤本を逆転。

 

100

 

三つ巴の最終戦は古橋がトップ目となり大きくリード。ほぼ1局勝負のオーラスに関口がアガリを決めて決着。

 

100

 

オーラス親番の仁科が通過ラインのためほぼ1局勝負。立田にドラ3が入るも塚田のツモアガリで決着。

 

100

 

最終戦は福光優勢で進んでいたが、南場に角谷のリーチツモドラ3裏3の倍満が炸裂。

 

100

 

【二次予選】
18:00開始・12名が6/22(木)のベスト16進出

一次予選通過者に現王位と東京予選2位〜12位までの選手を加えて3回戦のトーナメント戦。

首位の末続が最終戦ラス目となり石井に迫られるも逃げ切り。2番手の阿久津はトップを取り余裕の通過。

 

100

 

2回戦を終えて山脇と塚田がほぼ並び。塚田はトップ山脇がラスとなるも2人とも通過。

 

100

 

3卓は関口が3連勝でぶっちぎり通過。2着2回の黒木がそのまま2番手に。

 

100

 

古橋が2連勝でかなり有利なポジション。最終戦は4番手の小川が大きな1人浮きを決めて通過。

 

100

 

仁科が頭一つ抜け、最終戦も浮き2着。2ラスの大鹿糠が一気に近づき混戦となるも、残る1席を射止めたのは八木。

 

100

 

3番手の小高が2番手角谷とトップラスを決めて逆転通過を決める。首位の本田は最終戦浮きの2着。

 

100

 

以上で全対局が終了し、12名の選手が勝ち上がり。
前回優勝・東京予選1位・現鳳凰位・現十段位を加えたベスト16の組み合わせが決定した。

 

100

 

(文・吾妻さおり)

第40期 A1リーグ 第4節B卓レポート

【第40期鳳凰戦A1リーグ 第4節B卓 前田直哉が+45.6Pの1人浮きで9位に浮上】

第4節B卓の対局者は

4位 古川孝次
9位 藤崎智
11位 前田直哉
12位 吉田直

 

 

解説 勝又健志
実況 古橋崇志

今期は13名での4人打ちのため
古川・藤崎は3節目
前田・吉田は4節目となる

 

【1回戦】

東2局に吉田が先制リーチ。古川(親)の宣言牌が二万となり5,200をアガると

 

 

東3局には345確定のリーチ。テンパイしていた藤崎(親)からホウテイロンで満貫の加点。

東4局。前田(親)は西二索のシャンポン待ちテンパイを取らず。

 

 

理想のテンパイに組み直して今度はリーチ。七対子ドラ単騎になった藤崎から四万ロンで11,600に仕上げた。

 

【2回戦】

トップを取った前田は2回戦もトイトイ三暗刻の南ツモでリード。

 

 

東2局1本場。吉田は親番リャンメンで先制リーチを打つが

 

 

前田が追いつき九筒ロン。
トイトイ・三色同刻・ドラ3で跳満のアガリとなる。

東4局1本場。藤崎はピンズの一通が見える手牌。
しかし1枚浮かせていた八索にくっつけ、イメージ通りの純チャン三色に移行。満貫のアガリを決める。

 

 

南3局。古川(親)も2,600オールで連荘すると

 

 

1本場では6巡目リーチで9,600は9,900。古川は浮きの2着となった。

 

【3回戦】

3回戦は開局から3人がテンパイ。
まず、藤崎(親)がメンホン七対子南単騎。
前田が四万七万リーチ。
古川はチャンタ三色のペン七索待ち。

 

 

ここも競り勝ったのは前田。四万をツモって1,300・2,600。

ここから前田・吉田のみのアガリで進み

 

 

オーラスは吉田が高め567のリーチ。四筒ロンでも浮きの2着となった。

 

【4回戦】

藤崎がドラドラ七対子の東単騎。古川から出て6,400で先制すると

 

 

親番では高め678のヤミテンで前田から5,800をアガって4回戦は藤崎がトップ。

 

 

三色ドラ2の3,900は4,200をアガった吉田が浮きの2着となった。

 

 

 

次回A1リーグ第4節C卓は
2023/06/07(水) 16:00

古川孝次
ダンプ大橋
藤崎智
沢崎誠

解説 和久津晶
実況 日吉辰哉

(文・吾妻さおり)

第40期 A2リーグ 第4節A卓レポート

黒沢が3回のトップで5ランクアップ!第40期鳳凰戦A2リーグ第4節A卓レポート

6月27日、第40期鳳凰戦A2リーグ第4節A卓が放送された。
対局者は黒沢咲、伊藤優孝、古橋崇志、内川幸太郎。

 

 

順調にプラスを重ねる古橋に、微マイナスの3名。マイナスしている3者としては、後半戦に向け降級圏からは遠ざかっておきたいところだ。

 

★ 1回戦

東1局、黒沢が3巡目にジュンチャン・ドラ3のテンパイ。ヤミテンでも跳満だが、なんとリーチの選択!

 

 

流局とはなったが、放送時は内川・古橋の驚いた表情がカメラに抜かれ、強烈なインパクトを残したことが伺えた。
いきなりの大物手が空振りとはなった黒沢だが、親番でリーチタンヤオピンフの5,800、タンヤオピンフの2,900と連続でアガリを決め1人浮きのトップを獲得。

黒沢 +20.2P
伊藤 ▲3.1P
内川 ▲5.8P
古橋 ▲11.3P

 

★2回戦

伊藤に連続で試練が訪れる。東4局、メンホンのシャンポン待ちを入れていたが、ドラの四筒が打たれチーの選択。六筒を打ち出して絶好の3メンチャンに変化するも…

 

 

ヤミテンで待ち構えていたのは古橋。東・北・ドラの6,400の放銃に。
さらに南1局、伊藤が親番維持のため形式テンパイを入れるも、ここもヤミテンの内川へタンヤオピンフドラドラの7,700。

 

 

この半荘は南2局1本場に黒沢が4,000オールで抜け出すも、2本場で内川がツモタンヤオドラドラの2,000・3,900で再逆転しトップを獲得した。

内川 +25.2P
黒沢 +9.9P
古橋 ▲10.2P
伊藤 ▲24.9P

 

★3回戦

伊藤のタンヤオドラ3、黒沢のホンイツドラドラとフーロした勝負手が連続で流局。重い展開が続く中、南2局にはメンゼンで仕上げた黒沢がチャンタ三色のツモ。

 

 

これが決定打となり2回目のトップを獲得。オーラスは内川が浮きを目指してホンイツの3フーロを入れるも、古橋がチャンタ・イーペーコーの6,400で浮きの2着に回るアガリを決めた。

黒沢 +15.2P
古橋 +4.8P
伊藤 +1.9P
内川 ▲21.9P

 

★4回戦

東4局、内川がホンイツの2フーロ。ここまで苦しい伊藤が親リーチまで辿り着くも、宣言牌が捕まり7,700。

 

 

南3局、黒沢がイーペーコー確定の親リーチをかけると、伊藤もドラを勝負して高目一通のリーチ。めくり合いは黒沢の3,900オールツモで決着。

 

 

オーラス、1人沈みとなった親の伊藤が連続で高目4,000オールのリーチをかけるも…ツモることはできず流局。あと1牌が遠い1日となった。

黒沢 +18.8P
古橋 +4.3P
内川 +1.1P
伊藤 ▲24.2P

4戦終了時のトータルポイントは画像の通り。

 

 

 

黒沢が3回のトップで12位から7位まで浮上する64.1Pのプラスに。

次回A2リーグの放送は7月4日。
対局者は柴田吉和、高橋良介、白鳥翔、前原雄大。
解説は吉田直。次回も是非お楽しみに!

 

(文・浜野太陽)

第1期JPML WRC-Rリーグ ベスト8B卓レポート

第1期決勝メンバーが決定!

2023年6月8日、第1期JPML WRC-Rリーグ ベスト8B卓が放送された。

対局者は香野蘭、早川健太、奈良圭純、瀧澤光太郎。

 

 

タイトル5冠目を狙う奈良に、若手3人が挑む形となった。対局はWRCルールで4回戦を戦い、上位2名が決勝戦へ勝ち上がりとなる。

 

★1回戦

東1局、奈良がリーチピンフツモドラ裏の2,000・4,000。続く東2局も瀧澤のリーチにドラ暗刻で押し返し2,000・4,000と連続のアガリで突き抜け、貫禄を見せる。

 

 

3者としては2着争いに焦点が移る中、東4局2本場には瀧澤・香野が共にピンフドラドラの2軒リーチ!

 

 

ここは二索を早めに切っていたこともあり、奈良から一索を引き出した瀧澤のアガリ。

南場はリードした奈良・瀧澤が局を回し連対を確保。

奈良 +44.4P
瀧澤 +17.2P
早川 ▲17.8P
香野 ▲43.8P

 

★2回戦

東2局、初戦2着の瀧澤がシャンポンリーチをツモっての4,000オールでさらにリード。さらに続く1本場、ヤミテンから3メンチャンに変化してのリーチで12,000の追加点!

 

 

東3局には親番・香野が3連続のアガリで瀧澤に肉薄するも、南2局再び親番を迎えた瀧澤がダメ押しのアガリ。

 

 

タンヤオ・赤2・ドラの4,000オール。これが決定打となりトップを獲得。奈良は1人置いて行かれ、4着で振り出しに戻る形となった。

瀧澤 +51.2P
香野 +25.2P
早川 ▲21.6P
奈良 ▲54.8P

 

★3回戦

東1局、瀧澤が終盤に薄い二万五万でテンパイするとヤミテンでの5,800アガリに。

 

 

1、2回戦と連対の瀧澤はホッとするようなアガリとなるが、東3局には早川から七索暗カンのリーチ。ドラ3のテンパイを入れていた瀧澤が通りやすそうな三筒を勝負すると、これが8,000の放銃。想定外の出費で4着に沈んだ瀧澤は、トータル3番手で最終戦を迎えることとなった。

香野 +49.5P
奈良 +11.0P
早川 ▲17.7P
瀧澤 ▲42.8P

 

★4回戦

最終戦は早川が苦しい状況。香野・瀧澤・奈良の3人競りに。
東2局1本場、早川が三色確定のリーチで6,000オールをツモり、一気に2番手まで浮上する混戦に。

 

 

南2局には最後の親番に懸ける早川がドラをポン。さらに奈良が三色確定のリーチ。勝負を大きく分けるめくり合いは奈良のリーチ・三色・赤・ドラ・裏の12,000で決着。これで早川は厳しい条件に。

 

 

オーラスはトップから4着まで1,100点と全員集合状態となり、奈良が終盤にヤミテンの5,800で大きく通過を引き寄せる。

2本場では瀧澤がツモ&裏ドラ条件のリーチ。奈良が一発消しのチーをかけるが…五万を鳴いて打ち出したのは筋の八万…食い替えとなってしまい、チョンボの裁定。思わぬハプニングにより2本場やり直しとなるも、奈良が4,000オールの決定打を決め、通過は奈良・香野の2名となった。

奈良 +50.0P
早川 +6.1P
香野 ▲14.0P
瀧澤 ▲42.1P

4戦終了時点のトータルポイントは以下の通り。

 

 

この結果から、決勝戦を戦うのは仲田加南、塚田悠介、奈良圭純、香野蘭の4名となった。
放送は6/24(土)14時〜。初代優勝者が決まる瞬間をお見逃しなく!

(文・浜野太陽)

第1期JPML WRC-Rリーグ ベスト8A卓レポート

第1期JPML WRC–Rリーグベスト8A卓の模様が放送された。
今期が初となるこのタイトル戦
記念すべき1回目の決勝に駒を進めるのは誰なのか注目が集まる。

選手の紹介

 

100

 

仲田加南
4.11.12期女流桜花など華華しいタイトルを多数保持している
その力強くも繊細な麻雀で見る人をり魅了し続けている。
通り名は『麻雀ラリアット』
実は孫もいるらしい。

 

100

 

石井良樹
第47期王位を獲った山形の戦士
『強引グ・マイウェイ』で麻雀道を切り開く
Mトーナメントなどにも出場し、今話題の選手の1人

 

100

 

黒田良
ベスト16では初の放送対局ながら、魚谷侑未、小林正和
早川健太という錚々たるメンバーを勝ち抜きベスト8進出
35期生とこれからの活躍にも注目したい選手

 

100

 

塚田悠介
高身長のイケてる雀士
WRC-Rだけではなく、WRCリーグでもベスト16進出を果たすなど
今ノリに乗っている若手プロ雀士の1人

以上のとっても濃い4名の中から2人が決勝に進出となる。

 

100

 

また、実況は吉井優、解説は阿久津翔太が務めた

WRC-Rリーグは一発、裏、赤があるルールで
ウマが10-30と少し大きくなっているのでトップを取ることが重要だ。

そんな大事なトップを初戦に取ったのは仲田

 

100

 

2回戦は、東発から混一色赤ドラ2の跳満をアガるなど高打点を何度も決めた
石井が強引グ・トップを奪取。
黒田は2連続ラスと苦しいスタートとなった。

 

100

 

通過に向けて大事な3回戦。

東1局、塚田が1歩リードとなる中・ドラ2を聴牌。
通過争いをしている石井からの出アガリを決める。

その後はオーラスに仲田が連荘し、トップ目に立つと
トータル2位争いが熾烈に。

石井も仕掛けて応戦するも塚田が仕掛けてアガリ切って終局。

 

100

 

4戦目、仲田と塚田はリードを生かした立ち回りで
オーラスを迎えた。

 

100

 

その後、親番をなんとか連荘すると
南4局4本場で念願のアガリを決め、
供託2本も回収すると一気に上位3人が混戦へ。

 

100

 

迎えたオーラス5本場は
なんと塚田の1人テンパイで着順が上がり通過となった。

以上の結果をもって
ベスト8A卓からの通過は仲田、塚田の2名となった。

 

100

 

初代WRCRの座は一体誰になったのか。
お楽しみに。

(担当:松田彩花)

第1期JPML WRC-Rリーグ ベスト16D卓レポート

【第1期JPML WRC-Rリーグ ベスト16D卓 瀧澤光太郎・塚田悠介がベスト8進出】

ベスト16 D卓 対局者

◆塚田悠介(つかだゆうすけ)
◆岡田啓佑(おかだけいすけ)
◆瀧澤光太郎(たきざわこうたろう)
◆本田朋広(ほんだともひろ)

 

 

解説 藤島健二郎
実況 早川林香

 

【1回戦】

幸先良いスタートを切ったのは岡田。ドラを重ねて塚田の親リーチに追いつき、満貫をアガると

 

 

次局の親番では一発ツモで決めて4,000オール。岡田が1回戦トップを取る。

南3局には塚田がリーチを打ち、暗刻の二万が裏ドラとなり跳満のアガリ。

 

 

放銃してしまった本田だが、親番で2,000オールをツモり2着に滑り込んだ。

 

 

【2回戦】

2回戦は高打点の応酬となった。
まずは塚田が親番で満貫ツモ。

 

 

続いて岡田が三色赤2ドラの満貫を瀧澤から。

 

 

東3局には本田(親)が一発ツモ裏で6,000オール(+1,000)のアガリ。

 

 

東4局には瀧澤がチンイツドラ3の倍満に仕上げる。

 

 

一周回って平たい点棒となったオーラスは、瀧澤がリーチを打ち一発で本田からロン。
7,000点持ちラス目から全員を捲って瀧澤がトップを取った。

 

【3回戦】

東3局。岡田がダブ東白ホンイツで4,000オールで引き離しにかかるが

 

 

南1局には塚田が七対子リーチを一発ツモ。跳満のアガリで岡田とほぼ並びに。

 

 

オーラスは瀧澤が仕掛けて岡田から白をロン。ドラ5で跳満に。2着浮上の直撃で3回戦が終了。

 

 

【最終 4回戦】

先に勝負手を決めたのは瀧澤。二万暗カンでリーチを打ち、タンヤオが付く六筒をリンシャンツモ。6,000オール(+1,000)で大きく抜け出すと

 

 

連荘した2本場で再び満貫ツモ。トータル+100を超え、瀧澤が一席を確保した。

東3局。岡田がホンイツの満貫を瀧澤からアガって残る一席に指をかけたが

 

 

南1局には塚田がツモ発赤ドラのアガリ。岡田に親被りさせて逆転し

 

 

次局はタンヤオ赤ドラの3,900を岡田から直撃。

ベスト16D卓からは
瀧澤光太郎
塚田悠介
この2名が勝ち上がりを決めた。

瀧澤「最初着ダウンの放銃しちゃっていいムードではなかったのですが、頑張ってついていって、最終半荘でああいう展開を作れて良かったです。Mリーグを観て麻雀を覚えた最初の世代だと思っているので、どこまで通用するか見届けて頂けたらと思います。」

塚田「3年ちょっとでようやくこのスタジオに来られて、勝ち星をあげられたのは収穫だと思います。ベスト8・決勝に進むには今日の麻雀ではダメだと思うので、見返したり仲間に聞いたりして良く出来たらと思います。」

岡田「普段引き気味なのですが、今日は押そうと思って1・2回戦押して、3回戦で最後に押しすぎました。アガれるとトップ目で最終戦を迎えられるからと。本田さんのリーチには比較的通るかと思ったけど、仕掛けた滝澤さんには打って満貫かなと思って。内容所作ともにレベルアップしてこのスタジオに来られるように頑張ります。」

本田「瀧澤さんに一万鳴かれた局はアガられても仕切り直せるかと思ったのですが、勝負所が違ったのかな?第1回は優勝したくて頑張ったんですけど残念でした。WRCも今いい所で残れるかも知れないので頑張ります。」

 

 

(文・吾妻さおり)

第264回:プロ雀士インタビュー 矢崎 航之介  インタビュアー:小車 祥

5月某日、第3期鸞和位に輝いた矢崎航之介と2人で回らない寿司屋に来ていた。
目的は矢崎の優勝者インタビュー。
そのインタビュアーに、九州本部時代からするとかなり長い付き合いになる僕が選ばれた。
オファーが来た時、僕は思った。
「そんなに頼みやすい先輩なのかよ」と。
王位戦を優勝した時の樋口徹、若獅子戦を優勝した時の早川健太、そして今回の矢崎。
みんな小車に頼みすぎではないか。
いや、慕われていると取れば悪い気はしないが、威厳のある先輩にはこんなにオファーは来ないだろう。
矢崎め、いいことばっかり書いてやらないんだからな。

 

100

 

最初に注文した寿司がテーブルに並んだくらいに、矢崎が優勝した決勝の話が始まった。

小車「決勝見たけどさ」

矢崎「はい」

小車「緊張してたよね?」

矢崎「めちゃくちゃ緊張してましたね」

小車「やっぱりかー!堅いなーって思ったんだよね」

矢崎「実際、内容にも影響しちゃって。いつもなら仕掛けていく手牌をいきなり役満狙ったんですよね」

小車「1回戦の開局のやつかー。ポンテン取らずに四暗刻目指した局」

矢崎「そうです。そしてそれが放銃になっちゃって。なんか気負ってしまって、やってやるぞって思いが空回りした感じありましたね」

小車「そうだったんだね。でもそこからよく立て直したね。今回の決勝、どこから落ち着いて打てたの?」

矢崎「そうですね。比較的早く、いつも通り打てていた気はします。というのも、やっぱり今回よかったアドバイスがありまして」

僕はお腹がすいていたこともあり、パクパクと寿司を食べながら話を聞いていたのだけれど、きっと同様にお腹がすいているであろう矢崎は食事などそっちのけで話をしたがっていた。
ここまでノリノリで会話する矢崎を見ること自体、過去を振り返ってもあまり記憶になく、それだけでなんだか見ていて微笑ましかった。

 

100

 

矢崎「決勝に残った時、奈良さんに質問したんですよ」

小車「奈良さん!タイトル獲りまくりの!」

矢崎「はい、4冠です。やっぱりタイトル戦決勝で勝ちまくってる人にアドバイス聞くのがいいと思ったんです。なんでそんなに勝てるんですかって」

小車「そうなんだ。で、どうだったの?」

矢崎「奈良さんが言うには、“俺はタイトル戦の決勝を他のプロ達よりめちゃくちゃ見てるから、決勝の戦い方をよく知ってる”と。それを聞いて、僕もとにかく決勝の戦い方を勉強しなきゃって思ったんです」

小車「それでどうやって勉強したの?」

矢崎「第1期鸞和戦決勝です」

小車「いっぱいいろんな決勝を見たとかじゃないんだ」

矢崎「見たのは見たんですけど、第1期鸞和戦決勝はまじでよかったんです」

小車「ほう、他の決勝とは違うものがあったってことか」

矢崎「そうなんです。よかったのは決勝のメンバーです。魚谷侑未さん、猿川真寿さん、紺野真太郎さん、柴田吉和さん。この4人って、普段から対局を見ることも多いし、どういう打ち手なのかってかなりわかってますよね。それがいいんです。普段の麻雀との違いがわかりやすくて、決勝だとこんな風に打つのかってすごく勉強になったんですよね」

小車「なるほど!確かに限られた時間の中で何かの決勝を見るとなった時には、それぞれ個性も強いしかなり参考にしやすそうな決勝メンバーだね」

矢崎「はい、本当にこれから決勝に残った人はまず第1期鸞和戦決勝を見た方がいいとさえ断言できます。それくらいすごく勉強になる良い決勝だったんです」

これからも繰り返されていくタイトル戦。
この記事を読んでくれている競技選手が、その決勝に残った時にはこの矢崎の言葉を思い出すと、もしかしたら決勝での戦い方のヒントを得られるかもしれない。
もちろんプロならば、タイトル戦の決勝は普段からたくさん見てるだろうが、いざ自分が何かの決勝に残った時にそれを意識して見るというのでは意味合いも変わってくるものだろう。

小車「そういえばさ、矢崎君ってなんでプロになったんだっけ」

矢崎「えぇ、今さらですか?」

小車「なんかお互い九州本部に在籍してた時も、なんかそういう話聞いたことないような気がしてさ」

矢崎「僕、当時は大分県に住んでて、そこで九州本部に在籍してる塚本さんにお世話になってたんですよ。その塚本さんに“そろそろ出てもいいだろう”って、九州リーグに参加させてもらえることになったんです」

小車「九州リーグはB・Cリーグはプロアマ混合リーグだもんね。プロになる前に出てたんだ」

矢崎「そうです。それで初めて出るリーグ戦の前日に福岡での練習対局に付き合ってくれたのが、塚本さんが連れてきてくれた小車さんだったんですよ」

小車「ええ?全然覚えてない」

言われてみればそんなこともあったような気もするが、本当にさっぱり記憶から消えていて思わず笑ってしまう。

矢崎「その時に小車さんに言われたんですよ。“巷の麻雀っぽいね”って」

ここで爆笑する僕。
そんな偉そうなことを言ってたのかと恥ずかしい気持ちになる。

矢崎「その後九州本部でプロテストを受けたんです。僕は今までスポーツとか勉強とか、特にこれといった取柄もなかったんですけど、麻雀なら頑張れるんじゃないかと思って」

小車「そうだったんだね。でも最初の頃の矢崎君ってバリバリやる気あるっていうよりは、のらりくらりとなんとなくプロ活動してるようなイメージあったな。それがいつの間にか意欲的になってて随分イメージ変わったなって思ったことあるもん」

矢崎「あー、最初はそういう節もあったかもしれませんね」

小車「今では鳳凰位戦に出るために東京に出てきて、バリバリ麻雀プロやってるわけじゃん。何かきっかけがあったの?」

矢崎「そうですね、やっぱり九州リーグの決勝に残った時ですかね。その時は浜上さんに負けちゃったんですけど、すごく悔しくて、勝ちたいって気持ちを強く感じるようになりましたね。それまでは試合があって勝つのが楽しくて、ただそれだけだったんですよね」

小車「負けることで変わったんだ」

矢崎「そうです。勝つ喜びだけじゃ続かなかったと思います。負けて悔しくて、勝つためにはやっぱり並大抵じゃない努力が必要で」

矢崎は順調に在籍リーグを上げている。
今はB1リーグでずっとCリーグで昇級と降級を繰り返している僕からすればすっかり遠い存在になった。
そして今回、ついにタイトルまで獲得し、僕が唯一マウントを取れる「タイトル戦優勝経験がある」というところも並ばれてしまった。
矢崎と仲が良い仲間達は、彼のどこか間抜けな受け答えなどから「だめのすけ」なんて愛称で呼んだりするのだが、もう何もダメなところなどなく、とてもじゃないがそんな愛称では呼べなくなってしまった。

小車「タイトル獲得して、次の目標は?」

矢崎「鳳凰位ですね。ようやく少し意識できるところまで来たのかなって思います」

小車「そうだね、今B1ならうまくいけば2~3年後には鳳凰位になってるかもしれないんだもんね」

ここで少し気になっていることがあり、おもむろにその質問を投げてみる。

小車「Мリーガーになりたいとかはどう?」

矢崎「そうですね、なりたいですよ」

小車「うんうん」

矢崎「ただ僕の場合はなりたい動機が人とは違うかもしれなくて」

小車「というと?」

矢崎「強い人と麻雀が打ちたいんですよね。売れたいとか目立ちたいとかはどうでもよくて、誰もが認める強い人と魂を削り合うような真剣勝負がしたいんです。そのために麻雀をやっていると言ってもいい。Мリーグは真剣勝負をするための最高のステージだと思います」

小車「かっこいいよ。俺だってМリーガーにはなりたいと思うし、プレイヤーとして勝負に身を預けたい気持ちはあるけど、やっぱり売れたいし目立ちたいもん」

矢崎「それが普通だと思うんですけどね」

しまった。
いいことばっかり書いてやらないからなと冒頭で意思表示したのに、いいことばっかり書いてしまっている。
チヤホヤされることに興味はないが、打ち手として魂を削るような勝負がしたいなんて、かっこよすぎて僕自身唸ってしまった。

これではいけない。
やはり矢崎のインタビューにおいて、矢崎がなぜ仲間達から「だめのすけ」や「だめちゃん」などと呼ばれ、それでもなんだか可愛がられているかを伝えなければ僕がインタビュアーを務めた意味がない。

なので最後にあえて、第3期鸞和位に輝いた矢崎だめのすけに文句を言おうと思う。
まずはこれを見てほしい。

 

100

 

優勝が決まった瞬間の矢崎だ。
タイトル戦の最高成績は約8年前の麻雀マスターズベスト8。
悲願のタイトル獲得にこれまでの思いが込み上げ感極まっているところだろう。
僕だけじゃなく、矢崎と仲良く過ごしてきた仲間達はこの表情の矢崎に心を打たれ涙腺が崩壊しそうになったはずだ。
矢崎は深々と頭を下げ、カメラは実況解説席へと切り替わった。
そしてその後一人ずつ選手に話を聞いていき、最後に優勝者である矢崎が出てくる。

これまでの矢崎の麻雀人生で感じてきた思い、努力が実った瞬間の感情、不器用ながらもそれを全力で伝えてくれ矢崎。俺は一緒に過ごしてきた仲間として最後まで見届けるぞ。
そう思い矢崎の登場を待った。

そして「優勝の矢崎プロです」と呼ばれて出てきた矢崎の顔がこれである。

 

100

 

ええええええ!!
満面の笑みのパターンンンン???
さっきのあの表情はなんだったのーーーー!!!

これだ。
これがまさにだめのすけのだめのすけたる所以なのだ。
いや、もちろんダメじゃない。笑顔で喜ぶのは自然なことだ。
ただ思い返すと矢崎はいつだってそうだった。
そこまでの流れとか、周囲の期待とか、そういうのを必ず裏切ってくるのだ。
そしてそんなところがたまらなく可愛く、「なんなんだよ」って言いながらまた飲みに誘ってしまう、そんな奴なのだ。

矢崎についてはここでは語り尽くせないほどの珍エピソードが山ほどある。
それはまた、もっと矢崎がすごい選手になった時のためにとっておこうと思う。

どんなに面白おかしく矢崎をいじったところで、もうすっかり格上の選手だ。
そこに対する敬意は忘れず、これからもいじり倒していこうと思う。

そういえばせっかくインタビューしたのに、肝心なことを伝えていなかったので、ここに書き記すことで終わりにしたいと思う。

矢崎、おめーつえーよ。
第3期鸞和戦優勝、本当におめでとう。

麻雀日本シリーズ2023 第2節レポート

2023年6月18日日曜日、麻雀日本シリーズ2023の第2節5~8回戦が行われた。

 

100

 

5回戦

 

100

 

前田直哉、楢原和人、奈良圭純、鈴木優

今期初戦となった鈴木は2着をキープしプラススタート。奈良は好調な出だしだったが3着に。4着だった前田は2節連続マイナスとなり厳しいスタートに。楢原は2局連続五索待ちをアガりトップに。

 

100

 

前田 △20.5
楢原 +21.8
奈良 △6.9
鈴木 +3.6

6回戦

 

100

 

瀬戸熊直樹、魚谷侑未、浅井堂岐、忍田幸夫

今節初戦の瀬戸熊と魚谷、開局の親番で満貫をアガった瀬戸熊だが3着に。魚谷は4回のアガりでトップスタート。浅井は初節と合わせ2連続4着となった。忍田は2着で現段階でトータルトップに

 

100

 

瀬戸熊 △9.5
魚谷 +32.6
浅井 △34.7
忍田 +11.6

7回戦

 

100

 

白鳥翔、沢崎誠、魚谷侑未、奈良圭純

今節初戦の沢崎はオーラスに見逃しを決行し奈良の直撃で3着になり、奈良は4着に。
白鳥は前節含め2連勝となり、トータル1位に。

 

100

 

白鳥 +47.8
沢崎 △20.7
魚谷 +8.7
奈良 △35.8

8回戦

 

100

 

浅井堂岐、前原雄大、沢崎誠、楢原和人

楢原が小三元を決めるなどし、本日2連勝でトータルも4位に。沢崎は大きいマイナスの4着で厳しい戦いに。

 

100

 

浅井 △9.8
前原 +20.6
沢崎 △47.2
楢原 +36.4

本日のトータル成績表はこちら。

 

100

 

次回の麻雀日本シリーズ2023第3節の放送は
7月16日(日) 14時~
となります。

次回の放送もお楽しみに。

(文、鈴木誠)

第32期東北プロリーグ 第4節成績表

Aリーグ

順位 名前 合計 1節 2節 3節 4節 5節 6節 7節 8節 9節 10節
1 菊田政俊 233.8 68.6 66.1 84.6 14.5            
2 佐々木俊哉 135.5 ▲ 36.6 75.8 89.0 7.3            
3 石井良樹 83.9 ▲ 7.6 11.8 58.7 21.0            
4 皆川直毅 30.9 25.6 ▲ 35.5 41.0 ▲ 0.2            
5 波奈美里 30.8 ▲ 8.5 74.4 ▲ 37.5 2.4            
6 山下敬介 18.5 18.2 29.4 ▲ 6.0 ▲ 23.1            
7 武藤武 16.4 39.8 38.1 ▲ 75.0 13.5            
8 安ヶ平浩希 14.6 26.6 ▲ 7.1 ▲ 36.4 31.5            
9 粕谷勇吉 13.7 16.5 16.1 ▲ 41.3 22.4            
10 佐藤晃大 0.7 ▲ 0.9 21.9 ▲ 42.2 21.9            
11 櫻井勇馬 ▲ 6.2 44.2 ▲ 9.9 ▲ 37.5 ▲ 3.0            
12 菅原直哉 ▲ 8.2 ▲ 21.9 ▲ 31.8 1.3 44.2            
13 瀧田亮 ▲ 22.8 ▲ 63.2 4.8 22.8 12.8            
14 増田隆一 ▲ 44.9 10.9 ▲ 19.9 ▲ 2.3 ▲ 33.6            
15 鈴木勝也 ▲ 118.9 ▲ 17.9 ▲ 84.3 30.0 ▲ 46.7            
16 星乃あみ ▲ 192.0 ▲ 36.2 ▲ 52.7 ▲ 52.8 ▲ 50.3            
17 小林正和 ▲ 207.8 ▲ 57.6 ▲ 117.2 1.6 ▲ 34.6            

Bリーグ

順位 名前 合計 1節 2節 3節 4節 5節
1 野村遼吾 128.5 126.2 0.5 1.8    
2 後藤あゆみ 121.0 18.6 29.8 72.6    
3 岡崎圭吾 117.2 47.2 19.7 50.3    
4 吉田勝弥 104.3 ▲ 4.4 61.8 46.9    
5 小熊良衡 70.6 ▲ 33.6 15.6 88.6    
6 菅原啓資 58.5 36.0 9.1 13.4    
7 小栗隆成 45.7 19.4 ▲ 11.0 37.3    
8 加藤勇飛 13.3 ▲ 27.1 83.2 ▲ 42.8    
9 東幸一郎 ▲ 11.8 ▲ 33.7 ▲ 27.9 49.8    
10 工藤清一 ▲ 28.2 ▲ 13.6 25.9 ▲ 40.5    
11 佐々木啓文 ▲ 28.4 14.1 ▲ 39.1 ▲ 3.4    
12 津藤孝幸 ▲ 73.7 ▲ 2.6 38.4 ▲ 109.5    
13 遠藤昭太 ▲ 88.3 ▲ 45.9 ▲ 42.4 0.0    
14 大沼慎 ▲ 133.0 0.1 ▲ 58.6 ▲ 74.5    
15 湯田拓也 ▲ 147.4 ▲ 47.5 ▲ 54.4 ▲ 45.5    
16 鈴木里美 ▲ 188.3 ▲ 73.2 ▲ 50.6 ▲ 64.5    

第1期達人戦〜GREAT LEAGUE〜第2節〜レポート

【レジェンドvs鳳凰位。HIRO柴田の新たな挑戦が始まる!】

《第2節》
荒正義×前原雄大×沢崎誠×HIRO柴田
解説:藤崎智
実況:優月みか

■荒正義
 

100

 
・1952年4月12日(71歳)
・日本プロ麻雀連盟副会長
・第8期28期鳳凰位、第38期十段位、第5期29期王位、第12期麻雀マスターズ、第5期麻雀グランプリMAX等

■前原雄大
 

100

 
・1956年12月19日(66歳)
・日本プロ麻雀連盟常任理事
・第12期25期33期34期鳳凰位、第14期15期24期25期26期十段位、第3期8期麻雀グランプリMAX等

■沢崎誠
 

100

 
・1955年1月13日(68歳)
・第13期十段位、第16期27期麻雀マスターズ、第5期麻雀グランプリMAX等

■HIRO柴田
 

100

 
・1976年2月16日(47歳)
・第39期鳳凰位、第13期麻雀グランプリMAX等

日本プロ麻雀連盟初のグランドスラムを達成した荒正義、最多G1タイトル獲得の前原雄大、療養明けながらも現A1リーガーとして最高峰のステージで戦う沢崎誠というレジェンド達に現鳳凰位・麻雀グランプリMAX覇者のHIRO柴田が挑むという組み合わせとなった第2節。

1回戦はレジェンド達の圧巻ショーから始まった。まずは沢崎が柴田の先制リーチを受けながらも目に見えて残り1枚の発単騎待ちメンホン・七対子で追いかけると

 

100

 

完全復活を遂げる見事な一発ツモで挨拶代わりのバイマンをお見舞いした。

これに続いたのは荒。

東4局1本場
南家・荒
四万赤五万六万七万八万九万三索三索五索六索二筒三筒四筒 リーチ 一発ツモ七索 ドラ五万 裏四筒

南1局
東家・荒
四万四万赤五万六万七万三索四索五筒六筒七筒西西西 リーチ 一発ツモ二索 ドラ四索 裏六索

2局連続のアガリで沢崎に追いつき追い越すと、この流れに乗って次は前原のターンが来ると思われた。しかし現鳳凰位HIRO柴田が黙ってはいなかったのである。

南2局
東家・柴田
二万四万六万六万八万八万八万八索八索八索東東東 ロン三万 ドラ九筒

荒から東・三暗刻9,600の出アガリで加速すると

 

100

 

次局では前原から親のハネマンをアガリ、逆転でトップを決めた。

2回戦に入っても柴田は勢いそのまま

 

100

 

東3局1本場に荒、沢崎のニ件リーチに挟まれながらもマンガンツモでこの半荘トップへの道筋をつけるが、それを阻止しようと厚い壁が立ちはだかる。それは沢崎誠であった。

 

100

 

東4局にタンヤオ・ドラ1の500・1,000、南1局にタンヤオ・ドラ2の
1,000・2,000のツモアガリで柴田のリーチを立て続けに仕掛けで捌くと、この後は徹底的に受けながら何とこのアガリだけでトップを奪う。

更に沢崎は3回戦でも多彩な押し引きを見せた。

 

100

 

東2局の柴田が親番の局ではタンヤオ・ピンフ・赤・ドラの手をヤミテンへ。まるで狙い澄ましたかのように前原から捉えると、これが決勝点となり2連勝で本日の対局を終えた。

《第2節結果》
沢崎+73.8
柴田+47.7
荒 ▲26.1
前原▲95.4

 

100

100

 

沢崎
「いきなり柴田くんがトップだったから連勝されるのは阻止したかったよね。今日はついてたし面白い麻雀が見せられて良かったかな。」

柴田
「1回戦は目をつぶってパンチ出している感じでたまたまトップ取れましたけど、あまりしっくり来てなかったですね。その後はどこから攻撃か来るか分からなくて恐る恐る打ってました。」


「展開的に大事に打とうとしたけど今日は噛み合わない手牌が多かったかな。でも20年前のプロリーグのようで懐かしい感じだったね。」

前原
「(苦しそうな展開に)吐きそうだったよ。点棒は吐き出しちゃったけど。1回戦が良くなかったので今日はマイナスを二桁にはしないといけないかなと思ってたよ。」

【第1期達人戦 GREAT LEAGUE〜第3節〜】
2023年6月4日(日)

灘麻太郎vs伊藤優孝vs荒正義vs前原雄大

解説:藤島健二郎
実況:優月みか

(文:小林正和)

日本プロ麻雀連盟感謝祭2023レポート

【日本プロ麻雀連盟感謝祭2023レポート】
新型コロナウイルスの感染法上の位置づけが季節性インフルエンザなどと同じ5類に移行されたことで、感染対策が個人の判断に委ねられる状況まで規制が緩和。この大きな節目となる年に日本プロ麻雀連盟感謝祭が4年ぶりの開催となりました。

感謝祭とは我々日本プロ麻雀連盟がお世話になっている方や、麻雀業界の発展に寄与されている企業の方、著名人の方々にお集まりいただき、日頃のご厚情に感謝を込めて一緒に卓を囲み楽しい時間を過ごす麻雀大会です。

大会のシステムはゲスト2名プロ2名で構成された1チーム4名からなるチーム戦で、一人4半荘ずつ打ってのトータルポイント勝負。順位点が後半に進むごとに大きくなり、逆転しやすいルールです。
さらにチーム内でゲストとプロでペアを組んでもらい、4人勝負のチーム戦と2人勝負のペア戦と個人戦の三部門で競う形式になっています。

それでは今回参加いただいたゲストとプロ選手をチームごとに紹介させていただきます。

①レーシングチーム
伏見俊昭 様(競輪選手 アテネオリンピック銀メダリスト)
木村昇 様(テックウインド株式会社 PM2部 部長)
HIRO柴田(鳳凰位)
和泉由希子(第11・14回天空麻雀女性大会優勝)

 

100

 
伏見俊昭 様

 
 
100

 
木村昇 様

 
 
100

 
HIRO柴田

 
 
100

 
和泉由希子

②Aチーム
金本晃 様(近代麻雀 編集長)
佐々木寿人(第37・38期鳳凰位)
前田直哉(第31期鳳凰位)
※もう1名のゲストの方は今回お名前を伏せさせていただきます

 

100

 
金本晃 様

 
 
100

 
佐々木寿人

 
 
100

 
前田直哉

③USEN・ヤマノビューティチーム
山野幹夫 様(株式会社ヤマノビューティメイトグループ代表取締役社長)
高橋慧 様(USEN-NEXT HOLDINGS代理 株式会社peak代表取締役)
滝沢和典(第32・33期王位)
二階堂瑠美(第11・19期プロクイーン)

 

100

 
山野幹夫 様

 
 
100

 
高橋慧 様

 
 
100

 
滝沢和典

 
 
100

 
二階堂瑠美

④テレ朝・カドカワチーム
藤沢晴信 様(MリーグEX風林火山 監督)
森井巧 様(MリーグKADOKAWAサクラナイツ 監督)
岡田紗佳(女流プロ麻雀日本シリーズ2022優勝)
勝又健志(第32期鳳凰位)

 

100

 
藤沢晴信 様

 
 
100

 
森井巧 様

 
 
100

 
勝又健志

 
 
100

 
岡田紗佳

⑤貴闘力チーム
貴闘力 様(元関脇)
中井川俊一 様(ラス・カーズ・キャピタル株式会社 代表取締役)
荒正義(日本プロ麻雀連盟副会長)
東城りお(第25期麻雀女王)

 

100

 
貴闘力 様

 
 
100

 
中井川俊一 様

 
 
100

 
荒正義

 
 
100

 
東城りお

⑥われポンチーム
加賀まりこ 様(女優)
清弘誠 様(演出家)
伊藤優孝(第3期最強位)
萩原聖人(第5回モンド杯優勝)

 

100

 
加賀まりこ 様

 
 
100

 
清弘誠 様

 
 2
100

 
伊藤優孝

 
 
100

 
萩原聖人

⑦モス・ユーキャンチーム
櫻田厚 様(株式会社モスフードサービス 代表取締役会長)
品川泰一 様(株式会社ユーキャン代表取締役社長)
伊達朱里紗(Mリーグ2022‐23シーズンMVP)
藤崎智(第30・36期鳳凰位)

 

100

 
櫻田厚 様

 
 
100

 
品川泰一 様

 
 
100

 
藤崎智

 
 
100

 
伊達朱里紗

⑧AbemaTVチーム
藤田晋 様(サイバーエージェント 代表取締役社長)
塚本泰隆 様(株式会社AbemaTV総合編成本部スポーツエンタメ局局長)
白鳥翔(第24・25期麻雀マスターズ優勝)
二階堂亜樹(第2・3期女流桜花)

 

100

 
藤田晋 様

 
 
100

 
塚本泰隆 様

 
 
100

 
二階堂亜樹

 
 
100

 
白鳥翔

⑨Bチーム
沢崎誠(第24期最強位)
杉浦勘介(第9回野口恭一郎賞受賞)
※ゲストの方は今回お名前を伏せさせていただきます

 

100

 
沢崎誠

 
 
100

 
杉浦勘介

⑩はじめの一歩チーム
森川ジョージ 様(漫画家)
大熊英司 様(フリーアナウンサー)
和久津晶(第9・12期プロクイーン)
前原雄大(第12・25・33・34期鳳凰位)

 

100

 
森川ジョージ 様

 
 
100

 
大熊英司 様

 
 
100

 
前原雄大

 
 
100

 
和久津晶

⑪セガ・モンドチーム
上島大右 様(MONDOTV麻雀プロリーグ プロデューサー)
吉野慎一 様(Mリーグセガサミーフェニックス 監督)
魚谷侑未(十段位)
内川幸太郎(第35期十段位)

 

100

 
上島大右 様

 
 
100

 
吉野慎一 様

 
 
100

 
内川幸太郎

 
 
100

 
魚谷侑未

⑫将棋連盟チーム
鈴木大介 様(日本将棋連盟 九段)
広瀬章人 様(日本将棋連盟 八段)
ともたけ雅晴(第1回リーチ麻雀世界選手権優勝)
奈良圭純(第3回リーチ麻雀世界選手権優勝)

 

100

 
鈴木大介 様

 
 
100

 
広瀬章人 様

 
 
100

 
ともたけ雅晴

 
 
100

 
奈良圭純

⑬コナミアミューズメント・GENDAチーム
片岡尚 様(株式会社GENDA 代表取締役会長)
西村宜隆 様(コナミアミューズメント常務執行役員)
灘麻太郎(日本プロ麻雀連盟名誉会長)
高宮まり(女流プロ麻雀日本シリーズ2016優勝)

 

100

 
片岡尚 様

 
 
100

 
西村宜隆 様

 
 
100

 
灘麻太郎

 
 
100

 
高宮まり

⑭チームロイヤル
森田勉 様(ロイヤルシステム株式会社 代表取締役社長)
瀬川瑛子 様(歌手)
森山茂和(日本プロ麻雀連盟会長)
白銀紗希(女流桜花)

 

100

 
森田勉 様

 
 
100

 
瀬川瑛子 様

 
 
100

 
森山茂和

 
 
100

 
白銀紗希

⑮電通チーム
高柳寛哉 様(株式会社電通)
平野貴宣 様(株式会社電通)
瀬戸熊直樹(第26・27・29期鳳凰位)
黒沢咲(第6・7期プロクイーン)

 

100

 
高柳寛哉 様

 
 
100

 
平野貴宣 様

 
 
100

 
瀬戸熊直樹

 
 
100

 
黒沢咲

以上、15チーム60名。

また大会が盛り上がれるようにと、多くの商品をご提供いただき大変ありがとうございました。

 

100

 

大会中は跳満賞や役満賞、ビンゴ賞など様々な種類の賞を用意していたため、序盤から達成者が続出し、

 

100

 

「〇〇出ました」と運営スタッフを呼ぶ声が止まらず聞こえてきました。

 

100

 

開始数局でドラ5をアガリ、焼肉ドラゴさんの食事券を獲得した岡田さん。

 

100

 

どの卓も終始笑顔で楽しんでいる様子が伺え、麻雀のコミュニケーションツールとしての素晴らしさを実感していましたが、楽しい時間はあっという間にすぎるもの。

 

100

 

全4回戦を終え、ポイントを集計。

そして日本プロ麻雀連盟感謝祭2023、個人戦優勝は…

 

100

 

加賀まりこさん。

ペア戦優勝は…

 

100

 

加賀まりこさん・萩原聖人さんペア。

そしてチーム戦優勝に輝いたのは…

 

100

 

われポンチーム(加賀まりこさん・清弘誠さん・伊藤優孝さん・萩原聖人さん)

加賀さんは全ての部門で優勝して三冠達成!
われポンチームは前回に続き二大会連続のチーム優勝となりました。おめでとうございます。

最後は森山会長の挨拶で閉会となった日本プロ麻雀連盟感謝祭2023。

麻雀を楽しく打って、合い間に打ったばかりの麻雀の話をして、またチーム戦ならではの一体感からくる盛り上がりなど。
今まで当たり前に感じていた楽しい世界が少しずつ戻ってきたことを、久々に肌で感じることが出来ました。

この感情を忘れずに、一層の努力を持って今年も一年取り組んで参ります。
これからも引き続きご愛顧いただきますよう何卒よろしくお願いいたします。
また来年に楽しい時間が共有出来ますよう、皆さまのご健勝と益々のご活躍をお祈り申し上げます。

これは余談になりますが…プロの中で最下位になった魚谷さんには、困った時に手に職をということで、好きな講座を選んで受講できるユーキャン賞が送られました。

(文:越野智紀)

第1期達人戦〜GREAT LEAGUE〜第1節〜レポート

【日本プロ麻雀連盟の礎を築いてきたレジェンド達と現鳳凰位が相見える新たな戦いが開幕!】

次世代のスター発掘を目的とした若獅子戦・桜蕾戦に続き、30代40代にスポットを当てた鸞和戦。そして2023年4月、遂に待望のレジェンドプロ7名と現鳳凰位で行う年間リーグ戦が新設された。その名も「達人戦〜GRET REAGUE〜」通称Gリーグである。

◆出場者
・灘麻太郎
・森山茂和
・伊藤優孝
・荒正義
・前原雄大
・古川孝次
・沢崎誠
・HIRO柴田(現鳳凰位)

◆ルール
WRCルールに赤牌を加えたWRC-Rルールを採用。順位点は10-30とする。

◆システム
・各者予選12回戦を行い上位6名がプレーオフへ進出。(※全8節、各節同一メンバーで1日3回戦の対戦。)
・プレーオフは各者2回戦を行い上位4名が決勝へ進出。
・決勝はポイントをリセットし半荘6回戦で優勝者を決める。

《第1節》
灘麻太郎×森山茂和×伊藤優孝×古川孝次
■灘麻太郎

 

100

 

・1937年3月17日(86歳)
・日本プロ麻雀連盟名誉会長
・第10・11・12・13期王位戦4連覇、第6期麻雀グランプリMAX等

■森山茂和

 

100

 

・1951年11月6日(71歳)
・日本プロ麻雀連盟会長
・第9期王位、第12期最強位等

■伊藤優孝

 

100

 

・1949年7月11日(73歳)
・日本プロ麻雀連盟副会長
・第9期鳳凰位、第36期十段位等

■古川孝次

 

100

 

・1949年4月12日(74歳)
・現A1リーグ所属、第16・17・18期鳳凰位3連覇等

 

100

 

解説:勝又健志
実況:優月みか

達人戦〜GREAT LEAGUE、通称Gリーグのオープニングゲームは平均年齢76歳という数字が物語るように長年に渡って日本プロ麻雀連盟の土台から支えてきた創設メンバーが集結した。

森山
「通称Gリーグ、皆さんには“ジジィリーグ”として愛着持って見て頂けたら嬉しいですね。」

ユーモア溢れるコメントに反して対局の方は現役バリバリと言った攻防が繰り広げられた。

まずは古川が赤牌入りでも持ち味の流れるような仕掛けが決まる。

 

100

 

中打点ながら子・親で効果的な加点をし、1回戦のトップを決めた。

2回戦入ると今度は初戦二着の森山が好調。

東1局
西家・森山
四万四万四万七万八万一索二索三索五索六索七索一筒一筒 リーチ ロン九万 ドラ一筒 裏北

東3局
東家・森山
七万八万九万赤五索六索一筒一筒 ポン東東東 チー二筒 左向き三筒 上向き四筒 上向き ツモ七索 ドラ五索

瞬く間に50,000弱となりトータルポイントでも森山が一歩抜け出す。

解説:勝又
「これだけの対局者が集まると何を切るとか効率はどうとかの話ではないんですよね。僕自身もまだまだ勉強中で上手く解説できるか分からないですが、相手に流れを持っていかれないように技と技の見せ合いが見所ですね。」

解説席でそのように表現したものが卓内に強く現れたのは2回戦の東3局1本場。森山が連荘中の親番であった。

苦しい形が残る中で伊藤・灘が仕掛け、古川に至ってはピンフ・ドラ1の手をヤミテンである。

 

100

 

ここは親流しが三者の共通認識であり、長年の経験則が際立ったシーンであった。更にこの局は古川の技が光った一局となる。

 

100

 

ヤミテンから数巡後に二筒を持ってくるや否や迷わず五筒と入れ替えて今度はリーチに踏み切る。自身の河に放たれている七筒を利用して九筒狙いに焦点を合わせると

 

100

 

思惑通り森山からその九筒でマンガンを直取りした。正に攻守の切り替えのスピード感は御年74歳とは思えない、現役最年長A1リーガーの片鱗を垣間見せる。

しかし、このアガリによって古川に風が吹くと思われたが今日の森山は包囲網を張られても微動だにしなかった。

南3局
東家・森山
一万一万七万八万一索二索三索三筒三筒三筒 暗カン四索牌の背牌の背四索 リーチ ロン九万 ドラ七万三万 裏一万三筒

メンゼン主体の手組みをベースに、古川に献上したマンガン分をお釣りが出る程の親ハネマンに仕上げて取り返すと

 

100

 

この半荘のトップを決めるリーチ・ツモ・清一色の8,000オールで大きな貯金を持って第1節を終えた。

《第1節成績》
森山+69.9
古川+54.5
伊藤▲5.1
灘 ▲119.3

 

100

 

(文:小林正和)

第40期 A2リーグ 第3節D卓レポート

6月20日(火)、第40期鳳凰戦A2リーグ第3節D卓が放送された。
対局者は紺野真太郎、高橋良介、古橋崇志、井出康平。

 

 

第1節・2節と好調な滑り出しを決めた4者による対局となった。

 

★1回戦

高橋が親番のテンパイ料や1,500のアガリで36,800点まで得点を伸ばし、東3局1本場には三色ドラ1のヤミテン。井出から5,200のアガリを決めて快調に4万点を超えていく。

 

 

東3局には親の古橋がドラトイツを活かした12,000をアガって逆転するも、オーラスには高橋が仕掛けて発・ホンイツ・ドラ3の3,000・6,000で再逆転!

 

 

高橋が素点も大きなトップを決めた。

高橋 +29.5P
古橋 +12.3P
紺野 ▲5.1P
井出 ▲36.7P

 

★2回戦

東3局、ダブ東暗刻の井出、井出からドラポンの古橋、メンホン・ツモり四暗刻の高橋による熾烈なめくり合いに。

 

 

三暗刻確定のリャンメンに受けていれば、倍満ツモもあった高橋であったが、ここはツモ切った三索で井出へダブ東・ドラ1の7,700。明暗分かれる一局に。

静かに耐える展開が続いていた紺野にも南3局で大物手。ドラ単騎の七対子リーチを敢行すると、終盤にツモって4着目からトップ浮上の3,000・6,000を決めた。

 

 

紺野 +15.0P
井出 +5.8P
高橋 ▲4.5P
古橋 ▲16.3P

 

★3回戦

東1局、高橋がリーチを高目三色でアガリ5,200。

 

 

二の矢を放ちたい高橋は、東2局に七対子のダブルリーチ、南1局にはピンフドラドラのリーチをかけるも共に不発。

かわし手で局が進行し接戦で迎えたオーラスは、井出がピンズのホンイツで仕掛けて紺野がドラの四万をポン。

 

 

まさかの全山であった片アガリの六筒をツモり、連続のトップを決めた。

紺野 +16.7P
高橋 +4.2P
井出 ▲7.4P
古橋 ▲13.5P

 

★4回戦

東1局、古橋が三色確定のリーチをツモ。

 

 

紺野・井出も中打点をものにして3人浮きでオーラスを迎えるも、高橋が粘って連荘。

3本場ではついに浮きに回った高橋がリーチの現物待ちで追いかけ、突き抜けに行くも2着から4着へ落ちる放銃で決着。

 

 

古橋 +11.3P
井出 +5.9P
紺野 ▲5.0P
高橋 ▲12.2P

4戦終了時点のトータルポイントは画像の通り。

 

 

 

強気な選択が局面をリードした高橋、要所で高打点のアガリを決めた紺野がプラスを持ち帰る結果となった。

次回A2リーグの放送は6/27(火)。

対局者は黒沢咲、伊藤優孝、古橋崇志、内川幸太郎。解説は柴田吉和。

次回も是非お楽しみに!

(文・浜野太陽)

第40期 A1リーグ 第4節A卓レポート

【第40期鳳凰戦A1リーグ 第4節A卓 勝又健志が+12.4Pで卓内トップ】

本日の対局者は
1位 勝又健志
9位 一井慎也
10位 杉浦勘介
12位 ダンプ大橋

 

 

解説 前田直哉
実況 古橋崇志

 

【1回戦】

杉浦がドラの白を暗刻のヤミテン。一井から満貫のアガリで好スタートを切ると

 

 

親番ではドラをツモって2,000オール。

ダンプ「1回戦の入りが中途半端で。西は打っちゃダメだなと。あれは大反省です。」

南3局。ダンプはドラも浮いている手牌で西を放つと

 

 

一井がメンホン七対子でラス抜け。オーラスもアガって浮きの2着に。

 

【2回戦】

気合いを入れ直したダンプ、2回戦は1,300・2,600で先制。

 

 

勝又「今日は沈みそうだと思ったが、▲20Pで抑えたいなと。」

白ドラ3の満貫を杉浦からアガって2回戦はトップを取る。

 

 

一井も南2局に1,300・2,600をツモって浮きの3着に。

 

 

【3回戦】

2回戦1人沈みとなった杉浦が、3回戦は満貫ツモで先制。

 

 

続く親番では高めの四索ツモで6,000オール。

杉浦が本日2勝目を挙げる。

 

【4回戦】

一井が中西ドラ2の7,700を杉浦からロン。トップ目のままラス親を迎えたが

 

 

オーラスは間近に迫っていた勝又がタンヤオドラ2をアガって逆転トップ。

 

 

今期絶好調の勝又が接戦を制して本日の卓内トップとなった。

 

 

勝又「ここまではかなり手牌に恵まれていますが、どこかで今日の1回戦みたいな時間が続く日があると思うので、その時負けを減らせるようにしたいと思います。」

一井「今日は助けられた牌もいっぱいあって。緊張感を維持してのぞめたのは良かったです。対局が続くので死ぬ気で駆け抜けないと。(IKUSAの方は)A1を背負って戦います。」

杉浦「1414着でラスが大きくマイナスになってしまって。次回(古川・沢崎・藤島)のメンバーだと自分1人で対応してしまいそうなので、そうならないように気合い入れて行きます。」

ダンプ「まだフラフラしていますが、やっと最初の2節に比べて前に出られるようになって上向いて来たので、後は親番でアガれるようになればと。まだ前半戦なので(トータルは)気にせず頑張りたいと思います。」

 

 

次回A1第4節B卓は
2023/06/02(金) 16:00

前田直哉
吉田直
古川孝次
藤崎智

解説 勝又健志
実況 古橋崇志

(文・吾妻さおり)