第39期 A2リーグ 第3節A卓レポート

猿川がポイントを伸ばし3位へ!第39期鳳凰戦A2リーグ第3節A卓レポート

5/31(火)、第39期鳳凰戦~A2リーグ第3節A卓が放送された。
対局者は、紺野真太郎、猿川真寿、柴田吉和、高橋良介。

 

 

守備的な選択が多い紺野に対し、手数の多い3者という格好。
ここまで大きくマイナスしている紺野は前に出る局面が少ない分、チャンス手はしっかりとものにしていきたいところだが…

1回戦東2局には高目三色のリーチも、リーチピンフドラドラで追いついた猿川へ7,700。

 

 

 

2回戦では猿川へチャンタ三色ドラ1の8,000。

 

 

好調な猿川とは対照的に、今節もなんとも苦しい展開からスタート。
ただ、この1・2回戦をなんとか3着で耐えると、3回戦東1局ではリーチにめくり勝ち、ツモ三色の1,000・2,000。

 

 

僅差のオーラスもリーチ七対子の4,800をアガリ、トップを奪う。

 

 

紺野らしく我慢強い内容で今期初めてのプラスを持ち帰った。
3回戦までで▲47.6Pと苦しんだ高橋も、4回戦の親番でリーチツモピンフ一通ドラの6,000オールを成就。

 

 

マイナスを1ケタ台に戻し、全体的に平たいスコアとなった。
1日終了時点のトータルポイントは画像の通り。

 

 

 

猿川が+25.2Pとポイントを伸ばし3位に浮上する結果となった。

次回A2リーグの放送は6/7(火)。
対局者は瀬戸熊直樹、石渡正志、明石定家、ダンプ大橋。
解説は白鳥翔が務めます。

次回も是非お楽しみに!

ご視聴はこちら!

(担当:浜野太陽)

第39期十段戦 九段戦レポート

第39期十段戦も後半戦。九段戦は6月11日(土)に開催された。

今期は九段戦の後に九段戦Sが組まれているため、全てが放送対局となるベスト16に進むにも
あと2つ関門が残され、決定戦に進むためには、ここからまだ4度勝ち上がる必要がある。
東京は梅雨の中休み。放送対局となった九段戦Selectを含み、3会場で12時に激闘の幕が開いた。

 

 

 

出場選手はご覧の通り。全12卓48人で争われた。

 

 

ワイルドカードはなく、ここからは卓内2位以内が必須となる。
また、九段戦は5回戦・時間無制限で行われた。

 

 

 

 

 

 

 

 

結果はご覧の通り(10卓はセレクトのため省略)。

 

 

 

1卓は大きく離された卓内4位だった原田が最後の親番で小四喜(16,000オール)をアガって猛追するも及ばず、川原・ダンプの勝ち上がり。
3卓は5半荘にもかかわらず対局時間3時間あまりという高速戦を森山・石川が制した。

また、石渡・和久津はオーラスで逆転に成功し、福島・魚谷・蓮沼は2ラススタートから巻き返して勝ち上がりを決めた。
一方、唯一初段戦から勝ち上がってきた神森はここで涙を飲んだ。

九段戦Sは翌6月12日(日)に開催され、勝者はベスト16に進む。

 

 

(文:梅中悠介)

四国支部設立記念大会レポート

こんにちは!今回、四国支部設立記念大会の様子をお伝えさせて頂きます福島清子と申します。
初めましての方もいらっしゃると思うので、軽く自己紹介をさせて頂きます。

以前26期生として9年ほどプロ活動をしていましたが、家庭の都合にて一度プロの世界を諦め、アマチュア雀士として生活をしておりましたが、この度、日本プロ麻雀連盟四国支部副支部長として連盟に復帰いたしました。いつかは戻りたいと思っておりましたので、このような機会を頂けて大変光栄です。

四国支部設立記念大会はゲストプロ5名、アマチュア雀士75名の総勢80名で行われました。
ルールはWRCルールにて半荘戦、東風戦を交互に行い5回戦のトータルポイントを争います。

それでは豪華ゲストをご紹介いたします!

まずは我らが森山茂和会長

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宮内こずえ四国支部支部長

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現鳳凰位佐々木寿人プロ

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現女流桜花魚谷侑未プロ

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最後は四国支部設立の立役者、望月雅継プロです。

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とても豪華な5名のゲストをお招きして、大会スタートです!

まずは開会式の様子です。

 

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今回の大会の模様は、日本プロ麻雀連盟のYouTubeチャンネルにて生放送致しました!

配信担当の平川一樹プロと渡邊亮プロです。

 

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各ゲストプロの対局も1回戦毎に配信されたので、参加されていないファンの皆様にもお楽しみ頂けたのではないでしょうか!

大会が始まりました!

 

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みなさんとても楽しんでくれていて、運営としても楽しみながら最後まで見守れました(^^)/

合間にこんな事も…(笑)

 

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ゲストプロの皆様は休憩の合間にもファンの方からのサインや写真撮影に快く応じて下さっていました。(ちゃっかり私もw)

 

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そして大会が無事終了しました!

優勝したのは、岡さんでした!
おめでとうございます!

 

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今回、この様な大きな大会の運営や、司会を任されたのは初めてで、本当に緊張しましたが、四国支部員のみんなが一丸となってくれたので、最後まで大きなトラブルもなく行えたと思います。

この日を迎えられたのも、全ては望月プロのお陰です。
2年前の冬から四国支部が出来るまで、望月さんに何回高知で会っただろう…
ゆっくり出来たら良いのに決して泊まることはなく、相当なハードスケジュールの中でも、私を「またプロに戻りたい、四国の麻雀を盛り上げたい!」と思わせてくれました。

これから宮内支部長のもと、麻雀に関わる全ての皆様に感謝の気持ちを忘れずに、楽しく仲良く四国支部員一同、頑張って参りますのでどうか皆様応援宜しくお願い致します。

 

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(文:福島清子)

中田花奈さん×Cake.jp メディア限定試食会

【麻雀チョコ発売!】

中田花奈プロの経営する麻雀カフェ「chun.」開業1周年を記念して作られたチョコレートの試食会に参加してきました。

ここで少し中田花奈プロのお話を‥、

 

 

中田は2012年から9年間の間乃木坂46に所属してきましたが、2020年に卒業。
卒業後は日本プロ麻雀連盟のプロ試験に合格。またプロに合格した同年、麻雀カフェ「chun.」を開業。
この1年、中田は経営者として、そして麻雀プロとしても新しい一面を見せてきました。

そんな中田の経営する麻雀カフェ「chun.」が1周年を迎えるということで、なんと!cake.jpさんとコラボして作った麻雀生チョコの発売決定が発表されました!

この試食会のインタビューのお話が来た時に、スイーツ大好き女子松田彩花は、光速で「いけます!!」と返事して、この日の試食会に参加することが決まりました。
楽しみに迎えた当日、店内に入るとたくさんのメディアが集まっていました。

そんなメディアの前で

中田花奈「麻雀カフェでチョコレートを作るので麻雀牌をイメージしたものにしました。ファッションブランドが麻雀をモチーフにしたデザインやアイテムを作っているのを見て、麻雀をもっとおしゃれなイメージにしたいと思っていました。」

と語る中田の姿に、チョコレートのことで頭がいっぱいだったことを反省しつつインタビューをしてきました。

 

 

チョコレートは頭脳スポーツ麻雀にぴったりのスイーツ。
ということで、脳の働きを助けるブドウ糖も豊富に含まれるチョコレートは、ここぞ!という時に食べるのもオススメだそうです。

 

《麻雀カフェchun.コラボ限定》とろける生チョコ麻雀牌

 

 

 

 

 

‟まるで本物の麻雀牌”な生チョコレートです。麻雀がお好きな方のみならず、チョコレートや甘いものがお好きな方にもお楽しみいただける商品です。
麻雀カフェ『chun.』のロゴを箔押しした高級感のあるパッケージに入れてお届けいたします。

・価格 :3,600円(税込)
・内容量 :9個入り
・商品URL :萬子セット 筒子セット 索子セット 字牌セット

詳しい商品の情報はこちらから!

 

この日一緒にいた山井弘プロも生チョコを試食。
「美味しい!」
と思わずにっこり表情が綻びます。
男性の方でもパクパク食べられる甘すぎないチョコレートになっていました。

 

 

ちなみに、この麻雀牌チョコレートは麻雀牌の絵柄のほかにも、「chun.」のお店のロゴの入ったバージョンもあるのですが、
山井さんはそれをみて

山井「これは一筒ですか?」
松田「これはお店のロゴマークですよ!」
と伝えると、
山井「なるほど!白か!」
と天然な一面を覗かせていました。

 

 

※手前右側にあるのが「chun.」のお店のロゴマーク生チョコです。
このチョコは字牌セットの中に入っています。

色んな種類があるので、本当に可愛くてみているだけで幸せになるこの麻雀牌チョコレート。
たくさん買って、チョコレートで自分の好きな手役を作ったりしてみても面白そうですね。

 

 

そんなチョコレートは6月15日より販売開始です。
麻雀中に食べるもよし!お土産に買うもよし!
スイーツ好きの方にもオススメな見た目も味もこだわり抜いたチョコレート、ぜひお買い求めいただけたらと思います。

今年はもっと麻雀と向き合う時間を増やしたいと語った中田。
「今は一番下のリーグなので、どんどん上(のリーグ)に行きたいです!」
と意気込んでいました。

これからの中田の活躍にもぜひご注目ください。

(文:松田彩花)

第24期 北陸プロアマリーグ「帝陸戦」 最終節成績表

順位 名前 プロ/一般 合計 1節 2節 3節 4節
1 京田 芳宏 一般 113.3 68.2 ▲ 27.4 ▲ 48.8 121.3
2 岡田 拓也 プロ 101.5 18.7 44.7 ▲ 20.1 58.2
3 豊田 直幹 一般 99.8 74.4 50.2 ▲ 81.5 56.7
4 松井 直大 プロ 86.9 ▲ 16.5 7.1 45.0 51.3
5 山元 一成 一般 84.5 46.0 ▲ 5.6 17.2 26.9
6 南 和之 プロ 79.7 ▲ 62.2 44.8 39.7 57.4
7 窪田 一彦  一般 71.5 25.4 17.2 13.0 15.9
8 押川 憲一 一般 58.0 40.4 33.6 ▲ 32.0 16.0
9 藤本 鉄也 プロ 52.5 82.2 15.9 ▲ 32.9 ▲ 12.7
10 表 勝正 一般 39.9 26.0 ▲ 18.0 3.4 28.5
11 堀田 徳彦 一般 39.0 ▲ 38.9 16.9 19.0 42.0
12 恵比須 均 一般 38.9 ▲ 30.4 27.4 55.9 ▲ 14.0
13 荒谷 誠 プロ 35.3 4.7 0.0 19.9 10.7
14 飯田 輝雄 一般 34.2 ▲ 0.1 ▲ 19.6 49.2 4.7
15 岡田 雅文 一般 33.5 ▲ 12.7 0.0 43.7 2.5
16 森田 有一 一般 30.0 6.8 2.0 ▲ 40.6 61.8
17 加治 竜也 一般 27.3 33.0 ▲ 67.8 39.1 23.0
18 吉田 健彦 一般 27.2 45.2 38.9 ▲ 22.8 ▲ 34.1
19 相澤 道徳 一般 21.9 ▲ 26.9 43.1 8.9 ▲ 3.2
20 志多木 健 プロ 16.5 41.8 ▲ 16.3 ▲ 40.5 31.5
21 獅坂 祐一 プロ 4.9 ▲ 50.1 29.8 21.5 3.7
22 新保 翔太 一般 2.8 9.2 10.3 3.6 ▲ 20.3
23 里木 祐介 プロ ▲ 0.8 8.0 4.8 50.4 ▲ 64.0
24 西田 大志 一般 ▲ 5.6 ▲ 24.5 14.2 29.7 ▲ 25.0
25 日水 亮輔 一般 ▲ 14.4 0.0 19.5 62.7 ▲ 96.6
26 中谷 徹也 一般 ▲ 16.1 50.8 ▲ 28.1 ▲ 33.2 ▲ 5.6
27 堂垂 正裕 プロ ▲ 18.7 ▲ 22.2 34.6 ▲ 26.3 ▲ 4.8
28 宮成 さく プロ ▲ 22.7 8.0 21.0 ▲ 55.5 3.8
29 如月 靖之 プロ ▲ 30.0 ▲ 13.3 ▲ 33.2 41.8 ▲ 25.3
30 梅本 翔 プロ ▲ 30.9 ▲ 28.8 ▲ 29.0 5.6 21.3
31 山田 航輔 一般 ▲ 33.8 15.8 ▲ 28.3 ▲ 42.6 21.3
32 小林 和樹 プロ ▲ 39.5 34.1 ▲ 12.9 0.2

▲ 60.9

33 成田 理良 プロ ▲ 50.1 ▲ 10.9 ▲ 65.7 21.2 5.3
34 林 龍司 一般 ▲ 56.4 ▲ 34.5 9.1 ▲ 50.0 19.0
35 浦田 豊人 プロ ▲ 59.7 ▲ 77.6 79.5 ▲ 31.1 ▲ 30.5
36 南 宏生 一般 ▲ 60.5 ▲ 7.3 ▲ 2.0 17.5 ▲ 68.7
37 戸村 聖一 一般 ▲ 62.6 17.3 ▲ 22.5 ▲ 58.5 1.1
38 藤田 竜弥 一般 ▲ 70.3 0.0 ▲ 30.5 0.0 ▲ 39.8
39 瀧根 克登志 一般 ▲ 82.8 8.4 ▲ 50.8 ▲ 12.7 ▲ 27.7
40 宮川 悟 一般 ▲ 92.2 ▲ 18.0 ▲ 66.8 35.9 ▲ 43.3
41 今村 伸平 一般 ▲ 94.2 ▲ 54.5 ▲ 73.3 35.2 ▲ 1.6
42 文月 愛美 プロ ▲ 100.1 ▲ 15.2 40.9 ▲ 34.4 ▲ 91.4
43 栄田 勇作 一般 ▲ 113.7 ▲ 57.0 ▲ 34.7 ▲ 26.4 4.4
44 藤岡 誠 一般 ▲ 194.7 ▲ 64.8 ▲ 67.7 ▲ 40.4 ▲ 21.8

第17期女流桜花B・C1・C2リーグ第1節レポート

第17期女流桜花Bリーグ

 

 

第1節を終えて昇級圏内に入ったのは

 

大野彩乃(28期)
女流桜花出場は8期目。
昨年は初のBリーグを9位で終え、今年は飛躍の年にしたい中での1位発進です。

 

北條恵美(16期)
女流桜花出場は16期目。
一昨年は昇級まであと一歩までいくも僅かに届かず入れ替え戦へ。
Aリーグ最後の1枠の争いでは、新星の杉浦に破れて無念の残留となりました。
1年の充電から帰ってきた今期、Aリーグ常連の美波・和泉を相手に卓内トップで全体2位と好スタートを切りました。

 

後藤咲(34期)
女流桜花出場は4期目。
連続昇級の勢いそのままに卓内トップで全体3位スタート。
34期入会は今期のBリーグで一番の若手になります。

 

 

第17期女流桜花C1リーグ

 

第1節を終えて昇級プラス入れ替え戦出場の圏内に入ったのが

 

手塚紗掬(28期)
女流桜花出場は10期目。
1節目に強い手塚がトップ3回2着1回の会心のスタートを決めました。
後半も好調を持続して入れ替え戦2nd Stageも狙っていきたいところです。

 

大月れみ(33期)
女流桜花は特に勝ちたい場所と言っていた大月が、自身の出場した5期の中で最も大きいプラスを記録して現在2位で第1節を終えました。

 

 

第17期女流桜花C2リーグ

 

第1節を終えて昇級プラス入れ替え戦出場の圏内に入ったのが

 

さくら美緒(34期)
女流桜花出場は4期目。
C2リーグでも1位になれば入れ替え戦に出場でき、1年でAリーグを目指せます。
去年は岡田紗佳の+149.6Pで一昨年は杉浦まゆの+145.2Pが1位のポイントだったので、ここからプラス50~60の上乗せが必要だと思われます。

 

 

(文:越野智紀)

第24期北陸プロアマリーグ「帝陸戦」第3節レポート

第24期北陸プロアマリーグ「帝陸戦」第3節のレポートを担当させて頂きます。日本プロ麻雀連盟38期生の松井直大と申します。

初めましての方が多数かと思われますので、簡単な自己紹介から始めさせていただきます。

私は現在、石川県在住で、平日は会社員として働いております。
日本プロ麻雀連盟に入るきっかけは、学生の頃RTDリーグで活躍する麻雀プロに憧れ、麻雀店でアルバイトを始めた事からです。紆余曲折あり今年、麻雀プロになり憧れへの第一歩を踏み出すことが出来ました。
ここから一歩一歩頑張っていきます。宜しくお願い致します。

それではレポートに移らせていただきます。

5月29日、第3節が開催されました。
今期の帝陸戦は節短縮のため、全4節となっており、より一層、1節1節の重要度が増す形式となっております。
前節で折り返しを終え、今回の第3節では各プレイヤーがプレーオフ(上位8名)進出を見据えた打ち方にシフトしていく事が考えられます。

結果は以下の通りです。
・第3節合計の成績

 

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日水さんが+62.7Pと大きく点を伸ばし、前回14位から1位へと躍進。
前節2位の藤本、ポイントを減らしてしまうも変わらず2位。里木(3位)、吉田さん(4位)と続きます。

現時点でのプレーオフのボーダーが43.3Pと稀に見る大混戦を極め、まだまだ結果が分からない状況となっております。
次回最終節ですが、皆さんにチャンスが残っていますので最後まで諦めずに楽しんでいきましょう!

今期初参加の山田さんと、1位に飛躍した日水さんへ印象に残った局と、最終節に向けてのコメントを頂きました。

・山田さんの印象に残った局
第3回戦 南3局 西家 0本場 ドラ一万
2人浮きで山田さんが約39,000持ちのトップ目、2着目が32,000持ち、親は23,000持ちの4着の場面。
5巡目に以下の手牌。

二筒三筒六筒七筒八筒二索二索二索八万八万南南南

一筒四筒待ちでテンパイ。

捨て牌には1枚も出ておらず、他家の捨て牌も露骨なピンズの一色手はいなかった。
大きくアガリにくるだろう親も、スピード感はなかった。
ヤミテンを選択することで難なくアガることは出来るだろうと感じ、リーチはしないことを決定。

結果は、四筒をツモ。700・1,300をアガリオーラスに向かうことになった。

試合後、「1回戦、2回戦と▲12.0P、▲11.0Pで終えていた。
ここでリーチをかけ、1,300・2,600をアガることで、オーラスに2着目は30,700点持ちになる。
1,000点出アガリか、800・1,600以上をツモアガれば1人浮きになることができるため、1人浮きが簡単な状況に持ち込めた。
リスクもあるが、プレーオフを狙うのならばポイント状況も加味し、1人浮きを狙える場面であれば積極的にリーチすべき反省した1局だった。
他のルールには無い、こういった選択の難しさが、連盟公式ルールの醍醐味であり、面白いところなので、今回参加して良かった。
次回、最終節だが最後まで準決勝を狙いたい。」と語る。

本人は反省していたのだが、どちらが正解だったのだろうか?

北陸支部のプロに尋ねてみたところ、
ヤミテンを選択する人が多かった。私、松井はリーチを選択。
この局だけで言えば、一概に反省する状況ではなかったと思える。
こういう選択も今後しっかりと勉強していきたい。

・日水さんの印象に残った局
2回戦 オーラス 
東家 浦田 19,800
南家 京田さん 31,500
西家 日水さん 38,200
北家 山元さん 30,500

3着目山元さんからリーチの発声。
「着順アップを狙ったリーチかな?」と考え完全撤退。
数巡後山元さんがツモの発声。
アガリ牌が初めに倒れて見えた牌は中
ヤバい!と思いましたが後の祭り。
リーチ、ツモ、中、ドラ1で、キッチリ捲られて2着で終局。
例え自分が押し返していても、アガる道筋は無かったが、やはり強い人は最後まで勝ち切ることを目指して戦うな、と関心させられた1局だった。

結果としては、全4回戦、+62.7Pと好成績で終え1位に浮上。
最終節への意気込みとして
「今現在首位でも、最終節の結果次第で準決勝に残れない可能性はありますが、最後まで愛する妻と息子に誇れる麻雀を打って、先ずはベスト8進出を目指します。」と語る。

北陸プロアマリーグ「帝陸戦」第3節の結果報告は以上となります。

次節6月12日(日)はいよいよ最終節。
プレーオフの椅子をつかみ取る8名は誰になるのでしょうか!?

長くなりましたが、最後まで読んで頂きありがとうございました。

(文:松井直大)

第5期北陸プロリーグ 第1節レポート

初めまして。ご存じの方はご無沙汰しております。
日本プロ麻雀連盟北陸支部22期生の荒谷誠と申します。
中部本部にてプロの門をくぐり、同Aリーグにて諸先輩に指導を受けてきましたが、約10年前、地元の北陸支部に移籍して、北陸の地にて研鑽を積んでおります。
今期もまた、ではありますがプロリーグの観戦記執筆を拝命いたしました。
拙い文章ではありますが、リーグ最終節まで宜しくお願い致します。

令和4年5月29日、第5期となる北陸プロリーグが開催された。
今期は新人4名を新たに迎えて、総勢19名にて決勝の椅子を争う戦いとなる。
昨年のグランプリMAXでの里木の健闘も記憶に新しい、競技麻雀打ちの目指す舞台へと、今年も戦いの火蓋が切って落とされた。

開幕に大きくスコアを伸ばし、首位発進となったのが前期チャンピオンの里木。
同卓の宮成、如月の新人達に洗礼を浴びせる形となる3トップにて初戦を飾った。

里木が振り返って分水嶺であったであろう1局がこちらである。

4回戦南3局 南家 ドラ六筒

八万八万九万九万六筒六筒一索一索六索六索七索九索九索 リーチ ツモ七索

里木の感性が冴え渡る3,000・,6000で1人沈みを脱し、続く親番で2,000オール、6,000オールで一気に1人浮きに駆け上がり初日の大スコアを叩き出した。

「前期は繰上りからの決勝だったので、今期はしっかりと4位以内で進出し、そして連覇を達成したいです。」

「連覇」という言葉を力強く口にした里木。
帝陸戦でも首位争いを演じており、まさに気力充実という感があり、名実ともに決勝の一番手に名乗りを上げたと言って良いだろう。

次に注目したいのは3番手につけた南。
北陸プロリーグではなかなか結果を残せず苦戦していた彼だが、今期こそは、と後に語った意気込みの強さが結果として現れた。
今期に懸ける思いの強さを体現した1局が下記。

1回戦南1局 北家 ドラ八筒

三万四万五万八万九万九万九万東東東南南南 リーチ ツモ七万

普段の丁寧なスタイルの彼ならば無論のヤミだが、「決勝に残る」という覚悟を感じさせるリーチ。
結果のツモこそ僥倖もあるのかもしれないが、その意志の強さに牌は応えてくれた。

「自分らしい麻雀でガンガン目立って結果を残します!」

若手らしいがむしゃらさと嚙み合った勢いで、一気に駆け抜ける事が出来るか。

また、冒頭にて触れたが、今期北陸支部には4人の新人が新たに加わっている。
如月、松井、宮成とプロの壁にあたって苦戦を強いられた中で、1人スコアを伸ばして4位につけたのがルーキーの堂垂。

堂垂 正裕(どだれ まさひろ)富山県出身。
愛知県にて麻雀を学び、東京でプロテストを受験し、この度北陸でプロデビューを果たした26歳である。

「初のリーグ戦なので、実力を試すつもりで自分らしく楽しんで勝負していきたいです。1つでも上の順位、1ポイントでもプラスを目指します」

奥ゆかしい好青年然とした若者だが、麻雀ではバランス重視の試合巧者のような立ち回りを見せる。

3回戦東1局西家 ドラ西

六万三筒三筒三筒五筒五筒五筒三索四索五索六索発発 ツモ二万

親リーチを受けてのマンズ無筋2枚。
ここから無理せず現物の三索で回り、手を組みなおす。
六万が安全牌となり、二索を縦に引いたことで打点も見込めるので二万を勝負して横に曲げる。

三筒三筒三筒五筒五筒五筒二索二索四索五索六索発発 リーチ ツモ発

一発でツモりあげて2,000・4,000。
トータル43.8Pは暫定ながら4位という好位置であり、他のプロからも今後マークの対象となるであろうポジションである。

「いつも通り、自分にとってプラスになる選択肢を取り続ける努力をします。今節は小さなミスを運に助けられるケースもあったので、ミスを減らすよう打っていきたいです。」

若者風の言葉選びの中にも、謙虚さと自信を備えた、将来を感じさせる堂垂。
もしかすると、今期北陸プロリーグの台風の目となるのかもしれない。

緒戦となった今節は、決勝の常連である藤本や支部屈指の実力者である木戸は苦しい立ち上がりとなった。1年を通しての戦い故、逆風を受ける時もあるだろう。そういった状態からの逆襲・立て直しがどのように行われるのか、百戦錬磨の彼らの次節以降にも耳目が集まるだろう。

かつて現在のMリーガー、本田朋広を輩出した北陸プロリーグ。
今年は誰が制するのか、どのようなドラマが待ち構えているのか。
私を含めて全員がひたむきに頂点を見据えて争う模様を、どうかご覧いただきたい。

(文:荒谷誠)

第39期鳳凰戦D1リーグSelect

【第39期鳳凰戦D1リーグSelect 第3節 三田・岡田がプラス】

本日の対局者

三田晋也
岡田紗佳
新大地
時田拓和

 

 

2回戦オーラス。岡田と100点差の三田は新の親リーチを受けるが、アガリ切って接戦を制すると、3回戦もトップ。

 

 

4回戦にはタンヤオツモイーペーコードラをツモって3連勝。

 

 

2節のマイナスをぴったり帳消しにした。

 

 

1回戦東1局。六筒九筒リーチを打った岡田は

 

 

タンヤオドラの高め六筒ツモで1回戦トップ。

2回戦南3局はラス目で迎えるが、時田の親リーチを受けてシャンポンで追っかけリーチ。

 

 

一索ロンで6,400(+1,000)のアガリで浮き2着に。安定感のある内容でプラス域に。

 

 

1回戦ラスを引かされた新は、2回戦東2局にドラ4枚の手牌をもらうも流局と厳しい展開。

 

 

4回戦も沈みで親番が落ちるが、南3局3本場に満貫のアガリを決めて浮き2着に。

 

 

4回戦をプラスで踏みとどまって▲18.0P。残留の可能性を残した。

 

 

大きくマイナスしてしまったのは時田。2回戦は一通確定のカン五索をツモってスタートするがトップを取れず

 

 

4回戦にはドラ暗刻で早いリーチを打つも、親番三田に5,800(+1,000)の放銃となってしまう。

 

 

時田「最初は良かったのですが、2回戦の親番から焦ってしまい、それ以降は淡白になってしまった。」

新「全然ツモれませんでした。キツかったです。4回戦にプラス出来たのでまだ何とか残留目指して戦えるかなと。諦めずに打ち続けたいと思います。」

岡田「手はそんなに入ってなかったけど、わりと上手くできたかなと思います。残り2節で昇級目指して頑張りたいと思います。」

三田「結果は良かったですけど、最終戦に後ろ向きな部分が出てしまった。土曜日に行けるように頑張りたいと思います。」

 

 

(文:吾妻さおり)

第39期鳳凰戦B1Select前期第3節レポート

【鳳凰戦B1リーグSelect前期第3節 麓+9.2Pが卓内トップ 】

本日のB1リーグSelect対局者は

麓征生
二階堂亜樹
前原雄大
魚谷侑未

 

 

 

2節終了時で最下位の麓は、今日は何としてもプラスしたい所。
1回戦はオーラスで浮き2着となり、2回戦東1局も親番を繋いでいた。
3本場。魚谷がドラの一筒チーの後に白をポンでテンパイ。
親番麓は後半押し返すつもりで安牌を持ち八索を先処理しようとしたが間に合わず。7,700は8,600の放銃となってしまう。

 

 

オーラス。麓はドラの白が暗刻。前原から7,700の直撃で2回戦トップを取る。

 

 

麓が+9.2Pで卓内トップとなった。トータル順位は16位のままだが、今日沈まなかった事は大きい。残り2節での残留を狙う。

 

 

連盟はB1までは半期、A2から1年のリーグ戦になる。その影響で前期は降級人数が少ない。亜樹はインタビューでもたびたびその事に触れる。+48.4Pを持ち、降級の心配が少ない今節はポイントを伸ばす絶好のチャンスと考えていただろう。

南1局の親番で白ホンイツ、前原から7,700は8,000をアガった亜樹は

 

 

2本場では魚谷から高めの八万ロンでリーチ三色。1回戦トップを取る。

3回戦でも高めの七索ロンで11,600(+1,000)。

 

 

しかし4回戦で親番の魚谷に跳満を放銃してしまい大きなラス。+4.1Pで対局を終え、トータル+52.5Pの6位。

 

 

3回戦東3局1本場。麓の親リーチを受けた前原はフリテンの八万をツモってから好調の兆し。

 

 

トップ目でオーラスへ。ラス目親番の魚谷のリーチを受け、テンパイ打牌で三筒を打つが

 

 

魚谷に11,600は11,900の放銃となってしまい、3回戦は浮きの2着。

4回戦に発東と役牌を2種ポンしてカン五筒待ち。

 

 

ドラの八筒を暗刻にしてトイトイが付き、麓から12,900(+2,000)で浮き2着。
+2.9P、トータル▲63.1Pの14位。

 

 

3戦3ラスとこの日最も苦戦した魚谷だったが、最終戦に一通確定のリーチで満貫をツモってトップ目に立つ。

 

 

南1局の親番で魚谷が先制リーチ。
これを受けた亜樹が三色ドラ確定のテンパイ。二索が現物なのもあり、六筒を勝負する。

 

 

リーチタンヤオピンフ三色イーペーコー、18,000のアガリとなり、4回戦は魚谷が大トップ。
3回戦まで▲53.6Pと一時は降級圏まで見えていたが▲16.2Pまで回復。トータル▲17.5Pで10位。

 

 

石川正明が+30.8P、トータル+82.9Pで3位から1位に浮上。
石立岳大が+13.1P、トータル+74.6Pで首位から2位に。
現在上記2名が昇級ライン。
まだ100オーバーの選手が居なくポイントが近いため、昇級争いに目が離せない。

次回B1リーグSelectは
2022/7/2(土) 13:00

前原雄大
滝沢和典
福光聖雄
福島佑一

実況 吉井優
解説 井出康平

ご視聴はこちら!

(文・吾妻さおり)

第242回:プロ雀士インタビュー 奈良圭純  インタビュアー:阿久津翔太

3度目のG1タイトル優勝という偉業を成し遂げた奈良圭純プロ。
その内面に迫ろうと、インタビューをするために都内某所で待ち合わせ。

阿久津:優勝おめでとうございます!

 

100

 

この日の前日、奈良プロは1軒目で飲み足りず、2軒目にどうしても行きたくなるも、財布にお金が無く、銀行のカードも使えない時間だったため、キャッシングをしたらしい。
どうやらカードの手数料を払いたくなかったらしいが、代わりにキャッシング手数料を払っているから無意味な気がする。
そんな奈良プロだが、麻雀に対する姿勢は真摯なものだった。

奈良:決勝の面子が決まった時に、優孝さん、売れっ子の白鳥、浅井君…(自分が)圧倒的4番人気だと思ったから、ぜったい倒してやるぞって気持ちはすごいあった。

阿久津:他の3人を応援してる方にも見せつけてやるぞと。

奈良:倒しがいのある、良い面子が揃ってくれたなって(笑)。

強い敵を前にしてそれをチャンスと捉える奈良プロだが、1回戦で待ち受けたのは試練だった。

 

100

 

阿久津:1回戦ホウテイで18,000放銃になった時はどんな気持ちでしたか?

奈良:あの時はね、ハイテイでドラ掴んでしかも裏裏かよ!って思ったけど、まぁでも1回戦目で良かったなって。不思議と全然焦りは無かった。

過去の優勝も1回戦ラスからの逆転ということで、引きずることなく徐々に巻き返していき、最終戦最後の親番で白鳥プロを逆転できる位置につける。
しかしその運命の親番の配牌はあまりにも悪かった。

 

100

 

奈良:今日イチ(の配牌)頼むっ!って念じてサイコロ押したんだよね。 そうしたら最初の4枚が発九万九索九筒だったの(笑)。 まじ終わったって思って、せめて発重なれ!って思ったけど酷かった…

アガれば優勝の白鳥プロにあっさりとテンパイが入るも、アガリが出ないまま奈良プロの最終ツモ番に。テンパイできなければ連荘できずに敗北が決する運命のツモ番…

 

100

 

奈良:あの時は本当に楽しくて、もう終わっちゃうのかー、もうちょい麻雀打ちたいなって感じだった。

テンパイできなければ敗北という崖っぷちの状態で奈良プロにあったのは、もっと麻雀がしたい…まだここで終われない…そんな気持ちだった。
この時実況席にいた私は、ここで決着がつくかもしれないと思ったが、牌は奈良プロにチャンスを与えた。

 

100

 

奈良:次の局の2,600all(は2,700all)は自画自賛のアガリだった。 裏乗ってー!って思ったけど(笑)。

 

100

 

複数の分岐点を見事正解し僅差ながらも逆転。
次局、白鳥プロが再逆転手を入れるもツモることはできず、奈良プロの劇的な優勝となった。

 

100

 

阿久津:優勝が決まった瞬間はどういう気持ちでした?

奈良:1回目、2回目の時はめっちゃ嬉しい!だったんだけど、今回は嬉しいとホッとしたが半々だった。前に連盟の先輩と話したことだけど、2個目のタイトル勝った時はあんまりチャンスをもらえなくて。だから評価せざるを得ないぐらい勝ちまくるしかないなって、それをずっと思ってたから…だからどうしても勝ちたかった。

プロとして活躍していくには色んなものが必要になってくるが、その中でも重要なのは強さであり実績である。それを奈良プロは渇望し続けていた。

奈良:今若手のさ、若獅子戦とかできてさ、それが結構刺激になってる。僕が20なんぼの時より明らかみんな強いわけ(笑)。ちょっと負けてらんねぇなぁって気持ちはすごい刺激になってる。

阿久津:うかうかしてるとどんどん若手がのし上がってきますよね。(本当は自分がのし上がりたい)

せっかくなので、若手プロにアドバイスとかありませんか!

奈良:まだ自分のことで精一杯(笑)。 それに、お前鳳凰戦何リーグだよって突っ込まれそうだし(笑)

と言いつつ酔いも回って奈良プロは次第に饒舌に…

奈良:先輩に言われて思ったのは、今まで気になったとこは人に聞いてたんだけど、聞く前に1回自分で考えるのはマジで大事だなと思った。自分で掘り下げて考えてみると、結構見えるものがでてきて。そういう考えるのが大事だと思った。

阿久津:実際その人だけには見えていた景色もありますもんね。

奈良プロは先輩だけでなく後輩にも積極的に気になったことを聞いて、どこからでも吸収しようとしてきた。だが、それよりもさらに思考や読みを深めるために自分で掘り下げていったことで、以前よりも読みの精度が上がっていったと言う。

奈良:あと、本当はしょうがなくないミスをしょうがないで済ませないように気をつけなきゃなとは思ってる。

阿久津:そこが自分の中でなぁなぁになってしまうといけないですよね。

奈良:なぁなぁになってくると良くない。でも、ずっと結果が出なくてモチベーションが段々と下がっていくと、そういうふうになっちゃうんだよね。だからそこだけは気をつけてる。

大きいタイトル戦などで結果を出すというのは本当に難しい。結果というのは一番モチベーションに影響する要素であり、モチベーションというのもまた、結果に影響する要素である。
結果が出ずに苦しい期間も、負のスパイラルに入らないよう、奈良プロはひたすらに自身の麻雀、そしてあらゆるプレイヤーの麻雀と向き合い続けた。

酔いも回って今日もまた2軒目へと向かう奈良プロだったが、麻雀に対する姿勢はどこまでも紳士だった。

第17期女流桜花Aリーグ第2節D卓レポート

第2節D卓に出場した選手は

 

 

斉藤理絵・二階堂瑠美・和久津晶・鈴木彩夏の4名。

第1節に大きなマイナスをしていた鈴木が1回戦トップを取り、2回戦でも南3局に

 

 

満貫をツモアガってトップ目に立つと

 

 

再逆転を目論む斉藤のドラ暗刻三万六万リーチを三万単騎の七対子でかわして2連勝。

鈴木と同様に第1節で大敗していた和久津は南4局1本場、

 

 

ツモアガリを拒否してのフリテンリーチで2着浮上を狙いましたが、追いついた瑠美のリーチピンフドラ2に捕まり激痛の連続4着。

2節連続でアガらずからのフリテンリーチが失敗に終わった和久津でしたが、ここから仕掛け多めの本来のスタイルに切り替え他家を翻弄していきます。

 

 

日頃から築いたブラフ仕掛けの宣伝広告のかいあってか、

 

 

ブラフに紛れた真実の仕掛けがヒットしだし第1節から続いていた連続ラスは6回でストップ。
3・4回戦と連勝して谷底から少しだけ帰ってきました。

 

 

一気に負債を返すチャンスだった鈴木は、3連勝を目指してオーラス連荘していましたが、瑠美のダブ南トイトイに捕まりプラスを伸ばせず

 

 

4回戦オーラスに入った高め大三元テンパイも山に2枚残っていた白が他家に収まってしまい、プラスはするも惜しい1日となりました。

 

 

<第2節D卓最終結果>
鈴木+20.9P 斉藤+1.2P 瑠美▲9.5P 和久津▲12.6P

(文:越野智紀)

第39期 A1リーグ 第3節C卓レポート

【第39期鳳凰戦A1リーグ第3節C卓 勝又・吉田の2人浮き】

本日の対局者は

勝又健志
吉田直
古川孝次
藤島健二郎

 

 

1回戦南3局。勝又はドラ雀頭の手牌。一索一索一索二索三索四索五索の連続形を活かしたテンパイ外しも有力な場面だが、3枚目の五索を切ってのペン七索リーチ。これがピタリとハマって1回戦トップ。

 

 

3回戦東1局には目に見えて純カラのカン三筒待ちで親番藤島のメンホンに放銃。

 

 

振り込んでも終始強い攻めを貫いた勝又は

 

 

ラス前に345三色のカン四索で浮き2着をもぎ取る。
4回戦もトップを取り+22.6P。思い切りの良さと攻撃的な内容が印象的であった。

 

 

勝又と対照的な麻雀を見せたのは吉田。開局のテンパイ打牌四筒が親番勝又のトイトイ、7,700放銃と痛いスタートだったが

 

 

南1局にメンホンテンパイが入ると、堅実にヤミテンに構えて勝又から8,000のアガリ。

 

 

次局の親番では3,900オールツモ。4回戦を通して解説の佐々木も絶賛する安定感のある丁寧な麻雀で+22.5P。

 

 

1回戦東4局3本場。
供託5,000点+本場900点という場面。4人の配牌はこちら。

 

 

全員が仕掛けて全力でアガリに向かう局面はサーフィン打法古川の真骨頂。
第一打が純チャンの仕掛けを強く見て三万を1枚外し

 

 

700・1,300は1,200・1,800(+5,000)のアガリ。9,200を手に入れた。

3回戦はメンゼンで満貫をツモってトップ目に立つと

 

 

オーラスはサッと仕掛けて3回戦トップ。4回戦に大きなラスを引かされ結果は▲16.9P。トータルは変わらず3位。

 

 

この日厳しい戦いとなってしまったのは藤島。
1回戦東1局。連荘中勝又のリーチを受け丁寧に手を組み、七対子ドラ単騎テンパイを入れるが

 

 

勝又の待ちは中三万のシャンポン。1回戦大きなラスとなってしまう。

4回戦も勝又の仕掛けに対応し発を止めていたが、目に見えてラス牌の二索が入った時だけは勝負したい。

 

 

やはり3,900の放銃と最終戦も苦しい展開だったが、オーラス親番で2,600オールをツモ。4回戦は浮き2着を取って、本日▲30.2P。

 

 

非常に僅差ではあるが降級圏に入ってしまった。

 

 

次回A1リーグ第4節B卓は

2022/6/8(水)16:00

近藤久春
西川淳
吉田直
前田直哉

実況 古橋崇志
解説 勝又健志

ご視聴はこちら!

※6/3(金)に予定していたA1第4節A卓
藤島健二郎
HIRO柴田
一井慎也
杉浦勘介
は別日対局となりました。
日程と解説者は現在調整中です。
今しばらくお待ちください。

(文・吾妻さおり)

第39期 A1リーグ 第3節B卓レポート

【第39期鳳凰戦A1リーグ第3節B卓 近藤が+50.6Pの1人浮きで降級圏から脱出】

本日の対局者は

近藤久春
西川淳
黒沢咲
杉浦勘介

 

 

 

1回戦東1局1本場。近藤がメンホン三暗刻のカン四筒待ち。12,300(+1,000)を杉浦からアガって浮きの2着を取り

 

 

2回戦はトップ。
3回戦にはリーチ者黒沢の現物七筒を西川から打ち取り、浮きの3着。

 

 

4回戦にはトップ目の西川からダブ東ホウテイドラ、11,600の直撃でトップ。

 

 

オールプラスで+50.6Pの1人浮き。最下位を脱出し、9位となった。

 

 

西川は1回戦東3局に五索引き。ツモのみではアガらず高め345のフリテンリーチに出る。

 

 

このチャレンジが裏目に出てしまい、黒沢のメンピンドラドラ、7,700(+1,000)に放銃。

1回戦はラスを引くが、その後も手は入っている。

3回戦にはドラ六筒を暗刻から切っての七対子ドラドラ。

 

 

切られたドラに反応してチーした近藤から出て6,400のアガリ。
1回戦のラスを3度の浮き2着でほぼ返し、▲3.4Pとなった。

 

 

1回戦に強い黒沢は東2局にリーチタンヤオピンフのリーチ。高めの五索をツモってトップ目に立つ。

 

 

南3局1本場ではいよいよ仕上げのメンホン白一万のシャンポンテンパイを入れるが

 

 

ここは西川にかわされてしまう。トップは取れたものの、2回戦以降は30,000点に届かない半荘が続き、▲18.4P。

 

 

1回戦、近藤に手痛い12,300を放銃してしまった杉浦。
東4局に北発ホンイツ、2,000・4,000をアガると

 

 

南1局には四暗刻単騎テンパイ。
一筒四筒三筒を選択するが、残念ながら流局。1回戦は3着となる。

 

 

3回戦は小さなアガリを積み重ね、南3局にリーチ発ドラ、近藤から5,200のアガリ。

 

 

3回戦は接戦を制してトップを取るも、4回戦はラスを引いてしまい、▲29.8P。

 

 

次回A1第3節C卓は
2022/6/1(水) 16:00

古川孝次
吉田直
勝又健志
藤島健二郎

実況:古橋崇志
解説:佐々木寿人

ご視聴はこちら!

(文・吾妻さおり)

第1期帝群戦  第6節成績表

順位 名前 プロ/一般 合計 1節 2節 3節 4節 5節 6節 7節 8節
1 佐藤 拓馬 一般 179.3 140.6   26.5 12.2        
2 渡部 正 一般 70.7   2.3 35.7   32.7      
3 西嶋 ゆかり プロ 70.3   49.3 ▲ 30.2 73.7 ▲ 42.9 20.4    
4 福田 栄司 一般 47.4       47.4 0.0      
5 小金井 竜馬 一般 21.8     93.1 ▲ 41.9   ▲ 29.4    
6 吉田 幸雄 プロ 9.4     ▲ 42.4   55.9 ▲ 4.1    
7 須長 正和 プロ ▲ 3.6 ▲ 2.7   ▲ 5.0 4.1        
8 伊藤 泰斗 一般 ▲ 13.0     ▲ 18.0 5.0        
9 檜山 拓 一般 ▲ 77.0 ▲ 14.4 29.2 ▲ 91.8          
10 本間 秀一 一般 ▲ 162.2 ▲ 78.2   ▲ 3.8 ▲ 80.2        
11 浜 政彦 一般 ▲ 182.1 ▲ 45.3 ▲ 110.8 30.9 ▲ 21.3 ▲ 45.7 10.1    

第39期十段戦 七八段戦レポート

第39期十段戦の七八段戦は5/22(日)に開催された。
前日までの雨模様とは一転してこの日は好天。
今年はこの七八段戦から1日1戦のシステムと変わる。
12時に戦いの幕が開いた。

 

 

出場選手は以下の通り。

 

 
 

 

同一メンバーで4半荘戦い、卓内上位2人が次の九段戦に進む。
また、ワイルドカードが4枚設けられ、卓内3位の中で惜敗率(2位との差)が少ない順に4人も九段戦に進むことができる。
また今年はこの七八段戦から、対局時間の制限が撤廃された。

七八段戦ともなると、全18卓どこを見ても豪華メンバーである。

 

 

 

 

 

 

 

より多くの人に注目して頂けるように、今年はこの七八段戦から会場運営の協力の下、Twitterで途中経過も速報した。
私はある会場で作業をしていたのだが、LINEで別会場から連絡が入る。

「萩原聖人選手、四暗刻ツモ(8,000.16,000)」

この内容をTwitterに投稿したところ大きな反響があった。
改めて萩原の比類なきスター性を感じる一幕だった。

対局時間無制限で行われた七八段戦だが、全ての卓が18時には対局が終了した。

結果はご覧の通り。

 

 

ワイルドカード4人を含む40人が勝ち上がった。
実績豊富な選手が名を連ねる中、今年2月のプロテスト正規合格、38期前期入会の神森が、初段戦スタートから七八段戦も突破。第3期若獅子戦ベスト8に続く好調ぶりを見せている。

 

 

九段戦は6/11(土)12時スタート。卓組はご覧の通り。

 

 

10卓の佐々木・黒沢・萩原・船木は連盟チャンネルで生放送される。
解説:本田朋広 実況:阿久津翔太

ご視聴はこちら!

選手たちの熱い戦いにご期待下さい。

(文:梅中悠介)

第2期鸞和戦ベスト8B卓レポート

【第2期鸞和戦ベスト8B卓、水野孝一、西川淳が決勝進出】

 

 

西川「4戦で何があるかはわからないとはいえ、あのリードをもらったら、ちゃんと通過することは義務だなと思って、丁寧に丁寧に、でも行くべきところは行って、というようにやりました。」
まずは、戦後の西川のインタビューから抜粋する。

 

 

西川は、まず1回戦の東3局に2,000・4,000をツモって先行する。
続く東4局の親番では、和久津のリーチ、水野の仕掛けとのめくり合いを制し、最高目の6,000オールをツモアガる。

 

 

 

 

このまま1回戦を6万点の1人浮きトップで終え、苦戦したベスト16とは違い、お釣りがくるほどの好スタート。
『通過は義務』と思って気を引き締めたのも納得だろう。

 

 

2回戦では水野がリードする。

 

 

リーチ、ツモ、南、ドラ1の2,000・3,900を皮切りに、

 

 

和久津からタンヤオ、ドラ1の3,900。

 

 

和久津から、ダブ東、中、ホンイツの12,000。

 

 

ツモ、七対子の1,600は1,800オール。
このアガリで6万点を超え、上位の西川・水野と下位會田・和久津の差が大きく離れることになった。

 

 

和久津「縦長の展開を打破したかったんですけど、打点が欲しくなって甘えてしまった(鳴かなかった)ことが南での12,000の放銃になってしまった。より縦長にしてしまって、以降は手段が限られてしまった。」

 

 

1回戦からここまでで和久津の放銃は6回。
勝負しての放銃であれば納得もいくのだが、1,000点や2,000点のヤミテンに飛び込んでしまうのはすべて和久津だった。
南単騎も止めるのは非常に難しい牌。
上のキャプチャは直前に會田から二索が切られたところであり、これを鳴かないと打破できないほど、和久津にとってはめぐり合わせが厳しい日だった。

 

 

和久津「また負けてしまいましたが、懲りずにチャレンジするので、応援を止めないでください。また頑張ります。よろしくお願いします。」

 

 

3回戦、會田が反撃の狼煙を上げる。

 

 

リーチ、ピンフ、ドラ2の7,700を和久津から。

 

 

リーチの和久津からタンヤオ、ドラ3の7,700(+1,000)。
どちらも和久津からのアガリになり、理想通りではなかったが、それでもこの半荘のトップ目になり、水野との差は約25ポイント。
最終半荘での逆転も視界に入ってきたところだった。

 

 

會田「応援ありがとうございました。鸞和戦というタイトルの新設にご尽力された皆様に感謝したいです。僕みたいなキャリアで放送対局に出られるというのは貴重なことなので、その機会を得られて本当に良かったです。また、もっと強くなって戻ってきたいと思います。」

 

 

 

水野、会心の四暗刻でいきなりの勝負あり。
會田にとっては残酷だったが、水野のアガリが見事だった。

 

 

 

松田彩花(実況)「普通の人はカン四万待ちになってますよね?」
山田浩之(解説)「リーチ、ツモ、三暗刻でもかなり価値あるけど(浮きになるから)、すごいね」

三万五索七筒と切り飛ばしていった強い意志が、発を重ね、四暗刻に導いた。

 

 

水野「2回戦、3回戦とツイてました。(決勝戦に向けて)対戦相手は強いと思いますけど、しっかり準備して臨みますので、応援よろしくお願いします。」

これで第2期鸞和戦の決勝のメンバーが出揃った。

 

 

中島寛基vs吉野敦志vs水野孝一vs西川淳(通過順)

他の3選手には失礼ではあるが、A1リーガー西川の大本命は揺るがないところだろう。
ただ、ここまで本命視される分、3選手も対西川の作戦だけは練ってくるし、西川の親番は辛く打ち、西川の仕掛けには厳しく対処してくることも考えられる。
そう易易と西川が優勝するようにも思えない。

最後も西川のインタビューで締めたい。

西川「8月の末に世界リーチ麻雀選手権(World Riichi Championship / WRC)に出場する予定なので、今、旅費がめちゃめちゃ高いので少しでも…というのはわりと本音ですけど冗談として、鸞和として世界の皆さんに挨拶したいと思っているので頑張ります。」

決勝戦は6/10(金)14時から、お楽しみに。
実況:早川林香
解説:瀬戸熊直樹・魚谷侑未

ご視聴はこちら!

 

 

(文:福光聖雄)

書籍・出版物 黒沢咲

100

 

渚のリーチ! 単行本(ソフトカバー)

日本初、現役麻雀プロによる書き下ろし。
麻雀をもっと好きになりたいすべての人へ贈る、麻雀青春小説の誕生!

新人麻雀プロ大地渚、異名は”強気のヴィーナス”
ITコンサルタントの仕事をしながら、大好きな麻雀に日々打ち込む渚は、もっと強くなりたいと願い麻雀のプロテストを受ける。プロ活動と会社員の両立、手痛い失敗や初めての挫折……プロ生活は試練だらけだったが、持ち前の強気と前向きなマイペースさを発揮し、一歩ずつ自分だけの雀風を確立していく渚。そんな彼女のもとにある日、大規模なナショナルリーグ設立の噂が舞い込んできて――。
「読むと心が奮い立つ」「勇気が湧いてくる」と感銘の声多数。麻雀の成績アップも――! ?
初代Mリーガー、日本プロ麻雀連盟A1リーガーとして躍動し続ける著者が
自身のプロ経験をリアルに反映させて描いた、新人プロ渚の挑戦の軌跡。

<目次>
プロローグ
第一章 麻雀は私の人生の師匠
第二章 勝ちの運気は自分で呼び込む
第三章 門前(メンゼン)の神様に愛されすぎている
第四章 苦手克服のチャンスか、迷路の入り口か
第五章 必勝がないからこそ生き方が大事
第六章 黄色い偶然と必然
第七章 一人だけど、一人じゃない
第八章 すべての選択が積み重なって
エピローグ
あとがき

詳細はこちら

 

100

 

黒沢咲の 鳴かずに勝つ! セレブ麻雀 (Mahjong Books) 単行本

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「セレブ麻雀」とはなにか? その戦い方の真髄と、戦法の合理性に迫りつつ、
実際に鳴かずに勝負した戦局や、逆に鳴く手段を選ぶ戦局などについて解説。

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ユニホーム姿以外の私服姿でのプライベートショットも多数掲載!

ファン必見の、黒沢咲を丸っと詰め込んだ一冊!

《目次》
はじめに
【PART1】「セレブ」と呼ばれるまで
【PART2】「セレブ麻雀」の基本的思考
【PART3】セレブ麻雀・実戦譜解説
【PART4】思い出の対局を振り返る
【PART5】かけがえのない仲間とファンへ
おわりに

[コラム]黒沢咲についての証言
萩原聖人、瀬戸熊直樹、本田朋広(TEAM雷電)
多井隆晴(渋谷ABEMAS)、小林 剛(U-NEXT Pirates)、堀 慎吾(KADOKAWAサクラナイツ)

SAKI KUROSAWA Fashion Week
黒沢咲選手への100の質問

詳細はこちら

第241回:プロ雀士インタビュー 白鳥翔  インタビュアー:大久保朋美

第22回モンド杯優勝:白鳥翔

 

100

 

大久保「優勝おめでとうございます!!」

白鳥「ありがとう!」

大久保「今回のインタビューにあたって、忘れてたり、他の人の手も気になるかなと思って、重要なところはムービーに撮ってきました。」

白鳥「意外と真面目じゃん(笑)自分がアガるところ見直すのは楽しいし嬉しいからありがたい。」

大久保「七対子地獄単騎2回もすごかったですね!」

白鳥「最初にリーチした地獄単騎に迷いはなかったよ。普段は守備的なところもあるけど、決勝2回しかない中で、1戦目トップを取ったらかなり有利だから、絶対優勝したいし勝負どころだと思ったんだよね。」

 

100

 

大久保「なるほど〜。確かに決勝の1回戦は全局参加で、全局仕掛けかリーチか何かしらしてましたよ。」

白鳥「攻めきった結果、大きく失点しちゃったらそこからは3着に切り替えるけど、一番ダメなのは守ってトップを取りこぼすのだけはだめって思ったんだよね、の方がいいかな!」

 

100

 

大久保「ちょっと話外れるんですけど、気になったことがあったんで聞いていいですか?」

白鳥「なに?なんでも聞いていいよ。」

大久保「仕掛けてアガった時に、ツモ牌の三索の向きを上下にくるっと正しい向きに変えたのがめっちゃ可愛いなあと思ったんですけどwwなにかこだわりあるんですか?」

白鳥「前に滝沢さんとタクシーに乗った時に、タクシーの運転手さんがモンドをめちゃくちゃ観てくれてる方で、冗談で俺に理牌する時に上下揃えないからあまり好きじゃないって言われてさ(笑)視聴者はそんな所も観てるんだ!って思って、そこから牌の上下揃えるようになったんだよね。」

大久保「よく覚えてますねwwwめっちゃ根に持ってるじゃないですか(笑)」

大久保「話戻るんですけど、1回戦目の南2局で寿人プロが親でダブリーの七対子6,000オールアガった局はどう思いました?」

白鳥「こっちは地獄単騎の七対子で必死に頑張ってるのに、ダブリー6,000オールってなんなんだよ!!まじかよ!!って思ったよ。」

 

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大久保「決勝2回戦の話も聞きたいんですけど、東1局でカン三万でリーチしたんですけど、ドラも無くて、一手変わり三色もあって、1回戦目トップ取っててアドバンテージあるけど、いつもリーチするんですか?」

白鳥「行く!!これを1,300点でアガったら喜ぶの相手じゃん!この手を1,300で終わらせる方が罪だなあと思う。自分が先制取れてて、ツモって裏一で2,000・4,000じゃん。もしくは俺がもしこの手リーチしなかったとして、三万ツモったとするじゃん、そしたら三索切ってフリテンリーチするもん!それで二索ツモったら3,000・6,000で決まり手だよ!もう優勝だよ!」

 

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白鳥「俺の中で一番印象的なのは2回戦目のオーラス!」

大久保「え?地獄単騎の七対子を2回アガったことよりもオーラスなんですか?」

白鳥「石橋さんも条件クリアしてのリーチだろうし、ツモられたら終わりってところで(嫌だ、ツモらないで)ってずっと思ってたわけだから。地獄単騎ツモったのは勝負の過程の話だから、まだ終わらないじゃん!でもそのリーチツモられたら終わりじゃん!しかもあの早い順目のリーチで、後は祈るしかないってなってる訳だから。」

大久保「ツモられなくて優勝できて本当によかったですね!!」

白鳥「モンド杯は俺にとってめちゃくちゃ大事で、そもそもモンドに出てる亜樹さんとか滝沢さんとか長村さんを見て麻雀プロになろうと思ったんだよ。それでマスターズ優勝して、その時期にちょうどモンド杯の枠が8人から12人になった年で、たまたまモンド杯に出れることになったんだよ。モンド杯初出場は全然結果残せて無くて、でもマスターズを連覇して、そのままモンド杯ももう1回出れることになったんだよ。その時のモンド杯は成績悪い人下位4人が入れ替え戦というシステムだったのよ。そんで2年目も全然ダメで、最後の半荘トップ条件をクリアしなきゃ下位4人に入ってしまうってところで、オーラス跳ツモ条件で、ピンフドラドラの手をテンパイして、13巡目くらいにリーチしてツモ裏条件だったところを一発でツモって条件クリアして、裏ドラ見たら乗ってなかったんだよ。だから俺はめちゃくちゃ麻雀がツイてるんだよ!!」

白鳥プロは自分で憧れのモンドに出られたのもツイていたから出られて、成績が悪くてもギリギリのところでツイて条件満たして、入れ替え戦に出なくてよかったことも、今回オーラスでツモられなくて優勝できたことも、全てツイいたからここまでこれたと、私のような後輩相手でも謙虚に言っていました。でも私は麻雀をみて、インタビューをして、決勝で勝ち切る戦い方(守る麻雀じゃなくて攻める麻雀)を聞いて、運だけじゃ無く実力だと思ったし、私自身もとても勉強になりました。白鳥プロありがとうございました。そしておめでとうございます。

 

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「麻雀最強戦2022 Mリーグスペシャルマッチ」優勝は岡田紗佳!

6月5日(日)15時より、「麻雀最強戦2022 Mリーグスペシャルマッチ」が行われた(司会:小山剛志/アシスタント:矢野優花/実況:日吉辰哉/解説:瀬戸熊直樹/ナビゲーター:梶本琢程)。

その模様はAbema麻雀チャンネルにて生配信され、東3局に国士無双十三面待ちをアガった岡田紗佳が優勝!

 

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