第246回:プロ雀士インタビュー 石立岳大  インタビュアー:西川淳

2015年冬

有楽町ガード下のとある居酒屋

私はリーグ戦終わりに石立 岳大プロに呼び出され足を運んだ。

西川「で、何?話って。」

石立「ああ、まあ。実は…俺、連盟辞めようと思っているんですよね。西川さんには世話になったので言っておきたくて。」

西川「はあ!!??」

WRC覇者あいだてさんと、くすぶっている皆に捧ぐ

2022年夏

新橋のとある居酒屋

西川「あいだてさん、お待たせっ、みんな揃ってるね!」

石立「えぬかわ、遅えよ。何飲む?」

インタビュー取材の場、兼祝勝会には集った皆が楽しそうに話に花を咲かせていた。

この度、第11期JPML WRCリーグを制した石立岳大とインタビュアーを務める私、西川淳は、互いをイニシャル+苗字の二文字目の漢字の読みで呼び合う10年以上の仲です。
実際のやりとりに近い雰囲気を伝えるため、敢えてこの記事内は「あいだて(石立)」と「えぬかわ(西川)」で進めていくことをご理解いただきたいと思います。

えぬかわ「あいだてさん、改めてこの度は優勝おめでとう!初タイトルだね。」

あいだて「ありがとうございます!嬉しいです!ただ、あんまりアガれず腕前を披露できなかったのが残念です(キリッ」

えぬかわ「お、おう。まあ、初めてなので、知らない方もいるだろうから簡単に自己紹介的なのをお願いします。」

あいだて「あいだてさんですっ!氷結はレモン派です!カレーはサラサラ派、ハンバーグは良く焼く派!目玉焼きの黄身はねぇ、何っていえばいいのかな、表現が難しいんだけどさ…」

えぬかわ「あ、もうその辺で良いです。ありがとう。」

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石立 岳大(いしだて たけひろ)
23期生・鳳凰位戦B1リーグ所属
千葉県浦安市出身・42歳・O型
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鳴きを多用する万能タイプで、今回のWRCもベスト8戦で大三元を達成し、その放送対局中に「マシンガン副露」という通り名がつけられた。

えぬかわ「それにしても圧巻の内容だったね。4戦やってノートップでの優勝!」

あいだて「いやいや、それよりも1回も満貫以上をアガらず優勝した事を褒めてほしいなあ。あいだてさんはそんな人がいたら一生その人を尊敬しちゃうなあ。」

えぬかわ「確かに今回の決勝戦は46局中13回アガったけど、最高打点が2,600オールで満貫以上をアガっていない。平均和了点が3,200点は異色の低さだね。よく優勝できたよね。何かオススメ(の局)とかある?」

あいだて「この店のオニオンスライスは過去最高だよ!オススメ!」

えぬかわ「…おk。ひとつひとつ振り返って行こうか。」

【鳴きの話】

えぬかわ「今回さ、副露率は32.6%、これはどう?」

あいだて「まあ満足できるものではないね、特に目立ったことはできなかったな。」

と本人は振り返るが、随所で石立プロらしい切っ先の鋭い鳴きは披露している。

1回戦のオーラス

 

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この形で直後の下家笠原プロの七索をポン。
確かに手広くなる形だが、変化直後の満貫も見える形からの鋭いポン反応は日ごろの修練を色濃く物語っている。しかも七索は笠原プロの下家の親、客野プロの急所の可能性が高いのでブロックしたいという意志もある。そこまで考えた上でしっかり反応できる身体能力の持ち主はそうはいないのではないだろうか。この局、待ち取りにも成功し、客野プロからアガリをもぎ取り接戦の2着を確保した。

2回戦東3局は、上家の親客野プロの「第一打」一索をチーだ。

 

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単にアガリを目指しているのではなく、暫定トップの親、上家、客野プロへのプレッシャーを強く意識した戦略的な鳴きだ。
実際、客野プロは東を抱え回り、強く押しを続けていた笠原プロも白で足を止めた。
そして、太田プロのテンパイのアガリ牌を止めつつ交わして結果アガリ切る。

四索六索発発  ポン八索 上向き八索 上向き八索 上向き  ポン北北北  チー一索 左向き二索 上向き三索 上向き  ツモ五索

ホンイツのみの700・1,300の手。あまり見慣れないアガリ点と形が石立オリジナルを感じさせる。

【防御の話】

えぬかわ「今回もディフェンスの安定感は光っていたね。46局中5回の振込。放銃率10.9%はさすがだけど、特筆すべきは平均放銃点が1,760点と、出色の失点の低さなんだよね。」

あいだて「おーそういう意味では、今回自分を褒めたい数少ないポイントとし2回戦の五索放銃があるな。」

えぬかわ「え、どういうこと?どれどれ…」

2回戦の東2局のこと。

 

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この形から五索を切って、下家、太田プロのピンフ1,000点に放銃する。

あいだて「この五索は、ほぼほぼ当たるとおもったけどね。それをちゃんと事前に分かったうえでノータイムで打ち抜けたのが良かった。」

えぬかわ「へぇ、そういうものなの?自分の形も2シャンテンでドラの発も残ってるからオリれば良い気もするけどなあ。」

あいだて「いや、この局は1回戦大きなトップの客野プロに楽させないことが大事なんだ。自分をホンイツにみせて(上家の客野プロに)圧をかけ、自由にさせない。太田プロに打つ分には良い放銃なんだよ。」

えぬかわ「なるほどねぇ。ただ守るのではなく、他者も利用してゲームメイクで防御を考えているのか」

その上でこの放銃数の少なさ、放銃点の低さは秀逸の一言。どういうときに振り込むか、どういう時に失点が大きくなるかの総合的な理解度が高いのだろう。

【読みの話】

えぬかわ「私がすごく素敵だな、と感じたのは2回戦のオーラスなんだよね。北打ち。」

あいだて「おお!さすがえぬかわだな、そこを拾えるやつはなかなかいないぞ!」

2回戦オーラス、僅差の2着争い

 

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序盤に北家、客野プロが役牌をポン。
終盤のこの局面、少し時間をかけて、打北を選択。

直後に西家の笠原プロからリーチが入り、リーチ宣言打牌の二筒を客野プロがチーして打五筒
その直後に石立プロが七索を引き入れ打一万で、ピンフ二筒五筒のテンパイを成す。
同巡、太田プロが五筒で石立プロに放銃。親番をつなぎ、この半荘も2着に滑り込む。

 

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えぬかわ「実はこれ、太田プロは、オリるなら他に完全安全牌があるんだよね。それに自身がアガるにしても五筒は手元に置いておきたい。それなのに、あいだてさんが手出しだったにもかかわらず太田プロは五筒に手をかけた。その前の北切り⇒一万切りの効果が大きかったと私は思うんだよね。」

あいだて「手出しの牌が、北一万では大差だからね。一万だとオリかスライドと読んでくれる可能性が高いけど、北だともしかしたらテンパイかもって思われちゃう。」

えぬかわ「そこまで事前に考えて準備していたんだね。それにあいだてさんが気配を殺しきっていた事も大きいとおもう。」

あいだて「だいたいこうなるってわかっていたからね。客野プロは、あの状況で早くて遠い仕掛け(手出しの種類と回数から判断)なのでドラは必ずトイツ以上だとおもっていた。だから二筒は自分では引けない、という感覚が強かった。そして必ず1、2巡以内にリーチが入るとおもっていた。」

えぬかわ「へえ…そこまで読んでいるんだね。」

「神は細部に宿る」だよな。
石立プロは読みとることに極限まで集中し、一見なんでもない一打(北一万)の違いに心血を注ぎ、繊細に選び、この結果に至った。

優勝後、稽古仲間の武石絵里プロからお祝いに眼鏡クリーナーをプレゼントされたそうだ。

 

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武石プロ「もしかしたら待ちが見えるようになってしまうかもしれない…」

うん。でも眼鏡クリーナーが無くてもそう感じさせるような読みの精度を各所に感じるよ。

えぬかわ「今回優勝して何が一番嬉しかった?」

あいだて「みんなが喜んでくれたことだな。増田プロが連名で、値の張るベルサーチのネクタイを贈ってくれたり、とかね。優勝してあんなにおめでとうって言ってくれるとは思っていなかった。」

そんなことはない。
石立プロにはいつも周りに仲間がいる。
時間を見つけてはセットで稽古を積み、よく酒を飲む。
この日も、第何次祝勝会かわからないが、すぐにメンツが集まった。

 

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(左から増田 隆一プロ・石立 岳大プロ・立田 祥平プロ・平野 良栄プロ)
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第●次?祝勝会の様子
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勉強会の様子
熱く麻雀の話もすれば、バカな話で盛り上がることもある。
ユーモアに溢れ、裏表が一切ない石立プロがいる場は常に明るく楽しい。
後輩の面倒見も良く、アドバイスをしているシーンをよく目にする。

立田プロ「ほんとに親切に教えてくれて感謝しています。特に情報をアウトプットする能力がずば抜けていて尊敬しています。」

同席した平野 良栄プロは、プロ連盟の公式戦などについてものすごいデータサイトを構築していて、興味深いデータを提示してくれた。

データサイト

そのサイトで、WRCリーグの総合ランキングを見ることができる。

 

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通算得点は全参加者の中の1位で唯一の1,000ポイント超えだ。
その他、節単位浮き率なども1位となっている。
今回の優勝も「ダテ」ではないのだ。

えぬかわ「やっぱり実力が大きかったんだろうね。今期は予選の段階でかなり苦しかったけど、最終節帳尻合わせで大きくプラスして通過。」

あいだて「まさかWRC予選であんなに条件押し付けられるとはなあ。でもまあ(能力が)異次元だったので、事前の目標(LINE画像)をクリアして、なんとかなった。異次元ありがとう!」

 

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と。
満面の笑みで調子に乗り、我が世を謳歌するかのような石立プロではあるが、ここに至るまでは色々な苦難があった。

話を冒頭に戻そう。

2015年
石立プロは、D1リーグとD2リーグを行ったり来たりで長い間、勝てずにもがいていた。

あいだて「プロ連盟を辞めようと思うんですよね。」

えぬかわ「はぁ!?」

あいだて「いや、全然結果出ないし、強くならないし、先も見えているかな、と。」

自分語りになるが、私は誰かにプロをやめようかという話をされたときに引き留めたことがなかった。
「やめようか」と感じる時点で確かに能力的にも精神的にも限界が見えているし、無理して残って報われる世界でもない。やめたほうが良い。

ただ、その時、はじめて私は石立プロのことを引き留めた。
理由は付き合いが深く情があったから、ではなく、本当に彼の能力が卓越したものだと常々感じていたからだ。

対局後に振り返りで発する言葉の数々に、非凡な観察眼・洞察力・記憶力・分析力がキラキラと光った。視野の広さ、考察の深さは目を見張るものだった。
ある時は「だって、あの時の三筒の2巡前の九索は手出しだったんだから当たり前だろ!?」と断言できる明晰さがあった。
ある時は「何切るなんだけどさ、三万四万六万七万七万八万九万…」と私が言いかけると、まだ14牌を言い切ってないのに問題の意図までを察し「九万!」と答える敏さがあった。
能力の塊だといつも嫉妬さえ交じって感心していたものだ。
加えて彼は練習も多くこなし、対局映像を良く観て勉強熱心だった。

ただ、麻雀は、だからといって結果が伴わない事もよくある。

えぬかわ「気持ちはわかったけどさ…もう少し別の角度から頑張ってみない?」

あいだて「うーん…わかりました。でもその代わり、つきあってほしいことがあるんですよね。それと最終節の自分の試合を後ろからみてほしいんです。」

私は快諾し、彼と秘密のトレーニングを始めることにした。内容は本稿では記さない。

すぐに結果は出なかった。

後ろ見する予定だった最終節はオーラス渾身のダブ南500・1,000をアガるも次点で昇級できず。
2015年の9月にはチャンピオンズリーグ決勝進出も西島一彦プロに完敗。
2017年には日本オープン決勝に進出したが、あと少しで優勝のところで渋川難波プロの逆転に屈した。

対局後のインタビューで「実力不足だと思います。今はこれが精一杯です」と溢れる涙を震える声と共にこらえた。

トレーニングが終わった後、泥酔しながら。
「俺は麻雀が弱い。生まれ変われたら次は麻雀が強い人になりたい…」とこぼすこともあった。

それでも、あいだてさんは諦めなかった。
さらに数多く練習を課し、研究を重ねた。

そして、酒を飲み干しながら、まるで夢を口にする学生のようによく語り合った。
東京駅丸の内口、新橋SL広場、門前仲町の公園…

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徒然草百五十段

能をつかんとする人「よくせざらんほどは、なまじひに人に知られじ。うちうちよく習ひ得て、さし出でたらんこそ、いと心にくからめ」と常に言ふめれど、かく言ふ人、一芸も習ひ得ることなし。
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そんな時にあいだてさんに私が教えてもらった言葉だ。

芸を身に着けようとするとき「下手なうちは外にでないで、自分で練習して上手になってから人前にでよう」とする人が多いが、それは間違いだ。そんなことでは何も成し遂げられない。という兼好法師の訓えだ。

あいだて「うまくなってから大会に出る、映像に出るとか言ってるやつ、まじでむかつくんだよな。恥かいてもいいから、泥すすってでも、とにかく何でもやって強くなるべきなんだよ!いろんなみじめなこともあって、気持ち凹むこともあるけどな。おれ、わかったんだよ。たいていのことは勝ったら解決する!」

ほとんど呂律が回ってない状態であいだてさんはよく空に向かってつぶやいた。

そしてその先に今回の戴冠があった。

彼の思想・考え方のルーツはどこにあるのだろう。

えぬかわ「あいだてさんはさ、なんか趣味とか打ち込んだことがあるものとかある?」

あいだて「無いなあ。」

えぬかわ「学生時代に部活とかもやらなかった?」

あいだて「帰宅部だったしなあ、大学まで麻雀も知らなかったし。」

えぬかわ「あ、でも前言ってなかったっけ?家に漫画が何百冊もあるって。」

あいだて「ちょっと整理したけど、一番多い時は1500冊くらいあったよ。」

えぬかわ「一番好きな漫画って何?感銘受けたものとか。」

あいだて「ドラゴンボール、とか。『強えーやつと戦いたい!』『もっと俺を強くしてくれる場に挑戦したい!』とか、考え方に影響を受けているかもね。」

えぬかわ「あーなんかわかる。麻雀の漫画とかは?」

あいだて「好きなものいっぱいあるけど、ウヒョ助(塚脇永久)さんの作品は麻雀以外でもスピリッツ連載のころから好きだよ。絵柄も好きだし。」

えぬかわ「いいよね。『鉄鳴きの麒麟児』なんかも様々な困難を経て主人公が成長し、強くなっていくストーリーだしね。」

石立プロは、王位戦予選の参加を経て、プロの世界に興味を持ち、プロ連盟に入会した。
ドラゴンボール主人公の孫悟空のように。

「どんな強いやつがいるのか?」
「ここにいればどれだけ俺を強くしてくれるんだ?」

そして数知れない挫折や屈辱を経験し、それでもそのたびに立ち上がってきた。

最後に最終戦の東4局のことを紹介したい。

 

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親番でテンパイ。
そこに一筒を持ってきて、意を決して加カン。

えぬかわ「リードしている立場。鳴いている状態でカンドラを増やすのは勇気がいると思うんだよね。」

あいだて「まあ、そうだけど、勝負所だからな。それに、点棒状況から、ここで満貫とか振り込んでも、もう一度アガれば良いと冷静に考えることができていた。」

えぬかわ「カンの直後、下家の笠原プロがリーチ。その同巡、超危険牌の五筒を持ってきたのだけど、すっと音もなく切ったよね。安全牌のようにあまりにも自然に切ったので、実況でも触れられなかったけど。よく…切れたよね。」

あいだて「同じことだよ。行くべきだと判断していたし、それに委ねただけ。今回の収穫は『決勝戦だからと特別に捉えすぎずにいつも通りに打つ』と自分に課した約束を実行できたこと。結果もついてきたし自信になったなあ。」

えぬかわ「すごいなあ…結果太田プロから4,800のアガリ。個人的にはこの局が優勝を決めたと思っているし、本当に美しい打五筒だと感動したんだ。強かった!」

あいだて「いや、まだまだどうなるかわからないと思っていた。オーラスに跳満ツモで逆転される状況だったのだけど。『そうなっちゃたら仕方ないな、悪いね、応援してくれてるみんな』って思ってた。そんな条件、今まで何回もクリアされてきたし。でも、これまでは『絶対この1回で結果を出してやる!』っていう想いが強かったんだけど、今回は本当に勝とうと思ってなくて、『ちゃんとやろう』とだけ思っていたんだよね。」

えぬかわ「そうなんだね。繰り返しの話になってしまうけど、なんでこの五筒を普段通りに切れたと思う?」

あいだて「さあ…稽古かなあ。あと仲間の存在?」

えぬかわ「そうか…良かったね。正直5年前の日本オープン決勝戦とは見違えたよ。自信に満ち溢れ、落ち着いて堂々としていた。きっと経験と努力がそれを可能にしたんだね。本当におめでとう!あ、それと、これ優勝祝いのプレゼント。」

あいだて「うお…なんだ…なんで…これは。すげぇ嬉しい…」

 

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大好きだという漫画家のウヒョ助さんが優勝のお祝いで色紙を描いてくれた。

 

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インタビューの様子
えぬかわ「ウヒョ助さん、日本オープン負けた時の悔し涙をみて応援してくれていたんだよね。」

 

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あいだて「これ、カラーだよ?時間かかっただろうなあ…先生、忙しい時期だって呟いてたのに…これは自慢したい!」

えぬかわ「この記事がアップされるまでは待ってね。ホント良かったね!あいだてさん。」

あいだて「うむ。麻雀勝つとだいたいのことは解決するな!」

えぬかわ「そうだね。今後の目標は?」

あいだて「そりゃ(プロリーグで)Aリーグ行かなきゃ話にならんでしょ!」

えぬかわ「うんうん、このところB1リーグで昇級争いをしているし、行けそうだな!」

あいだて「行けるかどうかはわからないけど、もう行ける準備はできている。そしてAリーグだったらどこまで自分を強くしてくれるか、それが楽しみでしかたがないんだ!」

石立プロは、優勝直後の深夜に、こんなツイートを残している。

 

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うん。そうだね、きっと既にそうなっているよ。

今回の優勝はそれほど衝撃的で圧倒的だった。
技術もハートもチャンピオンに実に相応しい。
そして慕う後輩や心が通じるライバルがいる。
これをみて心を動かされた後進たちが、石立プロに挑戦しにいくはずだ。

この原稿は石立プロの優勝後、WRC世界リーチ麻雀選手権が行われたウィーンで書いている。
いうまでもなくJPML WRCリーグは、WRCルール=リーチ麻雀を世界に広めることを想定して創設された。
世界選手権で優勝した奈良圭純プロは、素晴らしい麻雀を世界に披露した。
でも、その時に私は思ったんだ。
あいだてさんの麻雀を世界に紹介したい!

能をつかんとする人の同士。
あいだてさんの新しい一歩を楽しみにしている!!

第17期女流桜花 Bリーグ 最終節成績表

A C1 C2

順位 名前 合計 1節 2節 3節 4節 5節
1 井上 絵美子 111.7 24.7 ▲ 8.1 30.4 79.5 ▲ 14.8
2 高宮 まり 103.9 ▲ 21.8 16.6 11.1 55.5 42.5
3 北條 恵美 85.3 47.9 25.8 ▲ 24.3 27.9 8.0
4 蒼井 ゆりか 85.2 ▲ 37.2 ▲ 18.5 104.3 24.4 12.2
5 後藤 咲 74.0 36.1 ▲ 4.5 20.7 0.0 21.7
6 早川 林香 63.5 16.8 ▲ 19.9 60.0 ▲ 21.4 28.0
7 大野 彩乃 62.0 55.4 13.5 ▲ 25.5 ▲ 8.0 26.6
8 武石 絵里 39.2 5.8 ▲ 1.4 ▲ 14.7 68.8 ▲ 19.3
9 黒沢 咲 35.0 ▲ 16.8 21.5 26.0 ▲ 21.4 25.7
10 天音 まこと ▲ 5.3 10.7 ▲ 14.8 ▲ 21.2 42.1 ▲ 22.1
11 中野 妙子 ▲ 10.0 ▲ 10.1 2.4 33.7 ▲ 31.9 ▲ 4.1
12 稲岡 ミカ ▲ 10.8 ▲ 18.6 52.8 ▲ 14.9 ▲ 51.1 21.0
13 藤井 すみれ ▲ 36.2 ▲ 6.1 56.1 ▲ 30.4 0.0 ▲ 55.8
14 小笠原 奈央 ▲ 40.1 12.6 ▲ 1.1 ▲ 17.2 ▲ 23.7 ▲ 10.7
15 北野 由実 ▲ 44.9 ▲ 12.5 ▲ 4.0 ▲ 72.4 ▲ 11.3 55.3
16 一瀬 由梨 ▲ 58.7 ▲ 8.1 ▲ 4.5 ▲ 23.5 ▲ 22.6 0.0
17 楠原 遊 ▲ 65.8 ▲ 27.5 1.0 ▲ 13.5 16.2 ▲ 42.0
18 美波 智子 ▲ 74.0 2.4 ▲ 43.5 ▲ 8.4 ▲ 47.7 23.2
19 和泉 由希子 ▲ 147.1 ▲ 42.2 9.2 ▲ 19.6 ▲ 63.7 ▲ 30.8
20 西城 凛 ▲ 171.9 ▲ 12.5 ▲ 78.6 ▲ 0.6 ▲ 13.6 ▲ 66.6

第17期女流桜花 C1リーグ 最終節成績表

A B C2

順位 名前 合計 1節 2節 3節 4節 5節
1 手塚 紗掬 268.9 95.3 26.5 109.3 10.8 27.0
2 大久保 朋美 92.7 4.3 ▲ 1.3 87.5 ▲ 27.8 30.0
3 高橋 慧 83.2 17.7 5.5 39.6 20.4 0.0
4 松田 彩花 68.1 ▲ 15.6 60.2 ▲ 16.6 9.2 30.9
5 水越 京子 64.9 0.0 32.7 ▲ 41.9 ▲ 12.4 86.5
6 波奈 美里 54.6 ▲ 3.9 ▲ 2.7 0.0 27.3 33.9
7 香野 蘭 46.4 38.1 ▲ 0.9 ▲ 44.3 28.1 25.4
8 王 政芳 36.3 ▲ 28.6 78.2 ▲ 9.5 11.2 ▲ 15.0
9 吉田 祥子 13.6 23.2 ▲ 12.9 ▲ 24.0 ▲ 12.1 39.4
10 加賀谷 春歌 3.1 ▲ 31.8 ▲ 20.7 0.9 34.1 20.6
11 犬飼 あやの 0.9 ▲ 17.3 25.6 0.0 ▲ 0.4 ▲ 7.0
12 ジェン ▲ 0.7 7.8 68.6 21.0 ▲ 58.7 ▲ 39.4
13 駒田 真子 ▲ 9.1 41.6 ▲ 29.3 10.2 ▲ 48.1 16.5
14 長井 梨世 ▲ 12.0 ▲ 12.0 ▲ 25.6 12.5 ▲ 14.0 27.1
15 岡田 紗佳 ▲ 19.2 2.4 31.5 ▲ 41.0 47.9 ▲ 60.0
16 藤根 梨沙 ▲ 26.0 0.0 13.5 ▲ 13.5 ▲ 7.5 ▲ 18.5
17 齋藤 麻衣子 ▲ 29.8 ▲ 24.6 ▲ 98.7 78.7 63.7 ▲ 48.9
18 石田 亜沙己 ▲ 42.7 ▲ 17.1 ▲ 59.6 34.3 11.5 ▲ 11.8
19 宮内 こずえ ▲ 83.0 9.8 ▲ 45.5 ▲ 79.6 29.7 2.6
20 東城 りお ▲ 106.7 ▲ 12.3 ▲ 54.7 0.0 ▲ 39.7 0.0
21 美晤 ▲ 114.7 0.0 ▲ 36.5 ▲ 8.8 0.0 ▲ 69.4
22 音羽 なお ▲ 114.9 ▲ 112.7 ▲ 2.2 0.0 0.0 0.0
23 大月 れみ ▲ 124.8 93.4 ▲ 89.4 ▲ 14.5 ▲ 67.6 ▲ 46.7
24 京平 遥 ▲ 144.7 ▲ 48.3 35.9 ▲ 32.3 ▲ 100.0 0.0
25 土田 小緒里 ▲ 161.4 ▲ 10.4 50.8 ▲ 148.0 ▲ 9.6 ▲ 44.2

第17期女流桜花 C2リーグ 最終節成績表

A B C1

順位 名前 合計 1節 2節 3節 4節 5節
1 蒼木 翔子 182.3 52.1 40.9 ▲ 33.1 101.3 21.1
2 さくら 美緒 159.6 94.2 ▲ 26.5 28.2 0.0 63.7
3 内田 みこ 122.3 26.3 33.6 0.0 107.0 ▲ 44.6
4 山口 やよい 110.2 19.1 ▲ 24.1 9.6 18.0 87.6
5 平岡 理恵 109.8 49.3 38.4 36.5 25.8 ▲ 40.2
6 安藤 りな 76.3 ▲ 13.0 18.2 48.0 23.3 ▲ 0.2
7 太田 寛子 64.6 68.7 38.4 ▲ 12.7 ▲ 20.4 ▲ 9.4
8 川上 玲 54.9 13.3 ▲ 13.8 12.4 38.2 4.8
9 星乃 あみ 51.4 20.3 18.1 0.0 ▲ 29.0 42.0
10 町田 志織 40.2 53.7 67.5 ▲ 48.5 ▲ 55.8 23.3
11 藤居 冴加 35.6 ▲ 10.4 ▲ 61.6 40.3 30.0 37.3
12 花宮 海咲 27.1 ▲ 56.1 56.6 44.5 ▲ 31.1 13.2
13 栗島 有紀 15.1 20.4 ▲ 3.6 ▲ 1.4 4.0 ▲ 4.3
14 夏川 夏未 4.5 10.6 27.0 57.0 ▲ 77.7 ▲ 12.4
15 木下 遥 3.7 0.0 10.3 ▲ 64.3 41.9 15.8
16 松本 千鶴 ▲ 0.4 ▲ 58.5 0.0 11.6 23.6 22.9
17 小平 螢 ▲ 11.0 ▲ 49.5 0.7 29.9 14.8 ▲ 6.9
18 美里麻 ▲ 12.9 ▲ 12.8 ▲ 8.3 0.0 8.2 0.0
19 保坂 麻璃莉 ▲ 29.6 ▲ 18.6 ▲ 29.8 44.5 ▲ 18.0 ▲ 7.7
20 古川 彩乃 ▲ 35.5 14.1 ▲ 55.2 ▲ 29.2 ▲ 13.2 48.0
21 藤田 愛 ▲ 38.4 36.7 ▲ 22.4 ▲ 24.5 10.5 ▲ 38.7
22 高橋 侑希 ▲ 40.2 ▲ 59.0 53.2 0.0 14.8 ▲ 49.2
23 桜木 里咲 ▲ 41.6 20.4 ▲ 34.1 ▲ 14.1 6.6 ▲ 20.4
24 襟川 麻衣子 ▲ 52.4 ▲ 27.1 ▲ 49.0 35.7 ▲ 28.9 16.9
25 香月 佑海 ▲ 56.6 ▲ 76.0 43.7 3.0 ▲ 27.3 0.0
26 夏目 一花 ▲ 62.9 ▲ 16.4 ▲ 41.3 43.4 ▲ 20.6 ▲ 28.0
27 内山 えみ ▲ 62.9 ▲ 54.1 25.5 ▲ 2.8 45.2 ▲ 76.7
28 夏目 翠 ▲ 74.2 11.9 ▲ 12.4 ▲ 30.4 ▲ 21.6 ▲ 21.7
29 優月 みか ▲ 81.4 0.0 ▲ 13.8 ▲ 73.3 0.0 5.7
30 松島 桃花 ▲ 81.4 ▲ 25.9 ▲ 83.0 ▲ 36.4 7.3 56.6
31 菊地 美羽 ▲ 84.9 ▲ 5.3 ▲ 25.8 ▲ 18.5 ▲ 49.6 14.3
32 関口 智恵 ▲ 123.3 ▲ 13.5 19.5 ▲ 2.4 ▲ 33.3 ▲ 93.6
33 美咲 優菜 ▲ 132.4 ▲ 62.7 83.9 ▲ 20.9 ▲ 79.6 ▲ 53.1
34 頼 さくら ▲ 192.6 47.8 ▲ 71.8 ▲ 54.1 ▲ 58.4 ▲ 56.1

第39期 A2リーグ 第6節B卓レポート

9月13日、第39期鳳凰戦A2リーグ第6節B卓が放送された。

対局者は石渡正志、白鳥翔、古橋崇志、井出康平。

 

 

後半へ向けて目標を昇級に定めたい白鳥、取り敢えずは残留争いの石渡・古橋。暫定最下位でなんとか踏ん張りたい井出という4者。

 

★1回戦

井出が東1局に700・1,300、東2局に1,300オール、さらに2,000オールと3局連続のアガリ。
井出がこのまま抜け出すかと思われたが、南1局2本場、親の石渡がトイトイのドラ単騎をツモり4,000オールで逆転。

 

 

トータルポイント的にもトップを明け渡したくない井出。南2局1本場の親番では高目11,600のリーチで決めにいくが…

 

 

一旦はリーチに迂回した石渡がドラを重ね、さらにドラを掴んだ井出からまさかの7,700。

 

 

井出としては心を折られるようなアガリとなった。1回戦トップは石渡。

 

★2回戦

平たい点数状況で迎えた南2局、白鳥が4巡目に国士無双2シャンテン。チャンスと思われたが、ダブ南を仕掛けた石渡がまたしてもドラ単騎のツモアガリ!

 

 

僅差のトップ目から一気に抜け出し連勝目前かと思われたが、オーラスには井出が渾身のリーチ。

 

 

ドラの中を暗刻にした3メンチャンをツモり、沈みの3着→トップまで浮上するアガリとなった。

 

★3回戦

南1局、またも石渡と井出のめくり合い。井出が先制で高目三暗刻の3メンチャンリーチをかける。

 

 

対する石渡はトイトイドラドラ。井出が圧倒的に有利な待ちであったが、制したのはまたしても石渡。

 

 

苦しい井出であったが、南2局にはまたしても復活の大物手。リーチタンヤオピンフツモイーペーコードラの跳満で原点復帰すると

 

 

テンパイ料などの失点で逆に石渡が沈みという激しい展開に。トップは細かく加点を重ねた白鳥。

 

★4回戦

ここまで高打点の放銃とアガリを重ねながら、なんとかプラスを維持してきた井出。今期2回目のプラスを持ち帰りたいところだが…
東2局、役牌と役牌のシャンポン待ちテンパイから、白鳥へリーチ、一通の5,200。

 

 

南1局、ドラ対子で仕掛けるも古橋へリーチダブ南の6,400。

 

 

南3局には白鳥のドラ暗刻の仕掛けに飛び込み8,000。

 

 

強い存在感を発揮しながらも放銃が重み、大きな4着となった。白鳥は本日2回目のトップで、トータルプラスを維持。

対局終了時点の全体成績は画像の通り。

 

 

 

石渡が+28.5Pの卓内トップで、マイナスをほぼ返済する結果となった。

次回A2リーグの放送は9/20(火)。
対局者は瀬戸熊直樹、客野直、明石定家、猿川真寿。

解説は紺野真太郎が務めます。
次回もぜひお楽しみに!

(文:浜野太陽)

第39期 B1リーグSelect 後期第1節レポート

【B1リーグSelect後期第1節 伊藤が3回トップで首位発進】

後期B1リーグ開幕戦、Select卓に選ばれたのは

伊藤優孝
石立岳大
森下剛任
滝沢和典

 

 

1回戦東1局。起家の伊藤がダブ東をポンして3,900オール。幸先良いアガリを決めてトップ。

 

 

2回戦は南2局に石立のヤミテンに捕まり19,900点持ちとなるが、次局はドラ六索暗カンのリーチをツモって跳満のアガリで2連勝。

 

 

伊藤はその後も崩れる事なくオールプラスの3トップ。+70.6Pをマークし首位に立った。

 

 

第11期JPML WRCリーグ優勝が記憶に新しい石立がSelect卓に登場。先述の通り、2回戦南2局の親番で伊藤から12,000の直撃を取るが

 

 

次局は跳満を親被りとなり、2回戦はラスを引いてしまう。しかし3回戦、今度は伊藤に競り勝ちトップを取ると

 

 

4回戦を浮きの2着にまとめて+1.8P。8位につけた。

 

 

森下は1回戦南3局の親番で高め345のリーチを打ち、三索ツモで6,000オールを決めるが

 

 

次局はドラ暗刻のテンパイがアガれず脇移動。後半の2ラスが響いて▲27.8P。13位となった。

 

 

滝沢にとって1日の分岐となったのも1回戦。南場の親番で役なしカンチャンテンパイから嬉しい六万を引きイーペーコーが完成するが

 

 

スライドした三万で伊藤のヤミテン満貫に放銃となってしまい1回戦はラス。2回戦はソウズのホンイツテンパイからツモ切ったドラ三筒が伊藤に7,700放銃と浮きが遠い1日となり、▲44.6Pの14位。

 

 

 

次回、第39期鳳凰戦B1リーグSelect後期第2節は

2022/10/1(土)13:00

ケネス徳田
二階堂亜樹
仲田加南
滝沢和典

解説:三浦智博
実況:早川林香

(文・吾妻さおり)

2022AKRacing杯予選D卓レポート

【躍動する日吉、~2022 AKRacing杯予選D卓~】

『藤崎智vs佐々木寿人vsHIRO柴田vs日吉辰哉』
当初の発表ではこの4選手だった。
日吉辰哉!?!?実況日吉辰哉の間違いではなくて?
と驚いた人も多かっただろう。

残念ながら直前に佐々木が欠場となり、その代わりに萩原聖人が出場するというサプライズ。
この豪華メンバーを見ようと、日吉の対局を一目見ようと、見ることはできないがTwitterの速報はチェックしようなど、注目度が高かったように思われる。
TwitterにいただいたRTやいいねは普段の十倍以上だった。

連盟チャンネルの実況ではおそらく100回を超えている日吉だが、意外にも対局で出演するのは初。
表情からもかなり緊張しているのが見て取れる。

 

 

なかなか緊張が解けなかった日吉だが、東4局の親番にドラ中が暗刻という好配牌を得ると、ヤミテンにしてHIRO柴田から12,000。
初アガリ、12,000の高打点と、だいぶ緊張も解けた様子。

 

 

東4局1本場

 

 

一発で発をツモり、なんと裏3!
リーチ、一発、ツモ、発、三暗刻、裏3の倍満だ。
こんな最高のアガリを得られると、日吉には感じられるナニカがあったのではなかろうか。
ここから1回戦は日吉の時間帯が続く。

4本場にて流局で親が流れて迎えた南1局5本場(供託3)

赤五万七万 上向き三筒 上向き四筒 上向き五筒 上向き六筒 上向き七筒 上向き八筒 上向き二索 上向き三索 上向き四索 上向き東東 リーチ ロン六万 上向き ドラ五筒 上向き 裏二索 上向き

HIRO柴田のリーチ宣言牌を捕らえて、リーチ、ドラ、裏、赤の8,000(+4,500)

南2局、発中、赤2の2,000・4,000。

四万 上向き赤五万四筒 上向き四筒 上向き四筒 上向き赤五筒 上向き六筒 上向き ツモ六万 上向き ポン中中中 ポン発発発 ドラ一索 上向き

南3局、中、赤2の1,000・2,000。

赤五万六万 上向き二索 上向き三索 上向き四索 上向き七索 上向き七索 上向き中中中 ツモ四万 上向き チー六筒 左向き四筒 上向き赤五筒 上向き ドラ三万 上向き

南4局、リーチ、赤2の7,700を満貫テンパイの入ったHIRO柴田から。

四万 上向き赤五万六万 上向き三筒 上向き三筒 上向き五筒 上向き五筒 上向き五筒 上向き赤五筒 上向き六筒 上向き七筒 上向き八筒 上向き九筒 上向き リーチ ロン四筒 上向き ドラ九万 上向き 裏八索 上向き

赤も多いし、恵まれてアガリを重ねているように思われるが、南3局の繊細なこの一手が光った。
次のキャプチャ、皆さんなら何を切るだろうか?
四筒が暗刻になっても赤五筒が出ていくので自己都合では四筒切りがセオリーだが、四筒は親の萩原の現物(次キャプチャ参照)。
日吉は五万より四筒を残す方が価値が高いと判断した。

 

 

 

 

すぐに親の萩原からリーチを受ける。
最近はMリーグの実況をはじめ引っ張りだこで、非常に忙しいからかリーグ戦は振るっていないが、日吉も20年選手。技術力は高い。
五万が残っていたら、攻め返せなかった可能性が高く、このアガリにはならなかっただろう。
解説の白鳥もこの手順を絶賛していた。

 

 

南4局1本場で萩原がアガって、日吉の一人舞台を終わらせたが、ここまでに稼いだ点数は90,100点。
圧倒的な差で最終2回戦を迎える。

1回戦終了時
日吉90,100点、藤崎30,700点、萩原20,900点、HIRO柴田▲21,700点

実況の松田「#日吉10万点を(Twitterの)トレンドにしましょう。トレンドにしてほしい。」
という盛り上がりとは裏腹に、最終戦の日吉は消極的な麻雀になってしまう。
東4局の親番ではダブ東を鳴かずにあっさり親を終わらせてしまったが、どうだったか。
失ってしまったナニカは萩原のもとにたどり着いたのか、萩原の猛追が始まる。

東2局、萩原4,000オール。

四万 上向き四万 上向き赤五筒 上向き六筒 上向き七筒 上向き三索 上向き四索 上向き赤五索 上向き七索 上向き七索 上向き八索 上向き八索 上向き九索 上向き リーチ ツモ六索 上向き ドラ二万 上向き 裏六万 上向き

南1局3本場では、手堅くヤミテンにして供託5本を回収、日吉とは3万点差。

四万 上向き五万 上向き一筒 上向き二筒 上向き三筒 上向き四筒 上向き五筒 上向き六筒 上向き赤五索 上向き六索 上向き七索 上向き北北 ロン三万 上向き ドラ一筒 上向き

南2局の親番でも1,300オールと2回の1人テンパイで2万点弱まで詰めると、

三万 上向き四万 上向き二筒 上向き二筒 上向き六筒 上向き七筒 上向き八筒 上向き五索 上向き六索 上向き七索 上向き七索 上向き八索 上向き九索 上向き リーチ ツモ五万 上向き ドラ二索 上向き カンドラ二索 上向き 裏二万 上向き カン裏一索 上向き

 

 

南3局はHIRO柴田、日吉もテンパイしていたが、一発でツモって2,000・4,000。
その差を7,000点にしてオーラスを迎える。
7,000点のリードなんて、赤ありの麻雀では無いようなものだ。

 

 

 

(南4局を前に天を仰ぐ日吉と、この1局と集中する萩原)

追い詰められた日吉だったが、ここで日吉を助けたのは数百回と行ってきた実況の経験だった。

脳内日吉「勝又さん、ピンフのテンパイですけどどうしますか?ヤミテンにしておいて、逆転の手が萩原に入ったときにアガるのがいいですか?」
脳内勝又「1,500点をアガっても、もう1局チャンスを与えるだけでしょ。リーチしてアガって条件を突きつけなきゃ。」
脳内は僕の想像ではあるが、こんなやり取りが思い出されたかもしれない。
5巡目ピンフのテンパイ、日吉はリーチを打って勝負を委ねた。

 

 

萩原も追いつく。
リーチのみだが直撃でもツモでも、一発か裏ドラが1枚乗れば逆転だ。

 

 

 

日吉「これで僕が放銃して、(萩原さんは)さすがのヒーローだなあ、というところまで想像(覚悟)していたんですけども、応援してくれる皆様のお陰で――」

 

 

運命の1局は日吉がツモアガリ。裏ドラ1枚を乗せた2,600オール。
これで萩原を倍満ツモ条件として、辛くも逃げ切ることになった。

2022AKRacing杯もいよいよ決勝戦。
各卓を勝ち上がった次の4選手で行われる。
白鳥翔vs和久津晶vs伊達朱里紗vs日吉辰哉
解説:滝沢和典
実況:松田彩花

ご視聴はこちらから。【無料放送】
youtube
OPENREC

(文:福光聖雄)

戦術の系譜34 森下 剛任

今回の戦術の系譜は親番での構え方(戦い方)をテーマにしました。

なぜこのテーマにしたかというと、私は親番と子の戦い方には人によってかなり個性が出ると思っているからです。
ざっくりわけると親番と子をあまり区別なく戦うスタイルと、親番と子の戦い方を変えるスタイルでしょうか。
私自身は親と子の戦い方を変えるスタイルです。

子での構え方としては、基本的に南家は親落としをメインに考え西家は自由。北家は親のツモ回数を極力増やさないように“ポン”は控えめにしています。子の場合は3人で親を落としに行くイメージです。

これらはあくまでベースで、手牌や捨て牌によっては戦い方が少し変化していくので、日々の稽古で自分なりのバランスを見つけましょう。

次に親番での構え方です。大きく意識している事は2つ。

1つ目は【リーチの使い方】です。

当然の事ですが親はアガリ点数が1.5倍なため、子は放銃したくない気持ちが強くなってしまいます。
そこを狙います!

 

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現在の私の手牌は1シャンテン。ただ親番で七対子の一本化はあまりしません。テンパイできずに親落ちが最悪なパターンです。なのでここでは打北としました。

荒プロは序盤の切り出しからしても早そうな手牌。

 

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終盤にホンイツをテンパイ。ヤミテンにする人も多そうだが私はリーチを選択。理由としては荒プロにテンパイが入ってそうで降ろしたい。
二筒五筒待ちがヤミテンでも出アガリ期待がそこまで変わらない。もちろんアガリたいが流局良しと考えたリーチでした。

 

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結果は初牌の発でオリに回り、自分が望む結果となりました。

親のリーチは魔法の言葉と言われるように、相手に与えるプレッシャーは相当なものです。時には愚形のリーチのみですら全員を抑え込む力があるのです。

良い事ばかり並べましたが、リーチは諸刃の剣。逆にしっかり押し返され放銃になってしまう事も多々ありますが、戦況を見極め「今相手がどうされたら苦しいのか」という事を考えています。
麻雀は自分の事だけではなく、相手の心情を考えながら打つものです。

2つ目は【アクションの起こし方】
皆さんも経験があると思いますが、落としたくない親番。配牌が悪く絶望的な状況…。こんな時、皆さんはどうしますか?

・ツモに賭ける
・ほぼ諦める
・鳴きを入れて足掻く

様々な思考の方がいると思います。

 

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王位戦の決勝戦。
現状の点数はトップ目ですが、この親番で優勝を決めようと思っていました。
そしてこの配牌。役牌こそトイツなものの、残った形は良くなくドラも無し。正直テンパイするかも微妙なところ。セオリー通りなら役牌をポンして、真っ直ぐ進めるのが普通ではないでしょうか。

しかし私は1巡目に小笠原プロから切られた九索をポン。これにはもちろん意志が存在します。
老頭牌のポンは相手側のケアする牌が手牌進行に不要な事が多く、役牌やトイトイ、チャンタ等の役のケアをしないといけません。
そうすることで巡目が深くなりがちで、テンパイ連荘する可能性が上がり親被りするリスクが減ります。

局途中の受け入れは最小限に抑え、字牌を打たずに場を重くします。相手からすると非常にやりにくく、堪ったものではないでしょう。
上手くいけば他家の手を完全に潰す事ができます。これが最大の狙いです!

逆に危険牌を打ち出してくる人がいる場合は、本手の可能性が高いので見落とさないように気を付けましょう。

 

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この局はツモが噛み合いアガリに結び付きましたが、半分はテンパイ止まりになると思われます。
ブラフ込みの鳴きは、手出しする牌によって本物か偽物か判別されてしまうので熟練が必要です。

2つ目のアクションの起こし方は、頭ではわかっていても、いきなり実践でできるものではないと思います。
使いすぎると効力は落ちます、普段の稽古で練習して、効果がある戦況を見極め、試合で自信をもって実践できるようになれば、それがあなた自身の技になるのではないでしょうか。

3回にわたり、私の戦術の系譜を読んでいただきありがとうございます。
これからの麻雀に少しでも参考にしていただけたら幸いです。

拙い文章にお付き合いいただきありがとうございました。

何を切る? 2022年9月

鳳凰戦A1リーグ 第7節 2回戦 東2局 西家 勝又健志プロ

 

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■Twitterで実施したアンケートの結果

 

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■プロ解答

一索切り

 

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三索切り

 

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■プロの視点
勝又健志プロ

 

■終局図

 

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日本プロ麻雀連盟チャンネルはこちらから
OPENREC 日本プロ麻雀連盟チャンネル
ニコニコ生放送<PC版>

第17期女流桜花Aリーグ第6節B卓レポート

「ツイてない」

自分の敗因に使いたくない言葉の堂々第1位です。
どこかで何とか出来たのでは、と別の理由を探しては敗因を置き換えます。
そもそもツイてないとはどういった状況を言うのか?

第6節B卓に出場した選手は

 

 

斉藤理絵・川原舞子・和久津晶・杉浦まゆの4名。

昨期は最終節でAリーグ常連の3名に競り勝ち残留を勝ち取った杉浦でしたが、今期は残り2節の段階で16人中、最下位と更に苦しい状況に追い込まれていました。
これ以上沈めば降級回避が難しくなる杉浦は1回戦で痛恨のラスを引き、迎えた2回戦東場の親番

 

 

リーチツモドラ2の3,900は4,100オールでトップ目に立ちます。
このリードを片手に攻め続けて今までのマイナスを取り返したい杉浦でしたが

 

 

南3局に和久津のチンイツに放銃して持ち点が
40,700→32,400
オーラス親の川原が1人テンパイで杉浦は
32,400→31,400
川原が和久津からアガって2本場と舞台が整えられ

 

 

斉藤の1,300・2,600は1,500・2,800で杉浦の持ち点は29,900点と、100点足りずで綺麗に沈みまで転がり落ちてしまいました。

こういった自分にとって不利な点数移動で局が進み続けると、もしかしてツイてないのかもと不安になります。

 

 

この日も展開の悪さに抗えなかった杉浦は負債を増やし、12位が遠のき残留への条件が厳しくなりました。

 

 

和久津はギリギリで12位をキープするも15位まで接戦とあって全く油断ができないポジション。

 

 

斉藤は全節プラスの記録を継続して4位を維持し、

 

 

トップ3回取った川原が卓内トップでプレーオフに向けて足場を固めた。

 

 

<第6節B卓最終結果>
川原+44.1P 斉藤;7.6P 和久津▲12.9P 杉浦▲38.8P

(文:越野智紀)

eMAH-JONG 麻雀格闘倶楽部 プロトーナメントに参加するeMAH-JONGプロ32名が決定!

2022年9月20日

審査により選ばれた「麻雀格闘倶楽部Sp」プレーヤー24名とプロ雀士8名を日本プロ麻雀連盟により「eMAH-JONGプロ」と認定しました。
これらのeMAH-JONGプロは、日本プロ麻雀連盟とKONAMIが主催する麻雀を題材としたeスポーツ大会「eMAH-JONG 麻雀格闘倶楽部 プロトーナメント 第1回大会」に出場します。

eMAH-JONGプロ認定期間: 2022年7月23日から2022年10月15日まで。

フリー枠
オニギリ かとーそ KEN たべっこ つちだ TKB
ナガトリ マサ4 むぅ やす りょう Y.A-Z

女流枠
くまこ バリそばw まゆ みわこ むつ

U-25枠
にちねこ まる

ワンチャンス枠
えんま さとっぺ てな にくきゅう ばんばん

当連盟からも日本プロ麻雀連盟所属のプロ雀士も参加致します。

日本プロ麻雀連盟
瀬戸熊 直樹 九段 滝沢 和典 八段 佐々木 寿人 七段
白鳥 翔 七段 二階堂 亜樹 七段 高宮 まり 四段
伊達 朱里紗 二段 中田 花奈 初段

当大会は、9月26日(月)21:00よりABEMA、10月1日(土)よりYouTubeコナミ公式チャンネルにて、アーカイブ配信します。

第1回大会の全対局スケジュールは「eMAH-JONG 麻雀格闘倶楽部 プロトーナメント」公式サイトにて詳細をご確認ください。
「eMAH-JONG 麻雀格闘倶楽部 プロトーナメント」公式サイト

「eMAH-JONG 麻雀格闘倶楽部 プロトーナメント」対局スケジュール

【麻雀最強戦2022 女流プロ令和の乱】優勝は内田みこ!

9月17日(土)15時より、「麻雀最強戦2022 女流プロ令和の乱」が行われた(司会:小山剛志/アシスタント:矢野優花/実況:日吉辰哉/解説:勝又健志/ナビゲーター:梶本琢程)。

その模様はAbema麻雀チャンネルにて生配信され、内田みこが優勝を勝ち取った。

 

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麻雀最強戦キンマweb-近代麻雀

第18期静岡プロリーグ 第5節レポート

何度も書くが、静岡支部は若い力が増えた。
その若い力の活躍が目覚ましい。

静岡プロリーグと同日に行われた、若獅子戦と桜蕾戦では、渡辺史哉、廣岡璃奈がベスト16に進出。

渡辺は若獅子戦では静岡支部で初のベスト16。王位に続いて2つ目のタイトルを狙う。
廣岡は前年度の優勝者。唯一連覇のチャンスがある。
今期も支部を上げて応援したい。

若い力が着実に力をつけていることで、これからの静岡支部がとても楽しみではあるのだが、逆に中堅からベテランは成績を残せていない。

本来力がある打ち手が多いのは間違いない。
若手の活躍をカンフル剤として、がんばらなくてはいけないだろう。

それでは第5節で折り返しとなった
静岡プロリーグの結果を。

前節に続いて栗島が大躍進。
四暗刻を含む3連勝で115ポイントの大勝。
東京の鳳凰位戦でも昇級し、自信を持って対局できているのが見受けられた。
まだ3節消化で気は早いが初の決勝戦進出の可能性は高いか。

大橋も74Pの大勝。大橋の麻雀を久しぶりに見たが、やはり独特で面白い。手役の狙い方、相手との間合いの取り方、受ける時の牌の残し方。相手の対応のさせ方。全てが勉強になる。個人的に太田と並んで決勝進出候補筆頭だ。

折り返しの第5節が終了した。
上位陣は別日対局未消化が多いので下位陣にもまだまだ決勝進出のチャンスはある。
全員最後まで諦めずに戦ってほしい。

(文:青嶋宏樹)

順位 名前 合計 1節 2節 3節 4節 5節 6節 7節 8節 9節 10節
1 川崎義之 213.9 68.8 96.5 46.3 2.3
2 栗島有紀 193.1 16.1 61.3 115.7
3 青嶋宏樹 115.6 83.1 32.5
4 太田昌樹 93.8 53.5 10.6 ▲ 61.5 91.2
5 島﨑涼 84.3 43.0 73.4 ▲ 4.6 ▲ 27.5
6 渡辺史哉 80.5 73.7 28.8 ▲ 22.0
7 大橋幸正 64.8 ▲ 0.6 18.2 ▲ 27.1 74.3
8 平岡理恵 52.3 55.4 20.4 ▲ 23.8 0.3
9 鈴木秀幸 42.6 4.1 ▲ 27.5 29.7 23.4 12.9
10 土屋幸弘 30.5 13.0 17.5
11 安藤銀一 23.7 35.7 ▲ 36.1 25.7 ▲ 1.6
12 斉藤隆 18.3 ▲ 8.6 26.9
13 鈴木郁孝 8.4 51.5 2.8 ▲ 19.7 ▲ 26.2
14 岡本和也 6.2 33.4 ▲ 35.5 26.0 ▲ 11.4 ▲ 6.3
15 石津寿人 0.0 ▲ 34.7 89.3 ▲ 0.8 4.3 ▲ 58.1
16 高橋大輔 ▲ 6.6 20.8 ▲ 42.6 15.2
17 橘太一 ▲ 10.7 ▲ 29.7 26.9 55.6 ▲ 63.5
18 京平遥 ▲ 10.7 25.4 ▲ 36.3 0.2
19 天音まこと ▲ 12.8 ▲ 64.8 ▲ 5.2 51.8 5.4
20 杉村泰治 ▲ 14.5 9.8 ▲ 8.5 ▲ 57.4 41.6
21 小林正和 ▲ 21.0 ▲ 27.2 12.8 ▲ 7.5 7.2 ▲ 6.3
22 中寿文 ▲ 21.6 32.8 3.5 ▲ 57.9
23 井坂彰宏 ▲ 56.7 ▲ 38.5 ▲ 18.2
24 山下棟健 ▲ 57.0 ▲ 39.3 19.5 30.4 ▲ 22.4 ▲ 45.2
25 安部颯斗 ▲ 94.8 ▲ 81.5 ▲ 33.1 ▲ 5.8 25.6
26 鷲見隼人 ▲ 97.6 ▲ 11.6 ▲ 59.1 3.8 ▲ 30.7
27 渡辺洋巳 ▲ 98.8 ▲ 73.8 ▲ 26.6 ▲ 25.8 13.9 54.9 ▲ 41.4
28 高村龍一 ▲ 111.4 ▲ 41.0 ▲ 20.7 ▲ 49.9 0.2
29 平野敬悟 ▲ 116.5 ▲ 23.0 ▲ 25.1 ▲ 51.5 ▲ 25.7 8.8
30 廣岡璃奈 ▲ 161.3 ▲ 75.9 ▲ 13.7 ▲ 35.4 ▲ 24.1 ▲ 12.2
31 ダニエルモレノ ▲ 235.7 ▲ 79.2 ▲ 78.8 ▲ 20.3 ▲ 57.4

第39回静岡リーグ帝静戦(プロアマ混合)最終節レポート

今期鳳凰戦では、B2昇級を決めた小林正和プロを筆頭に、青嶋宏樹プロがC2(特昇3位)、高橋大輔プロがD3、高村龍一プロ・栗島有紀プロがE1への昇級を決めた。
静岡支部にとって嬉しい報告がたくさんあった。
これを誰よりも喜んでいるのは支部長代行である中寿文プロだろう。

第5節。最終節ということもあり、全員がそれぞれ明確な目標を持って麻雀に取り組んだ。

第39回帝静戦でぶっちぎりの1位通過を決めたのは静岡支部の屋台骨、競技部長の渡辺洋巳。
今回の決勝進出は第8回以来、15年ぶり。
静岡リーグ創設からここまで、ずっと参戦し続けてくれている選手。
悲願の初優勝へ待ったなし!

そして2位には岡本和也。
第27期新人王である岡本プロ。超高打点を決めさせたら静岡一との呼び声も。

そして3位通過には今回唯一のアマ選手。松本貴仁さん!
勝負がけとなった4回戦で見事トップを取っての決勝進出。

4位には川崎義之。川崎は過去の帝静戦決勝戦は4戦4勝。4回優勝は最多記録だが、さらに記録更新を狙う。

最終戦でギリギリ5位に滑り込んだのは鷲見隼人。

帝静戦ではアマチュア時代に一度優勝。それ以来遠のいてしまっている。
5位通過はアドバンテージもあるため、優勝確率は低いが、それを跳ね除ける力は十分に持っている選手。

今回の決勝戦は静岡支部4人。しかも中堅・ベテランと力のある選手が出揃った。
決勝初挑戦の松本さんにとって壁は高いが、プレッシャーを楽しんで戦って欲しいと思う。

果たして第39回帝静戦優勝を手にするのは誰なのか。熱い闘牌を乞うご期待!

(文:山下棟健)

順位 名前 プロ/一般 合計 1節 2節 3節 4節 5節
1 渡辺洋巳 プロ 228.9 87.5 ▲ 45.8 56.1 79.6 51.5
2 岡本和也 プロ 131.6 42.9 4.4 63.4 1.5 19.4
3 松本貴仁 一般 125.4 104.4 ▲ 12.5 55.1 ▲ 59.0 37.4
4 川崎義之 プロ 122.0 108.7 ▲ 18.7 ▲ 13.1 47.5 ▲ 2.4
5 鷲見隼人 プロ 121.0 1.1 18.2 ▲ 18.6 86.9 33.4
6 石津寿人 プロ 114.4 30.0 ▲ 1.0 48.3 6.5 30.6
6 天音まこと プロ 114.4 29.6 4.8 85.2 5.0 ▲ 10.2
8 中野一男 一般 114.3 50.6 ▲ 20.7 7.9 2.7 73.8
9 井坂彰宏 プロ 105.8 ▲ 25.2 14.1 35.7 18.7 62.5
10 松本和樹 一般 103.6 ▲ 20.2 ▲ 13.3 54.6 ▲ 2.7 85.2
11 平野敬悟 プロ 93.4 ▲ 42.2 55.2 ▲ 2.5 73.4 9.5
12 舟橋晃 一般 90.9 ▲ 37.2 45.6 16.4 98.8 ▲ 32.7
13 松永誠 一般 84.3 102.0 14.6 ▲ 21.1 ▲ 21.0 9.8
14 西田孝志 一般 80.7 ▲ 10.7 4.7 22.7 34.0 30.0
15 竹内秋成 一般 75.5 33.7 13.4 ▲ 4.7 24.8 8.3
16 山田昭裕 一般 65.0 ▲ 14.1 18.0 ▲ 36.9 ▲ 45.2 143.2
17 渡部文也 一般 64.5 25.6 26.8 46.4 ▲ 10.4 ▲ 23.9
18 杉村泰治 プロ 61.9 31.6 37.3 ▲ 3.5 ▲ 39.1 35.6
19 京平遥 プロ 51.1 ▲ 17.6 ▲ 10.6 46.4 32.9
20 斉藤隆 プロ 50.0 ▲ 9.1 43.5 ▲ 24.4 9.1 30.9
20 大河内茂之 一般 50.0 ▲ 21.8 27.5 38.0 ▲ 5.8 12.1
22 鈴木郁孝 プロ 48.8 ▲ 47.1 ▲ 28.3 17.7 38.9 67.6
23 鈴木貴仁 一般 47.2 ▲ 6.4 10.5 15.7 27.4
24 廣岡璃奈 プロ 43.1 33.0 51.5 ▲ 1.7 27.7 ▲ 67.4
25 土屋幸弘 プロ 39.6 ▲ 24.0 39.6 21.6 37.9 ▲ 35.5
26 太田昌樹 プロ 35.0 41.4 ▲ 0.4 25.4 ▲ 6.4 ▲ 25.0
27 みさき 一般 30.7 31.4 6.7 1.4 20.8 ▲ 29.6
28 松清一樹 一般 30.0 1.5 ▲ 23.8 11.7 ▲ 17.6 58.2
29 坂本彰光 一般 21.5 ▲ 20.8 ▲ 32.8 34.9 20.8 19.4
30 松尾政人 一般 20.4 15.1 48.3 42.8 ▲ 9.4 ▲ 76.4
31 渡辺史哉 プロ 19.7 9.2 16.6 ▲ 7.7 38.5 ▲ 36.9
32 吉野潤 一般 17.7 ▲ 13.8 23.1 19.5 ▲ 0.8 ▲ 10.3
33 宮地孝尚 一般 13.7 43.1 ▲ 31.9 ▲ 29.9 32.4
34 鈴木秀幸 プロ 13.0 45.0 44.0 ▲ 53.6 2.0 ▲ 24.4
35 サワグチ 一般 12.5 ▲ 25.1 33.7 ▲ 14.2 32.1 ▲ 14.0
36 安部颯斗 プロ 10.3 32.9 ▲ 25.9 63.4 ▲ 44.8 ▲ 15.3
37 川嵜彬史 一般 3.4 25.9 5.0 ▲ 21.8 ▲ 10.6 4.9
38 岡田充弘 一般 2.8 15.1 20.6 ▲ 31.2 ▲ 16.7 15.0
39 高村龍一 プロ 2.3 ▲ 27.4 79.2 ▲ 82.8 14.4 18.9
40 春田篤志 一般 ▲ 3.5 ▲ 7.2 30.5 41.9 7.7 ▲ 76.4
41 山内紀博 一般 ▲ 3.9 ▲ 15.5 ▲ 30.7 56.7 ▲ 22.9 8.5
42 山下棟健 プロ ▲ 11.5 ▲ 30.1 ▲ 38.6 51.1 3.2 2.9
43 鈴木博直 一般 ▲ 16.3 30.6 25.6 ▲ 47.4 ▲ 25.1
44 安藤銀一 プロ ▲ 17.0 ▲ 11.7 ▲ 38.3 12.5 27.0 ▲ 6.5
45 夏目大樹 一般 ▲ 28.1 ▲ 17.9 ▲ 57.6 4.1 43.3
46 金田年伸 一般 ▲ 30.1 ▲ 14.2 32.6 ▲ 20.3 ▲ 28.2
47 影山恒太 一般 ▲ 30.7 ▲ 39.4 50.4 ▲ 22.6 28.5 ▲ 47.6
48 小林正和 プロ ▲ 42.2 ▲ 38.1 ▲ 58.1 24.2 32.4 ▲ 2.6
49 鈴木孝輔 一般 ▲ 43.4 ▲ 43.2 3.1 36.8 ▲ 12.9 ▲ 27.2
50 中寿文 プロ ▲ 47.9 53.7 ▲ 44.6 ▲ 26.6 ▲ 41.4 11.0
51 橘太一 プロ ▲ 50.1 ▲ 39.8 20.2 ▲ 15.4 ▲ 48.0 32.9
52 前嶋茂 一般 ▲ 51.5 0.8 ▲ 11.3 ▲ 1.1 ▲ 39.9
53 りえ 一般 ▲ 54.2 43.6 0.4 ▲ 57.4 ▲ 32.6 ▲ 8.2
54 島﨑涼 プロ ▲ 70.7 2.4 ▲ 69.8 11.5 24.7 ▲ 39.5
55 鈴木元司 一般 ▲ 72.4 41.5 39.0 ▲ 54.4 ▲ 41.2 ▲ 57.3
56 能瀬美咲 一般 ▲ 75.8 ▲ 43.3 ▲ 39.4 ▲ 41.9 ▲ 4.3 53.1
57 片山一哉 一般 ▲ 76.9 25.8 ▲ 11.5 12.9 ▲ 22.7 ▲ 81.4
58 伊藤真 一般 ▲ 77.8

23.0 ▲ 71.2 4.7 ▲ 31.7 ▲ 2.6
59 えいいち 一般 ▲ 80.0 ▲ 2.6 ▲ 59.7 49.1 ▲ 3.9 ▲ 62.9
60 大谷数則 一般 ▲ 82.9 30.1 ▲ 0.2 ▲ 40.6 ▲ 57.4 ▲ 14.8
61 堀孔明 一般 ▲ 86.1 ▲ 81.4 42.1 ▲ 43.8 ▲ 44.4 41.4
62 青嶋宏樹 プロ ▲ 88.6 ▲ 7.4 ▲ 1.8 ▲ 30.8 38.3 ▲ 86.9
63 安間隆弘 一般 ▲ 90.6 ▲ 79.7 20.9 1.5 ▲ 48.6 15.3
64 ダニエルモレノ プロ ▲ 93.8 23.5 44.1 ▲ 65.7 ▲ 15.2 ▲ 80.5
65 高橋大輔 プロ ▲ 93.9 ▲ 41.5 ▲ 45.8 5.7 64.0 ▲ 76.3
66 高橋活 一般 ▲ 94.6 ▲ 12.9 ▲ 53.2 ▲ 6.2 ▲ 5.6 ▲ 16.7
67 伊藤裕美子 一般 ▲ 99.0 ▲ 56.1 ▲ 5.6 ▲ 19.8 ▲ 24.9 7.4
68 KANTA 一般 ▲ 111.5 ▲ 54.4 ▲ 27.7 30.5 ▲ 59.1 ▲ 0.8
69 栗島有紀 プロ ▲ 125.8 29.5 ▲ 18.4 ▲ 63.4 ▲ 45.3 ▲ 28.2
70 白井健夫 一般 ▲ 130.7 ▲ 49.2 ▲ 56.0 ▲ 45.2 ▲ 13.4 33.1
71 堀田賢 一般 ▲ 163.3 ▲ 3.0 ▲ 38.0 18.0 ▲ 47.9 ▲ 92.4
72 井上一雄 一般 ▲ 202.1 ▲ 69.1 ▲ 34.4 ▲ 32.7 ▲ 56.3 ▲ 9.6
73 橋詰真由美 一般 ▲ 234.3 ▲ 77.2 ▲ 18.7 ▲ 78.2 ▲ 61.7 1.5

第39期 A1リーグ 第8節C卓レポート

【鳳凰位A1リーグ第8節C卓 前田が+53.5Pの卓内トップ】

本日の対局者

前田直哉
一井慎也
古川孝次
西川淳

 

 

開始早々、一井に2局連続ドラ暗刻の手が入るが、2回とも前田ヤミテンで捌く。誰も大物手が決まらず、1,000オールが最高打点の小場で迎えたオーラス。
一井がダブルリーチ。
高め234の二索五索待ち。

 

 

しかしラス目の西川が3フーロで応戦。通る牌が増えた事により親番の前田もテンパイを入れ、片アガリの四索ツモ。1回戦は前田が1人浮きトップ。

 

 

前田は4回戦の親番でも4,000オールを決めてこの日4戦3勝。トータル3位に浮上した。

 

 

前田に悉くかわされ1回戦ラスを引いた一井だが、2回戦も手は落ちない。東3局に11,600をアガると次局は狙って待ちに選んだ六筒ロンで9,600は9,900を決め、2回戦トップを取る。

 

 

3回戦はイーペーコーになったタイミングでリーチを打ち、高めの四索をツモ。

 

 

一井は2回戦の大トップが効いて+24.4P。最下位を脱出した。

 

 

古川の選択に感銘を受けたのは4回戦東4局。古川は7巡目に四万七万待ち役ありテンパイを入れていた。

 

 

そこに前田がカン八万をチーして中の片アガリテンパイ。
古川はすぐに中を掴んでしまうのだが

 

 

ドラを1枚切って中単騎リーチに踏み切る。中がタンヤオでない仕掛けをした前田の手役に絡む可能性が高い事や七万が1枚減った事などが主な理由だと思うが、掴む前に判断を終えている打牌スピードだった。
結果は中を止められた前田が親番の西川に放銃。古川はアガれなかったが、この局の速報はTwitterを賑わせた。

 

 

古川は+0.3Pで9位キープ。トップはなかったものの次節以降に期待が高まる麻雀だった。

今回大きくマイナスしてしまったのは西川。2回戦東3局、親番一井のリーチにホンイツで追いつくが

 

 

テンパイ打牌の八筒で11,600の放銃。

 

 

これが一井上昇のきっかけとなり、1人で▲78.2Pを背負ってしまった。

 

 

次回A1リーグ第9節A卓は
2022/9/14(水) 16:00

藤崎智
勝又健志
西川淳
吉田直

解説 藤島健二郎
実況 古橋崇志

(文・吾妻さおり)

第17期女流桜花Aリーグ第4節D卓レポート

延期されていた第4節D卓が第5節全卓終了後に行われました。

 

 

出場選手は

 

 

二階堂瑠美・内田美乃里・伊達朱里紗・杉浦まゆの4名。
残り3節ということで普通に打つかポイント状況に合わせて打つかの判断が難しくなってくるところ。

1回戦南2局。

瑠美のツモ切りリーチに対して伊達は

 

 

ツモ切りリーチなら三万の危険度は少なそうとツモ切ったところ

 

 

これが杉浦のヤミテンに捕まり、ダブ南トイトイ三暗刻は12,000。

先に消化した第5節に続いて2節連続でのトイトイ三暗刻への放銃はかなりの痛手となりました。

 

 

この後もカン4四万をチーしていた瑠美が九万チーテンを取らずして自力で二万を引き入れて完成させた六万九万待ちに伊達が飛び込み、なんと伊達は3節連続で1回戦ラスという重荷を背負ってのスタート。

これ以上は沈むわけにはいかない伊達は

 

 

2回戦でリーチ・ツモ・タンヤオ・七対子をアガってトップを取ると

 

 

3回戦・4回戦と勝負所でアガリを決めて1回戦で背負ったマイナスを全て返した。

3回戦を終えて僅かに浮いていた内田は

 

 

4回戦オーラスでの逆転劇で卓内トップ。
トータルでは5位に浮上し、残り2節は上だけを見て戦えそうな好位置まで浮上しました。

 

 

随所に鋭いアガリを見せていた瑠美だが内田にかわされトータル7位と1つ着順を落として1節を消化。

 

 

残留に向けてポイント的にライバルとなる伊達から跳満を直撃できた杉浦は、そこからポイントを伸ばすことが出来ず。
4回戦では大きく沈んでしまい、残り2節とも負けられない状況に追い込まれてしまいました。

 

 

<第4節D卓最終結果>
内田+32.1P 伊達+2.5P 瑠美▲0.2P 杉浦▲34.4P

(文:越野智紀)

第39回静岡リーグ帝静戦(プロアマ混合)最終節成績表

順位 名前 プロ/一般 合計 1節 2節 3節 4節 5節
1 渡辺洋巳 プロ 228.9 87.5 ▲ 45.8 56.1 79.6 51.5
2 岡本和也 プロ 131.6 42.9 4.4 63.4 1.5 19.4
3 松本貴仁 一般 125.4 104.4 ▲ 12.5 55.1 ▲ 59.0 37.4
4 川崎義之 プロ 122.0 108.7 ▲ 18.7 ▲ 13.1 47.5 ▲ 2.4
5 鷲見隼人 プロ 121.0 1.1 18.2 ▲ 18.6 86.9 33.4
6 石津寿人 プロ 114.4 30.0 ▲ 1.0 48.3 6.5 30.6
6 天音まこと プロ 114.4 29.6 4.8 85.2 5.0 ▲ 10.2
8 中野一男 一般 114.3 50.6 ▲ 20.7 7.9 2.7 73.8
9 井坂彰宏 プロ 105.8 ▲ 25.2 14.1 35.7 18.7 62.5
10 松本和樹 一般 103.6 ▲ 20.2 ▲ 13.3 54.6 ▲ 2.7 85.2
11 平野敬悟 プロ 93.4 ▲ 42.2 55.2 ▲ 2.5 73.4 9.5
12 舟橋晃 一般 90.9 ▲ 37.2 45.6 16.4 98.8 ▲ 32.7
13 松永誠 一般 84.3 102.0 14.6 ▲ 21.1 ▲ 21.0 9.8
14 西田孝志 一般 80.7 ▲ 10.7 4.7 22.7 34.0 30.0
15 竹内秋成 一般 75.5 33.7 13.4 ▲ 4.7 24.8 8.3
16 山田昭裕 一般 65.0 ▲ 14.1 18.0 ▲ 36.9 ▲ 45.2 143.2
17 渡部文也 一般 64.5 25.6 26.8 46.4 ▲ 10.4 ▲ 23.9
18 杉村泰治 プロ 61.9 31.6 37.3 ▲ 3.5 ▲ 39.1 35.6
19 京平遥 プロ 51.1 ▲ 17.6 ▲ 10.6 46.4 32.9
20 斉藤隆 プロ 50.0 ▲ 9.1 43.5 ▲ 24.4 9.1 30.9
20 大河内茂之 一般 50.0 ▲ 21.8 27.5 38.0 ▲ 5.8 12.1
22 鈴木郁孝 プロ 48.8 ▲ 47.1 ▲ 28.3 17.7 38.9 67.6
23 鈴木貴仁 一般 47.2 ▲ 6.4 10.5 15.7 27.4
24 廣岡璃奈 プロ 43.1 33.0 51.5 ▲ 1.7 27.7 ▲ 67.4
25 土屋幸弘 プロ 39.6 ▲ 24.0 39.6 21.6 37.9 ▲ 35.5
26 太田昌樹 プロ 35.0 41.4 ▲ 0.4 25.4 ▲ 6.4 ▲ 25.0
27 みさき 一般 30.7 31.4 6.7 1.4 20.8 ▲ 29.6
28 松清一樹 一般 30.0 1.5 ▲ 23.8 11.7 ▲ 17.6 58.2
29 坂本彰光 一般 21.5 ▲ 20.8 ▲ 32.8 34.9 20.8 19.4
30 松尾政人 一般 20.4 15.1 48.3 42.8 ▲ 9.4 ▲ 76.4
31 渡辺史哉 プロ 19.7 9.2 16.6 ▲ 7.7 38.5 ▲ 36.9
32 吉野潤 一般 17.7 ▲ 13.8 23.1 19.5 ▲ 0.8 ▲ 10.3
33 宮地孝尚 一般 13.7 43.1 ▲ 31.9 ▲ 29.9 32.4
34 鈴木秀幸 プロ 13.0 45.0 44.0 ▲ 53.6 2.0 ▲ 24.4
35 サワグチ 一般 12.5 ▲ 25.1 33.7 ▲ 14.2 32.1 ▲ 14.0
36 安部颯斗 プロ 10.3 32.9 ▲ 25.9 63.4 ▲ 44.8 ▲ 15.3
37 川嵜彬史 一般 3.4 25.9 5.0 ▲ 21.8 ▲ 10.6 4.9
38 岡田充弘 一般 2.8 15.1 20.6 ▲ 31.2 ▲ 16.7 15.0
39 高村龍一 プロ 2.3 ▲ 27.4 79.2 ▲ 82.8 14.4 18.9
40 春田篤志 一般 ▲ 3.5 ▲ 7.2 30.5 41.9 7.7 ▲ 76.4
41 山内紀博 一般 ▲ 3.9 ▲ 15.5 ▲ 30.7 56.7 ▲ 22.9 8.5
42 山下棟健 プロ ▲ 11.5 ▲ 30.1 ▲ 38.6 51.1 3.2 2.9
43 鈴木博直 一般 ▲ 16.3 30.6 25.6 ▲ 47.4 ▲ 25.1
44 安藤銀一 プロ ▲ 17.0 ▲ 11.7 ▲ 38.3 12.5 27.0 ▲ 6.5
45 夏目大樹 一般 ▲ 28.1 ▲ 17.9 ▲ 57.6 4.1 43.3
46 金田年伸 一般 ▲ 30.1 ▲ 14.2 32.6 ▲ 20.3 ▲ 28.2
47 影山恒太 一般 ▲ 30.7 ▲ 39.4 50.4 ▲ 22.6 28.5 ▲ 47.6
48 小林正和 プロ ▲ 42.2 ▲ 38.1 ▲ 58.1 24.2 32.4 ▲ 2.6
49 鈴木孝輔 一般 ▲ 43.4 ▲ 43.2 3.1 36.8 ▲ 12.9 ▲ 27.2
50 中寿文 プロ ▲ 47.9 53.7 ▲ 44.6 ▲ 26.6 ▲ 41.4 11.0
51 橘太一 プロ ▲ 50.1 ▲ 39.8 20.2 ▲ 15.4 ▲ 48.0 32.9
52 前嶋茂 一般 ▲ 51.5 0.8 ▲ 11.3 ▲ 1.1 ▲ 39.9
53 りえ 一般 ▲ 54.2 43.6 0.4 ▲ 57.4 ▲ 32.6 ▲ 8.2
54 島﨑涼 プロ ▲ 70.7 2.4 ▲ 69.8 11.5 24.7 ▲ 39.5
55 鈴木元司 一般 ▲ 72.4 41.5 39.0 ▲ 54.4 ▲ 41.2 ▲ 57.3
56 能瀬美咲 一般 ▲ 75.8 ▲ 43.3 ▲ 39.4 ▲ 41.9 ▲ 4.3 53.1
57 片山一哉 一般 ▲ 76.9 25.8 ▲ 11.5 12.9 ▲ 22.7 ▲ 81.4
58 伊藤真 一般 ▲ 77.8 23.0 ▲ 71.2 4.7 ▲ 31.7 ▲ 2.6
59 えいいち 一般 ▲ 80.0 ▲ 2.6 ▲ 59.7 49.1 ▲ 3.9 ▲ 62.9
60 大谷数則 一般 ▲ 82.9 30.1 ▲ 0.2 ▲ 40.6 ▲ 57.4 ▲ 14.8
61 堀孔明 一般 ▲ 86.1 ▲ 81.4 42.1 ▲ 43.8 ▲ 44.4 41.4
62 青嶋宏樹 プロ ▲ 88.6 ▲ 7.4 ▲ 1.8 ▲ 30.8 38.3 ▲ 86.9
63 安間隆弘 一般 ▲ 90.6 ▲ 79.7 20.9 1.5 ▲ 48.6 15.3
64 ダニエルモレノ プロ ▲ 93.8 23.5 44.1 ▲ 65.7 ▲ 15.2 ▲ 80.5
65 高橋大輔 プロ ▲ 93.9 ▲ 41.5 ▲ 45.8 5.7 64.0 ▲ 76.3
66 高橋活 一般 ▲ 94.6 ▲ 12.9 ▲ 53.2 ▲ 6.2 ▲ 5.6 ▲ 16.7
67 伊藤裕美子 一般 ▲ 99.0 ▲ 56.1 ▲ 5.6 ▲ 19.8 ▲ 24.9 7.4
68 KANTA 一般 ▲ 111.5 ▲ 54.4 ▲ 27.7 30.5 ▲ 59.1 ▲ 0.8
69 栗島有紀 プロ ▲ 125.8 29.5 ▲ 18.4 ▲ 63.4 ▲ 45.3 ▲ 28.2
70 白井健夫 一般 ▲ 130.7 ▲ 49.2 ▲ 56.0 ▲ 45.2 ▲ 13.4 33.1
71 堀田賢 一般 ▲ 163.3 ▲ 3.0 ▲ 38.0 18.0 ▲ 47.9 ▲ 92.4
72 井上一雄 一般 ▲ 202.1 ▲ 69.1 ▲ 34.4 ▲ 32.7 ▲ 56.3 ▲ 9.6
73 橋詰真由美 一般 ▲ 234.3 ▲ 77.2 ▲ 18.7 ▲ 78.2 ▲ 61.7 1.5

第35期新人王戦 二次予選レポート

『最激戦となった第35期新人王戦も遂にファイナリストが決定!』

仙台育英が東北勢初の深紅の大優勝旗を掲げた2022年9月、北は北海道から南は九州までのフレッシュな顔ぶれがここ東京に勢揃いした。それは白球を追って甲子園の地へ降り立った高校球児を彷彿とさせるような光景、そう今年も新人王戦の季節がやって来たのである。

【全参加者の所属・入会期】
過去最多参加者233名の所属・入会期の内訳は以下の通りである。
※便宜上、後期は次の期に属するものとする。(例:35期後期⇒36期)

 

■一次予選
初日の一次予選では233名⇒60名までに絞られた。二次予選に進んだ選手の一覧と所属・入会期の内訳を次に示す。

 

【二次予選進出者の所属・入会期】

 

 

一次予選通過者の内訳に着目すると東京本部の通過率が上昇し、地方本部・支部にとっては厳しい初日であった事がうかがえる。
また37期勢の躍進にも目が留まった。現王位の渡辺史哉や第10期JPML WRCリーグ優勝の渡辺英梧、第2期の若獅子である松本峻など2年目ながら既にタイトルを持つ選手が多いこの世代の強さが数字からも見て取れる。

 

◆二次予選システム
・日本プロ麻雀連盟公式ルール
1.60名で半荘4回戦50分+1局を行い下位36名が敗退。
2.ポイント持ち越しで残った24名で5回戦50分+1局を行い上位8名が準決勝へ。
3.準決勝は持ち越しなしの半荘2回戦60分+1局のトーナメント戦。各卓上位2名が決勝へ進出。

【対局会場】

 

 

■4回戦終了
※上位24名が5回戦進出。

 

【ベスト24進出者の所属・入会期】

 

24位である椎名の+13.5Pが5回戦進出ボーダーとなった。また所属別の通過率についてはさほど大きな変化はなかったが入会期別では特に比較的多くの経験を積んできた33・34期生の通過率が上昇している点が面白い。

『人は知るから始まりそれを理解し、そして出来るに変わる。』

この言葉は人が新しい事を習得する為の一つの過程に過ぎないのだが、簡単なようで実は意外と難しいのである。“知っていた”のと“できた”との差は麻雀においては雲泥の差。惜しくも敗退してしまった選手達には1年間それぞれ研鑽を積んで頂き、是非この新人王戦を自身の成長を確かめる試金石として挑んでもらえたら幸いである。

■5回戦終了
※上位8名が準決勝進出。

 

通過ボーダーは井坂の+53.3P。
そして準決勝へ駒を進めたメンバーは全て東京本部所属となった。

■準決勝
▪1卓
伏見誠一郎(東京本部・32期後期)
木本大介(東京本部・33期後期)
浜野太陽(東京本部・34期後期)
児玉佳宏(東京本部・37期前期)

 

序盤から浜野が抜け出すとその後はトーナメントらしく局消化に徹する。そして児玉もそこについて行き2人でゴールすると思われたが最終局にドラマが待っていた。オーラスに木本が値千金の2,000・3,900ツモで児玉を逆転し土壇場で決勝行きのチケットを手にする。一方で予選から安定して上位に付けていた伏見だったが、お手本のような手作りも準決勝ではあと一牌が引けず敗退となった。

 

 

勝ち上がり
浜野太陽
木本大介

 

▪2卓
寺下龍太郎(東京本部・38期前期)
岡田舜(東京本部・37期後期)
辻本一樹(東京本部・36期前期)
井坂彰宏(東京本部・36期後期)

 

こちらも1卓と同様に辻本が抜け出し2番手の寺下がその後ろを追って行く。しかし後半になると岡田のアガリに対する精度が冴え渡り、少しずつ寺下との距離を詰めていくと終盤に逆転。最後は辻本が3番手である寺下の親リーチにしっかりと勝負して自らの手で決勝の椅子を手繰り寄せた。井坂も敗退はしたが結果は紙一重であり、来期のリベンジに期待したい。

 

 

勝ち上がり
辻本一樹
岡田舜

 

■決勝戦
2022年9月17日(土)14:00予定

 

浜野太陽vs辻本一樹vs木本大介vs岡田舜
解説:藤崎智×柴田吉和
実況:楠原遊

稀に見る激戦となった新人王戦、その頂点に立つのは一体誰になるのか。
是非その模様も引き続きお楽しみ下さい。

(文:小林正和)

第5期北陸プロリーグ 第4節レポート

麻雀は大多数の者にとって遊戯であり、我々プロにとっては競技であり、また一部の者にとっては人生であろう。
ツモってくる牌に一喜一憂し、アガれば嬉しいし、放銃すれば悔しい。
懸ける思いの多寡こそあれど、そんな大勢を虜にする麻雀の魅力を多くの方に広めるのも我々に課せられたものだろう。
ただ己の満足の為だけに摸打するだけでなく、麻雀の魅力を発信して、競技そのものの社会的地位を向上させられれば。それこそがプロとしての役割なのではないだろうかと、私は考えている。

令和4年8月28日。北陸プロリーグ第4節。
上位陣の安定したスコアの伸ばし方は、まだ半分といえど決勝の椅子を幾つか埋めてしまったのではと感じさせるものがある。

全ての節でプラスを重ねる志多木、安城。そして今期も勝負所を逃さない麻雀で連覇を目指して突き進む里木。
今回は里木に話を伺ってみた。

「今節は配牌にも恵まれた感はあります」
今節50P超を叩いた彼の振り返った1局が下記。

1回戦東3局東家32,000持ち ドラ七万

東東東西西北北発発発五万九万五筒八筒

配牌である。
1巡で打たれた西北をポン
秒速で24,000のアガリをものにする。

九万東東東発発発 ポン西西西 ポン北北北 ロン九万

一撃でこの半荘の趨勢を決するアガリ。
だが、これで安心してこのトップを守りに入って守備的に打つ者もいるであろう中、里木の考えは「点棒の優位を活用して更なる加点に取り組む」というものだった。

終わってみれば89,500の大トップ。
半荘1回で、+71.5Pという圧巻のスコアを叩き出す。

「スコア的に決勝が見えてきたので、次節からは決勝を見据えた戦い方をしていきたいです」

勝負所を間違えないセンスと、柔軟かつ豪壮な攻撃力は間違いなく支部指折りの実力者。
彼の口から出る「連覇」というワードは決して絵空事ではない現実味を帯びている。

前期リーグ戦にて、里木と決勝で争った梅本。
勢い盛んな若武者も、今期は少し苦戦している。

「2年連続で決勝に出ているので次こそは優勝したいです。そのためにも、先ず決勝目指して全力で頑張ります。」

梅本は先日開催された若獅子戦でもベスト16に勝ち上がっており、支部の若手では一番勢いのある打ち手である。そんな彼も今期は思うようにスコアが伸ばせずもがいている。

その梅本の、苦戦を打開する一撃となったか、それが2回戦の親番

東2局東家 ドラ四万

四万四万七万七万八万六索六索六索北北 ポン東東東 ツモ四万

ドラを暗刻にしてのテンパイ。
六万九万は場に5枚。掴めば誰も止まらない状況だが、下家の浦田の3フーロに対して七万が相当危険度が高く、シャンポンに受ける。
結果、終局間際に僥倖の北ツモで、彼自身公式対局では初めてという8,000オールをものにする。

四万四万四万七万七万六索六索六索北北 ポン東東東 ツモ北

これで勢いに乗るかと思えた梅本だが、この半荘も1人浮きを決め損ねてしまい、さらに4回戦目に大きなラスを引いてしまい、当日の貯金を吐き出す形となってしまった。

「反省点も多いですが、まだ決勝に残るイメージを失わず戦います。」

悩み苦しみ足掻く日々。それでも若武者の目は前を見据えている。
本田や里木の、次を担う世代の筆頭だろう。彼の行く末が楽しみでならない。

今期デビューした新人が北陸支部には4人いるのだが、皆一様に苦戦を強いられている。その中で今回スポットを当てたいのが、一番苦しんでいる松井である。
リーグ内でも最下位争いに甘んじている彼だが、今節漸くプラスを持ち帰ることに成功し、順位を1つ上げている。

松井直大 富山県小矢部市出身の26歳
寡黙な風貌だが、自身を負けず嫌いの麻雀と評する、今期デビューのルーキーである。
今期は連敗が続き、悔しい気持ちと「応援してくださっている方々へ申し訳ない」という気持ちが大きかったという。
そんな彼が浮上のきっかけを掴んだ1局が下記である。

2回戦南3局南家 ドラ三筒

一万一万一万二万二万四万四万四万九万九万 チー六万七万八万 ツモ九万

メンチン1シャンテンからのチーテン。ツモリ三暗刻にて3,000・6,000の大きなアガリを手にする。
また、この半荘は前述の梅本が8,000オールを決めた半荘でもあり、このアガリは梅本の独走を止め、自身に2着を手繰り寄せる貴重なアガリであった。

「この2着で流れに乗れたのか、ようやく初のプラスで終わる事が出来ました。次節以降も応援してくれる方々の期待を裏切らない様一つでも順位を上げていきたいです。」

彼のみならず、今期苦戦の続く新人達だが、彼らの競技人生はまだ幕を上げたばかりである。今日の敗戦を、一摸一打を糧にして、大きく羽ばたいて欲しい。

最後に私事ではあるが、マイナスの続いていた私荒谷も今節漸くプラスを持ち帰る事が出来た。
今季好調の安城、岡田に挟まれながらも己の打撃の麻雀を見失わず、大勢を変ずる程では無いにせよ、微かな手ごたえを感じるプラスであった。

無論自身の成績は大事である。だが、先述の松井も然りだが、我々には応援してくれている方々がいる。その方たちに励みになる背中を見せたい。喜んでもらえるような麻雀が打ちたい。

それがこの麻雀という、人生をかけるに値する遊戯へのささやかな恩返しになればと私は日々牌を握っている。

次節第5節は9/25の開催です。
応援の程、宜しくお願い致します。

(文:荒谷誠)

順位 名前 合計 1節 2節 3節 4節 5節 6節 7節 8節
1 志多木 健 166.0 35.0 81.0 21.8 28.2
2 安城 るい 150.0 37.4 13.1 64.5 35.0
3 里木 祐介 143.8 70.5 27.3 ▲ 5.8 51.8
4 南 和之 84.4 54.5 ▲ 43.7 52.5 21.1
5 浦田 豊人 63.4 ▲ 10.8 12.1 73.9 ▲ 11.8
6 岡田 拓也 60.7 ▲ 25.6 42.5 11.0 32.8
7 獅坂 祐一 44.4 58.8 ▲ 6.8 ▲ 27.9 20.3
8 文月 愛美 8.4 ▲ 40.6 67.5 7.6 ▲ 26.1
9 成田 理良 ▲ 9.8 22.7 1.7 ▲ 17.3 ▲ 16.9
10 梅本 翔 ▲ 10.0 ▲ 0.6 ▲ 11.8 7.2 ▲ 4.8
11 小林 和樹 ▲ 36.1 4.4 14.1 ▲ 19.7 ▲ 34.9
12 如月 靖之 ▲ 41.0 ▲ 38.2 0.2 5.5 ▲ 8.5
13 宮成 さく ▲ 57.9 ▲ 55.0 ▲ 28.2 41.9 ▲ 16.6
14 荒谷 誠 ▲ 67.7 ▲ 18.3 ▲ 56.0 ▲ 13.1 19.7
15 木戸 僚之 ▲ 79.2 ▲ 38.0 ▲ 29.6 ▲ 11.6 0.0
16 堂垂 正裕 ▲ 81.8 43.8 20.1 ▲ 58.2 ▲ 87.5
17 後藤 正博 ▲ 83.6 ▲ 36.0 ▲ 7.2 ▲ 66.2 25.8
18 松井 直大 ▲ 130.5 ▲ 34.4 ▲ 49.8 ▲ 49.3 3.0
19 藤本 鉄也 ▲ 131.5 ▲ 30.6 ▲ 51.5 ▲ 17.8 ▲ 31.6

第24期北陸プロアマリーグ「帝陸戦」決勝レポート

今期は4節の上位8名によるプレ-オフを経て決勝戦の4名が決まる。
プレ-オフは3回戦行い上位4名が決勝進出。
令和4年8月7日(日)決戦の舞台は富山県富山市。

 

100

 

現在、上位2名は100Pを超えている、それに対し下位数名は70P前後で迎えたプレ-オフ、3回戦の闘いで下位から勝ち上がることは決して容易ではなく上位者も安心できるポイント差ではない、予断を許さない状況の中で勝ち抜き決勝にコマを進めたのはこの4名。

1位通過 岡田   142.6P
2位通過 南    138.8P
3位通過 松井   124.1P
4位通過 押川さん  85.1P

8位から4位浮上の押川さんは今期決勝唯一の一般参加者だが、かつて北陸プロアマリ-グを制した実力者、プロ3名においては若手ではあるが近年のリーグ戦やタイトル戦予選で活躍し結果を出している期待のホ-プ達である。
決勝ではポイントの持越しはないが、1位通過40P・2位通過20P・3位通過10Pのアドバンテ-ジがあり、岡田がわずかに優勢な状況で決勝が始まる。

1回戦
【東家】押川 【南家】岡田 【西家】南 【北家】松井
開始早々から高打点が飛び交う。南が岡田から8,000点を討ち取り、続く東2局では岡田と押川さんのリーチ合戦。押川さんが岡田に7,700放銃。
東3局、東4局では松井が奮起し、アガリを重ね56,500点を持って南場に突入するが大きく状況は変わらずオ-ラスを迎え、劣勢の押川さんが起死回生の2,000・3,900をアガリ1回戦が終了。

【1回戦終了時】※アドバンテ-ジ含む
1位 松井   +40.6P
2位 岡田   +26.4P
3位 南    +25.4P
4位 押川さん ▲22.4P

2回戦
【東家】岡田 【南家】押川 【西家】松井 【北家】南
序盤は1回戦とは一転して静かな立ち上がり、全員ノーテンで局が進む。
初戦をマイナスで終えた岡田としては流れが向かない展開。
南場に入っても小場が続き岡田は劣勢のまま、対して松井の勢いは止まらず連続トップで2回戦を終える。

【2回戦終了時】※アドバンテ-ジ含む
1位 松井   +58.6P
2位 南    +29.0P
3位 岡田   ▲ 5.6P
4位 押川さん ▲12.0P

3回戦
【東家】押川 【南家】松井 【西家】南 【北家】岡田
トップと差が70Pを超えてしまった押川さんも粘りたいところだが状況を打破する手が入らず局が進む。それでも劣勢の押川さんと岡田が若干リ-ドで迎えた東4局ドラ發、南が松井とのポイント差を埋める大きなアガリを決め、劣勢の2人とっては大打撃となる。

6巡目
一万一万二万三万四万五筒七筒七筒九筒九筒北北発  ツモ二万  打五筒
一万一万二万二万三万四万七筒七筒九筒九筒北北発  ツモ八筒  打四万
一万一万二万二万三万七筒七筒八筒九筒九筒北北発  ツモ三万  打発

これを受け岡田、押川さんもドラ発を合わせ打ち、高打点リ-チと見切りを付け押し返せない。南の独壇場で八筒をツモ3,000・6,000。
南が4万点を超え他3名は原点を割り南場に入るが南が早々に軽いアガリで局を進める。松井も追撃を許すわけにはいかない南2局で1,000オール1本場をアガリ粘る。だが南の勢いは止まらない。

【3回戦終了時】※アドバンテ-ジ含む
1位 松井   +68.4P
2位 南    +50.6P
3位 岡田   ▲23.4P
4位 押川さん ▲25.6P

4回戦
【東家】南 【南家】岡田 【西家】押川 【北家】松井
上位下位がはっきりと分れ迎えた最終戦。岡田、押川さんにとってはかなり厳しい状況になる。対して初優勝が見える上位2名においては、攻め切るのが前提の南、下位2名をケアしながら南の攻撃を躱したい松井。
いろんな思いを胸に始まった最終戦。東1局は3人テンパイで1本場、松井がリーチをかけ南を突き放しにかかる。しかしアガリを決めたのは押川さん、ここで2,000・4,000を決め南にとってはかなり厳しい状況になり大逆転を狙う押川さんにとっては大きなアガリとなる。東2局は皆が良形の手牌のなか、南が1,000・2,000をアガリ前局の失点を返す。東3局は岡田が先制リ-チを打つが同巡に押川さんがドラの暗槓、一瞬皆が凍りつくなか南が岡田から2,000を討ち取り松井を追い詰める。
局が進み残すところもあとわずか南2局を迎える。
現時点でのポイント差は南がわずかに松井を躱し有利な状況である。
そして岡田にとって最後の勝負所、なんとか1,300オールで粘るも松井に8,300の放銃。ここで松井が再び南を上回る。
南3局、劣勢の押川さんも500オールで粘るが南が1,300・2,600 1本場をアガリ、南・松井の熾烈なシーソ-ゲ-ムでオーラスを迎える。

南+66.0P 岡田▲43.6P 押川▲14.6P 松井+62.2P

3回戦終了時の松井・南、両名の差は17.8ポイント差で松井が優勢。
この最終戦でわずかに南がトータル上位で迎えたオ-ラス。追い風は南に吹いていた。熾烈な争いは南が早々にアガリを決めこの闘いに終止符を打つ。

【最終結果】※アドバンテ-ジ含む
1位 南    +67.0P
2位 松井   +61.2P
3位 押川さん ▲14.6P
4位 岡田   ▲43.6P

1位通過のアドバンテ-ジを得た岡田プロにとっては厳しい結果になってしまいました。しかし彼のプロとしての時間はまだ始まったばかりです。今回の敗北を糧に成長し、今後の活躍を期待しています。
一般参加から唯一決勝に残った押川さんは、熟練の技術を駆使して対戦者を追い詰め、また観戦していた我々にも刺激を与え素晴らしい闘いを見せて頂きました。
惜しくも準優勝の松井プロは1回戦終了時からトップに立ち油断こそありませんでしたが、後半戦に入り重圧によるものなのか少々焦りが見えたように思えます。短期戦では一度の悪手やミスと言えるものが大勢に影響が出てしまうのだと改めて感じさせられました。
そして南プロ優勝おめでとうございます。前半から安定し後半では圧巻の強さを見せつけられました。今後は帝陸戦優勝者として今後の飛躍、また連覇を目指してください。
私自身も決勝の経験がありますが、決勝には独特の雰囲気があります。序盤での入り方、中盤でのせめぎ合い、最後の競り合い、終わりの時を迎えるまで張り詰めた空気を感じながら闘います。
そして優勝者には安堵感、優勝に届かなかった者には悔しさが残る。各々にどんな結果が出たとしてもそれは良い経験であり、また糧となり明日につながります。最近では新型コロナウィルス感染拡大もあり厳しい状況下の中ではありますが、感染防止に努めながら切磋琢磨し、北陸支部を盛り上げていきたいと思います。拙文ではありますが、ご判読ありがとうございました。

(文:北陸支部32期 獅坂祐一)