第1期JPML WRC-Rリーグ ベスト16B卓レポート

【第1期 JPML WRC-Rリーグ ベスト16B卓 早川健太・黒田良がベスト8進出】

第1期JPML WRC-Rリーグ
ベスト16B卓対局者

魚谷侑未
小林正和
早川健太
黒田良

 

 

解説 一井慎也
実況 早川林香

 

【1回戦】

黒田(親)が白ドラ2のヤミテン。小林から出て9,600のアガリを決めると

 

 

南1局には裏ドラを2枚乗せて満貫のツモアガリ。

しかし黒田がオーラスに1シャンテンで六筒をツモ切ると

 

 

ヤミテンを入れていた早川がロン。満貫直撃で早川が逆転トップ。

 

【2回戦】

小林(親)が西を暗カンして五万八万リーチ。

白七万をポンしてトイトイのテンパイを入れていた魚谷が一発で八万を掴んでしまい、小林が12,000のアガリとなる。

 

 

この半荘のトップ目に立った小林。東4局2本場にはドラの東を一発でツモって跳満のアガリ。

900点まで追い込まれた魚谷は南1局にドラの六筒をポン。

 

 

小林は形式テンパイを入れ、1牌だけ勝負と切った四万が魚谷に跳満の放銃となってしまう。

南2局には黒田(親)がリーチツモ裏2の4,000オールで参戦し

 

 

オーラスもアガリ切った黒田が2回戦トップを取る。

 

【3回戦】

東1局に魚谷が先制リーチ。
一発ツモ裏で跳満のアガリ。

 

 

魚谷は続く親番でも先制リーチを打つが、今局は小林から追っかけリーチが入り満貫の放銃。

東3局。早川(親)は8巡目に一万切りを選択。もしドラを引いたら雀頭が無くなるためピンズは切らない。

234三色ならカン三筒待ちに取ろうと思ったが、入り目は三色が崩れる五索
ならばドラも待ちになる変則3メンチャンリーチに踏み切り

 

 

四筒を一発ツモで裏ドラ3枚。最速で6,000オールのアガリとなる。

早川「あの局は色々考えていて、カン三筒とかにしてアガれてないまでありました。」

しかし南3局には魚谷がリーチツモ裏3の満貫で早川に迫り

 

 

オーラスは2,600の直撃。魚谷が逆転トップを取ってのぞみを繋いだ。

 

【最終 4回戦】

東1局は黒田が先制リーチを打ち、満貫のツモアガリ。黒田より上の着順が必要な魚谷にとっては厳しい親被りだが

 

 

南2局に白赤ドラ3の満貫を黒田から直撃。

 

 

全員が30,000点付近にいるためオーラスの条件は複雑になった。

現状通過は早川 黒田

魚谷はツモ1,600・3,200
黒田から2,000
小林から8,000
早川から3,200〜5,200
又は早川から8,000

早川(←魚谷)2,000NG

 

 

魚谷が7巡目に七対子赤のヤミテン。ツモもしくは早川・黒田から直撃で通過だが、唯一アガれない小林から出てしまう。

魚谷「何であそこ(小林)に北行くかなー。」と内心思いつつも、今度は南単騎に待ちかえ。

 

 

しかし黒田はしっかり南を止め、早川がアガリ切って決着。

ベスト16B卓からは早川健太・黒田良の2名が勝ち上がりを決めた。

 

 

小林「形式テンパイの局は四万は(放銃率)20%くらいかと考えていました。あの局はテンパイが取れたら大きいと思いました。今期まだ色々対局あるので頑張りたいと思います。」

魚谷「検討の余地があるのは(2回戦に)小林さんに放銃した五万八万ですね。リャンメンの中では一番可能性ないかと思ったのですが。後半は可能性あっただけに悔しいですが、自分なりに精一杯打てたと思います。」

黒田「放送で打つのが初めてで、想像以上にいつものように打てなかったです。あれだけツイていたのに負けたら実力が足りなすぎると。普段通り打てないのはわかったので最後まで条件戦を楽しもうと。今日と同じ打ち方したら次は負けると思うので、準備して挑みたいと思います。」

早川「序盤は黒田プロの裏2に苦しめられましたし、途中はグラっと来る放銃もありました。(リーチ一発ツモドラ3)をアガれて良かったです。第1期の優勝は(印象に残りやすいため)価値が高いと思っています。いつも以上に気合い入っていますので応援よろしくお願いします。」

 

(文・吾妻さおり)

第1期 JPML WRC-Rリーグ ベスト16A卓レポート

【第1期 JPML WRC-Rリーグ ベスト16A卓 石井良樹・香野蘭がベスト8進出】

第1期 JPML WRC-Rリーグ
ベスト16A卓対局者は

HIRO柴田
石井良樹
香野蘭
木本大介

 

 

解説 渡邉浩史郎
実況 吉井優

 

【1回戦】

南2局に香野(親)が一通確定のカン五索リーチをツモって4,000オール。

 

 

1本場には木本がドラの南切ってリーチを打つが、香野(親)にポンされてしまい12,300(+1,000)の放銃。

 

 

2本場はH柴田が一発ツモで満貫を決めて2着に。

 

【2回戦】

東2局。石井が六索九索リーチ。
ワンチャンスの九索がH柴田から出て満貫のアガリ。

 

 

南1局3本場には木本が南をポンして九万ツモ。
1,300・2,600は1,600・2,900で石井に迫る。

 

 

オーラスはH柴田がラス抜けの跳満ツモ。

 

 

【3回戦】

東1局は香野が発南をポンして満貫のアガリ。

 

 

東4局は木本(親)がツモって裏ドラ1枚、4,000オール。

 

 

南1局にはH柴田(親)が赤五万単騎リーチ。これに木本が一発で飛び込み12,000。

 

 

派手なアガリが多発する中、唯一大人しかった石井。親番でカン四万待ちテンパイ。一旦はヤミテンとするが、3巡後に意を決してツモ切りリーチ。

木本に追っかけリーチを打たれ時間を与えてしまった事にヒヤリとするも、石井が4,000オール(+1,000)のツモアガリ。

石井「カン四万は手変わり前にツモりそうとは感じつつ、調子悪いようにも思ったので即リーチが打てなくて。時間使って追いつかれてしまいましたが、アガれて良かったです。」

 

 

連荘した1本場では3巡目にはドラ4枚のピンフテンパイ。
今度は気分良く即リーチを打ち、裏ドラも乗って8,100オール。
石井が特大トップで優位に立った。

 

【最終 4回戦】

東場終了時にはトータル4番手となってしまった香野だが、南1局に超勝負手でリーチ。

 

 

高めの八筒を一発ツモ。裏ドラも乗って倍満のアガリ。たった一撃で通過ポジションに復活し、H柴田と木本に厳しい条件を突きつけた。

 

 

オーラスも仕掛けた香野が満貫をアガって決着。
ベスト16A卓からは石井良樹・香野蘭の2名が勝ち上がりを決めた。

 

 

木本「致命傷となったのはH柴田さんへの五万単騎です。めちゃくちゃ積極的に組んだ結果(の放銃)ですが、今はあの局の事しか頭にないです。」

H柴田「(リードはあっても)この順位点なので最終戦勝負だとは思っていました。こっちは良いアガリ出来てないのに香野さんは良いアガリが多くて、強かったですね。(鳳凰位シードで)また放送対局に出ますので頑張ります。」

香野「放送対局だと行けなかったり、トップを取ってしまうと引き過ぎちゃったりで。2回戦にラスを引いてからはしっかり押せたので良かったと思います。倍満ツモれて良かったです。ベスト8は後手でもちゃんと押せるように頑張ります。」

石井「今日は序盤は行けてない雰囲気があって、要所のアガリを意識して行こうかと思っていました。初代チャンピオンには憧れますので頑張ります。持ち味を出せるようにやって行けたらと思います。」

(文・吾妻さおり)

第18期女流桜花Aリーグ第3節B卓レポート

第3節B卓に出場した選手は

 

 

高宮まり・二階堂瑠美・廣岡璃奈・北條恵美の4名。

この日は最下位スタートだった北條の反撃のターン。
1回戦のオーラスにアガって滑り込みで浮きを確保すると

 

 

2回戦の東1局。
高宮との2軒リーチを高めツモで制して6,000オールをアガリ

 

 

2,600は2,700オールの追加点で盤石の体勢を作り1人浮きのトップを奪いました。

北條の猛攻の煽りを喰らい、2回終わって60ポイント近く負けていた瑠美でしたが、3回戦でトップを取ると続く4回戦では

 

 

東1局にチャンス到来。
四暗刻一本狙いでテンパイ取らずの五万切りが上手くハマり、その後に残した九索を重ねてリーチを打つと

 

 

見事に四暗刻を成就させて16,000オール。

その後も攻め手を緩めず加点していった瑠美は

 

 

役無しのヤミテンからテンパイ外し、ピンフ高め三色に変化してからリーチをかけると

 

 

高宮から出た安めの三索をスルー。
ツモった三索は渋々採用して1,300は1,400オールのアガリ。

 

 

まさに独壇場で、瑠美の持ち点はちょうど100,000点に到達。

この激しい対局はこれで終わらず

 

 

南4局、九蓮宝燈テンパイの廣岡が六万を切ると

 

 

箱下寸前から粘る親の北條の仕掛けに捕まり、一気通貫のみ1,500点。
そこから仕掛け続けて細かい連荘を重ね

 

 

6度目の仕掛けで遂に入った大物手。
タンヤオ・ドラ3のアガリで原点まで届き、本日の卓内トップの座を瑠美から奪い返しました。

 

 

<第3節B卓結果>
北條+52.5P瑠美+37.1P 廣岡▲41.1P 高宮▲48.5P

(文:越野智紀)

第18期女流桜花Aリーグ第3節A卓レポート

第3節A卓に出場した選手は

 

 

菅原千瑛・山脇千文美・内田美乃里・井上絵美子の4名。

2週連続の登場となった井上は、先週抱えた負債を少しでも返すべく1回戦から奮闘。

 

 

四万をリャンメンで仕掛け、北中ホンイツの満貫でトップ目に立つと

 

 

内田・山脇の2軒リーチを掻い潜り、ツモ西ドラ3でダメ押しの満貫。
1回戦はこのまま逃げ切り、井上に今期の女流桜花の初トップがやってきました。

このまま何もかも取り返した井上でしたが、

 

 

2回戦の開局で内田に11,600の放銃をしてしまい失速。
それからアガった内田は点棒の横移動を遠くで眺め続け、この一撃のリードを最後まで残してトップ。

 

 

内田に大量の放銃を眺められていた山脇は、後半アガリを重ねて帳尻を合わせて浮きの3着と盛り返し

 

 

1人沈みで迎えた3回戦のオーラスでは、起死回生のツモ・タンヤオ・七対子・ドラ2で跳満ツモ逆転1人浮きサヨナラホームランをかっ飛ばしました。

井上・内田・山脇と順番にトップを取る展開の中、オール2着でこっそり卓内トップになっていた菅原が4回戦は私の番だと主張。

 

 

白ドラ2のヤミテンを山脇からアガってリードを広げると

 

 

中暗カンのリーチツモ中で60符3翻2,000・3,900をアガって1人抜け出し

 

 

ツモホンイツ一気通貫の跳満で1人浮き。

 

 

最後もリャンメンの満貫テンパイからシャンポンに変化させ、白中・ホンイツ・トイトイ・ハイテイの跳満でダメ押しのダメ押しは全員沈めての卓内トップ。

菅原は圧巻の3節連続しっかりプラスでトータル首位に浮上しました。

 

 

<第3節A卓結果>

菅原+66.8P 内田▲5.6P 井上▲18.4P 山脇▲42.8P

(文:越野智紀)

第40期 A1リーグ 第3節C卓レポート

【第40期鳳凰戦 A1リーグ第3節C卓 勝又健志が+45.7Pの1人浮きで首位独走】

本日の対局者は
1位 勝又健志
2位 佐々木寿人
6位 和久津晶
12位 ダンプ大橋

 

 

解説 森山茂和
実況 日吉辰哉

 

【1回戦】

ダンプ「1回戦目の入りが悪かったのが全てだと思います。勝又さんの三索六索の時、意地になって放銃してますけど、シャンポンに受け変えて粘れて親を流せたら違う展開かも知れないし。」

 

 

ダンプから2,000をアガって親番を繋いだ勝又は一索が2枚切れのためヤミテン。

 

 

和久津からダブ東が出て7,700は8,000。1回戦トップを取る。

 

【2回戦】

勝又の構想と場況がピタリとはまったのは和久津の仕掛けに対応した東1局2本場。ハイテイで北をツモって1,600・3,200をアガった局。

 

 

勝又「今日一の会心のアガリですね。七対子で字牌に狙いを定めていけば、テンパイした和久津さんからロンアガリ出来るかなと。ハイテイツモはラッキーです。」

2連勝を決めた勝又のトータルは早くも250を超えた。

 

【3回戦】

東3局に3者の手がぶつかる。

ダンプが一万四万リーチ。
勝又がメンゼンホンイツ二万五万待ち。
和久津(親)が七対子ドラ2四万単騎。

 

 

2人の勝負手に押し返されるも、ダンプが一万ツモで1,300・2,600。

さらに親番では場況も良さそうなペン七万待ちで確定三色テンパイを入れるが

 

 

ここは仕掛けた和久津が佐々木から八索ロンで満貫のアガリ。

南1局。佐々木はドラの西単騎のヤミテンを入れていたが、3メンチャンに受けかえてのリーチを選択。

 

 

しかし和久津がちょうどドラを合わせ打て、一通のテンパイ。佐々木から三筒ロンで2,600(+1,000)のアガリとなった。

佐々木は2連続ラスを引かされてしまったが「一筒四筒七筒も良い待ちだと思っていたので、結果はしょうがない。」と割り切っていた。

 

【4回戦】

その佐々木が七対子ドラ2、中単騎。一度はヤミテンにしたものの、すぐにツモ切りリーチを打つ。

和久津「カン二万の局は勝負し切れなかったですね。(佐々木が)本気のリーチっぽかったので回っちゃいました。」

 

 

カン二万待ちは和久津から見て1枚しかなかったのもあり、一万切りでテンパイ取らずとする。

しかし次巡のツモは一万。そして佐々木が六万をツモ切り。

このアガリを逃してしまった形だ。

一万一万一万 三万三万三万四万五万 八万八万  チー六万 左向き七万 上向き八万 上向き  ロン六万

 

 

流局でチンイツ放銃を免れた佐々木は、親番で愚形リーチを打ってツモアガリ。
4回戦トップを取りマイナスを1桁に抑えた。

 

 

勝又「見返してみると直すべき所も見つかりますが、満足出来る局が増えて来たなと。ここまでは手牌に恵まれましたが、1年の中苦しい節にいかにしっかり打てるかが大切ですし、それが出来なければ決定戦に残っても到底優勝は出来ないのでもっと精度を上げて頑張りたい。」

佐々木「佐々木「▲7.7Pで済んだのは上出来かなと。とりあえず(トータルを)100台に乗っけて、またその上に行けるようにという思いでやりたいと思います。」

ダンプ「2回戦からは基本にかえって我慢しながら行ける所は行きました。1回戦から見れば今日は価値のある結果だと思います。ちょっとずつマイナスを減らして、半分終わる位に0に出来たらいいなと思います。」

和久津「ダメな放銃が何個かありました。本当はヤミテンでアガリたい高い手をリーチしてみたり、鳴くほど牌が出やすい相手なので積極的に仕掛けたり。アガれるように工夫しようと、何とかおさまったらなと思ったけど失敗しました。今日はイマイチでしたが、また1節空くので休憩してやり直します。」

 

 

次回A1リーグ第4節A卓は
2023/05/31(水) 16:00

勝又健志
一井慎也
杉浦勘介
ダンプ大橋

解説 前田直哉
実況 古橋崇志

(文・吾妻さおり)

第40期十段戦 七八段戦レポート

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2023年5月21日(日)、第40期十段戦の七・八段戦が開催された。

日本プロ麻雀連盟は段位制を採用しており、各自が保持している段位から出場するのが十段戦である。

同一メンバーでトーナメント戦半荘4回戦を行い、上位2名が次の段に進出となる。

▪︎同点の場合高段位優先
▪︎同段位の場合ビッグポイントで判定
▪︎ワイルドカード(W)の権利は今期十段戦内1度のみ

【七段戦】

前日の五・六段戦勝ち上がり者に現七段の選手を加えて七段戦が行われた。

 

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七段戦の結果は画像参照。
(各卓水色セルの選手が勝ち上がり)

【八段戦】

同日16:00からは七段戦勝ち上がり者に現八段の選手を加えて八段戦が行われた。

 

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八段戦の結果は画像参照。

 

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九段戦は2023/06/10(土)11:00開始。

(文・吾妻さおり)

第40期十段戦 五段戦Selectレポート

【第40期十段戦 五段戦Selectレポート】
<鈴木が剛腕を見せつけ圧勝!萩原の猛追及ばず中川も勝ち上がり>

今期の十段戦はまだ前半戦だが、38・39期に続き、今期も五段戦Selectとして放送対局が組まれた。
対戦メンバーは五段戦Select3年連続出場となる萩原聖人に加え、鈴木秀幸・末続ヒロトシ・中川基輝の4人。
半荘4回を戦い、上位2人が六段戦へ勝ち上がる。

 

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1回戦。満貫放銃スタートの中川が南4局親番で大物手。
四暗刻手替わりもある発・三暗刻・ドラ3の18,000を萩原から仕留める。

 

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中川は1本場でさらに加点を目指し、4巡目にリーチをかけるが、
この時点で六万六万八万四筒四筒七筒七筒八筒三索四索五索八索中
と苦しい手牌だった鈴木の手が伸び、13巡目に
四筒四筒七筒七筒七筒二索三索四索五索六索七索八索九索 リーチ五索で追いかける。
高目の一索は河に3枚切れていたが、4枚目を中川が掴み、8,000(+1,300)のアガリ。

 

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鈴木は貴重な浮きに回り、中川が痛恨の沈みとなった。

すると2回戦は鈴木の剛腕が炸裂。
東2局1本場に中川とのリーチ対決を再び制して12,000(+1,300)をものにすると、
親番の東3局には中川のリーチをかいくぐってタンヤオ・ツモ・ドラ2の3,900オール(+1,000)。

 

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2本場にはタンヤオ・ピンフ・三色の11,600(+600)を末続から。

 

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5本場には愚形をもろともせずリーチ→次巡ツモの2,000オール(+1,500)。

 

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このゲーム81,800点1人浮き(+63.8P)の大トップで大きく抜け出す。

3回戦。1回戦トップだった末続が、東2局に発・ドラ3の8,000を鈴木からアガるが、
東4局に中川のリーチ・ピンフ・三色に捕まり、中川がここでトータル2位へ。

 

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中川は南2局3本場にもリーチ・三色・ドラの8,000(+900)を末続から仕留めると、
南4局には親の萩原とのアガリ競争をタンヤオ・トイトイの1,300・2,600で制し、
このゲーム1人浮きで勝ち抜けへ大きなアドバンテージを得る。

迎えた最終4回戦。南場に入って萩原が魅せる。
ライバル中川の親を落として迎えた南2局に、山に1枚しかない三万をツモアガって、
リーチ・ツモ・南八筒暗槓)の1,600・3,200で望みをつなぐ。

 

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すると南3局に、ピンフ・ドラ2・高目タンヤオの三筒六筒九筒待ちリーチ。
高目ならトータル2位浮上できる大勝負を迎えた。

 

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ただ、リーチ後に七万を掴むと、南を仕掛けていた鈴木からロンの声。

 

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萩原に役満を放銃しても自身に敗退の危機がなく、なおかつ局消化ができるためアガリに向かっていた鈴木が、結果萩原の逆転手をつぶすことになった。

南4局は親の萩原がテンパイできず、勝ち上がりは鈴木秀幸・中川基輝の2人に決まった。

萩原はこの前日にMリーグの2022-23シーズン全日程を終え、ハードなスケジュールの中での参戦となった。
苦しい展開を耐え、通過まであと一歩まで追い込みながら敗れたものの、試合後には、自身も面白いと感じて打っている連盟公式ルールの面白さをもっと広められたらと話した。

 

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(文:梅中悠介)

第40期十段戦 五六段戦レポート

今年が節目の第40期となる十段戦。5月20日(土)に五段戦・六段戦が開催された。

 

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まず、五段戦の出場選手は以下の通り。放送対局となったSelectを含め、4会場で熱戦が展開された。
※33卓は五段戦Selectとして夏目坂スタジオにて放送対局で実施

 

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連盟公式ルールで4回戦行い、卓内の上位2人が勝ち上がる。
また、四段戦までと同様、50分+1局(Selectは60分+1局)の時間制限が設けられた。

 

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勝ち上がり選手は以下の通り。なお、ワイルドカードで3人が六段戦に進んだ。
1卓:古橋・吉野 2卓:三浦・渡邊 3卓:蛯原・戸田
4卓:中村・鹿嶌 5卓:高谷・船木 6卓:吉本・古本
7卓:藤井・上田 8卓:中川・小野 9卓:大和・高橋
10卓:内田・新谷 11卓:真鍋・川原 12卓:日吉・八木
13卓:鳥越・佐藤 14卓:井出・宮崎 15卓:安・氏家
16卓:ケネス・髙田 17卓:太田・久山 18卓:越野・西城(WC・小笠原)
19卓:高村・立田 20卓:櫻井・モレノ(WC・岡田)21卓:ガース・永井
22卓:小車・波奈 23卓:石橋・岡田 24卓:東・岡田
25卓:清原・小原 26卓:斉藤・石森 27卓:菊田・浜野
28卓:武田・川崎 29卓:伊藤・堤 30卓:和泉・長尾
31卓:天音・石川 32卓:寺戸・佐々木
33卓(Select):鈴木・中川 34卓:小松・松岡(WC・加藤)

なお、Selectの結果については、別レポートを参照して頂きたい。

そして、わずかな休憩の後、六段戦が行われた。

 

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出場選手は以下の通り。
五段戦と同様、50分+1局の時間制限が設けられた。

 

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勝ち上がり選手は以下の通り。なお、ワイルドカードで2人が七段戦に勝ち進んだ。
1卓:川原・八木(WC・和久津) 2卓:刀川・小笠原(WC・内田)
3卓:大和・加藤 4卓:日吉・吉野 5卓:斎藤・真鍋
6卓:新谷・蛯原 7卓:高谷・鹿嶌 8卓:古橋・船木
9卓;藤井・吉本 10卓:小車・井出 11卓:客野・櫻井
12卓:森下・立田 13卓:中村・清原 14卓:小川・小原
15卓:岡田・高村 16卓:石橋・モレノ 17卓:西岡・宮崎
18卓:石川・寺戸 19卓:浜野・中川 20卓:小松・伊藤
21卓:堤・川崎 22卓:鈴木・菊田 23卓:石川・佐々木

七段戦と八段戦は、翌5月21日(日)に行われる。

(文:梅中悠介)

第6期北陸プロリーグ 第1節レポート

2023年6月9日
初めまして。
この度第6期北陸プロリーグ第1節のレポートを執筆させて頂くことになりました山田航輔と申します。
勝手ですが自己紹介をさせていただきます。

山田 航輔(やまだ こうすけ)、39期生、富山県出身、22歳、O型
趣味はNBAを見ることです。
好きな麻雀プロは佐々木寿人プロです。

それではレポートに移らせていただきます。

第6期北陸プロリーグが5月28日に開幕された。
今期は新人の石川、栄田、新保、月野、山田の5名が加わり、総勢24名でリーグを戦う。

開幕大きくプラスを伸ばし、首位でスタートすることができたのは前期プロリーグ1位で決勝に通過した志多木。1着、1着、2着、2着とすべてプラスで終え、+64.0Pと稼いだ。

志多木が振り返って勝負を決めたであろう一局は開局早々にあった。

1回戦東1局 東家 ドラ発

二万三万四万五万六万七万八万九万五筒七筒七筒発発 
ここから六筒を引き入れ、高目一気通貫がある手をリーチし、同巡で浦田から高目の一万を出アガリ、12,000。

自身を「卓上の支配者」と語る志多木。
対局への入り方に意識を置いている彼らしいこのアガリでペースを掴み、4回戦を通して卓上を支配し、第1節を首位でスタートすることができた。

「第5期北陸プロリーグはダントツの1位通過をしましたが決勝戦では……
もうあんなに悔しい思いはしたくありません。去年成し遂げられなかったプロリーグ1位通過からの優勝を今年こそは実現させるべく一節一節しっかりいい麻雀を打ちたいと思います。」
昨期の悔しさから優勝への思いが人一倍強いであろう彼が昨期のリベンジを果たすことができるのか注目である。

続いて2位につけたのが今期入会した39期の栄田

栄田 勇作(えいだ ゆうさく)
石川県出身、ネット麻雀とハンバーガーが大好きである彼は、19歳の時に出会った「麻雀格闘俱楽部」で本格的に麻雀を打ち始め、今まで心の支えになってきた麻雀の魅力を伝えようとプロ雀士の道を選び、39歳でデビューを果たした。

彼が振り返る一局はこちら
1回戦東1局で1,000点のアガリをした後の東2局 西家 ドラ三索

二索三索四索三筒三筒五筒五筒五筒六筒六筒南南南ツモ三筒
ツモって2,000・4,000。
このアガリで緊張をほぐし、4回戦を駆け抜けることができた。

「光栄にも2位の位置に着けたことは個人的にも驚いています。この第1節はプロとしてのスタートですのでさらに気を引き締めて首位を目指していきたいと思います。」

プロリーグの試合を最後まで見学するなど麻雀に対する熱意が高い栄田。
このまま首位争いを演じ、北陸プロリーグに新しい風を吹かすことができるのか非常に注目である。

今年入った39期において、栄田、月野、石川がプラスでスタートしたのに対し、新保、山田はマイナスでのスタートとなった。

新保 翔太(しんぼ しょうた) 20歳
20歳と北陸支部最年少である彼にとって先輩方(浦田、獅坂、志多木)からの洗礼を受けたデビュー戦になってしまったかもしれない。しかし、会心のアガリがあった。

1回戦東2局3本場 南家 ドラ西
浦田からの先制リーチが入った局面、新保の手はチンイツの2シャンテン
浦田の現物とドラの西が浮いた状態である。この手をどうしても成就させるべく、ドラの西を横に曲げて打った。

一索二索三索四索四索四索四索五索五索五索六索七索八索リーチ ロン六索
ツモか九索の出アガリで倍満になる手をリーチし、先制リーチをしていた浦田から六索を出アガリ、12,000。
このアガリで緊張がほぐれ、3着ではあったが浮きとなった。

「今期は決勝まで行き優勝したいと堂々と言いたいのですが、1年目ということと自分の性格から緊張が強くなりそうなため、目標としては堂々と自分の麻雀をして、その結果いい結果が繋がってくれればいいぐらいの気持ちでやっていきたいと思います。また、周りの方々からいろんな技術を吸収して、成長するためのリーグ戦にしていきたいです。」

北陸支部最年少である彼が北陸プロリーグをどのようにかき回して行くのか非常に注目である。

他にも、第1期北陸プロリーグ優勝の後藤、決勝の常連である藤本が上位につけた一方、昨季北陸プロリーグ優勝の安城、第4期桜蕾戦優勝の宮成はマイナスからのスタートとなった第1節。しかし、まだ第1節故、どのような展開となるのかまだ分からない。上位陣が逃げ切るのか、下位陣が追い上げるのか見応えがある。

現在のMリーガーである本田朋広を輩出した北陸プロリーグ。
今年は誰がその頂点に立つのか、どのような展開となるのか。
24名が優勝を目指し、どのような闘牌を繰り広げるのか、ぜひご覧いただきたい。

(文:山田 航輔)

順位 名前 1節 2節 3節 4節 5節 6節 7節 8節
1 志多木 健 64.0              
2 栄田 勇作 48.4              
3 後藤 正博 39.4              
4 藤本 鉄也 28.1              
5 南 和之 27.5              
6 月野 桜悠 27.2              
7 成田 理良 22.2              
8 荒谷 誠 17.8              
9 獅坂 祐一 10.2              
10 木戸 僚之 9.1              
11 堂垂 正裕 1.0              
12 石川 雄基 0.2              
13 梅本 翔 ▲ 1.9              
14 里木 祐介 ▲ 2.8              
15 小林 和樹 ▲ 3.7              
16 文月 愛美 ▲ 11.5              
17 山田 航輔 ▲ 15.2              
18 新保 翔太 ▲ 18.4              
19 岡田 拓也 ▲ 21.4              
20 宮成 さく ▲ 25.4              
21 松井 直大 ▲ 29.4              
22 安城 るい ▲ 45.5              
23 浦田 豊人 ▲ 55.8              
24 如月 靖之 ▲ 64.1              

第40期十段戦 三四段戦レポート

【第40期十段戦 三・四段戦レポート】

 

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5月14日(日)に第40期十段戦の三・四段戦が開催された。

日本プロ麻雀連盟は段位制を採用しており、各自が保持している段位から出場するのが十段戦である。

同一メンバーでトーナメント戦半荘4回戦を行い、上位2名が次の段に進出となる。

▪︎同点の場合高段位優先
▪︎同段位の場合ビッグポイントで判定
▪︎ワイルドカードの権利は今期十段戦内1度のみ

【三段戦】

前日の初・二段戦勝ち上がり者に現三段の選手を加えて三段戦が行われた。

 

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三段戦の結果は画像参照。
(各卓水色セルの選手が勝ち上がり)

【四段戦】

同日16:00からは三段戦勝ち上がり者に現四段の選手を加えて四段戦が行われた。

 

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四段戦の結果は画像参照。

 

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五段戦Select
2020/05/20(土) 10:00

萩原聖人
鈴木秀幸
末続ヒロトシ
中川基輝

解説 柴田吉和
実況 楠原遊

(文・吾妻さおり)

第18期女流桜花BCリーグ第1節レポート

日本プロ麻雀連盟の女流プロリーグ。
ルールは一発裏ドラ槓ドラの無い日本プロ麻雀公式ルール。

 

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・第18期女流桜花Bリーグ

 

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第1節を終えて昇級圏内に入ったのは

 

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1位・藤井すみれ(25期)
43回戦で5万点弱、4回戦で6万点弱の大きな連測トップでポイントを伸ばした。
Aリーグ返り咲きに向け好スタート。

 

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2位・松田彩花(33期)
全4回戦浮きで確実にポイントを伸ばし好スタート。
昨年C1リーグで昇級し今期も連続昇級でAリーグに進めるか。

 

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3位・和久津晶(23期)
鳳凰戦A1リーグ所属。
終始安定した戦いでポイント積み重ねた。
4回戦もオーラスにアガると浮きでトータル1位になることが出来たが他家のアガりで終局。
昨年Aリーグから降級も1期で戻れるか。

 

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・第18期女流桜花C1リーグ

 

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第1節を終えて好スタートを切ったのは

 

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1位・岡田紗佳(33期)
MリーグKADOKAWAサクラナイツ所属。
2・3回戦に持ち前の攻撃力で大きなトップを獲り好スタート。

 

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2位・平岡理恵(16期)
静岡支部所属で副支部長。
プラスするときはしっかりプラスしている印象が強い。
連続昇級なるか。

 

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3位・藤根梨沙(35期)
関西本部所属。
首位の岡田と同卓ながらトップ2回で喰らい付きポイントを伸ばした。

 

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・第18期女流桜花C2リーグ

 

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第1節を終えて好スタートを切ったのは

 

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1位・東城りお(29期)
Mリーグセガサミーフェニックス所属。
1回戦東場で6万点まで行くも南場で役満を親被りし2着スタート。
しかしそのあとも大きなトップ2回でポイントを伸ばした。
今期は鳳凰戦、特別昇級リーグも好調なので女流桜花もこのまま走り抜けたい。

 

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2位・青山めぐみ(28期)
親番を大事にいつも連荘していた。
3トップで大きくポイントを伸ばすことに成功。

 

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3位・星乃あみ(37期)
東北本部所属。
素点が高く常に安定して戦っているように見えた。
前期は次点で昇級を逃したので今期こそ昇級したい。

 

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次回女流桜花B・C1・C2リーグ第2節は6月18日(日)です。

(文:木原翼)

第40期十段戦 初二段戦レポート

【新たなストーリーの1ページへ。創設から40期目を迎えた十段戦が開幕。】

令和5年4月5日、世間では「ムツゴロウさん」として多くのファンから愛され、小説家・動物研究家、そして日本プロ麻雀連盟最高顧問などの多才な顔を持ち合わせた畑正憲さんが永眠いたしました。
タイトル設立時にご尽力され、初代十段位を含む3度戴冠している畑さんの正に代名詞とも言える十段戦。今年も長年培ってきた歴史と伝統を繋げるべく、山頂への頂きを目指す戦いが始まった。

【第40期十段戦 初段戦・二段戦】
2023年5月13日(土)

■システム
・日本プロ麻雀連盟公式ルール
・八段戦までは50分+1局の半荘4回戦トーナメント方式

■初段戦
【参加者・卓組一覧】

 

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▪️巣鴨道場

 

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・錦江荘

 

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・じゃん亭

 

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【初段戦結果】

 

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※青色枠が通過者

 

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※惜敗率・・・2位と3位とのポイント差

■二段戦
【参加者・卓組一覧】

 

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▪️巣鴨道場

 

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▪️錦江荘

 

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▪️じゃん亭

 

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【二段戦結果】

 

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(文:小林正和)

第40期 A2リーグ 第3節B卓レポート

三浦が安定感抜群の連続プラスで2位浮上!

6月6日、第40期鳳凰戦A2リーグ第3節B卓が放送された。
対局は柴田吉和、三浦智博、近藤久春、内川幸太郎。

 

 

2節連続でプラスしている三浦と、ここまでは苦戦中の下位陣3名の戦いとなった。

 

★1回戦

序盤は内川がリーチピンフなど連続のアガリであっという間に38,000点のトップ目に立つも、東4局で親番・三浦がリーチピンフツモドラ1の2,600オールでトップ逆転。

 

 

この後も近藤のヤミテン6,400、柴田がドラ暗刻の2,000・4,000など高打点が連発する激しい展開となるが、三浦がリードを守りきってトップ獲得となった。

三浦 +25.5P
内川 +6.4P
柴田 ▲4.6P
近藤 ▲27.3P

 

★2回戦

東1局、柴田が親番でメンツ手の一万単騎リーチをツモり2,000オール。

 

 

続く東1局1本場、近藤がドラの白をポンしての2,000・4,000。

 

 

初戦逆連対の2人に効果的なアガリが出るも、近藤の浮上を許さなかったのは内川。
ピンフドラ1やカンチャンのドラ1リーチなど中打点を直撃でアガリ、2着へ浮上した。

柴田 +10.7P
内川 +6.2P
近藤 ▲5.3P
三浦 ▲13.6P

 

★3回戦

東3局1本場、ここまで苦しい近藤が親番の配牌を開くと七対子のテンパイ!五索単騎を選択してダブルリーチ。
ここは柴田にも勝負手が入っており、仕掛けて役役ホンイツドラドラの二万五万でめくり合いに!

待ちの形では勝っていた柴田であったが不幸にも先に掴んだのは五索。9,600の放銃に。

 

 

内川・柴田・三浦も中打点のツモアガリに恵まれ、柴田の1人沈みという結果に。

近藤 +19.9P
三浦 +13.7P
内川 +1.3P
柴田 ▲34.9P

 

★4回戦

東1局、1,000オールで連荘した三浦にドラトイツ・ダブ東トイツの幸せな配牌。仕掛けて2,000オールをツモると、次局もまとまった配牌を素直に仕上げてリーチツモタンヤオの2,000オール。

 

 

連荘した三浦は4本場でもタンヤオドラ1のリーチで畳み掛けるが、ここはピンフドラ1で追いかけた近藤が1,300・2,600で親を落とす。

原点付近まで回復した近藤には、南3局役牌2組トイツのチャンス手。チャンス手が入っていた親番柴田から鳴くことができ、役役トイトイの2,000・4,000でトップを逆転。

 

 

連続のトップで節単位プラスに転じた。

近藤 +15.5P
三浦 +6.2P
柴田 ▲5.7P
内川 ▲16.0P

本日終了時点の成績は画像の通り。

 

 

 

三浦が3節連続の順調なプラスで2位に浮上した。

次回A2リーグの放送は6/13(火)。
対局者は瀬戸熊直樹、伊藤優孝、白鳥翔、石川正明。
解説は黒沢咲。

次回も是非お楽しみに!

(文・浜野太陽)

第18期 静岡プロリーグ 最終節成績表

順位 名前 合計 1節 2節 3節 4節 5節 6節 7節 8節 9節 10節
1 川崎義之 348.1 68.8 96.5 46.3 2.3 ▲ 15.8 43.8 43.1 3.6 46.7 12.8
2 栗島有紀 223.0 16.1 24.2 36.3 61.3 115.7 17.4 11.6 ▲ 41.6 ▲ 19.6 1.6
3 太田昌樹 214.2 53.5 10.6 ▲ 61.5 91.2 ▲ 45.8 82.8 22.9 ▲ 9.0 8.4 61.1
4 鈴木郁孝 171.3 51.5 2.8 ▲ 19.7 ▲ 26.2 65.2 6.8 58.8 28.9 7.0 ▲ 3.8
5 渡辺史哉 129.0 73.7 28.8 ▲ 22.0 30.0 ▲ 25.0 0.1 8.3 3.4 28.6 3.1
6 大橋幸正 127.6 0.0 ▲ 0.6 18.2 ▲ 27.1 74.3 8.4 47.2 ▲ 0.1 20.9 ▲ 13.6
7 鈴木秀幸 106.5 4.1 ▲ 27.5 29.7 23.4 12.9 4.6 64.3 ▲ 18.5 14.4 ▲ 0.9
8 鷲見隼人 83.2 ▲ 11.6 ▲ 59.1 3.8 ▲ 30.7 84.6 ▲ 37.6 ▲ 4.1 58.7 12.3 66.9
9 天音まこと 43.2 ▲ 64.8 ▲ 5.2 51.8 5.4 48.1 11.1 ▲ 35.6 ▲ 18.2 45.7 4.9
10 青嶋宏樹 36.4 83.1

▲ 11.4

32.5 ▲ 39.9 ▲ 25.4 46.1 ▲ 20.8 0.0 ▲ 39.0 11.2
11 斉藤隆 35.2 ▲ 2.9 ▲ 8.6 ▲ 29.0 26.9 39.4 5.8 ▲ 15.4 37.4 ▲ 28.2 9.8
12 杉村泰治 8.2 ▲ 11.3 9.8 ▲ 8.5 ▲ 57.4 19.2 41.6 ▲ 54.8 62.3 33.2 ▲ 25.9
13 平岡理恵 3.9 55.4 20.4 48.0 ▲ 23.8 0.3 ▲ 63.0 ▲ 5.0 10.2 21.7 ▲ 60.3
14 橘太一 ▲ 16.6 ▲ 29.7 26.9 55.6 ▲ 63.5 ▲ 25.7 36.4 9.7 ▲ 7.4 0.0 ▲ 18.9
15 島﨑涼 ▲ 19.5 43.0 73.4 ▲ 4.6 ▲ 36.4 ▲ 27.5 ▲ 45.3 ▲ 38.9 16.1 ▲ 11.2 11.9
16 土屋幸弘 ▲ 28.5 ▲ 12.2 28.0 ▲ 18.3 13.0 17.5 ▲ 35.1 0.8 ▲ 7.7 2.2 ▲ 16.7
17 高村龍一 ▲ 48.7 ▲ 41.0 ▲ 20.7 ▲ 49.9 0.2 61.0 10.9 13.7 0.9 ▲ 20.6 ▲ 3.2
18 安藤銀一 ▲ 50.2 35.7 ▲ 40.8 ▲ 36.1 25.7 ▲ 1.6 12.7 7.0 ▲ 44.0 0.0 ▲ 8.8
19 小林正和 ▲ 50.7 ▲ 27.2 12.8 ▲ 7.5 7.2 ▲ 6.3 33.4 ▲ 40.2 43.6 ▲ 35.2 ▲ 31.3
20 岡本和也 ▲ 61.0 33.4 ▲ 35.5 26.0 ▲ 11.4

▲ 6.3

▲ 34.5 15.3 ▲ 32.6 ▲ 40.2 24.8
21 高橋大輔 ▲ 63.1 20.8 ▲ 42.6 15.2 ▲ 0.1 ▲ 62.2 ▲ 50.7 53.4 ▲ 8.4 11.4 0.1
22 ダニエルモレノ ▲ 83.8 ▲ 79.2 ▲ 78.8 ▲ 20.3 9.1 ▲ 57.4 65.1 39.7 ▲ 2.4 ▲ 1.5 41.9
23 京平遥 ▲ 87.7 25.4 ▲ 36.3 ▲ 31.7 0.2 ▲ 54.6 10.3 ▲ 13.5 ▲ 21.7 0.0 34.2
24 石津寿人 ▲ 97.1 ▲ 34.7 89.3 ▲ 0.8 4.3 ▲ 58.1 ▲ 21.0 ▲ 9.6 ▲ 32.7 ▲ 8.8 ▲ 25.0
25 廣岡璃奈 ▲ 104.5 ▲ 75.9 ▲ 13.7 ▲ 26.2 ▲ 35.4 ▲ 24.1 ▲ 12.2 44.2 12.3 13.2 13.3
26 中寿文 ▲ 111.2 26.4 32.8 3.5 13.8 ▲ 57.9 ▲ 47.6 ▲ 46.3 ▲ 36.2 ▲ 58.6 58.9
27 山下棟健 ▲ 149.6 ▲ 39.3 19.5 30.4 ▲ 22.4 ▲ 45.2 ▲ 9.1 ▲ 79.6 ▲ 3.5 10.8 ▲ 11.2
28 安部颯斗 ▲ 150.0 ▲ 81.5 ▲ 33.1 ▲ 5.8 25.6 ▲ 42.6 7.8 8.4 27.3 ▲ 8.8 ▲ 47.3
29 渡辺洋巳 ▲ 183.1 ▲ 73.8 ▲ 26.6 ▲ 25.8 13.9 54.9 ▲ 41.4 ▲ 32.0 ▲ 8.8 ▲ 40.4 ▲ 3.1
30 平野敬悟 ▲ 214.8 ▲ 23.0 ▲ 25.1 ▲ 51.5 ▲ 25.7 8.8 ▲ 10.1 ▲ 36.9 18.7 ▲ 2.4 ▲ 67.6
31 井坂彰宏 ▲ 263.4 ▲ 38.5 ▲ 18.2 16.9 36.4 ▲ 36.2 ▲ 53.5 32.9 ▲ 81.2 ▲ 100.0 ▲ 22.0

第40回静岡リーグ帝静戦(プロアマ混合)最終節成績表

順位 名前 プロ/一般 合計 1節 2節 3節 4節 5節
1 安藤銀一 プロ 246.5 49.7 61.6 80.3 31.6 23.3
2 堀孔明 一般 216.1 0.3 34.1 113.0 53.1 15.6
3 井坂彰宏 プロ 163.4 106.6 47.3 48.9 ▲ 71.8 32.4
4 石津寿人 プロ 158.0 50.7 ▲ 12.5 20.3 36.3 63.2
5 橘太一 プロ 126.9 ▲ 11.9 13.3 36.5 0.0 89.0
6 杉村泰治 プロ 112.1 45.5 10.6 1.4 37.5 17.1
7 安間隆弘 一般 106.4 35.0 60.3 46.4 ▲ 42.6 7.3
8 平野敬悟 プロ 103.9 ▲ 20.1 33.6 37.7 32.1 20.6
9 鈴木秀幸 プロ 93.6 21.0 44.5 27.5 0.9 ▲ 0.3
10 鈴木郁孝 プロ 87.7 ▲ 19.3 79.5 ▲ 1.0 13.9 14.6
11 高橋大輔 プロ 87.3 68.8 36.9 ▲ 27.8 43.4 ▲ 34.0
12 白井健夫 一般 70.5 56.9 16.3 ▲ 2.8 51.4 ▲ 51.3
13 鈴木元司 一般 70.3 ▲ 35.6 ▲ 9.2 65.9 16.3 32.9
14 松清一樹 一般 65.5 20.1 4.9 9.1

31.3

0.1
15 竹内秋成 一般 63.5 21.6 ▲ 63.8 ▲ 4.7 49.6 60.8
16 山下棟健 プロ 56.9 ▲ 10.3 25.2 ▲ 18.9 23.3 37.6
17 大谷数則 一般 56.6 ▲ 26.6 33.5 ▲ 6.3 47.1 8.9
18 KANTA 一般 52.1 12.6 18.7 45.1 ▲ 15.8 ▲ 8.5
19 松永誠 一般 49.8 10.7 1.9 40.5 ▲ 46.1 42.8
20 中寿文 プロ 41.9 40.7 ▲ 80.6 31.1 46.8 3.9
21 影山恒太 一般 34.1 38.9 ▲ 14.7 ▲ 7.1 ▲ 19.4 36.4
22 松本和樹 プロ 30.5 13.7 ▲ 50.5 8.4 69.7 ▲ 10.8
23 春田篤志 一般 29.8 ▲ 19.7 18.5 4.0 ▲ 9.3 36.3
24 ダニエルモレノ プロ 29.2 ▲ 6.9 17.7 ▲ 11.2 36.0 ▲ 6.4
25 片山一哉 一般 22.9 0.0 12.8 ▲ 16.8 36.0 ▲ 9.1
26 西田孝志 一般 16.0 30.6 28.6 ▲ 3.3 ▲ 64.6 24.7
27 金田年伸 一般 12.8 13.9 ▲ 8.9 12.2 ▲ 18.2 13.8
28 渡辺洋巳 プロ 12.1 30.6 ▲ 61.7 35.9 3.9 3.4
29 佐藤学 プロ 12.0 36.4 ▲ 46.8 49.3 ▲ 37.1 10.2
30 井上一雄 一般 11.5 22.4 ▲ 22.6 ▲ 10.2 12.1 9.8
31 川崎義之 プロ 9.4 23.7 ▲ 42.2 ▲ 0.4 50.7 ▲ 22.4
32 安部颯斗 プロ 5.8 ▲ 1.7 ▲ 7.8 ▲ 23.8 35.0 4.1
33 大河内茂之 一般 4.3 13.8 3.5 ▲ 20.0 14.2 ▲ 7.2
34 中野一男 一般 4.1 2.9 ▲ 27.3 89.2 ▲ 90.6 29.9
35 ミトン 一般 3.6 31.1 15.6 9.7 ▲ 39.2 ▲ 13.6
36 宮地孝尚 一般 2.4 ▲ 10.6 ▲ 21.2 19.1 ▲ 1.6 16.7
37 川嵜彬史 一般 ▲ 3.4 ▲ 5.2 86.2 ▲ 45.4 ▲ 41.0 2.0
38 セサル 一般 ▲ 5.6 21.0 ▲ 63.7 42.6 ▲ 5.5 0.0
39 藤倉 一般 ▲ 8.1 14.5 4.9 ▲ 40.7 14.6 ▲ 1.4
40 島﨑涼 プロ ▲ 12.0 ▲ 7.8 28.4 ▲ 32.6 ▲ 28.8 28.8
41 松本貴仁 一般 ▲ 14.8 ▲ 16.5 ▲ 1.1 ▲ 58.8 40.3 21.3
42 伊藤真 一般 ▲ 15.0 ▲ 25.3 59.8 40.2 ▲ 27.8 ▲ 61.9
43 渡部文也 一般 ▲ 15.4 ▲ 5.6 ▲ 78.1 93.5 30.2 ▲ 55.4
44 高木豊 一般 ▲ 18.0 ▲ 3.8 30.0 ▲ 20.1 ▲ 24.1 0.0
45 舟橋晃 一般 ▲ 20.5 28.3 ▲ 19.5 ▲ 60.7 49.0 ▲ 17.6
46 高村龍一 プロ ▲ 28.6 39.9 ▲ 41.4 ▲ 22.1 ▲ 9.4 4.4
47 小林正和 プロ ▲ 31.4 9.5 32.8 17.4 ▲ 80.7 ▲ 10.4
48 橋詰真由美 一般 ▲ 40.9 5.5 16.0 ▲ 42.8 5.8 ▲ 25.4
49 斉藤隆 プロ ▲ 41.0 4.0 ▲ 16.0 42.8 ▲ 63.7 ▲ 8.1
50 岡田充弘 一般 ▲ 42.8 ▲ 21.3 ▲ 21.2 ▲ 22.4 44.0 ▲ 21.9
51 山田昭裕 一般 ▲ 50.8 ▲ 51.4 4.4 2.0 51.6 ▲ 57.4
52 鈴木博直 一般 ▲ 52.4 ▲ 52.0 ▲ 17.4 12.7 4.3 0.0
53 京平遥 プロ ▲ 61.6 ▲ 25.1 ▲ 42.2 ▲ 12.7 ▲ 7.0 25.4
54 天音まこと プロ ▲ 61.8 11.8 14.7 ▲ 65.1 ▲ 4.2 ▲ 19.0
55 渡辺史哉 プロ ▲ 65.2 8.9 ▲ 69.8 45.6 ▲ 58.4 8.5
56 前嶋茂 一般 ▲ 71.6 ▲ 19.6 ▲ 23.9 ▲ 1.4 6.3 ▲ 33.0
57 山崎悠 一般 ▲ 83.2 28.0 6.1 ▲ 12.7 ▲ 61.1 ▲ 43.5
58 坂本彰光 一般 ▲ 88.5 35.5 ▲ 34.9 ▲ 42.7 ▲ 64.3 17.9
59 太田昌樹 プロ ▲ 89.2 ▲ 50.1 46.7 ▲ 55.8 ▲ 50.9 20.9
60 堀田賢 一般 ▲ 89.8 ▲ 37.5 ▲ 0.5 ▲ 25.0 23.2 ▲ 50.0
61 青嶋宏樹 プロ ▲ 90.6 ▲ 52.3 ▲ 34.2 ▲ 15.0 ▲ 9.1 20.0
62 岡本和也 プロ ▲ 92.0 ▲ 41.3 46.2 ▲ 44.7 ▲ 42.1 ▲ 10.1
63 夏目大樹 一般 ▲ 116.2 5.1 ▲ 48.7 ▲ 20.5 ▲ 70.2 18.1
64 鈴木孝輔 一般 ▲ 129.3 ▲ 65.4 ▲ 10.5 ▲ 24.6 21.0 ▲ 49.8
65 能瀬美咲 一般 ▲ 131.7 ▲ 56.3 ▲ 18.2 ▲ 6.2 ▲ 17.1 ▲ 33.9
66 伊藤裕美子 一般 ▲ 143.6 ▲ 6.1 ▲ 60.2 ▲ 83.3 11.0 ▲ 5.0
67 栗島有紀 プロ ▲ 148.8 22.8 0.5 ▲ 23.2 ▲ 80.3 ▲ 68.6
68 サワグチ 一般 ▲ 152.9 ▲ 13.3 0.0 ▲ 124.0 ▲ 34.0 18.4
69 みさき 一般 ▲ 167.1 78.2 ▲ 53.5 7.5 ▲ 109.4 ▲ 89.9
70 山内紀博 一般 ▲ 173.8 ▲ 111.2 3.7 ▲ 5.7 ▲ 6.5 ▲ 54.1
71 鷲見隼人 プロ ▲ 190.2 ▲ 42.5 ▲ 31.6 ▲ 27.4 ▲ 88.7 0.0
72 廣岡璃奈 プロ ▲ 193.7 ▲ 78.7 ▲ 1.5 ▲ 64.4 ▲ 66.5 17.4

麻雀日本シリーズ2023 第1節レポート

【麻雀日本シリーズ2023 開幕戦 忍田幸夫がトップ・2着で首位スタート】

 

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麻雀日本シリーズ2023が開幕となった。

 

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総合解説 齋藤豪
実況 梅中悠介
プレイヤー解説の3人体制でお届けする

【1回戦】

前田直哉
佐々木寿人
浅井堂岐
竹内元太

プレイヤー解説 白鳥翔

 

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開幕戦最初のアガリは竹内。佐々木の先制リーチ高め678で追っかけリーチ。九索ロンだが裏ドラ1枚で3,900(+1,000)のアガリ。

 

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東2局は佐々木(親)が234確定のリーチ。ドラの六万ロンで12,000。

 

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その後も竹内と佐々木の手数が多く、アガリ合戦を制した竹内がトップを取る。

 

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【2回戦】

白鳥翔
竹内元太
前原雄大
HIRO柴田

プレイヤー解説 前田直哉

 

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白鳥がピンフドラのリーチ。ツモって裏ドラ2枚で跳満となる。

 

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南2局。前原がカン三筒で即リーチを打ってツモアガリ。

 

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前原は竹内に100点差まで詰められるが、逃げ切って2着をキープ。

 

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【3回戦】

忍田幸夫
佐々木寿人
奈良圭純
前原雄大

プレイヤー解説 竹内元太

 

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忍田が役なしカン六万待ち、七筒を暗カンしたタイミングでリーチに踏み切る。

 

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九索が裏ドラとなって1,300・2,600は
1,500・2,800(+2,000)のアガリ。

 

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オーラスは佐々木がヤミテンでアガって2着をキープ。

 

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【4回戦】

楢原和人
HIRO柴田
仲林圭
忍田幸夫

プレイヤー解説 奈良圭純

 

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楢原との2軒リーチを制してツモった仲林が裏ドラ2枚で跳満のアガリ。

 

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南3局には忍田がダブ南ドラ2で満貫。

 

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開幕戦は麻将連合の忍田がトップ・2着の好発進で首位スタートとなった。

 

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次回麻雀日本シリーズ第2節は
2023/06/18(日) 14:00
こちらもお楽しみに!

 

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(文・吾妻さおり)

第40期 A2リーグ 第3節A卓レポート

黒沢咲、持ち味炸裂の卓内トップ!A2リーグ第3節A卓レポート

5月30日、第40期鳳凰戦A2リーグ第3節A卓が放送された。
対局者は黒沢咲、猿川真寿、刀川昌浩、前原雄大。

 

 

猿川以外の3者はここまで2節共にマイナス。昇級に目標を定めるためにも、そろそろプラスしておきたい3節目だ。

 

★1回戦

東1局、暫定最下位に沈んでいる黒沢が、ドラを重ねてのリーチをツモ。幸先の良い2,000・3,900。

 

 

東3局には猿川が1枚スルーした発待ちリーチで5,200をものにするも、東4局には刀川とのリーチにめくり負け7,700の出費。

 

 

黒沢がトップ目で迎えたオーラス親番、1,000オールのアガリで連荘するも、1本場で刀川に大物手!

 

 

メンホン七対子ドラドラの12,000でトップ逆転のアガリとなった。

刀川 +23.0P
黒沢 +15.6P
前原 ▲6.6P
猿川 ▲32.0P

 

★2回戦

低打点のやりとりで局が進行する中、南1局に黒沢が発をポンすると、当然のように2,000・3,900の3メンチャン。

 

 

続く南2局にはカン七万をさばいての2000点と、黒沢には珍しく連続でフーロしてのアガリでトップを獲得した。

黒沢 +28.9P
刀川 ▲3.0P
猿川 ▲3.0P
前原 ▲22.9P

 

★3回戦

東2局、前原に悪すぎて良い配牌!余り無しで国士無双をテンパイすると、刀川から32,000のアガリに。

 

 

序盤にして大きなトップ目となった前原。東4局親番にはドラ雀頭のリーチをかけさらなる加点を狙うも、猿川へ役ホンイツ一通の直撃で7,700を献上。

さらにオーラスには、刀川が前原へなんと国士無双返し!

 

 

東2局にして箱下となっていた刀川が32,000を取り返し、浮きの2着。前原はまさかの沈み3着へ。何十年に一度かという珍事の結果、平たいスコアの半荘となった。

猿川 +13.1P
刀川 +5.1P
前原 ▲7.0P
黒沢 ▲11.2P

 

★4回戦

東2局、好調の黒沢がリーチツモドラの2,000オールで、この半荘も浮きを予感させる。

 

 

さらに南2局、親番の黒沢にドラトイツ。前原のリーチを受けてテンパイすると、リャンメンにとらずシャンポン待ちでの追いかけリーチ!

リャンメンに受けていれば放銃していた八筒を引き込み、見事な4,000オールのツモアガリでトップを獲得した。

 

 

黒沢 +19.2P
刀川 +4.7P
猿川 ▲9.3P
前原 ▲14.6P

4回戦終了時点のトータルポイントは画像の通り。

 

 

 

鳴いてよし、リーチしてよしの黒沢が+52.5Pの卓内トップとなった。

次回A2リーグ第3節B卓の放送は6/6(火)。
対局者は柴田吉和、三浦智博、近藤久春、内川幸太郎。
解説は紺野真太郎が務めます。次回も是非お楽しみに!

(文・浜野太陽)

第40期 A1リーグ 第3節B卓レポート

【第40期 鳳凰戦A1リーグ第3節B卓 藤島健二郎が+47.4Pで3位に浮上】

本日の対局者は

5位 沢崎誠
6位 西川淳
7位 藤島健二郎
8位 杉浦勘介

 

 

解説 吉田直
実況 古橋崇志

 

【1回戦】

沢崎がタンヤオ七対子ドラ2、三筒単騎を選び、西川からロン。

 

 

しかし南1局には藤島が沢崎から3,900を直撃し

 

 

オーラスもアガって逆転トップ。

 

【2回戦】

西川がわずか2巡で純チャンドラ2のペン七索待ちでテンパイし、跳満のツモアガリ。

 

 

南1局には杉浦は高め三色の七筒跳満ツモ。一時は西川を捲るが

 

 

オーラスは西川がアガって再逆転トップ。
1回戦と真逆の順位となり、4人がほぼ横並びのポイントに。

 

 

【3回戦】

西川が三万四万外しで678三色狙い。
西川「二索が来てタンヤオのイメージになったのが良かった。」

ヤミテンに構えて沢崎から六索のアガリ。

 

 

東3局。勝負手が空振り続けていた藤島は「五筒八筒が切れすぎていて、六筒単騎も頭をよぎったのにリャンメンにしてしまった。(アガリ逃しがあったが)2度目のアガリがあって良かった。」
234テンパイが入っていた杉浦から八筒ロンで12,000。

 

 

ラス前の親番でも連荘した藤島が本日2勝目。

 

 

【4回戦】

杉浦が発とダブ南を含む3フーロ。西川から満貫のアガリ。

 

 

ラス前に2着目になった藤島がオーラスをさばいて対局終了。

 

 

藤島「やりたい事が出来た1日だったと思います。沢崎さんと15年ぶりに打てて感激しました。今日は上手く行きましたが、ちょっと間が開くので、気持ちを緩めないようにのぞみたいと思います。」

西川「良い所と悪い所いっぱいあったと思います。今期は毎回同じテーマで丁寧に淡々とノータイムで打つ事を目標にしているので、次節以降も頑張りたいと思います。」

沢崎「(2回戦に跳満を)親被り2回もやってるんだもの。今日は相当出来悪いな、リーチしても空振るだろうなと。体調はよくなって来ているので、戻せば何てことないでしょう。」

杉浦「1回戦がノー和了で、3回戦は手痛い4着で。ラスなのは良いけど沈みすぎだなと。(少ないマイナスで)抑えたとか言える状況ではないです。3節連続でマイナスなので奮起しないとなと思います。」

 

 

 

次回A1第3節C卓は
2023/5/24(水) 16:00

和久津晶
勝又健志
佐々木寿人
ダンプ大橋

解説 森山茂和
実況 日吉辰哉

(文・吾妻さおり)

第40期 A2リーグ 第2節D卓レポート

【第40期 鳳凰戦A2リーグ第2節D卓 白鳥翔が+29.8Pで4位浮上 紺野も+20.5Pで首位キープ】

本日の対局者は

1位 紺野真太郎
6位 猿川真寿
8位 白鳥翔
9位 内川幸太郎

 

 

解説 三浦智博
実況 優月みか

 

【1回戦】

起家を引いた内川がドラ雀頭のカン七索待ちリーチ。

猿川にメンゼンチンイツ、内川と同じくカン七索待ちテンパイ。後に二索八索に待ちをかえるが

 

 

内川が七索ツモ。3,900オールで先制する。

その猿川も次局は紺野から満貫のアガリを決める。

 

 

ラス目となった紺野は、東4局にタンヤオピンフドラ2をヤミテンに構え、猿川から7,700をアガリ返す。

ここまで大人しくしていた白鳥がオーラスでしっかり浮きに回るアガリを決めて1回戦が終了。

 

【2回戦】

1回戦に痛恨の1人沈みを引かされた猿川だが、2回戦はオーラスに接戦を制する500・1,000ツモでトップ。
白鳥はこの2回戦、ある1局の判断ミスで点棒が届かなかったと反省していた。

 

 

【3回戦】

3回戦は白鳥がオーラスに400・700は700・1,000(+1,000)のツモ。

 

 

これがなんと3回戦の最高アガリ点。極端な小場を制した白鳥が逆転トップを取る。

 

【4回戦】

4回戦も東場は大きな点棒移動はなかったが、南2局1本場に白鳥が三筒暗カンでヤミテン。タンヤオドラ2の6,400は6,700を猿川からロン。

 

 

その猿川もラス前の満貫ツモで原点が見える位置まで来た。

 

 

オーラス。内川がツモれば浮きの一万四万の先制リーチ。

 

 

しかし親番の紺野の追っかけリーチが内川の予想より早く飛んで来て紺野のアガリ。2,000オールは2,200オール(+2,000)で連荘すると

3本場にはドラ雀頭の3メンチャンリーチをツモアガリで決めて大トップ。

 

白鳥「2回戦目に早めに決着がつくと思って中抜いたら何と1人ノーテンで。その点数分でトップ取れなかったと思うので勿体無かったなと。3人昇級はチャンスだと思って稽古しています。一節一節大事に戦いたいと思います。」

紺野「(2回戦は)点棒なくなったのでちょっと前に出ようかなと思ったんですが、よくよく考えると猿川さんも沈んでいたので(勝負しないで)やめても良かったですね。11節に向けてどう積み上げるかですけど、まだ落とし穴が2回はあるだろうから。古橋さんをマイナス域まで追い込めたらいいなと思います笑」

内川「(後半2戦は)苦しかったですね。4回戦オーラスツモれば浮きの一万四万リーチがね、判断難しかったな。確かに理ではリーチなんだけど。2節ともパッとしない感じで来ているので早く初日を取りたいと思います。」

猿川「ちょっと1回戦は勿体無い放銃があった(紺野に打った7,700)。その後はくらいついたけど、上手くやられましたね。難しい日がまだ2節目だったので。先は長いので昇級目指して頑張ります。」

 

 

 

次回A2リーグ第3節A卓は
2023/05/30(火) 16:00

黒沢咲
猿川真寿
刀川昌浩
前原雄大

解説 内川幸太郎
実況 小笠原奈央

(文・吾妻さおり)

第263回:プロ雀士インタビュー 荒 正義  インタビュアー:松田 彩花

数々の伝説を残し、精密機械とも称される麻雀スタイルで人々を魅了してきた、日本プロ麻雀連盟のレジェンド雀士荒正義。
タイトル戦ではグランドスラム(王位、鳳凰位、十段位、マスターズ、グランプリ優勝)を達成している唯一無二の存在である荒さんが、またも対局で優勝したらしい。
そう聞いて、さっそくインタビューをさせていただいた。

荒さんと2人きりというのも何だか緊張しすぎる気がしたので、達人戦の前に少し時間を取っていただいてインタビューすることになった。

 

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-天空麻雀優勝おめでとうございます!

荒:まだまだヒサト(佐々木寿人)の半分にも満たないけどね!

-!!!

この天空麻雀という対局は百戦錬磨のベテランプロから新進気鋭の若手プロ、人気女流プロまで―日本プロ麻雀連盟のトッププロ達が真剣勝負を繰り広げる!
そんなコンセプトのもと放送されている対局で、その年活躍したタイトルホルダーや、幅広い選手が参加していて、今期からМリーグではTEAM雷電所属の本田朋弘が初参戦となっていた。

佐々木寿人は第4.5.10.14.19.21.23期の全7期で優勝しており、天空麻雀で最多優勝している選手である。

-前回の決勝でのヒサトさんの逆転優勝も記憶に新しいですが、荒さんもあの場面にいらっしゃいましたね!前回からリベンジ優勝ということになりました。今の感想をお聞かせください!

荒:久しぶりに勝ったかな?という感じですね。

-天空麻雀20以来になりますかね?

荒:この試合はヒサトと森山さんが6.7回優勝があって、2人のためにあるような大会なんだよね‥

-確かにそれはすごいです!
けど荒さんも3度目の優勝ですかね?

荒:ちゃんとした回数は覚えてないんだけど、そのくらいだったかな?
ただ短期戦だし、その日の出たところ勝負っていうのはありますよ。

-出たところ勝負!なるほど。
ルールもオーラスアガリやめができたり、少し特殊ですよね。

荒:そうだね。確かこの日も、1回戦はアガリやめがあったのかな?
決勝2回戦の場合は初戦トップを取ることがとても大事なんだよね。
1回戦からトップを取りに行ってその勢いで2回戦も押すのがベストな勝ち方。

-なるほど。
決勝もすごいメンバーでの闘いになりましたが、意識する選手はいましたか?

 

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荒:特にいないけどね。
初出場の本田くんと打つのは初めてだったかな?

-それは意外でした。
せっかくなのでこの日の麻雀を少し振り返っていきたいのですが‥
まず印象に残っていたのがこのシーンです。

 

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-1戦目、親番中赤五万単騎で七対子をテンパイしているところから、九万を引いてリーチの選択となりました。

荒:決めに行ったという感じだよね。

-なるほど。

荒:トップを取るのが大事で赤五万単騎をヤミテン続行しているだけではトップの決め手にはならないので、アガリやすい待ちでリーチの選択になったかな。

-トップ、優勝への強い意志を感じる場面だったのかな?と思いました。
ただ、1回戦目はオーラスヒサトさんに捲られてしまいアガリやめで終了となりました。

荒:そうだったね。

-そして2戦目の南3局、ヒサトさんのリーチを受けてこの手です。

 

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荒:ピンフ赤2ドラの満貫が確定している手で、かつリーチをかけているヒサトの現物待ちだったんだよね。

-打点も十分ということでヤミテンの選択になりましたが、ここは高めの六筒 上向きをツモって3,000・6,000の大きな加点となりました。

荒:大きかったね。決まったかな?という気持ちだったね。

-そしてですよ。オーラスです。
萩原さん、ヒサトさんの2人は優勝役満条件で親は本田さん。

荒:難しかったよね。
2人が確か、国士模様だったんだよね。

-ということは‥

荒:ほとんどが本田くんとの1対1になるんだよね。
だから、テンパイしていて待ちに自信があれば、オールツッパリ!

-オールツッパリですか?!
まだ少し余裕があるようにも感じるポイントのように感じちゃったのですが‥

荒:手格好が悪ければツッパらないんだけど、やっぱり決められるところで決めないと、という場面なんだよね。

-実際、オーラスは荒さんが仕掛けてテンパイを入れているところに親の本田さんからリーチがきました。

 

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-リーチを受けた後にツモってきたのはドラの六筒 上向き
荒さんの手の内には、リーチの本田さんに対しての現物六万がトイツでありました。

荒:さっきも話した通り、ドラだろうとなんだろうと自分が良い待ちでテンパイしている時はオールツッパリ!

-ドラもですか?

荒:ドラじゃなくてもいいじゃない!とは思ったけどね笑

-確かにそうですよね笑
ただ、このドラをピシッと切るシーンはすごく印象的でした!

荒:実際、親の本田くんはどんな待ちでもリーチにくる場面だったから、こういう決められる手の時に攻めるのが大事ですよね。

-勉強になります!

荒:2枚切れのカンチャン待ちでもリーチの場面ですよ。
本田くんは若くて生命力の強い選手だと思っているから、この手で勝負しようという気持ちだったんだよね。
もし、流局したり本田くんがアガって1本場になってしまうと、雰囲気はかなり悪くなるなと感じるね。負けムードというかね。

-多くの決勝経験がある荒さん的には‥

荒:そうだね。今までの経験的にも、“ここが勝負どころ”だという感覚で打ってました。

-すごくかっこよかったです!

荒:うん。(動画を見返しながら)でもやっぱり一発でドラ引かなくても‥とは思うね笑

-本当にかっこよかったです。
そして見事オーラスは、自身でアガリ切り優勝を手にしました!!!
おめでとうございます。

荒:ありがとう。

 

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-そして話が代わるのですが、今年からは達人戦というタイトル戦が新しく設立されました。
今からその試合ということで一言意気込みをいただいても良いでしょうか?

荒:達人戦は楽しみですよ。
なんだか懐かしいというか‥
40年前のプロリーグを見るような感じですね。
赤があるのでまだわからないですけどね

-予選は選び抜かれた達人たち8名で12回戦を戦うわけですが‥

荒:おそらく残るだろうと思ってますし、狙ってますよ。優勝。

 

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-ありがとうございます!
達人戦の方も応援してます。
インタビューありがとうございました。

荒:ありがとうございました。

鋭い麻雀スタイルで見る人を魅了する荒正義プロ。
そういえば【誰が麻雀界をつぶすのか】という本の中で、荒さんの昔の面白いエピソードが載っていた。

そのエピソードを見て、著者の黒木さんに“どうやったら荒さんの魅力を引き出せるか?”と聞いたところ、
「特別なことをする必要はない。普通にインタビューすれば大丈夫だよ」
とアドバイスをいただいた。

実際、1つ質問をすると10で返してくれるので、ものの数分のインタビューであっても、この記事を完成させられるくらいの回答をしてくださった。
(実際は私が色々な雑談や牌姿の話を聞いてしまい、早くは終わらなかったのだが‥)

そのインタビュー中で一番印象的だったのが、親リーチの一発目にドラが来なくてもいいよねーと笑っている荒さんだ。
荒さんのようなレジェンド雀士でも、そういうこと思って、感じて、闘ってるんだなぁとほっこりした気持ちになった。

荒さんの昔のほっこりエピソードは黒木さんの本にも載っていたので、そちらも気になる方は読んでいただけたらと思う。

以上!荒正義プロへの、天空麻雀24優勝インタビューでした。

本当におめでとうございます♪
ここまで読んでくださった皆様ありがとうございました。

(文:松田彩花)