日本プロ麻雀連盟感謝祭2023レポート

【日本プロ麻雀連盟感謝祭2023レポート】
新型コロナウイルスの感染法上の位置づけが季節性インフルエンザなどと同じ5類に移行されたことで、感染対策が個人の判断に委ねられる状況まで規制が緩和。この大きな節目となる年に日本プロ麻雀連盟感謝祭が4年ぶりの開催となりました。

感謝祭とは我々日本プロ麻雀連盟がお世話になっている方や、麻雀業界の発展に寄与されている企業の方、著名人の方々にお集まりいただき、日頃のご厚情に感謝を込めて一緒に卓を囲み楽しい時間を過ごす麻雀大会です。

大会のシステムはゲスト2名プロ2名で構成された1チーム4名からなるチーム戦で、一人4半荘ずつ打ってのトータルポイント勝負。順位点が後半に進むごとに大きくなり、逆転しやすいルールです。
さらにチーム内でゲストとプロでペアを組んでもらい、4人勝負のチーム戦と2人勝負のペア戦と個人戦の三部門で競う形式になっています。

それでは今回参加いただいたゲストとプロ選手をチームごとに紹介させていただきます。

①レーシングチーム
伏見俊昭 様(競輪選手 アテネオリンピック銀メダリスト)
木村昇 様(テックウインド株式会社 PM2部 部長)
HIRO柴田(鳳凰位)
和泉由希子(第11・14回天空麻雀女性大会優勝)

 

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伏見俊昭 様

 
 
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木村昇 様

 
 
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HIRO柴田

 
 
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和泉由希子

②Aチーム
金本晃 様(近代麻雀 編集長)
佐々木寿人(第37・38期鳳凰位)
前田直哉(第31期鳳凰位)
※もう1名のゲストの方は今回お名前を伏せさせていただきます

 

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金本晃 様

 
 
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佐々木寿人

 
 
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前田直哉

③USEN・ヤマノビューティチーム
山野幹夫 様(株式会社ヤマノビューティメイトグループ代表取締役社長)
高橋慧 様(USEN-NEXT HOLDINGS代理 株式会社peak代表取締役)
滝沢和典(第32・33期王位)
二階堂瑠美(第11・19期プロクイーン)

 

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山野幹夫 様

 
 
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高橋慧 様

 
 
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滝沢和典

 
 
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二階堂瑠美

④テレ朝・カドカワチーム
藤沢晴信 様(MリーグEX風林火山 監督)
森井巧 様(MリーグKADOKAWAサクラナイツ 監督)
岡田紗佳(女流プロ麻雀日本シリーズ2022優勝)
勝又健志(第32期鳳凰位)

 

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藤沢晴信 様

 
 
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森井巧 様

 
 
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勝又健志

 
 
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岡田紗佳

⑤貴闘力チーム
貴闘力 様(元関脇)
中井川俊一 様(ラス・カーズ・キャピタル株式会社 代表取締役)
荒正義(日本プロ麻雀連盟副会長)
東城りお(第25期麻雀女王)

 

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貴闘力 様

 
 
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中井川俊一 様

 
 
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荒正義

 
 
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東城りお

⑥われポンチーム
加賀まりこ 様(女優)
清弘誠 様(演出家)
伊藤優孝(第3期最強位)
萩原聖人(第5回モンド杯優勝)

 

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加賀まりこ 様

 
 
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清弘誠 様

 
 2
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伊藤優孝

 
 
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萩原聖人

⑦モス・ユーキャンチーム
櫻田厚 様(株式会社モスフードサービス 代表取締役会長)
品川泰一 様(株式会社ユーキャン代表取締役社長)
伊達朱里紗(Mリーグ2022‐23シーズンMVP)
藤崎智(第30・36期鳳凰位)

 

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櫻田厚 様

 
 
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品川泰一 様

 
 
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藤崎智

 
 
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伊達朱里紗

⑧AbemaTVチーム
藤田晋 様(サイバーエージェント 代表取締役社長)
塚本泰隆 様(株式会社AbemaTV総合編成本部スポーツエンタメ局局長)
白鳥翔(第24・25期麻雀マスターズ優勝)
二階堂亜樹(第2・3期女流桜花)

 

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藤田晋 様

 
 
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塚本泰隆 様

 
 
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二階堂亜樹

 
 
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白鳥翔

⑨Bチーム
沢崎誠(第24期最強位)
杉浦勘介(第9回野口恭一郎賞受賞)
※ゲストの方は今回お名前を伏せさせていただきます

 

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沢崎誠

 
 
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杉浦勘介

⑩はじめの一歩チーム
森川ジョージ 様(漫画家)
大熊英司 様(フリーアナウンサー)
和久津晶(第9・12期プロクイーン)
前原雄大(第12・25・33・34期鳳凰位)

 

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森川ジョージ 様

 
 
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大熊英司 様

 
 
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前原雄大

 
 
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和久津晶

⑪セガ・モンドチーム
上島大右 様(MONDOTV麻雀プロリーグ プロデューサー)
吉野慎一 様(Mリーグセガサミーフェニックス 監督)
魚谷侑未(十段位)
内川幸太郎(第35期十段位)

 

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上島大右 様

 
 
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吉野慎一 様

 
 
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内川幸太郎

 
 
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魚谷侑未

⑫将棋連盟チーム
鈴木大介 様(日本将棋連盟 九段)
広瀬章人 様(日本将棋連盟 八段)
ともたけ雅晴(第1回リーチ麻雀世界選手権優勝)
奈良圭純(第3回リーチ麻雀世界選手権優勝)

 

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鈴木大介 様

 
 
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広瀬章人 様

 
 
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ともたけ雅晴

 
 
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奈良圭純

⑬コナミアミューズメント・GENDAチーム
片岡尚 様(株式会社GENDA 代表取締役会長)
西村宜隆 様(コナミアミューズメント常務執行役員)
灘麻太郎(日本プロ麻雀連盟名誉会長)
高宮まり(女流プロ麻雀日本シリーズ2016優勝)

 

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片岡尚 様

 
 
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西村宜隆 様

 
 
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灘麻太郎

 
 
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高宮まり

⑭チームロイヤル
森田勉 様(ロイヤルシステム株式会社 代表取締役社長)
瀬川瑛子 様(歌手)
森山茂和(日本プロ麻雀連盟会長)
白銀紗希(女流桜花)

 

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森田勉 様

 
 
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瀬川瑛子 様

 
 
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森山茂和

 
 
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白銀紗希

⑮電通チーム
高柳寛哉 様(株式会社電通)
平野貴宣 様(株式会社電通)
瀬戸熊直樹(第26・27・29期鳳凰位)
黒沢咲(第6・7期プロクイーン)

 

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高柳寛哉 様

 
 
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平野貴宣 様

 
 
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瀬戸熊直樹

 
 
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黒沢咲

以上、15チーム60名。

また大会が盛り上がれるようにと、多くの商品をご提供いただき大変ありがとうございました。

 

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大会中は跳満賞や役満賞、ビンゴ賞など様々な種類の賞を用意していたため、序盤から達成者が続出し、

 

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「〇〇出ました」と運営スタッフを呼ぶ声が止まらず聞こえてきました。

 

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開始数局でドラ5をアガリ、焼肉ドラゴさんの食事券を獲得した岡田さん。

 

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どの卓も終始笑顔で楽しんでいる様子が伺え、麻雀のコミュニケーションツールとしての素晴らしさを実感していましたが、楽しい時間はあっという間にすぎるもの。

 

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全4回戦を終え、ポイントを集計。

そして日本プロ麻雀連盟感謝祭2023、個人戦優勝は…

 

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加賀まりこさん。

ペア戦優勝は…

 

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加賀まりこさん・萩原聖人さんペア。

そしてチーム戦優勝に輝いたのは…

 

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われポンチーム(加賀まりこさん・清弘誠さん・伊藤優孝さん・萩原聖人さん)

加賀さんは全ての部門で優勝して三冠達成!
われポンチームは前回に続き二大会連続のチーム優勝となりました。おめでとうございます。

最後は森山会長の挨拶で閉会となった日本プロ麻雀連盟感謝祭2023。

麻雀を楽しく打って、合い間に打ったばかりの麻雀の話をして、またチーム戦ならではの一体感からくる盛り上がりなど。
今まで当たり前に感じていた楽しい世界が少しずつ戻ってきたことを、久々に肌で感じることが出来ました。

この感情を忘れずに、一層の努力を持って今年も一年取り組んで参ります。
これからも引き続きご愛顧いただきますよう何卒よろしくお願いいたします。
また来年に楽しい時間が共有出来ますよう、皆さまのご健勝と益々のご活躍をお祈り申し上げます。

これは余談になりますが…プロの中で最下位になった魚谷さんには、困った時に手に職をということで、好きな講座を選んで受講できるユーキャン賞が送られました。

(文:越野智紀)

第1期達人戦〜GREAT LEAGUE〜第1節〜レポート

【日本プロ麻雀連盟の礎を築いてきたレジェンド達と現鳳凰位が相見える新たな戦いが開幕!】

次世代のスター発掘を目的とした若獅子戦・桜蕾戦に続き、30代40代にスポットを当てた鸞和戦。そして2023年4月、遂に待望のレジェンドプロ7名と現鳳凰位で行う年間リーグ戦が新設された。その名も「達人戦〜GRET REAGUE〜」通称Gリーグである。

◆出場者
・灘麻太郎
・森山茂和
・伊藤優孝
・荒正義
・前原雄大
・古川孝次
・沢崎誠
・HIRO柴田(現鳳凰位)

◆ルール
WRCルールに赤牌を加えたWRC-Rルールを採用。順位点は10-30とする。

◆システム
・各者予選12回戦を行い上位6名がプレーオフへ進出。(※全8節、各節同一メンバーで1日3回戦の対戦。)
・プレーオフは各者2回戦を行い上位4名が決勝へ進出。
・決勝はポイントをリセットし半荘6回戦で優勝者を決める。

《第1節》
灘麻太郎×森山茂和×伊藤優孝×古川孝次
■灘麻太郎

 

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・1937年3月17日(86歳)
・日本プロ麻雀連盟名誉会長
・第10・11・12・13期王位戦4連覇、第6期麻雀グランプリMAX等

■森山茂和

 

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・1951年11月6日(71歳)
・日本プロ麻雀連盟会長
・第9期王位、第12期最強位等

■伊藤優孝

 

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・1949年7月11日(73歳)
・日本プロ麻雀連盟副会長
・第9期鳳凰位、第36期十段位等

■古川孝次

 

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・1949年4月12日(74歳)
・現A1リーグ所属、第16・17・18期鳳凰位3連覇等

 

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解説:勝又健志
実況:優月みか

達人戦〜GREAT LEAGUE、通称Gリーグのオープニングゲームは平均年齢76歳という数字が物語るように長年に渡って日本プロ麻雀連盟の土台から支えてきた創設メンバーが集結した。

森山
「通称Gリーグ、皆さんには“ジジィリーグ”として愛着持って見て頂けたら嬉しいですね。」

ユーモア溢れるコメントに反して対局の方は現役バリバリと言った攻防が繰り広げられた。

まずは古川が赤牌入りでも持ち味の流れるような仕掛けが決まる。

 

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中打点ながら子・親で効果的な加点をし、1回戦のトップを決めた。

2回戦入ると今度は初戦二着の森山が好調。

東1局
西家・森山
四万四万四万七万八万一索二索三索五索六索七索一筒一筒 リーチ ロン九万 ドラ一筒 裏北

東3局
東家・森山
七万八万九万赤五索六索一筒一筒 ポン東東東 チー二筒 左向き三筒 上向き四筒 上向き ツモ七索 ドラ五索

瞬く間に50,000弱となりトータルポイントでも森山が一歩抜け出す。

解説:勝又
「これだけの対局者が集まると何を切るとか効率はどうとかの話ではないんですよね。僕自身もまだまだ勉強中で上手く解説できるか分からないですが、相手に流れを持っていかれないように技と技の見せ合いが見所ですね。」

解説席でそのように表現したものが卓内に強く現れたのは2回戦の東3局1本場。森山が連荘中の親番であった。

苦しい形が残る中で伊藤・灘が仕掛け、古川に至ってはピンフ・ドラ1の手をヤミテンである。

 

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ここは親流しが三者の共通認識であり、長年の経験則が際立ったシーンであった。更にこの局は古川の技が光った一局となる。

 

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ヤミテンから数巡後に二筒を持ってくるや否や迷わず五筒と入れ替えて今度はリーチに踏み切る。自身の河に放たれている七筒を利用して九筒狙いに焦点を合わせると

 

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思惑通り森山からその九筒でマンガンを直取りした。正に攻守の切り替えのスピード感は御年74歳とは思えない、現役最年長A1リーガーの片鱗を垣間見せる。

しかし、このアガリによって古川に風が吹くと思われたが今日の森山は包囲網を張られても微動だにしなかった。

南3局
東家・森山
一万一万七万八万一索二索三索三筒三筒三筒 暗カン四索牌の背牌の背四索 リーチ ロン九万 ドラ七万三万 裏一万三筒

メンゼン主体の手組みをベースに、古川に献上したマンガン分をお釣りが出る程の親ハネマンに仕上げて取り返すと

 

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この半荘のトップを決めるリーチ・ツモ・清一色の8,000オールで大きな貯金を持って第1節を終えた。

《第1節成績》
森山+69.9
古川+54.5
伊藤▲5.1
灘 ▲119.3

 

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(文:小林正和)

第40期 A2リーグ 第3節D卓レポート

6月20日(火)、第40期鳳凰戦A2リーグ第3節D卓が放送された。
対局者は紺野真太郎、高橋良介、古橋崇志、井出康平。

 

 

第1節・2節と好調な滑り出しを決めた4者による対局となった。

 

★1回戦

高橋が親番のテンパイ料や1,500のアガリで36,800点まで得点を伸ばし、東3局1本場には三色ドラ1のヤミテン。井出から5,200のアガリを決めて快調に4万点を超えていく。

 

 

東3局には親の古橋がドラトイツを活かした12,000をアガって逆転するも、オーラスには高橋が仕掛けて発・ホンイツ・ドラ3の3,000・6,000で再逆転!

 

 

高橋が素点も大きなトップを決めた。

高橋 +29.5P
古橋 +12.3P
紺野 ▲5.1P
井出 ▲36.7P

 

★2回戦

東3局、ダブ東暗刻の井出、井出からドラポンの古橋、メンホン・ツモり四暗刻の高橋による熾烈なめくり合いに。

 

 

三暗刻確定のリャンメンに受けていれば、倍満ツモもあった高橋であったが、ここはツモ切った三索で井出へダブ東・ドラ1の7,700。明暗分かれる一局に。

静かに耐える展開が続いていた紺野にも南3局で大物手。ドラ単騎の七対子リーチを敢行すると、終盤にツモって4着目からトップ浮上の3,000・6,000を決めた。

 

 

紺野 +15.0P
井出 +5.8P
高橋 ▲4.5P
古橋 ▲16.3P

 

★3回戦

東1局、高橋がリーチを高目三色でアガリ5,200。

 

 

二の矢を放ちたい高橋は、東2局に七対子のダブルリーチ、南1局にはピンフドラドラのリーチをかけるも共に不発。

かわし手で局が進行し接戦で迎えたオーラスは、井出がピンズのホンイツで仕掛けて紺野がドラの四万をポン。

 

 

まさかの全山であった片アガリの六筒をツモり、連続のトップを決めた。

紺野 +16.7P
高橋 +4.2P
井出 ▲7.4P
古橋 ▲13.5P

 

★4回戦

東1局、古橋が三色確定のリーチをツモ。

 

 

紺野・井出も中打点をものにして3人浮きでオーラスを迎えるも、高橋が粘って連荘。

3本場ではついに浮きに回った高橋がリーチの現物待ちで追いかけ、突き抜けに行くも2着から4着へ落ちる放銃で決着。

 

 

古橋 +11.3P
井出 +5.9P
紺野 ▲5.0P
高橋 ▲12.2P

4戦終了時点のトータルポイントは画像の通り。

 

 

 

強気な選択が局面をリードした高橋、要所で高打点のアガリを決めた紺野がプラスを持ち帰る結果となった。

次回A2リーグの放送は6/27(火)。

対局者は黒沢咲、伊藤優孝、古橋崇志、内川幸太郎。解説は柴田吉和。

次回も是非お楽しみに!

(文・浜野太陽)

第40期 A1リーグ 第4節A卓レポート

【第40期鳳凰戦A1リーグ 第4節A卓 勝又健志が+12.4Pで卓内トップ】

本日の対局者は
1位 勝又健志
9位 一井慎也
10位 杉浦勘介
12位 ダンプ大橋

 

 

解説 前田直哉
実況 古橋崇志

 

【1回戦】

杉浦がドラの白を暗刻のヤミテン。一井から満貫のアガリで好スタートを切ると

 

 

親番ではドラをツモって2,000オール。

ダンプ「1回戦の入りが中途半端で。西は打っちゃダメだなと。あれは大反省です。」

南3局。ダンプはドラも浮いている手牌で西を放つと

 

 

一井がメンホン七対子でラス抜け。オーラスもアガって浮きの2着に。

 

【2回戦】

気合いを入れ直したダンプ、2回戦は1,300・2,600で先制。

 

 

勝又「今日は沈みそうだと思ったが、▲20Pで抑えたいなと。」

白ドラ3の満貫を杉浦からアガって2回戦はトップを取る。

 

 

一井も南2局に1,300・2,600をツモって浮きの3着に。

 

 

【3回戦】

2回戦1人沈みとなった杉浦が、3回戦は満貫ツモで先制。

 

 

続く親番では高めの四索ツモで6,000オール。

杉浦が本日2勝目を挙げる。

 

【4回戦】

一井が中西ドラ2の7,700を杉浦からロン。トップ目のままラス親を迎えたが

 

 

オーラスは間近に迫っていた勝又がタンヤオドラ2をアガって逆転トップ。

 

 

今期絶好調の勝又が接戦を制して本日の卓内トップとなった。

 

 

勝又「ここまではかなり手牌に恵まれていますが、どこかで今日の1回戦みたいな時間が続く日があると思うので、その時負けを減らせるようにしたいと思います。」

一井「今日は助けられた牌もいっぱいあって。緊張感を維持してのぞめたのは良かったです。対局が続くので死ぬ気で駆け抜けないと。(IKUSAの方は)A1を背負って戦います。」

杉浦「1414着でラスが大きくマイナスになってしまって。次回(古川・沢崎・藤島)のメンバーだと自分1人で対応してしまいそうなので、そうならないように気合い入れて行きます。」

ダンプ「まだフラフラしていますが、やっと最初の2節に比べて前に出られるようになって上向いて来たので、後は親番でアガれるようになればと。まだ前半戦なので(トータルは)気にせず頑張りたいと思います。」

 

 

次回A1第4節B卓は
2023/06/02(金) 16:00

前田直哉
吉田直
古川孝次
藤崎智

解説 勝又健志
実況 古橋崇志

(文・吾妻さおり)

第40期十段戦 九段戦Sレポート

前日に激しい戦いとなった九段戦に続き、6/12(日)に九段戦Sが行われた。

 

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出場選手は以下の通り。
前日の九段戦に続き、5半荘・時間無制限で行われ、卓内上位2人がベスト16に進む。

 

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勝つと放送対局となるベスト16へ進む一戦。
ワイルドカードによる勝ち上がりはここからなくなり、
勝ち上がるかどうかは卓内の結果だけに委ねられる。

 

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結果はご覧の通り。

 

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1卓は最終ゲームオーラスまで3人による競り合いとなったが、
柴田吉和が、ラス親で4位から追い上げを図る小原のリーチをかいくぐってアガリをものにし、
川崎とともに勝ち上がり。
2卓は前半に抜け出した瀬戸熊がまず1席を確保。出遅れた吉田が4回戦に大トップで浮上すると、
最終戦もトップを奪ってベスト16に進んだ。
3卓は小差で最終戦を迎え、この日2勝の藤崎と安定した戦いぶりを見せた西岡が勝ち抜け。
4卓は中盤で大きくポイントを積み重ねた浜野がトップ通過。
大和が最終戦オーラステンパイ料を得て三田を逆転し、2席目に滑り込んだ。
5卓は初戦に大きなトップを獲得した和久津と、老月の追い上げを振り切った伊藤の勝ち上がり。
6卓は順調にポイントを重ねた寿人と、沢崎との競り合いを制した亜樹が勝ち上がった。

ベスト16からは全て放送対局に。
前年2~5位のシード選手4人と、この日勝ち上がった12人によって争われ、
現十段位・魚谷侑未が待つ決勝への戦いは、さらに熱を帯びる。

 

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(文・梅中悠介)

第40期十段戦 九段戦レポート

節目の40期目を迎えている十段戦。
2週間のインターバルを経て、九段戦は6/12(土)に行われた。

 

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出場選手はご覧の通り。
なお2卓のみ、別日対局として、6/11(金)に行われた。

 

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この九段戦から時間無制限で、半荘数も5半荘と増え、
戦いはより激しさを増した。

 

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結果は以下の通り。
ワイルドカード3人を含む23人が、翌日の九段戦Sに進んだ。

1卓:前原雄大・川崎義之
2卓:浜野太陽・老月貴紀
3卓:二階堂亜樹・西岡慎泰
4卓:藤原隆弘・和久津晶(ワイルドカード・西野拓也)
5卓:伊藤優孝・佐々木寿人(ワイルドカード・小原航太)
6卓:沢崎誠・吉田幸雄
7卓:古川孝次・明石定家
8卓:藤崎智・柴田吉和
9卓:吉田直・大和
10卓:HIRO柴田・日吉辰哉(ワイルドカード・三田不二夫)

九段戦Sは、この23人にただ1人の九段戦Sシードとなった瀬戸熊直樹を加え、翌6/12(日)に行われる。

(文:梅中悠介)

巣鴨本部道場 2023年6月度プロアマオープン大会成績表 最終結果(※プラス者のみ)

WRCルール部門(連続16戦)

順位 名前 打数 成績
1 てんちゃん 72 323.3
2 市川幹人 39 257.8
3 稲熊勝明 34 250.9
4 山田樹 29 248.2
5 佐藤正道 42 218.1
6 中村 83 217.4
7 藤次祐紀 74 196.1
8 ラッキースリー 48 192.1
9 キモト 34 152.2
10 グリーンマン 46 149.3
11 一色陽子 24 143.9
12 らんたろう 18 143.2
13 前原由紀子 17 132.8
14 原佑典 24 129.5
15 ともや 26 126.2
16 こしの 28 121.1
17 凄悦 27 119.9
18 岩渕信明 30 116.1
19 永遠の未勝利クラス 26 115
20 スロット麻雀厨 27 112.6
21 松村祐輔 16 111.2
22 後藤竜司 33 108.9
23 くまっち 16 106.3
24 藤原隆弘 59 104.1
25 hase 34 103.3
26 mei 32 84.8
27 かずちゃん 17 84.7
28 なしお 24 83.4
29 山本和幸 34 77.8
30 関光穂 37 76.7
31 加藤はるみ 50 74.3
32 ほんゆ 19 72
33 森 雅彦 24 66.9
34 北村弦騎 19 65.1
35 金田賢太郎 20 64.4
36 ハチロー 28 62.7
37 立岩知朗 17 60
38 曹洪堃 21 57.44
39 石川駿 24 46
40 やすこ 70 46
41 宇田美有紀 17 41.2
42 Andy-San 19 38.6
43 じゅんじゅん 41 37.1
44 西角健二 52 35.2
45 宗広岳陽 29 26.8
46 山部正人 17 25.3
47 岡本浩一 39 22.2
48 藤原 21 12.1
49 かずや☆雀アカ 26 7.5
50 井出博幸 29 4.1
51 徳永 19 1.1

 

 

公式ルール(連続8戦)

順位 名前 打数 成績
1 比屋定桜紅 17 149.8
2 岡本浩一 16 146.5
3 市川幹人 20 144.3
4 金杉空 8 141.7
5 なーちゃん 20 129.5
6 mei 29 123
7 シマカタ 19 121.3
8 堀江純一 9 121
9 堀田翔平 15 113.7
10 じゅんじゅん 19 106.8
11 くまっち 12 105.6
12 井出博幸 21 104.3
13 てんちゃん 30 102.2
14 中村 27 98.6
15 ルギア 26 96.7
16 hase 21 85.4
17 有田将之 15 67.3
18 中西空 10 62.4
19 早田弘之 30 56.7
20 グリーンマン 23 55.5
21 北川 12 39
22 藤原隆弘 10 34.7
23 前原由紀子 19 30.8
24 凄悦 18 26.5
25 山田浩之 9 24.5
26 極楽7 13 24
27 小平ほたる 11 21.2
28 ともや 14 19
29 藤次祐紀 29 14.6
30 ひろりん 10 11.3
31 関光穂 26 10
32 りか 18 2.9

 

 

道場ポイントランキング

順位 名前 1~3 4WRC 4公式 5WRC 5公式 6WRC 6公式 合計
1 くまっち 1010 119 25 100 47.5 99 30 1430.5
2 ラッキースリー 659 300 29 140 29 160 21.25 1338.25
3 市川幹人 607 73 37.5 71 24.75 300 62.5 1175.75
4 中村 547.75 180 23.25 160 25.25 180 29.25 1145.5
5 西角健二 591 400 0 72 0 70 0 1133
6 ともや 422.75 59 20.25 300 24 116 23.5 965.5
7 加藤はるみ 570 117 28 93 28.5 87 20.25 943.75
8 藤次祐紀 426.25 86 20.5 113 62.5 170 23.25 901.5
9 スロット麻雀厨 426.75 114 17.25 190 0 111 0 859
10 藤原隆弘 419.75 190 0 86 29.75 98 25 848.5
11 なしお 440 200 0 94 0 94 0 828
12 関光穂 449.5 95 47.5 78 24.25 92 21.75 808
13 佐藤正道 313 64 0 200 23.25 190 0 790.25
14 稲熊勝明 358 116 0 65 0 250 0 789
15 岡本浩一 120.5 250 75 98 100 67 75 785.5
16 松村祐輔 409 160 0 92 0 101 0 762
17 前原由紀子 427.5 112 21.25 53 0 118 24.75 756.5
18 てんちゃん 0 92 29.5 170 35 400 29.5 756
19 じゅんじゅん 367.25 111 29.75 101 24.5 71 35 739.5
20 グリーンマン 319.75 94 23.5 83 27.75 140 27.75 715.75
21 高橋大輔 396 67 0 250 0 0 0 713
22 丹野賢一 217.5 0 18 400 50 0 20.75 706.25
23 こしの 401 70 0 115 0 115 0 701
24 井出博幸 382.25 80 24.5 70 42.5 64 29.75 693
25 キモト 306 118 0 114 0 150 0 688
26 山田樹 195 120 0 119 0 200 0 634
27 hase 354.25 68 20.75 54 0 97 28.75 622.75
28 福永雄介 363 100 0 99 0 58 0 620
29 なーちゃん 360 84 28.75 69 29.5 0 47.5 618.75
30 シマカタ 345 52 24.25 150 0 0 42.5 613.75
31 山部正人 225 170 0 81 23 68 0 567
32 凄悦 195.75 58 45 87 40 114 24.5 564.25
33 立岩知朗 342.25 99 35 0 0 81 0 557.25
34 森 雅彦 275 97 0 95 0 85 0 552
35 岩渕信明 251 115 0 56 0 113 0 535
36 ハチロー 252.75 72 0 80 21.25 82 21 529
37 後藤竜司 225 150 0 52 0 100 0 527
38 じゅんきち 235.25 82 23.75 180 0 0 0 521
39 山本和幸 260 71 0 97 0 93 0 521
40 mei 224.75 60 23 0 45 96 45 493.75
41 Andy-San 227

96

0 67 30 72 0 492
42 一色陽子 157 101 0 112 0 120 0 490
43 かずや☆雀アカ 323.25 0 0 57 37.5 65 0 482.75
44 曹洪堃 208.25 87 21 68 0 80 0 464.25
45 とがし 255 83 0 58 0 54 0 450
46 原佑典 193 0 17.5 111 0 117 0 438.5
47 ルギア 168 56 40 116 28 0 29 437
48 金山二郎 227 69 0 85 0 55 0 436
49 BBQ 304 81 0 49 0 0 0 434
50 御子柴佑梨 319.5 65 24 0 0 0 0 408.5

第26期 北陸プロアマリーグ「帝陸戦」 最終節成績表

順位 名前 プロ/一般 合計 1節 2節 3節 4節 5節
1 西田 大志 一般 257.5 69.2 58.4 11.4 5.9 112.6
2 山田 航輔 プロ 161.1 68.3 44.1 44.4 ▲ 10.2 14.5
3 宮川 悟 一般 136.8 11.2 47.7 101.1 ▲ 45.3 22.1
4 藤本 鉄也 プロ 124.0 59.5 4.8 43.9 29.2 ▲ 13.4
5 大門 久輝 一般 121.7 26.3 68.4 ▲ 26.5 46.8 6.7
6 山元 一成 一般 96.7 71.0 44.3 ▲ 29.4 33.3 ▲ 22.5
7 太田 誠 一般 90.8 ▲ 51.5 34.8 9.8 3.2 94.5
8 日水 亮輔 一般 86.5 ▲ 14.7 ▲ 7.6 41.5 15.0 52.3
9 吉田 健彦 一般 64.4 0.5 ▲ 53.7 5.1 110.1 2.4
10 堂垂 正裕 プロ 63.7 57.6 ▲ 8.5 13.4 16.2 ▲ 15.0
11 中谷 徹也 一般 46.2 ▲ 59.4 42.1 38.4 44.7 ▲ 19.6
12 岡田 雅文 一般 42.5 4.3 ▲ 26.4 50.1 65.1 ▲ 50.6
13 梅本 翔 プロ 40.0 0.0 28.1 ▲ 15.0 6.8 20.1
14 石川 雄基 プロ 19.1 ▲ 25.3 29.8 8.4 ▲ 24.4 30.6
15 相澤 道徳 一般 18.9 90.7 ▲ 16.0 0.0 ▲ 19.3 ▲ 36.5
16 松井 直大 プロ 18.8 28.5 ▲ 24.3 ▲ 8.4 35.1 ▲ 12.1
17 中川 竜伍 一般 13.8 ▲ 34.7 18.7 15.0 25.8 ▲ 11.0
18 荒谷 誠 プロ 12.6 ▲ 11.3 75.1 ▲ 4.3 5.1 ▲ 52.0
19 窪田 一彦 一般 ▲ 10.6 32.3 ▲ 31.2 ▲ 30.3 40.5 ▲ 21.9
20 小林 和樹 プロ ▲ 10.8 15.8 47.3 ▲ 19.4 ▲ 56.4 1.9
21 木戸 僚之 プロ ▲ 16.8 ▲ 5.7 ▲ 33.3 ▲ 15.2 ▲ 9.7 47.1
22 森田 有一 一般 ▲ 17.4 15.2 ▲ 5.1 ▲ 37.3 ▲ 51.0 60.8
23 新保 翔太 プロ ▲ 20.7 50.1 7.2 ▲ 45.2 ▲ 5.3 ▲ 27.5
24 宮成 さく プロ ▲ 26.1 ▲ 15.5 ▲ 6.2 ▲ 36.2 6.3 25.5
25 氷見 由起夫 一般 ▲ 38.7 ▲ 26.8 27.8 ▲ 86.9 ▲ 9.0 56.2
26 成田 理良 プロ ▲ 38.7 ▲ 49.9 ▲ 37.2 38.9 55.6 ▲ 46.1
27 種田 紀元 一般 ▲ 49.5 ▲ 13.0 ▲ 46.6 ▲ 16.1 25.4 0.8
28 鬼山 拡夢 一般 ▲ 64.8 ▲ 44.9 ▲ 35.7 51.6 ▲ 1.5 ▲ 34.3
29 浦田 豊人 プロ ▲ 76.1 ▲ 28.6 ▲ 26.5 77.9 ▲ 48.9 ▲ 50.0
30 文月 愛美 プロ ▲ 97.4 45.5 ▲ 74.0 0.0 ▲ 31.9 ▲ 37.0
31 栄田 勇作 プロ ▲ 122.4 ▲ 42.5 15.6 ▲ 30.0 ▲ 38.3 ▲ 27.2
32 久々湊 康雄 一般 ▲ 145.6 ▲ 90.6 26.4 30.2 ▲ 61.6 ▲ 50.0
33 押川 憲一 一般 ▲ 148.8 53.3 ▲ 75.2 ▲ 59.0 ▲ 46.6 ▲ 21.3
34 瀧根 克登志  一般 ▲ 154.8 0.0 ▲ 81.9 ▲ 65.7 ▲ 54.4 47.2
35 如月 靖之 プロ ▲ 185.5 ▲ 56.2 5.2 ▲ 19.9 ▲ 58.7 ▲ 55.9
36 岡田 拓也 プロ ▲ 261.9 ▲ 70.2 ▲ 38.4 ▲ 37.3 1.4 ▲ 117.4

第1期JPML WRC-Rリーグ ベスト16C卓レポート

今期より新たに始まったJPML WRC-Rリーグ。
ベスト16のC卓は奈良圭純・仲田加南・高橋大輔・小高佑貴の4名によって争われた。

 

 

高打点の応酬が予想される中、まず小高が先手を取る。
東2局に123三色確定のペン七索待ちリーチ。
直後にテンパイした仲田のリーチ宣言牌を一発で捕らえると、裏ドラが2枚載って12,000のアガリに。

 

 

ただ、仲田は直後にリーチ・裏3の8,000を高橋からアガって勝負圏に復帰すると、南4局にはタンヤオ・ドラ2・赤の8,000をヤミテンにして小高からアガリ、逆転で1回戦トップを手に入れる。

 

 

仲田は続く2回戦も南3局の親番で2,600オールをまずアガると、1本場はリーチのみの手から赤五索をツモって裏ドラ六筒も載せ、4,000オールで大きく加点。連勝でゲームの主導権を握る。

 

 

3回戦。2戦ともラスを押し付けられ、苦しい立場となった高橋が反撃を見せる。
東2局の親番でタンヤオ・イーペーコー・ドラのリーチをかけると、追いかけリーチをかけた小高から七筒を捕らえて12,000。

 

 

2本場には、ピンフ・ドラ・赤のリーチでドラの四索をツモって6,000オール(+600)。

 

 

この2つのアガリで戦線に復帰する。

ここから動きが激しくなった。
南2局には奈良が一発ツモで2,000・4,000をアガると、

 

 

南4局には高橋の先行リーチをかいくぐった親の小高が追いかけて三筒を一発で仕留め18,000。

混戦模様となって最終4回戦を迎えた。

その4回戦。東場でリードを奪った小高が、南2局1本場に高橋から5,200(+300)をアガリ、勝ち抜けを狙う。
しかし、それを阻んだのは仲田だった。

 

 

南3局にタンヤオ・ドラ3・赤の8,000を高橋からアガると、続く南4局の親番ではタンヤオ・ツモ・ドラ3・赤の6,000オール。

連続のドラ爆弾ラリアットで小高からこのゲームトップの座を奪う。

そして、小高のトップ陥落によりトータル2位に浮上した奈良が、続く1本場で高橋からアガって勝負あり。

 

 

ベスト8へは仲田加南・奈良圭純が進んだ。

 

 

(文:梅中悠介)

第40期 A2リーグ 第3節C卓レポート

白鳥が好調持続で2位浮上!A2リーグ第3節C卓レポート

6月13日、第40期鳳凰戦A2リーグ第3節C卓が放送された。
瀬戸熊直樹、伊藤優孝、白鳥翔、石川正明。

 

 

A2リーグデビューから順調にプラスを重ねている石川を、連盟のスター選手たちが迎え撃つ形となった。

 

★ 1回戦

東2局1本場、瀬戸熊が三色のつく高目ツモの2,000・4,000で先制。

 

 

親番を迎えた瀬戸熊はリーチ・七対子の4,800、リーチ・ツモ・ピンフ・ドラの2,600オールと連続のアガリで5万点オーバーのトップに。
2着には、道中7,700放銃がありながらも、アガリ回数の多さで辻褄を合わせた白鳥が浮きを確保。

瀬戸熊 +28.5P
白鳥  +4.3P
石川  ▲9.6P
伊藤  ▲23.2P

 

★2回戦

東3局、白鳥がドラトイツ内蔵の七対子ツをリーチして会心の3,000・6,000!

 

 

白鳥は南2局の親番でも、ドラ雀頭リーチの7,700を石川からアガリ、5万点超えのトップを獲得した。

白鳥  +28.5P
伊藤  +4.5P
石川  +1.8P
瀬戸熊 ▲34.6P

 

★3回戦

東2局、瀬戸熊がタンヤオドラ1のリーチをかけるも、現物待ちでピンフジュンチャン三色ドラ1の強烈なヤミテンを入れていた白鳥のアガリ。

 

 

この半荘はここから低〜中打点で局が進行し、オーラスには伊藤が浮きに回るリーチタンヤオピンフのアガリで2着を確保。白鳥の連続トップとなった。

白鳥  +21.0P
伊藤  +6.9P
瀬戸熊 ▲5.7P
石川  ▲22.2P

 

★4回戦

3回戦では辛酸を舐めた石川であったが、東1局に高目をツモり2,000・4,000。

 

 

さらに東2局親番では苦しい配牌からドラトイツの先制リーチで3,900オールをアガるも…

東4局、高打点にこだわった手組みを見せた瀬戸熊が、伊藤から役役ホンイツトイトイの12,000。

 

 

放銃にまわってしまった伊藤も、オーラスにはドラ暗刻の12,000ヤミテンを石川からアガる波乱の展開に。

置いていかれる形となった白鳥が1人沈みとなった。

瀬戸熊 +15.7P
伊藤  +8.2P
石川  +1.5P
白鳥  ▲25.4P

4戦終了時点のトータルポイントは画像の通り。

 

 

 

最後の1人沈みで削られたものの、白鳥が+29.8Pの卓内トップでトータル2位へ浮上。

次回A2リーグの放送は6月20日(火)。
対局者は紺野真太郎、高橋良介、古橋崇志、井出康平。
解説は藤島健二郎。次回もぜひお楽しみに!

 

(文・浜野太陽)

「~準備~」 HIRO柴田

僕は怠け者だと思う。大事な対局を控えても特に打荘数を上げることもなく、普段通りに過ごすことが多い。
ただ、この「普段」がありがたい事に、僕は常に麻雀と関わっている為、雀力向上、パフォーマンス維持が出来ています。

麻雀プロの形は人それぞれで、普段牌に触れる機会が少ない者は対局前の準備で、セットやフリーで打ち込んでいると思うし、普段から打ち込んでいる者は気分をリフレッシュする時間を作ったり、意識せずに力まず普段通り過ごす者と対局前の過ごし方は多種多様だと思います。

僕の準備の仕方は最後の普段通り過ごすという手法をとっていますが、それでもやっぱり大事な対局前の準備に関して意識してしまうものなので、抑えながらオーバーワークとせずなるべく普通にと言い聞かせてはいます。

そんな僕の私生活は、1週間の内2日くらいはプロ対局や麻雀店ゲスト、麻雀教室、セット等のどれかで牌に触れる機会があります。
リアル麻雀を打つ大事さはあらゆる所作の確認、そしてポンやチー判断の脳の瞬発力、わずかな情報を逃さない洞察力など、様々な能力の衰えを防止しさらに磨きをかけるために打っています。

残りの5日間は放送対局を観戦したり、麻雀格闘倶楽部や龍龍といったネット麻雀を打つようにしています。
20~40代前半は、週に6,7日は牌に触れていましたが、生活環境の変化や今の時代に合ったトレーニング方法として対局観戦とネット麻雀の時間を増やすのが僕の肌に合っているのではと思い今に至っています。

放送対局の観戦は、対局者や後に対局するであろう沢山のプロをより知って勝つ為に、新しいアイデアの発見や、解説者の言葉から知識を学んだり、その人の麻雀という世界の見え方を知る為と、麻雀を打たずとも簡単に色々な技術を学べる、そして相手や自分の映像から長所・短所を知ることができて本当に良い時代だと思います。

ネット麻雀が出来る環境も素晴らしく、僕の活用方法としては、リアルの麻雀よりスピーディな打牌選択の判断と、その練習に伴って全体的な記憶力の向上に繋がっていると思います。

これらを繰り返す日々によって、戦いの準備はできている。いつでもやれる。
精神的な意味もあるかも知れませんがが、日々の生活環境から対局前は自分にそれを言い聞かせ、戦闘準備は完了しONの状態を保っています。

一方でOFFの状態もあって、暫く対局が無いとなると、生活は普段通りになり怠け者だな~っと自分を貶める思考に入ってしまいます。
用はモチベーションの上げ下げを自分勝手に行っています。意識を常に高く保つのは僕には合わないというか心に悪いという判断です(笑)

今回僕がお伝えしたいのは、日々ちょっとのことでも麻雀と触れてほしいと言うこと、特に対局前は映像や本、ゲーム、リアル、色々となんでも良いので触れる事で、準備を行って欲しいということです。そしてもし選べるのなら、麻雀を打つと麻雀を観るは反復して行って欲しいし、環境次第では色々な人に質問したり聞くのも大事だと思うのでよかったら取り入れてみてください。

今回から第39期鳳凰位戦の自戦記も書いてみようと思います。
初日の様子を数局ピックアップします、まずは1回戦開局の配牌。

 

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ピンズが多めのこの配牌。ドラが五索なので打北から入るのもありだが、自身の手がどこまで伸びるか試す打六索としました。
五索がくるようなら空回りだけど、局の入り方としては打六索が好みなのです。

するするとピンズを引き寄せ、九筒ポンのカン七筒待ち→八筒タンキ待ちと変化し、満貫の出アガリ。
待ち変えのタイミングで七筒を打たれ、2通りのアガリは点数も大きいですが良い予感がしました。

 

100

 

続いて東3局でも、西家の吉田から4巡目に高めドラのタンヤオリーチが入ります。

 

100

 

僕の手もゆったりと進行して、親の前田が押した一索をチーして現物待ちのカン六索待ちとなります。
他家から六索なんて出る気もしませんが、僕が退いて吉田・前田の一騎討ちは面白くないし、最後は佐々木も来て僕の1人ノーテンなんてA1ではよくあること。
ここは行きがかり上、最後まで退かないで吉田には放銃しようと決意したところで僥倖の六索ツモ。

 

100

 

対局者にどう見えたかはわからないが、不思議なアガリだなと自分では思いました。
今日は行けるとこまで行こうと決めるキッカケとなる1局だったことは確かです。

 

100

 

これはアガリこそなかったものの自分の好きな局。
親の前田の仕掛けと、ソーズのホンイツ吉田に対して五索を押して、一万四万のチーを見送ってテンパイを入れます。
ノーテン罰符を払うのは嫌だけど、六索を打たれて、はい千点は五索打ちの顔もたたないし、先ほどの「行こう」というテーマに反するというか、今日の自分をなるべく信じる為にメンゼン重視、後悔の無い勝負は仕掛けようと思ってました。

 

100

 

これは、強気なテーマを持って挑んでいながら二万を残す危険性は感じていて、手牌を厚く構えるかドラ受けを残すかで、ピンフの1シャンテンを保ちつつドラ引きに備えて放銃となりました。

 

100

 

二万四万四万二索三索五索六索六索三筒四筒五筒七筒八筒九筒

平時なら厚く構えて、打二万としていたのですが、浮かれていたのかもと気を引き締められました。

失った点棒は取り返そうとすると痛い目をみるのですが、返ってくると意識すると案外うまくいくもので、こういうプレイはあまり好きではないですが、場況を生かしたリーチや手牌に恵まれたこともあり、この日をトップ3回2着1回という成績で初日を終えることができました。

 

100

 

100

 

恥ずかしながら、初日の1月11日は僕が昨年結婚した日でありました。
絶対に負けられないし、今日ツイてないわけがないと言い聞かせて挑んだ日でもありました(笑)

 

100

 

写真は前日休みとして準備万全の僕に、奥様からゲスト先でのご飯の写真。
僕は自炊で一人飯。

 

100

何を切る? 2023年6月

第48期王位戦の詳細は9/20公開予定です

第48期 王位戦のご案内

目指せ日本一 !!

第48期王位戦出場者大募集 !!
プロ&アマ混合で実力日本一を競う ! ツワモノどもよ、いざ集え !!

「シード条件改定のお知らせ」

【シード規定】
・ベスト16
前年優勝者

・A級決勝シード者
荒、森山、灘の三名は九段レジェンドとして永世シード。
歴代王位は失冠後5年まで(連覇は7年、三連覇は10年)
前年決勝進出者。現鳳凰位。現十段位。(世界チャンピォンが入る年もある)

・A級本戦大会
(連盟東京本部)
A1、A2在籍者、九段以上、歴代鳳凰位(10年)、歴代十段位(7年)、歴代王位(5年)、歴代マスターズ(5年)、歴代グランプリ(5年)、歴代世界チャンピォン(5年)、歴代小島杯(5年)、歴代女流桜花(3年)、歴代プロクイーン(3年)、現WRCリーグ、現WRC-Rリーグ覇者、現鸞和、現新人王、現地方チャンピオンシップ優勝者
※( )内はシードの有効年数、連覇は五割、三連覇は十割延長

前年のマスターズ以降に開催された下記タイトル戦決勝進出者
※十段位、王位、グランプリ、世界チャンピォン、新人王

前年の王位戦ベスト8。本部道場プロアマオープン決勝進出者。

その他最強位戦、發王戦、日本オープン、BIG1、などの現優勝者。
(プロ連盟地方本部支部)
上記の条件に該当する者、本部支部指名シード(2〜5枠程度)

(他団体)
上記の条件に該当する者、各団体現トップタイトル覇者
※最高位、女流最高位、雀王、女流雀王、令昭位、ティアラ、将王、将妃

各団体指名シード(各事務局にお伝えします)

日本プロ麻雀連盟競技部

 

日程

アマチュア予選 10月28日(土)

プロ予選 10月29日(日)、11月11日(土)、11月12日(日)

A級本戦 11月18日(土)

A級決勝 11月19日(日)

準決勝 11月25日(土)

決勝  11月26日(日)

 

決勝

日時
11月26日 (日)
※夏目坂スタジオにて生放送(日本プロ麻雀連盟チャンネル)致します。

4名で5回戦を行う。
※時間打切りなし。

 

準決勝

日時
11月25日 (土)
※夏目坂スタジオにて生放送(日本プロ麻雀連盟チャンネル)致します。

ディフェンディング、勝ち上がり15名の計16名で総当たり5回戦を行い、下位8名が敗退。
上位8名で6回戦を行い、上位4名が決勝進出。
※1〜5回戦は60分+1局、6回戦のみ80分+1局の時間打ち切りあり

 

A級決勝

日時
11月19日 (日)

11 時 00 分開始 (10 時 30 分受付開始 )
遅刻は失格

会場(変更する場合あり)

第1会場:日本プロ麻雀連盟道場
住所:東京都豊島区巣鴨3丁目28-9 桃花源ビル7F

第2会場:錦江荘
住所:東京都千代田区有楽町1-2-10 錦ビル3,4F

半荘6回戦・各会場36名
4回戦終了時、上位24名が5回戦へ。
5回戦終了時、上位16名が6回戦へ。
各会場上位7名+WC1名が準決勝進出


A級本戦

日時
11月18日 (土)

12 時 00 分開始 (11 時 00 分受付開始 )
遅刻は失格

会場(変更する場合あり)

第1会場:日本プロ麻雀連盟道場
住所:東京都豊島区巣鴨3丁目28-9 桃花源ビル7F

第2会場:錦江荘
住所:東京都千代田区有楽町1-2-10 錦ビル3,4F

第3会場:じゃん亭
住所:港区西新橋1-12-6富士アネックスビル 4F

半荘5回戦
4回戦終了時、プラス者のみ5回戦へ。
(マイナス上位者で卓調整)
全会場合算で上位約70名弱が勝ち上がり(A級決勝シードの人数により変動)
※感染予防のためお弁当はございません。


プロ予選

日時
10月29日(日)/11月11日(土)/11月12日(日)

1日のみのエントリーとなります。 (複数参加不可)

12 時 00 分開始 (11 時 30 分受付開始 )
遅刻は失格

会場(変更する場合あり)

第1会場:日本プロ麻雀連盟道場
住所:東京都豊島区巣鴨3丁目28-9 桃花源ビル7F

第2会場:錦江荘
住所:東京都千代田区有楽町1-2-10 錦ビル3,4F

第3会場:じゃん亭
住所:港区西新橋1-12-6富士アネックスビル 4F

半荘5回戦
4回戦終了時、プラス者のみ5回戦へ。
(マイナス上位者で卓調整)
全会場合算で上位1/4が勝ち上がり
※詳細は各会場で当日ご説明いたします。

ルール: 日本プロ麻雀連盟公式ルール(一発・ウラドラなし)ルール詳細は当日会場で説明致します。

※他団体のプロの方は各団体でエントリーを行ってください。会場のご案内はエントリー後にお伝え致します。

 

アマチュア予選

 

100

 

日時
10月28日 (土) 11 時 00 分開始 (10 時 30 分受付開始 )
遅刻は失格
参加費¥5,000(会場費込)

エントリーは締切致しました

会場

第1会場:日本プロ麻雀連盟本部道場
(豊島区巣鴨3丁目28-9 桃花源ビル7F  TEL 03-5980-9116)
JR巣鴨駅 徒歩1分 地図はこちらになります。

第2会場:錦江荘
(千代田区有楽町1-2-10 錦ビル3,4F)

半荘5回戦(50分+1局)
4回戦終了時、プラス者のみ5回戦へ。
(マイナス上位者で卓調整)
※詳細は各会場で当日ご説明いたします。

ルール: 日本プロ麻雀連盟公式ルール(一発・ウラドラなし)ルール詳細は当日会場で説明致します。











第6期北陸プロリーグ 第2節レポート

2023年6月11日
夏の本番を控えたこの日、第6期北陸プロリーグ 第2節が開催されました。
第2節のレポートは、北陸支部39期 石川雄基がお届けします。

初めてのレポートとなりますので、まずは簡単に自己紹介をさせて頂きます。

石川 雄基(いしかわ ゆうき)、39期生、愛知県出身、38歳、A型

趣味は読書、旅行、株式投資、資産運用です。北陸支部に39期生として所属しておりますが、仕事の関係もあり、現在は愛知県に住んでおります。北陸は、第二の故郷であり、北陸という地域も人も大好きです。そのため、現在も北陸支部で活動中しています。
それではレポートに移らせていただきます。
開幕戦を終えて、満足のいく結果を出した者、逆に思い通りにいかなかった者。各選手にとっては第2節の戦い方をイメージしながら、過ごした2週間ではなかっただろうか。「タイトル」という、たった1つの栄冠を求めて、第2節も熱い闘いが繰り広げられた。
開幕戦で首位につけた志多木。「自分の麻雀をしっかりと打ち、ポイント加算して首位をキープする」と意気込んで望んだ第2節。そんな志多木に、神は試練を与えたのであった。
2回戦を終えて、まさかの4着、4着。2回戦後、「展開が向かず、噛み合わない。次こそは。」と集中を重ねていた志多木であった。そして、挽回に燃える彼の取った策は、自分を意識させて、対局者へプレッシャーをかける「卓上の支配」であった。その策は、見事に実り、本日のトータル結果+19.7Pを記録して、ポイントの上積みに成功した。

志多木のターニングポイントとなった局は、3回戦目にあった。

3回戦 南場3局、南家

四万四万五万六万六万九万九万西西西    一万 左向き一万 上向き一万 上向き

ここから四万をポン。

最終形
六万六万九万九万西西西   四万 左向き四万 上向き四万 上向き   一万 左向き一万 上向き一万 上向き    ロン九万 上向き

3回戦の行く末を決める8,000のアガリ。配牌から、最終形をイメージした鳴き。流石の一言だ。同卓していた自分も、一万の仕掛けがプレッシャーとなり、思うような打ち方が出来ず窮屈な思いをした局だと記憶している。まさに「卓上の支配者」化した瞬間を目の当たりにした1局であった。第2節終了時には、合計+83.7ポイントとなり、上位をキープしている。第3節以降も、志多木の「卓上を支配する」姿に期待したい。

続いて第2節で大きくポイントを伸ばしたのは、第4期桜蕾戦優勝の宮成だ。開幕戦ではマイナススタートだったものの、第2節で「宮成ハリケーン」を巻き起こし、堂々の2位につけた。

そんな宮成の印象の1局がこちら。

2回戦、オーラス、東家

宮成 持ち点:45,100(トップ目)

三索三索八索八索二筒二筒四筒四筒八筒八筒九筒南南   ドラ四筒

十分に打点がある中、目標である「ポイントをしっかりと獲る」の軸をブラさずにリーチ。
そして 九筒 をツモり、6,000オールを叩き出した。
結果、同卓の3者に沈みをつけての卓内トップの座を手にした。振り返りのコメントでもあったように、「攻めるところは、強気に攻める」という気持ちが軸を作り、勢いをより加速させた1局であった。

宮成の第2節でのプラスは、111.1.ポイント。開幕戦でのマイナスを大きくカバーした。このままハリケーンを継続させていくのか、止める者が現れるのか。第3節以降も宮成から目が離せない。

その他にも、燃える対局は多くあった。本人は「少しでもプラスを持ち帰る」と謙虚な姿勢であったが、第2節もしっかりとプラスを重ね、単独の首位に立った決勝常連の藤本。同じく、開幕戦、第2節と着実にプラスを積み重ねた成田。これからも上位を狙う、熱い戦いは続きそうだ。

また今期からプロリーグに参戦した39期においては、栄田、新保、石川がトータルプラスで推移、月野、山田は苦しい展開となっている。それぞれプロリーグ初参戦となるため、希望や緊張など、様々な感情をコントロールしている事と思うが、お互い切磋琢磨しながら、リーグ上位、決勝卓、優勝者が出る事に期待したい。

総勢24名が激闘を重ねる北陸プロリーグ。たった1つのタイトルを目指し、残り6節の戦いが待っている。果たして、栄光は誰の手に。あなたはこの戦いを見逃すな。

(文:石川 雄基)

順位 名前 合計 1節 2節 3節 4節 5節 6節 7節 8節
1 藤本 鉄也 95.2 28.1 67.1            
2 宮成 さく 85.7 ▲ 25.4 111.1            
3 志多木 健 83.7 64.0 19.7            
4 成田 理良 69.9 22.2 47.7            
5 木戸 僚之 31.7 9.1 22.6            
6 後藤 正博 31.0 39.4 ▲ 8.4            
7 里木 祐介 25.6 ▲ 2.8 28.4            
8 石川 雄基 14.0 0.2 13.8            
9 小林 和樹 12.8 ▲ 3.7 16.5            
10 栄田 勇作 11.9 48.4 ▲ 36.5            
11 新保 翔太 5.9 ▲ 18.4 24.3            
12 月野 桜悠 ▲ 5.3 27.2 ▲ 32.5            
13 南 和之 ▲ 5.6 27.5 ▲ 33.1            
14 梅本 翔 ▲ 6.1 ▲ 1.9 ▲ 4.2            
15 浦田 豊人 ▲ 11.1 ▲ 55.8 44.7            
16 荒谷 誠 ▲ 17.3 17.8 ▲ 35.1            
17 松井 直大 ▲ 19.3 ▲ 29.4 10.1            
18 堂垂 正裕 ▲ 37.6 1.0 ▲ 38.6            
19 文月 愛美 ▲ 41.6 ▲ 11.5 ▲ 30.1            
20 山田 航輔 ▲ 58.1 ▲ 15.2 ▲ 42.9            
21 岡田 拓也 ▲ 60.9 ▲ 21.4 ▲ 39.5            
22 獅坂 祐一 ▲ 66.9 10.2 ▲ 77.1            
23 安城 るい ▲ 76.2 ▲ 45.5 ▲ 30.7            
24 如月 靖之 ▲ 94.4 ▲ 64.1 ▲ 30.3            

第1期JPML WRC-Rリーグ ベスト16B卓レポート

【第1期 JPML WRC-Rリーグ ベスト16B卓 早川健太・黒田良がベスト8進出】

第1期JPML WRC-Rリーグ
ベスト16B卓対局者

魚谷侑未
小林正和
早川健太
黒田良

 

 

解説 一井慎也
実況 早川林香

 

【1回戦】

黒田(親)が白ドラ2のヤミテン。小林から出て9,600のアガリを決めると

 

 

南1局には裏ドラを2枚乗せて満貫のツモアガリ。

しかし黒田がオーラスに1シャンテンで六筒をツモ切ると

 

 

ヤミテンを入れていた早川がロン。満貫直撃で早川が逆転トップ。

 

【2回戦】

小林(親)が西を暗カンして五万八万リーチ。

白七万をポンしてトイトイのテンパイを入れていた魚谷が一発で八万を掴んでしまい、小林が12,000のアガリとなる。

 

 

この半荘のトップ目に立った小林。東4局2本場にはドラの東を一発でツモって跳満のアガリ。

900点まで追い込まれた魚谷は南1局にドラの六筒をポン。

 

 

小林は形式テンパイを入れ、1牌だけ勝負と切った四万が魚谷に跳満の放銃となってしまう。

南2局には黒田(親)がリーチツモ裏2の4,000オールで参戦し

 

 

オーラスもアガリ切った黒田が2回戦トップを取る。

 

【3回戦】

東1局に魚谷が先制リーチ。
一発ツモ裏で跳満のアガリ。

 

 

魚谷は続く親番でも先制リーチを打つが、今局は小林から追っかけリーチが入り満貫の放銃。

東3局。早川(親)は8巡目に一万切りを選択。もしドラを引いたら雀頭が無くなるためピンズは切らない。

234三色ならカン三筒待ちに取ろうと思ったが、入り目は三色が崩れる五索
ならばドラも待ちになる変則3メンチャンリーチに踏み切り

 

 

四筒を一発ツモで裏ドラ3枚。最速で6,000オールのアガリとなる。

早川「あの局は色々考えていて、カン三筒とかにしてアガれてないまでありました。」

しかし南3局には魚谷がリーチツモ裏3の満貫で早川に迫り

 

 

オーラスは2,600の直撃。魚谷が逆転トップを取ってのぞみを繋いだ。

 

【最終 4回戦】

東1局は黒田が先制リーチを打ち、満貫のツモアガリ。黒田より上の着順が必要な魚谷にとっては厳しい親被りだが

 

 

南2局に白赤ドラ3の満貫を黒田から直撃。

 

 

全員が30,000点付近にいるためオーラスの条件は複雑になった。

現状通過は早川 黒田

魚谷はツモ1,600・3,200
黒田から2,000
小林から8,000
早川から3,200〜5,200
又は早川から8,000

早川(←魚谷)2,000NG

 

 

魚谷が7巡目に七対子赤のヤミテン。ツモもしくは早川・黒田から直撃で通過だが、唯一アガれない小林から出てしまう。

魚谷「何であそこ(小林)に北行くかなー。」と内心思いつつも、今度は南単騎に待ちかえ。

 

 

しかし黒田はしっかり南を止め、早川がアガリ切って決着。

ベスト16B卓からは早川健太・黒田良の2名が勝ち上がりを決めた。

 

 

小林「形式テンパイの局は四万は(放銃率)20%くらいかと考えていました。あの局はテンパイが取れたら大きいと思いました。今期まだ色々対局あるので頑張りたいと思います。」

魚谷「検討の余地があるのは(2回戦に)小林さんに放銃した五万八万ですね。リャンメンの中では一番可能性ないかと思ったのですが。後半は可能性あっただけに悔しいですが、自分なりに精一杯打てたと思います。」

黒田「放送で打つのが初めてで、想像以上にいつものように打てなかったです。あれだけツイていたのに負けたら実力が足りなすぎると。普段通り打てないのはわかったので最後まで条件戦を楽しもうと。今日と同じ打ち方したら次は負けると思うので、準備して挑みたいと思います。」

早川「序盤は黒田プロの裏2に苦しめられましたし、途中はグラっと来る放銃もありました。(リーチ一発ツモドラ3)をアガれて良かったです。第1期の優勝は(印象に残りやすいため)価値が高いと思っています。いつも以上に気合い入っていますので応援よろしくお願いします。」

 

(文・吾妻さおり)

第1期 JPML WRC-Rリーグ ベスト16A卓レポート

【第1期 JPML WRC-Rリーグ ベスト16A卓 石井良樹・香野蘭がベスト8進出】

第1期 JPML WRC-Rリーグ
ベスト16A卓対局者は

HIRO柴田
石井良樹
香野蘭
木本大介

 

 

解説 渡邉浩史郎
実況 吉井優

 

【1回戦】

南2局に香野(親)が一通確定のカン五索リーチをツモって4,000オール。

 

 

1本場には木本がドラの南切ってリーチを打つが、香野(親)にポンされてしまい12,300(+1,000)の放銃。

 

 

2本場はH柴田が一発ツモで満貫を決めて2着に。

 

【2回戦】

東2局。石井が六索九索リーチ。
ワンチャンスの九索がH柴田から出て満貫のアガリ。

 

 

南1局3本場には木本が南をポンして九万ツモ。
1,300・2,600は1,600・2,900で石井に迫る。

 

 

オーラスはH柴田がラス抜けの跳満ツモ。

 

 

【3回戦】

東1局は香野が発南をポンして満貫のアガリ。

 

 

東4局は木本(親)がツモって裏ドラ1枚、4,000オール。

 

 

南1局にはH柴田(親)が赤五万単騎リーチ。これに木本が一発で飛び込み12,000。

 

 

派手なアガリが多発する中、唯一大人しかった石井。親番でカン四万待ちテンパイ。一旦はヤミテンとするが、3巡後に意を決してツモ切りリーチ。

木本に追っかけリーチを打たれ時間を与えてしまった事にヒヤリとするも、石井が4,000オール(+1,000)のツモアガリ。

石井「カン四万は手変わり前にツモりそうとは感じつつ、調子悪いようにも思ったので即リーチが打てなくて。時間使って追いつかれてしまいましたが、アガれて良かったです。」

 

 

連荘した1本場では3巡目にはドラ4枚のピンフテンパイ。
今度は気分良く即リーチを打ち、裏ドラも乗って8,100オール。
石井が特大トップで優位に立った。

 

【最終 4回戦】

東場終了時にはトータル4番手となってしまった香野だが、南1局に超勝負手でリーチ。

 

 

高めの八筒を一発ツモ。裏ドラも乗って倍満のアガリ。たった一撃で通過ポジションに復活し、H柴田と木本に厳しい条件を突きつけた。

 

 

オーラスも仕掛けた香野が満貫をアガって決着。
ベスト16A卓からは石井良樹・香野蘭の2名が勝ち上がりを決めた。

 

 

木本「致命傷となったのはH柴田さんへの五万単騎です。めちゃくちゃ積極的に組んだ結果(の放銃)ですが、今はあの局の事しか頭にないです。」

H柴田「(リードはあっても)この順位点なので最終戦勝負だとは思っていました。こっちは良いアガリ出来てないのに香野さんは良いアガリが多くて、強かったですね。(鳳凰位シードで)また放送対局に出ますので頑張ります。」

香野「放送対局だと行けなかったり、トップを取ってしまうと引き過ぎちゃったりで。2回戦にラスを引いてからはしっかり押せたので良かったと思います。倍満ツモれて良かったです。ベスト8は後手でもちゃんと押せるように頑張ります。」

石井「今日は序盤は行けてない雰囲気があって、要所のアガリを意識して行こうかと思っていました。初代チャンピオンには憧れますので頑張ります。持ち味を出せるようにやって行けたらと思います。」

(文・吾妻さおり)

第18期女流桜花Aリーグ第3節B卓レポート

第3節B卓に出場した選手は

 

 

高宮まり・二階堂瑠美・廣岡璃奈・北條恵美の4名。

この日は最下位スタートだった北條の反撃のターン。
1回戦のオーラスにアガって滑り込みで浮きを確保すると

 

 

2回戦の東1局。
高宮との2軒リーチを高めツモで制して6,000オールをアガリ

 

 

2,600は2,700オールの追加点で盤石の体勢を作り1人浮きのトップを奪いました。

北條の猛攻の煽りを喰らい、2回終わって60ポイント近く負けていた瑠美でしたが、3回戦でトップを取ると続く4回戦では

 

 

東1局にチャンス到来。
四暗刻一本狙いでテンパイ取らずの五万切りが上手くハマり、その後に残した九索を重ねてリーチを打つと

 

 

見事に四暗刻を成就させて16,000オール。

その後も攻め手を緩めず加点していった瑠美は

 

 

役無しのヤミテンからテンパイ外し、ピンフ高め三色に変化してからリーチをかけると

 

 

高宮から出た安めの三索をスルー。
ツモった三索は渋々採用して1,300は1,400オールのアガリ。

 

 

まさに独壇場で、瑠美の持ち点はちょうど100,000点に到達。

この激しい対局はこれで終わらず

 

 

南4局、九蓮宝燈テンパイの廣岡が六万を切ると

 

 

箱下寸前から粘る親の北條の仕掛けに捕まり、一気通貫のみ1,500点。
そこから仕掛け続けて細かい連荘を重ね

 

 

6度目の仕掛けで遂に入った大物手。
タンヤオ・ドラ3のアガリで原点まで届き、本日の卓内トップの座を瑠美から奪い返しました。

 

 

<第3節B卓結果>
北條+52.5P瑠美+37.1P 廣岡▲41.1P 高宮▲48.5P

(文:越野智紀)

第18期女流桜花Aリーグ第3節A卓レポート

第3節A卓に出場した選手は

 

 

菅原千瑛・山脇千文美・内田美乃里・井上絵美子の4名。

2週連続の登場となった井上は、先週抱えた負債を少しでも返すべく1回戦から奮闘。

 

 

四万をリャンメンで仕掛け、北中ホンイツの満貫でトップ目に立つと

 

 

内田・山脇の2軒リーチを掻い潜り、ツモ西ドラ3でダメ押しの満貫。
1回戦はこのまま逃げ切り、井上に今期の女流桜花の初トップがやってきました。

このまま何もかも取り返した井上でしたが、

 

 

2回戦の開局で内田に11,600の放銃をしてしまい失速。
それからアガった内田は点棒の横移動を遠くで眺め続け、この一撃のリードを最後まで残してトップ。

 

 

内田に大量の放銃を眺められていた山脇は、後半アガリを重ねて帳尻を合わせて浮きの3着と盛り返し

 

 

1人沈みで迎えた3回戦のオーラスでは、起死回生のツモ・タンヤオ・七対子・ドラ2で跳満ツモ逆転1人浮きサヨナラホームランをかっ飛ばしました。

井上・内田・山脇と順番にトップを取る展開の中、オール2着でこっそり卓内トップになっていた菅原が4回戦は私の番だと主張。

 

 

白ドラ2のヤミテンを山脇からアガってリードを広げると

 

 

中暗カンのリーチツモ中で60符3翻2,000・3,900をアガって1人抜け出し

 

 

ツモホンイツ一気通貫の跳満で1人浮き。

 

 

最後もリャンメンの満貫テンパイからシャンポンに変化させ、白中・ホンイツ・トイトイ・ハイテイの跳満でダメ押しのダメ押しは全員沈めての卓内トップ。

菅原は圧巻の3節連続しっかりプラスでトータル首位に浮上しました。

 

 

<第3節A卓結果>

菅原+66.8P 内田▲5.6P 井上▲18.4P 山脇▲42.8P

(文:越野智紀)

第40期 A1リーグ 第3節C卓レポート

【第40期鳳凰戦 A1リーグ第3節C卓 勝又健志が+45.7Pの1人浮きで首位独走】

本日の対局者は
1位 勝又健志
2位 佐々木寿人
6位 和久津晶
12位 ダンプ大橋

 

 

解説 森山茂和
実況 日吉辰哉

 

【1回戦】

ダンプ「1回戦目の入りが悪かったのが全てだと思います。勝又さんの三索六索の時、意地になって放銃してますけど、シャンポンに受け変えて粘れて親を流せたら違う展開かも知れないし。」

 

 

ダンプから2,000をアガって親番を繋いだ勝又は一索が2枚切れのためヤミテン。

 

 

和久津からダブ東が出て7,700は8,000。1回戦トップを取る。

 

【2回戦】

勝又の構想と場況がピタリとはまったのは和久津の仕掛けに対応した東1局2本場。ハイテイで北をツモって1,600・3,200をアガった局。

 

 

勝又「今日一の会心のアガリですね。七対子で字牌に狙いを定めていけば、テンパイした和久津さんからロンアガリ出来るかなと。ハイテイツモはラッキーです。」

2連勝を決めた勝又のトータルは早くも250を超えた。

 

【3回戦】

東3局に3者の手がぶつかる。

ダンプが一万四万リーチ。
勝又がメンゼンホンイツ二万五万待ち。
和久津(親)が七対子ドラ2四万単騎。

 

 

2人の勝負手に押し返されるも、ダンプが一万ツモで1,300・2,600。

さらに親番では場況も良さそうなペン七万待ちで確定三色テンパイを入れるが

 

 

ここは仕掛けた和久津が佐々木から八索ロンで満貫のアガリ。

南1局。佐々木はドラの西単騎のヤミテンを入れていたが、3メンチャンに受けかえてのリーチを選択。

 

 

しかし和久津がちょうどドラを合わせ打て、一通のテンパイ。佐々木から三筒ロンで2,600(+1,000)のアガリとなった。

佐々木は2連続ラスを引かされてしまったが「一筒四筒七筒も良い待ちだと思っていたので、結果はしょうがない。」と割り切っていた。

 

【4回戦】

その佐々木が七対子ドラ2、中単騎。一度はヤミテンにしたものの、すぐにツモ切りリーチを打つ。

和久津「カン二万の局は勝負し切れなかったですね。(佐々木が)本気のリーチっぽかったので回っちゃいました。」

 

 

カン二万待ちは和久津から見て1枚しかなかったのもあり、一万切りでテンパイ取らずとする。

しかし次巡のツモは一万。そして佐々木が六万をツモ切り。

このアガリを逃してしまった形だ。

一万一万一万 三万三万三万四万五万 八万八万  チー六万 左向き七万 上向き八万 上向き  ロン六万

 

 

流局でチンイツ放銃を免れた佐々木は、親番で愚形リーチを打ってツモアガリ。
4回戦トップを取りマイナスを1桁に抑えた。

 

 

勝又「見返してみると直すべき所も見つかりますが、満足出来る局が増えて来たなと。ここまでは手牌に恵まれましたが、1年の中苦しい節にいかにしっかり打てるかが大切ですし、それが出来なければ決定戦に残っても到底優勝は出来ないのでもっと精度を上げて頑張りたい。」

佐々木「佐々木「▲7.7Pで済んだのは上出来かなと。とりあえず(トータルを)100台に乗っけて、またその上に行けるようにという思いでやりたいと思います。」

ダンプ「2回戦からは基本にかえって我慢しながら行ける所は行きました。1回戦から見れば今日は価値のある結果だと思います。ちょっとずつマイナスを減らして、半分終わる位に0に出来たらいいなと思います。」

和久津「ダメな放銃が何個かありました。本当はヤミテンでアガリたい高い手をリーチしてみたり、鳴くほど牌が出やすい相手なので積極的に仕掛けたり。アガれるように工夫しようと、何とかおさまったらなと思ったけど失敗しました。今日はイマイチでしたが、また1節空くので休憩してやり直します。」

 

 

次回A1リーグ第4節A卓は
2023/05/31(水) 16:00

勝又健志
一井慎也
杉浦勘介
ダンプ大橋

解説 前田直哉
実況 古橋崇志

(文・吾妻さおり)

第40期十段戦 七八段戦レポート

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2023年5月21日(日)、第40期十段戦の七・八段戦が開催された。

日本プロ麻雀連盟は段位制を採用しており、各自が保持している段位から出場するのが十段戦である。

同一メンバーでトーナメント戦半荘4回戦を行い、上位2名が次の段に進出となる。

▪︎同点の場合高段位優先
▪︎同段位の場合ビッグポイントで判定
▪︎ワイルドカード(W)の権利は今期十段戦内1度のみ

【七段戦】

前日の五・六段戦勝ち上がり者に現七段の選手を加えて七段戦が行われた。

 

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七段戦の結果は画像参照。
(各卓水色セルの選手が勝ち上がり)

【八段戦】

同日16:00からは七段戦勝ち上がり者に現八段の選手を加えて八段戦が行われた。

 

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八段戦の結果は画像参照。

 

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九段戦は2023/06/10(土)11:00開始。

(文・吾妻さおり)

第40期十段戦 五段戦Selectレポート

【第40期十段戦 五段戦Selectレポート】
<鈴木が剛腕を見せつけ圧勝!萩原の猛追及ばず中川も勝ち上がり>

今期の十段戦はまだ前半戦だが、38・39期に続き、今期も五段戦Selectとして放送対局が組まれた。
対戦メンバーは五段戦Select3年連続出場となる萩原聖人に加え、鈴木秀幸・末続ヒロトシ・中川基輝の4人。
半荘4回を戦い、上位2人が六段戦へ勝ち上がる。

 

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1回戦。満貫放銃スタートの中川が南4局親番で大物手。
四暗刻手替わりもある発・三暗刻・ドラ3の18,000を萩原から仕留める。

 

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中川は1本場でさらに加点を目指し、4巡目にリーチをかけるが、
この時点で六万六万八万四筒四筒七筒七筒八筒三索四索五索八索中
と苦しい手牌だった鈴木の手が伸び、13巡目に
四筒四筒七筒七筒七筒二索三索四索五索六索七索八索九索 リーチ五索で追いかける。
高目の一索は河に3枚切れていたが、4枚目を中川が掴み、8,000(+1,300)のアガリ。

 

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鈴木は貴重な浮きに回り、中川が痛恨の沈みとなった。

すると2回戦は鈴木の剛腕が炸裂。
東2局1本場に中川とのリーチ対決を再び制して12,000(+1,300)をものにすると、
親番の東3局には中川のリーチをかいくぐってタンヤオ・ツモ・ドラ2の3,900オール(+1,000)。

 

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2本場にはタンヤオ・ピンフ・三色の11,600(+600)を末続から。

 

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5本場には愚形をもろともせずリーチ→次巡ツモの2,000オール(+1,500)。

 

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このゲーム81,800点1人浮き(+63.8P)の大トップで大きく抜け出す。

3回戦。1回戦トップだった末続が、東2局に発・ドラ3の8,000を鈴木からアガるが、
東4局に中川のリーチ・ピンフ・三色に捕まり、中川がここでトータル2位へ。

 

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中川は南2局3本場にもリーチ・三色・ドラの8,000(+900)を末続から仕留めると、
南4局には親の萩原とのアガリ競争をタンヤオ・トイトイの1,300・2,600で制し、
このゲーム1人浮きで勝ち抜けへ大きなアドバンテージを得る。

迎えた最終4回戦。南場に入って萩原が魅せる。
ライバル中川の親を落として迎えた南2局に、山に1枚しかない三万をツモアガって、
リーチ・ツモ・南八筒暗槓)の1,600・3,200で望みをつなぐ。

 

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すると南3局に、ピンフ・ドラ2・高目タンヤオの三筒六筒九筒待ちリーチ。
高目ならトータル2位浮上できる大勝負を迎えた。

 

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ただ、リーチ後に七万を掴むと、南を仕掛けていた鈴木からロンの声。

 

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萩原に役満を放銃しても自身に敗退の危機がなく、なおかつ局消化ができるためアガリに向かっていた鈴木が、結果萩原の逆転手をつぶすことになった。

南4局は親の萩原がテンパイできず、勝ち上がりは鈴木秀幸・中川基輝の2人に決まった。

萩原はこの前日にMリーグの2022-23シーズン全日程を終え、ハードなスケジュールの中での参戦となった。
苦しい展開を耐え、通過まであと一歩まで追い込みながら敗れたものの、試合後には、自身も面白いと感じて打っている連盟公式ルールの面白さをもっと広められたらと話した。

 

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(文:梅中悠介)