第40期十段戦決勝最終日レポート
2023年11月22日
【第40期十段位に就いたのは三浦智博。悲願のビッグタイトルを獲得!】
2日目までの成績がこちら。

最終日、3年連続でポールポジションに位置した三浦は二番手の浜野でさえ90P以上の条件を突き付けている。
一発・裏ドラのない日本プロ麻雀連盟公式ルールにおいて、この差は比較的離れていると言って良いだろう。
更に抜け番1試合を残し、直接対決は残り3半荘。ここを凌ぎ切れば三度目の正直で悲願の初戴冠となる。
しかし、最終12回戦を迎えた頃には以下の状況となっていた。

トータル首位は近藤へシフトチェンジ。浜野・魚谷に至っても親番次第で十分に逆転の可能性を秘めている。

そして淡々と打牌を繰り返す姿が印象的の三浦であったが、僅かながら苦悶の表情を浮かべていた。
100P近くあった圧倒的なリードも“三浦・包囲網”によって崩されていったのである。
その口火を切ったのは魚谷。

1回戦オーラス、親の浜野からリーチを受けている局面。
ダブ
と
を仕掛けてホンイツテンパイ。ドラも1枚手牌に収まっているので現状でも跳満となり三浦を捲る。そして、すぐにリーチ者の浜野からアガリ牌
がツモ切られた。
しかし、魚谷は手牌を倒す事なく“見逃し”へ。
結果的に上手くは行かなかったが、山越しによる三浦からの直撃を狙う姿勢を見せた。
それに続くように、独走する三浦の肩に手を掛けたのは浜野。

10回戦、佐々木から純チャン・三色・ドラ1の18,000点の出アガリを決めると

11回戦では、嶺上開花からの“四暗刻”ツモ。
この半荘のトップを走っていた三浦に親被り、ラスを押し付ける。
そして突然の大波が三浦を襲う中、その腕をしっかりと掴んだのは近藤であった。
去年の決定戦では5位と悔しい一年間を甘んじて受け入れてきたが、すぐにやってきたリベンジの舞台。
序盤からピンフのみ・フリテン・愚形待ちに関わらず積極的にリーチの選択を取り続け、しっかりとツモアガリを重ねる。
そして徐々に三浦の背中を追いかけると、その瞬間がやってきた。

最終12回戦。
リーチ・ツモ・ピンフ1,300オールで遂に逆転へ。冒頭の局面を迎えた。

三日間に及んだ第40期十段位決定戦もオーラス南4局。
この日も一定のリズムで打ち続けてきた三浦の手が初めて止まる。

微差で追いかける立場の中、カン
テンパイ。

珍しくモニター越しのスコアボードに目を向けながら一呼吸し、流石の三浦もここは時間を使う。

そして、2度あと一歩まで頂上に登りかけた経験を踏まえて導き出した道は“ヤミテン”からのピンフ・高め三色リーチへ。そして…

山に1枚となった最後の
を引き寄せると、僅かばかり時間を使って自身の十段位誕生の瞬間を心に刻んだ。

第40期十段位
三浦智博
「正直こんなに大変なのかと思いました。本当に嬉しいです。これからも多くのタイトル獲得目指して頑張りたいと思いますので応援の程よろしく宜しくお願い致します。ありがとうございました。」
◆最終成績

優勝 三浦智博
2位 近藤久春
3位 浜野太陽
4位 魚谷侑未
5位 佐々木寿人
(文:小林正和)
カテゴリ:十段戦 レポート






単騎の七対子に待ち変えしたのが好判断。
をツモって1,300・2,600でラス脱出する粘りを見せた沢崎。









と
をポンして8,000(+1,000)をアガリ浮きの2着に。


待ち。







ロンで満貫の直撃した前田が逆転トップ。









単騎待ちという、神からのギフトが舞い降りて再逆転に成功。










ロンではあったが、2回戦のトップを取った。












をツモって決着。

















で6,000オールツモ。


と









魚谷侑未
仲林圭
瀬戸熊直樹
忍田幸夫
竹内元太
佐々木寿人
鈴木優
浅井堂岐
白鳥翔
多井隆晴
前田直哉
前原雄大
楢原和人
奈良圭純
HIRO柴田
沢崎誠















で先制リーチ。
待ちで追いつき、2,000・3,900(+1,000)。
ロンで跳満のアガリで復活し、三つ巴となった南場の親番ではトイトイホウテイドラ3の18,300を決めて2回戦のトップを取る。
での満貫ツモからスタート。巻き返しをはかりたい所だったが

ロンで7,700は8,000をアガって浮きに回る。




































ツモで跳満に仕上げ、山脇を捲りに行く。




















