第二期小島武夫杯帝王戦 ベスト16・決勝レポート

【第2期小島武夫杯帝王戦 ベスト16・決勝レポート 優勝は魚谷侑未】

 

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小島武夫杯帝王戦は2019年に新設された全国規模のプロアマ混合戦。パンデミックにより昨年までは第2期の開催を見送っていたが、今年は無事開催する運びとなった。

 

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前日に行われた本戦を勝ち抜いた16名が連盟スタジオに集まり、WRCルール1回戦のスプリント戦。トップ者だけが決勝進出となる。

 

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解説 紺野真太郎・HIRO柴田
実況 楠原遊

【ベスト16A卓】

 

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西川淳
加護優愛
中野一男さん
古橋崇志

 

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古橋が東3局にリーチツモ中イーペーコーの満貫ツモ。
オーラス逆転の2軒リーチが入るも流局し、A卓は古橋が決勝進出。

【ベスト16B卓】

 

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川上直也
石川正明
藤崎智
杉村泰治

 

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石川が4,000オールを含むアガリで60,000点超え。東4局1本場に川上が清一色の直撃を決めるも逃げ切った石川が決勝へ。

【ベスト16C卓】

 

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奈良圭純
千葉さん
花岡章生
白井健夫さん

 

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C卓は千葉さんと花岡の競り合いとなったが、花岡が7,700は8,000の直撃を決めて決勝進出。

【ベスト16D卓】

 

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解説 瀬戸熊直樹・HIRO柴田
実況 楠原遊

 

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木暮智貴
魚谷侑未
ダンプ大橋
鈴木郁孝

 

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D卓は鈴木と魚谷の熾烈な争い。南2局に魚谷が6,000オールを決めても南3局には鈴木が満貫ツモで逆転。
オーラスに魚谷がタンヤオドラ3をアガって決勝進出。

【決勝】

決勝戦はWRCルール2回戦。

 

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石川正明
魚谷侑未
花岡章生
古橋崇志

 

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魚谷が4,000オールのリードを活かして1回戦トップ。

2回戦南2局に古橋が満貫ツモで迫ると

 

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南3局には中発を仕掛けて混一色のアガリでトータル首位に。

 

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オーラスは魚谷(親)が古橋から9,600の直撃を決めて再逆転。
古橋に跳満ツモ条件を押し付け、次局は全員ノーテンで流局した。

 

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表彰式では日本プロ麻雀連盟森山茂和会長よりトロフィー・盾・目録が授与された。

 

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第2期 小島武夫杯帝王戦

優勝 魚谷侑未
2位 古橋崇志
3位 石川正明
4位 花岡章生

初の女流十段位戴冠が記憶に新しい魚谷侑未がまた一つ新しいタイトルを獲得した。

 

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(文・吾妻さおり)

第40期 A2リーグ 第5節C卓レポート

【白鳥が首位浮上!A2リーグ第5節C卓】

8月8日、第40期鳳凰戦A2リーグ第5節C卓が放送された。
対局者は白鳥翔、古橋崇志、刀川昌浩、近藤久春。

 

 

1回戦はカンチャンの1,300リーチなど鋭い判断を見せた白鳥が終始局面をリード。
南3局1本場にはドラトイツで発バックのテンパイを入れ、発単騎の古橋とめくり合いを制し、1,000・2,000のツモアガリで1人浮きトップに。

 

 

続く2回戦、東2局1本場には白鳥が中白とポンしてリャンメンの大三元テンパイ!
これをアガれば一発でトータル首位。頭一つ抜け出すところであったが…ここは古橋がヤミテンのピンフをアガリ切って阻止。

 

 

白鳥は3回戦こそ放銃が重なり沈みに回るものの、4着なし・トップ2回の好調ぶりで+42.4Pの快勝。
古橋・近藤も1回ずつトップを分け合う中、想定外の放銃が重なってしまった刀川がマイナスを一手に引き受ける形となった。

4戦終了時のトータルポイントは画像の通り。

 

 

 

白鳥がトータル首位へ浮上。古橋も昇級圏に迫るプラスポイントに。一方刀川はプラス域から降級圏に後退する結果となった。

(文・浜野太陽)

第13期JPMLWRCリーグベスト8B卓レポート

【第13期 JPML WRCリーグ ベスト8B卓 小高佑貴・仁科優太が決勝進出】

ベスト8B卓対局者

八木ヒカル(やぎひかる)
小高佑貴(おだかゆうき)
本田朋広(ほんだともひろ)
仁科優太(にしなゆうた)

 

 

解説 長村大
実況 仲田浩二

WRCルール(一発・裏ドラあり 順位点5-15)で4回戦のトーナメントを行い、上位2名が決勝進出となる。

1回戦南2局。本田がリーチ一発ピンフ裏。WRCルールの特性を活かした満貫のアガリを決め、オーラスは七対子ドラ2をヤミテンで小高から。完璧なゲームメイクで本田が初戦トップを飾る。

 

 

2回戦南1局。小高がタンヤオピンフに取らずにドラ単騎リーチ。

 

 

八木がチャンタ三色確定のペン三索で追っかけリーチ。反撃に出るがドラの南を掴んでしまう。

南3局には本田(親)が仁科のリーチに追いつき、高めの三索を一発ロン。2連勝を決める。

 

 

3回戦東1局。八木が六筒チー、東ポンの2フーロだが、本田(親)はリーチを被せる。
ドラを暗刻にした八木も一歩も引かず、跳満のアガリとなる。

 

 

東2局には小高(親)がダブ東ドラ2のアガリ。これが決め手となり3回戦トップ。
2度の放銃でラスを引かされた本田も争いに巻き込まれて行く。

 

 

4回戦はトータル3番手、仁科の4,000オールで始まり。
着実に加点を続けて2番手に浮上してオーラスを迎える。

 

 

最終戦オーラス。
本田(親)はこの半荘2,200点差の小高を捲れば条件を満たすほどの僅差だったが

 

 

小高が通過確定のアガリを決めて決着。

第13期 JPML WRCリーグベスト16B卓からは、小高佑貴・仁科優太が勝ち上がりとなった。

 

 

以上の結果により決勝対局者が確定。

 

 

第13期JPML WRCリーグ決勝は
2023/07/30(日) 14:00

児玉佳宏
塚田悠介
小高佑貴
仁科優太

解説 勝又健志・齋藤豪
実況 仲田浩二

(文・吾妻さおり)

第6期北陸プロリーグ 第3節レポート

2023年7月30日
第6期北陸プロリーグ 第3節が開催されました。
第3節のレポートは、38期 堂垂正裕が執筆します。

簡単な自己紹介ですが、堂垂 正裕(どだれ まさひろ)、富山県出身、27歳、趣味はFPSゲームと最近ギターを始めました。

それではレポートに移らせていただきます。

第3節に最もポイントを伸ばし、現在首位まで順位を上げたのは、前期プロリーグ決勝まで進んだ南。1着、1着、1着、4着と、最後の半荘はマイナスになってしまったものの、点数の大きな1着をとったことで、+91.5Pと大きくポイントを稼いだ。

南が振り返って、今節の大量得点を決めるきっかけになった1局は、1着を取って勢いに乗った後の2回戦目。

2回戦 東1局 西家 ドラ九索

一索二索三索五索五索六索八索九索東東 ポン西西西

南家と北家から続けざまにリーチ。その直後にツモ五索。リーチ者に無筋で本命にも見える六索だが、ここは勝負してテンパイ。次巡、早々に七索をツモって2,000・4,000のアガリ。これで完全に流れを掴み、その後も満貫、跳満を連発してポイントを伸ばした。

「前節、慎重になりすぎたことで、宮成に合計+111.1Pと大量のポイントを稼がせてしまったことを反省し、いつも通りに悔いが残らないように押すことを意識して臨んだ」とのこと。今節はその押しが上手くハマった。
首位に立った南だが「安心は全くしていない。引き続き泥臭く、必死に食らいついて戦っていきたい。」と気を緩めない徹底した姿勢であり、次節も注目である。

続いては、先日の第26期帝陸戦で優勝した新人の山田。ここまではマイナス続きだったが、今節で+33.8Pを稼ぎ、マイナスを大きく返済した。帝陸戦優勝者の意地がうかがえる。

そんな山田が今節勢いをつけた局が、1回戦の親番で迎えたオーラス0本場。自身が30,100点持ちで、2人が40,000点を超えている状況で、絶好の勝負手が入った。

1回戦 南4局 東家 ドラ中

八万九万七筒八筒九筒一索二索三索七索八索九索西西

私であればリーチをせずにヤミテンにとる場面。ヤミでも12,000で十分かつ、リーチ棒を出した状態で他家がアガると原点を下回ってしまうためである。だが山田はリーチして6,000オールをアガった場合は1着が盤石になると考え、強気にリーチを選択。結果は4着目のリーチ宣言牌を捉えて12,000のアガリ。最終的にこの半荘では2着で終えたが、強気な姿勢が2回戦目に生きて、+49.9Pの大きな1着でポイントを伸ばした。

今節に臨むにあたって「序盤とはいえマイナス続きだったので、少しでも返して精神的に楽になるようにしていく。」と目標を立てていた山田だが、見事に目標を達成して見せた。精神的な余裕を回復させたことで、今後はより安定した麻雀が期待される。

他にも、ベテランの藤本、里木が安定した成績で総合2着3着に着けているところに、新人の新保も今節+45.6Pを稼ぎ5位に食い込んできている。新保の今節のテーマは我慢だったそうだ。前節のプラスの勢いそのままにポイントを伸ばしたいと思いつつも、我慢すべきところでは粘り強く我慢することを意識したという。次節に向けても「ずっとプラスを出すことは難しい。どうしようもない厳しい状況になった時にしっかりと耐えることが重要。」と我慢強さを意識していくようだ。次節、新人が勢いのままベテラン勢を破っていくのか、ベテランが威厳を見せるか、そのあたりも楽しみである。

年々人数を増やし、盛り上がりを見せる北陸プロリーグ。
残り5節、まだまだ皆が頂点を目指して激闘が繰り広げられる。
これからどのような展開になるのか、目が離せない。

(文:堂垂正裕)

順位 名前 合計 1節 2節 3節 4節 5節 6節 7節 8節
1 南 和之 85.9 27.5 ▲ 33.1 91.5          
2 藤本 鉄也 75.1 28.1 67.1 ▲ 20.1          
3 里木 祐介 55.0 ▲ 2.8 28.4 29.4          
4 小林 和樹 52.6 ▲ 3.7 16.5 39.8          
5 新保 翔太 51.5 ▲ 18.4 24.3 45.6          
6 木戸 僚之 49.9 9.1 22.6 18.2          
7 後藤 正博 44.1 39.4 ▲ 8.4 13.1          
8 志多木 健 20.3 64.0 19.7 ▲ 63.4          
9 栄田 勇作 17.1 48.4 ▲ 36.5 5.2          
10 月野 桜悠 10.0 27.2 ▲ 32.5 15.3          
11 成田 理良 8.9 22.2 47.7 ▲ 61.0          
12 松井 直大 ▲ 0.9 ▲ 29.4 10.1 18.4          
13 梅本 翔 ▲ 3.0 ▲ 1.9 ▲ 4.2 3.1          
14 宮成 さく ▲ 3.2 ▲ 25.4 111.1 ▲ 88.9          
15 石川 雄基 ▲ 17.0 0.2 13.8 ▲ 31.0          
16 山田 航輔 ▲ 24.3 ▲ 15.2 ▲ 42.9 33.8          
17 浦田 豊人 ▲ 33.1 ▲ 55.8 44.7 ▲ 22.0          
18 堂垂 正裕 ▲ 41.2 1.0 ▲ 38.6 ▲ 3.6          
19 文月 愛美 ▲ 41.6 ▲ 11.5 ▲ 30.1 0.0          
20 如月 靖之 ▲ 58.8 ▲ 64.1 ▲ 30.3 35.6          
21 獅坂 祐一 ▲ 60.4 10.2 ▲ 77.1 6.5          
22 荒谷 誠 ▲ 62.2 17.8 ▲ 35.1 ▲ 44.9          
23 安城 るい ▲ 66.1 ▲ 45.5 ▲ 30.7 10.1          
24 岡田 拓也 ▲ 91.6 ▲ 21.4 ▲ 39.5 ▲ 30.7          

第40期 A1リーグ 第7節A卓レポート

【第40期 鳳凰戦A1リーグ 第7節A卓 首位独走の勝又健志がさらにポイントを上乗せ】

第7節A卓対局者

1位 勝又健志
4位 佐々木寿人
9位 和久津晶
10位 藤崎智

※本日は全員6節目

 

 

解説 藤島健二郎
実況 古橋崇志

1回戦南2局。親番の和久津が三万を暗カン。
678の三色に仕上げて佐々木から9,600をアガリ初戦を制した。

 

 

2回戦はオーラスに藤崎がメンゼンホンイツの東単騎。満貫のアガリで逆転。

 

 

3回戦。勝又は234確定カン三万待ちから三万四万五万六万七万待ちにかえてリーチ。
2,000・3,900(+1,000)のツモアガリでトップ。

 

 

4回戦は佐々木が2,100・4,000をツモってリードするが

 

 

東3局1本場に勝又のドラ3に捕まってしまい、佐々木は浮きの2着に。

 

 

本日2勝を挙げた勝又がさらにポイントを上乗せ。盤石の首位独走。
今日の佐々木は痛い放銃が続いたが、3・4回戦は浮きに回って4位キープ。
和久津はなかなか自分のペースに持ち込めないながらも失点を抑えて9位キープ。
藤崎は4回戦に3度の放銃に回り、本日はマイナスとなってしまった。

 

 

次回A1リーグ第7節B卓は
2023/07/19(水) 16:00

西川淳
藤島健二郎
藤崎智
沢崎誠

解説 HIRO柴田
実況 古橋崇志

 

 

(文・吾妻さおり)

第18期女流桜花BCリーグ第2節レポート

2023年6月18日(日)
第18期女流桜花B・C1・C2リーグ第2節が開催された。
【Bリーグ】
⌘1卓
清水香織×藤井すみれ×小笠原奈央×後藤咲

 

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⌘2卓
松田彩花×北野由実×水越京子×童瞳

 

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⌘3卓
中野妙子×早川林香×天音まこと×和久津晶×稲岡ミカ

 

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⌘4卓
黒沢咲×杉浦まゆ×波奈美里×手塚紗掬×宮成さく

 

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⌘5卓
高橋慧×大久保朋美×武石絵里×御子柴佑梨×桜川姫子

 

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童瞳が+60.0Pオーバーと大きくポイントを積み重ねて暫定首位へ。

【C1リーグ】

 

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加賀谷が唯一の4戦プラスと大きくポイントを伸ばした。石田も2トップを含む+40.7とし昇級圏内へ。

【C2リーグ】

 

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古川、青山、関口、土田、鴨、桜木、松島、大月、藤居が卓内トップでそれぞれ順位を上げた。

 

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(文:小林正和)

第34期特別昇級リーグ最終節レポート

【第34期特別昇級リーグ、優勝は藤永流馬。B2への昇級権利を持ってリーグ戦に臨む】

自分が参加していた頃(7、8年前)は、20人も満たない期もあったように思う。
連盟員の増加、リーグの増加に合わせて、参加権利も拡張され、今期の参加は43名。
こう参加人数が多いと、上位に勝ち残るだけでも、険しい道程となっている。

中村毅(C1)や花岡章生(現太閤位、関西プロリーグのトップ)のベテラン勢や、白銀紗希(現女流桜花)、山脇千文美の女流桜花Aリーグの常連であっても、苦戦を強いられていた。

最終節にコマを進めることができたのは、この5人。
ポイントは持ち越しのため、現在のポイントと、プロリーグの所属リーグを下に掲載する。

 

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(優勝:B2リーグ、準優勝:C1リーグ、第3位:C2リーグ
ただし、プロリーグの5節終了時にトータルスコアが0以上)

澤田は現在C2リーグに所属する。
そのため2位以上が目標になり、最終戦が抜け番であることを考えると、50ポイント以上のプラスが欲しいだろう。
他の4選手は3位以上が目標とはいえ、ここまできたら優勝も狙いたいところ。
藤永が抜け番で、1回戦が開始された。(※ 抜け番はトータル成績の上位順)

 

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(写真左から、辻本一樹、山川高志郎、藤永流馬、澤田唯、真鍋明広)

◇ 1回戦(抜け番:藤永)
トータル2位スタートの辻本が、南2局の親番で連荘を重ねる。
11,600 (←山川)
4,800 (←山川)
3,900 (←澤田)
700オール
とアガリ、大きなトップ。トータル首位に踊り出た。

逆に山川は、南1局、親で先制リーチを打つも、真鍋に追いかけられ跳満の親被り。
南2局は、辻本のピンフ、ドラ3に捕まってしまった。

1回戦終了時
辻本+189.1、藤永+186.5、 真鍋+150.2、澤田+95.5、山川+86.3

◇ 2回戦(抜け番:辻本)
1回戦で、上位は3人に絞られた。
と思った人は一緒に謝ろう。(笑)
山川が一回戦のうっぷんを晴らすように加点を重ねる。
東場の親では細かく連荘し、南場の親では、11,600(リーチ、ピンフ、三色同順)、12,000(南、ドラ3)と高打点を2発。
8万点の大トップで戦線に復帰した。

2回戦終了時
辻本+189.1、藤永+180.0、山川+148.2、真鍋+135.5、澤田+54.8

◇ 3回戦(抜け番:真鍋)
優勝争いをしている藤永と辻本がぶつかった南1局、
北家、藤永の先制リーチ

一万二万三万五万五万一筒一筒一筒一筒三筒七筒八筒九筒 リーチ ドラ五万
親の辻本が仕掛け返して応戦

二万二万南南南西西 チー七万 左向き八万 上向き九万 上向き チー六万 左向き七万 上向き八万 上向き ドラ五万
どちらも打点があり、ここを制した方が大きなアドバンテージを得るだろう。
放送の対局ではないので、筆者は藤永と辻本の間で観戦していたのだが、辻本がツモ切った(藤永の)現物の六万に、なんと山川の手が開かれて驚いた。
山川

四万四万五万七万五索五索五索六索六索六索 ロン六万 暗カン牌の背八索八索牌の背 ドラ五万
タンヤオ、三暗刻、ドラの8,000。
筆者からは見えていないが、二人に対して受けながらの手牌進行だったように思う。
会心のアガリだった。

3回戦も山川の1人浮きのトップ。
100ポイントあった差を2半荘で逆転し、トータルトップに躍り出る。

3回戦終了時
山川+189.4、藤永+178.5、辻本+160.4、真鍋+135.5、澤田+43.8

◇ 4回戦(抜け番:山川)
藤永がトップ。辻本も浮きをキープして、食らいつく。

4回戦終了時
藤永+206.6、山川+189.4、辻本+167.7、真鍋+111.7、澤田+32.2

◇ 最終戦(抜け番:澤田)
さすがに藤永、山川、辻本の3人に絞られた。

東1局、親は山川
辻本がこのアガリ。

二万二万二筒二筒二索二索五索五索六索六索西白白 リーチ ツモ西 ドラ五索
一撃で山川を逆転。
首位藤永まで10ポイント差に迫る。

このあと、藤永が差を広げて、
(※ 詳細は省くが、東3局の真鍋のリーチを受けながらの2,000点のアガリと、東4局の1,300オールが良かった。)
この南2局の辻本の親さえ終わらせれば優勝が現実味を帯びるという状況だったが、辻本の4,000オール。

五筒五筒六筒六筒七筒二索二索六索七索八索九索九索九索 リーチ ツモ四筒 ドラ九索
巡目が深くなり流局を願っていたところに、このアガリを見せられるとグラっとくるものがある。

それでも、やはりリードしている方が有利。
辻本はアガって逆転しても、逃げ切るためのアガリが再度必要になるが、藤永はアガってしまえば決定打になる。
南2局2本場、藤永が2,000・3,900をツモアガって勝負を決めた。

二万二万二万五万六万七万三筒四筒五筒五索六索北北 リーチ ツモ七索 ドラ北

 

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まだ若い3人ゆえに、イマイチな打牌もあったが、昇級したリーグで全く通用しないことはないだろう。
あえてこういう表現なのは、筆者が12年もかかってたどりついたBリーグで簡単に通用しないで欲しいという個人的な思いが、多分に含まれているのだが・・・。
僕の同時期より、3人ともだいぶ実力があるように思う。
前期(33期)優勝の中津真吾、32期優勝の曽篠春成ともに、リーグ戦最終節で勝ちきれず、権利の消失が続いている。
特に藤永は、リーグ戦の最終節は痺れる戦いになるだろうが、今日のような攻める姿勢で勝ち取ってほしい。

 

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(文:福光聖雄)

第49期”雀サクッ杯” 関西プロアマリーグ 帝阪戦  最終節成績表

順位 名前 プロ/一般 合計 1 節 2 節 3 節 4 節 5 節
1 前田 將宏 一般 178.4 25.3 71.0 18.9 17.3 45.9
2 吉田 雄二 一般 163.4 110.4 ▲ 30.7 14.6 16.5 52.6
3 高谷 圭一 プロ 157.4 41.0 13.1 77.9 36.5 ▲ 11.1
4 横山 毅 プロ 141.3 105.2 21.6 12.7 0.0 1.8
5 阿部 一幸 一般 119.8 35.6 ▲ 2.9 39.8 54.4 ▲ 7.1
6 段谷 昭夫 一般 110.6 16.6 37.4 24.1 33.6 ▲ 1.1
7 鈴木 勝之 一般 103.8 ▲ 14.4 47.9 47.8 9.0 13.5
8 北村 祐二 プロ 79.6 ▲ 5.6 15.8 15.6 28.9 24.9
9 黒石 翔 プロ 72.8 12.6 86.1 ▲ 14.2 20.7 ▲ 32.4
10 貫上 洋志 プロ 61.4 74.3 32.6 ▲ 30.5 ▲ 13.1 ▲ 1.9
11 五月女 義彦 一般 54.0 ▲ 46.6 53.6 8.0 39.0 0.0
12 井上 礼子 一般 54.0 11.7 48.6 18.9 ▲ 67.0 41.8
13 岩本 貴 一般 48.6 32.9 8.6 10.5 ▲ 9.9 6.5
14 井上 雅照 一般 36.3 0.0 ▲ 6.5 ▲ 0.8 23.4 20.2
15 森田 美津子 一般 34.8 47.4 ▲ 7.0 ▲ 5.6 0.0 0.0
16 上村 宜久 プロ 34.7 ▲ 11.5 ▲ 35.2 61.1 5.1 15.2
17 重枝 登志雄 一般 33.0 ▲ 49.1 0.0 ▲ 87.7 112.7 57.1
18 舟橋 綾子 一般 30.0 ▲ 2.0 ▲ 15.3 47.3 0.0 0.0
19 見野 マリ子 一般 28.6 33.6 3.1 3.0 5.6 ▲ 16.7
20 猪鼻 拓哉 プロ 26.9 ▲ 36.7 93.9 ▲ 50.2 49.0 ▲ 29.1
21 前坂 明宏 一般 20.4 13.0 ▲ 11.8 19.2 0.0 0.0
22 北山 悟 一般 10.8 ▲ 5.5 12.3 ▲ 26.5 1.8 28.7
23 丸山 直 プロ 8.6 ▲ 11.0 ▲ 16.8 41.1 ▲ 32.5 27.8
24 川上 直也 プロ 6.5 1.9 35.0 29.7 ▲ 65.9 5.8
25 稲塚 千晃 一般 ▲ 1.2 0.0 ▲ 5.1 10.7 3.6 ▲ 10.4
26 稲岡 ミカ プロ ▲ 3.8 ▲ 46.0 25.2 52.8 0.0 ▲ 35.8
27 駒井 康夫 一般 ▲ 9.1 ▲ 24.5 ▲ 13.2 0.0 ▲ 1.4 30.0
28 北野 剛史 一般 ▲ 14.8 0.0 ▲ 13.4 4.6 3.1 ▲ 9.1
29 堀中 康行 一般 ▲ 36.0 6.6 ▲ 26.2 38.7 0.0 ▲ 55.1
30 藤田 竜三 一般 ▲ 43.1 23.6 ▲ 41.6 ▲ 25.1 0.0 0.0
31 片山 一哉 一般 ▲ 46.7 0.0 57.3 ▲ 67.6 ▲ 37.6 1.2
32 濱中 真志 プロ ▲ 52.6 19.9 ▲ 22.3 ▲ 37.3 ▲ 53.1 40.2
33 熊田 高大 一般 ▲ 57.9 ▲ 29.6 5.7 0.0 ▲ 34.0 0.0
34 春木 駿 一般 ▲ 63.5 ▲ 40.3 49.1 12.2 9.2 ▲ 93.7
35 結城 恵美 一般 ▲ 65.9 ▲ 47.0 2.9 ▲ 26.2 4.4 0.0
36 山地 義昌 一般 ▲ 68.3 ▲ 13.3 ▲ 47.9 ▲ 9.8 2.7 0.0
37 藤川 忠靖 一般 ▲ 72.2 2.9 ▲ 4.6 ▲ 52.7 0.0 ▲ 17.8
38 藤沢 俊郎 一般 ▲ 84.2 ▲ 36.9 ▲ 29.2 ▲ 2.6 ▲ 9.9 ▲ 5.6
39 原田 保正 プロ ▲ 98.4 13.0 21.9 ▲ 14.3 ▲ 41.8 ▲ 77.2
40 廣岡 ゆかり 一般 ▲ 152.1 0.0 ▲ 35.3 ▲ 35.1 ▲ 26.6 ▲ 55.1
41 山下加代子 一般 ▲ 168.8 ▲ 47.4 ▲ 1.1 ▲ 54.6 ▲ 39.5 ▲ 26.2
42 青地 暁子 一般 ▲ 175.9 24.9 ▲ 86.6 ▲ 79.9 ▲ 14.0 ▲ 20.3
43 榧野 幸一 一般 ▲ 252.8 ▲ 117.4 ▲ 53.8 ▲ 39.7 ▲ 41.9 0.0

第40期 A2リーグ 第5節B卓レポート

【三浦が卓内トップでトータル2位へ!Aリーグ第5節B卓レポート】

8月1日、第40期鳳凰戦A2リーグ第5節B卓が放送された。
対局者は三浦智博、猿川真寿、高橋良介、伊藤優孝。

 

 

1回戦南2局、親の三浦がタンヤオ七対子六索待ちテンパイ。
2巡後に九索が打たれたのを見ると、ツモ切りリーチを敢行!
猿川からホウテイの12,000を打ち取り、これがトップの決め手となった。

 

 

苦しい放銃となった猿川も、2回戦では中を暗刻にして高目ツモの2,000・3,900など失点を回復。

 

 

伊藤がマイナスを一手に引き受ける形となるも、4回戦では復調。
東1局、伊藤がタンヤオドラ2の仮テンをアガると、展開にも恵まれ1人浮きのトップを獲得。
1日の負債をほぼ±0に抑えた。

4戦終了時点のトータルポイントは画像の通り。

 

 

 

三浦が+34.8Pの卓内トップでトータル2位に浮上する結果となった。

 

(文・浜野太陽)

第40期 A1リーグ 第6節C卓レポート

【第40期鳳凰戦 A1リーグ第6節C卓 ダンプ大橋が+9.1Pで卓内トップ】

本日の対局者

6位 前田直哉
11位 杉浦勘介
12位 ダンプ大橋
13位 吉田直

 

 

解説 西川淳
実況 古橋崇志

開局から杉浦に大物手。
ツモリ四暗刻の六万七万待ちリーチを打つ。

前田は九筒の暗刻落としで3巡は凌げるかと思われたが…。

前田の暗刻落としの途中、七対子ドラ2をテンパイしていた吉田(親)が九筒に待ちかえ、9,600(+1,000)のアガリ。

 

 

さらに東3局にはホンロウ七対子を決めて、吉田が1回戦トップを取る。

 

 

2度の七対子を放銃してしまった前田だが、9,300持ちから猛反撃。

南3局には中ドラ3を杉浦からアガリ

オーラス親番では南をツモって4,100オール。2着まで復活する。

 

 

2回戦は一転して小場となり、東3局2本場の1,000は1,600(+2,000)が最高得点。地道に加点したダンプがトップ。

 

 

3回戦は杉浦の半荘。
東4局に中東ホンイツドラ。

南2局にはタンヤオピンフドラ2とアガって1人浮き。

 

 

4回戦は開局に中ドラ3をアガったダンプが本日2勝目を挙げた。

 

 

大きなラスから始まったダンプが巻き返し、今期初のプラスを獲得。
前田はオール2着で+5.1P。開幕戦で抱えた大きなマイナスを完済した。
杉浦は4回戦のラスが響いて▲4.6P。降級エリアから距離が取れず苦しい戦いとなっている。
吉田も2回戦以降は苦戦してしまった。後半戦の逆転劇に期待したい。

 

 

 

次回A1リーグ第7節A卓は
2023/07/12(水) 16:00

和久津晶
勝又健志
佐々木寿人
藤崎智

解説 藤島健二郎
実況 日吉辰哉

(文・吾妻さおり)

第40期 鳳凰戦 B~Eリーグ前期最終節成績表

プラスもマイナスも200オーバーは2段階の昇降級(C1リーグ以下)

 

B1
100

 

B2
100

 

C1
100

 

C2
100

 

C3
100

 

D1
100

 

D2
100

 

D3①
100

 

D3②
100

 

E1①
100

 

E1②
100

 

E2①
100

 

E2②
100

 

第21期プロクイーンベスト16A卓レポート

【鈴木・蒼木がベスト8へ!第21期プロクイーンベスト16A卓レポート】

7月27日、第21期プロクイーンベスト16A卓が放送された。
対局者は蒼木翔子、冨本智美、鈴木麻美、和久津晶。

 

 

1回戦、この中では最も若手の鈴木が3回のリーチを成就しトップを獲得。
2回戦は2時間のロングゲームとなるも、冨本のリーチに追いついてメンチン・イーペーコーの18,000をアガった鈴木が連勝。
素点も大きく、前半戦ながら通過濃厚なリードを手にする。

 

 

和久津も初戦に続いて連対をキープし、連続の4着となった冨本が苦しい状況に。

3回戦は蒼木がトップを獲得し、和久津・蒼木が着順勝負でもう1つの椅子を争う形となった。

最終戦は東1局から大きな分岐。親の蒼木がリャンメンチー。終盤にテンパイを入れた和久津が勝負すると、開かれた手にはドラ4枚。12,000点の直撃となった。

 

 

和久津はこの失点を取り戻すことができず、オーラス国士テンパイも流局に。
この結果からベスト16A卓通過は鈴木・蒼木となった。

 

 

(文・浜野太陽)

第40期 A2リーグ 第5節A卓レポート

7月25日、第40期鳳凰戦A2リーグ第5節A卓が放送された。
対局者は黒沢咲、柴田吉和、瀬戸熊直樹、紺野真太郎。

 

 

1回戦は南3局1本場時点でトップから4着まで1,800点差の接戦に。
前局ピンフドラドラのリーチを空振った柴田が3メンチャンリーチをかけるも、黒沢が九万ポンで追いついての3,000・6,000!

 

 

オーラスにも親の瀬戸熊がリーチ・ツモ・白・ドラの3,900オールで2人浮きに。

2回戦も瀬戸熊・黒沢がリードし連続の2人浮き。

しかし3回戦には柴田が奮闘し、親番で2,000オールを決めリードすると、東4局には七万八万八万九万の形からドラの八万をポンしてタンヤオへ!

 

 

見事な打ち回しでタンヤオドラ3の2,000・3,900をアガリきり、3回戦トップを獲得。

4回戦は東4局時点で4着目の瀬戸熊がリーチツモドラ2の2,000・3,900で復活。
親番でも加点し、2回目のトップで節単位のプラスを達成した。

4戦終了時のトータルは画像の通り。

 

 

 

瀬戸熊・黒沢がプラス。
黒沢は昇級圏に迫る嬉しいプラスとなった。

(文・浜野太陽)

第265回:プロ雀士インタビュー 仲田 加南  インタビュアー:太田 寛子

第21期 新人王
女流桜花 4期(第4,11,12,13期)
女流日本シリーズ 優勝(2020,2023年←NEW!)
数多くの輝かしい成績を残している中・・・

新たに8つ目のタイトル、
【第1期WRC-R優勝】を記録した仲田加南プロ。

今回はわたくし、太田寛子がその時のインタビューを担当させて頂くことになりました!
ぜひ最後までお付き合いください!

まずは知らない方のためにざっくり説明すると、
JPML WRC-Rリーグとは、

〈〈連盟で、初の赤アリのタイトル戦である!〉〉

~決勝メンバー~

 

100

左から
香野蘭
仲田加南
奈良圭純
塚田悠介
(敬称略)

太田「加南さん、新タイトルの優勝おめでとうございます!!早速ですが、このメンバーでの対局が決まった時にどう戦うか、方針は決まっていたんですか?」

仲田「ありがとう!そうだね。やっぱり奈良さんをマークしてたかな。決勝経験が多くて、優勝したことがあるのは大きな違い。勝ったことがない人は、初めての勝利が目前になった時に動揺してスキが生まれる。リードを守ろうとしてまくられたり、距離感がわかんなかったり。だからそういう部分で、奈良さんをマークしてた。」

太田「やっぱりその経験値は大きいんですね。ちなみに実況の小笠原奈央さんが『今回の決勝はプロ人生を賭けて臨んでます』と紹介されていたのですが、どういう心境だったんですか?」

仲田「ちょうどベスト16あたりでMリーグ関係が盛り上がってたんだけど、麻雀界で注目、話題にされているところに自分はかすりもしない。Mリーグが麻雀界を盛り上げてくれてるけど、それ(Mリーグ)をゴールにするのはよくないと思ってるんだよね。だから、図々しいけど私が優勝して『私についてこい!』って気持ちで1つ1つのタイトル戦の価値をあげていきたいと思ってたんだよね。」

太田「かっこよすぎます!しびれます!!」

仲田「どれだけ頑張っても見てもらえなくて腐っちゃう人もいると思うから、私は頑張って良い麻雀を残して、Mリーグだけじゃないんだぞ!ってみんなに教えてあげよう、くらいの気持ちで打ってる。」

太田「そういう考えあっての一言だったんですね。ではそんな中で、印象に残った局に関して質問させて頂こうと思います!まずは1回戦。南1局の親番に6,000オールのラリアットを決め、南2局、親番香野が連荘を重ねて5本場を迎えて手牌&点数状況がこちら。

 

100

 

ドラの七筒を切ってピンフドラ高め三色の3面張をテンパイしますがリーチせず。しかしその直後に親番香野からドラ待ちのリーチが入った直後、追っかけリーチをして数巡後に香野から八筒が出てアガリ!この時の思考を教えてください。」

 

100

 

100

 

仲田「まず前提として、
・決勝以外でも、1回戦はかなり強く打つようにしてる。
・日頃から北家の時はかなり大事に打つことを心掛けてる。

香野さんの親を終わらせるためにヤミテンを選択したけど、その親からリーチがきたからってオリる手じゃないから、それなら追いかけリーチで勝負することにしたんだよね。」

太田「たしかに1回戦、強気な選択が随所にみられました。そしてあの好形でのテンパイなら、リードしていても一番強くリーチまでいくという選択になったんですね。1回戦は見事なトップをとり、2回戦3着、3回戦も3着となったものの、日本プロ麻雀連盟で〈なに切る?〉に紹介されたいい局なんかもありましたよね!」

仲田「あのアガリは感触よかったね~!詳しい内容は何切るで話したから、インタビュー記事に参照してもらったほうがいいかも。」

3回戦東1局
二万三万五万赤五万六万八万九万二索三索三索六筒七筒八筒  ツモ四万  ドラ南

何を切る? 2023年7月

太田「ありがとうございます。いいアガリだったのでぜひ合わせて読んで頂きたいですね!それでは、最後にかなり話題になったオーラスについて聞かせてください!」

※最終戦オーラス
ツモは三倍満、奈良さんから満貫直撃条件

配牌もらった時とかはどういう事を考えてるんですか?

 

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仲田「地和こい!って思ってたよ(笑)現実的には、南トイツでドラは四索赤五索が配牌にあったから、タンヤオピンフドラ赤とかも視野に入れてた。けど白もトイツになって、急所の三筒五筒がスルスル~っときてすぐテンパイできてラッキーだった」

太田「たしかにかなり早い巡目のテンパイでしたよね。〈ツモよりデバサイ〉という言葉をよくサインに書いてるだけあって、女流日本シリーズに続いてのデバサイ優勝でしたね!では最後に、今後取りたいタイトルや目標なんかはありますか?」

仲田「とりたいタイトルというか、定期的に、年に1回タイトルを獲りたいって思ってる。第4期女流桜花を優勝した後、3連覇する年までしばらくタイトルを獲れなくて、その時期は本当に辛かった。応援してくれてる人にいい報告を届け続けたい。」

タイトルを獲ったことをない私のような考えつきもしない壮大な目標に感じるが、”仲田加南”なら本当に毎年優勝してみせてくれるのではないだろうか。

---Mリーグだけでなく、
鳳凰位戦、女流桜花やWRC-R、その他多くのタイトル戦はもちろん、なにより今後の『仲田加南』に注目して頂きたい。

そして最後に、記念すべき初代WRC-Rのインタビューを務める事が出来てとても光栄でした。

私自身も、大きな舞台で加南さんにいつか挑戦できるように頑張っていきます!
今回は拙いインタビューにお付き合い頂きありがとうございました!

 

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巣鴨本部道場 2023年7月度プロアマオープン大会成績表 7月度最終結果(※プラス者のみ)

WRCルール部門(連続16戦)

順位 名前 打数 成績
1 山田樹 34 354.5
2 ラッキースリー 53 253
3 中村 63 245
4 藤原隆弘 49 233.7
5 こしの 46 227.7
6 かずや☆雀アカ 30 224.8
7 エテキチ 18 220.5
8 岡本浩一 45 213.5
9 てんちゃん 64 187.4
10 後藤竜司 39 178.6
11 岩渕信明 34 178.1
12 じゅんじゅん 50 171
13 飯田記子 31 166
14 山部正人 17 149.9
15 グリーンマン 42 148.2
16 木梨祐輔 18 141
17 市川幹人 62 135
18 キモト 29 124.3
19 しんどう 18 117.1
20 加藤はるみ 49 112.6
21 Andy-San 26 97.8
22 宗広岳陽 31 86.4
23 なしお 32 80.2
24 松村祐輔 20 78.1
25 のりさん 29 78
26 前原由紀子 19 71
27 佐藤正道 36 64.3
28 井出博幸 29 63
29 森 雅彦 20 60.3
30 一色陽子 24 56.2
31 ほんゆ 44 53
32 西角健二 40 46.9
33 福永雄介 26 46.7
34 スロット麻雀厨 16 45.8
35 ともや 16 45.1
36 稲熊勝明 33 44.4
37 盛合麻理奈 24 36.7
38 シマカタ 21 28.2
39 金山二郎 23 23.5
40 ゆーとく 16 23.3
41 高橋大輔 16 20.9
42 とがし 18 20.4
43 藤次祐紀 69 20.2
44 さえり 27 6.2
45 ハチロー 20 0.8

 

 

公式ルール(連続8戦)

順位 名前 打数 成績
1 高橋大輔 8 138.7
2 くまっち 14 130.3
3 ゆーさん 13 123.5
4 なーちゃん 14 109.1
5 岡本浩一 9 100.5
6 ラッキースリー 15 90
7 北川 12 79.7
8 ほんゆ 10 77.5
9 飯田記子 12 74.7
10 森川清 9 72.6
11 Andy-San 11 61.6
12 グリーンマン 11 60.4
13 蒲焼 11 51.9
14 極楽7 8 49.9
15 じゅんじゅん 16 48.8
16 藤原隆弘 13 47.5
17 立花健太 9 43.5
18 比屋定桜紅 17 40.1
19 中村 18 38.9
20 ハチロー 10 38.9
21 市川幹人 19 38.6
22 堀江純一 14 36.2
23 井出博幸 19 25
24 てんちゃん 18 17.1
25 原佑典 10 1.6

 

 

 

 

道場ポイントランキング

順位 名前 1WRC 1公式 2WRC 2公式 3WRC 3公式 4~6 合計
1 山田樹 400 0 0 0 0 0 0 400
2 ラッキースリー 300 45 0 0 0 0 0 345
3 中村 250 28 0 0 0 0 0 278
4 藤原隆弘 200 28.75 0 0 0 0 0 228.75
5 岡本浩一 160 47.5 0 0 0 0 0 207.5
6 こしの 190 0 0 0 0 0 0 190
7 かずや☆雀アカ 180 0 0 0 0 0 0 180
8 てんちゃん 150 24.5 0 0 0 0 0 174.5
9 高橋大輔 73 100 0 0 0 0 0 173
10 エテキチ 170 0 0 0 0 0 0 170
11 飯田記子 118 37.5 0 0 0 0 0 155.5
12 じゅんじゅん 119 29 0 0 0 0 0 148
13 グリーンマン 116 29.75 0 0 0 0 0 145.75
14 くまっち 68 75 0 0 0 0 0 143
15 後藤竜司 140 0 0 0 0 0 0 140
16 市川幹人 114 25.25 0 0 0 0 0 139.25
17 Andy-San 101 30 0 0 0 0 0 131
18 ほんゆ 87 40 0 0 0 0 0 127
19 岩渕信明 120 0 0 0 0 0 0 120
20 ゆーさん 57 62.5 0 0 0 0 0 119.5
21 井出博幸 94 24.75 0 0 0 0 0 118.75
22 山部正人 117 0 0 0 0 0 0 117
23 木梨祐輔 115 0 0 0 0 0 0 115
24 キモト 113 0 0 0 0 0 0 113
25 しんどう 112 0 0 0 0 0 0 112
26 加藤はるみ 111 0 0 0 0 0 0 111
27 ともや 83 23.25 0 0 0 0 0 106.25
28 宗広岳陽 100 0 0 0 0 0 0 100
29 なしお 99 0 0 0 0 0 0 99
30 松村祐輔 98 0 0 0 0 0 0 98
31 のりさん 97 0 0 0 0 0 0 97
32 ハチロー 69 27.75 0 0 0 0 0 96.75
33 前原由紀子 96 0 0 0 0 0 0 96
34 佐藤正道 95 0 0 0 0 0 0 95
35 森川清 60 35 0 0 0 0 0 95
36 藤次祐紀 71 23 0 0 0 0 0 94
37 森 雅彦 93 0 0 0 0 0 0 93
38 一色陽子 92 0 0 0 0 0 0 92
39 さえり 70 21.25 0 0 0 0 0 91.25
40 キャンディ太郎 66 21.5 0 0 0 0 0 87.5
41 西角健二 86 0 0 0 0 0 0 86
42 原佑典 61 24.25 0 0 0 0

0 85.25
43 福永雄介 85 0 0 0 0 0 0 85
44 スロット麻雀厨 84 0 0 0 0 0 0 84
45 稲熊勝明 82 0 0 0 0 0 0 82
46 盛合麻理奈 81 0 0 0 0 0 0 81
47 やすこ 59 21.75 0 0 0 0 0 80.75
48 シマカタ 80 0 0 0 0 0 0 80
49 金山二郎 79 0 0 0 0 0 0 79
50 ゆーとく 78 0 0 0 0 0 0 78

第40期 A2リーグ 第4節D卓レポート

刀川が今期2度目の役満でプラス域へ!A2リーグ第4節D卓レポート

7月18日、第40期鳳凰戦A2リーグ第4節D卓が放送された。
対局者は紺野真太郎、三浦智博、刀川昌浩、石川正明。

 

 

事件は1回戦に発生。刀川が南北をポン。
手の内には東の暗刻、西のトイツがあり、なんとリャンメン小四喜のテンパイ!
3,900の放銃を覚悟してドラまたぎの五筒を勝負した紺野であったが、まさかの32,000点の申告が待っていた。

 

 

幸先の悪すぎる出だしとなった紺野であったが、2回戦東1局には親番でドラ暗刻の配牌!4巡目に12,000のアガリとなり、1本場にも2,000オールのツモアガリで失点を回復。

さらに3回戦にもオーラスドラの南暗刻の仕掛け。(紺野にとってダブ南)終盤に4枚目の南を引き入れて暗カンし、3,000・6,000のツモ!

 

 

連続のトップで初戦のマイナスを完済。

4戦目も紺野が得点を伸ばすが、刀川が2,000・4,000、3,000・6,000と連続の大物手を決めて逆転し、2回目のトップを獲得した。

 

 

4戦終了時のトータルポイントは画像の通り。

 

 

 

小四喜をアガった刀川が+38.8Pでトータルプラス域へ。
放銃となった紺野も節単位でプラスにまとめ、首位をキープする結果となった。

(文・浜野太陽)

第21期プロクイーン二次予選レポート

日本プロ麻雀連盟主催のプロ団体所属の女流プロが参加出来るタイトル戦。
ルールはWRCルール。

 

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出場選手は52名。

4回戦終了時上位36名、5回戦終了時上位20名、6回戦終了時上位10名が勝ち上がりベスト16へ進む。

 

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全6回戦の結果は以下の通り。(6回戦進出者のみ)

 

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首位は第13期プロクイーンの童瞳。
3回戦終了時+0.3から3連勝で通過した。

 

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他団体からは日本プロ麻雀協会の冨本智美(2位)と鈴木麻美(6位)の2名が勝ち上がり。

 

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二階堂亜樹(8位)は4回戦で大三元をツモアガりその勢いのまま3連勝で通過した。

 

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ベスト16の卓組みは以下の通り。

 

100

 

ベスト16から前年度決勝進出者4名と女流桜花・白銀紗希、十段位・魚谷侑未が加わり、いずれも16時から日本プロ麻雀連盟チャンネルで放送される。
ベスト16・8は各卓上位2名勝ち上がりのトーナメント戦。
決勝戦から前年度優勝のりんのなお(日本プロ麻雀協会)が加わり5名で優勝を争う。
熱い戦いにご期待下さい。

(文:木原翼)

第40期十段戦ベスト8B卓レポート

十段戦ベスト8B卓の出場選手は、瀬戸熊直樹、佐々木寿人、大和、浜野太陽の4名。

 

 

すでにベスト8A卓の対局は終了しており、三浦智博、近藤久春の2名が決勝へと勝ち上がりを決めている。

ベスト8は半荘5回戦を日本プロ麻雀連盟公式ルールで戦い、トータルポイント上位2名が決勝へ進出となる。

まずは1回戦、南2局の親番で3,900オールのツモアガリなど大きな加点に成功しトップを取ったのは浜野。

 

 

続く2回戦もトップを取ったのは浜野。
瀬戸熊のリーチに対してドラも押し切り、チンイツなどをアガリ2連勝スタート。
逆に瀬戸熊は2連続ラスと苦しい立ち上がりとなった。

 

 

3回戦は寿人の1人浮き大トップ。
東3局、親番での七対子ドラ2や、南4局、白・ドラ3などで加点に成功し6万点オーバーの1人浮きトップで3回戦を終えることに成功。
トータルポイント2位に浮上した。

 

 

4回戦は東場から大和の親が止まらない!
4本場まで積み上げ、4万点越えトップ目に立つと、その後も順調に点棒を増やし、大和のトップで4回戦が終了。

 

 

5回戦を迎えた時点で、大和、浜野は着順勝負。
寿人もほんの少しリードがあるものの、ほとんど3人が横並びスタート。
瀬戸熊だけは大きな大きなトップが必要という条件で開始された。

5回戦先に一歩リードしたのは寿人。タンヤオ・三色・ドラ2の8,000のアガリ。有利に進められそうな位置になる。

 

 

そして南入。
南1局に大和が2局連続でアガリ、4万点オーバーのトップ目に立つ。
浜野との着順勝負一歩リード

 

 

寿人、大和に一歩遅れをとってしまった浜野だったが、その後は冷静な仕掛けやリーチでアガリを重ねると、オーラスまでに浜野は大和より着順が上で迎えることができた。
2人の差はなんと300点。

アガった方が通過、1局勝負のオーラスでアガリを決めたのは浜野。
わずか4巡でテンパイを入れていた。

 

 

以上の結果をもって、ベスト8B卓から決勝へと駒を進めたのは、寿人・浜野の2名となった。

 

 

ベスト8を勝ち抜いた4名に加え、現十段位の魚谷が加わり、5名で決勝が行われる。

 

 

新しい十段が生まれるのかそれとも連覇か?!
皆様お楽しみに。
初戦は9/9 14:00から放送開始です

(担当:松田彩花)

第40期 A2リーグ 第4節C卓レポート

7月11日、第40期鳳凰戦A2リーグ第4節C卓が放送された。
対局者は瀬戸熊直樹、猿川真寿、近藤久春、井出康平。

 

 

最初の1、2回戦は井出・近藤・猿川が順番に大物手をアガリ、3人がプラススコアに。

 

さらに3回戦では、猿川が3人の高打点テンパイを制し、タンヤオ・トイトイ・三色同刻と珍しい役を含む12,000点をアガリ、1人浮きのトップとなった。

 

 

3連続の4着と苦しい状況の瀬戸熊であったが、4回戦東3局4本場には瀬戸熊が力の入ったツモ。

 

 

猿川との2軒リーチにめくり勝ち、リーチタンヤオピンフツモイーペーコーの2,000・4,000をアガリきる。
さらに南3局には三色ドラ2のヤミテンをアガリ、負債を大きく緩和するトップを獲得した。

4戦終了時のトータル成績は画像の通り。

 

 

 

全員が1回ずつトップを獲得する中、4着のなかった井出・猿川がプラスを持ち帰り、後半戦へ向け昇級争いが視野に入る位置へ浮上した。


(文・浜野太陽)

第40期十段戦ベスト8A卓レポート

【第40期十段戦 ベスト8A卓 三浦智博・近藤久春が決勝進出】

十段戦ベスト8A卓対局者

三浦智博
浜上文吾
近藤久春
藤崎智

 

 

解説 魚谷侑未
実況 部谷幸則

1回戦は浜上がオーラスにトップ目からカン四筒の6,400をアガってトップ。

 

 

2回戦は三浦がオーラスにトップ確定のチンイツを決める。

 

 

3回戦は藤崎が7,700(+1,000)のアガリでリードするが

 

 

近藤が逆転して終了。

 

 

4回戦は浜上(親)がリーチツモ発の2,600オールは2,800オール。

3本場には西単騎リーチをツモって6,000オールは6,300オールのアガリ。

 

 

その後は近藤が2回の大物手をツモって浮きの2着に。

 

 

最終5回戦。ラス目となり3番手まで落とされた三浦だったが、1,100・2,100。親番では2,600オールは2,700オールとアガってほぼ一席確保。

 

 

オーラス。浜上はアガリ通過条件まで迫るが、1本場に近藤がアガって決着。

 

 

ベスト8A卓からは三浦智博・近藤久春の2名が決勝進出を決めた。

 

 

第40期十段戦ベスト8B卓は
2023/07/21(金) 15:00

浜野太陽
佐々木寿人
瀬戸熊直樹
大和

解説 柴田吉和
実況 部谷幸則

(文・吾妻さおり)