第2期若獅子戦予選二日目レポート

【第2期若獅子戦2日目レポート ベスト16進出者が確定!】

2021/8/29(日)、第2期若獅子戦2日目が行われました。

【第2期若獅子戦システム】

連盟公式ルール・102名参加

【1日目】
①4回戦終了時プラスの者は5回戦へ
(マイナスの者は0名〜最大3名)
②5回戦で上位48名がポイント持ち越しで2日目へ
【2日目】
③9回戦終了時上位24名が10回戦へ
④10回戦終了時上位12名がベスト16へ
⑤審査員推薦の4名がベスト16へ

前日の予選を通過したのは以下の48名。

 

 

若獅子戦は上位12名のトライアル戦ですが、後半はトーナメント戦の要素が出て来ます。
最終戦は24名で半分の12名が通過。大まかな目標としては卓内でトータル2位以内を目指します。

【勝ち上がり者】

1位通過 佐々木俊哉 +132.5P (初日+104.6P 1位)

 

1回戦に+36.5Pのトップを取り暫定1位。そこから首位を明け渡す事なくベスト16進出を決めた東北の新星。今期若獅子戦で一番の注目選手です。

 

2位通過 時丸仁義 +117.2P (+56.4P 8位)

 

時丸はトップ4回、2着6回の全連帯(うち2回は沈み2着)。安定感抜群の内容で2位通過となりました。

 

3位通過 金杉空 +109.3P (+53.7P 10位)

 

金杉は2日目をオールプラスでポイントを重ねて悠々と勝ち上がりを決めました。

 

4位通過 佐藤孝行 +107.2P (+43.1P 14位)

 

佐藤はポイントがほしいのになかなか叩けずにいましたが、9回戦で爆発。+71.1Pをマークし、一半荘で勝ち上がりを決めました。

 

5位通過 吉井優 +103.6P (+72.9P 5位)

 

巣鴨道場1位通過の吉井は6回戦に大きなトップを取るも4着3着でピンチに。沈めないプレッシャーのかかる最終戦をトップで決めて5位通過です。

 

6位通過 鈴木裕也 +98.9P (+55.0P 9位)

 

12位スタートで最終戦を迎えた鈴木。プラスの2着でも不安の残る位置ですが、しっかりトップを取って6位通過となりました。

 

7位通過 渡邉準也 +91.0P (+52.3P 12位)

 

2日目に順調にポイントを重ねた渡邉は9回戦にマイナスするも、最終戦にそれを補うプラスで7位通過となりました。

 

8位通過 福田雄大 +87.6P (+16.6P 36位)

 

初日2回戦の4着が響き、ギリギリ滑り込んだ福田は2日目に強さを発揮。9回戦の+45.5Pが決め手となりました。

 

9位通過 荒井伶太 +87.4P (+17.5P 34位)

 

3着4着の厳しいスタートを切りながらも初日を乗り切りますが、6回戦もマイナス。しかし7回戦からオールプラスの力強さを見せました。

 

10位通過 野村駿 +76.9P (+60.9P 7位)

 

野村は沈めば敗退濃厚の重圧の中、最終戦を+14.7Pで乗り切りました。10位通過です。

 

11位通過 上田稜 +72.8P (+88.4P 3位)

 

初日に勝どき柳会場2位通過の上田でしたが2日目に苦戦しました。最終戦をプラスで終えて11位通過となりました。

 

12位通過 大高啓 +70.4P (+90.9P 2位)

 

2位スタートの大高は2日目に小さいマイナスを重ねて苦戦。最終戦も▲6.5Pの結果待ちとハラハラしましたが、12位通過となりました。

最終成績表はこちら

 

審査による推薦は以下の4名に決定。

松本峻

 

西名優

 

藤井崇勝

 

曽篠春成

 

ベスト16の組み合わせはこちらの表をご覧ください。

 

 

(文:編集部)

第223回:プロ雀士インタビュー 小林正和  インタビュアー:中川基輝

小林正和 31期後期1986年生まれの35歳。
筆者中川基輝の同期であり、親友であり、最大のライバルだ。

小林との出会いはプロテストの時、同い年ということもありすぐに仲良くなったのだが、小林は優等生、私は劣等生であった。
筆記テストも実技も常に高得点の小林、どちらも及第点の自分。プロテストの時に私が褒められたのは実況ぐらいだったが、小林は所作や内容、筆記テストなど常に褒められていた。
研修期間を終え小林がD3リーグ、私がEリーグ。当時はライバルというより、追いつかなきゃいけない目標だった。

そんな関係が、あくまで私から見た関係だが、プロに入って少し変わる。
1年目に私が十段戦で五段戦、新人王で決勝まで残り、2年目にはリーグ戦で小林のD3リーグに追いついた。さらに第2期のWRCで優勝。3年目に特別昇級リーグで優勝してついに追い抜いたと思った。目標だった小林の前に初めて立ったと。
しかしそんな喜びは束の間、小林はやはり凄かった。3年目で私と直接対決の第3期WRC決勝で逆転からの国士無双で完勝すると、その勢いのままにマスターズでも準決勝まで勝ち進んでみせた。4年目には特別昇級リーグでも優勝。まるで私の取ったタイトルを塗り替えるように、次は必ず小林が獲っていく。

5年目でも勢いは止まらない。王位戦でも準決勝に残り、北関東リーグで優勝から地方リーグチャンピオンシップでも優勝。6年目には特別昇級リーグ準優勝。他にも毎年のようにリーグ戦で昇級争いに食い込み、そして今期は第9期WRCで2度目の優勝を果たした。8月にはC1リーグ最終節で一気に2位まで浮上して初のBリーグへ昇級と圧倒的パフォーマンスを見せ続けている。

プロになって数年、偉大な先輩達によくアドバイスされたのは「若手選手の多くは練習量が圧倒的に足りていない」ということだった。実際先輩達の練習量は私を含めたほとんどの若手の何倍から何十倍もの量であり、実力も努力も足りていない若手が結果を残せていないのは至極当然であった。
その点小林は普段の練習量はもちろん、連盟の公式大会にすべて出場、ロン2レーティング2327(プロの中でもほぼトップ)、勉強会の参加回数も多く、地方リーグの出場量(今期は北関東リーグの他に静岡リーグにも参戦中)、他団体の大会など圧倒的な出場回数を誇っている。しかも全てで結果を出しており、負けた時も敗因からしっかり反省し、次にいかし続け、さらに結果が良くなってきている。
諸先輩方も小林の成長を認識しており「さらに強くなった」とよく耳にするほどである。

 

100

 

最早ライバルと呼ぶにはおこがましいレベルの活躍を続けている小林に話を聞いてみた。

中川「あらためてWRC優勝おめでとう」

小林「ありがとう」

中川「準決勝では心配したけど、決勝は文句のつけようのない完勝だったと思う。本人的にはどうだった?」

小林「準決勝での内容は自分でもダメだと思った。見ている人たちを悲しませてしまったので、決勝では勝つだけじゃなく、楽しませないとダメだと思った」

中川「なるほど、内容にもこだわったからこその圧倒的な勝ちだったと思う。本当に強かったもん」

小林「ありがとう。それも最近色々な人から影響受けていたこともあってだと思う」

中川「へぇ、例えば誰に?」

小林「麻雀グランプリを連覇した本田さんや、マスターズや王位戦で準優勝、特別昇級リーグで逆転負けを喫した菊田さんとかかな。周りの活躍がとても刺激になって、今の自分があると思う」

中川「確かに凄い活躍だよね。俺も影響受けてる」

小林「あとはもっと若手の阿久津くんや伊達さんの活躍も負けてられないなって気持ちになったわ」

中川「正直お互い若手の中では活躍できている方だと思ってたけどどんどん強い人がでてくると自分ももっと頑張らないとってなるよね」

小林「新しい若手のタイトルもたくさんでてきたし、これからも負けないように、楽しませる麻雀が見せられるようにしていきたいね」

中川「楽しませる麻雀かぁ、広いな。具体的に聞かせて」

小林「攻撃、守備、門前、仕掛けなど色々なタイプの打ち方があると思うけど、自分自身はそういう型に合わせることはしないかな。あえていうならストーリー型wたぶんね見てて一番下手に思われる打牌が多いと思うんだけど、一打一打には自分なりの意味があって、最後にはあっと思わせるそんな麻雀を打ちたいと思っている」

中川「いいね。小林くんらしいわ。やっぱり小林くんの麻雀への情熱には頭が下がるわ。どんなに古くても内容や場面を覚えているし、疑問に思ったことをそのままにしない。時間がなくても練習量が下がることもないし、いつも見習わないとと思ってるけど到底真似できるものじゃないよ」

小林「そんな風に思っていたとか意外だけど、ありがとう」

中川「本当にいい意味で麻雀バカだと思うわ、凄い。それもあってか俺らって仲良いとは思うけど麻雀の話しかしないよねw」

小林「確かにw」

中川「あと共通の趣味というか好きなものとして認識してるのサッカーぐらいだよね。ほかに何かある?」

小林「えぇと、これっていう趣味はないんだけど、一応建築学部出身だから暇なときに都内の現代建築を探索したりするかな」

中川「へぇ全然知らなかったわ。最近だとどこ見たの?」

小林「最近は流石にご時世的に見てないけど、オススメは最近世界遺産に登録された上野の国立西洋美術館。あとは錦江荘で対局ある時は東京国際フォーラムに立ち寄ってからいくかな。あとは仙台にあるせんだいメディアテークってところに行きたいと思っているかな」

(スマホで画像検索)

中川「なるほど、これは綺麗だし生で見てみたい。普通に意外な一面を知れたわ」

小林「でしょ?まあ麻雀をやるのと観るのが結局一番好きだけどね」

中川「それは知ってるわwあっだいぶ遅くなったけどB2リーグへの昇級もおめでとう」

小林「ありがとう、次は中川くんと同じリーグだね」

中川「あぁ本当にふがいないけど酷い内容で降級してしまったから次こそは頑張るよ」

小林「次のB2リーグも強いし楽しそうな人がそろっているから楽しみだわ」

中川「リーグ戦はもちろん最後の新人王戦や30代~40代のトップを決める鸞和戦も頑張ろう」

小林「そうだね、でもやっぱりメインはリーグ戦だと思ってる。連盟にいるならやっぱり鳳凰位を目指したいから」

中川「おぉ、大きくでたな。でもかっこいいし今なら少し現実味あるわ」

小林「そのためにはまだまだ超えなきゃいけない壁はたくさんあるけど少しずつ進んでいけるように頑張るしかないね。前回のWRCの優勝の時と違って今回の優勝は成長を見せられたんじゃないかと思うよ。自分自身準決勝の内容を踏まえて学ぶこともあったし、その思いを決勝では見せられたんじゃないかな?」

中川「うん、そう思う。今までの小林くんの放送対局の中で一番完璧だったと思う。あの強さを続けられたら勝てる気しないよ」

小林「続けられるようにこれからもやっていくしかないね」

中川「頼もしい決意も聞けたし、最後に今後プロとしての展望があれば教えて」

小林「今はMリーグの影響もあって、少しずつ麻雀のイメージも変わってきていて、新しく麻雀を始める人達も増えてきてると思うから自分自身も麻雀の良さを伝えられるようになりたい。そのためになるべく早くAリーグに昇級して多くの人達に自分の麻雀を見てもらいたい。あとは今出てる北関東リーグや静岡リーグでも多くの人達と触れ合えてるから今後も続けていきたいし、他にも積極的に色んな人達と交流できるようなことを増やしていきたいと思っている」

 

100

 

インタビューにもあるが小林との会話は9割麻雀だ。それはプロテストを受けた当初から変わらない。
それだけ小林は麻雀に真摯に向き合っている。私が知っている誰よりも。
一番近くで見てきた私が言うのだから間違いないがここ1、2年の成長には目を見張るものがある。
正直最初はオーソドックスな打ち方じゃないと思ったし、それで結果を出すのは難しいと思っていた。
それでも、若手の中では圧倒的な実績を残してきた。ここまで結果を出していたら最早そのオーソドックスとは少し違う打ち方は小林の麻雀である。オーソドックスかどうかではない。
小林が麻雀の良さを伝えるために見てもらいたいというオリジナルの麻雀だ。

言葉足らずで誤解を招くことはあるが、根は良いやつだし、最高に麻雀を愛している。
近すぎる存在が故に今回のインタビューまで全く気づいていなかったけど私にとって小林は、ライバルというよりいつのまにか尊敬の念でいっぱいの存在になってしまった。
今後はプロ1年目同様全力で追いかけていくしかない、そして彼の背中をもう一度追い抜こうと思う。
とりあえず今は、第9期WRC優勝おめでとう。

第38期鳳凰戦A2リーグ第6節B卓レポート

上位陣が超接戦に!A2リーグ第6節B卓レポート

8/31(火)、第38期鳳凰戦A2リーグ第6節B卓が放送された。対局者は藤島健二郎、山田浩之、石渡正志、仁平宣明。

 

 

前節+55.1Pの快勝を収めた石渡は今節も好調が持続。1回戦東1局、2軒リーチをかわしアガリきると、

 

 

南1局では山田とのリーチ対決を制し、5,200のアガリで幸先の良いトップスタート。

 

 

続く2回戦の親番では山田・藤島が鳴いてかわし手のテンパイを入れるも、後方から追いつき2,600オール。

 

 

さらに1本場でも高目ツモの2,600オールを決め、連続トップに。

 

 

3回戦はポイントを減らすも、卓内トップでトータル4位まで浮上となった。

1日終了時点のトータルポイントは以下の通り。

 

 

 

石渡は決して調子が良くはないと振り返りつつ、「応援してくれる方が『すげえなあ』って思ってくれるようなアガリをこれからも重ねたいなと思います」と意気込みを語った。

 

 

1〜4着のサイクルヒットとなった仁平は「自分で転ばないような麻雀を打って次に繋げたいと思います」と、我慢強い雀風通りのコメント。

 

 

山田は後悔の残る放銃を振り返りつつ、「とりあえずは降級しないように、今日のミスをもう1回見返していい麻雀を打ちたいと思います。」

 

 

藤島は4着・3着スタートも3回戦のトップで巻き返すとほぼ±0のスコアに。Twitterでは「勝ちに等しい負けと言っていいでしょう」と満足げなコメント。

 

 

次回A2リーグ放送は9/7(火)17時〜。対局者は内川幸太郎、客野直、古橋崇志、高橋良介。
解説は和久津晶が務めます。
次回も是非お楽しみに!

(文・浜野太陽)

第17期静岡プロリーグ 第5節レポート

強い日差しが照りつける時期となった。
コロナ禍のマスクがより一層の暑さを助長する。

静岡プロリーグも折り返しの第5節を迎えた。
今期に関しては、かなり別日対局を残しているが、首位を走る平野敬悟の安定感が光る。
今節も+26.0Pで全節オールプラス。
いよいよ覚醒か?(私から言わせてもらえば、遅いくらいだ笑)
プロアマの第37回静岡リーグも首位通過の決勝進出と、充実の一途をたどる。

今節注目していたのは栗島有紀。
対戦相手が望月・杉村・渡辺・鈴木秀と全員10年以上キャリアがある選手。
対戦相手として、また抜け番中も後ろで対局を見ていた。
最終戦まで苦しい展開の中、我慢していたと思う。

最終戦危なっかしいリーチもあったが、結果的に、大きめのトップをとり最小限のマイナスで収めたのは彼女にとって大きな収穫か。
経験という財産を大事にしてほしい。

前回決勝進出者である鈴木秀幸・大橋幸正・望月雅継が、まだ揃ってマイナス域。
折り返しとはいえ、まだまだ先は見えない。

麻雀プロとしてのアートフォームをつきつめていく。
その先に未来が開ける。

(文:鈴木秀幸)

順位 名前 1節 2節 3節 4節 5節 6節 7節 8節 9節 10節 合計
1 平野敬悟   21.9 49.8 37.8 26.0           135.5
2 石津寿人 28.7 4.2 ▲ 9.4 110.6             134.1
3 土屋幸弘   59.1   7.5 36.7           103.3
4 青嶋宏樹   93.3                 93.3
5 中寿文 ▲ 39.1 58.1 43.3   25.4           87.7
6 斉藤隆 47.0 24.8   5.4             77.2
7 小林正和 75.1 46.9   ▲ 73.7             48.3
8 鷲見隼人 49.5 21.5 ▲ 5.7   ▲ 28.4           36.9
9 岡本和也 31.1 ▲ 67.2   21.4 47.1           32.4
10 ダニエルモレノ 18.2 13.5 ▲ 54.1 23.1 22.6           23.3
11 天音まこと   58.9     ▲ 42.0           16.9
12 高橋大輔 ▲ 9.0 ▲ 23.7 11.4   34.3           13.0
13 川崎義之   ▲ 32.8 36.4               3.6
14 太田昌樹 ▲ 19.8 30.9 19.0   ▲ 32.7           ▲ 2.6
15 杉村泰治 17.8 18.3 ▲ 23.5 ▲ 44.4 28.3           ▲ 3.5
16 栗島有紀 ▲ 7.9 ▲ 7.3     ▲ 13.2           ▲ 28.4
17 京平遥 ▲ 47.3 41.5     ▲ 27.7           ▲ 33.5
18 望月雅継 ▲ 15.6 ▲ 24.6     ▲ 8.8           ▲ 49.0
19 渡辺史哉 ▲ 38.8 39.1   ▲ 50.1             ▲ 49.8
20 鈴木秀幸 ▲ 58.7 15.1 ▲ 9.6   ▲ 0.5           ▲ 53.7
21 平岡理恵 ▲ 24.4 ▲ 36.5                 ▲ 60.9
22 安部颯斗 28.8 ▲ 50.4 ▲ 3.3 ▲ 38.3             ▲ 63.2
23 渡辺洋巳 24.9 ▲ 26.5 ▲ 45.3 ▲ 10.8 ▲ 6.8           ▲ 64.5
24 大橋幸正 32.4 ▲ 86.3     ▲ 16.4           ▲ 70.3
25 島﨑涼 ▲ 12.4 ▲ 45.2 ▲ 9.0 11.5 ▲ 19.3           ▲ 74.4
26 鈴木郁孝 ▲ 41.2 ▲ 90.3                 ▲ 131.5
27 廣岡璃奈 ▲ 40.3 ▲ 78.3     ▲ 27.6           ▲ 146.2

第37回静岡リーグ(プロアマ混合)最終節レポート

第37回静岡リーグ最終節のレポート担当させていただく36期後期廣岡璃奈です。

■決勝進出を目指して
最終節始める前、私のポイントは+69.1ポイント。
ボーダーが5位大谷さんの+109.5となっていました。
1位 平野プロ +227.6
2位 白井さん +169.2
3位 望月プロ +162.1
4位 中プロ  +113.5
5位 大谷さん +109.5
    
16位 廣岡 +69.1

最終的に5位+165.0になるのですが、ここまでボーダーが上がるとは思いもしませんでした。

3回戦までに順調にポイントを重ねトータル+136.5で最終戦を8位圏内で迎えることができました。

■そして最終戦
対局者は白井さん、大谷さん、松本さん。
決勝いきたいとの意気込みに反し、珍しく落ち着いて挑めました。
いつもこのぐらい落ち着いて向かえればいいのですが…
メンタル面は特に課題が多いです…

落ち着きは、良い方に向き、オーラス2人浮きのトップ目に立ち、開始前2位の白井さんは沈みの3着。
5巡目に高め平和三色の聴牌が入り、松本さんから高めで和了り、+165.0で終了。
他の卓が終わるまでドキドキヒヤヒヤが止まりません。

結果、5位に入り決勝進出となりました。これは素直に嬉しいです!

決勝メンツは平野敬悟プロ・伊藤真さん・大谷数則さん・中寿文プロ・廣岡璃奈となりました。

首位通過 平野敬悟プロ
1節目から大きくポイントを叩き、1人だけ+200オーバーの圧巻の首位通過。
初のタイトル獲得となるのか。

2位通過 伊藤真さん
伊藤さんといえば最終節の4回戦、1人大きく抜き出てのトップ。
最終節+99.4し12位から2位に躍り出て念願の決勝進出となった。

3位通過 大谷数則さん
1節目の大きなプラスから更にプラスを重ね続けて初の決勝を決めた。
個人的に最終戦でやられた感があるので決勝であたれることが嬉しい。

4位通過 中寿文プロ
最終戦7万点条件をクリアしての決勝進出。
しかも第36回から2回連続の決勝となる。
最近調子がいいかもと中プロ御本人の申告もあったので要注意だ。

決勝も強敵揃いですが全力で向かい楽しんで対局できたらと思います。
応援してもらえたら嬉しいです。

ご覧いただきありがとうございました。
決勝楽しみになさってください。

(文:廣岡璃奈)

順位 名前 プロ/一般 1節 2節 3節 4節 5節 合計
1 平野敬悟 プロ 50.8 14.6 79.0 83.2 ▲ 4.8 222.8
2 伊藤真 一般 36.9 48.8 ▲ 22.4 19.1 99.4 181.8
3 大谷数則 一般 63.6 14.4 24.4 7.1 66.0 175.5
4 中寿文 プロ 13.1 41.5 8.7 50.2 53.5 167.0
5 廣岡璃奈 プロ ▲ 10.7 6.6 70.7 2.5 95.9 165.0
6 白井健夫 一般 22.5 143.1 33.2 ▲ 29.6 ▲ 22.3 146.9
7 川崎義之 プロ 40.5 20.4 34.2 3.9 43.5 142.5
8 望月雅継 プロ 36.7 82.0 24.2 19.2 ▲ 45.0 117.1
9 松本貴仁 一般 ▲ 70.1 37.1 88.2 ▲ 34.8 94.9 115.3
10 山田昭裕 一般 14.2 68.1 ▲ 11.5 34.7 4.8 110.3
11 小林正和 プロ 13.9 24.4 78.3 15.5 ▲ 34.2 97.9
12 舟橋晃 一般 56.1 47.8 ▲ 15.0 ▲ 3.8 2.9 88.0
13 島﨑涼 プロ 5.3 ▲ 2.7 59.2 29.5 ▲ 7.8 83.5
14 鈴木元司 一般 ▲ 5.1 ▲ 11.7 57.6 2.3

35.3

78.4
15 土屋幸弘 プロ ▲ 7.8 ▲ 24.0 ▲ 19.5 66.7 56.6 72.0
16 高森涼子 一般 46.7 86.5 61.7 ▲ 90.2 ▲ 36.2 68.5
17 京平遥 プロ 67.6 18.9 ▲ 34.9 ▲ 8.4 19.6 62.8
18 前嶋茂 一般 62.6 20.2 ▲ 68.8 33.8 14.8 62.6
19 斉藤隆 プロ ▲ 53.8 20.0 29.3 35.7 30.6 61.8
20 岡本和也 プロ 60.8 ▲ 38.3 ▲ 6.4 19.9 25.4 61.4
21 井上一雄 一般 44.7 ▲ 9.4 ▲ 8.2 45.3 ▲ 18.0 54.4
21 青嶋宏樹 プロ ▲ 18.4 0.8 17.7 54.3   54.4
23 渡辺史哉 プロ ▲ 69.8 88.6 4.7 2.6 27.8 53.9
24 坂本彰光 一般 51.9 ▲ 60.2 8.8 22.1 18.2 40.8
25 石津寿人 プロ 2.7 17.3 ▲ 34.9 41.8 0.3 27.2
26 宮地孝尚 一般 13.1 5.9 ▲ 23.9 6.5 25.3 26.9
27 堀孔明 一般 ▲ 31.6 29.1 5.6 3.4 18.3 24.8
28 片山一哉 一般 4.2 19.7 48.9 26.0 ▲ 80.2 18.6
29 松永誠 一般 ▲ 0.8 6.7 51.1 1.4 ▲ 42.4 16.0
30 天音まこと プロ ▲ 33.3 ▲ 24.2 ▲ 14.0 73.9 11.9 14.3
31 松清一樹 一般 20.7 30.9 1.4 ▲ 24.3 ▲ 19.1 9.6
32 渡部文也 一般 ▲ 39.6 12.7 ▲ 41.7 62.2 15.1 8.7
33 大橋幸正 プロ 29.9 41.3 ▲ 0.1 ▲ 63.9 ▲ 2.4 4.8
34 鈴木郁孝 プロ ▲ 59.7 2.2 31.4 ▲ 2.3 30.1 1.7
35 高橋大輔 プロ 10.4 ▲ 7.9 5.3 40.9 ▲ 58.4 ▲ 9.7
36 影山恒太 一般 31.9 ▲ 9.4 3.1 0.6 ▲ 40.2 ▲ 14.0
36 鈴木秀幸 プロ 18.9 ▲ 11.7 24.8 22.1 ▲ 68.1 ▲ 14.0
38 岡田充弘 一般 10.6 ▲ 71.7 ▲ 2.2 ▲ 21.7 68.4 ▲ 16.6
39 中野一男 一般 ▲ 11.6 ▲ 53.2 55.2 ▲ 14.2 ▲ 4.9 ▲ 28.7
40 杉村泰治 プロ ▲ 7.4 ▲ 43.0 ▲ 4.5 ▲ 17.2 42.2 ▲ 29.9
41 加藤拓 一般 27.8 34.3 16.0 ▲ 15.5 ▲ 93.7 ▲ 31.1
42 湯本紳介 一般 ▲ 20.0 15.8 3.5 ▲ 47.6 15.8 ▲ 32.5
43 鷲見隼人 プロ ▲ 12.4 ▲ 70.6 5.8 86.9 ▲ 42.6 ▲ 32.9
44 渡辺洋巳 プロ

58.6

▲ 36.8 5.1 ▲ 11.6 ▲ 49.5 ▲ 34.2
45 ダニエルモレノ プロ ▲ 57.6 10.9 ▲ 34.3 89.3 ▲ 44.3 ▲ 36.0
46 栗島有紀 プロ 34.4 14.4 ▲ 76.5 2.1 ▲ 24.9 ▲ 50.5
47 春田篤志 一般 53.6 ▲ 20.0 ▲ 42.0 ▲ 21.4 ▲ 30.8 ▲ 60.6
48 鈴木貴仁 一般 ▲ 49.1 60.5 ▲ 34.8 ▲ 44.4 6.0 ▲ 61.8
49 伊藤裕美子 一般 4.2 4.0 ▲ 29.5 ▲ 0.6 ▲ 42.0 ▲ 63.9
50 高村龍一 一般 ▲ 49.2 25.7 27.7 ▲ 13.8 ▲ 57.2 ▲ 66.8
51 生方美佐希 一般 ▲ 52.5 13.4 15.1 ▲ 8.9 ▲ 40.9 ▲ 73.8
52 櫻井栄一 一般 ▲ 51.8 ▲ 19.4 0.6 ▲ 44.3 32.3 ▲ 82.6
53 横光夏未 一般 ▲ 29.3 ▲ 30.4 ▲ 0.5 ▲ 45.2 18.7 ▲ 86.7
54 西田孝志 一般 ▲ 17.3 ▲ 52.0 18.6 ▲ 42.9 3.8 ▲ 89.8
55 岡本茂 一般 2.7 21.8 ▲ 20.3 ▲ 94.8   ▲ 90.6
56 鈴木博直 一般 21.6 ▲ 6.6 ▲ 87.6 ▲ 18.8 ▲ 12.7 ▲ 104.1
57 太田昌樹 プロ ▲ 55.3 ▲ 59.5 ▲ 8.2 ▲ 3.4 20.5 ▲ 105.9
58 安部颯斗 プロ ▲ 6.4 ▲ 88.9 1.3 14.3 ▲ 49.4 ▲ 129.1
59 金田年伸 一般 ▲ 105.8   ▲ 40.1 11.0   ▲ 134.9
60 能瀬美咲 一般 ▲ 10.6 ▲ 14.6 ▲ 15.9 ▲ 71.6 ▲ 24.3 ▲ 137.0
61 高橋活 一般 ▲ 39.5 24.7 ▲ 85.2 ▲ 22.4 ▲ 17.7 ▲ 140.1
62 川嵜彬史 一般 11.6 ▲ 27.6 ▲ 112.1 ▲ 36.7 18.3 ▲ 146.5
63 村瀬光佳 一般 ▲ 14.0 ▲ 95.0 ▲ 45.3 ▲ 35.3 34.9 ▲ 154.7
64 大河内茂之 一般 ▲ 42.7 11.7 ▲ 63.3 ▲ 12.4 ▲ 53.5 ▲ 160.2
65 吉野潤 一般 ▲ 62.3 0.4 3.3 ▲ 54.4 ▲ 97.5 ▲ 210.5
66 安藤銀一 プロ ▲ 69.1 ▲ 76.1 ▲ 29.3 13.6 ▲ 51.3 ▲ 212.2
67 山内紀博 一般 ▲ 20.9 ▲ 72.4 ▲ 48.7 22.8 ▲ 105.8 ▲ 225.0

巣鴨本部道場 2021年8月度プロアマオープン大会成績表 8月度最終結果(※プラス者のみ)

WRCルール部門(連続16戦)

順位 名前 打数 成績
1 くまっち 36 361
2 岡本浩一 56 276
3 西角健二 44 275.2
4 藤原隆弘 40 228.8
5 松本裕也 21 220.1
6 こしの 24 200.3
7 かずや☆雀アカ 37 199
8 太田久雄 49 186
9 ルギア 34 177.5
10 中村 69 171.2
11 ギンチャン 20 159.7
12 加藤恵美子 29 153.9
13 大野剛史 20 144.9
14 藤次祐紀 66 144
15 山部正人 16 133.3
16 しーら 18 129.1
17 グリーンマン 33 121
18 木下 18 111.9
19 チャヤまん 25 96.9
20 松村祐輔 16 95.5
21 市川幹人 47 77.3
22 小林泰士 21 75.3
23 井出博幸 38 67
24 加藤はるみ 69 62.6
25 橋場美恵子 23 60.5
26 テツ 18 60.5
27 岩渕信明 21 60
28 山田樹 26 54.2
29 ひれろんみ 20 44.2
30 後藤竜司 24 36.6
31 マイマイ 16 26.2
32 立岩知朗 20 17.8
33 シマカタ 19 15.5
34 福永雄介 17 11.4

 

 

公式ルール(連続8戦)

順位 名前 打数 成績
1 中村 16 196
2 岡本浩一 11 146
3 くまっち 10 119.7
4 有田将之 15 100.7
5 山田樹 9 83.9
6 市川幹人 10 72.6
7 太田久雄 16 71.8
8 19 69.4
9 早田弘之 20 66.6
10 加藤はるみ 18 62.3
11 グリーンマン 14 58.1
12 極楽7 9 52.1
13 藤原隆弘 10 34
14 深っちゃん 10 30
15 武澤守己 10 25.6
16 藤次祐紀 9 15.4
17 ルギア 15 14.6
18 桑城健吾 11 9.2

 

 

 

 

 

 
道場ポイントランキング

順位 名前 7WRC 7公式 8WRC 8公式 9~12 合計
1 くまっち 100 62.5 400 62.5 0 625
2 藤次祐紀 400 23.75 117 28.75 0 569.5
3 岡本浩一 0 75 300 75 0 450
4 西角健二 180 0 250 0 0 430
5 藤原隆弘 150 0 200 29.5 0 379.5
6 ルギア 160 40 150 28.5 0 378.5
7 中村 98 29.5 140 100 0 367.5
8 かずや☆雀アカ 114 27.75 170 28 0 339.75
9 こしの 140 0 180 0 0 320
10 カズ 300 0 0 0 0 300
11 グリーンマン 120 28.75 114 30 0 292.75
12 市川幹人 117 28.25 101 45 0 291.25
13 山田樹 119 29 94 47.5 0 289.5
14 大野剛史 170 0 118 0 0 288
15 加藤はるみ 115 29.25 98 35 0 277.25
16 加藤恵美子 112 45 119 0 0 276
17 のりさん 250 0 0 0 0 250
18 立岩知朗 116 47.5 86 0 0 249.5
19 ギンチャン 118 0 120 0 0 238
20 井出博幸 93 42.5 99 0 0 234.5
21 しーら 113 0 115 0 0 228
22 松本裕也 0 29.75 190 0 0 219.75
23 なーちゃん 73 35 81 25.25 0 214.25
24 太田久雄 0 0 160 42.5 0 202.5
25 小林泰士 101 0 100 0 0 201
26 山部正人 85 0 116 0 0 201
27 葭葉 200 0 0 0 0 200
28 福永雄介 111 0 84 0 0 195
29 松村祐輔 84 0 111 0 0 195
30 中谷あずさ 190 0 0 0 0 190
31 岩渕信明 94 0 95 0 0 189
32 後藤竜司 95 0 92 0 0 187
33 ハチロー 92 23.25 69 0 0 184.25
34 宇田美有紀 79 24 78 0 0 181
35 シマカタ 78 0 85 0 0 163
36 原佑典 80 0 79 0 0 159
37 Andy-San 82 0 71 0 0 153
38 有田将之 96 0 0 50 0 146
39 チャヤまん 0 25.25 112 0 0 137.25
40 極楽7 0 100 0 29.75 0 129.75
41 丹野賢一 0 28 73 27.75 0 128.75
42 木下 0 0 113 0 0 113
43 岡ちゃん 83 23.5 0 0 0 106.5
44 木本一郎 99 0 0 0 0 99
45 橋場美恵子 0 0 97 0 0 97
46 森 雅彦 97 0 0 0 0 97
47 テツ 0 0 96 0 0 96
48 ひれろんみ 0 0 93 0 0 93
49 マイマイ 0 0 87 0 0 87
50 きのぴー 87 0 0 0 0 87

第37回静岡リーグ(プロアマ混合)最終節成績表

順位 名前 プロ/一般 1節 2節 3節 4節 5節 合計
1 平野敬悟 プロ 50.8 14.6 79.0 83.2 ▲ 4.8 222.8
2 伊藤真 一般 36.9 48.8 ▲ 22.4 19.1 99.4 181.8
3 大谷数則 一般 63.6 14.4 24.4 7.1 66.0 175.5
4 中寿文 プロ 13.1 41.5 8.7 50.2 53.5 167.0
5 廣岡璃奈 プロ ▲ 10.7 6.6 70.7 2.5 95.9 165.0
6 白井健夫 一般 22.5 143.1 33.2 ▲ 29.6 ▲ 22.3 146.9
7 川崎義之 プロ 40.5 20.4 34.2 3.9 43.5 142.5
8 望月雅継 プロ 36.7 82.0 24.2 19.2 ▲ 45.0 117.1
9 松本貴仁 一般 ▲ 70.1 37.1 88.2 ▲ 34.8 94.9 115.3
10 山田昭裕 一般 14.2 68.1 ▲ 11.5 34.7 4.8 110.3
11 小林正和 プロ 13.9 24.4 78.3 15.5 ▲ 34.2 97.9
12 舟橋晃 一般 56.1 47.8 ▲ 15.0 ▲ 3.8 2.9 88.0
13 島﨑涼 プロ 5.3 ▲ 2.7 59.2 29.5 ▲ 7.8 83.5
14 鈴木元司 一般 ▲ 5.1 ▲ 11.7 57.6 2.3

35.3

78.4
15 土屋幸弘 プロ ▲ 7.8 ▲ 24.0 ▲ 19.5 66.7 56.6 72.0
16 高森涼子 一般 46.7 86.5 61.7 ▲ 90.2 ▲ 36.2 68.5
17 京平遥 プロ 67.6 18.9 ▲ 34.9 ▲ 8.4 19.6 62.8
18 前嶋茂 一般 62.6 20.2 ▲ 68.8 33.8 14.8 62.6
19 斉藤隆 プロ ▲ 53.8 20.0 29.3 35.7 30.6 61.8
20 岡本和也 プロ 60.8 ▲ 38.3 ▲ 6.4 19.9 25.4 61.4
21 井上一雄 一般 44.7 ▲ 9.4 ▲ 8.2 45.3 ▲ 18.0 54.4
21 青嶋宏樹 プロ ▲ 18.4 0.8 17.7 54.3   54.4
23 渡辺史哉 プロ ▲ 69.8 88.6 4.7 2.6 27.8 53.9
24 坂本彰光 一般 51.9 ▲ 60.2 8.8 22.1 18.2 40.8
25 石津寿人 プロ 2.7 17.3 ▲ 34.9 41.8 0.3 27.2
26 宮地孝尚 一般 13.1 5.9 ▲ 23.9 6.5 25.3 26.9
27 堀孔明 一般 ▲ 31.6 29.1 5.6 3.4 18.3 24.8
28 片山一哉 一般 4.2 19.7 48.9 26.0 ▲ 80.2 18.6
29 松永誠 一般 ▲ 0.8 6.7 51.1 1.4 ▲ 42.4 16.0
30 天音まこと プロ ▲ 33.3 ▲ 24.2 ▲ 14.0 73.9 11.9 14.3
31 松清一樹 一般 20.7 30.9 1.4 ▲ 24.3 ▲ 19.1 9.6
32 渡部文也 一般 ▲ 39.6 12.7 ▲ 41.7 62.2 15.1 8.7
33 大橋幸正 プロ 29.9 41.3 ▲ 0.1 ▲ 63.9 ▲ 2.4 4.8
34 鈴木郁孝 プロ ▲ 59.7 2.2 31.4 ▲ 2.3 30.1 1.7
35 高橋大輔 プロ 10.4 ▲ 7.9 5.3 40.9 ▲ 58.4 ▲ 9.7
36 影山恒太 一般 31.9 ▲ 9.4 3.1 0.6 ▲ 40.2 ▲ 14.0
36 鈴木秀幸 プロ 18.9 ▲ 11.7 24.8 22.1 ▲ 68.1 ▲ 14.0
38 岡田充弘 一般 10.6 ▲ 71.7 ▲ 2.2 ▲ 21.7 68.4 ▲ 16.6
39 中野一男 一般 ▲ 11.6 ▲ 53.2 55.2 ▲ 14.2 ▲ 4.9 ▲ 28.7
40 杉村泰治 プロ ▲ 7.4 ▲ 43.0 ▲ 4.5 ▲ 17.2 42.2 ▲ 29.9
41 加藤拓 一般 27.8 34.3 16.0 ▲ 15.5 ▲ 93.7 ▲ 31.1
42 湯本紳介 一般 ▲ 20.0 15.8 3.5 ▲ 47.6 15.8 ▲ 32.5
43 鷲見隼人 プロ ▲ 12.4 ▲ 70.6 5.8 86.9 ▲ 42.6 ▲ 32.9
44 渡辺洋巳 プロ

58.6

▲ 36.8 5.1 ▲ 11.6 ▲ 49.5 ▲ 34.2
45 ダニエルモレノ プロ ▲ 57.6 10.9 ▲ 34.3 89.3 ▲ 44.3 ▲ 36.0
46 栗島有紀 プロ 34.4 14.4 ▲ 76.5 2.1 ▲ 24.9 ▲ 50.5
47 春田篤志 一般 53.6 ▲ 20.0 ▲ 42.0 ▲ 21.4 ▲ 30.8 ▲ 60.6
48 鈴木貴仁 一般 ▲ 49.1 60.5 ▲ 34.8 ▲ 44.4 6.0 ▲ 61.8
49 伊藤裕美子 一般 4.2 4.0 ▲ 29.5 ▲ 0.6 ▲ 42.0 ▲ 63.9
50 高村龍一 一般 ▲ 49.2 25.7 27.7 ▲ 13.8 ▲ 57.2 ▲ 66.8
51 生方美佐希 一般 ▲ 52.5 13.4 15.1 ▲ 8.9 ▲ 40.9 ▲ 73.8
52 櫻井栄一 一般 ▲ 51.8 ▲ 19.4 0.6 ▲ 44.3 32.3 ▲ 82.6
53 横光夏未 一般 ▲ 29.3 ▲ 30.4 ▲ 0.5 ▲ 45.2 18.7 ▲ 86.7
54 西田孝志 一般 ▲ 17.3 ▲ 52.0 18.6 ▲ 42.9 3.8 ▲ 89.8
55 岡本茂 一般 2.7 21.8 ▲ 20.3 ▲ 94.8   ▲ 90.6
56 鈴木博直 一般 21.6 ▲ 6.6 ▲ 87.6 ▲ 18.8 ▲ 12.7 ▲ 104.1
57 太田昌樹 プロ ▲ 55.3 ▲ 59.5 ▲ 8.2 ▲ 3.4 20.5 ▲ 105.9
58 安部颯斗 プロ ▲ 6.4 ▲ 88.9 1.3 14.3 ▲ 49.4 ▲ 129.1
59 金田年伸 一般 ▲ 105.8   ▲ 40.1 11.0   ▲ 134.9
60 能瀬美咲 一般 ▲ 10.6 ▲ 14.6 ▲ 15.9 ▲ 71.6 ▲ 24.3 ▲ 137.0
61 高橋活 一般 ▲ 39.5 24.7 ▲ 85.2 ▲ 22.4 ▲ 17.7 ▲ 140.1
62 川嵜彬史 一般 11.6 ▲ 27.6 ▲ 112.1 ▲ 36.7 18.3 ▲ 146.5
63 村瀬光佳 一般 ▲ 14.0 ▲ 95.0 ▲ 45.3 ▲ 35.3 34.9 ▲ 154.7
64 大河内茂之 一般 ▲ 42.7 11.7 ▲ 63.3 ▲ 12.4 ▲ 53.5 ▲ 160.2
65 吉野潤 一般 ▲ 62.3 0.4 3.3 ▲ 54.4 ▲ 97.5 ▲ 210.5
66 安藤銀一 プロ ▲ 69.1 ▲ 76.1 ▲ 29.3 13.6 ▲ 51.3 ▲ 212.2
67 山内紀博 一般 ▲ 20.9 ▲ 72.4 ▲ 48.7 22.8 ▲ 105.8 ▲ 225.0

ロン2に関する緊急のお知らせ

【ロン2に関する緊急のお知らせ】

サーバー管理トラブルにより、
9月1日よりロン2のサイトが利用できない状態が続いておりましたが、
本日2021年9月2日10時10分、復旧いたしました。
ご迷惑をおかけしてしまい、大変申し訳ございませんでした。

8月31日現在、登録をいただいている全会員の皆様に、
再開後1ヶ月(30日)の会員期限を付与させて頂きます。
また復旧後にはお詫びのイベントも開催させて頂きます。
ご迷惑をおかけし、本当に申し訳御座いません。
心よりお詫び申し上げます。

ロン2管理責任者
日本プロ麻雀連盟 会長 森山茂和

第4期北陸プロリーグ 第3節レポート

令和3年7月25日、北陸プロリーグの第3節

今節は藤本と南に四暗刻の出る荒れた一節。
首位の座を固めつつある藤本、反撃の狼煙を上げた南。対照的な両者だがまだ折り返しにさえ来ていない今期。勝負の行方を問うには早すぎる。

首位の浦田はやや後退。木原、梅本の若武者が前節に続き順位を上げて来る。
中団の後藤、里木も虎視眈々と飛躍の機会を窺っている。

女流では一人気を吐いている安城。美咲、文月の両名は後に続けるか。

新人の岡田は健闘か。まだまだ所作等に指摘の多い彼ではあるが今後次第では上のステージを狙えるのではないだろうか。

一年を通した戦いはまだ前半戦。ここから更に戦いは加速してゆく。

順位 名前 1節 2節 3節 4節 5節 6節 7節 8節 合計
1 藤本 鉄也 77.1 5.8 37.0 119.9
2 安城 るい 74.1 7.8 ▲ 3.4 78.5
3 浦田 豊人 38.7 53.2 ▲ 29.5 62.4
4 木原 翼 ▲ 10.9 56.0 16.5 61.6
5 梅本 翔 ▲ 35.6 40.0 40.1 44.5
6 獅坂 祐一 53.5 ▲ 0.7 ▲ 26.1 26.7
7 岡田 拓也 44.4 ▲ 37.0 1.4 8.8
8 後藤 正博 ▲ 53.7 0.0 45.0 ▲ 8.7
9 里木 祐介 ▲ 2.5 13.4 ▲ 22.1 ▲ 11.2
10 荒谷 誠 ▲ 18.5 ▲ 16.0 18.9 ▲ 15.6
11 美咲 優菜 56.8 ▲ 36.4 ▲ 40.3 ▲ 19.9
12 文月 愛美 ▲ 19.5 ▲ 44.1 33.0 ▲ 30.6
13 成田 理良 ▲ 30.0 ▲ 3.3 ▲ 1.9 ▲ 35.2
14 木戸 僚之 ▲ 22.0 18.7 ▲ 46.5 ▲ 49.8
15 本田 朋広 ▲ 46.0 2.9 ▲ 27.8 ▲ 70.9
16 小林 和樹 ▲ 38.5 ▲ 30.0 ▲ 12.0 ▲ 80.5
17 志多木 健 ▲ 43.4 ▲ 35.5 ▲ 2.8 ▲ 81.7
18 南 和之 ▲ 54.0 ▲ 45.8 16.5 ▲ 83.3

第2期若獅子戦予選初日レポート

2021/8/28(土)第2期若獅子戦初日の対局が行われました。
第1期若獅子戦は一発裏ドラありのWRCルールでしたが、今回の若獅子戦は一発裏ドラなしの連盟公式ルールです。
29歳以下の連盟員のみの新しいタイトル戦。真夏の暑さに負けないほどの熱い戦いとなりました。

 

 

 

 

 

第1期若獅子戦優勝の阿久津翔太

 

 

2位 岡崎涼太

 

 

3位 澤谷諒

 

 

4位 中村文哉

 

 

前回決勝進出の4名は軒並み苦戦。阿久津が5回戦に小さい4着でギリギリ通過となりました。

春日エース会場では木本大介が2回戦に国士無双ツモ。

 

 

3回戦には柴田航平も国士無双をアガリ。

 

 

勝負強さを見せて2人とも通過を決めました。

 

 

48名の選手が翌日8/29(日)に行われる若獅子戦2日目に進出となりました。
上位4名をご紹介します。

1位通過 佐々木俊哉

 

 

2位通過 大高啓

 

 

3位通過 上田稜

 

 

4位通過 松本峻

 

 

若獅子戦2日目はポイント持ち越しで上位12名を目指す戦いとなります。
時間差の開催で第2期桜蕾戦も行われますので、こちらもお楽しみに。

(文:編集部)

第38期鳳凰戦A2リーグ第6節A卓レポート

魚谷侑未、苦悩の1日!第38期鳳凰戦A2リーグ第6節A卓レポート

8月24日、第38期鳳凰戦A2リーグ第6節A卓が放送された。対局者はダンプ大橋、和久津晶、魚谷侑未、明石定家。

 

 

対局は4者の個性が強くぶつかり合う形となり、東1局には明石がこのテンパイ。

 

 

3枚目の白を引き入れ白・イーペーコー・ドラドラのテンパイを取れるが、下家の和久津が七万と役牌の南をポンしている。明石はここで場に出ていない東を止め、迂回を選択。

 

 

結果的にチャンカンでのアガリを逃す形にはなったが、終戦後「あそこはもう切らないと決めたんで、それだけです」と涼しいコメント。大きくマイナスした翌節で入った大物手ということもあり、相当な胆力を感じさせられた局面であった。
 
この局に限らず、積極的な仕掛けが目立ったのは和久津。同じく1回戦、東4局ではドラの東の後付けでカン五筒の仕掛けから発進。

 

 

手がぶつかり合うことの少ない公式ルールでは比較的ドラの後付けは成就しにくいが、それでも空振りのリスクを背負ってのチーだ。普段遠い仕掛けを多用する和久津だからこそ、「本物もあるぞ」と思わせる宣伝効果も見込んでの仕掛けのように見えた。ここから3つ仕掛けを入れた和久津は、見事東を引き当て2,000・3,900のアガリを決めた。

 

 

一方、普段通りの大きな手作りで得点を上乗せしたのはダンプ。2回戦東1局では親番でホンイツのテンパイを取らず、北のトイツ落とし!

 

 

チンイツへの移行が見事成就し12,000のアガリ。
このダンプの手作りに捕まったのが魚谷。

3回戦東3局、魚谷にタンピンドラドラのテンパイ。

 

 

和久津が3フーロ、ダンプも1つ仕掛けている。ここはテンパイ宣言に対応されてしまうデメリットよりも、アガった際の打点アップを重く見てリーチ。
しかしこれが大きな裏目に。ダンプは当たり牌の七索で一旦迂回。さらにその様子を見たこともあってか和久津は中を打ち出し、ダンプがポン。

 

 

こうなってはダンプも全面勝負。魚谷が九索を掴み、役役ホンイツ小三元の12,000の放銃に。

 

 

魚谷は「良いか悪いか微妙な選択になった局が全部ダメな方に出ているので、自分の麻雀がダメなんだなと反省しています」と振り返った。

1日を終えてのトータルポイントは以下の通り。

 

 

 

 

魚谷が▲81.9Pのマイナスで暫定最下位に。
インタビューでは「もちろん残留を目指しますが、自分の中ではある程度降級を覚悟して残り節を打とうかなと思っています。自分の麻雀のダメな部分を受け入れて打ちたいと思っているので、最後まで見守っていただけたらと思います。よろしくお願いします。」とコメントがあった。

次回A2リーグの放送は8/31(火)17時~。
対局者は藤島健二郎、山田浩之、石渡正志、仁平宣明。
解説は紺野真太郎が務めます。

次回も是非お楽しみに!

(文・浜野太陽)

麻雀日本シリーズ2021第4節レポート

【麻雀日本シリーズ2021第4節 白鳥が連勝で首位に】

第3節までの成績と、日本シリーズのシステムを掲載する。

 

 

【システム】
■一次予選
16人で全24回戦(各自6回戦)、下位4名が敗退
■二次予選
ポイントを持ち越し、12人で全6回戦(各自2回戦)、下位4名が敗退
■プレーオフ
ポイントを持ち越し、8人で全4回戦(各自2回戦)、上位4名が決勝進出
■決勝
ポイントをリセットし、全4回戦

本レポートは、この日2戦2勝の白鳥視点でお送りしたい。
まずは本日初戦の13回戦東2局、3本の供託と木村のリーチ。
そして白鳥自身のリーチで、場に溜まったリーチ棒は5本。
供託×白鳥のコラボレーションに、北は池袋から南は新宿まで大盛り上がり。

 

 

 

しかし、木村に回収される。

 

 

続く東3局、山田のリーチへの放銃は、リーチのみが一発と裏2でなんと満貫に。

 

 

劣勢を感じていたと思うが、ターニングポイントとなったのは、南1局だった。
カンチャン、ドラ待ちのガラクタリーチだが、3者を降ろし1人テンパイを得ると、風向きが変わる。

 

 

南2局1本場、3巡目リーチ。安目だがツモって1,300・2,600。

一万 上向き二万 上向き二万 上向き三万 上向き三万 上向き五万 上向き五万 上向き三筒 上向き四筒 上向き五筒 上向き五筒 上向き六筒 上向き七筒 上向き リーチ ツモ四万 上向き ドラ一万 上向き 裏六万 上向き

南3局親番、7巡目リーチ、2,000オール

二万 上向き三万 上向き四万 上向き六万 上向き八万 上向き三索 上向き四索 上向き五索 上向き三筒 上向き四筒 上向き五筒 上向き八筒 上向き八筒 上向き リーチ ツモ七万 上向き ドラ六筒 上向き 裏九筒 上向き

南3局1本場、8巡目リーチ、一発ツモの4,000オール。

二万 上向き三万 上向き四万 上向き七万 上向き七万 上向き七万 上向き三索 上向き四索 上向き四索 上向き五索 上向き六索 上向き七筒 上向き七筒 上向き リーチ 一発ツモ五索 上向き ドラ中 裏三索 上向き

と3局連続の早いアガリ。一気に突き抜け、13回戦目をトップ。

14回戦も好調のまま迎えたオーラス、勝又とのトップ争いは、ツモは同点、直撃なら逆転。
トータルスコアを考えると、2着でもよかったが、幸運にも直撃。
3枚目を持ってきてしまった勝又は苦笑い。

 

 

 

 

今回で7期目となったこの麻雀日本シリーズ、白鳥は2、3、4、6期と過去4回出場し、3回も決勝に残っている。
今日の連勝で決勝進出も濃厚となり、『日本シリーズはわかってしまった。』などと豪語してないかなとTwitterを見てみると、そこには現状に浮かれていない白鳥の姿があった。

 

 

 

 

麻雀日本シリーズ2021第5節は、10/30 14:00より対局予定。
お楽しみに。

(文:福光聖雄)

何を切る? 2021年8月

第9期JPML WRCリーグ 決勝戦 2回戦 南4局 西家 小林正和プロ

 

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■Twitterで実施したアンケートの結果

 

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■OPENRECで実施したアンケートの結果

 

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■ニコニコ生放送で実施したアンケートの結果

 

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■プロ解答

六万切り

 

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二索切り

 

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二筒切り

 

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■実況・解説陣 (アンケート時)

 

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楠原「ただいまアンケートが締め切られました。それでは満を持して白鳥プロに解説していただきましょう!」
白鳥「六万を切るか二索を切るかの二択ですね。六万を切ったときのメリットは、七対子の1シャンテンに構えられること。ただ、白が暗刻になったり、ポンできたときの形が少し弱くなってしまう。二索切りはメンツ手で良い形が残るけど、七対子がなくなっちゃうのがデメリット。僕は七対子好きなので、六万切りたいんですけど、上家の捨て牌にソーズが高いこの場況だと二索を切りそうです。
楠原「ここはメンツ手に舵を切るということですね。」
白鳥「ピンズの形が二筒二筒三筒じゃなくて三筒三筒五筒とかなら六万を切ってメンツ手との両天秤にするんですけど、残った形にリャンメン形が2つあるので、この手はじゅうぶんメンツ手でいけるかなと。」

 

■プロの視点

小林正和プロ
「リーチで攻め立て、時には忍んで供託を拾ったり波に乗るイメージでフーロを入れたりと。今まで教えて頂いたアドバイスや自分なりに見て学んできたものを卓上に書き下ろすような気持ちで挑んだ決勝戦。

局面の焦点は“最速でのアガリ”でした。
ポイントは辻本プロとの間合い。1,300・2,600で着が入れ替わるという状況、自身にドラが2枚ある点と切り出しが六筒であるという2点から、ある程度は手牌構成が絞れそうだなという印象を持ちました。
また、この並びでは終わらせたくない森下プロからはこの後の展開で役牌が打ち出されるか不安であるのと、ホンイツやトイトイなどのタネの芽を摘む意味合いで発西という切り出しになりました。
そして次巡、ポン材になり得る一索を処理しようと考えていた所にブレーキをかけるツモ二索が今回の牌姿。

最初にも挙げたようにテーマは“最速でのアガリ”であるのでシャンテン数が進むこのツモは本来なら嬉しいはず。以前の自分なら1シャンテンキープとメンツ手とトイツ手の両天秤で六万を切っていたと思います。
しかし、ここで勝又プロからの助言が降臨してきました。

初めて戴冠した『第3期JPML WRCリーグ ベスト8』で同じような手牌をもらった時に両方の可能性を残す打牌をした事があったのですが、その際の勝又プロの解説席での一言が『両方を追ってしまったが為に苦しくしてしまっている。』でした。
ふと舞い降りたそのアドバイスを受けて再び【何を切る】へ。

親番の中プロは着落ちの可能性が極めて低いので攻め得な状況。リーチに向かって真っ直ぐ進めてくるはず。つまりそれは何を意味しているかと言うと、第一打の一万からの北発の順番から、一万二万三万は少なくとも持っていないと読めます。また、森下プロは分かりませんが辻本プロがソーズのホンイツであると仮定すると…“引き算打法”では山にはマンズの下目がかなり残っている事に。

ここまでは場や相手の心理状況を整理したもの。
次に自身の手牌へ視線を向けると、現状は七対子の1シャンテンではあるがリャンメンターツを2組含むメンツ手の2シャンテンでもあります。
仮にトイツ手を見るなら場に1枚切れの六万が自然。これならばメンツ手の可能性も残ります。
逆にメンツ手に進行した場合の打牌候補は三万一索二索、あるいは二筒などもあるでしょう。

もしかしたらテンパイが一番早いのは打六万かもしれません。しかし、今やるべき事はしっかりアガる事。キーとなるのは最終形をどのように想定するかでした。
自身が選択したのは白三万とのシャンポン待ちを想定とした打二索。多少ドラの白が打ち出されやすい状況とはいえ、確率的にはそこが残りやすい。
そして、その選択肢を選んだ大きな理由が雀頭候補の三万という尖張牌。横に伸びやすい性質であるのと、先程も整理したように山にはそれを促す牌がかなり残っているのが決め手となりました。
また、二索一索の切り順となったのは、巡目は早いが辻本プロが自身の上家にいるので仮にポンされた後にロンになりにくい方であるのと安全度を考慮してそうなりました。(※下家にいた場合は一索二索

想定していた形ではありませんでしたが、風が吹きこの選択が優勝に近づく大きなアガリへと繋がりました。

もし六万を切っていたら勝又プロが大きく手をバツとしていたのかが気になりますが…。

そして、このリードを逃げる為のポイントではなく踏み込む為のポイントとして強い気持ちで攻め切れたのが最終戦の瀬戸熊プロの代名詞“KKT”を意識した連荘となり優勝を決める事ができたと思います。」

 

■終局図

 

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日本プロ麻雀連盟チャンネルはこちらから
OPENREC 日本プロ麻雀連盟チャンネル
ニコニコ生放送<PC版>

戦術の系譜21 本田 朋広

戦術のコラムを担当してから決勝戦に対して書かせて貰いましたが、今回はトーナメントの戦い方に対しての戦術を書いてみようと思います。

私はここ数年トーナメントで調子が良く、自慢ではありませんがグランプリ、十段戦、最強戦と決勝戦にのる事に成功しておりました。
具体的にトーナメントはこう打つと言った偉そうな事は言えませんが、自分はこんな感じで考えて戦っていた事を書いてみました。

まずは安全なスタートを切りながら、大きく離されることなく4回戦以降に持ち込むという事です。
それは最終戦まで制限なく打ち切る為の戦術なのです。
敗退ポジションや大きく沈んだポジションでは、終盤につれてアガリに制限があったり、捌ける局面を捌きに使えなかったりと、選択肢の少ない局面を作ってしまうからです。
当然そんな事を考えている人もいるでしょうし、それが上手くいかないのも麻雀の面白さの1つでもあるでしょう。
まずはこちらの局面です。

 

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7巡目にテンパイが入ります。打点はタンヤオピンフドラ1と、勝負手で文句なくリーチに行きたいところです。
他家の河を見ても全員が1枚ずつ切っており、まずまず良さそうにみえ良い点と悪い点を考えてもリーチ判断が良さそうだと思います。

ですが私はヤミテンを選択しました。

悪い点は、まず自分の目から見て待ちの枚数が4枚見えている事と、他家は字牌を処理してからの捨て牌になっているので一色手に以降した様子もなく、手牌にまだ使われている可能性があると言う事。
リーチをすると自身の河がとても弱く、他家は勝負手でない限り切ってくれない可能性があり、そうなった場合、苦しい待ちで勝負手の相手とぶつかることになってしまいます。

勿論自身が勝負手なのでぶつける価値はあると思いますが、自身で六筒を持ってきたり二筒を持ってきたり、もしくは二索五索を持ってきた時にドラ付近である為に八索と入れ替えも可能です。
打点上昇の可能性もまだありますし、危険牌に対しての選択も残す事ができるのにリーチをしてしまうとその選択ができなくなってしまいます。

リーチをかける良い点は、打点が上昇したり、他家が真っ直ぐな手牌進行ができなくなります。
ヤミテンであれば3,900で、リーチをすると7,700のアガリ。
ツモアガリはヤミテンで5,200、リーチをすると8,000点の加点になります。(順位点の考慮しておりませんが)
打点の上昇は長期的なリーグ戦であればとても魅力的な1つではありますが、トーナメントでは大きく離した勝ち上がりでも小さく離した勝ち上がりでも、勝ち上がりに対する特典は同じになります。

勿論この戦い方は私にとって最善策と思ってやっているだけで、リーチをかけて勝負手を決め1回戦目を勝負半荘とするやり方もありだとは思います。
実際はリーチを受けて、それでも危険牌を切りながらヤミテンでツモアガリましたが、オーラスには浮く事ができませんでした。

リーチをしていればオーラスに浮く事も可能だっただけに、この決断が十段戦ベスト16トーナメント敗退に繋がったのかもしれません。
ですが、小さく沈めば小さなトップ、大きく沈めば大きなトップが必要であり、最後まで制限なく打つ為にはなるべく少ない失点で抑え、最後まで戦いやすい状況を作り出す事を私はトーナメントの戦術としています。

第16期女流桜花B・C1・C2リーグ第4節レポート

2021年8月21日(土)に行われた女流桜花B・C1・C2リーグも第4節。全5節で昇降級が決まる戦いも佳境に入りました。

 

 

【Bリーグ】

 

 

 

 

 

暫定首位桜川と2位高宮は好調。3位鈴木彩夏は少しマイナスしましたが、上位3名の順位は変わらず。次回の第5節が終わって3位までに居た者は桜花Aリーグ正規昇級となります。

暫定4位にランクアップしたのは黒沢。最終節で4位になった者は入れ替え戦②に出場出来ます。
入れ替え戦①に出場出来る5位、6位に位置するのは、西城と松岡。しかしこのエリアはポイントが非常に近く、最後に誰が来るかはまだ予想がつきません。

 

 

【C1リーグ】

 

 

 

 

 

 

 

C1の優勝は入れ替え戦②からの出場。現状首位に位置するのは楠原。入れ替え戦①に出場出来る2位には日髙、その差わずか1.1Pの接戦です。昇級エリアは東城、駒田、天音、石田となっています。

 

 

【C2リーグ】

 

 

 

 

 

 

C2リーグで暫定首位となったのは岡田。昇級ラインまでおよそ100Pの余裕があるので是非とも入れ替え①でAリーグ昇級チャンスのある1位通過を狙いたい所。
昇級エリアは美晤、高橋、加賀谷、太田、川上となっています。

 

 

女流桜花B・C1・C2リーグ最終節は9/26(日)。この日、いよいよ昇降級が決まります。

(文:編集部)

第38期鳳凰戦A1リーグ第7節C卓レポート

第7節C卓に出場した選手は

 

 

HIRO柴田(2位)近藤久春(6位)沢崎誠(8位)紺野真太郎(11位)の4名。

 

 

直近2節でポイントを少しずつ減らしていたH柴田は、序盤から立て続けに入った勝負手を上手くかわされて嫌な雰囲気も

 

 

前局やられた白単騎で沢崎から十倍返しの倍満をアガリ、1回戦のマイナスを取り返すことに成功してトータルも2位を維持しました。

沢崎・H柴田の打ち合いの中で上手く立ち回っていたのが近藤久春。

 

 

独特な手順での鋭いアガリに定評がある近藤だが、この日は前節の大敗もあり慎重に対応。
随所で受けの強さを見せながら、効果的なアガリを決めて

 

 

このフリテンツモの3,900オールで本日の卓内トップを決定づけました。

 

 

<第7節C卓最終結果>
近藤+33.3P 紺野▲1.8P H柴田▲2.6P 沢崎▲28.9P

(文:越野智紀)

第1期鸞和戦予選①レポート

2021年8月22日日曜日、記念すべき第1期鸞和戦(らんわせん)が開催された。

 

 

若獅子戦、桜蕾戦に続く、日本プロ麻雀連盟に所属し、予選初日の段階で男女問わず30歳以上49歳以下のプロだけが出場できるタイトル戦だ。
全3会場で開催され、一次予選は予選3回戦を行い、全体のポイント上位約半数が4回戦目を行い、各会場卓数分の人数が二次予選へ勝ち進むことが出来る。
二次予選は巣鴨会場に集まり、Aリーグ所属のシード選手を加え32名で3回戦行い、半分が4回戦へ進むことができ、4回戦終了時の1位の選手はベスト16への切符がもらえる。
4回戦2~9位の選手が2回戦のトーナメント戦へ進め、各卓上位2名がベスト16へ進出。
そのシステムで3日間行い(どこか1回だけのチャレンジ)、ベスト16、ベスト8、決勝と続く。

ルールは日本プロ麻雀連盟公式ルール
・一発、裏ドラ、カンドラなし
・30符4翻は、子7,700、親11,600
・順位点、3万点持ち3万点返し
2人浮き ( +8、+4、▲4、▲8)
1人浮き (+12、▲1、▲3、▲8)
3人浮き (+8、+3、∔1、▲12)
同点の者がいた場合、順位点を分ける

Aリーグ所属のシード選手

 

 

 

 

4回戦終了時のポイント1位だった、猿川真寿がベスト16へ進出。

 

トーナメント戦
A卓

 

伊東宏倫、清原継光、優月みか、鷲見隼人

勝ち上がり 鷲見隼人、伊東宏倫

 

B卓

 

久山浩司、内川幸太郎、紺野真太郎、根越英斗

勝ち上がり 久山浩司、紺野真太郎

以上の5名がベスト16に進出となりました。

予選残り2日間。
ベスト16に駒を進めるのは誰になるか。

最大10半荘を打つことになるので、集中力、体力も勝負の鍵となるか。
続報をお楽しみに。

(文:鈴木誠)

第19期プロクイーンベスト16D卓レポート

二階堂亜樹・岡田桂がベスト8進出!

8月20日、第19期プロクイーンベスト16D卓が放送された。
対局者は岡田桂(麻将連合)、古谷知美、川原舞子、二階堂亜樹。

 

 

各団体の女流リーグ優勝経験のある4名という豪華な顔ぶれに注目が集まる対局となった。
対局が始まり最初にきっかけを掴んだのは亜樹。1回戦南1局での6,000オールを皮切りに、

 

 

タンヤオピンフドラドラの12,000で7万点近くの大トップで大きくリード。

 

 

しかし2回戦ではその亜樹から、親の川原がリーチ中ドラ裏の12,000。

 

 

亜樹を4着に沈めてのトップを決め、2回戦にしてトータルトップ目に。
岡田はトップこそ無いものの大きく沈むこともなく、3回戦終了時点でプラスを維持。最終戦は川原・亜樹・岡田の着順勝負という格好に。

 

 

4回戦では東1局から親の川原がタンヤオ・ツモり三暗刻のリーチ。決定打になりうる勝負手であったが、岡田がサバいて1,000・2,000。

 

 

 

東2局ではその岡田に大物手。

 

 

ダブ東トイトイの12,000!これで非常に有利な立場に。この後亜樹もヤミテンの満貫をアガリ、川原はオーラス時点で倍満条件に。

 

 

皆さんはこの手牌からどんな倍満を思い浮かべるだろうか?
チャンタ三色を目指した川原は12巡目にこの手牌に。

 

 

七索を選択も、次のツモには八索

 

 

ハイテイのツモ牌が二索と、目に見えて倍満ツモ(リーチツモハイテイジュンチャン三色ドラ)を逃した形となり、悔しい敗退となった。

この結果をもってベスト16D卓勝ち上がりは岡田・亜樹。

 

 

「プロクイーン1回獲った後はいいところがないので、今年こそ決勝に残りたいです。ベスト8も応援よろしくお願いします。」

 

 

「地元の関西のみんなや、アドバイスくれた先輩、いつもありがとうございます。次も頑張ってプロクイーンの世界を見てみたいと思うので応援よろしくお願いします。」

ベスト16全卓の結果とベスト8の組み合わせは画像の通り。

 

 

次回プロクイーンベスト8A卓の放送は9/17(金)16時~。
解説は藤崎智が務めます。

次回も是非お楽しみに!

(文:浜野太陽)

第38期鳳凰戦A2リーグ第5節D卓レポート

高橋・石渡が昇級争いに参戦!A2リーグ第5節D卓レポート

8月17日、A2リーグ第5節D卓が放送された。対局者は石渡正志、仁平宣明、藤島健二郎、高橋良介。

 

 

プロ歴20年以上の石渡・仁平・藤島に対し、比較的若手の高橋というメンバーだ。
対局は手数の多い石渡が局面をリード。1回戦では決して手が入っているとは言えない中、仕掛けを多用して浮きを確保。
2回戦では親番でのリーチピンフツモドラドラや…

 

 

仕掛けてのホンイツトイトイで連続の4,000オール。

 

 

これでトップをものにし、3・4回戦もトップ・2着という大活躍。石渡を沈めるのは至難の技だと思わせるようなプレーを披露した。
石渡と共に得点を伸ばしたのは高橋。A2リーグ選手の中で一番リーチが多いのではないかという積極的なプレーを今節も発揮し、大きくプラスすることに成功した。

 

 

対局後のトータルポイントは画像の通り。

 

 

 

インタビューには藤島・高橋・仁平が登場。

 

 

藤島「石渡さん、仁平さんとは次節も同卓するので、今日だらしない麻雀すると次にも影響しそうだなと思って打ちました。スコア的には微妙だったので、次回巻き返したいと思います。」

 

 

高橋「まだ半分も終わってないのでバランスを変えるつもりはありません。ここのところプラスの後マイナスという成績が続いているので、次節はプラスしたいなと思っています。」

 

 

仁平「とりあえず上を目指すのは厳しい状況なので、まずはヒロくん(山田)を抜かすつもりで2週間しっかりイメージトレーニングしたいと思います」

石渡は終電の関係でインタビューは無かったが、SNSで「親っ被りも沢山あり、和了もあり、更にシッカリ受けれたかと思います!ありがとうございました!」とコメントがあった。

次回A2リーグ放送は8/24(火)17時~。
対局者はダンプ大橋、和久津晶、魚谷侑未、明石定家。
解説は吉田直が務めます。次回もお楽しみに!

(文・浜野太陽)

第38期鳳凰戦A1リーグ第7節B卓レポート

【鳳凰戦A1リーグ第7節B卓 黒沢が+75.1Pで総合3位、古川はオール2着で+34.1P】

 

 

 

この日の対局は
3位 近藤久春
5位 黒沢咲
6位 古川孝次
13位 西川淳

1回戦は西川が好発進。役なしペン三万待ちでヤミテンとすると、1,300・2,600ツモアガリ。

 

 

その後も2,600オール、2,000・4,000とアガった西川が1回戦トップ。

しかし、この日の主役となったのは黒沢。まずはピンフ高め純チャン三色のリーチ。一筒ロンでプラスの3着にすると

 

 

3回戦には本日2度目の純チャン三色。カン八万を倍ツモ狙いでリーチ。ツモれなかったが、ホウテイロンで16,000。

 

 

4回戦はオーラスで逆転トップのツモアガリを決めて3連勝。黒沢はこの日+75.1Pを叩き、総合3位に順位を上げた。

一方、古川が最も窮地に立たされたのは2回戦だったが、南3局の親番に中ポンから発進。

 

 

小三元ホンイツの6,000オールを決め、4戦全てプラスの2着で+37.5P。黒沢大爆発の横でポイントを着実に伸ばした。

この日一番厳しかったのは近藤。2回の4着が大きく▲71.3Pとなってしまった。

 

 

 

次回のA1第7節C卓は
8/23(月)17:00

沢崎誠
近藤久春
HIRO柴田
紺野真太郎
解説は藤島健二郎の予定

※ 今週は8/23(月)27(金)とA1放送が2回あります。

(文:編集部)